JP2005198231A - ビデオデータ記録システム、ビデオデータ管理サーバ、ビデオデータ記録方法、プログラム、プログラムが記録された記憶媒体 - Google Patents

ビデオデータ記録システム、ビデオデータ管理サーバ、ビデオデータ記録方法、プログラム、プログラムが記録された記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数のビデオカメラで撮影されたビデオデータを容易に検索でき、また、それら複数の画像データを関連付けて取り扱うビデオデータ記録システム、ビデオデータ管理サーバ、ビデオデータ記録方法、プログラム及びプログラムが記憶された記憶媒体を提供する。
【解決手段】 映像を記録する記録装置と、記録されたビデオデータを管理するビデオデータ管理サーバ10とを有する。記録装置は、記録装置が属するグループを示すグループIDを有する記録開始信号をビデオデータ管理サーバ10へ送信する。ビデオデータ管理サーバ10は、受信したグループIDをキーに記録装置の稼動状況を示す稼動状況リストを参照する手段と、稼動状況リスト参照手段により参照された記録装置の稼動状況及び前記グループIDに応じて、当該記録装置で記録された前記ビデオデータを管理する管理ID及びサブ管理IDを付与し、送信する管理ID送信手段とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音声や動画などのマルチメディアデータの記録・保管・検索・再生をネットワークを介して行うことができるデータ記録配信システムに関し、特に、複数のビデオカメラシステムで記録したビデオデータを対応づけて管理・配信できるビデオデータ記録システム、ビデオデータ記録方法、プログラム及びプログラムが格納された記録媒体に関するものである。
会議や講演会など人の行動を記録する手段として、ビデオカメラなどによる動画や音声の記録が利用されている。特に近年の電子通信技術の発展により、ビデオカメラで撮影した映像をPC (Personal Computer)に取り込み、取り込まれた映像をPC上で再生したり、ネットワークを介して配信するという活用例が見られるようになった。
例えば、ビデオカメラを遠隔地にある会議室などに複数配置し、ビデオカメラで撮影された遠隔地の映像を互いに伝送することで、遠隔地にいる人間との会議を可能としたテレビ会議システムが知られている。テレビ会議システムはすでに多くの企業や団体で活用されている。テレビ会議システムの利便性をより向上させるべく、会議中に取得された映像及び音声とをサーバ等に蓄積保存しておき、必要な時に参照できる電子会議システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、会議など記録された内容を後日視聴し直す場合には、記録された会議の内容を全て視聴する必要があることは少なく、ある特定の部分だけ再生できれば必要な情報が得られる場合が多い。必要な部分を再生させるために、音声や動画など時間的に変化するデータを記録しながら、同時にホワイトボードへの書き込みなどユーザからの情報入力に関する「時刻」も合わせて記録する録画再生装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。特許文献2記載の録画再生装置では、ホワイトボードへ書き込まれた文字を指定することで、該文字が書き込まれた時間のデータを再生させることができる。
また、会議室が複数存在し同時間帯に会議が撮影されたような場合であっても、所望の会議室の会議内容を再生させるビデオ録画再生システムが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。特許文献3記載のビデオ録画再生システムでは、会議内容などの動画に一対一に対応し、当該動画の一部分を再生する際に使用する検索情報を、動画と共に記録する。後日会議の所望の部分を再生したい場合は、検索情報入力することで必要な動画が再生できる。
特開平6−178296号公報 特開平6−343146号公報 特開2002−335478号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明は、1組の電子会議システムにより撮影された映像情報および音声情報を記録するものであるため、例えば、1つの事業所に複数の会議室がある場合、各々の会議室にこの電子会議システムが必要となりコスト高となる。また、同じ時間に開催された複数の電子会議を一度にまとめて検索することが原理的に不可能であるという問題がある。
また、特許文献2記載の発明は、1つのカメラシステムにより記録された映像の中のうちの一部分を選択するものであるため、複数のカメラシステムで記録された映像が存在する場合には、次のような問題がある。すなわち、いつ、何処で記録したかを覚えていなければ、目的とする映像情報を検索するのに大きな手間がかかる。また、1つ1つの場所にカメラシステムと再生装置とを配置する必要があるので、コスト高となってしまう。
また、特許文献3記載の発明は、各々の場所に1台のビデオカメラが設置されていることを想定している。例えば、同じ会場に2台以上のビデオカメラが設置され、一方がプレゼンテーションの発表者を撮影し、もう一方が聴衆を撮影した場合には、これらにより記録された2つの映像は、本来は同一の会議を撮影した映像の集合として扱われるべきである。しかしながら、特許文献3記載の発明では、これらを別の会議を撮影したものと扱ってしまう。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、撮影されたビデオデータを容易に検索でき、また、複数のビデオカメラで同じ会議等を撮影した場合であってもそれら複数の画像データを関連付けて取り扱うビデオデータ記録システム、ビデオデータ管理サーバ、ビデオデータ記録方法、プログラム及びプログラムが記憶された記憶媒体を提供することを目的とする。
上記問題に鑑み、本発明は、映像を記録する記録装置と、該記録装置で記録された記録された前記映像に係るビデオデータを管理するビデオデータ管理サーバと、を有するビデオデータ記録システムであって、前記記録装置は、当該記録装置が属するグループを示すグループIDを有する記録開始信号を前記ビデオデータ管理サーバへ送信する記録開始信号送信手段を有し、前記ビデオデータ管理サーバは、受信した前記記録開始信号中の前記グループIDをキーに前記記録装置の稼動状況を示す稼動状況リストを参照する稼動状況リスト参照手段と、前記稼動状況リスト参照手段により参照された前記記録装置の稼動状況及び前記グループIDに応じて、当該記録装置で記録された前記ビデオデータを管理する管理ID及びサブ管理IDを付与する管理ID付与手段と、前記管理ID付与手段により付与された管理ID及びサブ管理IDを前記記録装置に送信する管理ID送信手段と、を有し、前記記録装置は、記録が終了した時に、前記管理ID及びサブ管理IDを付した記録終了信号を前記ビデオデータ管理サーバに返信する記録終了信号送信手段を有することを特徴とする。なお、本発明において、映像にかかるビデオデータには当然音声も含まれる。
本発明によれば、撮影されたビデオデータを容易に検索でき、また、複数のビデオカメラで同じ会議等を撮影した場合であってもそれら複数の画像データを関連付けて取り扱うビデオデータ記録システム、ビデオデータ管理サーバ、ビデオデータ記録方法、ビデオデータ記録プログラム及びビデオデータ記録プログラムが記憶された記憶媒体を提供することができる。
また、本発明の一形態において、記録装置は、前記ビデオデータの記録を一時的に停止する一時停止手段と、一時停止手段により停止されたビデオデータの記録を再開する再開手段と、を有することを特徴とする。これにより、ビデオデータの記録を停止することなく一時的に中断することができる。
また、管理IDを付与する局面では、前記管理ID付与手段は、前記稼動状況リスト参照手段による前記稼動状況リストの参照結果に基づいて、同じグループIDを有する記録装置が稼動している場合には、稼動している記録装置と同一の管理IDを付与し、かつ、稼動している記録装置とは異なるサブ管理IDを付与することを特長とする。これにより、1つの会議を複数のビデオカメラで撮影した場合などに、複数のビデオデータをまとめて取り扱うことが可能となる。
また、前記記録開始信号又は前記記録終了信号により記録の開始又は終了の信号が送信される際は、当該記録装置が記録開始又は記録終了した時点の時刻を含む。これにより、記録の開始または終了した時刻が記録できる。
また、記録終了信号は、当該記録装置が記録を一時停止した時点の時刻若しくは再開した時点の時刻、又は、一時停止の回数に係る情報、を含むことを特徴とする。これにより、記録されたビデオデータが一時停止されたこと、及び、一時停止の回数がビデオデータ管理サーバに送信されるので、一時停止された複数のビデオデータを互いに関連づけて管理することが可能となる。なお、一次停止の回数に係る情報とは、一時停止の回数でもよいし、一時停止により生じた複数のビデオデータの数、その他一次停止の回数を示す全ての情報を含む。
また、記録の開始又は終了の時刻は、前記ビデオデータ管理サーバが、前記記録開始信号送信手段又は前記記録終了信号を受信した時点の時刻を一時保存しておくことで記録してもよい。
ビデオデータに記録が終了した局面では、前記ビデオデータ管理サーバは、前記管理ID及びサブ管理IDに基づいて、前記ビデオデータに所定のファイル名を付与するファイル名付与手段と、前記ファイル名付与手段により付与されたファイル名を用いて前記ビデオデータをインデックスリストに登録するビデオデータインデックスリスト登録手段とを更に有することを特徴とする。これによりユニークなファイル名が付与でき、更に、ビデオデータをネットワークに接続されたクライアントPCに配信することができる。
また、ファイル名付与手段は、記録終了信号が有する一時停止の回数が1以上の場合、一時停止手段による記録の中断により得られた複数のビデオデータのそれぞれに所定のファイル名を付与する、ことを特徴とする。これにより、一時停止された場合であっても、それぞれにユニークなファイル名が付与される。
記録が終了した局面では、前記ビデオデータ管理サーバは、前記管理ID及びサブ管理IDと共に、記録開始時刻情報、記録終了時刻情報及びグループID情報の少なくとも1つの情報を、ビデオデータリストに登録する記録履歴登録手段を有することを特徴とする。これにより記録が終了したビデオデータが明確になる。
また、ビデオ管理サーバは、ネットワークを介して接続されたクライアントPCからビデオデータのリストの要求を受けるビデオデータリスト要求受信手段と、ビデオデータリスト要求受信手段によりビデオデータのリストの要求を受けた場合に、インデックスリストを参照してビデオデータのリストを前記クライアントPCに送信するビデオデータリスト送信手段と、を有することを特徴とする。これにより、インデックスリストに登録されているビデオデータをネットワーク上のクライアントPCから呼び出して再生することができる。なお、記録したユーザがビデオデータの配信を希望しないような場合には、配信不能としたり、当該ユーザの許可を必要とするような構成としてもよい。
また、本発明の別の形態では、映像を記録する記録装置と、記録された前記映像に係るビデオデータを管理するビデオデータ管理サーバと、を有するビデオデータ記録システムであって、前記記録装置は、記録が終了した後に、該記録装置が属するグループを示すグループIDを有する記録終了情報を前記ビデオデータ管理サーバへ送信する記録終了情報送信手段を有し、前記ビデオデータ管理サーバは、ビデオデータリスト及び受信した前記記録終了情報に応じて、該記録装置で記録された前記ビデオデータを管理する管理ID及びサブ管理IDを付与する管理ID付与手段と、管理ID付与手段により付与された管理ID及びサブ管理IDを前記記録装置に送信する管理ID送信手段と、管理ID及びサブ管理IDと共に、記録の終了をビデオデータリストに登録する記録履歴登録手段とを有することを特徴とする。これにより、ビデオデータ管理サーバと通信していない状態でもビデオデータを記録することができる。なお、記録終了情報は、記録開始時間と記録終了時間とを含む情報である。
また、前記管理ID付与手段は、前記記録終了情報送信手段により送信されたグループIDが同一で、かつ、前記記録終了情報が有する記録開始時刻及び記録終了時刻に基づく記録実施時間が重複するビデオデータが前記ビデオデータリストに登録されている場合には、当該ビデオデータと同一の管理IDを付与し、かつ、当該ビデオデータとは異なるサブ管理IDを付与することを特長とする。これにより、ビデオデータ管理サーバとの通信が可能となった後にビデオデータを登録する場合でも、例えば、同じ会議室でかつ同じ時間帯に記録されたビデオデータがあれば、そのビデオデータと同じ管理IDを付与することができる。また、記録が一時停止されたビデオデータであっても、同じ会議室でかつ同じ時間帯に記録されたビデオデータがあれば、そのビデオデータと同じ管理IDを付与することができる。
また、記録装置は、記録が終了した後に、記録されたビデオデータを未登録のビデオデータとして未登録ビデオリストに登録する未登録ビデオリスト登録手段と、未登録ビデオの内容を当該記録装置の画面に表示する未登録ビデオ表示手段と、を更に有することを特徴とする。記録直後にはビデオを登録できなかった場合には、未登録のビデオデータを未登録ビデオリストに登録しておき、未登録ビデオのリスト内容を表示できるので、後からビデオデータリストや索引にストに登録できる。
また、本発明の別の形態では、記録装置により記録された映像に係るビデオデータを管理するビデオデータ管理サーバであって、前記記録装置から記録装置が属するグループを示すグループIDを有する記録開始信号を受信する記録開始信号受信手段と、前記記録開始信号が有する前記グループIDをキーに前記記録装置の稼動状況を示す稼動状況リストを参照する稼動状況リスト参照手段と、前記稼動状況リスト参照手段により参照された前記記録装置の稼動状況及び前記グループIDに応じて、当該記録装置で記録された前記ビデオデータを管理する管理ID及びサブ管理IDを付与する管理ID付与手段と、前記管理ID付与手段により付与された管理ID及びサブ管理IDを前記記録装置に送信する管理ID送信手段と、前記記録装置から、記録が終了した時に、前記管理ID及びサブ管理IDを付した記録終了信号を受信する終了信号受信手段とを有することを特徴とする。
また、前記ビデオデータ管理サーバにおいて、前記管理ID付与手段は、前記稼動状況リスト参照手段による稼動状況リストの参照結果に基づいて、同じグループIDを有する記録装置が稼動している場合には、稼動している記録装置と同一の管理IDを付与し、かつ、稼動している記録装置とは異なるサブ管理IDを付与する、ことを特長とする。
記録開始信号又は前記記録終了信号は、当該記録装置が記録開始又は記録終了した時点の時刻を含むことを特徴とする。
記録終了信号は、当該記録装置が記録を一時停止した時点の時刻若しくは再開した時点の時刻、又は、一時停止の回数に係る情報、を含むことを特徴とする。
また、前記ビデオデータ管理サーバにおいて、前記記録開始信号送信手段又は前記記録終了信号を受信した時点の時刻を一時保存する現在時刻保存手段を更に有することを特徴とする。
また、ビデオデータ管理サーバにおいて、管理ID及びサブ管理IDに基づいて、ビデオデータに所定のファイル名を付与するファイル名付与手段と、ファイル名付与手段により付与されたファイル名を用いて前記ビデオデータをインデックスリストに登録するビデオデータインデックスリスト登録手段と、と更に有することを特徴とする。
また、ビデオデータ管理サーバにおいて、管理ID及びサブ管理IDと共に、現在時刻情報、記録終了時刻情報及びグループID情報の少なくとも1つを、ビデオデータリストに登録する記録履歴登録手段を更に有する、ことを特徴とする。
また、ビデオデータ管理サーバにおいて、ネットワーク介して接続されたクライアントPCからビデオデータのリストの要求を受けるビデオデータリスト要求受信手段と、ビデオデータリスト要求受信手段によりビデオデータのリストの要求を受けた場合に、インデックスリストを参照してビデオデータのリストを前記クライアントPCに送信するビデオデータリスト送信手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の別の形態では、記録装置により記録された映像に係るビデオデータを、ビデオデータ管理サーバで管理するビデオデータ記録方法であって、前記記録装置が、記録装置が属するグループを示すグループIDを有する記録開始信号を前記ビデオデータ管理サーバへ送信し、前記ビデオデータ管理サーバが、前記記録開始信号中の前記グループIDをキーに前記記録装置の稼動状況を示す稼動状況リストを参照し、次いで参照された前記記録装置の稼動状況及び前記グループIDに応じて、当該記録装置で記録された前記ビデオデータを管理する管理ID及びサブ管理IDを付与し、次いで付与された管理ID及びサブ管理IDを前記記録装置に送信し、前記記録装置が、記録が終了した時に、前記管理ID及びサブ管理IDを付した記録終了信号を前記ビデオデータ管理サーバに返信する、を有することを特徴とする。
また、ビデオデータ記録方法において、前記管理ID付与手段は、前記稼動状況リスト参照手順による稼動状況リストの参照結果に基づいて、同じグループIDを有する記録装置が稼動している場合には、稼動している記録装置と同一の管理IDを付与し、かつ、稼動している記録装置とは異なるサブ管理IDを付与することを特長とする。
また、ビデオデータ記録方法において、記録終了信号は、当該記録装置が記録を一時停止した時点の時刻若しくは再開した時点の時刻、又は、一時停止の回数に係る情報、を含むことを特徴とする。
また、ビデオデータ記録方法において、ビデオ管理サーバが、記録開始信号又は記録終了信号を受信した時点の時刻を一時保存する、ことを特徴とする。
また、ビデオデータ記録方法において、ビデオ管理サーバは、管理ID及びサブ管理IDに基づいて、ビデオデータに所定のファイル名を付与するファイル名を付与し、次いで、付与したファイル名を用いてビデオデータをインデックスリストに登録する、ことを特徴とする。
また、ビデオデータ記録方法において、前記ビデオデータ管理サーバが、前記管理ID及びサブ管理IDと共に、記録開始時刻情報、記録終了時刻情報及びグループID情報の少なくとも1つを、前記ビデオデータの記録の結果が登録されるビデオデータリストに登録することを特徴とする。
また、本発明の別の形態は、ビデオデータ記録方法をコンピュータに実現させるビデオデータ記録プログラムを提供し、また該プログラムが記録された記憶媒体を提供する。
撮影されたビデオデータを容易に検索でき、また、複数のビデオカメラで同じ会議等を撮影した場合であってもそれら複数の画像データを関連付けて取り扱うビデオデータ記録システム、ビデオデータ管理サーバ、ビデオデータ記録方法、ビデオデータ記録プログラム及びビデオデータ記録プログラムが記憶された記憶媒体を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明は下記の実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
図1は、実施例1におけるビデオデータ記録システムの概略構成図の一例を示す。図1のビデオデータ記録システムでは、各会議室が2つのビデオカメラシステムを有し、各ビデオカメラシステムが、記録用PC(Personal Computer)に接続されたカメラとマイクを有するように構成される。さらに記録用PCはネットワーク11を介して管理用サーバ10とビデオサーバ9に接続される。ビデオデータ管理サーバ(以下、単に管理サーバという)10は、各々のビデオカメラシステムの後述する記録セッションを管理する。ビデオサーバ9は、記録・保管された映像や音声からなるデータ(以下、単にビデオデータと称す)をクライアントPC (図示せず)に配信する。ネットワーク11は、LAN(Local Area Network)やインターネットである。すなわち、記録用PCで撮影されたビデオデータは、管理サーバ10により付与される記録セッションを識別するためのID等で管理され、ビデオサーバ9に保管される。ビデオサーバ9に保管されたビデオデータは、ネットワーク11に接続したクライアントPCに配信され閲覧される。
〔ビデオカメラシステムの概略構成〕
図2(a)は、実施例1におけるビデオカメラシステムの概略構成図の一例を示す。図2のビデオカメラシステムは、CPU(Central Processing Unit)21、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)40、HDD(Hard Disk Drive)24、マウス等のポインティングデバイス251やキーボード252などの各種入力インターフェース(以下、単にI/Fと称す)25、電源23、ディスプレイ装置を接続するための表示I/F、カメラを接続するためのビデオキャプチャボード27、マイクを接続するためのオーディオキャプチャボード28、DVD (Digital Versatile Disc)−ROM (Read Only Memory)ドライブ30を、バス31を介して接続することにより構成される。
CPU21は、HDD24に格納された所定のプログラムにしたがって、カメラからの映像及びマイクからの音声の取得・記録などの各種処理及び制御を行う。SDRAM40は、CPU21の作業領域として利用されるとともに、HDD24に格納された各プログラムや、OS(Operating System)の記憶領域として利用される主記憶領域である。また、HDD24は、取得された映像を記録するための領域としても使用される。カメラからの映像データはビデオキャプチャボードを経由して、またマイクからの音声データはオーディオキャプチャボードを経由して記録用PCに取り込まれる。取り込まれる際には、ソフトウェアにより一定の規則に基づいて符号化や圧縮等のエンコード処理がなされて、HDD24に記録される。
HDD24には、ビデオカメラシステムにビデオデータ記録手段を実現させるビデオデータ記録プログラム(以下、単に記録プログラムという)、ファイル転送手段を実現させるファイル転送プログラムがインストールされている。なお、記録用PCにインストールされているOSは、例えばMicrosoft Windows(登録商標) 2000 Professionalである。ビデオデータ記録プログラム及びファイル転送プログラムはDVD−ROMなどの記録媒体32に記録されており、DVD−ROMドライブ30を介してインストールされる。
〔ビデオデータ記録手段3の概略機能構成〕
図2(b)は、ビデオカメラシステムにおけるビデオデータ記録手段3の概略機能構成図を示す。図2(b)のビデオデータ記録手段3は、順次入力される映像又は音声をビデオカメラシステムで記録し、ファイル転送手段49、記録開始信号送信手段50、記録終了信号送信手段51、一時停止・再開手段48を有するように構成される。ファイル転送手段49は、HDD24に記録されたビデオデータをビデオサーバ9に転送する。記録開始信号送信手段50は、ユーザの操作により記録が開始された時に、記録開始の信号を管理サーバ10へ送信する。記録終了信号送信手段51は、ユーザの操作により記録が終了された時に、記録終了の信号を管理サーバ10へ送信する。記録終了信号送信手段51は、不図示の記録終了情報送信手段を備えており、ビデオデータの記録後に管理ID及びサブ管理IDを取得する場合に、記録開始時間及び記録終了時間を含む記録終了の信号を管理サーバ10へ送信する。一時停止・再開手段48は、ビデオデータの記録を一時的に中断し、また、中断したビデオデータの記録を再開する。一時停止とは、ビデオデータの記録を一時的に停止するがその時点ではビデオデータ管理サーバ10に登録を依頼しない動作である。一時停止によりビデオデータの記録が中断され、一つの時間帯に複数のビデオデータが得られる。ビデオデータ記録手段3について詳しくは後述する。
各ビデオカメラシステムは、場所IDを有する。場所IDは、ビデオカメラシステムが存在する場所を識別するためのIDである。図2(c)は、場所IDとビデオカメラシステムの存在する場所との関係を示す。ビデオカメラシステム1台毎に3桁の数字列が場所IDとして登録されている。図2(c)によれば、会議室1のビデオカメラシステムは001という場所IDを有し、大講堂にあるビデオカメラシステムは005という場所IDを有する。図2(c)のリストは管理サーバ10が有しているため、ビデオカメラシステムが場所ID001を管理サーバ10へ送信するだけでどこのビデオカメラシステムから場所IDが送信されたか認識できる。なお場所IDは、グループIDに対応する。
〔管理サーバ10、ビデオサーバ9の概略構成図〕
図3(a)は、管理サーバ10及びビデオサーバ9の概略構成図の一例を示す。図3(a)において、図2(a)と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。管理サーバ10又はビデオサーバ9は、ディスプレイ装置を有さないため表示I/F26を有さず、カメラ及びマイクから直接データが入力されることがないためビデオキャプチャボード28及びオーディオキャプチャボード29を有さない点で図2(a)と異なる。
管理サーバ10は、図3(b)のように、ビデオデータを管理するビデオデータ管理手段5、及び、図示しないクライアントPCからのリスト要求に対しビデオデータのリストをクライアントPCに送信するビデオデータリスト表示手段61を有する。ビデオデータ管理手段5は、稼動状況リスト参照手段62、管理ID付与手段63、管理ID送信手段64、時刻保存手段65、ファイル名付与手段66、記録履歴登録手段67、ビデオデータインデックスリスト登録手段68、を有する。
稼動状況リスト参照手段62は、稼動している(記録している)ビデオカメラシステムが登録された稼動状況リストを参照する。管理ID付与手段63は、稼動状況リストの参照結果に基づいてビデオデータを管理するための管理IDを付与する。管理ID送信手段64は、管理ID付与手段により付与された管理IDをビデオカメラシステムに送信する。時刻保存手段65は、ビデオカメラシステムが記録を開始した時刻又は終了した時刻を一時的に保存する。ファイル名付与手段66は、管理ID及びサブ管理IDに基づき記録が終了したビデオデータにファイル名を付与する。記録履歴登録手段67は、記録の終了をビデオデータリストに登録する。ビデオデータインデックスリスト登録手段68は、記録が終了しファイル名を付与されたビデオデータを、当該ビデオデータのファイル名を用いて、ビデオデータのインデックスリストに登録する。ビデオデータ管理手段5及びビデオデータリスト表示手段61については更に後述する。
管理サーバ10のHDD33には、ビデオデータ管理手段5を実現するためのビデオデータ管理プログラム(以下、単に管理プログラムという)、ビデオデータリスト表示手段61を実現するためのビデオデータリスト表示プログラム及びビデオデータ配信手段7を実現するためのビデオデータ配信プログラム、がインストールされている。なお、管理サーバ10にインストールされているOSは、例えばMicrosoft Windows(登録商標) 2000 Professionalである。ビデオデータ管理プログラムやビデオデータリスト表示プログラムは、DVD−ROMなどの記録媒体32に記録されており、DVD−ROMドライブ30を介してインストールされる。
ビデオサーバ9は、図3(c)のようにビデオデータを配信するビデオデータ配信手段7を有する。ビデオデータ配信手段7については後述する。なお、ビデオサーバ9にインストールされているOSは、例えばMicrosoft Windows(登録商標) 2000 Serverである。 また、記録用PC、管理サーバ10又はビデオサーバ9にインストールされるOSは、特に限定されず、LINUX(登録商標)、TRON(登録商標)等であってもよい。
〔ビデオデータ記録手段3の詳細〕
ビデオカメラシステムが有するビデオデータ記録手段3について説明する。図4は、ビデオデータ記録手段3の機能構成図の一例を示す。ユーザ操作入力部46は、図2の入力I/F35を通じて、ユーザによるキーボードやマウスの操作情報を受け取る。データ入力部41は、ビデオキャプチャボード27を通じて撮影された映像データやオーディオキャプチャボード28を通じて得られたマイクからの音声データを取得する。表示部45は、映像データ等の記録の開始を指示する後述の記録開始ボタンなどの各種コントロール、データ入力部41が取得した映像、その他GUI (Graphical User Interface)を、画面上に表示する。映像音声記録部42は、データ入力部41が取得した映像や音声のデータを、記録用PCのHDD24に記録する。ビデオデータの記録フォーマットは任意のものを使用可能だが、本実施の形態ではWindows(登録商標) Media Video形式で記録する。管理サーバI/F部44は、管理サーバ上の管理プログラムと命令及びデータを送受信するためのインターフェイスである。したがって、管理サーバI/F部44は、図2(b)の記録開始信号送信手段50及び記録終了信号送信手段51に相当する。
管理サーバI/F部44において、本実施の形態では、管理サーバとのプロセス間通信に名前付きパイプ(Named Pipe)を用いる。名前付きパイプとは、あるプログラムの出力をほかのプログラムの入力に接続することによって、ファイル名の形で無関係なプログラム同士の通信を可能とする、主にMicrosoft Windows(登録商標) NT系列のOSで用いられるプロセス間通信の機構である。記録制御部43は、ユーザ操作入力部46から送られる信号に従って、記録プログラムの動作全体を制御する。
ビデオデータの記録が終了すると、ビデオデータ記録手段3により映像音声記録部42に記録された映像や音声データは、ファイル転送手段49によりビデオサーバ9に転送される。ファイル転送手段49は、例えば、Microsoft Windows(登録商標)系OSのファイル共有機構により実現される。
〔ビデオデータ管理手段5の詳細〕
続いて、管理サーバ10が有するビデオデータを管理するビデオデータ管理手段5について説明する。図5は、ビデオデータ管理手段5の機能構成図の一例を示す。ビデオデータ管理手段は、記録ID割り当て部51、制御部52、カメラシステムI/F部53、登録部54の各機能を有し、各機能に参照される場所IDリスト58、ビデオデータリスト55、使用状況リスト56、コンテンツリスト57、SDRAM22を有するように構成される。
ビデオデータ管理手段5は、図1のように複数のビデオカメラシステムで実行されている映像などの記録を記録セッションと称して管理する。記録セッションとは、各ビデオカメラシステムによる記録の開始から終了(一時停止ではなく)までをいう。各記録セッションは、記録ID及びセッションIDという識別子が付与される。
(記録ID)
記録IDとは同一の場所で同じ時間帯に実行される複数の記録セッションを互いに関連づけられたビデオデータとして扱うためのIDである。記録IDは、他の記録セッションと重複しないように付与され、本実施例では6桁の数字列で表される。例えば、図1に示したビデオカメラシステム1−1と1−2が同時に稼動している場合、各々の記録セッションに対して同一の記録IDが付与される。また、異なる場所に存在するビデオカメラシステム、例えばビデオカメラシステム1−1と2−1が同時に稼動していても、各々の記録セッションに対しては異なる記録IDが付与される。なお、記録IDは本願の特許請求の範囲において管理IDに対応する。
(セッションID)
セッションIDとは個々の記録セッションを個別に管理するためのIDであり、1つの記録IDに関してユニークな3桁の数字列で表される。同一の場所にある複数のビデオカメラシステム、例えば、図1に示したビデオカメラシステム1−1と1−2が同時に稼動している場合であっても、各々の記録セッションに対して異なるセッションIDが付与される。なお、セッションIDは本願の特許請求の範囲においてサブ管理IDに対応する。
各記録IDと各セッションIDを重複させないため、ビデオデータ管理手段5は使用状況リスト56及びビデオデータリスト55を保持している。図6(a)は、使用状況リスト56の一例を示す。図6(a)のように使用状況リスト56は、場所ID、記録ID、セッションIDの項目を有しており、ビデオカメラシステムが存在する各々の場所において、使用されている記録ID及びセッションIDの現況を示す。例えば図6(a)の場合、002の場所IDを持つビデオカメラシステムが、000008という記録IDと、001及び002の2つのセッションIDを占有していることが分かる。図6(a)では、場所ID002以外では記録IDがゼロであるので、場所ID002以外の場所IDを持つビデオカメラシステムは稼動していないことを示している。なお、使用状況リストは、稼動状況リストに対応する。
(ビデオデータリスト55)
図7(a)は、ビデオデータリスト55の一例を示す。ビデオデータリスト55は、ビデオデータの記録が終了した記録セッションについて、記録IDをキーにして、場所ID、セッションID、開始・終了時刻を記録する。例えば図7(a)の場合、000001という記録IDを持つ記録セッションは、2003年6月25日に会議室2(場所ID002)で行われ、2つのカメラで10時7分16秒から11時23分37秒まで撮影されたことを示している。
記録ID割り当て部51は、ビデオカメラシステムからこれから記録セッションを開始する旨の通知があった場合、ビデオデータリスト55及び使用状況リスト56を参照して、該記録セッションに対して記録IDとセッションIDとを割り当てる。
登録部54は、ビデオカメラシステムのビデオデータ記録手段から映像等の記録が終了した旨の通知を受けると、ビデオデータ記録手段から記録ID及びセッションIDを受け取る。当該セッションIDで示される記録セッションの映像又は音声データの記録が終了したことを登録する。終了の登録は、ビデオデータリスト55とインデックスリスト57の2つのファイルへの書き込むことで行われる。
(インデックスリスト57)
図8(a)は、インデックスリスト57の一例を示す。インデックスリスト57は、ある記録IDで示されるビデオデータの構成内容を記述するリストであり、ファイル名に対し該ファイルの記録の開始時間と終了時間が登録される。記録ID毎に1つのインデックスリストが生成される。例えば図8(a)は、記録ID000009のセッションID001の記録セッションが終了した際に記録されるインデックスリストの内容を示す。ファイル名”000009_001.wmv”に対し、該ファイルに保存されたビデオデータの記録開始時間と記録の終了時間が登録されている。また、図8(b)には、記録ID000009のセッションID002の記録セッションが終了した際に、ファイル名”000009_002.wmv”に対し、該ファイルに保存されたビデオデータの記録の開始時刻と終了時刻が記録されている。また、図8(b)は、記録ID 000009で示される記録データに関するインデックスリストは、”000009_001.wmv”と”000009_002.wmv”の2つのファイルより構成されていることを示している。
カメラメラシステムI/F部53は、名前付きパイプ により、複数のビデオカメラシステムの記録プログラムと命令及びデータをやり取りするためのインターフェイスである。ここで、管理サーバのマシン名を”RecManager01”とすると、カメラシステムI/F部53は、常時、“\\RecManager01\pipe\Recorder”という名前の名前付きパイプを生成し、ビデオカメラシステムのビデオデータ記録手段3が接続するのを待機する。ここで、最後の”Recorder”はパイプ名を表す。
制御部52は、ビデオデータ管理手段の動作全体を制御する。例えば、ビデオカメラシステムからこれから記録セッションを開始する旨の通知があった場合には、記録ID割り当て部51に記録IDの割り当てを指示し、記録が終了した旨の通知を受けた場合には、登録部54に記録セッションの登録を指示する。
なお、記録ID割り当て部51は、図3(b)の稼動状況リスト参照手段62及び管理ID付与手段63に対応し、カメラシステムI/F部53は管理ID送信手段64に対応し、制御部52は時刻保存手段65に対応し、登録部54はファイル名付与手段66及び記録履歴登録手段67に対応する。
〔ビデオデータ記録システムの動作〕
次に、実施例1におけるビデオデータ記録システムの動作について説明する。例えば、会議室1において、ユーザがビデオカメラシステム1−1を起動すると、記録用PC1−1のCRTモニタには、記録プログラムの画面が表示される。図9は、記録プログラムの画面の一例を示す。図9の画面の上部には、現在カメラにより撮影されている映像34が表示される。また、映像34の下には記録開始ボタン35(図9ではStart)と記録停止ボタン36(図9ではStop)が表示される。
記録開始ボタン35と記録停止ボタン36は排他的に表示され、画像などの記録停止中である時は記録開始ボタン35のみが表示され又はアクティブとなり、また記録中である時は記録停止ボタン36のみが表示され又はアクティブとなる。ビデオカメラシステムが起動した直後は記録停止状態であるので、記録開始ボタン35のみが表示され又はアクティブとなっている。
図10は、図1のビデオデータ記録システムにおける記録動作を示すアクティビティ図の一例を示す。以下、図10のアクティビティ図に従って、実施例1における記録動作の全体像を説明する。なお、以下の実施例で用いるアクティビティ図において、記録用PCと記載された欄は、ビデオデータ記録手段3により動作が制御され、ビデオデータ管理サーバと記載された欄は、ビデオデータ管理手段5、ビデオデータリスト表示手段61又はビデオデータ配信手段7により動作が制御される。
(ステップS1−1)
まず、ユーザの操作により、記録開始ボタン35が押下される。これにより記録用PCのビデオデータ記憶手段3が起動する。
(ステップS1−2)
ユーザ操作入力部46が記録開始ボタン35の押下を検知すると、記録制御部43は管理サーバI/F部44に対して、このビデオカメラシステムが持つ場所IDを管理サーバ10のビデオデータ管理手段に渡すと共に、ビデオデータ管理手段に記録ID及びセッションIDを取得するよう命令する。管理サーバI/F部44は、ビデオデータ管理手段が生成した名前付きパイプに接続し、ビデオデータ管理手段に場所IDを記したメッセージ、「01/場所ID/現在時刻」を送信する。
メッセージとは、ビデオカメラシステムから送信される場所IDや記録開始時間などの情報である。
例えば、「01/001/2003-06-27-13-01-44」というメッセージの場合、“01”は記録IDの取得命令を、“001”は場所IDを、“2003・06・27・13・01・44”は、2003年6月27日13時1分44秒に記録開始ボタン35が押下された時にカメラシステムが有する現在時刻を示す。
(ステップS1−3)
ビデオデータ記録手段から記録IDの要求が管理サーバ10のビデオデータ管理手段に送られると、制御部52は記録ID割り当て部51に対して、当該記録セッションに対して、記録ID及びセッションIDを割り当てるよう命令する。記録ID割り当て部51は、ビデオデータ記録手段から受け取ったメッセージと、使用状況リスト及びビデオデータリストに基づいて、記録ID及びセッションIDを割り当てる。
「01/001/2003-06-27-13-01-44」のメッセージ1を受け取ったときの使用状況リスト56及びビデオデータリスト55の内容が、それぞれ図6(a)、図7(a)に示す状態であったとする。記録ID割り当て部51は、まず使用状況リストを参照し、受け取った場所IDにおいて現在記録IDが使用されているかどうかを確認する。図6(a)のように、場所ID001には記録IDが使用されていないので、新たに記録IDを割り当てるようにする。ここでは、図6(a)の場所ID002の記録セッションに付与されている記録IDから1インクリメントした値、すなわち000009という記録IDを場所ID001に割り当てる。
記録ID割り当て部51は、記録IDを割り当てると共に、セッションIDを割り当てる。セッションIDは例えば001から連番で付与されるので、記録ID000009の最初のセッションとして001というセッションIDが割り当てられる。記録ID及びセッションIDが割り当てられると、使用状況リスト56の内容を図6(b)のように書き換える。図6(b)では、新たに、場所ID001に記録ID000009とセッションID001が記録された。
続いて、制御部52は、送られてきた現在時刻を、セッションID001の記録開始時刻として、管理サーバ10のSDRAM22に記憶しておく。
ここまでで、「01/001/2003-06-27-13-01-44」というメッセージ1の処理が終了したが、この状態で、更にビデオカメラシステム1−2のビデオデータ記録手段から、「01/001/2003-06-27-13-46-19」というメッセージ2を受け取った場合を説明する。この場合も記録ID割り当て部51は、まず図6(b)の使用状況リスト56を参照する。ビデオカメラシステム1−2は、メッセージ2を見ても分かるように場所ID001を有する。図6(b)では、場所ID001に既に000009という記録IDが使用されているため、この要求に対しては同一の記録ID000009を割り当てる。また、メッセージ1で割り当てたセッションIDから1インクリメントした値の002を、セッションIDとして付与する。
記録ID及びセッションIDが割り当てられると、使用状況リスト56の内容を図6(c)のように書き換える。図6(c)では、新たに、場所ID001にセッションID002が追加された。続いて、制御部52は、送られてきた現在時刻を、場所ID001におけるセッションID002の記録開始時刻として、管理サーバ10のSDRAM22に記憶しておく。
以上のような動作により、記録ID割り当て部51が記録ID及びセッションIDを割り当てると、制御部52はカメラシステムI/F部53に対して、メッセージ1及び2に対して付与した記録ID及びセッションIDを要求元のビデオデータ記録手段に返送させる。カメラシステムI/F部53は、名前付きパイプによりそれらのIDを、当該ビデオデータ記録手段に返送する。
なお、記録ID及びセッションID割り当て時には、図7のビデオデータリスト55の内容は書き換えられない。また、ビデオデータ記録手段3から受け取った場所IDが、図2(b)の場所IDリストに記載されていない無効なものであった場合は、記録ID割り当て部51は記録IDとセッションIDの割り当てを行わず、カメラシステムI/F部53は、割り当てに失敗した旨のメッセージをビデオデータ記録手段3に返送する。
(ステップS1−4、S1−5)
記録ID及びセッションIDを取得した記録制御部43は、映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を開始するよう命令する。映像音声記録部42は、データ入力部41が取得したビデオデータをエンコードすると共に、エンコードされたデータをファイルに書き込み始める。ここで、取得した記録IDが”xxxxxx”、セッションIDが”yyy”であるとき、記録されるファイル名は”xxxxxx_yyy.wmv”となる。最後の”.wmv”はWindows(登録商標) Media Video形式を表す拡張子であるが、ファイルの保存形式はこれに限られない。
映像音声記録部42が記録を開始すると、ユーザが記録停止ボタン36を押下するまで記録が継続して行われる。また、この間管理サーバ10は各々の記録セッションの稼動状況を監視する。
(ステップS1−6)
ユーザの操作により記録停止ボタン36が押下されると、ユーザ操作入力部46が記録停止ボタン36の押下を検知する。ユーザ操作入力部46は記録制御部43に記録停止ボタン36の押下を通知する。記録制御部43は、映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を終了するよう命令する。映像音声記録部42は、データ入力部41が取得したビデオデータのエンコード及びファイルへの書き込みを停止する。
(ステップS1−7)
ビデオデータの記録を終了すると、記録制御部43は管理サーバI/F部44に対して、当該記録セッションに係る記録ID及びセッションIDをビデオデータ管理手段に出力すること、及び、当該セッションIDに係る記録動作の終了を登録するよう命令する。管理サーバI/F部44は、管理プログラムが生成した名前付きパイプに接続し、ビデオデータ管理手段に記録ID及びセッションIDを記した「02/記録ID/セッションID/現在時刻」の形式のメッセージを送信する。左の“02”は記録セッションの終了登録命令を表す。
また、ビデオデータ記録手段は、記録終了登録の要求と同時に、ファイル転送手段49に、記録されたビデオデータをビデオサーバにおける所定のディレクトリに転送するよう命令する。この時のファイル名は”xxxxxx_yyy.wmv”のままであり、記録IDとセッションIDをそのままファイル名に残した形で転送される。このファイル名では、複数の会議室から同時刻のビデオデータが複数送信されても、異なるビデオカメラシステムから同一のファイル名を持つビデオデータがビデオサーバに転送されることがないため、ファイルの上書きなどによるデータの消失を防ぐことができる。
(ステップS1−8)
ビデオデータ記録手段から記録セッションの終了登録要求が送られると、制御部52は登録部54に対して、当該記録セッションに対して、終了登録を行うよう命令する。登録部54は、ビデオデータ記録手段から受け取ったメッセージに基づいて、使用状況リスト56、ビデオデータリスト55及びインデックスリスト57の書き換えを行う。
例えば、あるビデオデータ記録手段から、「02/000009/001/2003-06-27-14-12-05」というメッセージ3を受け取り、メッセージ3を受け取ったときの使用状況リスト56及びビデオデータリスト55の内容が、それぞれ図6(c)、図7(a)のようであったとする。登録部54は、まず図6(c)の使用状況リスト56を参照し、受け取ったメッセージ3と現在稼動中の記録セッションとの対応付けを行う。図6(c)によれば、記録ID000009及びセッションID001を持つ記録セッションが存在するので、登録部54は当該記録セッションの終了登録を開始する。
まず、使用状況リスト56から記録ID000009、セッションID001に対応する場所ID(001)を取得すると共に、SDRAM22から記録開始時刻(2003年6月27日13時1分44秒)を取得する。次に、登録部54は、使用状況リストにおいて記録ID000009、セッションID001に相当する部分を消去する。使用状況リスト56は、図6(d)のように更新される。
続いて、ビデオデータリスト55の内容を図7(b)のように書き換える。図7(b)では、記録ID000009で示されるビデオデータの開始/終了時刻が、SDRAM22から取得したセッションID001のデータの記録開始と、メッセージ3から取得した終了時刻とを用いて書き換えられる。
最後に、図8(a)のようなインデックスリストを生成する。図8(a)のように、記録ID000009、セッションID001に対応するビデオデータのファイル名000009_001.wmvの記録開始/終了時刻がインデックスリストに登録される。
インデックスリストに記録セッションの終了が登録された状態で、更に別のビデオカメラシステムのビデオデータ記録手段から、「02/000009/002/2003-06-27-14-56-09」というメッセージ4を受け取った場合について説明する。メッセージ3を受け取った場合と同様に、登録部54は、まず使用状況リスト56を参照し、受け取ったメッセージと現在稼動中の記録セッションとの対応付けを行う。対応付けに成功すると、登録部54は当該記録セッションの終了登録を開始する。
まず図6(d)の使用状況リスト56より記録ID000009、セッションID002に対応する場所ID(001)を取得すると共に、その記録開始時刻(2003年6月27日13時46分19秒)をSDRAM22から取得する。続いて、使用状況リスト56において記録ID000009、セッションID002に相当する部分を消去することにより、内容を図6(a)のように更新する。
続いて、ビデオデータリスト55の内容を図7(c)のように書き換える。記録ID000009に対しては、メッセージ3によりセッションID001の終了が登録されている。このようにビデオデータリスト55に既に同一の記録IDが存在する場合には、記録の開始時間の早いほうのセッションIDの開始時間と、同じく記録の終了時間の遅いほうのセッションIDの終了時間とでビデオデータリスト55に記入する。セッションID001と002では、セッションID001のほうが記録の開始時間が早く、セッションID002のほうが記録の終了時間が遅いので、図7(c)のように、開始時間は2003年6月27日13時1分44秒と、終了時間は2003年6月27日14時56分09秒と記録される。
最後に、図8(a)のインデックスリストの内容を、図8(b)のように変更する。このように、記録ID000009、セッションID002に対応するビデオデータのファイル名、記録の記録開始/終了時刻が、インデックスリストの末尾に追記される。
登録部54が当該セッションIDの終了を登録すると、制御部52はカメラシステムI/F部53に対して、終了登録に成功した旨を記録の終了を通知したビデオデータ記録手段に返送するよう命令する。カメラシステムI/F部53は、名前付きパイプにより当該ビデオデータ記録手段に通知し、ビデオデータ記録手段は当該記録セッションの動作を終了する。
なお、ビデオデータ記録手段から受け取った記録ID及びセッションIDが、図6の使用状況リストに記載されていない無効なものであった場合は、登録部54は終了登録を行わず、カメラシステムI/F部53は処理に失敗した旨のメッセージをビデオデータ記録手段に返送する。以上により図10のアクティビティ図の処理が終了する。
〔ビデオデータリスト表示手段61の詳細〕
次に、管理サーバ10に格納されたビデオデータを配信するためのビデオデータリスト表示手段61について説明する。ビデオデータリスト表示手段61は、図示しないクライアントPCからのリスト要求に対しビデオデータのリストをクライアントPCに送信する。ビデオデータリスト表示手段61は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)クライアントサーバシステムで実現され、HTTPサーバプログラムの一例としてアパッチHTTPサーバ(Apache Http Server)が管理サーバ10にインストールされている。
図11は、ビデオデータリスト表示手段61の概略構成図の一例を示す。ビデオデータリスト表示手段61は、ビデオデータリスト要求受信手段110、ビデオデータリスト参照手段111、場所IDリスト参照手段112、インデックスリスト参照手段113、HTMLドキュメント生成手段115及びビデオデータ一覧送信手段114を有する。ビデオデータリスト表示手段61は、クライアントPCから送られてくるビデオデータ一覧表示要求を受け取り、該要求に応じた一覧ページをクライアントPCに送り返すビデオデータリストを生成する。ビデオデータ一覧表示要求は、具体的には、クライアントPCがWWW (World Wide Web)ブラウザのアドレス欄にhttp://RecManager01/view.cgiと入力し管理サーバ10と接続することでなされる。“view.cgi”は、ビデオデータリスト表示手段61の一例である。
ビデオデータリスト表示手段61は、例えばHTML(Hyper Text Markup LanMarkup Language)で記述されるHTMLドキュメントを生成する。生成されたHTMLドキュメントをクライアントPCに送信されると、クライアントPCはビデオデータリストを閲覧できる。
ビデオデータリスト要求受信手段110により、クライアントPCから送られてくるビデオデータ一覧表示要求を受け取ったビデオデータリスト表示手段61は、以下の手順でビデオデータリスト生成する。ビデオデータリスト参照手段111がビデオデータリスト55の所定の行を参照し、記録ID、場所ID、及び記録開始/終了時刻を取得する。次いで、場所IDリスト参照手段112が、場所IDリスト58を参照し、取得した場所IDが指す場所名を取得する。次いで、インデックスリスト参照手段113は、取得した記録IDに対応するインデックスリストを参照し、各々のファイル名及び記録開始/終了時刻を取得する。HTMLドキュメント生成手段115は、取得した情報に基づき、図11のように表示するためのHTMLドキュメントを生成する。ビデオデータリスト送信手段114は、生成されたHTMLドキュメントをクライアントPCへ送信する。
図12は、クライアントPCに表示されたビデオデータリスト画面の一例を示す。ビデオデータリスト画面は、アドレス入力欄121、各会議室毎に配信可能なビデオデータ122ないし125、記録ID126及び127等を有する。図12において、下線の付いた「ビデオX・・・」というビデオデータ122ないし125は、対応するビデオデータへのハイパーリンクである。例えば、記録ID000009の「ビデオ1 (13:01:44 − 14:12:05)」と書かれたリンクは、mms://VideoServer/000009_001.wmvを指しており、このリンクをマウスの左ボタンでクリックすると、ビデオサーバ9が有するビデオデータ配信手段7が呼び出される。ビデオデータ配信手段7は、ビデオサーバ9のHDDに格納されたビデオファイル000009_001.wmvを、ネットワーク経由でクライアントPCにストリーミング配信する。”VideoServer”は、ビデオサーバのマシン名である。また、”mms”は Microsoft Media Server(登録商標)の略称であり、Windows(登録商標) Media Video形式のビデオファイルのストリーミング配信に使用されるプロトコルである。この形式のビデオファイルは、クライアントPCに予めMicrosoft Windows(登録商標) Media Playerをインストールしておくことで再生できる。
実施例1によれば、同一の場所に複数のビデオカメラシステムが存在する場合でも、記録された複数のビデオデータを同一のデータとして取り扱うことができる。それぞれのビデオデータの記録開始/終了時間がばらついても柔軟に対応することができる。
また、ビデオカメラシステムが管理サーバ10に場所IDを送信し、管理サーバ10から記録ID及びセッションIDを受け取るという方法をとることにより、ビデオデータ記録システムの管理・保守を簡単化することができる。例えば、個々のビデオカメラシステムが場所IDの代わりに自らの持つマシン名を管理サーバに送信し、それを受け取った管理サーバがマシン名と場所IDとの対照表を参照し、該マシン名に対応する場所IDに基づいてビデオデータを分類しても、同一の場所に複数のビデオカメラシステムが存在する状況で複数のビデオデータを同一のデータとして取り扱うことができる。しかし、管理サーバに予め対照表を登録しておく必要があるので、実施例1で説明した方法に比べて簡便でない。また、ビデオカメラシステムの追加・削除・移動に対する柔軟性についても、実施例1で説明した方法の方が好適である。
また、複数の場所で複数のビデオカメラシステムが同時に動作する場合でも、記録IDに基づいて各ビデオデータを管理することにより、各ビデオデータを後に再利用しやすい形で適切に分類することができる。例えば、記録IDに基づいてインデックスリスト及びビデオデータリストを作成・保管することにより、記録セッションの管理・監視、記録されたビデオデータの管理・再利用が簡単に行える。
実施例1では、個々のビデオカメラシステムと管理サーバとがネットワークで接続されていることを前提としたビデオデータ記録システムについて説明した。しかし、状況によっては、可搬性の高いビデオカメラシステムを用意し、それを撮影場所に持って行き、ネットワークに接続せずに記録を行う状況が発生する可能性がある。また、突然のネットワークトラブルやマシントラブルの発生により、ビデオカメラシステムと管理サーバ10の間で通信ができなくなる場合も生じ得る。実施例1で説明したビデオデータ記録システムは、管理サーバ10から記録ID及びセッションIDが取得できない限り、ビデオデータの記録も不可能なので、不便な場合が生じうる。実施例2では、ネットワークに接続していなくてもビデオデータを記録できるビデオデータ記録システムについて説明する。
図13は、実施例2におけるビデオデータ記録システムの概略構成図の一例を示す。なお、図13において、図1と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図13のビデオデータ記録システムは、ビデオカメラシステム1−2はネットワーク11に常時接続されているわけではない点及び記録用PCがノートPCで構成されている点で図1と異なる。
図14(a)は、図13のビデオカメラシステム1−2の概略構成図である。図14(a)の記録用PCは、LCD(Liquid Crystal Display)モニタ31が表示I/F26に同一筐体に据え付けられていること、またビデオキャプチャボード27及びオーディオキャプチャボード28の代わりに、USB (Universal Serial Bus)端子140にマイク内蔵型USBカメラ141が接続されている点で図2と異なる。また、HDD24には、後述の手動登録手段8を実現させるための手動登録プログラムがインストールされている。
また、ネットワークI/F部29は、管理サーバ上の管理プログラムと命令及びデータをやり取りするためのインターフェイスであり、ネットワーク接続の有無に関わらず存在する。実施例1と同様に、管理サーバとのプロセス間通信に名前付きパイプを用いる。実施例2におけるネットワークI/F部29は、名前付きパイプへの接続に関してタイムアウト時間(例えば2秒)を保持しており、この時間が経過しても接続できない場合には、呼び出し元に対してエラー信号を返信する。
図14(b)は、ビデオカメラシステム1−2の概略機能構成図の一例を示す。図14(b)のビデオカメラシステム1−2は、手動登録手段8及び未登録リスト160を有する点で図3(b)のビデオカメラシステムと異なる。手動登録手段8は、通信障害などによりビデオデータの記録終了時に終了登録できなかった場合に、通信が可能になった後、ユーザに手動で終了登録を行わせることを可能とする。未登録リスト160とは、記録が終了したビデオデータのうち、ビデオデータリスト55に未だ登録されていないビデオデータのリストを登録しておくものである。なお、手動登録手段8及び未登録リスト160については後述する。なお、ビデオカメラシステム1−2のビデオデータ記録手段3、ファイル転送手段4は、実施例1のビデオカメラシステムと同様である。また、管理サーバ10及びビデオサーバ9の構成は実施例1と同様なため、その説明は省略する。
以上の構成に基づき、ビデオカメラシステム1−2を用いたビデオデータ記録システムの動作について詳細に説明する。図15は、ビデオデータ記録システムにおける記録動作を示すアクティビティ図の一例を示す。以下、図15に基づいて、実施例2における記録動作の全体的な流れを説明する。なお、実施例1と同じ処理については簡単に説明する。
(ステップS2−1)
まず、ユーザの操作により、記録開始ボタン35が押下される。記録用PC2−1は管理サーバ10と通信可能かどうかをチェックする。
(ステップS2−2)
通信可能であれば、記録制御部43は管理サーバI/F部44に対して、このビデオカメラシステムが持つ場所IDをビデオデータ管理手段に渡すと共に、ビデオデータ管理手段に記録ID及びセッションIDを取得するよう命令する。管理サーバI/F部44は、ビデオデータ管理手段が生成した名前付きパイプに接続し、ビデオデータ管理手段に場所IDを記したメッセージ、「01/場所ID/現在時刻」を送信する。
(ステップS2−3)
ビデオデータ記録手段から記録IDの要求がビデオデータ管理手段に送られると、制御部52は記録ID割り当て部51に対して、当該記録セッションに対して、記録ID及びセッションIDを割り当てるよう命令する。すると記録ID割り当て部51は、ビデオデータ記録手段から受け取ったメッセージと、使用状況リスト及びビデオデータリストに基づいて、記録ID及びセッションIDを割り当てる。
(ステップS2−4、S2−5)
記録用PC1−2は、記録ID及びセッションIDを受信すると、直ちに映像及び音声の記録を開始する。記録ID及びセッションIDの取得に成功した場合には、ビデオデータは”記録ID_セッションID.wmv”というファイル名で記録される。映像音声記録部42は、データ入力部が取得したビデオデータをエンコードすると共に、エンコードされたデータをファイルに書き込み始める。
一方、ビデオカメラシステム1−2がネットワーク接続無しで稼動している場合やネットワークに障害が発生しているなどの事由で通信不可能な場合は、記録ID及びセッションIDがない状態で直ちに記録を開始する。ネットワーク通信に失敗した場合には、記録制御部43は、ビデオデータを、”Rec_xxxx.wmv” というファイル名で記録する。この”xxxx”は、他に記録されているビデオデータとファイル名が重複しないように、記録制御部43が付ける4桁の数字列である。
なお、いずれの場合も、記録録制御部43は映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を開始するよう命令すると共に記録開始時の時刻をSDRAM40に格納する。ユーザが図9の記録停止ボタン36を押すまで記録動作は継続する。
(ステップS2−6)
ユーザの操作により記録停止ボタン36が押下されると、ユーザ操作入力部46が記録停止ボタン36の押下を検知する。ユーザ操作入力部46は記録制御部43に記録停止ボタン36の押下を通知する。記録制御部43は、映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を終了するよう命令する。映像音声記録部42は、データ入力部41が取得したビデオデータのエンコード及びファイルへの書き込みを停止する。記録の終了時間がSDRAM40に記録される。
(ステップS2−7)
記録ID及びセッションIDを管理サーバ10から取得しており、かつ、現在も管理サーバ10と通信可能ならば、これらのIDを管理サーバ10に送信し、当該記録セッションの終了を登録するよう管理サーバ10に要求する。次いで、記録されたビデオデータをビデオサーバ9に転送する。
(ステップS2−8)
管理サーバ10は、実施例1と同様に当該記録セッションの終了を登録する。
(ステップS2−9)
記録ID及びセッションIDを取得していない場合、又は、管理サーバ10と通信不可能な場合は、終了登録を要求しないで、当該記録セッションのビデオデータのファイル名(拡張子なし)、記録開始/終了時刻、記録ID及びセッションIDがあればこれらを、次述の未登録リストに追記する。
〔未登録リスト160〕
図16(a)は、未登録リスト160の内容の一例を示す。未登録リストには、拡張子無しファイル名、記録ID(あれば)、セッションID(あれば)、記録開始/終了時刻が、各ビデオデータ毎に記録されている。図16(a)の例では、記録されたビデオデータのファイル名が”Rec_0005.wmv”である場合に、該ファイルが未登録リストへ記録された場合の例を示す。以上で、ビデオカメラシステムによる記録セッションが終了した。
実施例2では、管理サーバ10と通信不可能の場合に、記録ID及びセッションIDがない状態で記録を開始すると説明したが、管理サーバ10との接続可否にかかわらず、これらのID無しでデータを記録できるようにしてもよい。例えば、ビデオカメラシステムはLANに接続されているが、ビデオデータを登録したい所望の管理サーバ10が当該LANの外にある場合、記録ID及びセッションID無しでデータを記録し、そのデータを未登録リストに登録する。
〔手動登録手段8〕
次に、未登録リスト160に登録されたビデオデータを管理サーバ10へ登録する処理について説明する。図17は、未登録リストに登録されたビデオデータを手動で終了登録する手動登録手段8の機能構成図を示す。手動登録手段8は、例えば記録用PC1−2にインストールされた手動登録プログラムにより実現される。図17の手動登録手段8は、ユーザ操作入力部46、ファイルI/F部161、制御部162、管理サーバI/F部44、表示部45、ビデオデータ再生手段47、を有するように構成される。
ユーザ操作入力部46は、ユーザによるキーボードやマウスの操作情報を受け取る。ファイルI/F部161は、記録用PC1−2のHDD24に記録された未登録リスト160の読み書きを行う。表示部45は、後述の場所IDの設定欄などLCD上に操作用の設定欄や入力欄をGUIで表示する。管理サーバI/F部44は、管理サーバ10が有するビデオデータ管理手段と命令及びデータをやり取りするためのインターフェイスである。ビデオデータ記録手段と同様に、管理サーバ10とのプロセス間通信に名前付きパイプを用いる。制御部162は、ユーザ操作入力部46から送られる信号に従って、手動登録手段8の動作全体を制御する。ビデオデータ再生手段47は、未登録リスト160に登録されているビデオデータを、HDD40から読み出し再生する。
したがって、特許請求の範囲において、ファイルI/F部161は未登録ビデオリスト登録手段に対応し、制御部162及び表示部45は未登録ビデオリスト表示手段に対応する。
手動登録手段8は、ユーザの操作により、LCDに手動登録画面を表示する。図18(a)は、手動登録画面の一例を示す。図18(a)の手動登録画面は、ビデオデータが記録された場所を示す場所IDを設定する場所ID設定欄171と、記録用PC1−2の未登録リスト160に記録された内容を表示する未登録リスト表示欄172とが表示される。なお、手動登録手段8には、予め、通信相手となる管理サーバ10のマシン名(RecManager01)が登録されており、手動登録手段8が図18(a)の手動登録画面を表示した時点で管理サーバ10との接続が確立されている。管理サーバ10との接続に失敗した場合には、図18(b)のようなエラー画面を表示させ、手動登録画面は表示されない。
また、図16の”Rec_0005”は、ファイル”Rec_0005_01.wmv”を指し示すリンクとなっており、ユーザがこの部分をクリックすると、ビデオデータ再生手段47が提供する機能により、当該ファイルの再生が開始される。これにより、記録データを手動登録する前に、ユーザがその内容を非常に簡単な操作で確認できるため、大変好適である。
手動登録画面に未登録リスト160の内容を表示させる表示処理について説明する。ユーザが手動登録手段8を呼び出すと、制御部162は、管理サーバ10が所有する場所IDリストの一覧を要求するよう、管理サーバI/F部44に命令する。管理サーバI/F部44は、管理サーバ10に「03/ALL」というメッセージを送信する。”03”は、場所IDリスト取得命令を表し、”ALL”は、管理サーバ10が持つ全ての場所IDを要求することを意味する。
管理サーバ10との通信に成功すると、管理サーバ10から「05/001/会議室1/002/会議室2/003/応接室1/004/応接室2/005/大講堂」というメッセージが送信される。”05”は場所IDの個数を、それ以降の部分はその個数分だけ場所IDと場所IDの示す場所名を繰り返している。場所IDリストを受け取ると、制御部162は表示部45に対して、場所ID設定欄171に場所IDと場所名とを表示するよう命令する。表示部45は、場所ID設定欄に場所IDと場所名を例えばコンボボックス形式で表示する。
また、未登録リスト表示欄には、個々の未登録データの右端に「登録」と描かれた登録ボタン173があり、登録ボタン173を押すと、それに対応する未登録データの手動登録が開始される。
〔手動登録手段8の動作〕
続いて、手動登録画面図を用いて未登録リストに記録されたビデオデータを終了登録する処理について説明する。図19は、手動登録手段8が未登録リストのビデオデータを終了登録する動作を示すアクティビティ図の一例を示す。以下、図19に基づいて、手動登録動作の全体的な流れを説明する。
(ステップS3−1)
ユーザの操作により、登録ボタン173が押下される。
(ステップS3−2)
ユーザ操作入力部46が、登録ボタン173の押下を検知すると、制御部162は、選択された未登録データに記録ID及びセッションIDが存在するかをチェックする。図18(a)の場合、これらのIDは存在しないので、管理サーバI/F部44に対して、選択された未登録データの記録開始/終了時刻(2003/06/30 14:59:47、 2003/06/30 16:28:40)及び場所ID設定欄171に表示されている場所ID(001)をビデオデータ管理手段に出力すると共に、記録ID及びセッションIDを取得するよう命令する。管理サーバI/F部44は、ビデオデータ管理手段が生成した名前付きパイプに接続し、ビデオデータ管理手段に場所IDを記したメッセージ「04/場所ID/記録開始時刻/記録終了時刻」を送信する。”04”は、記録後における記録ID取得命令を表す。したがって、図18(a)の場合は、「04/001/2003-06-30-14-59-47/2003-06-30-16-28-40」というメッセージ5が送信される。
一方、当該未登録データが既に記録ID及びセッションIDを持っている場合は、ステップS3−2からS3−6の処理をスキップし、ステップS3−7に進む。このようなケースは、記録セッションの開始時に記録ID及びセッションIDの取得に成功したが、記録終了時にネットワークに障害が発生し、終了登録できなかったなど事由により起こり得る。
(ステップS3−3)
手動登録プログラムから場所ID及び記録開始/終了時刻が送られると、図5の制御部52は記録ID割り当て部51に対して、当該記録セッションに、記録ID及びセッションIDを割り当てるよう命令する。記録ID割り当て部51は、手動登録手段8から受け取ったメッセージ5「04/001/2003-06-30-14-59-47/2003-06-30-16-28-40」と、ビデオデータリスト55に基づいて、記録ID及びセッションIDを割り当てる。
(ステップS3−4)
メッセージ5を受け取った時点でのビデオデータリスト55とインデックスリスト57の内容が、それぞれ図20(a)と図21(a)のようであった場合のメッセージ5の処理について説明する。記録ID割り当て部51は、図20(a)のビデオデータリスト55を参照し、受け取った場所IDと一致するビデオデータを検索する。検索したビデオデータの中で、受け取った記録開始/終了時刻と重複する時間帯を持つビデオデータを探し出す。図20(a)では、記録ID000010のビデオデータが該当するので、記録ID割り当て部51は記録ID000010及び既に存在するセッションIDの最大値(001)に1インクリメントした002というセッションIDを割り当てる。
(ステップS3−5)
受け取った場所IDと一致するビデオデータの検索の結果、受け取った記録開始/終了時刻と重複する時間帯のデータが存在しない場合には、管理サーバ10は当該未登録データに対して、新規の記録ID及びセッションIDを付与する。
(ステップS3−6)
記録ID割り当て部51が記録ID及びセッションIDを割り当てると、制御部52はカメラシステムI/F部53に対して、該記録ID及び該セッションIDを記録用PC1−2の手動登録手段8に返送するよう命令する。この命令を受けカメラシステムI/F53は、名前付きパイプにより記録ID及びセッションIDを手動登録手段8に返送する。
なお、手動登録手段8から受け取った場所IDが、図5の場所IDリストに記載されていない無効なものであった場合は、記録ID割り当て部は記録IDとセッションIDの割り当てを行わず、カメラシステムI/F部53は割り当てに失敗した旨のメッセージを記録プログラムに返送する。
(ステップS3−7)
指定した未登録データに対して記録ID及びセッションIDが割り当てられると、記録用PC1−2は直ちにこれらのIDを管理サーバ10に返送し、当該未登録データの終了登録を管理サーバ10に要求する。まず、制御部162は、管理サーバI/F部44に対して、当該未登録データに係る記録ID及びセッションIDを、ビデオデータ管理手段に渡すと共に、当該セッションIDに係る記録動作の終了をビデオデータ管理手段に登録してもらうよう命令する。管理サーバI/F部44は、ビデオデータ管理手段が生成した名前付きパイプに接続し、ビデオデータ管理手段に記録ID及びセッションIDを記したメッセージ「05/記録ID/セッションID/データ数/サブ番号1の記録開始時刻/サブ番号1の記録終了時刻/サブ番号2の記録開始時刻/サブ番号2の記録終了時刻/…」を送信する。”05”は、記録開始時刻及び記録終了時刻を持つメッセージの終了登録命令を表す。
なお、図19のアクティビティ図では、記録ID及びセッションIDをいったんビデオカメラシステムに送信するが、ビデオカメラシステムにこれらを送信せず、ステップS3−6からS3−8へ直接進み、そのまま終了登録を行うようにしてもよい。
また、手動登録手段8は、記録終了登録の要求と同時に、ファイル転送手段49に、記録されたビデオデータをビデオサーバ9の所定のディレクトリに転送するよう命令する。ファイル転送手段49は、未登録のビデオデータのファイル名を”記録ID_セッションID.wmv”に書き換えてから転送する。この処理により、異なるビデオカメラシステムから同一のファイル名を持つビデオデータがビデオサーバに転送されることがなくなるため、ファイルの上書きによるデータの消失を防ぐことができる。
(ステップS3−8)
手動登録手段8から未登録データの終了登録要求が送られると、制御部52は登録部54に対して、当該記録セッションに対して、終了登録を行うよう命令する。登録部54は、記録プログラムから受け取ったメッセージに基づいて、使用状況リスト56、ビデオデータリスト55及びインデックスリスト57の書き換えを行う。
ビデオデータ管理手段は、手動登録手段8から「05/000010/002/01/2003-06-30-14-59-47/2003-06-30-16-28-40」というメッセージを受け取ると、ビデオデータリスト55の内容を図20(b)のように書き換える。図20(b)では記録ID00010のセッションIDに002が追記された。更に、記録ID 000010に係るインデックスリストの内容を図21(b)のように書き換える。図21(b)では、記録ID00010でセッションID002のビデオデータが登録された。
登録部54が当該セッションIDの終了を登録すると、制御部52はカメラシステムI/F部53に対して、終了登録に成功した旨を記録用PC1−2の手動登録手段8に返送するよう命令する。カメラシステムI/F53は、名前付きパイプにより手動登録手段8に終了登録が終了した旨を通知し、手動登録手段8は当該未登録データの手動登録動作を終了する。
(ステップS3−9)
記録用PC1−2が、終了登録が終了した旨の通知を受け取ると、手動登録手段8は未登録リスト160の内容から、終了登録したビデオデータを削除し、図18(a)の手動登録画面を更新する。以上で、図19のアクティビティ図に基づく処理が終了した。登録されたビデオデータをクライアントPCに配信する方法は実施例1と同じなので説明を省略する。
実施例2によれば、記録IDの取得に失敗した場合や、可搬型のビデオカメラシステムをネットワークのない環境に持ち込んだ場合においても、映像や音声の記録を行うことができる。また、未登録リストを利用することにより、終了登録されたデータと未登録のデータとを明示的に区別することができる。更に未登録リストに登録されたデータを事後的に管理サーバ10に登録することができる等の効果が生ずる。
実施例1又は2では、場所ID及び記録装置の稼動状況に基づいて、各記録セッションに対して適切な記録IDを割り当てることにより、異なるビデオカメラシステムで記録されたビデオデータを適切にグループ化するビデオデータ記録システムについて説明した。実施例3では、ビデオデータを記録している途中で記録の一時中断が可能なビデオデータ記録システムについて説明する。
図22(a)は、会議の途中で極秘の話題に差し掛かった場合、ビデオデータに記録されないように記録が中断された様子を示す。時刻Bに、一旦ビデオカメラシステム1−1による記録を中断し、極秘の話題が終了したとき(時刻C)に記録を再開している。図22(a)のような場合、実施例1のビデオデータ記録システムでは、時刻Bにおいて記録停止ボタン36を、また時刻Cにおいて記録開始ボタン35を押すことにより、2本のビデオデータV1−1とV1−2を得ることができる。しかしながら、実施例1で説明したビデオデータ記録システムでは、V1−1とV1−2に互いに異なる記録IDが割り当てられるので、例えば同じ会議を記録したにもかかわらず別のビデオデータとして取り扱われてしまう。同様に、図22(b)のように、ビデオカメラシステム1−1と別のビデオカメラシステム1−2を交互に稼動させて記録した場合も、得られた3つのビデオデータV2−1、V2−2、V2−3は、それぞれ別々のビデオデータとして取り扱われてしまう。実施例3では、図22(a)又は(b)のように記録されたビデオデータを互いに対応づけて管理できるビデオデータ管理システムについて説明する。
なお、ビデオデータ記録システムの概略構成図、ビデオカメラシステムの概略構成図及びビデオデータ管理サーバの概略構成図は、実施例1と同様である。
〔ビデオデータ記録システムの動作〕
実施例3におけるビデオデータ記録システムの動作について説明する。会議室1等のビデオカメラシステムを起動すると、記録用PCのCRTモニタには、記録プログラムの画面が表示される。図23(a)は、実施例3における記録プログラムの画面の一例を示す。図23(a)において、図9と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。
図23(a)の記録用プログラムの画面は、一時停止ボタン37(図23(a)ではPause)、再開ボタン38(図23(a)ではResume)を有する点で図9と異なる。記録開始ボタン35、記録停止ボタン36、一時停止ボタン37及び再開ボタン38は、操作時に操作可能なボタンのみが表示される。
図23(b)は、記録用プログラムの画面に表示される操作用のボタンの一覧を示す。図23(b)は、縦の欄がボタン操作前の状態を、横の欄が操作用のボタンが操作可能か否かを表す。「有効」と記載されているボタンは操作可能(表示される)であることを、「無効」と記載されているボタンは操作不能(表示されない)であることを示す。例えば、1行目のように、カメラシステムの起動時は記録停止状態であるので、記録開始ボタン35のみが有効となる。また、記録開始ボタン35と記録停止ボタン36とが、一時停止ボタン37と再開ボタン38とが、互いに排他的な表示される。
図24は、実施例3における記録動作を示すアクティビティ図の一例を示す。なお、図24のアクティビティ図において、図10のアクティビティ図と共通するステップS1−1からS1−4までは省略した。
以下では、図24のアクティビティ図にしたがって、図22(b)に示した時系列でビデオデータの記録が行われた場合について説明する。
・時刻A (2003年7月10日10時0分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−2による記録を開始。
・時刻B (2003年7月10日10時29分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−2による記録を一時停止。
・時刻E(2003年7月10日10時30分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−1による記録を開始。
・時刻F(2003年7月10日10時59分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−1による記録を停止。
・時刻C(2003年7月10日11時0分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−2による記録を再開。
・時刻D(2003年7月10日11時30分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−2による記録を停止。
時刻A:(図10のステップS1−1〜S1−5)
まず、ユーザの操作により、記録開始ボタン35が押下される(ステップS1−1)。ビデオデータ管理手段3は、場所IDを記したメッセージ、「01/場所ID/現在時刻」を受信する(ステップS1−2)。制御部52は記録ID割り当て部51に対して、当該記録セッションに対して、記録ID及びセッションIDを割り当てるよう命令し、記録ID割り当て部51は、ビデオデータ記録手段から受け取ったメッセージと、使用状況リスト及びビデオデータリストに基づいて、記録ID及びセッションIDを割り当てる(ステップS1−3)。
時刻Aで、ビデオカメラシステム1−2の記録プログラムから、「01/001/2003-07-10-10-00-00」というメッセージを受け取った時の使用状況リスト56及びビデオデータリスト55の内容が、それぞれ図25(a)、図26(a)のようであった場合について説明する。記録ID割り当て部51は、まず使用状況リスト56を参照し、受け取った場所IDにおいて現在記録IDが使用されているかどうかを確認する。この場合、記録IDが使用されていないので、新たに記録IDが割り当てられる。ここでは、ビデオデータリスト55又は使用状況リスト56に記載されている記録IDの最大値(000011)から1インクリメントした値、すなわち000012という記録IDを割り当てる。また、記録ID割り当て部51は、001というセッションIDを割り当てると共に、使用状況リスト56の内容を図25(b)のように書き換える。更に、送られてきた現在時刻を、セッションID001の記録開始時刻として、管理サーバ10のSDRAM22に記憶する。
記録ID及びセッションIDを取得した記録制御部43は、映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を開始するよう命令し、映像音声記録部42は、データ入力部41が取得したビデオデータをエンコードすると共に、エンコードされたデータをファイルに書き込み始める(ステップS1−4、S1−5)。
時刻B:(ステップS4−1、S4−2、S4−3)
時刻Bに、ユーザにより一時停止ボタン37が押下されると (ステップS4−1)、記録用PCは映像及び音声の記録を直ちに終了させ、ビデオデータをファイルとしてHDD24に保存すると共に、その時の時刻をSDRAM40に格納する(ステップS4−2)。
より詳しくは、ユーザ操作入力部46が一時停止ボタン37の押下を検知すると、記録制御部43は現在割り当てられている記録ID及びセッションIDを保持すると共に、映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を終了するよう命令する。すると映像音声記録部42は、データ入力部41が取得したビデオデータのエンコード及びファイルへの書き込みを停止する。実施例1では、取得した記録IDが”xxxxxx”、セッションIDが”yyy”であるとき、記録されるファイル名を”xxxxxx_yyy.wmv”とした。本実施例では、時映像音声記録部42は、現在の記録セッションが当該セッションIDにおいて何番目のデータか(何回中断されたか)を示す数値 (以下「サブ番号」と呼ぶ)を、ファイル名の末尾に追加する。例えば、1回目の一時停止後には” xxxxxx_yyy _01.wmv”というファイル名が付与される。
なお、一時停止ボタン37を押下した時は、記録停止ボタン36を押下したときの動作とは異なり、記録ID及びセッションIDの送信、当該記録セッションの終了登録の要求(ステップS1−7)など、記録用PCは管理サーバ10との通信は行わない。また一時停止中、記録用PCは、既に取得した記録ID及びセッションIDをそのまま保持する。一時停止状態は、ユーザが記録停止ボタン又は再開ボタンを押すまで継続する(ステップS4−3)。記録用PCと一切通信しないため、使用状況リスト56及びビデオデータリスト56の内容は、図25(b)、図26(a)のままである。
時刻E:(図10のステップS1−1〜S1−4)
時刻Eにおいて、ビデオカメラシステム1−1によりビデオデータの記録が開始される。ユーザにより記録開始ボタン35が押下されると、ビデオカメラシステム1−1の記録セッションとして記録ID及びセッションIDが割り当てられる。ビデオカメラシステム1−1に割り当てられる記録IDは、ビデオカメラシステム1−2と同じであり、セッションIDはビデオカメラシステム1−2と異なる。
管理サーバ10は、ビデオカメラシステム1−1の記録プログラムから、「01/002/2003-07-10-10-30-00」というメッセージを受け取る。記録ID割り当て部51は、使用状況リスト56(図25(b))を参照する。既に同一の場所IDを有する会議室で000012という記録IDが使用されているため、この要求に対しては同一の記録ID 000012を割り当てる。また、前回割り当てたセッションIDから1インクリメントした値(002)を、セッションIDとして付与する。また、使用状況リスト56の内容を図25(c)のように書き換える。更に、送られてきた現在時刻を、セッションID 002の記録開始時刻として、管理サーバ10のSDRAM22に記憶する。
以上のような動作により、記録ID割り当て部が記録ID及びセッションIDを割り当てると、制御部はカメラシステムI/F部に対して、該記録ID及び該セッションIDを要求元の記録プログラムに返送するよう命令する。するとカメラシステムI/Fは、名前付きパイプによりそれらのIDを、当該記録プログラムに返送する。
時刻F:(図10のステップS1−6〜S1−8)
時刻Fにおいて、ユーザにより記録停止ボタン36が押下されると、ビデオカメラシステム1−1による記録が停止される。管理サーバ10は、記録セッションの終了を登録する。
管理サーバ10は、ビデオカメラシステム1-1上の記録プログラムから、「02/000012/002/2003-07-10-10-59-00」というメッセージを受け取る。登録部54は、まず使用状況リスト56を参照し、受け取ったメッセージと現在稼動中の記録セッションとの対応付けを行う。この場合、図25(c)のように、記録ID000012及びセッションID002を持つ記録セッションが存在するので、登録部54は当該記録セッションの終了登録を開始する。
登録部54は、使用状況リスト56より記録ID000012、セッションID002に対応する場所ID(001)を取得すると共に、その記録開始時刻(2003年7月10日10時30分0秒)をSDRAM22から取得する。次に、使用状況リスト56において記録ID000012、セッションID002に相当する部分を消去することにより、使用状況リスト56の内容を図25(b)のように更新する。次に、ビデオデータリスト55の内容は図26(b)のように、記録ID000012で示されるデータの開始/終了時刻と、セッションID002のデータの記録開始/終了時刻とが一致するよう書き換えられる。
次いで、登録部54は、図27(a)のようなインデックスリスト57を生成する。以上のようにして、記録ID000012、セッションID002に対応するビデオデータのファイル名、記録開始/終了時刻がインデックスリスト57に記録される。
時刻C:(ステップS4−4、S4−5)
時刻Cにおいて、ユーザによりビデオカメラシステム1−2の再開ボタン38が押下されると、一時停止状態だった記録用PCは映像及び音声の記録を直ちに開始させると共に、その時の時刻をSDRAM40に格納する。再開ボタン38が押下された場合は、記録開始ボタン35が押下された場合と異なり、記録用PCは管理サーバ10との通信を行わない。また、記録用PCは、一時停止中に保持していた記録ID及びセッションIDを、新たに始まった記録セッションに割り付ける。
より詳しくは、ユーザ操作入力部46が再開ボタン38の押下を検知すると、記録制御部43は映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を開始するよう命令する。すると映像音声記録部42は、データ入力部41が取得したビデオデータをエンコードすると共に、エンコードされたデータをファイルに書き込み始める。一回記録が一時停止されていることから、ビデオデータのファイル名には、サブ番号2が付与される。したがって、記録制御部43が保持した記録ID及びセッションID、及びこれから記録されるデータのサブ番号が2であることから、記録されるファイル名は”xxxxxx_yyy_02.wmv”となる。
この記録状態は、ユーザが記録停止ボタン36又は一時停止ボタン37を押下するまで継続される。なお、一時停止状態又は再開状態で、ユーザが一時停止ボタンを押すと、ステップS4−2以降の処理を繰り返す。
なお、記録用PCと通信しないため、使用状況リスト56、ビデオデータリスト55及びインデックスリスト57の内容は、それぞれ図25(b)、図26(b)、図27(a)のままである。
時刻D:(ステップS4−6、S4−7)
時刻Dにおいて、一時停止状態又は再開状態で、ユーザにより記録停止ボタンが押下されると、記録用PCは映像及び音声の記録を直ちに終了させる。
ユーザ操作入力部46が記録停止ボタン36の押下を検知すると、記録制御部43は映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を終了するよう命令する。”xxxxxx_yyy_02.wmv”というファイルがHDD24に保存されると共に、記録終了時の時刻がSDRAM40に記録される。
続いて、記録制御部43は、管理サーバI/F部44に対して、当該記録セッションに係る記録ID及びセッションIDを管理プログラムに渡すと共に、当該セッションIDに係る記録動作の終了を管理サーバ10に登録してもらうよう命令する。すると管理サーバI/F部44は、ビデオ管理プログラムが生成した名前付きパイプに接続し、ビデオ管理プログラムに記録ID及びセッションIDを記した次のメッセージを送信する。
「05/記録ID/セッションID/データ数/サブ番号1の記録開始時刻/サブ番号1の記録終了時刻/サブ番号2の記録開始時刻/サブ番号2の記録終了時刻/…」。ビデオカメラ1−2によるビデオデータは記録開始時刻と記録終了時刻を有するので、”05”で始まる未登録データの終了登録命令が送信される。
また、ビデオデータ記録手段3は、記録終了登録の要求と同時に、ファイル転送手段49を呼び出し、記録されたビデオデータをビデオサーバ9における所定のディレクトリに転送する。この時点では、ファイル名は、”xxxxxx_yyy_01.wmv”又は”xxxxxx_yyy_02.wmv”のままであり、記録ID、セッションID及びサブ番号をそのままファイル名に残した形で転送される。これにより、異なるビデオカメラシステムから同一のファイル名を持つビデオデータがビデオサーバに転送されることがなくなるため、ファイルの上書きによるデータの消失を防ぐことができ、大変好適である。
時刻D:(ステップS4−8)
管理サーバ10は、ビデオカメラシステム1−2の記録プログラムから、「05/記録ID/セッションID/データ数/サブ番号1の記録開始時刻/サブ番号1の記録終了時刻/サブ番号2の記録開始時刻/サブ番号2の記録終了時刻/…」のフォーマットに従い、「05/000012/001/02/2003-07-10-10-00-00/2003-07-10-10-29-00/2003-07-10-11-00-00/2003-07-10-11-30-00」というメッセージを受け取る。ここでは、記録されたファイルの数が2つあるため、データ数の値が”02”であると共に、記録開始時刻及び記録終了時刻が2組記述されている。
次いで、登録部54は、まず使用状況リスト56を参照し、受け取ったメッセージと現在稼動中の記録セッションとの対応付けを行う。対応付けに成功すると、登録部54は当該記録セッションの終了登録を開始する。
登録部54は、使用状況リスト56より記録ID000012、セッションID001に対応する場所ID(001)を取得する。次に、使用状況リスト56において記録ID 000012、セッションID001に相当する部分を消去することにより、内容を図25(a)のように更新する。次に、ビデオデータリストの内容を図26(c)のように書き換える。このように、記録ID000012で示されるデータの開始/終了時刻が、セッションID001と002の記録開始時刻の早い方、セッションID001と002の記録終了時刻の遅い方に、それぞれ一致するよう書き換えられる。
次いで、登録部54は、図27(a)のインデックスリスト57の内容を、図27(b)のように変更する。各々のビデオデータのファイル名と記録開始/終了時刻とを、ビデオデータ記録手段3から送られてきた上記メッセージを基に対応付けることにより、インデックスリスト57への記録を行う。図27(b)のように、記録ID000012を有するビデオデータのファイル名、記録開始/終了時刻が、記録開始時刻の昇順となるようインデックスリスト57に記録される。
以上のような動作により、登録部54が当該セッションIDの終了を登録すると、制御部52はカメラシステムI/F部53に対して、終了登録に成功した旨を要求元の記録プログラムに返送するよう命令する。するとカメラシステムI/F53は、名前付きパイプによりビデオデータ記録手段3に通知し、ビデオデータ記録手段3は当該記録セッションの動作を終了する。
ビデオデータの登録が終了すると、ビデオデータリスト表示手段61は、クライアントPCから送られてくるビデオデータ一覧表示要求に応じて、該要求に応じた一覧ページをクライアントPCに送り返す。ビデオデータリスト表示手段61については実施例1で説明したので簡単に説明する。
例えば、クライアントPCにおいてWWW (World Wide Web)ブラウザが起動され、アドレス欄に
http://RecManager01/view.cgi
と入力される。ビデオデータリスト表示手段61は、既に記録されたデータを一覧表示するためのHTMLドキュメントを生成し、クライアントPCのWWWブラウザ上に、図28のような、ビデオデータリスト画面を表示させる。
図28において、下線の付いた「ビデオX・・・」というテキストは、対応するビデオデータへのハイパーリンクである。例えば、記録ID 000012の「ビデオ1 (10:00:00 - 10:29:00)」と書かれたリンクは、
mms://VideoServer/000012_001_01.wmv
を指しており、このリンクをマウスの左ボタンでクリックすると、ビデオサーバ上の動画配信プログラムが呼び出される。ビデオデータ配信手段7は、ビデオサーバ9のHDDに記録されたビデオファイル000012_001_01.wmvを、ネットワーク経由でクライアントPCにストリーミング配信する。
実施例3によれば、途中で記録を中断した場合や、複数のビデオカメラシステムを交互に稼動させた場合でも、記録された複数のビデオデータを同一の会議が記録されたビデオデータとして取り扱うことができる。また、それぞれのビデオデータの記録開始/終了時間がばらついても柔軟に対応することができる。なお、ビデオデータ記録手段3が記録開始時、記録終了時、一時停止時、及び再開時の現在時刻を送る代わりに、記録用PCが、上記の状態の変化があった時に管理サーバ10にメッセージを通知し、ビデオデータ管理手段5がその時の現在時刻を、記録開始、記録終了、一時停止及び再開が発生した時刻として記憶するように構成してもよい。このような構成とすることで、各々の記録用PCの間で時刻がずれている場合でも、管理サーバ10の時計さえ調整しておけば、各ビデオデータの時刻情報を正確に記録・管理することができる。
実施例4では、実施例2のように、ネットワークに接続されていないビデオカメラシステムにおいて、実施例3のようにビデオデータの記録を中断・再開させることができるビデオデータ記録システムについて説明する。
ビデオデータ記録システムの概略構成図は実施例2の図13と同様である。すなわち、ビデオカメラシステム1−2の記録用PCがLANに接続されていないノートPCで構成されている。また、ビデオカメラシステムの概略構成図は、実施例2の図14と同様である。すなわち、各ビデオカメラシステムは、手動登録手段8を有する。なお、管理サーバ10及びビデオサーバ9の概略構成図は、実施例1と同様である。
〔ビデオデータ記録システムの動作〕
以下、実施例4におけるビデオデータ記録システムの動作について説明する。会議室1のビデオカメラシステム1−2を起動すると、記録用PCのCRTには、図23(a)のように、記録プログラムの画面が表示される。
図29は、ネットワークに接続されていないビデオカメラシステム (本実施例ではカメラシステム1−2が該当する)における、記録動作を示すアクティビティ図の一例である。なお、図29のアクティビティ図において、図15のアクティビティ図と共通するステップS2−1からS2−5までは省略した。
ネットワークと接続されている場合の動作は、実施例3と同様であるので、各々のビデオカメラシステムはネットワーク接続の有無に応じて、図24と図29の動作を切り替える。
実施例3と同様に、以下の時系列でビデオデータの記録を行った場合について説明する。
・時刻A (2003年7月10日10時0分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−2による記録を開始。
・時刻B (2003年7月10日10時29分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−2による記録を一時停止。
・時刻E (2003年7月10日10時30分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−1による記録を開始。
・時刻F (2003年7月10日10時59分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−1による記録を停止。
・時刻C (2003年7月10日11時0分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−2による記録を再開。
・時刻D (2003年7月10日11時30分0秒とする)で、ビデオカメラシステム1−2による記録を停止。
時刻A:(ステップS2−1〜S2−5)
ユーザにより記録開始ボタン35が押下されると、実施例2で説明した図15のステップ2−1〜2−5の動作を行う。ビデオカメラシステム1−2はネットワークに接続されていないので、記録ID、セッションIDが割り当てられないで、ビデオデータの記録が開始する。実施例2で説明したように、記録されるファイル名を、”Rec_0006.wmv”として、ビデオデータが記録される。
時刻B:(ステップS5−1、S5−2)
ユーザにより一時停止ボタン37が押下されると、記録用PC1−2は、映像及び音声の記録を直ちに終了させ、ビデオファイルをHDD24に保存すると共に、その時の時刻をSDRAM40に格納する。
より詳しくは、ユーザ操作入力部46が一時停止ボタン37の押下を検知すると、記録制御部43は、映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を終了するよう命令する。映像音声記録部42は、データ入力部41が取得した映像・音声データのエンコード及びファイルへの書き込みを停止する。映像音声記録部42は、現在の記録セッションにおいて当該セッションIDのサブ番号を、ファイル名の末尾に追加する。本実施例では、時刻Bの一時停止後には、当初付けられていたファイル名は、”Rec_0006_01.wmv”というファイル名に変更される。なお、この一時停止状態は、ユーザが記録停止ボタン36又は再開ボタン38を押下するまで継続する。
時刻E:(図10のステップ1−2、1−4)
時刻Eにおいて、ビデオカメラシステム1−1によりビデオデータの記録が開始される。ビデオカメラシステム1−1は、ネットワークに接続されている。実施例1で説明したように、ビデオカメラシステム1−1による記録セッションには、以下のようにして新たな記録ID及びセッションIDが割り当てられる。
管理サーバ10は、ビデオカメラシステム1−1の記録プログラムから、「01/002/2003-07-10-10-30-00」というメッセージを受け取る。メッセージを受け取った時の使用状況リスト56及びビデオデータリスト55の内容は、それぞれ図30(a)、図31(a)のようであったとする。記録ID割り当て部51は、使用状況リスト56を参照して、受け取った場所IDにおいて現在記録IDが使用されているかどうかを確認する。この場合、記録IDが使用されていないので、新たに記録IDを割り当てるようにする。ここでは、ビデオデータリスト55又は使用状況リスト56に記載されている記録IDの最大値から1インクリメントした値、すなわち000012という記録IDを割り当てる。また、記録ID割り当て部51は、001というセッションIDの割り当てると共に、使用状況リスト56の内容を図30(b)のように書き換える。更に、送られてきた現在時刻を、セッションID 001の記録開始時刻として、管理サーバ10のSDRAM22に記憶する。
以上のような動作により、記録ID割り当て部51が記録ID及びセッションIDを割り当てると、制御部52はカメラシステムI/F部53に対して、該記録ID及び該セッションIDを要求元のビデオデータ記録手段3に返送するよう命令する。カメラシステムI/F53は、名前付きパイプによりそれらのIDを、当該ビデオデータ記録手段3に返送する。
時刻F:(図10のステップS1−8)
時刻Fにおいて、ユーザにより記録停止ボタン36が押下されると、ビデオカメラシステム1−1による記録が停止される。管理サーバ10は、記録セッションの終了を登録する。
管理サーバ10は、ビデオカメラシステム1−1のビデオデータ記録手段3から、「02/000012/001/2003-07-10-10-59-00」というメッセージを受け取る。登録部54は、まず使用状況リスト56を参照し、受け取ったメッセージと現在稼動中の記録セッションとの対応付けを行う。この場合、図30(b)のように、記録ID000012及びセッションID001を持つ記録セッションが存在するので、登録部54は当該記録セッションの終了登録を開始する。使用状況リスト56、ビデオデータリスト55の内容は、それぞれ図30(a)、図31(b)のように更新される。
次いで、登録部54は、図32(a)のようなインデックスリスト57を生成する。以上のようにして、記録ID000012、セッションID002に対応するビデオデータのファイル名、記録開始/終了時刻がインデックスリスト57に記録される。
時刻C:(ステップS5−4、5−5)
時刻Cにおいて、ユーザによりビデオカメラシステム1−2の再開ボタン38が押下されると、一時停止状態だった記録用PC1−2は映像及び音声の記録を直ちに開始させると共に、その時の時刻をSDRAM40に格納する。
ユーザ操作入力部46が再開ボタン38の押下を検知すると、記録制御部43は映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を開始するよう命令する。映像音声記録部42は、データ入力部41が取得した映像・音声データをエンコードすると共に、エンコードされたビデオデータをファイルに書き込み始める。一回記録が一時停止されていることから、ビデオデータのファイル名には、サブ番号2が付与される。したがって、記録制御部43が保持した記録ID及びセッションID、及びこれから記録されるデータのサブ番号が2であることから、記録されるファイル名は” Rec_0006_ 02.wmv ”となる。
この記録状態は、ユーザが記録停止ボタン36又は一時停止ボタン37を押下するまで継続される。なお、一時停止状態又は再開状態で、ユーザが一時停止ボタン37を押下すると、ステップS5−2以降の処理を繰り返す。
時刻D:(ステップS5−6、S5−7)
時刻Dにおいて、一時停止状態又は再開状態で、ユーザにより記録停止ボタンが押下されると、記録用PCは映像及び音声の記録を直ちに終了させる。ビデオカメラシステム1−2は、ネットワークに接続されていないので、実施例3のように終了登録を要求する代わりに、当該記録セッションの映像・音声データのファイル名(拡張子なし)、記録開始/終了時刻を、未登録リスト160に追記する。
より詳しくは、ユーザ操作入力部46が停止ボタン36の押下を検知すると、記録制御部43は映像音声記録部42に対して、映像及び音声の記録を終了するよう命令する。上記したように、”Rec_0006_02.wmv”というファイルがHDD24に保存されると共に、記録終了時の時刻をSDRAM40に記録される。
続いて、記録制御部43は、当該記録セッションの関連情報を未登録リスト160に記載する。図33は、未登録リスト160の一例を示す。未登録リスト160は、図33のように、拡張子のないファイル名、記録ID(あれば)、セッションID(あれば)、記録開始/終了時刻の記録欄を有する。図33の未登録リスト160は、記録された映像・音声データのファイル名が”Rec_0006_01.wmv”と”Rec_0006_02.wmv”である場合の未登録リストへの内容を示している。以上で、図29のアクティビティ図の動作が終了する。
〔手動登録手段8〕
未登録リスト160に登録されたビデオデータを管理サーバ10へ登録する処理について説明する。手動登録手段8の機能構成図は、図17と同様であるので説明は省略する。また、実施例2と同様、手動登録手段8は、例えば記録用PC1−2にインストールされた手動登録プログラムにより実現される。
手動登録手段8は、ユーザの操作により、LCDに手動登録画面を表示する。モニタには図35のような画面が表示される。図35は、手動登録画面の一例を示す。手動登録画面の各項目については、図18と同様であるので説明は省略する。手動登録手段8は、図33の未登録リスト160を参照することにより、管理サーバ10への終了登録が完了していないデータを、未登録リスト表示欄に一覧表示する。
図33の未登録リストでは、”Rec_0006_01”と”Rec_0006_02”の2つの拡張子無しファイル名が記載されており、”Rec_”の次の番号(0006)が一致しているため、手動登録手段8はこの両者を同じデータとして取り扱う。その結果、図35の初期画面においては、”Rec_0006_01”と”Rec_0006_02”の2つのファイルが”Rec_0006”として1ファイルとして表示される。ここで、「開始時刻」には両者の開始時刻のうち早い方が、また「終了時刻」には両者の終了時刻のうち遅い方が表示される。
図35の”Rec_0006”は、ファイル”Rec_0006_01.wmv”を指し示すハイパーリンクとなっており、ユーザがこの部分をクリックすると、当該ファイルの再生が開始される。これにより、ビデオデータを手動登録する前に、ユーザがその内容を非常に簡単な操作で確認できるため、大変好適である。
〔手動登録手段8の動作〕
続いて、実施例4において、手動登録画面図を用いて未登録リスト160に記録されたビデオデータを終了登録する処理について説明する。手動登録手段8が未登録リスト160のビデオデータを終了登録する動作を示すアクティビティ図は、図19と同様である。以下、図19に基づいて、手動登録動作の全体的な流れを説明する。
(ステップS3−1)
ユーザの操作により、登録ボタン173が押下される。
(ステップS3−2)
ユーザ操作入力部46が、”Rec_0006”で表示される項目に対応する「登録」ボタン173の押下を検知すると、制御部162は、選択された未登録データに記録ID及びセッションIDが存在するかをチェックする。本実施例では、これらのIDは存在しないので、制御部162は、管理サーバI/F部44に対して、選択された未登録データの記録開始/終了時刻(2003/07/10 10:00:00 - 2003/07/10 11:30:00)及び場所ID設定欄171に表示されている場所ID(001)をビデオデータ管理手段5に渡すと共に、記録ID及びセッションIDを取得するよう命令する。管理サーバI/F部44は、ビデオデータ管理手段5が生成した名前付きパイプに接続し、実施例2と同様に、ビデオデータ管理手段5に場所IDを記した次のメッセージ「04/場所ID/記録開始時刻/記録終了時刻」を送信する。
(ステップS3−3)
手動登録プログラムから場所ID及び記録開始/終了時刻が送られると、図5の制御部52は、記録ID割り当て部51に対して、当該記録セッションに、記録ID及びセッションIDを割り当てるよう命令する。記録ID割り当て部51は、手動登録手段8から受け取ったメッセージ「04/001/2003-07-10-10-00-00/2003-07-10-11-30-00」と、ビデオデータリスト55に基づいて、記録ID及びセッションIDを割り当てる。
(ステップS3−4)
上記メッセージを受け取った時点でのビデオデータリスト55とインデックスリスト57の内容は、それぞれ図30(b)、図32(a)に示される。記録ID割り当て部51は、ビデオデータリスト55を参照し、受け取った場所IDと一致するビデオデータを検索する。次に、検索したビデオデータの中で、受け取った記録開始/終了時刻と重複する時間帯を持つ記録データを抽出する。図30(b)及び図31(b)から、記録ID 000012のデータが該当するので、記録ID割り当て部51は、記録ID 000012に既に存在するセッションID(001)の最大値に1インクリメントした002というセッションIDを割り当てる。
(ステップS3−5)
受け取った場所IDと一致するビデオデータの検索の結果、受け取った記録開始/終了時刻と重複する時間帯のデータが存在しない場合には、管理サーバ10は当該未登録データに対して、新規の記録ID及びセッションIDを付与する。
(ステップS3−6)
記録ID割り当て部51が記録ID及びセッションIDを割り当てると、制御部52はカメラシステムI/F部53に対して、該記録ID及び該セッションIDを記録用PC1−2の手動登録手段8に返送するよう命令する。この命令を受けカメラシステムI/F53は、名前付きパイプにより記録ID及びセッションIDを手動登録手段8に返送する。
(ステップS3−7)
記録制御部43は管理サーバI/F部44に対して、当該未登録データに係る記録ID及びセッションIDをビデオデータ管理手段5に渡すと共に、当該セッションIDに係る記録動作の終了を管理サーバ10に登録してもらうよう命令する。管理サーバI/F部44は、ビデオデータ管理手段5が生成した名前付きパイプに接続し、ビデオデータ管理手段5に記録ID及びセッションIDを記した以下のメッセージを送信する。「05/記録ID/セッションID/データ数/サブ番号1の記録開始時刻/サブ番号1の記録終了時刻/サブ番号2の記録開始時刻/サブ番号2の記録終了時刻/…」。
また、手動登録手段8は、記録終了登録の要求と同時に、ファイル転送手段49を呼び出し、記録されたビデオデータをビデオサーバ9における所定のディレクトリに転送する。ファイル転送手段49は、ファイル名を、”記録ID_セッションID_サブ番号.wmv”に書き換えてから転送する。これにより、異なるビデオカメラシステムから同一のファイル名を持つビデオデータがビデオサーバ9に転送されることがなくなるため、ファイルの上書きによるデータの消失を防ぐことができ、大変好適である。
(ステップS3−8)
管理サーバ10は、ビデオカメラシステム1−2の手動登録手段8から、「05/000012/002/02/2003-07-10-10-00-00/2003-07-10-10-29-00/2003-07-10-11-00-00/2003-07-10-11-30-00」というメッセージを受け取る。本実施例では、記録されたファイルの数が2つあるため、データ数の値が”02”であると共に、記録開始時刻及び記録終了時刻が2組記述されている。
以降は、実施例2で説明したように、ビデオデータリスト55及びインデックスリスト56の内容が、それぞれ図31(c)、図32(b)のように書き換えられる。
登録部54が当該セッションIDの終了を登録すると、制御部52はカメラシステムI/F部53に対して、終了登録に成功した旨を要求元の手動登録手段8に返送するよう命令する。カメラシステムI/F部53は、名前付きパイプによりビデオデータ記録手段3に通知し、手動登録手段8は当該未登録データの手動登録動作を終了する。
(ステップS3−9)
記録用PC1−2が、終了登録が終了した旨の通知を受け取ると、手動登録手段8は未登録リスト160の内容から、終了登録したビデオデータを削除し、図35の手動登録画面を更新する。以上で、図19のアクティビティ図に基づく処理が終了した。登録されたビデオデータをクライアントPCに配信する方法は実施例1と同じなので説明を省略する。
実施例4によれば、記録IDの取得に失敗した場合や、可搬型のビデオカメラシステムをネットワークのない環境に持ち込んだ場合においても、映像や音声の記録の中断・再開を行うことができる。また、一時停止前後に記録された複数のファイルを未登録リストに登録することにより、これらのファイルを対応づけて事後的に管理サーバ10に登録することができる。
なお、本実施例では、管理サーバ10と通信不可能の場合にのみ、記録ID及びセッションIDがない状態で記録を開始することとしたが、管理サーバ10との接続可否にかかわらず、これらのID無しでビデオデータを記録できるようにしてもよい。例えば、記録用PCはLANに接続されているが、ビデオデータの登録を要求したい管理サーバ10が当該LANの外にある場合、ユーザの選択により記録ID及びセッションID無しでビデオデータを記録し、一時的に未登録リストに登録するようにしてもよい。
実施例1ないし4は、本発明の一例にすぎず、下記のように、本発明の構成要素を別の要素に変更した例も、本発明と範囲に含まれる。例えば、記録したビデオデータをネットワーク経由で配信するシステムについて述べたが、ビデオデータリスト表示手段61を実現するためのHTTPサーバプログラム及びビデオサーバ9のビデオデータ配信手段7は、実現容易な実施例を示したにすぎない。例えば、実施例1及び2からビデオサーバ9を排除してもよいし、ビデオサーバ8の代わりに別のサーバを設置してもよい。
また、図1などで示したビデオデータ記録システムの構成は、本発明の一例にすぎない。例えば、ビデオデータ管理手段、ビデオデータリスト表示手段61だけでなく、ビデオデータ配信手段7を管理サーバ10に格納するなど、別の構成であってもよい。
また、上記実施例においては、場所IDによりビデオカメラシステムが存在する場所を識別したが、例えば、場所IDの代わりに、記録セッションの管理責任者やビデオカメラシステムの管理部署などの情報を示すIDを使用してもよい。
また、上記実施例では、1つの場所において2組のビデオカメラシステムが存在するとしたが、ビデオカメラシステムの個数は任意でよく、また場所毎に個数が異なっていてもよい。上記実施例では、場所毎に異なる数のビデオカメラシステムが存在する場合でも、構成の変更や拡張なしに対応できる。
また、上記実施の形態では、プロセス間通信の手法として名前付きパイプを例に挙げて説明したが、例えば、プロセス間通信にSOAP (Single Object Access Protocol)を用いてもよい。その他OS、ビデオデータ、記録開始/終了時刻等のデータフォーマット、場所ID、セッションID、等の形式に関しても、上記実施例は一例を示したにすぎず、別の形式を使用してもよい。
本発明においては、ビデオカメラシステム及びコンピュータというハードウェア資源と、ビデオデータを管理、保存、配信等行うソフトウェア処理とが協働した具体的手段により、本発明の目的に応じ、情報の演算・加工を実現している。したがって、産業上の利用可能性を有する。
ビデオデータ記録システムの概略構成図の一例である。 ビデオカメラシステムの概略構成図の一例である。 管理サーバ及びビデオサーバの概略構成図の一例である。 ビデオデータ記録手段の機能構成図の一例である。 ビデオデータ管理手段の機能構成図である。 使用状況リストの一例を示す図である。 ビデオデータリストの一例を示す図である。 インデックスリストの一例を示す図である。 記録プログラムの画面の一例を示す図である。 ビデオデータ記録システムにおける記録動作を示すアクティビティ図の一例である。 ビデオデータリスト表示手段の概略構成図の一例である。 クライアントPCに表示されたビデオデータリスト画面の一例である。 実施例2におけるビデオデータ記録システムの概略構成図の一例である。 ビデオカメラシステムの概略構成図の一例である。 ビデオデータ記録システムにおける記録動作を示すアクティビティ図の一例である。 未登録リストの一例を示す図である。 未登録リストに登録されたビデオデータを手動で終了登録する手動登録手段の機能構成図の一例である。 手動登録画面の一例を示す図である。 手動登録手段が未登録リストのビデオデータを終了登録する処理を示すアクティビティ図の一例である。 実施例2におけるビデオデータリストの一例である。 実施例2におけるインデックスリストの一例である。 ビデオデータが中断されて記録される場合の一例である。 記録プログラムの画面の一例を示す図である。 実施例3における記録動作を示すアクティビティ図の一例である。 実施例3における使用状況リストの一例を示す図である。 実施例3におけるビデオデータリストの一例である。 実施例3におけるインデックスリストの一例である。 実施例3においてクライアントPCに表示されたビデオデータリスト画面の一例である。 実施例4において、手動登録手段が未登録リストのビデオデータを終了登録する処理を示すアクティビティ図の一例である。 実施例4における使用状況リストの一例を示す図である。 実施例4におけるビデオデータリストの一例である。 実施例4におけるインデックスリストの一例である。 実施例4における未登録リストの一例を示す図である。 実施例4における手動登録画面の一例を示す図である。
符号の説明
1−1、1−2、2−1、2−2 ビデオカメラシステム
3 ビデオデータ記録手段
5 ビデオデータ管理手段
7 ビデオデータ配信手段
8 手動登録手段
9 ビデオサーバ
10 ビデオデータ管理サーバ(管理サーバ)
11 ネットワーク
41 データ入力部
42 映像音声記録部
43 記録制御部
44 管理サーバI/F部
45 表示部
47 ビデオデータ再生手段
48 一時停止・再開手段
49 ファイル転送手段
51 記録ID割り当て部
52 制御部
53 カメラシステムI/F部
54 登録部
55 ビデオデータリスト
56 使用状況リスト
57 インデックスリスト
58 場所IDリスト
61 ビデオデータリスト表示手段
62 稼動状況リスト参照手段
63 管理ID付与手段
64 管理ID送信手段
65 ファイル名付与手段
66 記録履歴登録手段
68 ビデオデータインデックスリスト登録手段
160 未登録リスト
161 ファイルI/F部
162 制御部

Claims (31)

  1. 映像を記録する記録装置と、当該記録装置で記録された前記映像に係るビデオデータを管理するビデオデータ管理サーバと、を有するビデオデータ記録システムであって、
    前記記録装置は、当該記録装置が属するグループを示すグループIDを有する記録開始信号を前記ビデオデータ管理サーバへ送信する記録開始信号送信手段を有し、
    前記ビデオデータ管理サーバは、受信した前記記録開始信号中の前記グループIDをキーに前記記録装置の稼動状況を示す稼動状況リストを参照する稼動状況リスト参照手段と、
    前記稼動状況リスト参照手段により参照された前記記録装置の稼動状況及び前記グループIDに応じて、当該記録装置で記録された前記ビデオデータを管理する管理ID及びサブ管理IDを付与する管理ID付与手段と、
    前記管理ID付与手段により付与された管理ID及びサブ管理IDを前記記録装置に送信する管理ID送信手段と、を有し、
    前記記録装置は、記録が終了した時に、前記管理ID及びサブ管理IDを付した記録終了信号を前記ビデオ管理サーバに返信する記録終了信号送信手段を、有することを特徴とするビデオデータ記録システム。
  2. 前記記録装置は、前記ビデオデータの記録を一時的に停止する一時停止手段と、
    前記一時停止手段により停止された前記ビデオデータの記録を再開する再開手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のビデオデータ記録システム。
  3. 前記管理ID付与手段は、前記稼動状況リスト参照手段による前記稼動状況リストの参照結果に基づいて、同じグループIDを有する記録装置が稼動している場合には、稼動している記録装置と同一の管理IDを付与し、かつ、稼動している記録装置とは異なるサブ管理IDを付与する、ことを特長とする請求項1又は2記載のビデオデータ記録システム。
  4. 前記記録開始信号又は前記記録終了信号は、当該記録装置が記録開始又は記録終了した時点の時刻を含むことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のビデオデータ記録システム。
  5. 前記記録終了信号は、当該記録装置が記録を一時停止した時点の時刻若しくは再開した時点の時刻、又は、一時停止の回数に係る情報、を含むことを特徴とする請求項4記載のビデオデータ記録システム。
  6. 前記ビデオ管理サーバは、前記記録開始信号又は前記記録終了信号を受信した時点の時刻を一時保存する時刻保存手段を更に有する、ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のビデオデータ記録システム。
  7. 前記ビデオ管理サーバは、前記管理ID及びサブ管理IDに基づいて、前記ビデオデータに所定のファイル名を付与するファイル名付与手段と、
    前記ファイル名付与手段により付与されたファイル名を用いて前記ビデオデータをインデックスリストに登録するビデオデータインデックスリスト登録手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載のビデオデータ記録システム。
  8. 前記ファイル名付与手段は、前記記録終了信号が有する一時停止の回数が1以上の場合、前記一時停止手段による記録の中断により得られた複数のビデオデータのそれぞれに所定のファイル名を付与する、ことを特徴とする請求項7記載のビデオデータ記録システム。
  9. 前記ビデオ管理サーバは、前記管理ID及びサブ管理IDと共に、記録開始時刻情報、記録終了時刻情報及びグループID情報の少なくとも1つの情報を、ビデオデータリストに登録する記録履歴登録手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし9いずれか記載のビデオデータ記録システム。
  10. 前記ビデオ管理サーバは、ネットワークを介して接続されたクライアントPCからビデオデータのリストの要求を受けるビデオデータリスト要求受信手段と、
    前記ビデオデータリスト要求受信手段によりビデオデータのリストの要求を受けた場合に、前記インデックスリストを参照してビデオデータのリストを前記クライアントPCに送信するビデオデータリスト送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1ないし9いずれか記載のビデオデータ記録システム。
  11. 映像を記録する記録装置と、記録された前記映像に係るビデオデータを管理するビデオデータ管理サーバと、を有するビデオデータ記録システムであって、
    前記記録装置は、記録が終了した後に、当該記録装置が属するグループを示すグループIDを有する記録終了情報を前記ビデオデータ管理サーバへ送信する記録終了情報送信手段を有し、
    前記ビデオデータ管理サーバは、ビデオデータリスト及び受信した前記記録終了情報に応じて、該記録装置で記録された前記ビデオデータを管理する管理ID及びサブ管理IDを付与する管理ID付与手段と、
    前記管理ID付与手段により付与された管理ID及びサブ管理IDを前記記録装置に送信する管理ID送信手段と、
    前記管理ID及びサブ管理IDと共に、記録の終了を前記ビデオデータリストに登録する記録履歴登録手段と、
    を有することを特徴とするビデオデータ記録システム。
  12. 前記管理ID付与手段は、前記記録終了情報送信手段により送信されたグループIDが同一で、かつ、前記記録終了情報が有する記録開始時刻及び記録終了時刻に基づく記録実施時間が重複するビデオデータが前記ビデオデータリストに登録されている場合には、
    当該ビデオデータと同一の管理IDを付与し、かつ、当該ビデオデータとは異なるサブ管理IDを付与する、ことを特長とする請求項11記載のビデオデータ記録システム。
  13. 前記記録装置は、記録が終了した後に、記録されたビデオデータを未登録のビデオデータとして未登録ビデオリストに登録する未登録ビデオリスト登録手段と、
    前記未登録ビデオリストの内容を当該記録装置の画面に表示する未登録ビデオリスト表示手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項11又は12記載のビデオデータ記録システム。
  14. 前記記録装置は、前記未登録ビデオリスト表示手段により表示されたビデオデータのリストのうち、所定のビデオデータを再生するビデオデータ再生手段を有することを特徴とする請求項13記載のビデオデータ記録システム。
  15. 記録装置により記録された映像に係るビデオデータを管理するビデオデータ管理サーバであって、
    前記記録装置から、当該記録装置が属するグループを示すグループIDを有する記録開始信号を受信する記録開始信号受信手段と、
    前記記録開始信号が有する前記グループIDをキーに前記記録装置の稼動状況を示す稼動状況リストを参照する稼動状況リスト参照手段と、
    前記稼動状況リスト参照手段により参照された前記記録装置の稼動状況及び前記グループIDに応じて、当該記録装置で記録された前記ビデオデータを管理する管理ID及びサブ管理IDを付与する管理ID付与手段と、
    前記管理ID付与手段により付与された管理ID及びサブ管理IDを前記記録装置に送信する管理ID送信手段と、
    前記記録装置から、記録が終了した時に、前記管理ID及びサブ管理IDを付した記録終了信号を受信する終了信号受信手段と、
    を有することを特徴とするビデオデータ管理サーバ。
  16. 前記管理ID付与手段は、前記稼動状況リスト参照手段による稼動状況リストの参照結果に基づいて、同じグループIDを有する記録装置が稼動している場合には、稼動している記録装置と同一の管理IDを付与し、かつ、稼動している記録装置とは異なるサブ管理IDを付与する、ことを特長とする請求項15記載のビデオデータ管理サーバ。
  17. 前記記録開始信号又は前記記録終了信号は、当該記録装置が記録開始又は記録終了した時点の時刻を含むことを特徴とする請求項15又は16記載のビデオデータ管理サーバ。
  18. 前記記録終了信号は、当該記録装置が記録を一時停止した時点の時刻若しくは再開した時点の時刻、又は、一時停止の回数に係る情報、を含むことを特徴とする請求項17記載のビデオデータ管理サーバ。
  19. 前記記録開始信号又は前記記録終了信号を受信した時点の時刻を一時保存する現在時刻保存手段を更に有する、ことを特徴とする請求項15ないし18いずれか記載のビデオデータ管理サーバ。
  20. 前記管理ID及びサブ管理IDに基づいて、前記ビデオデータに所定のファイル名を付与するファイル名付与手段と、
    前記ファイル名付与手段により付与されたファイル名を用いて前記ビデオデータをインデックスリストに登録するビデオデータインデックスリスト登録手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項15ないし19いずれか記載のビデオデータ管理サーバ。
  21. 前記管理ID及びサブ管理IDと共に、現在時刻情報、記録終了時刻情報及びグループID情報の少なくとも1つを、前記ビデオデータリストに登録する記録履歴登録手段を更に有する、ことを特徴とする請求項15ないし20いずれか記載のビデオデータ管理サーバ。
  22. ネットワーク介して接続されたクライアントPCからビデオデータのリストの要求を受けるビデオデータリスト要求受信手段と、
    前記ビデオデータリスト要求受信手段によりビデオデータのリストの要求を受けた場合に、前記インデックスリストを参照してビデオデータのリストを前記クライアントPCに送信するビデオデータリスト送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項15ないし21いずれか記載のビデオデータ管理サーバ。
  23. 記録装置により記録された映像に係るビデオデータを、ビデオデータ管理サーバで管理するビデオデータ管理方法であって、
    前記記録装置は、当該記録装置が属するグループを示すグループIDを有する記録開始信号を前記ビデオデータ管理サーバへ送信し、
    前記ビデオデータ管理サーバは、前記記録装置から前記記録開始信号を受信し、
    次いで、受信した前記記録開始信号中の前記グループIDをキーに前記記録装置の稼動状況を示す稼動状況リストを参照し、
    次いで、前記稼動状況リストを参照して得た前記記録装置の稼動状況及び前記グループIDに応じて、当該記録装置で記録された前記ビデオデータを管理する管理ID及びサブ管理IDを付与し、
    次いで、付与した管理ID及びサブ管理IDを前記記録装置に送信し、
    前記記録装置は、記録が終了した時に、前記管理ID及びサブ管理IDを付した記録終了信号を前記ビデオ管理サーバに返信する、
    ことを特徴とするビデオデータ管理方法。
  24. 前記ビデオデータ管理サーバは、前記稼動状況リストを参照して得た稼動状況に基づいて、同じグループIDを有する記録装置が稼動している場合には、稼動している記録装置と同一の管理IDを付与し、かつ、稼動している記録装置とは異なるサブ管理IDを付与する、ことを特長とする請求項23記載のビデオデータ管理方法。
  25. 前記記録開始信号又は前記記録終了信号は、当該記録装置が記録開始又は記録終了した時点の時刻を含むことを特徴とする請求項23又は24記載のビデオデータ管理方法。
  26. 前記記録終了信号は、当該記録装置が記録を一時停止した時点の時刻若しくは再開した時点の時刻、又は、一時停止の回数に係る情報、を含むことを特徴とする請求項25記載のビデオデータ管理方法。
  27. 前記ビデオ管理サーバが、前記記録開始信号又は前記記録終了信号を受信した時点の時刻を一時保存する、ことを特徴とする請求項23ないし26いずれか記載のビデオデータ管理方法。
  28. 前記ビデオ管理サーバは、前記管理ID及びサブ管理IDに基づいて、前記ビデオデータに所定のファイル名を付与するファイル名を付与し、
    次いで、付与したファイル名を用いて前記ビデオデータをインデックスリストに登録する、
    ことを特徴とする請求項23ないし27いずれか記載のビデオデータ管理方法。
  29. 前記ビデオ管理サーバは、前記管理ID及びサブ管理IDと共に、記録開始時刻情報、記録終了時刻情報及びグループID情報の少なくとも1つを、前記ビデオデータの記録の結果が登録されるビデオデータリストに登録する、
    ことを特徴とする請求項23ないし28いずれか記載のビデオデータ管理方法。
  30. 請求項23ないし29記載のビデオデータ管理方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  31. 請求項23ないし29記載のビデオデータ管理方法をコンピュータに実行させるプログラムが記録された記憶媒体。
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