JP2005198175A - ファクシミリ装置、ファクシミリ通信方法およびプログラム - Google Patents
ファクシミリ装置、ファクシミリ通信方法およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 カラーで読み取られた原稿情報を、デジタルカメラなどで撮影された画像情報と同様の情報として処理することができるファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】 CPU22は、送信モードとして、フルカラーで読み取られた原稿情報を色空間sYCCのJPEG符号化された情報として送信するデジタルスチルカメラ互換通信における画素数およびJPEG圧縮率を設定し、デジタルスチルカメラ互換通信が選択されているとき、設定された画素数およびJPEG圧縮率を用いてフルカラーで読み取られた原稿情報を色空間sYCCのJPEG符号化された情報に変換して送信するように制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 CPU22は、送信モードとして、フルカラーで読み取られた原稿情報を色空間sYCCのJPEG符号化された情報として送信するデジタルスチルカメラ互換通信における画素数およびJPEG圧縮率を設定し、デジタルスチルカメラ互換通信が選択されているとき、設定された画素数およびJPEG圧縮率を用いてフルカラーで読み取られた原稿情報を色空間sYCCのJPEG符号化された情報に変換して送信するように制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、カラー情報を送信可能なファクシミリ装置、ファクシミリ通信方法およびプログラムに関する。
従来、カラー情報を通信可能なファクシミリ装置は、ITU−T勧告T.30、T.4、T.81、T.42により規定されている色空間Labでのカラーファクシミリ通信を行うものである(例えば特許文献1を参照)。
近年、デジタルカメラが普及し、デジタルカメラで撮影した情報をそのままファクシミリプロトコルを使用して送信したいというニーズが高まりつつある。ここで、デジタルカメラで使用されている色空間は、Labでなく、sYCCである。そこで、上記ニーズに対応するために、色空間sYCCでJPEGにより符号化された情報をそのまま送信するプロトコルがITU−Tにより規定されて標準化された。そして、このような色空間sYCCでJPEGにより符号化された情報を送受信可能なカラーファクシミリ通信方式が提案されている(例えば特許文献2を参照)。
上述のカラーファクシミリ通信方式を用いたシステム構成について図15を参照しながら説明する。図15は従来のカラーファクシミリ通信方式を用いたシステム構成を示すブロック図である。
カラーファクシミリ通信方式を用いたシステムは、図15に示すように、送信機側のファクシミリ装置100と、ファクシミリ装置100と電話回線を介して接続される受信機側のファクシミリ装置200とから構成される。ファクシミリ装置100は、原稿をカラー読取可能なスキャナ102と、カードインターフェース(カードI/F)104とを有する。カードI/F104には、デジタルスチルカメラ120などの記録媒体として用いられるコンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)106が装着され、カードI/F104は、CFカード106に対して情報の読み出しまたは書き込みを可能にする。
ファクシミリ装置200は、プリンタ208と、カードインターフェース(カードI/F)204とを有する。カードI/F204には、デジタルスチルカメラ220などの記録媒体として用いられるコンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)206が装着され、カードI/F204は、CFカード206に対して情報の読み出しまたは書き込みを可能にする。
ここで、送信機側のファクシミリ装置100は、カラー原稿情報の送信またはカードI/F104に装着されたCFカード104に格納された情報(デジタルスチルカメラ120により撮影された情報)の送信が可能である。受信機側のファクシミリ装置200は、受信したカラー情報のプリントまたはカードI/F204に装着されているCFカード206への書き込みが可能である。すなわち、送信機側においては、デジタルスチルカメラ120で撮影された情報が格納されているCFカード106をカードI/F104に装着すれば、デジタルスチルカメラ120で撮影された情報をファクシミリ通信により相手先に送ることができる。また、受信機側においては、受信したカラー情報すなわちデジタルスチルカメラで撮影された情報をプリント出力することができ、また受信したカラー情報をカードI/F204に装着されているCFカード206へ書き込み、保存することができる。
特開平06−125470号公報
特開2003−37741号公報
しかしながら、従来のファクシミリ装置では、カラーで読み取られた原稿情報を、デジタルスチルカメラで撮影された情報と同様の情報として送信することができない。すなわち、読み取られた原稿情報を、デジタルスチルカメラで撮影された情報と同様に処理することができない。
本発明の目的は、カラーで読み取られた原稿情報を、デジタルカメラなどで撮影された画像情報と同様の情報として処理することができるファクシミリ装置、ファクシミリ通信方法およびプログラムを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、カラー情報を送信可能なファクシミリ装置であって、送信モードとして、カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式で符号化された情報として送信する特定送信モードを選択する送信モード選択手段と、前記特定送信モードにおける画素数および圧縮率を設定する画素数/圧縮率設定手段と、前記特定送信モードが選択されているとき、前記設定された画素数および圧縮率を用いて前記カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式で符号化された情報に変換して送信するように制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、カラー情報を送信するためのファクシミリ通信方法であって、送信モードとして、カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式により符号化された情報として送信する特定送信モードを選択する送信モード選択工程と、前記特定送信モードにおける画素数および圧縮率を設定する画素数/圧縮率設定工程と、前記特定送信モードが選択されているとき、前記設定された画素数および圧縮率を用いて前記カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式で符号化された情報に変換して送信するように制御する制御工程とを有することを特徴とする。
本発明は、上記目的を達成するため、カラー情報を送信可能なファクシミリ装置を制御するためのプログラムであって、送信モードとして、カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式により符号化された情報として送信する特定送信モードを選択する送信モード選択モジュールと、前記特定送信モードにおける画素数および圧縮率を設定する画素数/圧縮率設定モジュールと、前記特定送信モードが選択されているとき、前記設定された画素数および圧縮率を用いて前記カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式で符号化された情報に変換して送信するように制御する制御モジュールとを有することを特徴とする。
本発明によれば、特定送信モードが選択されているとき、設定された画素数および圧縮率を用いてカラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式で符号化された情報に変換して送信するので、カラーで読み取られた原稿情報を、デジタルカメラなどで撮影された画像情報と同様の情報として処理することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を示すブロック図、図2は図1のファクシミリ装置の操作部20の外観構成を模式的に示す図である。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るファクシミリ装置の構成を示すブロック図、図2は図1のファクシミリ装置の操作部20の外観構成を模式的に示す図である。
ファクシミリ装置は、図1に示すように、電話回線2aに接続されている網制御装置(以下、NCUという)2を備える。NCU2は、電話網をデータ通信などに使用するための回線端末へ接続するなどの電話交換網の接続制御、データ通信路への切換えを行い、電話回線2aと電話機4との接続(CMLオフ)、および電話回線2aとハイブリッド回路6との接続(CMLオン)を選択的に切り換える。NCU2と電話機4とは信号線2bで接続され、NCU2とハイブリッド回路6とは信号線2cで接続されている。NCU2の切換動作は、バス26を介してCPU22により制御される。
ハイブリッド回路6は、電話回線2aを介して送信される送信系からの送信信号と、電話回線2aを介して受信される受信系への受信信号とを分離する。
送信系は、CCD(電荷結合素子)などの撮像素子と光学系から構成される読取回路14と、発呼回路10とを有する。読取回路14は、送信する原稿をカラー読取可能であり、この読取回路14により読み取られた画像データは、バス26に出力される。このバス26に出力された画像データは、必要に応じて、そのまま、または符号化された後にメモリ(RAM)18に格納される。発呼回路10は、バス26から電話番号情報を入力し、DTMFの選択信号を信号線10aに出力する。
メモリ18内の符号化されたデータ(読み取り画像データ)は、バス16を介して変復調器8に出力される。変復調器8は、バス26からの符号化されたデータに対し変調処理を施し、変調信号を生成するとともに、ハイブリッド回路6から信号線6aを介して取り込まれた受信信号に対し復調処理を施し、復調データを生成する。この変調処理および復調処理は、ITU−T勧告V.8,V.21,V.27ter,V.29,V.17,V.34に基づいて行われる。変復調器8による伝送モードは、CPU22によって決定される。
変復調器8で生成された変調信号は、信号線8aを介して加算回路12に与えられる。加算回路12は、変復調器8からの変調信号と発呼回路10からの信号とを加算し、その加算された信号はハイブリッド回路6に信号線12aを介して出力される。ハイブリッド回路6は、上記加算された信号を送信信号としてNCU2経由で電話回線2aに送出する。
これに対し、受信系では、相手装置からNCU2経由で受信した信号がハイブリッド回路6から信号線6aを介して変復調器8に出力される。変復調器8は、上述したように、信号線6aを介して取り込まれた受信号に対し復調処理を施し、復調データを生成する。変復調器8で生成された復調データは、バス26を介してCPU22に与えられる。CPU22は、復調データに対し復号化などの処理を施し、復号化されたデータはバス26を介して記録回路16に与えられる。また、復号化されたデータは、必要に応じて、メモリ18に格納される。
記録回路16は、カラー記録可能なプリンタからなり、バス26に出力されたデータ(画像データ)を順次1ライン毎に記録紙に記録する。
メモリ18は、上述したように、読取回路14で読み取られたデータ、それの符号化されたデータ、受信したデータ、それの復号化されたデータを格納するとともに、CPU22の作業領域として使用される。
バス26には、操作部20およびカードインターフェース28が接続されている。操作部20には、図2に示すように、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル、テンキー、*キー、#キー、スタートキー、ストップキー、セットキー、カラー送信選択キーなどを含むキー群201、コピー、FAX、プリントのモードを選択するためのモード選択キー202、デジタルスチルカメラ互換通信(特定送信モード)を選択するためのキー203、読取モード選択キー204、原稿の読取を2値、ハーフトーンまたはそれらの組み合わせで行うことを選択する読取原稿選択キー205、画素数選択キー206などが設けられている。ここで、読取モード選択キー204は、標準モード、ファインモード、スーパーファインモードの各読取モードの中から、所望の読取モードを選択するためのキーであり、各読取モードには、JPEG圧縮率が対応付けられている。ここでは、標準モード、ファイモード、スーパーファインモードの順にJPEG圧縮率が低くなるように対応付けられている。画素数選択キー206は、100万画素、200万画素、300万画素、400万画素の中から所望の画素数を選択するためのキーである。これらのキーが押下されると、その押下されたキー情報がバス26に出力される。各キー202〜206による選択状況は、各キー202〜206に対応付けて設けられているインジケータとしてのLED(図中の白丸で示す)により表される。
また、操作部20には、表示部207が設けられており、表示部207には、バス26に出力されている情報が入力されて表示される。
カードインターフェース28は、カード30(例えば、デジタルカメラで撮影された画像データが記憶されているコンパクトフラッシュ(登録商標)カード)を装着するためのインターフェースであり、これに装着されたカード30から画像データの読み出しまたは書き込みを行うことが可能である。
CPU22は、ROM24に格納されている制御プログラムに基づいてファクシミリ装置全体の制御を行うとともに、ファクシミリ伝送制御手順を実行する。例えば、ROM24には、送信モードとして、カラーで読み取られた原稿情報を色空間sYCCのJPEG符号化された情報として送信するデジタルスチルカメラ互換通信が選択されているとき、設定された画素数および圧縮率を用いて上記読み取られた原稿を色空間sYCCのJPEG符号化された情報に変換して送信するように制御するための制御プログラムが格納されている。
次に、本実施の形態のカラー画像通信手順に用いられる主要信号について図3を参照しながら説明する。図3は図1のファクシミリ装置のカラー画像通信手順に用いられる主要信号を示すテーブルである。
本実施の形態においては、ファクシミリ装置のカラー画像通信手順に用いられる主要信号として、新規にITU−T勧告T.30に追加された信号が用いられる。
具体的には、図3に示すように、DIS/DTC信号のFIFの68ビットにより、色空間LabでJPEG符号化された情報に対する受信機能の有無が通知される。また、DCS信号のFIFの68ビットにより、色空間LabでJPEG符号化された情報の送信が指定される。
また、DIS/DTC信号のFIFの69ビットにより、色空間がLabであるフルカラー受信機能の有無が通知され、DCS信号のFIFの69ビットにより、色空間がLabであるフルカラー送信が指定される。
また、DIS/DTC信号のFIFのXビットにより、色空間sYCCでのJPEG符号化された情報に対する受信機能の有無が通知され、DCS信号のFIFのXビットにより、色空間sYCCでのJPEG符号化された情報の送信が指定される。
次に、本実施の形態におけるファクシミリ通信について図4〜図11を参照しながら説明する。図4〜図11は図1のファクシミリ装置のファクシミリ通信の手順を示すフローチャートである。ここで、図4〜図11のフローチャートに示す手順は、CPU22により実行される。
CPU22は、図4に示すように、まずステップS2において、バス26を介して、メモリ18をイニシャライズし、続くステップS4で、バス26を介して、操作部20の表示部をクリアする。そして、CPU22は、バス26を介してNCU2のCMLをオフする。
次いで、CPU22は、ステップS8において、操作部20の入力に基づいて、ファクシミリ送信が選択されたか否かを判定し、ファクシミリ送信が選択されていない場合、ステップS10において、その他の処理を実行する。そして、CPU22は、処理をステップS6に戻す。これに対し、ファクシミリ送信が選択されている場合、CPU22は、ステップS12において、操作部20の入力に基づいて、ファイル情報の送信が選択されたか否かを判定し、ファイル情報の送信が選択されていない場合、ステップS14において、デジタルカメラ互換送信が選択されたか否かを判定する。
ここで、デジタルカメラ互換送信が選択されている場合、CPU22は、メモリ送信を設定し、そして図5に示すステップS15において、操作部20の入力に基づいて、選択されている画素数を入力する。ここでは、画素数選択キーにより、100万画素、200万画素、300万画素、400万画素の中から選択された画素数が入力される。そして、CPU22は、ステップS16において、操作部20の入力に基づいて、選択されているJPEG圧縮率を変える読み取りモードを入力する。ここでは、読取モード選択キーにより、標準モード、ファインモード、スーパーファインモードの中から選択されたモードが入力される。
次いで、CPU22は、ステップS17において、メモリ18に格納されている情報(読取回路14により読み取られた情報)を色空間sYCCのJPEGフルカラー情報として、選択された画素数、JPEG圧縮率で量子化して、メモリ18に格納する。このように、ステップS15〜ステップS17により、デジタルカメラ撮影された情報をファクシミリ通信により送信する場合と同様に、読取回路14により読み取られた情報を色空間sYCCのJPEGフルカラー情報として送信することが可能になる。
次いで、CPU22は、図6に示すステップS18において、バス26を介してNCU2のCMLをオンし、続くステップS20で、発呼回路10を用いて指定された宛先へ発呼する。そして、CPU22は、ステップS22において、前手順を実行し、続くステップS24において、DIS信号のFIFのXビットが1であるか否かを判定する。ここで、DIS信号のFIFのXビットが1でないと、CPU22は、相手側に色空間sYCCでのJPEG符号化された情報に対する受信機能がないと判断し、ステップS26において、操作部20の表示部に「デジタルスチルカメラ互換送信はできませんでした」と表示する。この表示は、この表示後における何らかのキー操作で消去される。そして、CPU22は、処理をステップS6に戻す。
これに対し、DIS信号のFIFのXビットが1であると、CPU22は、相手側に色空間sYCCでのJPEG符号化された情報に対する受信機能があると判断し、ステップS28において、残りの前手順を実行する。ここでは、DCS信号のFIFのXビットが1にされる。そして、CPU22は、ステップS30において、メモリ18に格納されている色空間sYCCでJPEG符号化されたフルカラー情報を送信する。ここでは、DNLマーカが使用されず、ライン数がJPEGヘッダのYパラメータで通知される。次いで、CPU22は、ステップS32において、後手順を実行し、そして、処理をステップS6に戻す。
上記ステップS14においてデジタルカメラ互換送信が選択されていないと判定された場合、CPU22は、ダイレクト送信を設定し、図7に示すステップS34において、バス26を介してNCU2のCMLをオンする。次いで、CPU22は、ステップS36において、バス26を介して、発呼回路10を用いて指定された宛先へ発呼し、続くステップS38において、前手順を実行する。
次いで、CPU22は、ステップS40において、カラー送信が選択されているか否かを判定する。ここで、カラー送信が選択されている場合、CPU22は、ステップS42において、DIS信号のFIFの68,69ビットがいずれも1であるか否かを判定する。DIS信号のFIFの68,69ビットがいずれも1である場合、CPU22は、相手側に色空間LabでJPEG符号化された情報に対する受信機能および色空間がLabであるフルカラー受信機能があると判断し、ステップS44において、残りの前手順を実行する。ここでは、DCS信号のFIFの68,69ビットは1にされる。次いで、CPU22は、ステップS46において、原稿情報をカラーで読み取り、その情報を色空間LabでJPEG符号化してダイレクト送信する。ここで、JPEGヘッダのYパラメータには0がセットされ、DNLマーカが使用されてライン数が通知される。そして、CPU22は、ステップS48において、後手順を実行し、そして、処理をステップS6に戻す。
上記ステップS42においてDIS信号のFIFの68,69ビットがいずれも1でないと判定された場合、CPU22は、ステップS50において、DIS信号のFIFのXビットが1であるか否かを判定する。ここで、DIS信号のFIFのXビットが1である場合、CPU22は、ステップS52において、残りの前手順を実行する。ここでは、DCS信号のFIFのXビットが1にされる。次いで、CPU22は、ステップS54において、原稿情報をカラーで読み取り、その読み取り情報を色空間sYCCでJPEG符号化してダイレクト送信する。ここで、JPEGヘッダのYパラメータには0がセットされ、DNLマーカが使用されてライン数が通知される。そして、CPU22は、ステップS56において、後手順を実行し、そして、処理をステップS6に戻す。
上記ステップS50においてDIS信号のFIFのXビットが1でないと判定された場合、CPU22は、ステップS58において、残りの前手順を実行する。ここでは、DCS信号のFIFの68,69,Xビットがそれぞれ0にされる。次いで、CPU22は、ステップS60において、原稿情報をモノクロ2値で読み取り、その読み取り情報をダイレクト送信し、続くステップS62において、後手順を実行する。そして、CPU22は、処理をステップS6に戻す。
上記ステップS12においてファイル情報の送信が選択されたと判定された場合、CPU22は、ステップS64において、バス26を介してNCU2のCMLをオンし、続くステップS66において、発呼回路10を用いて指定された宛先へ発呼する。そして、CPU22は、ステップS68において、前手順を実行する。次いで、CPU22は、DIS信号のFIFのXビットが1であるか否かを判定する。ここで、DIS信号のFIFのXビットが1でない場合、CPU22は、ステップS72において、操作部20の表示部に「ファイル情報の送信はできませんでした。」と表示する。ここで、この表示は、この表示後における何らかのキー操作で消去される。
これに対し、DIS信号のFIFのXビットが1である場合、CPU22は、図11に示すステップS74において、残りの前手順を実行する。ここでは、DCS信号のFIFのXビットが1にされる。次いで、CPU22は、ステップS76において、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード30に格納されている色空間sYCCのJPEG符号化されたフルカラー情報をそのまま送信する。そして、CPU22は、ステップS78において、後手順を実行し、そして、処理をステップS6に戻す。
このように、本実施の形態によれば、送信モードとして、カラーで読み取られた原稿情報を色空間sYCCのJPEG符号化された情報として送信するデジタルスチルカメラ互換通信が選択されているとき、設定された画素数および圧縮率を用いて上記読み取られた原稿を色空間sYCCのJPEG符号化された情報に変換して送信するので、カラーで読み取られた原稿情報を、デジタルスチルカメラなどで撮影された画像情報と同様の情報として処理することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図12を参照しながら説明する。図12は本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置のファクシミリ通信の手順を示すフローチャートである。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、その説明は省略する。
次に、本発明の第2の実施の形態について図12を参照しながら説明する。図12は本発明の第2の実施の形態に係るファクシミリ装置のファクシミリ通信の手順を示すフローチャートである。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、その説明は省略する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対し、デジタルスチルカメラ互換送信が選択されているときに、選択された画素数と選択された読取モード(選択されたJPEG圧縮率)に基づいて通信時間が長くなるか否かを判断し、その判断結果に応じて通信時間が長くなる旨のメッセージを操作部20の表示部に表示する点で異なる。また、本実施の形態は、上記メッセージの表示後に、通信時間が長くなることを了承するための確認操作がユーザにより行われると、通信を実行する点で異なる。よって、本実施の形態においては、上述した第1の実施の形態と異なる点のみを説明することにする。
具体的には、図12に示すように、図5のステップS16の後、CPU22は、ステップS82において、操作部20からの入力情報に基づいて、選択されている画素数が400万画素でかつ読取モードがファインまたはスーパーファインであるか否かを判定する。選択されている画素数が400万画素でかつ読取モードがファインまたはスーパーファインでない場合、CPU22は、ステップS84において、選択されている画素数が300万画素でかつ読取モードがスーパーファインであるか否かを判定する。
上記ステップS82において選択されている画素数が400万画素でかつ読取モードがファインまたはスーパーファインであると判定された場合、または上記ステップS84において選択されている画素数が300万画素でかつ読取モードがスーパーファインであると判定された場合、CPU22は、ステップS86において、「カラー原稿情報を送信すると通信時間が長くなりますがよいですか」と操作部20の表示部に表示する。この表示は、表示後の何らかのキー操作で消去される。
次いで、CPU22は、ステップS88において、所定時間(例えば10秒)以内に上記メッセージに対する肯定応答に対応する操作入力があったか否かを判定する。ここで、上記所定時間内に肯定応答に対応する操作入力がない場合、CPU22は、処理を中断し、処理を図4に示すステップS6に戻す。これに対し、上記所定時間内に肯定応答に対応する操作入力がある場合、CPU22は、処理を図5に示すステップS17へ進める。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について図13および図14を参照しながら説明する。図13および図14は本発明の第3の実施の形態に係るファクシミリ装置のファクシミリ通信の手順を示すフローチャートである。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、その説明は省略する。
次に、本発明の第3の実施の形態について図13および図14を参照しながら説明する。図13および図14は本発明の第3の実施の形態に係るファクシミリ装置のファクシミリ通信の手順を示すフローチャートである。本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同じ構成を有し、その説明は省略する。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対し、読取モードに対応付けて、画素数とJPEG圧縮率を登録する点で異なる。具体的には、読取モードとして、ウルトラファイン、スーパーファイン、ファイン、ノーマル、ラフの5つの読取モードが用意され、これらの読取モードに対応付けられて、以下に示すような画素数およびJPEG圧縮率が登録される。すなわち、ウルトラファイン、スーパーファイン、ファイン、ノーマル、ラフの5つの読取モードの中から所望のモードが読取モード選択キーなどにより選択されると、選択された読取モードに対応付けて登録されている画素数およびJPEG圧縮率が設定される。
読み取りモード 画素数 JPEG圧縮率
1)ウルトラファイン 400万画素 スーパーファインモード対応の圧縮率
2)スーパーファイン 400万画素 ファインモード対応の圧縮率
3)ファイン 300万画素 ファインモード対応の圧縮率
4)ノーマル 200万画素 ファインモード対応の圧縮率
5)ラフ 200万画素 標準モード対応の圧縮率
次に、本実施の形態におけるファクシミリ通信の手順について説明する。ここでは、上記第1の実施の形態と異なる点についてのみを説明することにする。
1)ウルトラファイン 400万画素 スーパーファインモード対応の圧縮率
2)スーパーファイン 400万画素 ファインモード対応の圧縮率
3)ファイン 300万画素 ファインモード対応の圧縮率
4)ノーマル 200万画素 ファインモード対応の圧縮率
5)ラフ 200万画素 標準モード対応の圧縮率
次に、本実施の形態におけるファクシミリ通信の手順について説明する。ここでは、上記第1の実施の形態と異なる点についてのみを説明することにする。
図13に示すように、図4に示すステップS10の後、CPU22は、ステップS102において、選択された読取モードに対応する画素数およびJPEG圧縮率の登録が選択されたか否かを判定する。この登録が選択されない場合、CPU22は、処理を上記ステップS6に戻す。
これに対し、上記の登録が選択された場合、CPU22は、ステップS104において、選択された読取モードに対応する画素数およびJPEG圧縮率を登録する。ここでは、上述した例のように、ウルトラファイン、スーパーファイン、ファイン、ノーマル、ラフの各読取モードに対して画素数およびJPEG圧縮率が登録される。そして、CPU22は、処理を上記ステップS6に戻す。
このような登録が行われた後、デジタルスチルカメラ互換送信により送信を行う場合(ステップS14のYES)、図14に示すように、CPU22は、ステップS110において、選択された読取モードを入力する。この際、選択された読取モードに対応付けられている画素数およびJPEG圧縮率が入力される。そして、CPU22は、図5に示すステップS17において、選択された読取モードに対応する画素数およびJPEG圧縮率を用いて処理を行う。
本実施の形態に対し、上記第2の実施の形態の処理を付加するようにしてもよい。これにより、デジタルスチルカメラ互換送信が選択されているときに、選択された読取モードに対応付けられている画素数とJPEG圧縮率に基づいて通信時間が長くなる旨のメッセージを操作部20の表示部に表示し、このメッセージの表示後に、通信時間が長くなることを了承するための確認操作がユーザにより行われると、通信を実行することが可能になる。
なお、本発明の目的は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることはいうまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることはいうまでもない。
2 NCU
6 ハイブリッド回路
8 変復調器
10 発呼回路
12 加算回路
14 読取回路
16 記録回路
18 メモリ(RAM)
20 操作部
22 CPU
24 ROM
26 バス
28 カードインターフェース
30 コンパクトフラッシュ(登録商標)カード
6 ハイブリッド回路
8 変復調器
10 発呼回路
12 加算回路
14 読取回路
16 記録回路
18 メモリ(RAM)
20 操作部
22 CPU
24 ROM
26 バス
28 カードインターフェース
30 コンパクトフラッシュ(登録商標)カード
Claims (9)
- カラー情報を送信可能なファクシミリ装置であって、
送信モードとして、カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式で符号化された情報として送信する特定送信モードを選択する送信モード選択手段と、
前記特定送信モードにおける画素数および圧縮率を設定する画素数/圧縮率設定手段と、
前記特定送信モードが選択されているとき、前記設定された画素数および圧縮率を用いて前記カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式で符号化された情報に変換して送信するように制御する制御手段と
を有することを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記画素数/圧縮率設定手段は、ユーザの入力操作に応じて、画素数と圧縮率とをそれぞれ独立に設定することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
- ユーザの入力操作に応じて、複数の原稿読取モードの中から所望の原稿読取モードを選択する読取モード選択手段と、
前記複数の原稿読取モードにそれぞれ対応付けて画素数および圧縮率を登録する登録手段とを有し、
前記画素数/圧縮率設定手段は、前記選択された読取モードに対応付けて登録されている画素数および圧縮率を前記特定送信モードにおける画素数および圧縮率として設定することを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。 - 前記特定送信モードが選択されているときに、前記設定された画素数および圧縮率に基づいて通信時間が長くなると判断した場合は、その旨をユーザに通知する通知手段を有し、
前記制御手段は、前記通知に応答したユーザの入力操作の有無に応じて、前記特定送信モードの実行の有無を制御することを特徴する請求項1記載のファクシミリ装置。 - カラー情報を送信するためのファクシミリ通信方法であって、
送信モードとして、カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式により符号化された情報として送信する特定送信モードを選択する送信モード選択工程と、
前記特定送信モードにおける画素数および圧縮率を設定する画素数/圧縮率設定工程と、
前記特定送信モードが選択されているとき、前記設定された画素数および圧縮率を用いて前記カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式で符号化された情報に変換して送信するように制御する制御工程と
を有することを特徴とするファクシミリ通信方法。 - 前記画素数/圧縮率設定工程では、ユーザの入力操作に応じて、画素数と圧縮率とをそれぞれ独立に設定することを特徴とする請求項5記載のファクシミリ通信方法。
- ユーザの入力操作に応じて、複数の原稿読取モードの中から所望の原稿読取モードを選択する読取モード選択工程と、
前記複数の原稿読取モードにそれぞれ対応付けて画素数および圧縮率を登録する登録工程とを有し、
前記画素数/圧縮率設定工程では、前記選択された読取モードに対応付けて登録されている画素数および圧縮率を前記特定送信モードにおける画素数および圧縮率として設定することを特徴とする請求項5記載のファクシミリ通信方法。 - 前記特定送信モードが選択されているときに、前記設定された画素数および圧縮率に基づいて通信時間が長くなると判断した場合は、その旨をユーザに通知する通知工程を有し、
前記制御工程では、前記通知に応答したユーザの入力操作の有無に応じて、前記特定送信モードの実行の有無を制御することを特徴する請求項5記載のファクシミリ通信方法。 - カラー情報を送信可能なファクシミリ装置を制御するためのプログラムであって、
送信モードとして、カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式により符号化された情報として送信する特定送信モードを選択する送信モード選択モジュールと、
前記特定送信モードにおける画素数および圧縮率を設定する画素数/圧縮率設定モジュールと、
前記特定送信モードが選択されているとき、前記設定された画素数および圧縮率を用いて前記カラーで読み取られた原稿情報を所定色空間の所定形式で符号化された情報に変換して送信するように制御する制御モジュールと
を有することを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004268A JP2005198175A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | ファクシミリ装置、ファクシミリ通信方法およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004004268A JP2005198175A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | ファクシミリ装置、ファクシミリ通信方法およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005198175A true JP2005198175A (ja) | 2005-07-21 |
Family
ID=34818930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004004268A Withdrawn JP2005198175A (ja) | 2004-01-09 | 2004-01-09 | ファクシミリ装置、ファクシミリ通信方法およびプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005198175A (ja) |
-
2004
- 2004-01-09 JP JP2004004268A patent/JP2005198175A/ja not_active Withdrawn
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