JP2005197245A - プラズマディスプレイパネル製造用のプロセスチャンバーおよびそれを用いた製造方法並びにその製造方法によるプラズマディスプレイパネル - Google Patents

プラズマディスプレイパネル製造用のプロセスチャンバーおよびそれを用いた製造方法並びにその製造方法によるプラズマディスプレイパネル Download PDF

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Abstract


【課題】 従来の製造工程の欠点を克服できるプラズマディスプレイパネルの製造システムと方法を提供する。
【解決手段】 複数のディスプレイセルを含むプラズマディスプレイの製造のためのプロセスチャンバーであって、ベースプレート、第一シール部材によって前記ベースプレートに接合することができ、内部空洞が前記ベースプレートとその間に形成されるガス配給プレート、および前記ガス配給プレートの開口に取り付けられ、前記内部空洞に設置された前記プラズマディスプレイパネルアセンブリの複数のディスプレイセルに混合ガスを封入するように構成されたガスフローチューブを含むプロセスチャンバーとした。
【選択図】 図2E

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネルに関し、特に、プラズマディスプレイパネル製造用のプロセスチャンバーとそれを用いたプラズマディスプレイパネルの製造方法に関するものである。
一般的に、プラズマディスプレイパネルは、大型スクリーンディスプレイとして用いられる。特に、プラズマディスプレイパネルは、フラット画面で、ブラウン管ディスプレイ装置に比べ、より良い画像品質を提供する。このプラズマディスプレイパネルは、放電ガスで封入されたディスプレイセルを含むものである。各ディスプレイセルは、通常、リンから作られる材料でできた発光層でコーティングされる。プラズマディスプレイパネルに画像を映し出すめに、電気バイアスが供給され、一つ、または一つ以上のディスプレイセルを選ぶことが行われる。電気バイアスを受けて、選択されたディスプレイセル中の放電ガスは、紫外光を放射する。紫外光が選択されたディスプレイセルの発光層に衝突した時、その発光層は、カラーの可視光を発生する。この可視光の色は、発光層のリンから作られる材料の成分によって決まる。
図1A−1Eは、プラズマディスプレイパネル100の従来の製造プロセスを示している。図1Aに示すように、プラズマディスプレイパネル100は、前面基板110と背面基板112が接合して空間120を形成する2つのガラス基板を備えている。チューブ134は、シール材料144aのビーズを用いて背面基板112に取り付けられる。バキュームノズル132は、空間120から不純物を排出し、空間120に放電ガスを封入するように構成されている。また、図1Bに示すように、ディスプレイセル114は、空間120の中に形成される。ディスプレイセル114は、隔壁116によって区切られる。各ディスプレイセル114には、リンから作られる材料でできた発光層118が含まれている。発光層118は、発光の特定色に対応する。
背面基板112は、チューブ134の下に開口115を含む。前面基板110と背面基板112は、シール材料142aのビーズを用いて接合される。一般的に、シール材料142aと144aは、ガラスフリットと有機樹脂の混合からなる。シール材料142aと144aは、加熱され、ガラスフリットを溶かし、有機樹脂を燃焼する。加熱後、シール材料142aと144aのビーズは、図1Cに示されるように、それぞれ不透性シール142bと144bに変えられる。
図1Dに示されるように、放電ガスにより紫外光が効果的に発光できるようにするため、不要なガスの不純物は、予め、バキュームポンプ(未表示)を用いて、チューブ134によって空間120から取り除かれる。放電ガスは、全ての不純物が取り除かれてなければならない。図1Eを参照下さい。空間120からガスの不純物を取り除いた後、放電ガスがチューブ134を通して空間120に封入される。図1Fに示すように、空間120が望ましい量の放電ガスで充満された時、チューブ134は密封されて、放電ガスの漏れを防止する。一般的に、チューブ134は溶解プロセスにより切断されるもので、チューブ134を密封している間に、バキュームノズル132からチューブ134を切断する。これにより、プラズマディスプレイパネル100は、一般的に、背面基板112の上に突出した先端136を有した状態となる。突出した先端136は、切断したチューブ134の残った部分である。
図1Gは、プラズマディスプレイパネル100の製造プロセス中の温度変化を示す温度グラフである。まず、プラズマディスプレイパネル100の温度は、前面基板110と背面基板112の間の不透性シール144bを形成する時間tの間に、温度T1まで上昇する。不透性シール144bが形成された後、プラズマディスプレイパネル100の温度は、温度T2まで低下する。続いて、時間tの間に、ガスの排気が行われ、空間120から不純物が取り除かれる。そして、温度が低下して、空間120の放電ガスを封入するものである。
プラズマディスプレイパネル100は、突出したチューブの先端136を有するため、プラズマディスプレイパネル100の搬送中にダメージを受ける可能性がある。更に、空間120からガスの不純物を抜くために必要な時間は、ガスの不純物を開口115から排出しなければならないことから、一般的に長時間となり、一定でないことが多い。
本発明は、以上のような事情のもとになされたものであり、上記した従来の製造工程の欠点を克服できるプラズマディスプレイパネルの製造用のプロセスチャンバーとそれを用いた製造方法を提供する。
本願は、突出したチューブの無い、実質的に平面となるプラズマディスプレイパネルの製造方法を提案するものである。本願発明に係るプラズマディスプレイパネルは、前面基板と背面基板との間に複数のディスプレイセルを含むもので、各ディスプレイセルは、発光層を含む。このディスプレイセルは、前面基板と背面基板とが一緒に密封される前に放電ガスで封入される。
具体的には、複数のディスプレイセルは、プロセスチャンバーに形成された空洞に、前面基板と背面基板を含むプラズマディスプレイパネルアセンブリを設置することによって放電ガスで封入される。プロセスチャンバーは、プラズマディスプレイパネルアセンブリが空洞の中に設置された後、空洞が密封される。続いて、プロセスチャンバーの空洞には放電ガスが導入され、その放電ガスはプラズマディスプレイパネルアセンブリの側面を通過して、各ディスプレイセルの中に流入する。そして、ディスプレイセルが放電ガスで封入された後、前面基板と背面基板とは、プロセスチャンバーの空洞の中で密封され、その後に、プラズマディスプレイパネルアセンブリは、プロセスチャンバーから取り除かれる。
この本願発明におけるプラズマディスプレイパネルの製造方法では、ベースプレートとガス配給プレートを含むプロセスチャンバーを用いる。このプロセスチャンバーは、第一シール部材によってベースプレートとガス配給プレートとが接合されることにより空洞を形成するものである。また、空洞の中にプラズマディスプレイパネルアセンブリが設置された後にベースプレートとガス配給プレートとが接合され、空洞に放電ガスを配給される前に、この空洞は、プラズマディスプレイパネルアセンブリと一緒に密封される。
本願発明におけるプロセスチャンバーの備えた第一シール部材は、プロセスチャンバーが第一密封温度に加熱されると、ベースプレートとガス配給プレートとの間の空洞を密封するように構成されるものであることが好ましく、その材質としては結晶のシール材料であることが望ましい。
そして、ガス配給プレートは、プロセスチャンバーの空洞中に放電ガスを注入するための注入口を備えている。その注入口には、好ましくはガラスを含む材料からなる、ガスフローチューブが接続されている。また、ベースプレートとガス配給プレートとは、ガラスを含む材料からなるものが好ましい。
前記ガスフローチューブには、複数のディスプレイセルから、ガスの不純物を取り除くためのバキューム装置が接続されていることが好ましい。混合ガスは、プラズマディスプレイパネルアセンブリの側面を通過して複数のディスプレイセルの中に流入するようにされることが好ましく、この混合ガスとしては、キセノン(Xe)、ネオン(Ne)、およびヘリウム(He)からなるグループから選択される少なくとも一つの不活性ガスを含むものが望ましい。
このプロセツチャンバーに設置されるプラズマディスプレイパネルアセンブリは、前面基板と背面基板とを接合する第二シール部材を有していることが望ましい。この第二シール部材は、第一密封温度より高い温度である第二密封温度にプロセスチャンバーが加熱されると、前記前面と背面基板を密封するように構成されたものであることが好ましい。
本発明によれば、ガスの不純物をプラズマディスプレイパネルの側面から排出でき、側面からディスプレイセルへ放電ガスを封入できることから、従来の製造プロセスより、より効率的に素早く行えるため、発光層から、より向上された発光を生じさせることが可能となる。また、本発明に係るのプロセスチャンバーを用いて製造されたプラズマディスプレイパネルは、実質的に平らな背面基板を有し、チューブの突出もないため、搬送中にダメージを受ける可能性がなくなる。
本発明についての目的、特徴、長所が一層明確に理解されるよう、以下に実施形態を例示し、図面を参照にしながら、詳細に説明する。
図2Aは、プラズマディスプレイパネル270を製造するプロセスチャンバー200を示している。プロセスチャンバー200は、ベースプレート210とガス配給プレート220を含む。ベースプレート210とガス配給プレート220は、ガラス材料でできている。ガス配給プレート220は、開口215を含む。ベースプレート210とガス配給プレート220は、シール材料225aによって一緒に接合され、空洞213を形成する。シール材料225aは、先ず、シール材料のビーズとして設置される。本例では、シール材料225aは、結晶のシール材料からなり、それが密封温度に熱され、シーリングを不浸透性にする。ガスフローチューブ230は、ガス配給プレート220の開口215に取り付けられる。ガスフローチューブ230は、ガラスからなることができる。バキュームノズル240は、ガスフローチューブ230に接合される。バキュームノズル240は、放電ガスを提供するガス供給装置(未表示)とプロセスチャンバー200からガスの不純物を取り除くガスポンプ装置(未表示)に接続することができる。
プラズマディスプレイパネル270のアセンブリは、空洞213の中に設置される。プラズマディスプレイパネル270のアセンブリは、背面基板250と前面基板260を備えている。背面基板250と前面基板260は、シール材料252aで一緒に接合される。本例では、シール材料252aは、結晶のシール材料からなり、それが密封温度に熱され、シーリングを不浸透性にする。シール材料252aの密封温度は、シール材料225aの密封温度より高い。ディスプレイセル255は、背面基板250と前面基板260の間に形成される。ディスプレイセル255は、隔壁256によって区切られている。各ディスプレイセル255は、リンから作られる材料でできた発光層257を含む。シール材料252aは、ディスプレイセル255を囲む領域の周りに設置される。シール材料252aは、密封温度に熱され、二つのプレート間のシーリングを不浸透性にする。
図2Bは、プロセスチャンバー200の2つのプレートの間に形成された密封を示している。初めに、ベースプレート210とガス配給プレート220に接合されたシール材料225aのビーズは、それの密封温度に熱され、不透性シール225bを作る。不透性シール225bは、空洞213を密封する。シール材料252aの密封温度がシール材料225aの密封温度より高いことから、シール材料252aは、変化しない。尚、具体的な結晶型のシール材料であって比較的低温のものとしては、ASAHI社製No.7590(密封温度440℃,軟化点温度370℃)、No.T759(密封温度430℃、軟化点温度355℃)、No.CL−23(密封温度430℃、軟化点温度342℃)等がある。また、比較的高温のものとしては、NEG社製No.GA−0963(密封温度480℃,軟化点温度440℃)、CORING社製No.7570(密封温度470℃,軟化点温度447℃)等がある。
図2Cは、プラズマディスプレイパネル270の2つの基板の間に形成されたディスプレイセルからのガスの不純物を排出するプロセスを示している。ガスポンプ(未表示)は、ガラスチューブ230を通してディスプレイセル255からのガスの不純物を取り除く。プラズマディスプレイパネル270の背面基板250と前面基板260が一緒に密封されないことから、より多くのガスの不純物がプラズマディスプレイパネル270の側面から排出することができ、発光層257からの向上された発光を生じさせる。ガスの不純物の排出は、従来の製造プロセスより、より効果的で速く達成される。
図2Dは、プラズマディスプレイパネル270のディスプレイセルに放電ガスを封入するプロセスを示している。放電ガスは、キセノン(Xe)、ネオン(Ne)、またはヘリウム(He)を含む不活性ガスの混合ガスであることができる。ガスの不純物がディスプレイセル255から取り除かれた後、放電ガスは、ガスチューブ230を通してディスプレイセル255の中に封入される。プラズマディスプレイパネル270の背面基板250と前面基板260が一緒に密封されないことから、放電ガスは、プロセスチャンバー200の中でプラズマディスプレイパネル270の側面からディスプレイセル255の中へ流れる。ディスプレイセル255は、放電ガスが封入され、従来のプラズマディスプレイの製造プロセスより速く、より効果的になる。
図2Eは、プラズマディスプレイパネル270の背面基板250と前面基板260の間の密封を形成するプロセスを示している。ディスプレイセル255が放電ガスで封入された後、プロセスチャンバー200は、シール材料252aの密封温度に熱され、プラズマディスプレイパネル270の基板を密封する。
図2Fは、突出したチューブ先端なしで製造されたプラズマディスプレイパネル270を示している。プロセスチャンバー200の中の温度がシール材料252aの密封温度に達した時、シール材料252aは、不透性シール252bに変えられ、放電ガスをディスプレイセル255内に密封して閉じ込める。プラズマディスプレイパネル270の前面と背面基板が一緒に密封された後、プラズマディスプレイパネル270は、プロセスチャンバー200から取り出すことができる。基板250と260は、チューブ、管状部、ガスチャネル、または相当する構造がない。プラズマディスプレイパネル270は、実質的に平らな背面を有し、チューブ状の突出がない。
図2Gは、プラズマディスプレイパネル270の製造中のプロセスチャンバー200の温度を示す温度グラフである。初めに、プロセスチャンバーは、時間tの間、温度TASに熱され、これは、プロセスチャンバー200のシール材料225aの密封温度である。温度TASは、シール材料の成分に基づいたシール材料225aの製造によって決めることができる。シール材料225aが不透性シール252bに変えられた後、プロセスチャンバーの温度は、時間tの間、封入温度Tに下げられる。
プロセスチャンバーの温度が封入温度Tに達した時、ガスの不純物は、プロセスチャンバー200から取り除かれ、放電ガスは、ディスプレイセル255の中に封入される。封入温度Tは、ディスプレイセルに用いられる放電混合ガスの性質に基づいて決めることができる。ディスプレイセルが放電ガスで封入された後、プロセスチャンバー200は、時間tの間、温度TBSに熱され、これは、シール材料252aの密封温度である。シール材料252aは、プラズマディスプレイパネル270の背面基板250と前面基板260を密封するために用いられる。密封温度TBSは、シール材料252aの成分に基づいたシール材料252aの製造によって決めることができる。シール材料252aが不透性シール252bに変えられた後、プロセスチャンバーの温度は、周囲温度RTに下げられ、プラズマディスプレイパネル270は、プロセスチャンバー200から取り出される。
図2Gは、プラズマディスプレイパネル270の製造中のプロセスチャンバー200の内部圧力を示す圧力グラフである。ディスプレイセル255が実質的に放電ガスで封入された時、プロセスチャンバー200の内部圧力は、既定の圧力Pgasに達する。シール材料252aが不透性シール252bに変えられ、プロセスチャンバー200の温度が周囲温度RTに達した後、プロセスチャンバーの内部圧力は、圧力P2に正常化する。圧力Pgasは、例えば、プラズマディスプレイパネル270のサイズ、プラズマディスプレイパネル270の中のディスプレイセル255の数、放電ガスに用いられる混合ガスのタイプなどの各種の要因に基づいて決めることができる。
図3は、プロセスチャンバー300の2つのプレートの間を交互に密封する方法を用いたプラズマディスプレイパネルを製造するプロセスチャンバーを示している。プロセスチャンバー300は、ベースプレート310とガス配給プレート312を含む。ベースプレート310とガス配給プレート312は、ガラスからなることができる。ガス配給プレート312は、開口315を含む。ベースプレート310とガス配給プレート312は、シール材料314によって一緒に接合され、空洞316を形成する。プラズマディスプレイパネル370は、空洞316の中に設置される。プラズマディスプレイパネル370は、シール材料325で一緒に接合された前面基板330と背面基板320を含む。前面基板330と背面基板320は、ディスプレイセル355を形成する。各ディスプレイセルは、発光層357を含む。
本例では、シール材料314は、Oリング型留め具で、ベースプレート310とガス配給プレート312を望ましく固定、または切り離すことができる。シール材料314は、再利用可能である。再利用可能なシール材料314は、各プラズマディスプレイパネルのガス封入プロセス中に、シール材料314の蒸着と加熱が必要とされないことから、シンプルで経済的な製造プロセスとなる。
図4は、プラズマディスプレイパネルの製造プロセス中、模範的に行われるステップの順序を示す流れ図である。例示の目的のために、各種のステップが特定の順序で説明されるが、これに伴うシステム要素に対応する時、これらのステップは、直列または、並列のどの順序でも行うことができる。初めに、プラズマディスプレイパネルアセンブリは、プロセスチャンバー(410)に設置される。プロセスチャンバーは、前述のように、ベースプレートとガス配給プレートのための各種のタイプのシーリング方法を含むことができる。次に、プロセスチャンバーのプレートがシーリングを必要かどうか、決められる。仮に、プロセスチャンバーのプレートがシーリングを必要な場合、プレートは、例えば、プロセスチャンバーの内部温度を、プレートを接合するのに用いられるシール材料の密封温度に上げることによって密封される(430)。
仮に、プロセスチャンバーのプレートがシーリングを必要としない場合、プラズマディスプレイパネルからの不純物が排出される(440)。続いて、放電ガスがプラズマディスプレイパネルに封入される(450)。次に、プラズマディスプレイパネルが密封される(460)。プラズマディスプレイパネルは、例えば、プロセスチャンバーの内部温度を、プラズマディスプレイパネルの前面基板と背面基板を接合するのに用いられるシール材料の密封温度に上げることによって密封することができる。次に、プラズマディスプレイパネルは、プロセスチャンバーから取り除かれる(470)。ここで説明されたプロセスを用いて製造されたプラズマディスプレイパネルは、実質的に平らな背面基板を有し、チューブの突出がない。
以上、本発明の好適な実施例を例示したが、これは本発明を限定するものではなく、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいては、当業者であれば行い得る少々の変更や修飾を付加することは可能である。従って、本発明が保護を請求する範囲は、特許請求の範囲を基準とする。
プラズマディスプレイパネルの従来の製造工程を示している。 プラズマディスプレイパネルの従来の製造工程を示している。 プラズマディスプレイパネルの従来の製造工程を示している。 プラズマディスプレイパネルの従来の製造工程を示している。 プラズマディスプレイパネルの従来の製造工程を示している。 プラズマディスプレイパネルの従来の製造工程を示している。 プラズマディスプレイパネルの従来の製造工程中の温度の変化を示す温度グラフである。 プラズマディスプレイパネルを製造するプロセスチャンバーを示している。 プラズマディスプレイパネルを製造するプロセスチャンバーの2つのプレートの間に形成された不透性シールを示している。 プラズマディスプレイパネルの2つの基板の間に形成されたディスプレイセルからのガスの不純物を排出するプロセスを示している。 プラズマディスプレイパネルのディスプレイセルの中に放電ガスを封入するプロセスを示している。 プラズマディスプレイパネルの2つの基板の間の密封を形成するプロセスを示している。 突出したチューブ先端なしで製造されたプラズマディスプレイパネルを示している。 プラズマディスプレイパネルの製造中のプロセスチャンバーの温度と内部圧力を示す温度と内部圧力グラフである。 プロセスチャンバーの2つのプレートの間を交互に密封する方法を用いたプラズマディスプレイパネルを製造するプロセスチャンバーを示している。 プラズマディスプレイパネルの製造プロセス中、行われる模範的に行われるステップの順序を示す流れ図である。
符号の説明
100 プラズマディスプレイパネル
110 前面基板
112 背面基板
114 ディスプレイセル
115 開口
120 空間
132 バキュームノズル
134 チューブ
136 突出した先端
142a、144a シール材料
142b、144b 不透性シール
200 プロセスチャンバー
210 ベースプレート
213 空洞
215 開口
220 ガス配給プレート
225a、252a シール材料
230 ガスフローチューブ
240 バキュームノズル
250 背面基板
255 ディスプレイセル
256 隔壁
257 発光層
260 前面基板
270 プラズマディスプレイパネル
300 プロセスチャンバー
310 ベースプレート
312 ガス配給プレート
314 シール材料
315 開口
316 空洞
320 背面基板
325 シール材料
330 前面基板
355 ディスプレイセル
357 発光層
370 プラズマディスプレイパネル

Claims (20)

  1. 複数のディスプレイセルを含むプラズマディスプレイの製造のためのプロセスチャンバーであって、
    ベースプレートと、
    前記ベースプレートに第一シール部材によって接合できるとともに、前記ベースプレートとの間に空洞を形成するガス配給プレートと、
    前記ガス配給プレートの開口に取り付けられ、前記空洞に配置された前記プラズマディスプレイパネルアセンブリの複数のディスプレイセルに混合ガスを封入するように構成されたガスフローチューブとを備えることを特徴とするプロセスチャンバー。
  2. 前記混合ガスは、前記プラズマディスプレイパネルアセンブリの側面を通過して前記複数のディスプレイセルの中に流入するようにされた請求項1に記載のプロセスチャンバー。
  3. 前記ガスフローチューブは、ガラスを含む材料からなる請求項1に記載のプロセスチャンバー。
  4. 前記第一シール部材は、前記プロセスチャンバーが第一密封温度に加熱されると、前記ベースプレートとガス配給プレートとの間の前記空洞を密封するように構成されるたものである請求項1に記載のプロセスチャンバー。
  5. 前記第一シール部材は、結晶のシール材料からなる請求項4に記載のプロセスチャンバー。
  6. 前記第一シール部材は、Oリングからなり、前記ベースプレートとガス配給プレートの間の前記空洞を密封する請求項1に記載のプロセスチャンバー。
  7. 前記ベースプレートとガス配給プレートの少なくとも一つは、ガラスを含む材料からなる請求項1に記載のプロセスチャンバー。
  8. 前記ガスフローチューブに接続され、前記複数のディスプレイセルからガスの不純物を取り除くためのバキューム装置を更に含む請求項1に記載のプロセスチャンバー。
  9. 前記プラズマディスプレイパネルアセンブリは、
    前面基板と、
    第二シール部材によって前記前面基板に接合することができる背面基板と、
    前記前面基板と前記背面基板の間に形成され、隔壁によって区切られ、発光層を含み、少なくとも一色を発光するように構成された複数のディスプレイセルとを備え、
    前記第二シール部材は、前記プロセスチャンバーが第二密封温度に加熱されると、前記前面と背面基板を密封する請求項1に記載のプロセスチャンバー。
  10. プラズマディスプレイパネルアセンブリの複数のディスプレイセルに混合ガスを封入し、プラズマディスプレイパネルを製造する方法であって、
    プロセスチャンバーの空洞にプラズマディスプレイパネルアセンブリを設置するステップ、
    前記プロセスチャンバーの前記空洞に前記混合ガスを封入するステップ、
    前記プロセスチャンバーの前記空洞の中の前記プラズマディスプレイパネルアセンブリを密封するステップ、
    前記プロセスチャンバーの前記空洞から前記プラズマディスプレイパネルアセンブリを取り除くステップを含む工程により、混合ガスを封入することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  11. 前記プロセスチャンバーの前記空洞の中に前記プラズマディスプレイパネルアセンブリを設置するステップは、
    前記ベースとベースプレートの間にプラズマディスプレイパネルアセンブリを設置するステップ、
    第一シール部材を用いて、ベースプレートとガス配給プレートを接合し、前記プロセスチャンバーの前記空洞を形成するステップ、および
    前記ベースプレートと分布プレートの間の前記空洞を密封するステップを更に含む請求項10に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  12. 前記第一シール部材は、Oリングからなる請求項11に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  13. 前記第一シール部材は、結晶のシール材料からなり、前記空洞は、前記プロセスチャンバーを第一密封温度に熱することによって密封される請求項11に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  14. 前記プラズマディスプレイパネルアセンブリの前面基板と背面基板は、第二シール部材によって一緒に接合され、
    前記第二シール部材は、前記プロセスチャンバーが第二密封温度に加熱されると、前記前面と背面基板を密封するように構成され、且つ、
    前記第二密封温度は、前記第一密封温度より大きい請求項13に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  15. 前記混合ガスは、前記プラズマディスプレイパネルアセンブリの側面を通過して、前記プラズマディスプレイパネルアセンブリの前記前面基板と前記背面基板との間の、複数のディスプレイセル中に流入する請求項13に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  16. 前記プロセスチャンバーの前記空洞に前記混合ガスを封入する前に、前記プラズマディスプレイパネルアセンブリからガスの不純物を実質的に排出するステップを更に含む請求項10に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  17. 前記混合ガスは、キセノン(Xe)、ネオン(Ne)、およびヘリウム(He)からなるグループから選択される少なくとも一つの不活性ガスを含む請求項10に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  18. 前面基板と、
    前記前面基板に接合される背面基板、および
    前記前面基板と前記背面基板の間に形成され、隔壁によって区切られた、発光層を含む、少なくとも一色を発光するようにされた複数のディスプレイセルを備えるとともに、
    前記前面基板と前記背面基板とは、実質的に平面で、前記プラズマディスプレイパネルに混合ガスを封入したチューブが残す突起を含まないプラズマディスプレイパネル。
  19. 前記前面基板と前記背面基板とがシール部材により密封されたものである請求項18に記載のプラズマディスプレイパネル。
  20. 前記前面基板と前記背面基板との密封空間には、キセノン(Xe)、ネオン(Ne)、およびヘリウム(He)からなるグループから選択される少なくとも一つの不活性ガスを含む混合ガスが充満されたものである請求項18に記載のプラズマディスプレイパネル。
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