JP2005197184A - コネクタ - Google Patents

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JP2005197184A JP2004004667A JP2004004667A JP2005197184A JP 2005197184 A JP2005197184 A JP 2005197184A JP 2004004667 A JP2004004667 A JP 2004004667A JP 2004004667 A JP2004004667 A JP 2004004667A JP 2005197184 A JP2005197184 A JP 2005197184A
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Hideki Matsunaga
英樹 松永
Kenji Okamura
憲知 岡村
Hiroshi Nakano
寛 中野
Eiji Kojima
映二 児嶋
Masaaki Tabata
正明 田端
Tetsuya Aihara
哲哉 相原
Hiroyoshi Maeso
宏芳 前岨
Toshifumi Ichio
敏文 一尾
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Abstract


【課題】 コネクタの小型化を図る。
【解決手段】 雄ハウジング20には、雌コネクタFが内嵌可能なフード部23が設けられている。雄ハウジング20には、金属部材40を取付可能な金属部材取付部26が設けられており、金属部材40には雌コネクタFの被ロック部16に係止可能なロックアーム43が備えられている。金属部材取付部26は、ロックアーム43を収容可能なロックアーム配設空間29を備えており、ロックアーム配設空間29は、フード部23の上部23aを切欠することで形成されている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、相手ハウジングを嵌合状態に保持するためのロックアームを備えたコネクタの一例として下記特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、図10に示すように、雄ハウジング1のフード部2内に雌ハウジング3が嵌合可能とされるとともに、雌ハウジング3の上面には片持ち状のロックアーム4が一体形成されており、このロックアーム4がフード部2の上部2aに設けた被ロック部5に対して係止されることで、両ハウジング1,3が嵌合状態に保持可能とされる。
特開平5−182712号公報
しかしながら、上記したコネクタは、嵌合状態においてロックアーム4とフード部2の上部2aとが上下に積み重なる構造であるため、コネクタが高さ方向について大型化し勝ちであった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタの小型化を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ハウジングには、相手コネクタを内嵌可能なフード部が設けられるとともに、相手コネクタの被ロック部に対して係止することで相手コネクタを嵌合状態に保持可能なロックアームが備えられており、前記ロックアームは、金属片からなるとともに、前記フード部に切欠形成されたロックアーム配設空間内に配されるようになっている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ロックアームは、シーソー状に傾動変位可能に形成されており、その一端側に前記被ロック部と係止可能なロック部が設けられるのに対し、他端側にはロック解除操作が可能な操作部が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記フード部のうち前記ロックアーム配設空間が切欠形成された部分の外面には、金属板からなる補強部が覆設されており、この補強部に前記ロックアームが一体形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記ハウジングは、基板に対して固定されるようになっており、前記補強部には、前記基板に対して固定可能とされる基板固定部が一体形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ハウジングのフード部にロックアーム配設空間を切欠形成し、そこに金属片からなるロックアームを配するようにしたから、従来のようにフード部とロックアームとが高さ方向に積み重なる構造のものと比較すると、コネクタの小型化を図ることができる。
<請求項2の発明>
操作部を操作することで、ロックアームを傾動変位させるとともに、被ロック部に対するロック部の係止状態を解除することができる。
<請求項3の発明>
金属板からなる補強部により、フード部にロックアーム配設空間を切欠形成したことに伴うハウジングの強度低下を補うことができる。しかも、補強部にロックアームを一体形成したから、構造の簡素化を図ることができる。
<請求項4の発明>
補強部に基板固定部を一体形成したから、さらなる構造の簡素化を図ることができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。本実施形態では、相手の雌コネクタFを嵌合可能な雄コネクタM側にロックアーム43を一体形成した金属部材40を装着するようにしたものを示す。なお以下では、両コネクタF,Mにおける嵌合面側を前方とし、上下方向については図2及び図4を除いた各図を基準とする。
先に雌コネクタFの構造を説明する。雌コネクタFは、図1及び図6に示すように、合成樹脂製の雌ハウジング10を備えるとともに、雌ハウジング10内に複数本(40本)の雌端子金具11が収容された構成となっている。雌ハウジング10は、全体として幅方向に沿って細長い、横長なブロック状に形成されている。雌ハウジング10には、後方から雌端子金具11を挿入可能なキャビティ12が幅方向に沿って並列した状態で上下2段に20個ずつほぼ等間隔に配されており、上段側の各キャビティ12と下段側の各キャビティ12は、互いに幅方向にずれた位置(互い違いの位置)に配されている。雌端子金具11は、前後に開口する略箱形をなす本体部11aと、電線Wの端末に圧着接続されるバレル部11bとを前後に繋げた構成とされている。本体部11a内には、雄端子金具21のコネクタ側接続部21aと弾性接触可能な弾性接触片11cが設けられている。
各キャビティ12の周壁のうち上下のキャビティ12を仕切る壁とは反対側の壁、詳細には上段側のキャビティ12の上壁と下段側のキャビティ12の下壁とには、所定形状のスリットを入れることで片持ち状のランス13が形成されている。ランス13は、上下方向に沿って弾性変形可能とされるとともに雌端子金具11の本体部11aのあご部11dに対して係止することでその抜け止めを図ることができるようになっている。ランス13は、基端である後端部側から自由端である前端部側へ向けてキャビティ12内へ張り出すよう傾斜状に形成され、その外面が雌ハウジング10の外面である上面や下面に連続するとともに外部に露出している。ランス13は、弾性変形した状態では雌ハウジング10の上面や下面よりも外方へ突出するので、この状態で両ハウジング10,20を嵌合しようとすると、フード部23の前端面に対して干渉することで嵌合動作を規制可能とされる。
雌ハウジング10の上面及び下面には、図1及び図2に示すように、両ハウジング10,20の嵌合動作を案内するなどに機能する突条14が設けられている。詳しくは、各突条14は、雌ハウジング10の上下面における幅方向両端位置に2本ずつ、それよりも中央寄りの位置に2本ずつ、計8本配設されており、各突条14は、雌ハウジング10の後端位置から前方へ延出する形態とされるものの、中央寄りに配された突条14については、雌ハウジング10の上下面にランス13が露出して配される都合上、中間部分が取り除かれて前後に分けられている(図2)。また中央寄りに配された突条14は、上側と下側のもので幅方向にずれた位置に配されている。下側の突条14は、前端位置が雌ハウジング10とほぼ揃っているのに対し、上側の突条14は、前端位置が雌ハウジング10よりも引っ込んだ位置に設定されるとともにその前端面が前方へ向かって上り勾配をなすオーバーハング状に形成されている。雌ハウジング10の上面及び下面における後端部には、幅方向(キャビティ12の並列方向)に沿って延出するリブ15が一対設けられている。リブ15は、雌ハウジング10の全幅領域にわたって形成されるとともに両端の突条14同士を連結しているので、雌ハウジング10の強度向上に寄与している。リブ15は、突条14と同じ高さを有するとともに雌ハウジング10を嵌合・離脱させる際などに作業者が指を掛けることができるようになっている(図9参照)。
雌ハウジング10の上面の幅方向略中央には、雄コネクタM側のロックアーム43が係止可能とされる被ロック部16が設けられている。被ロック部16は、雌ハウジング10の上面から上方へ突出する形態とされるとともに、雌ハウジング10の前端位置よりも少し後方に引っ込んだ位置(ランス13の直前位置)に配されており、また幅寸法がロックアーム43のロック部48とほぼ同じ程度に設定されている。被ロック部16の前面は、嵌合時にロックアーム43が乗り上げるのを案内すべく後方へ向かって上り勾配をなすテーパ状に形成されている。一方、ロックアーム43との係止面である被ロック部16の後面は、上下方向に沿ってほぼ真っ直ぐな形状とされる。
続いて雄コネクタMの構造を説明する。雄コネクタMは、図3及び図6に示すように、基板Kに取り付けられる基板用コネクタであって、合成樹脂製の雄ハウジング20を備えるとともにこの雄ハウジング20に、複数本(40本)の雄端子金具21と、後述する金属部材40とを装着した構成とされる。詳しくは、雄ハウジング20は、全体として幅方向に沿って細長い形状に形成されており、雄端子金具21を後方から挿入可能な端子挿入孔22aを有する端子保持部22と、端子保持部22の周縁から前方へ突出する略角筒状のフード部23とから構成される。端子挿入孔22aは、幅方向に沿って並列した状態で上下2段に20本ずつほぼ等間隔に配されており、上段側の各端子挿入孔22aと下段側の各端子挿入孔22aは、互いに幅方向にずれた位置に配されている。雄端子金具21は、端子保持部22から後方へ突出した部分が一旦下方へほぼ直角に屈曲された後、その後端部が再び後方へ向けてほぼ直角に屈曲された形状とされている。この雄端子金具21のうち、フード部23内に突き出す前端部が雌コネクタFの雌端子金具11と導通接触可能なコネクタ側接続部21aとされるのに対し、後端部が基板K上にプリントされた導電路(図示せず)に対して半田付けにより導通接続される基板側接続部21bとなっている。
フード部23内には、雌コネクタFの雌ハウジング10が前方から内嵌可能とされている。フード部23の内周面における上面の幅方向略中央位置には、被ロック部16の進入を許容する被ロック部受け入れ凹部24が設けられている。またフード部23の内周面における上面及び下面には、各突条14を受け入れ可能な突条受け入れ凹部25が4つずつ形成されている。そして、フード部23の外周面には、ロックアーム43を備えた金属部材40を取付可能な金属部材取付部26が設けられている。以下ではこれら金属部材40と金属部材取付部26の構造について詳しく説明する。
金属部材40は、金属母材から所定形状に打ち抜いた金属板に曲げ加工などを施すことで成形されている。金属部材40は、図3ないし図5に示すように、フード部23の上面を覆う本体部41と、本体部41の両側縁から下方へ突出するとともにフード部23の側面を覆う一対の固定部42と、本体部41に形成されたロックアーム43とから構成されている。一方、金属部材取付部26は、フード部23の上面に凹み形成された本体部取付凹部27と、フード部23の両側面に形成された一対の固定部取付溝部28と、フード部23の上部23aに形成されたロックアーム配設空間29とを備えている。
本体部41は、略平板状をなすとともにフード部23の上面のほぼ全幅領域にわたって幅方向に沿って延出する横長な形状とされる。本体部取付凹部27は、フード部23の上部23aにおける略全幅領域にわたって形成されるとともに、本体部41の厚み寸法に相当する深さに形成されているので、取り付けた本体部41の上面と、フード部23の上面とが互いにほぼ面一状をなす(図3)。
両固定部42は、フード部23の側面のほぼ全高さ領域にわたって上下に延出する縦長なハウジング固定部44と、ハウジング固定部44の下端部から側方へ突出する基板固定部45とから構成され、全体が略L字型をなしている(図3)。固定部取付溝部28は、図5に示すように、フード部23の側部における略全高さ領域にわたって形成されており、フード部23の側部を上下に貫通するとともにハウジング固定部44を収容可能なハウジング固定部収容部30と、フード部23の側部を側方へ開口するとともに基板固定部45を収容可能な基板固定部収容部31とから構成されている。詳しくは、ハウジング固定部44は、上部44a(大幅部)、中部44b(中幅部)、下端部44c(小幅部)の順で幅が狭くなるよう3段階の幅寸法を有する段付き状に形成され、基板固定部45は、連結される下端部44cとほぼ同じ幅寸法に形成されている。これに対し、ハウジング固定部収容部30は、ハウジング固定部44の上部44aとほぼ同じかそれよりも大きい幅寸法の幅広部30aと、中部44bとほぼ同じかそれよりも大きい幅寸法の幅狭部30bとを上下に繋げた構成とされ、基板固定部収容部31は、本体部41の下端部44c及び基板固定部45とほぼ同じかそれよりも大きい幅寸法に形成されている。またハウジング固定部44の中部44bにおける両側縁からは、一対の抜け止め部46が側方に突出して形成されており、この抜け止め部46は、装着に伴って幅狭部30bの溝縁に対して食い込むことで金属部材40を抜け止め状態に保持可能とされている。基板固定部45は、半田付けにより基板Kに対して固定されるようになっている。また基板固定部45の突出端(外端)は、フード部23の側面とほぼ面一状をなるよう設定されている。
さて、ロックアーム43は、図4及び図6に示すように、金属部材40の本体部41に所定のスリットを切り込み形成することで成形される金属片からなる。ロックアーム43は、本体部41の両内側縁に連結された一対の支点部47と、支点部47から後方へ突出するロック部48と、支点部47から前方へ突出する操作部49とから構成されている。ロック部48は、後方へ向かって下り勾配をなすよう傾斜した傾斜部分と、後端のほぼ水平な水平部分とを繋げた構成とされており、その水平部分の後縁に対して被ロック部16の後面が係止可能とされている。ロック部48のうち傾斜部分の前面は、被ロック部16の前面に概ね沿うテーパ面とされている。操作部49は、全長にわたってほぼ水平に形成されるとともに、ロック部48よりも幅広(例えば約2倍程度の大きさ)に形成されている。ロックアーム43は、支点部47を支点としてシーソー状に弾性的に傾動変位可能とされており、操作部49とロック部48とが互いに逆方向へ変位されるようになっている(図7)。従って、操作部49を下方へ押圧操作すると、ロック部48は、上方、すなわちロック解除方向へ変位するようになっている(図9)。
そして、上記ロックアーム43を収容すべくフード部23の上部23aには、ロックアーム配設空間29が切欠形成されている。ロックアーム配設空間29は、フード部23の上部23aにおける幅方向略中央位置において上部23aを上下に貫通する略方形の孔状をなすロック部収容部32と、フード部23の上部23aにおける前端部を薄肉状になるよう切欠して形成される操作部収容部33とから構成されている。ロック部収容部32は、操作部収容部33と、既述した被ロック部受け入れ凹部24と繋げられている。
ロックアーム43がロックアーム配設空間29内に収容された状態では、ロック部48がロック部収容部32内、操作部49が操作部収容部33内にそれぞれ配され、且つ支点部47が操作部収容部33の底面33aに当接または近接した位置に配される。この操作部収容部33の底面33aは、前方へ向かって下り勾配をなす(支点部47との当接可能位置から遠ざかるに従って操作部49から離間する)傾斜状に形成されており、これにより底面33aと操作部49との間には、操作部49の傾動変位を許容する所定の隙間が空けられている。押圧操作時に操作部49は、ロックアーム43が弾性限度を超えて弾性変形させられる手前の段階で、底面33aに当接可能とされるので、操作部49が過度に押し込まれるのが規制されるようになっている。また収容状態では、操作部49の上面とフード部23の上面とがほぼ面一状をなすとともに、ロック部48の後端部における下端面がフード部23の内周面における上面とほぼ面一状をなす。つまり、ロックアーム43は、高さ方向についてフード部23の上部23aとほぼ同じ位置に配されることになる。このように金属部材40は、その全体が金属部材取付部26内に収容されるので、雄ハウジング20の外周面よりも外側に突出することがない。なお操作部収容部33内には、本体部41の一部(支点部47や操作部49と近接する部分)が収容されるようになっている。
また金属部材40の本体部41は、フード部23のうちロックアーム配設空間29が形成された上部23aの上面(外面)を覆うことができるので、ロックアーム配設空間29を切欠形成するのに伴って上部23aの強度が低下するのを補い、補強することができる。つまり、本体部41が特許請求の範囲に記載した補強部として機能している。
本実施形態は以上のような構造であり、続いてその作用を説明する。雄コネクタMの組み付けにあたっては、各端子挿入孔22a内に各雄端子金具21を後方から挿入するとともに、金属部材40を金属部材取付部26に上方から取り付けるようにする。金属部材40を正規深さまで押し込むと、図5に示すように、ハウジング固定部44の上部44aにおける下端側の段部44dが、ハウジング固定部収容部30の幅広部30bの下端側の段部30cに対して突き当ることで、それ以上の差し込みが規制され、基板固定部45の下面が雄ハウジング20の下面と略面一となる位置(本体部41の上面がフード部23の上面と略面一となる位置)に位置決めされる。この状態では、抜け止め部46が幅狭部30bの溝縁に対して食い込むことでその上方への抜けが規制可能とされている。なお雄端子金具21の挿入作業と金属部材40の取付作業は、とぢらを先に行うようにしても構わない。
上記のようにして組み付けた雄コネクタMを基板Kに固定する作業を行う。雄ハウジング20を基板K上に載置するとともに両基板固定部45を基板Kにおける固定予定位置に配置したら、両基板固定部45の周縁部に溶融した半田を付着させ、これが固化することで、雄コネクタMが基板Kに対して固定される。引き続いて、雄端子金具21の基板側接続部21bを基板Kにおける対応する導電路に対して半田付けする作業を連続して行うようにする。
続いて、基板Kに固定した雄コネクタMに対して、別途に組み付けておいた雌コネクタFを嵌合する作業を行う。図6に示す状態から雌ハウジング10を雄ハウジング20のフード部23内に嵌合すると、各突条14が対応する突条受け入れ凹部25内に進入することで嵌合動作が円滑に案内される。所定深さまで雌ハウジング10が嵌合されると、互いにテーパ状をなすロック部48の前面と被ロック部16の前面とが摺接されることで、図7に示すように、ロックアーム43が弾性変形させられる。このとき、ロックアーム43は、支点部47を中心にシーソー状に傾動変位し、ロック部48が被ロック部16に乗り上げて上方へ変位するとともに、操作部49が下方へ変位する(同図拡大図を参照)。そして、雌ハウジング10が正規深さまで嵌合されると、被ロック部16がロック部48の後方位置へ達し、図8に示すように、ロックアーム43が復元するとともにロック部48の後縁が被ロック部16の後面に対して係止される。これにより、両コネクタF,Mが嵌合状態から離脱不能に保持される。このとき、雄端子金具21のコネクタ側接続部21aに対して雌端子金具11の弾性接触片11cが正規に弾性接触する。
一方、メンテナンスなどの事情により雄コネクタMから雌コネクタFを離脱させる場合がある。その場合には、操作部49を上方から指で押圧操作することで、ロックアーム43を強制的に弾性変形させる。図9に示すように、操作部49を下方へ押し込むと、ロックアーム43は、支点部47を中心にシーソー状に傾動変位し、ロック部48が上方(被ロック部16から離間する方向)へ変位するとともに被ロック部16との係止代が次第に減少する。このとき、支点部47は、操作部収容部33の底面33aに当接されることで、下方から支持されるようになっている。そして、ロック部48が被ロック部16から完全に外れる位置まで操作部49を押圧した状態に保ちつつ雌ハウジング10を後方へ引っ張ることで、雄コネクタMから雌コネクタFを離脱させることができる。この離脱時には、雌ハウジング10のリブ15に指を掛けて把持することで、雌コネクタFの引き抜き作業がし易くなっている。なお操作部49を過度に押し込もうとした場合には、操作部49が操作部収容部33の底面33aに当接することでそれ以上の変位動作が規制されるので、ロックアーム43が塑性変形するような事態が回避されるようになっている。
以上説明したように本実施形態によれば、雄ハウジング20のフード部23にロックアーム配設空間29を切欠形成し、そこに金属片からなるロックアーム43を配するようにしたから、従来のようにフード部とロックアームとが高さ方向に積み重なる構造のものと比較すると、雄コネクタMの小型化を図ることができる。
しかも、ロックアーム43は、シーソー状に傾動変位可能に形成され、後端側に被ロック部16と係止可能なロック部48と設け、前端側に操作部49を設けるようにしたから、操作部49を操作することで、ロックアーム43を傾動変位させて被ロック部16に対するロック部48の係止状態を解除することができる。
さらには、フード部23のうちロックアーム配設空間29が切欠形成された上部23aの外面に金属板からなる本体部41を覆設したから、ロックアーム配設空間29を切欠形成したことに伴う雄ハウジング20の強度低下を補うことができる。その上、本体部41にロックアーム43を一体形成しているので、構造の簡素化を図ることができる。また本体部41にハウジング固定部44を介して基板固定部45を一体形成しているので、さらなる構造の簡素化を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ロックアームの形態については任意に変更可能である。例えば、片持ち状のものや両持ち状のものも本発明に含まれる。またロックアーム配設空間の形態についても任意に変更可能である。例えば、ロック部収容部がフード部の上部を上下には貫通せずに、前方または後方へ開口する形態としたものも本発明に含まれる。またロックアーム配設空間をフード部のうち上部以外の部分(例えば下部や側部)に設けてもよい。
(2)上記した実施形態では、雄ハウジングの外面を覆う本体部にロックアームを一体形成した場合を示したが、本体部とは別途にロックアームを設けてもよい。また金属部材における本体部及び固定部を省略し、ロックアームのみを雄ハウジングに配するようにしてもよい。
(3)雄コネクタを基板に固定するにあたり、半田付け以外の方法(例えばねじ手段など)を用いても構わず、その場合には金属部材における基板固定部を省略することができる。また本発明は、基板に固定されるタイプのものに限らず、電線の端末に設けられるコネクタについても適用可能である。
(4)上記した実施形態では、雄コネクタにロックアームが備えられたものを示したが、逆に雌コネクタ側にロックアームを備えるようにしたものにも本発明は適用可能である。また各端子金具の本数・配置は任意に変更可能である。なお雌コネクタの形態については任意に変更可能である。
本発明の一実施形態に係る雌コネクタの正面図 雌コネクタの平面図 雄コネクタの正面図 雄コネクタの平面図 雄コネクタの側面図 両コネクタを嵌合する前の状態を示す側断面図 両コネクタを嵌合する途中の状態を示す側断面図 両コネクタを正規嵌合した状態を示す側断面図 離脱時に操作部を押圧した状態を示す一部切欠平断面図 従来例の断面図
符号の説明
16…被ロック部
20…雄ハウジング(コネクタハウジング)
23…フード部
23a…上部(ロックアーム配設空間が切欠形成された部分)
29…ロックアーム配設空間
41…本体部(補強部)
43…ロックアーム
45…基板固定部
48…ロック部
49…操作部
F…雌コネクタ(相手コネクタ)
K…基板
M…雄コネクタ(コネクタ)

Claims (4)

  1. ハウジングには、相手コネクタを内嵌可能なフード部が設けられるとともに、相手コネクタの被ロック部に対して係止することで相手コネクタを嵌合状態に保持可能なロックアームが備えられており、
    前記ロックアームは、金属片からなるとともに、前記フード部に切欠形成されたロックアーム配設空間内に配されるようになっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ロックアームは、シーソー状に傾動変位可能に形成されており、その一端側に前記被ロック部と係止可能なロック部が設けられるのに対し、他端側にはロック解除操作が可能な操作部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記フード部のうち前記ロックアーム配設空間が切欠形成された部分の外面には、金属板からなる補強部が覆設されており、この補強部に前記ロックアームが一体形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジングは、基板に対して固定されるようになっており、前記補強部には、前記基板に対して固定可能とされる基板固定部が一体形成されていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
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