JP2005197109A - キートップ構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キートップとゴム製成形基体との間の接合強度を向上して、キートップとゴム製成形基体との間の剥離を防止し易く、耐久性に優れたキートップ構造体を提供する。
【解決手段】 突部14を有する立体的形状に成形されたゴム製成形基体15と、突部14に配置された硬質樹脂製のキートップ17とを備え、ゴム製成形基体15の突部14の接合面16とキートップ17の接合面18とが接着剤19により接着されており、ゴム製成形基体15の突部14の接合面16に窪み部30を備え、窪み部30に接着剤19を存在させることにより、接着剤19とゴム製成形基体15との接触面積を接着剤19とキートップ17との接触面積より大きくした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、各種の押釦スイッチ等に用いるキートップ構造体に係り、詳しくは、押圧面を構成する硬質樹脂製のキートップを、弾性変形可能なゴム製成形基体に接着剤を用いて接合一体化したキートップ構造体に関するものである。
従来、携帯電話、リモコンスイッチ等の各種の押釦スイッチには種々のキートップ構造体が用いられており、キートップ構造体として、突部を有する立体的形状に成形されたゴム製成形基体と、このゴム製成形基体の突部に接合された硬質樹脂製のキートップとを備えたものが多数知られている。
このようなキートップ構造体では、キートップが接着剤によりゴム製成形基体の突部に接合されているものが多く、例えば、下記特許文献1及び2に記載のキートップ構造体20では、図5に示すように、キートップ21の平坦な裏面21aとゴム製成形基体22の突部(台座部)23の平坦な頂面23aとが接着剤24で接着されている。また、下記特許文献3及び4に記載のキートップ構造体25では、図6に示すように、キートップ26の裏面に形成された凹部26aにゴム製成形基体27の突部(台座部)28の頂部28aを嵌合させて、その内部が接着剤29により接着されている。
また、両面テープを介在させることによりキートップとゴム製成形基体とを接着したものも知られている。
このようなキートップ構造体20,25は、キートップ21,26を押圧してゴム製成形基体22,27の突部を弾性変形させることによりキートップ21,26の下方に配置された図示しない回路を導通又は切断させるようにして使用される。
特開2001−312934号公報 特開平11−167835号公報 特開平11−144584号公報 特開平10−294037号公報
しかしながら、このようにキートップ21,26とゴム製成形基体22,27とを接着剤24,29により接着した従来のキートップ構造体20,25では、キートップ21,26とゴム製成形基体22,27との間の十分な接合強度が得にくく、キートップ21,26の押圧操作を繰り返すことにより、キートップ21,26とゴム製成形基体22,27とが剥離することがあった。
この剥離は、ゴム製成形基体22,27の材質に適した接着剤24,29を選択したとしても、接着剤24,29とゴム製成形基体22,27との接着力が不足して、その界面で起こり易かった。特に、ゴム製成形基体22,27にシリコーンゴムを用いた場合には、接着剤24,29とゴム製成形基体22,27との界面の接着力が不足し易かった。
そこで、この発明では、キートップとゴム製成形基体との間の接合強度を向上して、キートップとゴム製成形基体との間の剥離を防止し易く、耐久性に優れたキートップ構造体を提供することを課題とする。
上記課題を解決する請求項1に記載の発明は、突部を有する立体的形状に成形されたゴム製成形基体と、前記突部に配置された硬質樹脂製のキートップとを備え、前記ゴム製成形基体の前記突部の接合面と前記キートップの接合面とが接着剤により接着されたキートップ構造体であって、前記ゴム製成形基体の前記突部の接合面に窪み部を備え、該窪み部に前記接着剤を存在させることにより、該接着剤と前記ゴム製成形基体との接触面積を該接着剤と前記キートップとの接触面積より大きくしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記窪み部は、開口部側の幅より底部側の幅を大きく形成したものであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記ゴム製成形基体の接着面に多数の凹凸を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一つに記載の構成に加え、前記ゴム製成形基体がシリコーンゴムからなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ゴム製成形基体の接着剤に窪み部を設けて、この窪み部に接着剤を存在させることによって、接着剤とゴム製成形基体との接触面積を接着剤とキートップとの接触面積より大きくしているので、接着剤のゴム製成形基体に対する接着力がキートップに比べて低くても、ゴム製成形基体の接合面全体の接合強度を接触面積に応じて増加することができる。そのため、キートップ構造体の使用中にキートップとゴム製成形基体との間で剥離することを抑制でき、耐久性を向上することが可能である。
請求項2に記載の発明によれば、窪み部は開口部側の幅より底部側の幅を大きく形成したものであるので、接着剤が窪み部内に滞留して固化或いは硬化すると、接着剤とゴム製成形基体の表面とが接着されると同時に、接着剤がゴム製成形基体の窪み部に機械的に係合した状態となるため、接着剤とゴム製成形基体との間の接合強度をより増加することが可能である。
請求項3に記載の発明によれば、ゴム製成形基体の接着面に多数の凹凸を備えているので、ゴム製成形基体の接合面の接着剤との接触面積をより大きくすることができ、また、接着剤が各凹部に入り込んで固化又は硬化することにより、接着剤とそれぞれ凹部とが機械的に係合されるため、ゴム製成形基体と接着剤との接合強度をさらに増加することが可能である。
請求項4に記載の発明によれば、ゴム製成形基体がシリコーンゴムからなるものは接着剤との十分な接着力を得にくいが、上記のようにすれば、ゴム製成形基体と接着剤との接合強度を増加することができて好ましく適用できる。
以下、この発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
[実施の形態1]
図1はこの実施の形態1のキートップ構造体を示す。
このキートップ構造体10は、例えば、携帯電話の押釦スイッチ、リモコンスイッチ等の操作部分に使用されるものであり、複数の押釦部11が基部12に設けられて、基板13bの回路13c等の上方に配置されている。そして、各押釦部11を押圧することにより、押釦部11の裏面側に設けられた接触部13aで皿バネ13dを変形させて回路13cに接触させて、スイッチの離接が行なわれるようになっている。なお、図1には、一個の押釦部11及びその周囲だけが示されている。
このようなキートップ構造体10は、押釦部11に対応する数の突部14を有して立体的形状に成形されたゴム製成形基体15と、各突部14の頂部に配置された硬質樹脂製のキートップ17とを備え、ゴム製成形基体15の突部14の接合面16とキートップ17の接合面18との間が接着剤19により接着されている。
ゴム製成形基体15は、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、ウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマーなどからなり、複数の突部14が平坦な基部12から面方向に突出した立体的形状に成形されている。このゴム製成形基材15は、耐久性に優れるなどの理由から、シリコーンゴムからなるものが好適である。
そして、このゴム製成形基体15の各突部14では、頂面がキートップ17を接着するための接合面16となっており、この接合面16に窪み部30が設けられている。この窪み部30は、ゴム製成形基体15の突部14の頂面に対して略直角な側壁面を有する形状に形成されている。
一方、キートップ17は、ゴム製成形基体15より硬質の樹脂から板状に形成されており、一方の面が使用時に押圧される押圧部17aであるとともに、他方の面が突部14の接合面16と対向して接合される平坦な接合面18となっている。ここでは、ゴム製成形基体15の突部14の接合面16に窪み部30が設けられているため、キートップ17の接合面18とゴム製成形基体15の接合面である窪み部30の表面との間に間隙が設けられており、この部分に接着剤19を存在させることができるように構成されている。
このようなキートップ17を構成する硬質の樹脂としては、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン、シクロオレフィンなどを用いることが可能である。また、裏面側の接合面18に印刷、メッキ、塗装、蒸着,ホットスタンプなどにより形成された加飾層を設ける場合には、加飾層をキートップ17を通して外部から視認可能にするために、透明性を有する樹脂を用るのがよい。
これらのゴム製成形基体15とキートップ17とを接着する接着剤19は、ゴム製成形基体15の接合面16の全面と、キートップ17の接合面18の全面に存在させている。なお、この接着剤19は窪み部30とこれに対向するキートップ17の接合面18の一部とに接する部分だけに存在させることもできる。このようにすれば、接着作業時に接着剤19の供給量が過剰となった場合でも、ゴム製成形基体15の接合面16及びキートップ17の接合面18から外側に流出して押釦部11の周囲から外側に接着剤がはみ出ることを防止しやすい。
このような接着剤19としては、ゴム製成形基体15及びキートップ17の材質などにより適宜選択して使用することができ、例えば、シアノアクリレート系、ウレタン系、エポキシ系、ゴム系、シリコーン系などの接着剤を用いることができる。特に、シリコーンゴムからなるゴム製成形基体15を用いる場合には、接着剤19として、シアノアクリレート系、シリコーン系の接着剤を用いることができる。
この接着剤19を用いて、ゴム製成形基体15とキートップ17とを接着するには、例えば、ゴム製成形基体15の突部14の窪み部30に接着剤19を窪み部30の容積に応じた量を塗布して接着することができる。
また、接着剤19の塗布方法としては、スクリーン印刷により、或いはディスペンサーにより供給するなど、状況に応じて適宜選択することが可能である。
このとき、接着力を上げるため、予め、ゴム製成形基体15の突部14の接合面16にプラズマ処理、コロナ処理、UV処理、プライマー処理などの前処理を施しておくのが好ましい。
以上のような構成のキートップ構造体10によれば、ゴム製成形基体15の接合面16に窪み部30を設けて、この窪み部30に接着剤19を存在させることにより、接着剤19とゴム製成形基体15との接触面積を、接着剤19とキートップとの接触面積より大きくしているので、接着剤19のゴム製成形基体15に対する接着力がキートップ17に比べて低くても、ゴム製成形基体15の接合面16全体としての接合強度を接触面積に応じて増加することができる。そのため、キートップ構造体10の使用中にキートップ17とゴム製成形基体15との間で剥離するようなことを抑制でき、耐久性を向上することが可能である。
[発明の実施の形態2]
図2はこの実施の形態1のキートップ構造体を示す。
このキートップ構造体10では、窪み部30が開口部30a側の幅W1より底部30b側の幅W2が大きく形成されており、逆テ−パーをつけてアンダーカット部を設けた形状となっている。また、ゴム製成形基体15の突部14の接合面16とキートップ17の接合面18の全面に接着剤19が塗布されており、接着剤19が両接合面16、18全面と接触している。その他は、上記実施の形態1と同様の構成となっている。
このような構成のキートップ構造体10によれば、上記実施の形態1と同様の効果が得られる上に、窪み部30が開口部30a側の幅より底部30b側の幅が大きく形成されているので、接着剤19が窪み部30内に滞留して固化或いは硬化すると、接着剤19とゴム製成形基体15の突部14の接合面16の表面とが接着されると同時に、接着剤19がゴム製成形基体15の窪み部30に機械的に係合した状態となる。即ち、固化或いは硬化した接着剤19がゴム製成形基体15の接合面16から離間する方向に移動し難くできる。そのため、接着剤19とゴム製成形基体15との間の接合強度をより増加することが可能である。
[発明の実施の形態3]
図3は、この発明の実施の形態3のキートップ構造体を示す図である。
このキートップ構造体10では、窪み部30が底部30b側から開口部30a側に向けて拡開した形状に形成されており、側周面がテ−パー面となっている。また、ゴム製成形基体15の突部14の接合面16とキートップ17の接合面18の全面に接着剤19が塗布されており、接着剤19が両接合面16、18全面と接触している。その他は、上記実施の形態1と同様の構成となっている。
このような構成のキートップ構造体10によれば、上記実施の形態1と同じく、窪み部30により、接着剤19とゴム製成形基体15との接触面積を、接着剤19とキートップとの接触面積より大きくすることができ、ゴム製成形基体15の接合面16全体としての接合強度を接触面積に応じて増加することができる。
なお、この発明では、図4に示すように、窪み部30の内表面に凹凸をつけることも好ましく、例えば、金型面にサンドブラストやエッチングにて多数の凹凸をつけることにより、ゴム製成形基体15の接合面16の表面積を更に増加することも可能である。このようにすれば、ゴム製成形基体15の突部14の接合面16の接着剤19との接触面積をより大きくすることができ、さらに、接着剤19が各凹部に入り込んで固化又は硬化することにより、接着剤19とそれぞれ凹部とを機械的に係合させることができ、ゴム製成形基体15と接着剤19との接合強度をさらに増加することができる。
以下、この発明の実施例及び比較例について説明する。
[実施例1]
先ず、型締めされた金型に溶融したポリカーボネート系樹脂カリバー301−22〔住友ダウ株式会社製、商品名〕を射出して透明性を有する複数のキートップ17を射出成形する。
そして、金型を型開きして各キートップ17の平坦な裏面に、数字や記号等からなる加飾層を紫外線硬化型インキ、レイキュアーPF400〔十条ケミカル株式会社製、商品名〕で10μmの厚さに印刷し、紫外線硬化用ランプから加飾層に紫外線を積算光量500mJ/cm2の条件で照射して乾燥・硬化させた。紫外線硬化用ランプとしては、メタルハライドランプ〔D〕bulb〔フュージョンUVシステムズ・ジャパン株式会社製、商品名〕を用いた。
加飾層を乾燥・硬化後、複数のキートップ17間のランナーやゲート等の余剰部分を刃具で切断除去してこれらを分割し、治具に複数のキートップを並べて吸着固定した。
次に、このキートップ17と接着するゴム製成形基体15の突部14の頂面が4mm角の大きさで、直径2.5mm、深さ0.5mmの凸面を有する金型を用い、シリコーンゴムコンパウンドDY32−6014U〔東レ・ダウコーニング株式会社製、商品名〕100重量部と架橋剤RC−8〔同社製、商品名〕0.5重量部とからなる成形材料を投入し、厚さ0.5mmで透明のベース基材を成形温度180℃、成形時間5分、成形圧力180kg/cm2の条件で複数圧縮成形し、複数のゴム製成形基体15が連結した成形体を成形した。
各ゴム製成形基体15の突部14の頂面には、前記凹面に対応する図1に示す形状の窪み部30を形成した。
この成形体を金型から取り出し、乾燥機を用いて温度200℃で60分間熱処理を施して二次架橋を行った。熱処理後、複数のゴム製成形基体15間の余剰部分を刃具で切断除去し、これらを分割することにより、複数のゴム製成形基体15を得て、治具にこれらの複数のゴム製成形基体15を並べて吸着固定した。
そして、前記のようにして、治具に固定された各ゴム製成形基体15の窪み部30側にシアノアクリレート系瞬間接着剤PPX〔セメダイン株式会社製、商品名〕をディスペンサーで塗布し、各キートップ17の接合面18と接着してキートップ構造体を得た。
[実施例2]
キートップ17を接着するゴム製成形基体15の頂面が4mm角の大きさで、2.5mm角、深さ0.5mmの凸面を持つ金型により、図2に示すような窪み部30を有するゴム製成形基体15を成形した。窪み部30の対角する2面は逆テ−パー15度の面で、残りがテ−パー2度の面であった。
このようなゴム製成形基体15を用い、実施例1と同様にキートップ構造体を製造した。
[実施例3]
キートップ17を接着するゴム製成形基体15の頂面が4mm角の大きさで、2.5mm角、深さ0.5mmの凸面を持つ金型により、図3及び図4に示すような窪み部30を有するゴム製成形基体15を成形した。また、金型の凸部にサンドブラストで微細な凹凸を形成して用いた。窪み部30の各側面のテ−パーは30度で、内表面全体に微細な凹凸が付与されていた。
このようなゴム製成形基体15を用い、実施例1と同様にキートップ構造体を製造した。
[比較例1]
実施例1と同一のキートップ17と、突部14の頂面に窪み部30が形成されておらず、平坦な頂面を有する他は、実施例1と同じゴム製成形基体を用いて、実施例1と同様にしてキートップ構造体を製造した。
[評価結果]
実施例1〜3及び比較例1により得られたキートップ構造体を所定の検査治具に載せて、ゴム製成形基体とキートップとの間の剥離強度を比較した。
測定には、荷重測定器FGC−2〔日本電産シンポ株式会社製、商品名〕を用い、90度剥離テストを行った。
結果を表1に示す。
Figure 2005197109
表1から明らかなように、実施例1〜3のキートップ構造体では、ゴム製成形基体と接着剤との接合強度が上がり、シリコーンゴムが破壊する状態まで接着力を向上することがことができた。また、製造過程においても、ディスペンサーでの注入時に接着剤が流れ出すことがないため、作業性も良くなるとともに、接着剤のはみ出しも生じなかった。
一方、比較例1のキートップ構造体では、ゴム製成形基体と接着剤との接合強度が不足するため、ゴム製成形基体と接着剤との界面での剥離が生じた。また、接着剤のはみ出しが生じ易かった。
この発明の実施の形態1のキートップ構造体の押釦部の縦断面図である。 この発明の実施の形態2のキートップ構造体の押釦部の縦断面図である。 この発明の実施の形態3のキートップ構造体の押釦部の縦断面図である。 この発明の実施の形態3のキートップ構造体の押釦部の変形例を示す部分縦断面図である。 従来のキートップ構造体の押釦部の縦断面図である。 従来の他のキートップ構造体の押釦部の縦断面図である。
符号の説明
10,20,25 キートップ構造体
11 押釦部
12 基部
14,23,28 突部(台座部)
15,22,27 ゴム製成形基体
16 接合面
17,21,26 キートップ
18 接合面
19,24,29 接着剤
30 窪み部
30a 開口部
30b 底部

Claims (4)

  1. 突部を有する立体的形状に成形されたゴム製成形基体と、前記突部に配置された硬質樹脂製のキートップとを備え、前記ゴム製成形基体の前記突部の接合面と前記キートップの接合面とが接着剤により接着されたキートップ構造体であって、
    前記ゴム製成形基体の前記突部の接合面に窪み部を備え、該窪み部に前記接着剤を存在させることにより、該接着剤と前記ゴム製成形基体との接触面積を該接着剤と前記キートップとの接触面積より大きくしたことを特徴とするキートップ構造体。
  2. 前記窪み部は、開口部側の幅より底部側の幅を大きく形成したものであることを特徴とする請求項1に記載のキートップ構造体。
  3. 前記ゴム製成形基体の接着面に多数の凹凸を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のキートップ構造体。
  4. 前記ゴム製成形基体がシリコーンゴムからなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載のキートップ構造体。
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