JP2005197045A - 押釦スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】 端子の根元付近へも防水コーティングを確実に行なうことができ、接触信頼性の高い押釦スイッチを提供する。
【解決手段】 収納部1aを有するハウジング1と、収納部1aに接離可能に配設された可動接点3、及び固定接点2aと、ハウジング1に一体的に設けられ、一端が固定接点2aと接続されて他端がハウジング1の外方に導出された接続端子2bと、ハウジング1の接続端子2bの導出部に形成されたコーティング材流入用の開口部1fとを備え、ハウジング1には、開口部1fと連結すると共に、開口部1fから遠ざかる方向に接続端子2bの導出部からのハウジング1内の空気の流出を案内可能な空気流路1hを形成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、押圧されることにより接点部が反転してオンする押釦スイッチに係り、特に防水加工されて洗濯機などに使用される押釦スイッチに関する。
従来の押釦スイッチの構造としては、ハウジングに一対の線材からなる端子材を埋設して、ハウジングの収納部内には一対の表出した固定接点を形成すると共に、ハウジングの外方には固定接点から導出した一対の接続端子を折り曲げて起立させて形成し、ハウジングの収納部内に可動接点を固定接点と接離可能に配設した押釦スイッチが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来の押釦スイッチの構造を図に基づいて説明する。
図5は従来の押釦スイッチの断面図である。
第1ハウジング51は、合成樹脂材を成形加工して、略円柱状に形成され、上面側の中央部に設けられた上端側の大径である第2凹部51cと、下端側の小径である第1凹部51dとから成る円形状の2段状の凹部51aと、凹部51aの上面側から内方に突出する円環状の外壁部51bとを有する。また、第1凹部51dと第2凹部51cとの間に段部51eを備えている。
固定接点52は、線状の金属材から成り、切断・折り曲げ加工して形成し、略L字状であって、接点部52aと、端子部52bとを有している。そして、この固定接点52は、第1ハウジング51に2本インサート成形され、接点部52aは、第1凹部51dの底面に表出して配設され、端子部52bは、第1ハウジング51の底面の約180度離れて対向する位置から下方に突出して配設されている。
可動接点53は、弾性金属板でドーム状に形成されている。この可動接点53は、第1ハウジング51の第1凹部51d内に配置され、可動接点53は、第1ハウジング51の第1凹部51dの底面に周縁部が当接された状態で2個の接点部52aを覆うように配置されている。
第1ステム54は、合成樹脂材からなり、小径部54aと、大径部54bと、押圧部54cとを有している。この第1ステム54は、ドーム状の可動接点53の頂点部に押圧部54cが当接した状態で配置されている。
インシュレータ55は、ポリイミド樹脂などでシート状に形成され、第1凹部51dの上面を塞いだ状態で配置されている。また、ゴム材56は、ゴム材などからなりインシュレータ55の上に重ね合わせられて、第1ハウジング51の凹部51aの段部51e上に配置されている。インシュレータ55の下面に第1ステム54の小径部54aの上端面が当接されている。
第2ハウジング57は、合成樹脂材からなり、外壁57aと、上壁57bとを有しており、外壁57aの下端には円環状の鍔部57cが形成されている。また、上壁57bの中心部には、円形の孔57eが設けられている。この第2ハウジング57の鍔部57cは、第1ハウジング51の第2凹部51c内に配置されている。
そして、第1ハウジング51の外壁部51bの全周を第2ハウジング57の鍔部57c側に押圧変形して、外壁部51bによって押さえ部を形成し、この押さえ部によって、鍔部57cを介してゴム材56とインシュレータ55とを第1ハウジング51の段部51e側に弾圧させている。そして、第1ハウジング51と第2ハウジング57とは一体化されている。
第2ステム58は、合成樹脂材からなり、押釦部58aと、鍔部58bと、押圧部58cとを有している。また、押圧部58cは、円柱状の凸部58dと、凸部58dの外周部に配置された4個の支持部58eとを有している。この第2ステム58は、第2ハウジング57内に収納され、押釦部58aが、第2ハウジング57の孔57eに挿通されて、第2ハウジング57の上方に突出した状態で配置されている。
特開2000−164068号公報
しかしながら、上述した従来の押釦スイッチの構造においては、ハウジングの底面に切り欠き部を設けて、この切り欠き部の壁に沿って2本の線材の一方を折り曲げて端子を形成し、他方の線材を切断し、これを一対設けることで一対の端子を形成していた。
このような押釦スイッチを、例えば洗濯機の制御部に用いる場合、押釦スイッチを回路基板に実装した後に、回路基板をコーティング材に浸し、高温の雰囲気中でコーティングすることがある。この場合、従来の押釦スイッチでは、コーティング中にハウジング内の空気が膨張して線材と樹脂との隙間から排出され、端子の根元付近へのコーティングが不充分になるという問題があった。
したがって、本発明では上述した問題点を解決し、端子の根元付近へも防水コーティングを確実に行なうことができ、接触信頼性の高い押釦スイッチを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では第1の解決手段として、収納部を有するハウジングと、前記収納部に接離可能に配設された可動接点、及び固定接点と、前記ハウジングに一体的に設けられ、一端が前記固定接点と接続されて他端が前記ハウジングの外方に導出された接続端子と、前記ハウジングの前記接続端子の導出部に形成されたコーティング材流入用の開口部とを備え、前記ハウジングには、前記開口部と連結すると共に、前記開口部から遠ざかる方向に前記接続端子の導出部からの前記ハウジング内の空気の流出を案内可能な空気流路を形成した構成とした。
また、第2の解決手段として、前記ハウジングには、前記接続端子の導出部の近傍に、スイッチの設置面となる突出段部を形成し、この突出段部に溝孔部を設けることにより前記空気流路を形成した構成とした。
また、第3の解決手段として、前記接続端子は、前記ハウジングの収納部の内底部に平行に埋設された一対の端子材からなり、これらの端子材の一端を前記収納部内に表出させて前記固定接点を形成し、これらの端子材の他端側を前記ハウジングの導出部から折り曲げてスイッチの設置面側へ起立させて前記接続端子を形成し、前記突出段部を前記接続端子を挟んで対向配置させ、これらの突出段部に前記溝孔部を形成した構成とした。
また、第4の解決手段として、前記ハウジングを成形金型から離型する際の、イジェクトピンの当接部を前記溝孔部に形成した構成とした。
以上説明したように、本発明の押釦スイッチは、収納部を有するハウジングと、収納部に接離可能に配設された可動接点、及び固定接点と、ハウジングに一体的に設けられ、一端が固定接点と接続されて他端がハウジングの外方に導出された接続端子と、ハウジングの接続端子の導出部に形成されたコーティング材流入用の開口部とを備え、ハウジングには、開口部と連結すると共に、開口部から遠ざかる方向に接続端子の導出部からのハウジング内の空気の流出を案内可能な空気流路を形成したことから、ハウジングの接続端子の導出部の開口部に形成した空気流路によって、コーティング加工時のハウジング内の空気の流出を開口部から遠ざかる方向へ案内することができるので、スイッチの接続端子根元へのコーティングを確実に行なえるため、信頼性の向上が図れる。
また、ハウジングには、接続端子の導出部の近傍に、スイッチの設置面となる突出段部を形成し、この突出段部に溝孔部を設けることにより空気流路を形成したことから、押釦スイッチの設置面を形成する突出段部の厚みを利用して空気流路となる溝孔部を形成できるので、スイッチの外形を大きくすることなく形成できる。
また、接続端子は、ハウジングの収納部の内底部に平行に埋設された一対の端子材からなり、これらの端子材の一端を収納部内に表出させて固定接点を形成し、これらの端子材の他端側をハウジングの導出部から折り曲げてスイッチの設置面側へ起立させて接続端子を形成し、突出段部を接続端子を挟んで対向配置させ、これらの突出段部に溝孔部を形成したことから、対向配置した突出段部により起立させた接続端子を回路基板に安定させて設置することができ、各々の突出段部に形成した溝孔部により、確実にハウジング内の空気を流出させることができる。
また、ハウジングを成形金型から離型する際の、イジェクトピンの当接部を溝孔部に形成したことから、金型構造が簡易となり、加工性が向上される。
以下、本発明の押釦スイッチの実施形態を図1乃至図4に示す。図1は押釦スイッチの断面図、図2は押釦スイッチの底面図、図3は押釦スイッチの接続端子の導出部分の部分詳細図、図4は押釦スイッチを回路基板上にコーティングした状態を示す説明図である。
図1〜図3に示すように、第の1ハウジング1は、合成樹脂などの絶縁材で略円柱状に形成され、上面側の中央部に設けられた円形状の2段状の収納部1aと、収納部1aの上面側から内方に突出する円環状の外壁部1bとを有する。また、収納部1aは、上端側の大径である第2凹部1cと、下端側の小径である第1凹部1dとから成り、よって、第1凹部1dと第2凹部1cとの間に段部1eを備えている。前記外壁部1bは、後述するように全周が押圧変形されて、外壁部1bにて押さえ部が形成されるように成っている。
収納部1aには端子材2が配設されている。この端子材2は、線状の金属材から成り、切断・折り曲げ加工することにより略L字状に形成され、固定接点2a、及び接続端子2bとを有している。そして、この端子材2は、第1のハウジング1の内底部に複数本(例えば、2本)平行にインサート成形等の方法で一体に埋設され、固定接点2aは、第1凹部1dの底面に表面が露出した状態で、且つ相互に近接して配設され、接続端子2bは、図2に示すように、第1のハウジング1の底面の約180度離れて対向する位置から下方に起立した状態で外方へ導出されている。
また、図2及び図3に示すように、第1のハウジング1の接続端子2bが導出された導出部分には、第1のハウジング1の外側から内側に凹状となる開口部1fが形成されており、この開口部1fの内側に接続端子2bが起立されている。また、接続端子2bを挟んで対向する第1のハウジング1の底面側には、スイッチの設置面となる突出段部1gが形成されており、この突出段部1gは開口部1fの両側に配置されている。
また、前記突出段部1gには、前記開口部1fに連結して、開口部1fから遠ざかる方向へ溝孔部1hが形成されている。この溝孔部1hは、前記突出段部1gのスイッチの設置面と平行する方向へ延設する横溝部1iと、この横溝部1iと直交する方向で突出段部1gの厚み方向へ延設する縦孔部1jとから形成されている。そして、前記溝孔部1hが、前記接続端子2bの導出部からの前記第1のハウジング1内の空気の流出を案内可能な空気流路を構成している。
このように、前記接続端子2bは、第1のハウジング1の第1凹部1dの内底部に平行に埋設された一対の端子材2からなり、これらの端子材2の一端を第1凹部1d内に表出させて前記固定接点2aを形成し、これらの端子材2の他端側を第1のハウジング1の導出部から折り曲げてスイッチの設置面側へ起立させて前記接続端子2bを形成し、前記突出段部1gを接続端子2bを挟んで対向配置させ、これらの突出段部1gに前記溝孔部1hを形成したので、対向配置した前記突出段部1gにより、起立させた前記接続端子2bを後述する回路基板9に安定させて設置することができ、各々の突出段部1gに形成した前記溝孔部1hにより、確実にハウジング内の空気を流出させることができるものとなる。
尚、前記縦孔部1jの内底部には、前記第1のハウジング1を成形金型から離型する際の、金型に設けられたイジェクトピンを当接させるようにしても良い。この場合には、金型構造が簡易となり、加工性が向上されるものとなる。
可動接点3は、ばね用リン青銅などの弾性金属板を切断・押し出し(プレス)加工にて、ドーム状に形成された反転板3aと、この反転板3aの下面側に配設される接点板3bとで構成されている。この可動接点3は、第1のハウジング1の第1凹部1d内に配置され、反転板3aの周縁部は、第1のハウジング1の第1凹部1dの底面に当接された状態で配置されている。この状態のとき、接点板3bは、2個の固定接点2aを覆うように配置されている。
第1のステム4は、合成樹脂などの絶縁材を成形加工し、略円盤状であって、小径部4aと、小径部4aの下方に連設される大径部4bと、大径部14bの下面から下方に突出した押圧部4cとを有している。また、押圧部4cの下端面は、円弧状に形成されている。この第1のステム4は、可動接点3のドーム状の反転板3aの頂部に押圧部4cが当接した状態で配置されている。
インシュレータ5は、ポリイミド樹脂などの絶縁材から成り、弾性を有し、略円形の薄いシート状に形成されている。このインシュレータ5は、第1のハウジング1の第1凹部1dと第2凹部1cとの間の段部1eに載置され、第1凹部1dの上面を塞いだ状態で配置されている。
ゴム板6は、ゴム材料などから成り、略円形のシート状に形成され、中央部に円形状の開口部6aを有している。この開口部6aを有するゴム板6は、インシュレータ5の大きさとほぼ同じ大きさで、また、インシュレータ5に比較して厚さ寸法がやや厚く形成されている。また、このゴム板6は、インシュレータ5の上に重ね合わせられて、第1のハウジング1の凹部1aの段部1e上に配置されている。従って、この開口部6aを有するゴム板6とインシュレータ5とによって、凹部1aの第1凹部1dの上面が塞がれた状態で、ゴム板6とインシュレータ5とが、第2凹部1c内に配置されている。また、この状態のとき、インシュレータ5の下面に第1のステム4の小径部4aの上端面が当接されている。
第2のハウジング7は、合成樹脂などの絶縁材を成形加工して、略筒形に形成し、筒状の外壁7aと、外壁7aの上端に形成された上壁7bとを有している。また、外壁7aの下端には、外壁7aと直交する方向に形成された円環状の鍔部7cと、鍔部7cの下面に下方に突出する円環状の突条7dとが形成されている。また、上壁7bの中心部には、円形の孔7eが設けられている。
この第2のハウジング7の鍔部7cは、第1のハウジング1の第2凹部1c内に配置され、鍔部7cの円環状の突条7dが、ゴム板6の上面に食い込むように配置されている。そして、第1のハウジング1の外壁部1bの全周を第2のハウジング7の鍔部7c側に押圧変形して、外壁部1bによって押さえ部を形成し、この押さえ部によって、鍔部7cを介してゴム板6とインシュレータ5とを第1のハウジング1の段部1e側に弾圧させている。そして、第1のハウジング1と第2のハウジング7とは一体化されている。
この状態のとき、ゴム板6の周縁部が、第2のハウジング7の突条7dによって、強く押し付けられることにより、インシュレータ5の周縁部は、第1のハウジング1の段部に密着する。これによって、ゴム板6に開口部6aが形成されていても前記第1のハウジング1の第1凹部1d内の防水性が保たれる。
第2のステム8は、合成樹脂などの絶縁材を成形加工して形成され、円柱状の押釦部8aと、押釦部8aの下端に設けられた円形状の鍔部8bと、鍔部8bの下端に突出して設けられた押圧部8cとを有している。この第2のステム8は、第2のハウジング7内に収納され、押釦部8aが、第2のハウジング7の孔7eに挿通されて、第2のハウジング7の上方に突出し、鍔部8bが、上壁7bの下面に当接し、押圧部8cの下面が、ゴム板6の開口部6aを介してインシュレー他5の上面側に当接した状態で配置されている。
次に、本発明の押釦スイッチの動作について説明する。この押釦スイッチは、第2のステム8の押釦部8aを下方に押圧すると、第2のステム8の押圧部8cが、ゴム板6の開口部6aを介してインシュレータ5のほぼ中央部とを下方に押圧する。そして、インシュレータ5が、下方に押圧されると、インシュレータ5に当接されている第1のステム4が下方に押圧される。この押圧によって第1のステム4の押圧部4cが、ドーム状の反転板3aを下方に押圧する。そして、反転板3aが押圧されると反転板3aが反転して接点板3bが二つの固定接点2aとそれぞれ当接される。このようにして、二つの固定接点2aは、接点板3bによって導通されて押釦スイッチは、オンの状態となる。
この状態から、第2のステム8の押釦部8aの下方への押圧力を解除すると、ドーム状の反転板3aの反転復帰力によって、第1のステム4の押圧部4cが上方に押し上げられる。この時、接点板3bは、二つの固定接点2aから離間してこの押釦スイッチは、オフの状態となる。その後、前述の動作とは、逆の順序にて動作し、第2のステム8の押釦部8aが元の位置に戻る。
次に、本発明の押釦スイッチを洗濯機などの電気機器の回路基板に実装する場合について説明する。図4は、本発明の押釦スイッチを回路基板上に実装してコーティングした状態を示す説明図である。
図4に示すように、回路基板9上に本発明の押釦スイッチ及び他の電気部品を実装した後、回路基板9の押釦スイッチ及び他の電気部品を覆うように、防水性の樹脂材でコーティング処理を行ないコーティング層10を形成する。そして、押釦スイッチは、第2のハウジング7の一部、及び第2のハウジング7から突出した第2のステム8の押圧部8aを除き、コーティング層10で被覆されるものとなる。
この時、押釦スイッチの第1のハウジング1の接続端子2bが導出された導出部には、開口部1fが形成されており、この開口部1fにもコーティング樹脂材が流入する。そして、押釦スイッチがコーティング処理される際には、高温の雰囲気中でコーティング処理されるものとなり、このコーティング処理中に、押釦スイッチのハウジング内の空気が高温の熱によって膨張して、接続端子2bの導出部の樹脂の隙間から外へ流出(排出)されることになる。
しかしながら、本発明の押釦スイッチにおいては、接続端子2bが導出された開口部1fに連結して、開口部1fから遠ざかる方向へ溝孔部1hが形成されており、この溝孔部1hは、前記突出段部1gのスイッチの設置面と平行する方向へ延設する横溝部1iと、この横溝部1iと直交する方向で突出段部1gの厚み方向へ延設する縦孔部1jとから形成されている。そして、前記溝孔部1hが、前記接続端子2bの導出部からの前記第1のハウジング1内の空気の流出を案内する空気流路を構成するように形成されている。
したがって、コーティング処理中に、押釦スイッチのハウジング内の空気が熱によって膨張して、接続端子2bの導出部の樹脂の隙間から外へ流出(排出)されたとしても、前記開口部1fに連結する溝孔部1hによって空気が横溝部1i及び縦孔部1jの方向へと案内されることから、ハウジング内の空気は開口部1fから外へ流出することはなく、接続端子2bの根元部分のコーティングが確実に行なえるものとなる。
上記した本発明の実施例によれば、一端が固定接点2aと接続されて、他端がハウジングの外方に導出された接続端子2bが設けられた第1のハウジング1の接続端子2bの導出部に、コーティング材流入用の開口部1fを形成し、前記第1のハウジング1には、前記開口部1fと連結すると共に、前記開口部1fから遠ざかる方向に前記接続端子2bの導出部からのハウジング内の空気の流出を案内する前記溝孔部1hからなる空気流路を形成したことから、前記第1のハウジング1の接続端子2bの導出部の前記開口部1fに形成した空気流路によって、コーティング加工時のハウジング内の空気の流出を前記開口部1fから遠ざかる方向へ案内することができるので、押釦スイッチの接続端子2b根元へのコーティングを確実に行なうことができ、接点部の接触信頼性の向上が図れるものとなっている。
また、前記第1のハウジング1には、前記接続端子2bの導出部の近傍に、押釦スイッチの設置面となる前記突出段部1gを形成して、この突出段部1gに前記溝孔部1hを設けることによりコーティング時の膨張した空気の空気流路を形成したことから、押釦スイッチの設置面を形成する前記突出段部1gの厚みを利用して空気流路となる前記溝孔部1hを形成できるので、押釦スイッチの外形を大きくすることなく形成でき、小型化が可能となっている。
本発明の押釦スイッチを示す断面図である。 本発明の押釦スイッチを示す底面図である。 本発明の押釦スイッチの接続端子の導出部分を示す部分詳細図である。 本発明の押釦スイッチを回路基板上にコーティングした状態を示す説明図である。 従来の押釦スイッチを示す断面図である。
符号の説明
1:第1のハウジング
1a:収納部
1b:外壁部
1c:第2凹部
1d:第1凹部
1e:段部
1f:開口部
1g:突出段部
1h:溝孔部
1i:横溝部
1j:縦孔部
2:端子材
2a:固定接点
2b:接続端子
3:可動接点
3a:反転板
3b:接点板
4:第1のステム
4a:小径部
4b:大径部
4c:押圧部
5:インシュレータ
6:ゴム板
6a:開口部
7:第2のハウジング
7a:外壁
7b:上壁
7c:鍔部
7d:突条
7e:孔
8:第2のステム
8a:押釦部
8b:鍔部
8c:押圧部
9:回路基板
10:コーティング層

Claims (4)

  1. 収納部を有するハウジングと、前記収納部に接離可能に配設された可動接点、及び固定接点と、前記ハウジングに一体的に設けられ、一端が前記固定接点と接続されて他端が前記ハウジングの外方に導出された接続端子と、前記ハウジングの前記接続端子の導出部に形成されたコーティング材流入用の開口部とを備え、前記ハウジングには、前記開口部と連結すると共に、前記開口部から遠ざかる方向に前記接続端子の導出部からの前記ハウジング内の空気の流出を案内可能な空気流路を形成したことを特徴とする押釦スイッチ。
  2. 前記ハウジングには、前記接続端子の導出部の近傍に、スイッチの設置面となる突出段部を形成し、この突出段部に溝孔部を設けることにより前記空気流路を形成したことを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ。
  3. 前記接続端子は、前記ハウジングの収納部の内底部に平行に埋設された一対の端子材からなり、これらの端子材の一端を前記収納部内に表出させて前記固定接点を形成し、これらの端子材の他端側を前記ハウジングの導出部から折り曲げてスイッチの設置面側へ起立させて前記接続端子を形成し、前記突出段部を前記接続端子を挟んで対向配置させ、これらの突出段部に前記溝孔部を形成したことを特徴とする請求項2記載の押釦スイッチ。
  4. 前記ハウジングを成形金型から離型する際の、イジェクトピンの当接部を前記溝孔部に形成したことを特徴とする請求項2、又は3記載の押釦スイッチ。
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