JPH10106389A - プッシュスイッチ - Google Patents

プッシュスイッチ

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JPH10106389A
JPH10106389A JP25608196A JP25608196A JPH10106389A JP H10106389 A JPH10106389 A JP H10106389A JP 25608196 A JP25608196 A JP 25608196A JP 25608196 A JP25608196 A JP 25608196A JP H10106389 A JPH10106389 A JP H10106389A
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JP
Japan
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normally open
electrode
normally
pair
snap
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Pending
Application number
JP25608196A
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English (en)
Inventor
Toshio Kikuchi
敏雄 菊地
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Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
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Publication date
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Publication of JPH10106389A publication Critical patent/JPH10106389A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H13/00Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch
    • H01H13/70Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
    • H01H13/78Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard characterised by the contacts or the contact sites
    • H01H13/807Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard characterised by the contacts or the contact sites characterised by the spatial arrangement of the contact sites, e.g. superimposed sites
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2225/00Switch site location
    • H01H2225/002Switch site location superimposed
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2225/00Switch site location
    • H01H2225/018Consecutive operations

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  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 独立した2つのスイッチ回路を有し、スイッ
チングに際して軽快なクリック感を得られ、小形化を促
進しやすい単キー化された2段式プッシュスイッチを提
供する。 【解決手段】 1段目スイッチ回路12の常閉電極13
および常開電極14をボディ10に設ける。2段目スイ
ッチ回路22の常開電極21,21を1段目スイッチ回
路12よりも高位に設ける。第1常開接点部25を有す
るスナッププレート23の第1常閉接点部24を第1常
閉電極13に接触させる。導電性ゴムで成形した可動体
30の突起部31を電気絶縁層26を介してスナッププ
レート23に重ねる。可動体30の膜部32を撓み変形
させるための押圧力が、スナッププレート23をスナッ
プ動作させるための押圧力よりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの独立したス
イッチ回路を有する2段式プッシュスイッチあるいは1
つのスイッチ回路を有する単段式プッシュスイッチであ
って、スイッチングの際にクリック感が得られるプッシ
ュスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図9に実公平4−504号公報に記載さ
れている従来のプッシュスイッチを示してある。このプ
ッシュスイッチにあっては、1段目スイッチ回路の一対
の第1常開電極81,82と、2段目スイッチ回路の一
対の第2常開電極91,92とを配線基板83の表面に
形成し、この配線基板83に、環状座部94と上窄まり
状の膜部95とこの膜部95の頂部に設けられた筒部9
6とを一体に備える電気絶縁性ゴムでなる支持体97を
配備してある。また、突起部84とこの突起部84から
上拡がり状に延び出した膜部85とこの膜部85の外周
部に連設された環状部86とを有する導電性ゴムでなる
支持体87を備え、この支持体87の上記環状部86を
上記筒部96に嵌め込んである。そして、上記筒部96
の下面に導電性ゴム膜を設けて第2常開接点部98と
し、上記突起部84の下面によって形成された第1常開
接点部88を、その第2常開接点部98よりも少し下位
に位置させてある。99は押下用部材である。
【0003】図10に実公平4−43932号公報に記
載されているメンブレン型プッシュスイッチを示してあ
る。このものは、配線基板71に、スペーサ72,7
3,74を介して順にシート75,76,77を配し、
中間の2枚のシート75,76に1段目スイッチ回路の
接点部78,79を振り分けて設け、配線基板71とシ
ート75とに2段目スイッチ回路の接点部61,62を
振り分けて設け、上部の2枚のシート76,77の相互
間にスナッププレート63を配備したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9や図10の従来の
プッシュスイッチには次のような問題点があった。
【0005】図9のプッシュスイッチは、ゴム成形体に
よって形成された2つの支持体97,87を組み合わせ
てあり、しかも配線基板83に第1常開電極81,82
や第2常開電極91,92を形成することを要するので
プッシュスイッチ全体の大きさをそれほど小さくするこ
とができない。また、押下用部材99に加えられる押圧
力F1によってゴム製の支持体97の膜部95を同図に
仮想線で示したように撓ませて1段目のスイッチングを
行わせ、さらに押下用部材99に加えられる押圧力F1
によってゴム製の支持体87の膜部85を撓ませて2段
目のスイッチングを行わせるものであるので、1段目お
よび2段目のスイッチングの際のいずれにおいてもクリ
ック感を得にくいものである。
【0006】また、図10のメンブレン型プッシュスイ
ッチは、フラット型キーボード用スイッチとして用いら
れるものであって、1つの独立した小形のプッシュスイ
ッチとして構成すること(単キー化)が困難である。ま
た、このプッシュスイッチは、シート77に加えられる
押圧力F2により接点部78,79が閉じて1段目のス
イッチングが行われ、さらにシート77に加えられる押
圧力F2でスナッププレート63がスナップ動作するの
に伴って接点部61,62が閉じて2段目のスイッチン
グが行われるものであるので、1段目のスイッチングの
際にはクリック感が得られない。
【0007】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、独立した2つのスイッチ回路を有し、スイッチン
グに際して軽快なクリック感が得られ、しかも小形化を
促進しやすい単キー化された2段式プッシュスイッチを
提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、スイッチングに際して軽
快なクリック感が得られ、しかも小形化を促進しやすい
単キー化された単段式プッシュスイッチを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は2
段式プッシュスイッチに関するものであり、1段目スイ
ッチ回路を形成する第1常閉電極および第1常開電極が
対をなして有底箱形のボディの底壁面の外周部と中央部
とに振り分けて設けられ、2段目スイッチ回路を形成す
る第2常開電極が対をなして上記第1常閉電極および上
記第1常開電極よりも高位で上記ボディの内部の異なる
2箇所に設けられ、上記第1常閉電極に常時接触する第
1常閉接点部を備えた導電性のスナッププレートが上記
ボディに収容保持され、このスナッププレートの頂部
に、そのスナップ動作によって上記第1常開電極に接触
される第1常開接点部が設けられ、導電性の突起部とこ
の突起部に連設されて上拡がり状に延び出た導電性の膜
部とこの膜部の外周部に連設された導電性の環状部とを
有しその環状部の下面が対をなす上記第2常開電極に対
応する第2常開接点部となされたゴム材でなる可動体
と、この可動体の上記環状部に重ねられた押下用部材
と、が上記ボディに上下動可能に収容保持され、上記可
動体の上記突起部が電気絶縁層を介し上記スナッププレ
ートの頂部に重ねられてこの可動体と上記押下用部材と
が上記スナッププレートによって支えられていると共
に、上記第2常開接点部が、対をなす上記第2常開電極
の上方に配備されていると共に、上記押下用部材から突
出された押圧操作部が上記ボディの上方に突出され、上
記可動体の環状部を押し下げてその膜部を撓み変形させ
ることにより上記第2常開接点部を対をなす上記第2常
開電極に接触させるのに要する押圧力が、上記スナップ
プレートをスナップ動作させるのに要する押圧力よりも
大きくなっている、というものである。
【0010】この発明のプッシュスイッチにおいては、
可動体の環状部を押し下げてその膜部を撓み変形させる
ことにより第2常開接点部を対をなす第2常開電極に接
触させるのに要する押圧力が、上記スナッププレートを
スナップ動作させるのに要する押圧力よりも大きくなっ
ている。
【0011】このため、押圧操作部を介して押下用部材
を押し下げると、可動体の膜部が撓み変形するよりも先
にスナッププレートがスナップ動作し、そのスナップ動
作によってスナッププレートの第1常開接点部が1段目
スイッチ回路の第1常開電極に接触する。これにより、
1段目スイッチ回路の第1常閉電極と第1常開電極とが
スナッププレートにより短絡され、1段目のスイッチン
グが行われる。このような1段目のスイッチングを行っ
た後、押下用部材に対する押圧力を解除すると、スナッ
ププレートが元の形に復元し、それに伴って可動体が元
の位置に復帰する。
【0012】上記した1段目のスイッチングを行った
後、押下用部材を更に押し下げると、可動体の膜部が撓
み変形するので、環状部の第2常開接点部が2段目スイ
ッチ回路の対をなしている第2常開電極に接触してそれ
らを短絡し、2段目のスイッチングが行われる。このと
きに、上記膜部が屈曲する程度に撓み変形するようにし
ておくと、膜部の屈曲に伴うクリック感が得られる。こ
のような2段目のスイッチングを行った後、押下用部材
に対する押圧力を解除すると、膜部やスナッププレート
が元の形に復元し、それに伴って可動体が元の位置に復
帰する。
【0013】このプッシュスイッチにおいて、2段目の
スイッチングの際にはゴム材でなる可動体の膜部が撓み
変形するので、1段目のスイッチングの際のスナッププ
レートのスナップ動作による音よりも、2段目のスイッ
チングの際の膜部の変形による音が小音になる。
【0014】請求項2に係る発明も2段式プッシュスイ
ッチに関するものである。この発明は、請求項1に係る
発明のプッシュスイッチの発明特定要素のうち、可動体
の突起部とスナッププレートとの間に介在される電気絶
縁層を省略したものである。したがって、この発明は、
1段目スイッチ回路を形成する第1常閉電極および第1
常開電極が対をなして有底箱形のボディの底面の外周部
と中央部とに振り分けて設けられ、2段目スイッチ回路
を形成する第2常開電極が対をなして上記第1常閉電極
および上記第1常開電極よりも高位で上記ボディの内部
の異なる2箇所に設けられ、上記第1常閉電極に常時接
触する第1常閉接点部を備えた導電性のスナッププレー
トが上記ボディに収容保持され、このスナッププレート
の頂部に、そのスナップ動作によって上記第1常開電極
に接触される第1常開接点部が設けられ、電気絶縁性の
突起部とこの突起部に連設されて上拡がり状に延び出た
膜部とこの膜部の外周部に連設された導電性の環状部と
を有しその環状部の下面が対をなす上記第2常開電極に
対応する第2常開接点部となされたゴム材でなる可動体
と、この可動体の上記環状部に重ねられた押下用部材
と、が上記ボディに上下動可能に収容保持され、上記可
動体の上記突起部が直接に上記スナッププレートの頂部
に重ねられてこの可動体と上記押下用部材とが上記スナ
ッププレートによって支えられていると共に、上記第2
常開接点部が、対をなす上記第2常開電極の上方に配備
されていると共に、上記押下用部材から突出された押圧
操作部が上記ボディの上方に突出され、上記可動体の環
状部を押し下げてその膜部を撓み変形させることにより
上記第2常開接点部を対をなす上記第2常開電極に接触
させるのに要する押圧力が、上記スナッププレートをス
ナップ動作させるのに要する押圧力よりも大きくなって
いる、というものであり、請求項1に係る発明と同じ作
用が発揮される。
【0015】請求項3に係る発明のプッシュスイッチ
は、請求項1または請求項2に記載したものにおいて、
対をなす上記第2常開電極のそれぞれが、ボディの底壁
に形成された一対の端子孔のそれぞれに各別に挿通され
た対をなす端子のそれぞれの上端部に連設されている、
というものである。
【0016】この発明によれば、端子とその端子に連設
されている第2常開電極とがボディにインサート成形な
どによって一体化されているものではないので、その端
子や第1常開電極をボディに取り付けないようにするこ
とも可能である。したがって、この発明によれば、請求
項1や請求項2に係る発明のプッシュスイッチから第2
常開電極を省略して単段式プッシュスイッチを構成する
ことが可能になる。
【0017】請求項4に係る発明のプッシュスイッチ
は、請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに記載し
たものにおいて、上記ボディはその上端部が開放されて
その開放口がそのボディに装着されたカバーで覆われて
いると共に、上記押下用部材の抜け出しが上記カバーで
阻止されて上記可動体と上記押下用部材とが上記ボディ
に上下動可能に収容保持されており、上記カバーに開設
された開口を通して上記押圧部が上記ボディから突出さ
れている、というものである。
【0018】この発明によれば、ボディにカバーを装着
する前に、スナッププレート、第2常開電極、可動体、
押下用部材などの発明特定要素を一方向からボディに組
み込むことが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は請求項1、請求項3および
請求項4に係る発明の実施の一形態である2段式プッシ
ュスイッチの分解斜視図、図2はその外観図、図3はス
イッチングが行われる前のノーマルモードでの上記プッ
シュスイッチの断面図、図4は1段目スイッチングモー
ドでの上記プッシュスイッチの断面図、図5は2段目ス
イッチングモードでの上記プッシュスイッチの断面図、
図6は図3のVI部の拡大図である。
【0020】図1および図2〜図5において、ボディ1
0は電気絶縁性に優れた有底で方形箱形の合成樹脂成形
体で作られており、その底壁11には、1段目スイッチ
回路12を形成する第1常閉電極13および第1常開電
極14が対をなして設けられている。これらの第1常閉
電極13や第1常開電極14は、ボディ10の成形時に
同時にそのボディ10の底壁11にインサート成形され
たものであり、第1常閉電極13が底壁11の外周部
に、第1常開電極14が底壁11の中央部にそれぞれ振
り分けて設けられ、両者の電極面は底壁面と面一になっ
ている。そして、第1常閉電極13に連設された端子1
5と、第1常開電極14に連設された端子16とが、ボ
ディ10の外側面から下方に延び出ている。また、ボデ
ィ10の外側面には係合部18が設けられている。
【0021】図3〜図5のように、ボディ10の底壁1
1の異なる2箇所に端子孔17,17が形成されてい
る。これらの端子孔17,17には、端子20,20が
圧入して挿通されている。図1や図3〜図5のように、
これらの端子20,20はボディ10の内側面に重ね合
わされていると共に、それらの端子20,20の上端部
に第2常開電極21,21が折り曲げて連設されてお
り、それらの第2常開電極21,21が対をなしてい
る。また、対をなす第2常開電極21,21は、上記第
1常閉電極13および上記第1常開電極14よりも高位
に配備されていて、これらの第2常開電極21,21が
2段目スイッチ回路22を形成している。
【0022】上記ボディ10の底壁11の外周部に設け
られた円環状の凸部19に、導電性に富む金属薄板でド
ーム状に形成されたスナッププレート23が嵌め込まれ
て保持されている。このスナッププレート23は、第1
常閉電極13に常時接触する第1常閉接点部24を外周
部に備え、かつ、その頂部に第1常開接点部25が設け
られており、このスナッププレート23がスナップ動作
することによって第1常開接点部25が第1常開電極1
4に接触するようになっている。さらに、このスナップ
プレート23の上に電気絶縁性の円形の合成樹脂シート
26が重ねられる。
【0023】可動体30は、小径円柱状に形成された導
電性の突起部31と、この突起部31に連設されて上拡
がり状に延び出た導電性の膜部32と、この膜部32の
外周部に連設された導電性の筒状をなす環状部33とを
有するゴム材でなる。この可動体30の環状部33の下
面は、対をなす上記第2常開電極21,21に対応する
面状の第2常開接点部34となされている。また、可動
体30の環状部33には、押下用部材40が重ねられて
いて、この押下用部材40と可動体30とがボディ10
に上下動可能に収容されている。そして、ボディ10の
上端部の開放口10a(図1参照)がそのボディ10に
装着されたカバー50で覆われ、このカバー50に開設
されている円形の開口51を通して、押下用部材40に
突設されている押圧操作部41がボディ10の上方に突
出されている。なお、カバー50は、その折曲片52,
52に形成された係合孔53,53をボディ10側の係
合部に係止することによってボディ10に装着されてい
る。
【0024】上記において、可動体30の突起部31
は、上記シート26により形成された電気絶縁層を介し
てスナッププレート23の頂部に重ねられている。した
がって、可動体30と押下用部材40とがスナッププレ
ート23によって支えられている。また、第2常開接点
部34が、対をなす第2常開電極21,21の上方に配
備されている。ここで、可動体30の環状部33を押し
下げてその膜部32を撓み変形させることにより第2常
開接点部34を対をなす第2常開電極21,22に接触
させるのに要する押圧力は、スナッププレート23をス
ナップ動作させるのに要する押圧力よりも大きくなって
いる。そして、上記膜部32の撓み変形は、その膜部3
2を屈曲させる形で行われるようになっている。
【0025】このプッシュスイッチにおいて、カバー5
0は、押下用部材40がボディ10から抜け出すのを防
ぐことに役立っている。
【0026】このプッシュスイッチにおいて、スイッチ
ングが行われる前のノーマルモードでは、図3のよう
に、スナッププレート23は初期形状に保たれ、可動体
30の膜部32も初期形状に保たれている。押圧操作部
41を下方に押して押下用部材40で可動体30の環状
部33を図4の矢符Fのように押し下げると、可動体3
0の膜部32が初期形状を保ったまま、スナッププレー
ト23がスナップ動作し、そのスナップ動作によってス
ナッププレート23の第1常開接点部25が第1常開電
極14に接触する。これにより、1段目スイッチ回路1
2の第1常閉電極13と第1常開電極14とがスナップ
プレート23により短絡され、1段目スイッチングモー
ドになる。このような1段目のスイッチングに際して
は、スナッププレート23のスナップ動作に伴うクリッ
ク感とクリック音が得られる。
【0027】1段目スイッチングモードにした後、押下
用部材40に対する押圧力を解除すると、スナッププレ
ート23が初期形状に復元し、それに伴って可動体30
が初期位置に復帰し、図3に示したノーマルモードにな
る。
【0028】1段目スイッチングモードにした後、図5
の矢符Fのように押圧操作部41を下方に押して押下用
部材40で可動体30の環状部33を押し下げると、可
動体30の膜部32が撓み変形する。このときの撓み変
形が屈曲を伴う形でおこなわれるようにしてあるときに
は、その屈曲に伴うクリック感とクリック音(スナップ
プレート23のスナップ動作に伴うクリック音よりも小
音である)が得られる。こうして可動体30の膜部32
が撓み変形ことによって、第2常開接点部34が、対を
なしている第2常開電極21,21に接触してそれらを
短絡し、2段目のスイッチングが行われて、2段目スイ
ッチングモードになる。
【0029】2段目スイッチングモードにした後、押下
用部材40に対する押圧力を解除すると、膜部32やス
ナッププレート23が初期形状に復元し、それに伴って
可動体30が初期位置に復帰する。
【0030】図7は請求項2、請求項3および請求項4
に係る発明の実施の一形態である2段式プッシュスイッ
チのノーマルモードでの断面図、図8は図7のVIII
部の拡大図である。
【0031】この実施形態において、図1、図3〜図6
で説明したものと異なる点は、可動体30の突起部31
とスナッププレート25との間に介在されていた電気絶
縁性のシート26を省略した点と、スナッププレート2
5の頂部に可動体30の突起部31を図8のように直接
に重ねてある点と、可動体30の環状部33だけを導電
性とし、突起部31や膜部32を電気絶縁性とした点で
ある。これによっても、図1、図3〜図6で説明したも
のと同様の作用が奏される。なお、図7および図8にお
いて、その他の事項は図1、図3〜図6で説明したとこ
ろとまったく同様であるので、同一または相応する部分
に同一符号を付すことによって、構成や作用などについ
ての詳細な説明を省略する。
【0032】以上説明した2つの実施形態において、端
子20,20をボディ10の端子孔17,17から引き
抜いたり、あるいは当初からその端子20,20を省略
しておくと、単段式プッシュスイッチとなる。
【0033】2段式プッシュスイッチを上記した構成に
したことによって、図2に示したような独立したプッシ
ュスイッチであって、高さ寸法Hが5mm、幅寸法Wが
6.4mm、奥行寸法Dが6mmといった小形のプッシ
ュスイッチが得られた。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、独立した2つのスイッ
チ回路を有し、スイッチングに際して軽快なクリック感
が得られ、しかも小形化を促進しやすい単キー化された
2段式プッシュスイッチや単段式プッシュスイッチを提
供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、請求項3および請求項4に係る発明
の実施の一形態であるプッシュスイッチの分解斜視図で
ある。
【図2】図1のプッシュスイッチの外観図である。
【図3】ノーマルモードでのプッシュスイッチの断面図
である。
【図4】1段目スイッチングモードでのプッシュスイッ
チの断面図である。
【図5】2段目スイッチングモードでのプッシュスイッ
チの断面図である。
【図6】図3のVI部の拡大図である。
【図7】請求項2、請求項3および請求項4に係る発明
の実施の一形態であるプッシュスイッチのノーマルモー
ドでの断面図である。
【図8】図7のVIII部の拡大図である。
【図9】従来例の断面図である。
【図10】他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
10 ボディ 10a 開放口 11 底壁 12 1段目スイッチ回路 13 第1常閉電極 14 第1常開電極 17 端子孔 20 端子 21 第2常開電極 22 2段目スイッチ回路 23 スナッププレート 24 第1常閉接点部 25 第1常開接点部 26 電気絶縁層(合成樹脂シート) 30 可動体 31 突起部 32 膜部 33 環状部 34 第2常開接点部 40 押下用部材 41 押圧操作部 50 カバー 51 開口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1段目スイッチ回路を形成する第1常閉
    電極および第1常開電極が対をなして有底箱形のボディ
    の底壁面の外周部と中央部とに振り分けて設けられ、2
    段目スイッチ回路を形成する第2常開電極が対をなして
    上記第1常閉電極および上記第1常開電極よりも高位で
    上記ボディの内部の異なる2箇所に設けられ、 上記第1常閉電極に常時接触する第1常閉接点部を備え
    た導電性のスナッププレートが上記ボディに収容保持さ
    れ、このスナッププレートの頂部に、そのスナップ動作
    によって上記第1常開電極に接触される第1常開接点部
    が設けられ、 導電性の突起部とこの突起部に連設されて上拡がり状に
    延び出た導電性の膜部とこの膜部の外周部に連設された
    導電性の環状部とを有しその環状部の下面が対をなす上
    記第2常開電極に対応する第2常開接点部となされたゴ
    ム材でなる可動体と、この可動体の上記環状部に重ねら
    れた押下用部材と、が上記ボディに上下動可能に収容保
    持され、上記可動体の上記突起部が電気絶縁層を介し上
    記スナッププレートの頂部に重ねられてこの可動体と上
    記押下用部材とが上記スナッププレートによって支えら
    れていると共に、上記第2常開接点部が、対をなす上記
    第2常開電極の上方に配備されていると共に、上記押下
    用部材から突出された押圧操作部が上記ボディの上方に
    突出され、 上記可動体の環状部を押し下げてその膜部を撓み変形さ
    せることにより上記第2常開接点部を対をなす上記第2
    常開電極に接触させるのに要する押圧力が、上記スナッ
    ププレートをスナップ動作させるのに要する押圧力より
    も大きくなっていることを特徴とするプッシュスイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 1段目スイッチ回路を形成する第1常閉
    電極および第1常開電極が対をなして有底箱形のボディ
    の底面の外周部と中央部とに振り分けて設けられ、2段
    目スイッチ回路を形成する第2常開電極が対をなして上
    記第1常閉電極および上記第1常開電極よりも高位で上
    記ボディの内部の異なる2箇所に設けられ、 上記第1常閉電極に常時接触する第1常閉接点部を備え
    た導電性のスナッププレートが上記ボディに収容保持さ
    れ、このスナッププレートの頂部に、そのスナップ動作
    によって上記第1常開電極に接触される第1常開接点部
    が設けられ、 電気絶縁性の突起部とこの突起部に連設されて上拡がり
    状に延び出た膜部とこの膜部の外周部に連設された導電
    性の環状部とを有しその環状部の下面が対をなす上記第
    2常開電極に対応する第2常開接点部となされたゴム材
    でなる可動体と、この可動体の上記環状部に重ねられた
    押下用部材と、が上記ボディに上下動可能に収容保持さ
    れ、上記可動体の上記突起部が直接に上記スナッププレ
    ートの頂部に重ねられてこの可動体と上記押下用部材と
    が上記スナッププレートによって支えられていると共
    に、上記第2常開接点部が、対をなす上記第2常開電極
    の上方に配備されていると共に、上記押下用部材から突
    出された押圧操作部が上記ボディの上方に突出され、 上記可動体の環状部を押し下げてその膜部を撓み変形さ
    せることにより上記第2常開接点部を対をなす上記第2
    常開電極に接触させるのに要する押圧力が、上記スナッ
    ププレートをスナップ動作させるのに要する押圧力より
    も大きくなっていることを特徴とするプッシュスイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 対をなす上記第2常開電極のそれぞれ
    は、ボディの底壁に形成された一対の端子孔のそれぞれ
    に各別に挿通された対をなす端子のそれぞれの上端部に
    連設されている請求項1または請求項2に記載したプッ
    シュスイッチ。
  4. 【請求項4】 上記ボディはその上端部が開放されてそ
    の開放口がそのボディに装着されたカバーで覆われてい
    ると共に、上記押下用部材の抜け出しが上記カバーで阻
    止されて上記可動体と上記押下用部材とが上記ボディに
    上下動可能に収容保持されており、上記カバーに開設さ
    れた開口を通して上記押圧操作部が上記ボディから突出
    されている請求項1、請求項2、請求項3のいずれかに
    記載したプッシュスイッチ。
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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2296449A1 (es) * 2005-06-27 2008-04-16 Angel Iglesias, S.A. Pulsador de doble paso, para teclados de membrana.
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