JP2005195678A - カメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ位置の移動によってレンズの中心位置にずれが生じないカメラモジュールを提供する。
【解決手段】 レンズホルダ5の外周に取り付けた調整部材7と、ホルダ4との間にリング状のレンズ位置変更部材8を挟み込み、これらの部材を円形状の付勢部材9によって付勢している。レンズ位置変更部材8の下面(ホルダ4との接触面側)には、レンズホルダ5を光軸方向に移動させる駆動力を与えるカム面が形成されている。カム面が形成されたレンズ位置変更部材8を光軸周りに回転させることによって、8レンズ位置変更部材上の調整部材7と、調整部材7に固定されたレンズホルダ5とが光軸方向に移動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、撮像素子を用いて画像を撮影するカメラモジュールに関し、特に、通常撮影機能の他にマクロ(接写)撮像機能を備えたカメラモジュールに関する。
従来より、モータ等の駆動力によってレンズホルダに保持したレンズの位置を移動させ、焦点距離を変更してフォーカシングやズーミングを行う機能が知られている。
レンズホルダを光軸方向に移動させる機構の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1では、図11に示されるようにレンズ1001、1002を保持するレンズ枠1000の外周面上には雄ネジ部1003が形成され、レンズホルダ1004には保持孔1005が形成され、その内周面上に雌ねじ部1006が形成されている。レンズ枠1000はレンズホルダ1004に形成された保持孔1005に螺合している。レンズホルダ1004に対してレンズ枠1000を光軸方向に移動させる時には、レンズ枠1000をレンズホルダ1004に対して回転させることで、レンズを光軸方向に進退させる。
特開平9−21938号公報
しかしながら、レンズを保持したレンズ枠を光軸周りに回転させ、レンズホルダに対してレンズ枠を進退させると、レンズの回転中心と光軸とが一致していないことがありレンズ枠を回転させることによりレンズの中心位置にずれが生じることになる。
デジタルカメラやビデオカメラなどに使用されるカメラであれば、レンズ及び撮像面が大きいため、撮像される画像への影響は少ないが、携帯電話などに収納する小型カメラでは、レンズ及び撮像面が小型化されるためそれだけ画像への影響が大きい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、レンズ位置の移動によってレンズの中心位置にずれが生じないカメラモジュールを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載のカメラモジュールは、レンズを光軸方向に移動させ、焦点距離を調整するカメラモジュールであって、前記レンズを保持したレンズホルダと、前記レンズホルダを光軸方向に移動可能に保持するホルダと、前記レンズホルダと前記ホルダとの間に挟み込まれるレンズ位置変更部材と、前記レンズホルダと該レンズホルダの外周部分で連結すると共に前記レンズ位置変更部材に当接する調整部材とを有し、前記調整部材と前記レンズ位置変更部材または前記レンズ位置変更部材と前記ホルダとの当接部には、光軸方向の高さが異なるカムが設けられ、前記レンズ位置変更部材を作動することで前記レンズホルダを前記調整部材と共に光軸方向に移動させることを特徴としている。
請求項1記載の発明は、レンズホルダとホルダとの間に挟み込まれるレンズ位置変更部材を設けているため、レンズ位置変更部材を作動することで、レンズを光軸方向に移動させることができる。従って、焦点距離を変更するためにレンズを保持したレンズホルダを光軸周りに回転させる必要がなく、焦点合わせを行うためにレンズの中心位置がずれる不具合が生じない。
請求項2記載のカメラモジュールは、前記ホルダには前記調整部材が前記カムを押圧する方向へ前記レンズホルダを付勢する付勢部材が取り付けられていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、レンズホルダをカムを押圧する方向に付勢する付勢部材を設けている。従って、焦点を合わせた後に付勢部材により力が加えられる方向が、焦点合わせ時に作業者がレンズホルダを押し込む方向と同一の方向であるため、焦点合わせで合わせたレンズ位置にずれが生じることがない。
請求項3記載のカメラモジュールは、前記レンズ位置変更部材は、光軸方向の高さが異なる第1のカム面および第2のカム面とを有するカム部と、前記カム部を作動させる把手部と、を有し、前記把手部を介して前記レンズ位置変更部材を作動させることで、前記当接部での当接面を前記第1のカム面と前記第2のカム面とで変更し、前記レンズホルダを前記調整部材と共に光軸方向に移動させることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、レンズ位置変更部材に第1及び第2のカム面を設けている。このため、簡単な構成でレンズホルダを回転させずに光軸方向へ移動することができる。
請求項4記載の発明は、前記レンズホルダは、前記調整部材と互いのねじ部を螺合させることで連結し、前記レンズホルダを一定の方向へ移動して前記レンズホルダの位置決めを行い、位置決め後に前記レンズホルダと前記調整部材との螺合部を固着したことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、レンズホルダと調整部材とをねじ部の螺合によって連結し、レンズホルダの位置決め後に調整部材の螺合部を固着している。従って、レンズホルダに保持したレンズの焦点合わせを正確に行うと共に、焦点合わせ後はレンズ位置がずれないように固定することができる。
請求項5記載のカメラモジュールは、前記調整部材は、他の部材と当接し前記調整部材の光軸回りの移動を阻止する突起部を有することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、調整部材の移動を防止する突起部を設けている。調整部材は、光軸方向に回転する回転部材に接している。従って、回転部材の回転によって調整部材が従動する場合がある。調整部材はレンズを保持したレンズホルダに接続しているので調整部材の移動は、レンズの移動につながる。調整部材に移動阻止用の突起部を設けたことでこのような問題の発生を防止することができる。
請求項6記載の発明は、前記ホルダを搭載する基板を有し、前記ホルダには、脚部が設けられており、前記脚部によって前記基板に立設されていることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、ホルダに脚部を設けて基板上に立設させたことを特徴としている。回転部材等を設け、レンズを光軸方向に進退させる構成となっているのでレンズが固定されているものと比べると、ホルダが大型化しており、撮像素子の周辺のみで基板に設置すると不安定である。このため、脚部を設けたことによりホルダを基板に安定して設置することができる。
本発明は、焦点距離を変更するためにレンズを保持したレンズホルダを光軸周りに回転させる必要がなく、焦点合わせを行うためにレンズを移動させてもレンズの中心位置がずれる不具合が生じない。
次に、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例のカメラモジュール1の構成を説明する。本実施例のカメラモジュール1は、基板2の一方の面上にCCD等の撮像素子3が搭載されている。撮像素子3を搭載した基板2上には、この撮像素子3を包囲するようにホルダ4が固定してあり、ホルダ4の上部(ホルダ4の基板2との接触部とは反対側)にはレンズホルダ5と係合する内側円筒部403が形成されている。
レンズホルダ5の内部には、撮像素子3に被写体像を結像するレンズ6が保持されている。また、レンズホルダ5には、ホルダ4の内側円筒部403と係合する円周溝501が形成されており、この円周溝501に内側円筒部403が嵌め込まれる。
また、円筒状のレンズホルダ5の外周には調整部材7が設けられている。調整部材7には、レンズホルダ5に設けたねじ部502と螺合するねじ部701が設けられている。レンズホルダ5はねじ部同士の螺合によって調整部材7に取り付けられた後に光軸周りに回転させて、レンズホルダ5内に収納したレンズ6の焦点合わせを行う。レンズ6の焦点合わせ終了後は、調整部材7とレンズホルダ5の螺合部分に接着剤を塗布し、レンズホルダ5を調整部材7に固定する。なお、レンズホルダ5に固定された調整部材7は、レンズホルダ5の一部として機能する。また、レンズホルダ5と調整部材7との固定は接着剤に限らず、レーザ溶着等で固定してもよい。
調整部材7とホルダ4との間には、レンズ位置変更部材であるリング状の回転部材8が挟み込まれ、これらの部材を円形状の付勢部材9によって付勢している。リング状の回転部材8の下面(ホルダ4との接触面側)には、レンズホルダ5を光軸方向に進退させる駆動力を与えるカム面(所定の駆動力をカムによって実現するためのカム輪郭が形成された面)が形成されている。カム面が形成された回転部材8を光軸周りに回転させることによって、この回転部材8上の調整部材7と、調整部材7に固定されたレンズホルダ5とが光軸方向に移動する。また、調整部材7をレンズ6側から基板2側方向に押圧する付勢部材9は、図2に示されるようにリング状の板ばねからなり、付勢部材9を撓ませることで付勢力が働き、調整部材7を押圧する。なお、図2には、図1に示すカメラモジュールを正面から見た正面図が示されている。
また、ホルダ4には、内側円筒部403とレンズホルダ5の周囲を取り囲む柱部404と、かべ部405とが設けられている。これらはカメラモジュール1の強度を高め、外力からレンズ6や撮像素子3などを保護する役目を果たす。
ここで、上述した各部の構成についてより詳細に説明する。まず、ホルダ4の構成について図3〜図5を参照しながら説明する。なお、図3には、ホルダ4を上方から見た上面図が示され、図4には、図3に示すAA’線で切断した切断面の形状が示され、図5には、ホルダ4を基板2側から見た底面図が示されている。まず、図3の上面図に示すように、ホルダ4は、略円形の底面部401の中央領域に、レンズ6によって集光された光を撮像素子3に導くための開口部402が設けられている。開口部402の周囲には、この開口部402を取り囲むように内側円筒部403が底面部401上に立設されている。内側円筒部403は、レンズホルダ5の円周溝501と係合して、レンズホルダ5をホルダ4に対して摺動可能に保持する。ホルダ4とレンズホルダ5との摺動時の摺接面は、内側円筒部403の外周面403aと円周溝501の内周面501aとである。摺接面が外周面403a側にあることにより、レンズホルダ5が移動して摺接面上に擦れくず等のごみが発生した場合でも、そのごみはレンズホルダ5の内部に侵入することがなく光路の中には入らないようになっている。
また、ホルダ4の周辺部には、底面部401を基板1から所定の距離、離間させるための脚部を備えた柱部404と、柱部404への外力の集中を防ぎ、カメラモジュール1の強度を高めるためのかべ部405とが設けられている。柱部404は、図3に示すように底面部401の周辺部分(底面部401の中心からほぼ等距離の位置)に3箇所設けられている。3箇所に設けた柱部404は、それぞれの円周間隔がほぼ等間隔となるように配置されている。これは基板2上に立設したホルダ4の安定性を高めるためである。つまり、本実施例では回転部材8等で外周が大きくなっており、撮像素子3の周囲を囲む包囲部材409のみでは安定性が悪く柱部404を設けている。(特に本実施例では、図1に示すように回転部材8がホルダ4の外側に突出しているので、この回転部材8を乗せたホルダ4の安定性を得るために3箇所で基板2に固定している。)
柱部404の先端部分(基板2とは反対側)には図4に示されるように爪部406が設けられている。この爪部406に付勢部材9の端部を掛け、下から調整部材7に設けた第1突起部703で押し上げることで板バネからなる付勢部材9がたわみ、調整部材7とこの調整部材7の下に設けた回転部材8とを下(基板2側)に押圧する。
柱部404、かべ部405を設けた底面部401の周辺部よりも少し内側(中央側)に入った位置には、3つの台座部材407が配置されている。この台座部材407も柱部404と同様に、底面部401の中心からほぼ等距離にあり、それぞれの円周間隔がほぼ等間隔となるように配置されている。台座部材407は、底面部401よりも一段高くなった突起部であり、この台座部材407を回転部材8のカム面に接触させる。従って、回転部材8との接触面積を小さくして摩擦抵抗を少なくし、回転部材8を回転しやすくすることができる。また、底面部401よりも一段高くなった台座部材407を設けたことで、回転部材8の下面に設けたカム面の凹凸をレンズホルダ5に接続された調整部材7に効率的に伝えることができる。
次に、図5を参照しながらホルダ4の基板側(下面側)の構成について説明する。図5に示されるようにホルダ4の基板側には、基板2上に設けた撮像素子3を取り囲む包囲部材409が設けられている。この包囲部材409で囲まれた領域内には、撮像素子3を配置する撮像素子配置スペースと、レンズ6によって集光された光にフィルタ処理を施すフィルタ配置スペースとが設けられている。図1に示されるようにフィルタ10は、レンズ6と撮像素子3との間に配置される。
また、ホルダ4の下面側には、3つの柱部404の脚部が設けられている。図5に示されるように3つの脚部は、それぞれの円周間隔がほぼ等間隔となるように配置されている。また、脚部の前面(底面部401の中心方向)には、開口408が形成されている。この開口からは柱部404の爪部406が見える。この開口は爪部406を成形するときにできるものである。
次に、図6〜図8を参照しながら回転部材8の形状について説明する。なお、図6(A)には、回転部材8の上面図が示され、図6(B)には、回転部材8の下面図が示されている。また、図7及び図8には回転部材8に形成されたカム面の形状が示されている。図6(A)及び(B)に示されるように回転部材8は、円の中央部分が切り抜かれたリング状部材801と、リング状部材801に取り付けられたレバー部材802とからなる。リング状部材801には、ホルダ4と接する下面側にカム面(所定の駆動力をカムによって実現するためのカム輪郭が形成された面)が形成されている。
図6(B)に示されるようにこのカム面は、回転部材8をカメラモジュール1に取り付けた際に光軸方向の厚みが異なる3つの面からなる。図7に示されるように、最も厚みのある第1の面803と、最も厚みのない第2の面804と、第1の面803と第2の面804とをつなぐ傾斜面の第3の面805とからなる。図8に回転部材8を半分に切断し、その断面を側方から見た断面図を示す。
回転部材8は、ホルダ4に設けた3つの台座部材407が、回転部材8のいつも同じ面で接触するように形成されている。すなわち、1つの台座部材407が接触している面が第1の面803である時に、他の台座部材407に接触している面が第2の面804、または第3の面805であることはなく、3つの台座部材407に常に同じ面が接触する。このような形状のカム面をホルダ4の台座部材407と調整部材7との間に配置する。第1の面803が台座部材407と調整部材7との間に挟まれている時には、調整部材7と調整部材7に固定されたレンズホルダ5が光軸方向に前進(基板2から離れる方向)し、接写位置にレンズ6が配置される。また、レバー部材802により回転部材8を回転させ、第2の面804が台座部材407と調整部材7との間に挟み込まれている時には、調整部材7と調整部材7に固定されたレンズホルダ5が光軸方向に後退(基板2に近づく方向)し、通常撮影位置にレンズ6が配置される。
なお、本実施例では、回転部材8としてPOM(PolyOxyMethylene:ポリオキシメチレン)などのすべりやすい物質を適用しているが、特にこの物質に限定されるものではない。また、本実施例では回転部材8の下面側(基板側)にカム面を設けているが、カム面を設ける面は回転部材8の上側の面(調整部材7と接する面)側に設けるものであってもよい。
次に、図9、図10を参照しながら調整部材7の構成について説明する。なお、図9(A)には、調整部材7の上面(付勢部材9と接触する面側)の構成が示され、(B)には、調整部材7の裏面(回転部材8と接触する面側)の構成が示されている。また、図10には、調整部材7を側方から見た側面図が示されている。図9(A)、及び(B)に示されるように調整部材7も、リング状をしており、リング状の調整部材7の側面には回転止め702が設けられている。この回転止め702は、回転部材8を回転させることにより、この回転部材8の上に乗った調整部材7が回転してしまわないためのストッパーの役割を果たしている。両脇に設けたかべ部405に回転止め702が接触することで、調整部材7が回転してしまわないように固定している。
また、調整部材7の回転止め702を設けた側面とは反対側の側面(すなわち、レンズホルダ5との接触面)には、レンズホルダ5のねじ部502と螺合するねじ部701が形成されている。また、調整部材7の外周の回転止め702を設けた位置と反対側の外周には、組立時のすべり止め部705が形成されている。レンズホルダ5と調整部材7のねじ部を螺合させ、レンズホルダ5を調整部材7に取り付ける。取り付け後のレンズホルダ5は、光軸方向に回転させ、レンズ6の焦点合わせ(初期設定)が行われる。なお、焦点合わせ後には、ねじの螺合部に接着剤が塗布され、レンズホルダ5は調整部材7に固定される。この後、調整部材7はレンズホルダ5の一部として機能する。
また、図10に示されるように調整部材7には、上下両面に突起部を有している。上面(付勢部材9と接触する面側)に設けられた第1突起部703は、図9(A)、または図10に示されるように3箇所設けられており、付勢部材9を下側から押し上げる役割を果たす。付勢部材9を上から押圧するホルダ4の爪部406と、下側から押し上げる第1突起部703とは、付勢部材9の上下両面の同じ位置を押圧しているのでなはなく、押圧する位置を多少ずらすことで付勢部材9を撓ませている。
また、図9(A)、または図10に示す調整部材7の下面(回転部材8と接する面)側に設けられた第2突起部704は、第1突起部703と同様に3箇所に設けられており、回転部材8との接触面積を少なくして、回転部材8との間に生じる摩擦力を低減させる役割を果たす。
ここで、レンズホルダ5の位置合わせと、付勢部材9による調整部材7の付勢についてより詳細に説明する。レンズホルダ5にはレンズ6が取り付けられているが、レンズ6を保持したレンズホルダ5をカメラモジュール1にただ取り付けるだけでは製造時の誤差によってレンズ6の焦点を正確に合わせることができない。このため本実施例では、調整部材7とレンズホルダ5との接合面にねじ部(701,502)を設けて、レンズホルダ5を光軸方向に移動可能なように調整部材7に接続する。そして、レンズホルダ5を光軸方向に移動させ、レンズ6の焦点合わせを行う。焦点合わせ終了後にはねじ部(701,502)の螺合部分に接着剤を塗布してレンズホルダ5を調整部材7に固定する。また、調整部材7と回転部材8とホルダ4とが光軸方向に重ね合わされたレンズホルダ5の外周部分では、付勢部材9によりこれらの部材を下(基板2側)に押圧する。調整部材7にレンズホルダ5を取り付け、レンズ6の焦点合わせを行うためにレンズホルダ5を移動させるとき、レンズホルダ5を基板2側に押し回しする。付勢部材9による押圧方向は、この押す方向(光軸方向像側)と同一の方向である。従って、焦点を合わせた後に付勢部材9が押圧する方向が、焦点合わせのときの光軸方向へ押す方向と同一の方向となり、焦点合わせで合わせた焦点にずれを生じさせることがない。
このようにして製造されたカメラモジュール1は、回転部材8のレバー部材802を回すことで、レンズ8位置を変更し焦点距離を切り換えることができる。回転部材8の第1の面803が台座部材407と調整部材7との間に挟み込む時には、調整部材7と調整部材7に固定されたレンズホルダ5を光軸方向に前進(基板2から離れる方向)させ、接写位置にレンズ6を配置することができる。また、レバー部材802により回転部材8を回転させ、第2の面804が台座部材407と調整部材7との間に挟み込むことで、調整部材7と調整部材7に固定されたレンズホルダ5を光軸方向に後退(基板2に近づく方向)させ、通常撮影位置にレンズ6を配置することができる。
なお、上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。例えば、上述した実施例では、回転部材8に形成したカム面を第1の面803と、第2の面804の2つの面としているが、光軸方向に厚みの異なる面を複数設けてレンズの焦点距離をより細かく調整できるようにしてもよい。また、カム面を回転部材ではなく調整部材7またはホルダ4の回転部材の当接側に設けてもよい。
カメラモジュールの実施例の構成を示す断面図である。 実施例のカメラモジュールを正面から見た正面図である。 ホルダ4を上から見た上面図である。 図3に示すAA’線で切断した切断面の形状を示す断面図である。 ホルダ4を下から見た底面図である。 (A)は、回転部材8を上から見た上面図であり、(B)は、回転部材8を下から見た下面図である。 回転部材8に形成されたカム面の形状を示す図である。 回転部材8に形成されたカム面の形状を示す図である。 (A)は、調整部材7を上から見た上面図であり、(B)は、調整部材7を下から見た下面図である。 調整部材7を側方から見た側面図である。 従来のカメラモジュールの構成を示す断面図である。
符号の説明
1 カメラモジュール 2 基板
3 撮像素子 4ホルダ
5 レンズホルダ 6 レンズ
7 調整部材 8 回転部材
9 付勢部材 10 フィルタ
401 底面部 402 開口部
403 内側円筒部 403 a 外周面
404 柱部 405 かべ部
406 爪部 407 台座部材
408 開口 409 包囲部材
501 円周溝 501a 内周面
502 ねじ部 701 ねじ部
702 回転止め 703 第1突起部
704 第2突起部 705 すべり止め部
801 リング状部材 802 レバー部材
803 第1の面 804 第2の面
805 第3の面

Claims (6)

  1. レンズを光軸方向に移動させ、焦点距離を調整するカメラモジュールであって、
    前記レンズを保持したレンズホルダと、
    前記レンズホルダを光軸方向に移動可能に保持するホルダと、
    前記レンズホルダと前記ホルダとの間に挟み込まれるレンズ位置変更部材と、
    前記レンズホルダと該レンズホルダの外周部分で連結すると共に前記レンズ位置変更部材に当接する調整部材とを有し、
    前記調整部材と前記レンズ位置変更部材または前記レンズ位置変更部材と前記ホルダとの当接部には、光軸方向の高さが異なるカムが設けられ、前記レンズ位置変更部材を作動することで前記レンズホルダを前記調整部材と共に光軸方向に移動させることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記ホルダには前記調整部材が前記カムを押圧する方向へ前記レンズホルダを勢する付勢部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  3. 前記レンズ位置変更部材は、光軸方向の高さが異なる前記第1のカム面および第2のカム面とを有するカム部と、前記カム部を作動させる把手部と、を有し、
    前記把手部を介して前記レンズ位置変更部材を作動させることで、前記第1のカム面と前記第2のカム面とで変更し、前記レンズホルダを前記調整部材と共に光軸方向に移動させることを特徴とする請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記レンズホルダは、前記調整部材と互いのねじ部を螺合させることで連結し、前記レンズホルダを一定の方向へ移動して前記レンズホルダの位置決めを行い、位置決め後に前記レンズホルダと前記調整部材との螺合部を固着したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカメラモジュール。
  5. 前記調整部材は、他の部材と当接し前記調整部材の光軸回りの移動を阻止する突起部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のカメラモジュール。
  6. 前記ホルダを搭載する基板を有し、前記ホルダには、脚部が設けられており、前記脚部によって前記基板に立設されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のカメラモジュール。
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