JP2005195236A - 浴室装置 - Google Patents

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JP2005195236A JP2004001499A JP2004001499A JP2005195236A JP 2005195236 A JP2005195236 A JP 2005195236A JP 2004001499 A JP2004001499 A JP 2004001499A JP 2004001499 A JP2004001499 A JP 2004001499A JP 2005195236 A JP2005195236 A JP 2005195236A
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Kazuhisa Shiraishi
和久 白石
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Abstract

【課題】 浴室内に設置された全身ミストシャワー装置を利用して、良好に浴室内を暖房することのできる装置を提供する。
【解決手段】 複数のノズル33,33,33を有し、全身にミストを噴霧する全身ミストシャワー装置3を備えた浴室1において、全身ミストシャワー装置3のノズル33,33に通じる配管途中に弁を設け、この弁を開閉動作させる制御部8を設けるとともに、制御部8に接続されて、ノズル33からの噴霧をON/OFFさせるためのスイッチ9を脱衣室に設けて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のノズルを有し全身にミストを噴霧することのできる全身ミストシャワー装置を備えた浴室に関するものである。
従来、特許文献1に開示されているように、ミスト発生装置から浴室内に温水ミストを噴霧させて、浴室を暖房する浴室暖房システムが存在する。
特開平8−178419号公報
上記従来の浴室暖房システムでは、浴室内にミスト発生装置を設けなければならず、設置コストがかかり、また、効率良く入浴前に浴室内を暖房させることが難しいという問題点があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑み案出したものであって、浴室内に設置されている全身ミストシャワー装置を有効に利用して、効率良く入浴前に浴室を暖房することのできる浴室装置を提供せんとするものであり、その請求項1は、複数のノズルを有し、全身にミストを噴霧する全身ミストシャワー装置を備えた浴室において、前記全身ミストシャワー装置のノズルに通じる配管途中に弁を設け、該弁を開閉動作させる制御部を設けるとともに、該制御部に接続されて前記ノズルからの噴霧をON/OFFさせるためのスイッチを脱衣室に設けたことである。
また請求項2は、複数のノズルを有し、全身にミストを噴霧する全身ミストシャワー装置を備えた浴室において、前記全身ミストシャワー装置のノズルに通じる配管途中に弁を設け、該弁を開閉動作させる制御部を設けるとともに、該制御部には、給湯機器側からの湯はり信号が入力されるように構成して、給湯機器の湯はり動作と連動して前記ノズルからミストが噴霧されるようにしたことである。
また請求項3は、前記給湯機器側からの信号が湯はり完了の数分前か、または湯はり完了後に前記制御部に発信されるように構成したことである。
本発明は、全身ミストシャワー装置のノズルに通じる配管途中に弁を設け、弁を開閉動作させる制御部を設けるとともに、制御部に接続されて、ノズルからの噴霧をON/OFFさせるためのスイッチを脱衣室に設けたことにより、別途ノズルを浴室内に設置する必要がなく、既に設置されている全身ミストシャワー装置を有効に利用して、浴室内を暖房することができ、入浴時に脱衣動作をする前に、脱衣室に設けられたスイッチをONして、全身ミストシャワー装置のノズルからミストを噴霧させ、噴出されるミストにより浴室内を短時間で効率良く暖房することができ、脱衣動作の後にスイッチでノズルからのミストの噴霧を停止させ、寒さを感じることなく良好に浴室内に入室することができるものとなる。
また、浴室内で全身ミストシャワー装置を使用する場合に、既に全身ミストシャワー装置の配管内の冷水は無くなっており、しかも配管内は十分に温まっているため、浴室内で即座に全身ミストシャワー装置のノズルから温水を噴出させて、有効に全身シャワーを浴びることができるものとなる。
また、全身ミストシャワー装置のノズルに通じる配管途中に弁を設け、弁を開閉動作させる制御部を設けるとともに、制御部には、給湯機器側からの湯はり信号が入力されるように構成して、給湯機器の湯はり動作と連動してノズルからミストが噴霧されるようにしたことにより、湯はりスイッチが押されて、給湯機器が湯はり運転を行い浴槽内に湯はりを行う動作時に、給湯機器側から湯はり信号が制御部に発信され、これにより、制御部を介して弁が開かれて、全身ミストシャワー装置のノズルからミストが噴霧され、浴室内をミストにより短時間で効率良く暖房することができるものとなり、浴槽内への湯はりと連動させて、浴室内を効率良く入浴前暖房することができるものとなる。
また、給湯機器側からの信号が、湯はり完了の数分前か、または湯はり完了後に、制御部に発信されるように構成したことにより、湯はりの終了数分前に全身ミストシャワー装置のノズルからミストを噴霧させて入浴前暖房を開始し、湯はり完了に合わせて入浴前暖房を完了することができ、または、湯はり終了時点からノズルからミストを噴霧させて入浴前暖房を行うことで、湯はり完了から入浴開始の間に良好に浴室内を暖房することができ、湯の無駄がなくなり、効果的に浴室内を暖房することができるものとなる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、浴室と脱衣室の概略構成図である。
浴室1内には、浴槽2と、洗い場側の壁面に全身ミストシャワー装置3が設置されており、浴槽2には屋外に設けられた給湯機器4が接続されて、この給湯機器4内で沸かされた湯を浴槽2内に流入させて、湯はりを行うことができるように構成されている。
また、浴室1の天井には、受信部7と、この受信部7と別体または一体の制御部8が設けられており、この制御部8は、全身ミストシャワー装置3に設けられた後述する弁38に電気的に接続されている。
また、この制御部8は、脱衣室内に設けられた暖房入/切スイッチ9に接続されている。
また、浴室1内には、給湯機器4に接続された浴室リモコン6が設けられており、更に台所には、給湯機器4に接続された台所リモコン5が設けられている。
図2には、浴室1内に設置された全身ミストシャワー装置3の正面拡大図を示し、また図3には、全身ミストシャワー装置のカバーを取り外したノズル及び配管部分のみを示す。
全身ミストシャワー装置3は、既に浴室1内に設置されて全身にシャワーを浴びることができるものであり、カウンターカバー30a内には水栓機能部が設けられ、上面はカウンター天板30bで蓋されたものとなっており、カウンターカバー30aの前面には、左側から温調ハンドル34と、全身シャワーハンドル35と、吐水・ハンドシャワー切替ハンドル36が設けられている。
このカウンターカバー30aの左右には、下方側へ向かって一対の下アーム31,31が設けられ、またカウンターカバー30aの左右から上方へ向かって一対の上アーム32,32が設けられており、この一対の上アーム32,32は、洗い場側へ回動可能に構成されている。
また、一対の下アーム31,31及び一対の上アーム32,32には、それぞれ複数のノズル33,33が設けられており、この各ノズル33から温水をミスト状に噴霧することができるように構成されている。
この各ノズル33には、配管37,37が接続されており、図4に、カウンターカバー30a内の水栓機能部の配管平面構成を示すように、各ノズル33,33,33へ通じる配管37,37の途中に、弁38が設けられたものとなっている。
即ち、図4では、温調ハンドル34の出口側と配管37,37を繋ぐ出口配管40内に弁38が設けられている。この弁38は、前述した天井裏に設けられた制御部8に電気的に接続されており、制御部8からの信号で開閉されるように構成されている。
全身ミストシャワー装置3は、先ず左側の温調ハンドル34を適宜調整して、水と湯の混合比を調整し、適温の湯とすることができ、全身シャワーハンドル35を操作することで配管37を通し、適温の湯を各ノズル33から噴出させることができるものであり、更に吐水・ハンドシャワー切替ハンドル36を操作することで、吐水口44からの吐水と、ハンドシャワー43からの吐水の何れかに切り替えできるように構成されている。
図4では、全身シャワーハンドル35が閉じられた状態でも、温調ハンドル34で適温に調整された湯が出口配管40内へ流れ込むことができるような配管構成となっており、出口配管40内に設けられた弁38が開けられた時には、全身シャワーハンドル35が閉じられた状態にあっても、良好に配管37を通し各ノズル33から温水を噴出させることができるように構成されている。
複数のノズル33,33,33からは、例えば40℃〜45℃程度の温水が1分間に5〜20リットル程度、ミスト状に噴霧されるものであり、複数のノズル33からミストが噴霧されることにより、2分間程度で浴室1内を良好な温度(25℃程度)に暖房することができるものである。
即ち、一般的な電気式または温水式の暖房機による暖房に比べて、ミストを噴霧して行う暖房は極めて短時間で浴室1内を暖房できるものである。
例えば、入浴する際に先ず脱衣室内に入り脱衣行為を行う前に、脱衣室に設けられた暖房入/切スイッチ9を使用者が押すことで、制御部8を介し弁38が開かれて、全身ミストシャワー装置3の複数のノズル33,33からミストが噴霧されて、浴室1内が良好に暖房されるものであり、脱衣動作の後に浴室1へ入る前に暖房入/切スイッチ9を押して、ノズル33,33からのミストの噴出を停止させて浴室1内に入ることができ、浴室1内は既に良好に暖房されているため、寒さを感じることなく良好に浴室1内に入って入浴することができるものとなる。
しかも、浴室1内で全身ミストシャワー装置3を使用して、全身にシャワーを浴びる時にも、全身ミストシャワー装置3の配管内の冷水は、既に入室前に噴出されて無くなっており、しかも配管は十分に温まっているため、即座に全身ミストシャワー装置3の各ノズル33から適温の温水を噴出させて、全身にシャワーを浴びることができるものとなる。
本例では、既に浴室1内に設置されている全身ミストシャワー装置3を利用して、浴室1内を暖房するものであるため、別途ミスト発生装置を浴室内に設置する必要がなく、コストを低減させ設置作業も削減することができ、しかも浴室内はデザイン的にもすっきりとしたものとなる。
また、入浴前に台所で台所リモコン5の湯はりスイッチをONすると、給湯機器4が浴槽2への湯はり運転を開始するが、この時に、給湯機器4に接続された浴室リモコン6の発信部から、天井に設けた受信部7に向かって、赤外線で湯はり信号を発信し、この湯はり信号を受信部7が受信して、制御部8を介し全身ミストシャワー装置の弁38を開けるような構成とすることができ、この場合は、給湯機器4による湯はり動作と連動して、全身ミストシャワー装置3の複数のノズル33,33からミストを噴出させて、湯はりに合わせて浴室1内を暖房することができるものとなる。
即ち、わざわざ脱衣室内まで行って暖房入/切スイッチ9を操作しなくても、台所の台所リモコン5の湯はりスイッチをONするのみで、良好に湯はりと同時に浴室1内の暖房を行うことができるものとなる。
なお、図1に示すように、給湯機器4と天井裏の制御部8を直接有線10で接続して構成しておけば、給湯機器4が湯はり運転を開始した時に、この有線10を介して湯はり信号を制御部8に伝え、制御部8を介して弁38を開けることができるものとなる。
なお、その他、給湯機器4側に電波等の発信部を設けて、天井裏の受信部7に向けて、湯はり信号を発信するような構成であっても良い。
なお更に、給湯機器4側から、湯はりが完了する数分前に、制御部8に信号を発信するように構成しても良く、又は、湯はりが完了した後に、給湯機器4側から制御部8に信号を発信するように構成しても良い。
即ち、このように湯はりの終了する数分前に制御部8に信号を発信して、制御部8を介し弁38を開けてノズル33からミストを噴出させるような構成とすれば、湯はり終了数分前にノズル33からミストを噴霧させて入浴前暖房を開始し、湯はり完了に合わせて入浴前暖房を完了させることができる。
また、湯はりが完了した後に、給湯機器4から制御部8に信号を発信するような構成では、湯はり完了から入浴開始までの2・3分の間に、ノズル33からミストを噴霧させて浴室1内を効果的に暖房することができ、湯の無駄が無くなるものとなる。
次に、図5の平面概略配管構成図で示すものは変更例であり、図5では、全身ミストシャワー装置3の温調ハンドル34の上流側の水管及び湯管から、配管37に向かってバイパス配管41を接続し、このバイパス配管41内に、弁38とノズル温調部39を設けたものである。
このような構成では、全身ミストシャワー装置3の温調ハンドル34及び全身シャワーハンドル35が全て閉じられているような状態の時でも、給湯機器4で沸かされた湯を、ノズル温調部39で適温の湯としてバイパス配管41内に入れ、しかも、弁38を制御部8からの信号で開けて、良好に複数のノズル33,33から温水を噴出させることができるものである。
このような配管構造の場合でも、脱衣室内に設けられた暖房入/切スイッチ9を操作して、制御部8を介して全身ミストシャワー装置3の複数のノズル33からミストを噴出させて、浴室1内を暖房することができ、又は、台所リモコン5に設けられた湯はりスイッチがONされて、給湯機器4が浴槽2内へ湯はり運転を行うのと連動して、全身ミストシャワー装置3の複数のノズル33からミストを噴出させて、浴室1内を入浴前暖房することができるものとなる。
なお、制御部8の制御で、浴室1内の温度が所定の温度に達した時に、ノズル33からのミストの噴霧を停止させ、その後に浴室1内の温度が低下し、所定の温度以下となった時に、制御部8を介し再び弁38を開けてノズル33からミストを噴霧させて、浴室1内の暖房状態を良好に維持するように制御しても良い。
なお、更には、図6に示すように、台所に設けられた台所リモコン5に、湯はりスイッチ5aとは別に、暖房入/切スイッチ5bを設けておくこともでき、浴室または脱衣室以外の場所、例えば台所で、浴室に行く前に暖房入/切スイッチ5bを押して、全身ミストシャワー装置3のノズル33からミストを噴霧させて、浴室内を暖房させるように構成することもでき、この場合は、脱衣室内で脱衣後に、暖房入/切スイッチ9を押して、ノズル33からのミストの噴霧を停止させて、浴室1内に入室することができる。
また、湯はり動作に合わせて作動させたノズル33からの噴霧が脱衣後にも作動している場合に、浴室1内への入室に合わせて意図的にノズル33からの噴霧を停止させることができ、より使い勝手が良好なものとなる。
なお、図6における図中5cは、ノズル33から噴霧される温水の温度を「ぬるく」したり、「あつく」したりするために設けられた調節用のスイッチである。
浴室と脱衣室の概略構成図である。 浴室内に設置された全身ミストシャワー装置の正面拡大構成図である。 全身ミストシャワー装置のカバーを取り外した配管とノズルの配置構成図である。 全身ミストシャワー装置の配管内に弁を設けた構成の平面概略構成図である。 変更例を示す図4に対応させた平面概略構成図である。 台所リモコンの正面拡大構成図である。
符号の説明
1 浴室
2 浴槽
3 全身ミストシャワー装置
4 給湯機器
5 台所リモコン
5a 湯はりスイッチ
5b 暖房入/切スイッチ
6 浴室リモコン
7 受信部
8 制御部
9 暖房入/切スイッチ
10 有線
30a カウンターカバー
31 下アーム
32 上アーム
33 ノズル
34 温調ハンドル
35 全身シャワーハンドル
36 吐水・ハンドシャワー切替ハンドル
37 配管
38 弁
39 ノズル温調部
40 出口配管
41 バイパス配管

Claims (3)

  1. 複数のノズルを有し全身にミストを噴霧する全身ミストシャワー装置を備えた浴室において、前記全身ミストシャワー装置のノズルに通じる配管途中に弁を設け、該弁を開閉動作させる制御部を設けるとともに、該制御部に接続されて前記ノズルからの噴霧をON/OFFさせるためのスイッチを脱衣室に設けたことを特徴とする浴室装置。
  2. 複数のノズルを有し全身にミストを噴霧する全身ミストシャワー装置を備えた浴室において、前記全身ミストシャワー装置のノズルに通じる配管途中に弁を設け、該弁を開閉動作させる制御部を設けるとともに、該制御部には、給湯機器側からの湯はり信号が入力されるように構成して、給湯機器の湯はり動作と連動して前記ノズルからミストが噴霧されるようにしたことを特徴とする浴室装置。
  3. 前記給湯機器側からの信号が、湯はり完了の数分前か、または湯はり完了後に前記制御部に発信されるように構成したことを特徴とする請求項2に記載の浴室装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008151376A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯機
JP2008224160A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Max Co Ltd 加湿空調システム
JP2010005169A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Noritz Corp ミスト噴出装置

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