JP2005195042A - 自動変速機の制御方法並びに制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 検出手段の故障に対する処置を早期に実施可能にする自動変速機の制御方法を提供する。
【解決手段】 可動要素へ供給される液圧に応じて作動状態が変化する自動変速機を制御する制御方法であって、車両の原動機を始動する始動指令があった後、前記可動要素への供給液圧を検出手段により検出しその検出した液圧に基づき前記検出手段の故障を判定すると共に、故障判定が終了するまで前記車両の走行を禁止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動変速機の制御方法並びに制御装置に関する。
従来、可動要素へ供給される液圧に応じて作動状態が変化する自動変速機が知られている。例えば、可動要素としての摩擦要素が供給液圧に従って係合又は解放されることにより、作動状態を表す変速比が段階的に変化する有段変速機がそれである。
こうした自動変速機において、可動要素への供給液圧を検出する圧力スイッチ等の検出手段について車両の走行中に故障判定する技術が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2001−116134号公報 特開2001−59570号公報
しかし、上述の従来技術では車両の走行中に検出手段の故障を判定するため、車両の原動機を始動する始動指令があってから実際に車両が走行を始めるまで、検出手段の故障判定を行うことができない。そのため、故障に対する処置が遅れてしまう。
本発明の目的は、検出手段の故障に対する処置を早期に実施可能にする自動変速機の制御方法並びに制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明によると、車両の原動機を始動する始動指令があった後、可動要素への供給液圧を検出手段により検出しその検出した液圧に基づき検出手段の故障を判定すると共に、故障判定が終了するまで車両の走行を禁止する。これにより、原動機の始動指令があった後、車両が走行を始める前に検出手段の故障判定が行われるので、検出手段の故障に対する処置を早期に実施することが可能となる。
請求項2に記載の発明によると、検出手段に故障ありと判定した場合に、自動変速機の作動状態を表す変速比を固定する。この発明では、故障に対する処置としての変速比の固定を早期に実施することができる。
請求項3に記載の発明によると、複数の可動要素への供給液圧をそれぞれ個別に検出する複数の個別検出部を有する検出手段を用い、個別検出部について故障を判定する。そして、個別検出部に故障ありと判定した場合には、故障ありの個別検出部に対応する可動要素へ液圧を供給することなく実現される変速比に固定する。そのため、個別検出部の故障に起因した制御エラーが車両走行中等の制御において発生することを確実に防止できる。
請求項4に記載の発明では、複数の可動要素のうち、自動変速機の作動状態を表すレンジとして非走行レンジが実現されるとき並びにレンジとして走行レンジが実現されるとき液圧が供給される可動要素を主可動要素と規定する。かかる規定の下、請求項4に記載の発明では、複数の可動要素への供給液圧をそれぞれ個別に検出する複数の個別検出部を有する検出手段を用い、主可動要素への供給液圧を検出する個別検出部について故障を判定する。原動機の始動指令があった直後は、通常、レンジが非走行レンジとなっており、主可動要素には液圧を供給することができる。この場合、実際に主可動要素へ供給された液圧を個別検出部が正しく検出したか否かによって、当該個別検出部の故障を判定することができる。また、主可動要素への供給液圧を検出する前にレンジが非走行レンジから走行レンジへ切換えられたとしても、主可動要素には液圧を供給することができる。したがって、この場合にも、実際に主可動要素へ供給された液圧を個別検出部が正しく検出したか否かによって、当該個別検出部の故障を判定することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明の上記規定に加え、複数の可動要素のうち、自動変速機の作動状態を表すレンジとして非走行レンジが実現されるとき液圧が供給されず且つレンジとして走行レンジが実現されるとき液圧が供給される可動要素を副可動要素と規定する。かかる規定の下、請求項5に記載の発明では、車両の乗員によりレンジを選択するための選択手段において非走行レンジが選択されているとき、主可動要素だけでなく副可動要素へも液圧を供給可能にする。したがって、非走行レンジでは通常、液圧の供給されない副可動要素へ液圧を供給し、その副可動要素へ実際に供給された液圧を個別検出部が正しく検出したか否かによって、当該個別検出部の故障を判定することができる。
請求項4,5に記載の発明の上記規定の下、請求項6に記載の発明では、選択手段において非走行レンジが選択され且つ車両のブレーキが作動しているとき、主可動要素だけでなく副可動要素へも液圧を供給可能にする。したがって、非走行レンジでは通常、液圧の供給されない副可動要素へ液圧が供給されることにより走行レンジが実現されることになっても、ブレーキの作動によって車両の誤発進を防止することができる。
請求項7に記載の発明によると、検出手段により検出する可動要素への供給液圧は、電磁弁により生成した液圧であるので、原動機の始動指令があった後において、可動要素への供給液圧を素早く生成することができる。これにより、原動機の始動指令があった後、可動要素への供給液圧を検出するまでの時間を短縮できるので、検出手段の故障に対する処置をより早期に実施することが可能となる。
請求項8に記載の発明によると、検出手段により検出する可動要素への供給液圧は、電磁弁により生成した指令圧に従って圧力制御弁が生成した液圧であるので、原動機の始動指令があった後において、可動要素への供給液圧を比較的素早く生成することができる。これにより、原動機の始動指令があった後、可動要素への供給液圧を検出するまでの時間を短縮できるので、検出手段の故障に対する処置をより早期に実施することが可能となる。
請求項11に記載の発明によると、検出手段は、調圧手段で調圧した可動要素への供給液圧を検出し、判定手段は、検出手段が検出した液圧に基づき検出手段の故障を判定し、禁止手段は、原動機を始動する始動指令があった後、故障判定が終了するまで車両の走行を禁止する。この発明では、原動機の始動指令があった後、車両が走行を始める前に、判定手段が検出手段の故障判定を行うこととなるので、検出手段の故障に対する処置を早期に実施することが可能である。
請求項12に記載の発明によると、判定手段が検出手段に故障ありと判定した場合に固定手段は、自動変速機の作動状態を表す変速比を固定する。この発明では、故障に対する処置としての変速比の固定を早期に実施することができる。
請求項13に記載の発明によると、複数の可動要素への供給液圧をそれぞれ個別に検出する複数の個別検出部を検出手段は有し、判定手段は個別検出部について故障を判定する。そして、この発明において固定手段は、判定手段が個別検出部に故障ありと判定した場合に、故障ありの個別検出部に対応する可動要素へ液圧を供給することなく実現される変速比に固定する。そのため、個別検出部の故障に起因した制御エラーが車両走行中等の制御において発生することを確実に防止できる。
請求項14に記載の発明では、複数の可動要素のうち、自動変速機の作動状態を表すレンジとして非走行レンジが実現されるとき並びにレンジとして走行レンジが実現されるとき調圧手段から液圧が供給される可動要素を主可動要素と規定する。かかる規定の下、請求項14に記載の発明では、複数の可動要素への供給液圧をそれぞれ個別に検出する複数の個別検出部を検出手段が有し、主可動要素への供給液圧を検出する個別検出部について判定手段が故障を判定する。原動機の始動指令があった直後は、通常、レンジが非走行レンジとなっており、主可動要素には調圧手段から液圧を供給することができる。この場合、判定手段は、実際に主可動要素へ供給された液圧を個別検出部が正しく検出したか否かによって、当該個別検出部の故障を判定することができる。また、主可動要素への供給液圧を検出する前にレンジが非走行レンジから走行レンジへ切換えられたとしても、主可動要素には調圧手段によって液圧を供給することができる。したがって、この場合にも判定手段は、実際に主可動要素へ供給された液圧を個別検出部が正しく検出したか否かによって、当該個別検出部の故障を判定することができる。
請求項15に記載の発明では、請求項14に記載の発明の上記規定に加え、複数の可動要素のうち、自動変速機の作動状態を表すレンジとして非走行レンジが実現されるとき調圧手段から液圧が供給されず且つレンジとして走行レンジが実現されるとき調圧手段から液圧が供給される可動要素を副可動要素と規定する。かかる規定の下、請求項15に記載の発明では、車両の乗員によりレンジを選択するための選択手段において非走行レンジが選択されているとき、調圧手段が主可動要素だけでなく副可動要素へも液圧を供給可能である。したがって、非走行レンジでは通常、液圧の供給されない副可動要素へ調圧手段から液圧を供給し、その副可動要素へ実際に供給された液圧を個別検出部が正しく検出したか否かによって、判定手段が当該個別検出部の故障を判定することができる。
請求項14,15に記載の発明の上記規定の下、請求項16に記載の発明では、選択手段において非走行レンジが選択され且つ車両のブレーキが作動しているとき、調圧手段が主可動要素だけでなく副可動要素へも液圧を供給可能である。したがって、非走行レンジでは通常、液圧の供給されない副可動要素へ調圧手段から液圧が供給されることにより走行レンジが実現されることになっても、ブレーキの作動によって車両の誤発進を防止することができる。
請求項17に記載の発明によると、調圧手段は、可動要素への供給液圧を生成する電磁弁を有する。そのため、原動機の始動指令があった後において電磁弁は可動要素への供給液圧を素早く生成することができる。これにより、原動機の始動指令があった後、可動要素への供給液圧を検出するまでの時間を短縮できるので、検出手段の故障に対する処置をより早期に実施することが可能となる。
請求項18に記載の発明によると、調圧手段は、指令圧を生成する電磁弁並びに電磁弁の指令圧に従って可動要素への供給液圧を生成する圧力制御弁を有する。そのため、原動機の始動指令があった後において電磁弁は指令圧を素早く生成することができるので、その指令圧に従う可動要素への供給液圧を圧力制御弁は比較的素早く生成することができる。これにより、原動機の始動指令があった後、可動要素への供給液圧を検出するまでの時間を短縮できるので、検出手段の故障に対する処置をより早期に実施することが可能となる。
尚、請求項1〜8,11〜18に記載の発明において制御対象となる自動変速機は、例えば請求項9,19に記載の発明のように、可動要素としての摩擦要素が供給液圧に従って係合又は解放されることにより、作動状態を表す変速比が段階的に変化する有段変速機であってもよい。あるいは制御対象としての自動変速機は、例えば請求項10,20に記載の発明のように、可動要素としてのプーリにおけるベルトの巻付径がプーリへの供給液圧に従って変化することにより、作動状態を表す変速比が無段階に変化する無段変速機であってもよい。またあるいは制御対象としての自動変速機は、入出力ディスクに挟まれるパワーローラを支持するトラニオンを可動要素として有し、当該トラニオンへの供給液圧に従ってパワーローラの傾斜角度が変化することにより、作動状態を表す変速比が無段階に変化する無段変速機であってもよい。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
図2は、本発明の第一実施形態による自動変速機2の制御装置10を示す。制御装置10は自動変速機2と共に車両に搭載され、自動変速機2の作動を制御する。
自動変速機2は、可動要素としての複数の摩擦要素4a〜4iを備えている。摩擦要素4a〜4iは、それぞれ制御装置10から供給される油圧に従って係合又は解放される。自動変速機2の作動状態を表すレンジとしては、非走行レンジである駐車(P)レンジ及び中立(N)レンジと、走行レンジである前進(D)レンジ及び後進(R)レンジとが設定されている。Dレンジにおける自動変速機2の作動状態を表す変速比は、5段階に変化するように設定されている。要するに自動変速機2は、変速比が段階的に変化する有段変速機である。図3に示すように各摩擦要素4a〜4iの係合及び解放の組み合わせを変えることによって、自動変速機2のレンジ及び変速比を切換えることができる。尚、図3において「○」は、該当するレンジ及び変速比が実現されるとき油圧の供給によって係合する摩擦要素を示している。
制御装置10は、レンジ選択部12、油圧制御部20、車両センサ部40及び電子制御ユニット(ECU)50から構成されている。
選択手段としてのレンジ選択部12は、シフトレバー14及びポジションセンサ16を備えている。シフトレバー14は車両の運転席に設置されており、車両の乗員はシフトレバー14を操作することによって所望するレンジを選択することができる。ポジションセンサ16は例えばシフトレバー14の近傍に設置されており、乗員により選択されたレンジP,N,D,Rに対応するシフトレバー14の定位位置P,N,D,Rを検出する。ポジションセンサ16はECU50に電気的に接続されており、検出結果を表す信号をECU50へと出力する。
油圧制御部20は、ポンプ22、マニュアル弁24、複数の電磁弁26a〜26i、複数の油圧センサ28a〜28iを備えている。
ポンプ22は、車両の内燃機関又はモータ等の原動機6から駆動トルクを受けることで作動する機械式である。ポンプ22は通路30に接続され、図示しないオイルパンから吸入した作動油を通路30へと吐出する。
マニュアル弁24は通路30,31,32iに接続されていると共に、ワイヤ等を介してシフトレバー14に機械的に接続されている。スプール弁で構成されるマニュアル弁24は、シフトレバー14により選択されたレンジを実現する位置にスプールを移動させることで、通路30と通路31,32iとの連通状態を切換える。具体的にP又はNレンジが選択されるときマニュアル弁24は、通路30を通路31,32iのいずれにも連通させない。また、Dレンジが選択されるときマニュアル弁24は、通路30を通路31に連通させ且つ通路32iに連通させない。またさらに、Rレンジが選択されるときマニュアル弁24は、通路30を通路32iに連通させ且つ通路31に連通させない。
電磁弁26a〜26i及び油圧センサ28a〜28iは、符号の末尾のアルファベットが同じ摩擦要素4a〜4iにそれぞれ対応して設けられている。
電磁弁26a,26b,26g,26hは、通路30から分岐する通路32a,32b,32g,32hにそれぞれ接続されている。電磁弁26c〜26fは、通路31から分岐する通路32c〜32fにそれぞれ接続されている。電磁弁26iは、通路32iに接続されている。電磁弁26a〜26iは、対応する通路32a〜32iの油圧を元圧として出力油圧を生成する。このとき、ECU50に電気的に接続されている電磁弁26a〜26iは、それぞれECU50からの指令に従って出力油圧を調圧する。電磁弁26a〜26iはそれぞれ通路34a〜34iを介して、対応する摩擦要素4a〜4iに接続されている。これにより、電磁弁26a〜26iの出力油圧は対応摩擦要素4a〜4iへと供給される。電磁弁26a〜26iは、ECU50により通電をオンされるとき対応摩擦要素4a〜4iへ油圧を供給して、当該対応摩擦要素4a〜4iを係合させる。また、電磁弁26a〜26iは、ECU50により通電をオフされるとき対応摩擦要素4a〜4iへ油圧を供給しないで、当該対応摩擦要素4a〜4iを解放する。
以上、電磁弁26a〜26iが共同して調圧手段を構成している。
油圧センサ28a〜28iは、通路34a〜34iの中途部にそれぞれ設置されている。これにより、油圧センサ28a〜28iはそれぞれ通路34a〜34iを介して、対応する電磁弁26a〜26i及び摩擦要素4a〜4iに接続されている。油圧センサ28a〜28iは、対応電磁弁26a〜26iから対応摩擦要素4a〜4iへと供給される油圧を個別に検出する。油圧センサ28a〜28iはECU50に電気的に接続されており、検出した油圧を表す信号をECU50へと出力する。
以上、油圧センサ28a〜28iが共同して検出手段を構成し、各油圧センサ28a〜28iが個別検出部に相当している。
車両センサ部40は、スイッチセンサ42及びブレーキセンサ44を備えている。スイッチセンサ42は、車両の運手席に設置された図示しないイグニションスイッチのオン、オフを検出する。ここでイグニッションスイッチのオン操作は、原動機6を始動する始動指令に相当する。ブレーキセンサ44は、車両の運転席に設置された図示しないブレーキペダルの踏込状態を検出する。スイッチセンサ42及びブレーキセンサ44はECU50に電気的に接続されており、それぞれ検出結果を表す信号をECU50へと出力する。
ECU50は、CPU及び記憶装置を備えたマイクロコンピュータを主体に構成されている。ECU50は、ポジションセンサ16、電磁弁26a〜26i、油圧センサ28a〜28i、スイッチセンサ42及びブレーキセンサ44を制御する。ECU50はさらに原動機6に電気的に接続され、かかる原動機6の始動を制御する。ECU50による要素16,26a〜26i,28a〜28i,42,44及び原動機6の制御は、ECU50の記憶装置に記憶されている制御プログラムに従って行われる。
次に、ECU50が制御プログラムに従って実行する故障判定用の制御処理を図1に示すフローチャートに従って説明する。本制御処理は、原動機6及びポンプ22が停止し且つ電磁弁26a〜26iへの通電がオフされた状態でスイッチセンサ42がイグニションスイッチのオン操作を検出することにより、スタートする。
まず、ステップS11では、車両の走行を禁止する。続くステップS12では、P又はNレンジが選択されているか否かを、ポジションセンサ16の出力信号に基づき判定する。P又はNレンジが選択されている場合、ステップS13へと移行する。一方、P及びNレンジのいずれも選択されていない場合、原動機6を始動させることなく本制御処理を終了する。
ステップS13では、全ての油圧センサ28a〜28iについて、出力信号の表す油圧が実質的に0であるか否かを判定する。全油圧センサ28a〜28iの出力信号が実質的に0の油圧を表している場合、全油圧センサ28a〜28iについて故障なしと判定し、ステップS14へと移行する。一方、油圧センサ28a〜28iのいずれかの出力信号が0以外の油圧を表している場合、当該信号を出力する油圧センサに故障ありと判定し、ステップS17へと移行する。
ステップS14では、原動機6及びポンプ22を始動する。続くステップS15では、全レンジで係合可能な摩擦要素4a,4b(以下、全レンジ係合摩擦要素という)に対応する電磁弁26a,26bについて、通電をオンする。それと共にステップS15では、全レンジ係合摩擦要素4a,4bに対応する油圧センサ28a,28bについて、出力信号の表す油圧が全レンジ係合摩擦要素4a,4bの係合に必要な油圧であるか否かを判定する。油圧センサ28a,28bの両方の出力信号が係合に必要な油圧を表している場合、両油圧センサ28a,28bには故障なしと判定し、ステップS16へと移行する。一方、油圧センサ28a,28bのいずれかの出力信号が係合に必要な油圧を表していない場合、当該信号を出力する油圧センサに故障ありと判定し、ステップS17へと移行する。
以上、全レンジ係合摩擦要素4a,4bのそれぞれが主可動要素に相当している。
油圧センサ28a〜28iには故障なしと判定されたことで実行されるステップS16では、車両の走行を許可し、シフトレバー14の操作に従ってレンジを切換え且つ車両の走行状況に応じて変速比を切換える通常制御を実施する。尚、この通電制御において、油圧センサ28a〜28iによる検出結果を利用することで、緻密な変速制御又は油圧センサ28a〜28iの故障判定を行うことが可能である。
これに対し、油圧センサ28a〜28iのいずれかに故障ありと判定されたことで実行されるステップS17では、車両の走行を許可するが、Dレンジが選択されたときの変速比を固定するフェイルセーフ制御を実施する。このフェイルセーフ制御において固定する変速比は、故障ありの油圧センサに対応する摩擦要素が係合することなく実現可能な変速比である。例えばステップS15において油圧センサ28aに故障ありと判定された場合には、Dレンジにおいて油圧センサ28aに対応の摩擦要素4aが係合しない4段目の変速比に固定する。
以上、ECU50が判定手段、禁止手段及び固定手段に相当している。
このような第一実施形態によれば、イグニションスイッチがオン操作された後、油圧センサ28a〜28iの故障判定が終了してステップS17が実行されるまで車両の走行が禁止される。即ち、イグニションスイッチのオン操作後、車両が走行を始める前に油圧センサ28a〜28iの故障判定が行われるため、ステップS17での故障処置を早期に実施することができる。
また、第一実施形態によれば、ステップS12で選択レンジの判定が行われるため、その判定より後にステップS15を実行する際には、P又はNレンジが選択されている可能性が高い。したがって、ステップS14によるポンプ22の始動後、P又はNレンジの選択状態でステップS15が実行されると、P又はNレンジで係合する全レンジ係合摩擦要素4a,4bには油圧が供給される。したがって、ステップS15では、全レンジ係合摩擦要素4a,4bへの供給油圧の検出結果を表している油圧センサ28a,28bの出力信号に基づき、当該油圧センサ28a,28bの故障を判定することができる。また、ステップS12からステップS15の間にレンジがD又はRレンジへ切換えられることがあっても、D又はRレンジで係合可能な全レンジ係合摩擦要素4a,4bには、ポンプ始動後のステップS15において油圧が供給される。したがって、この場合にも、油圧センサ28a,28bの出力信号に基づいて当該油圧センサ28a,28bの故障を判定することができる。
さらに第一実施形態によれば、全レンジ係合摩擦要素4a,4bへの供給油圧の生成に電磁弁26a,26bを用いているため、電磁弁26a,26bへの通電がオンされるステップS15において油圧を素早く生成することができる。したがって、イグニッションスイッチがオン操作された後、全レンジ係合摩擦要素4a,4bへの供給油圧を検出して油圧センサ28a,28bの故障を判定するまでの時間を短縮できるため、ステップS17での故障処置がより早期に実施され得る。
またさらに第一実施形態によれば、ステップS17の故障処置としてDレンジの選択時に固定する変速比を、故障した油圧センサに対応する摩擦要素が係合することなく実現される変速比としている。即ちこの変速比は、故障した油圧センサに対応する摩擦要素へ油圧を供給しなくても実現されるものであるため、故障した油圧センサに起因する制御エラーが車両の前進走行中に生じることを確実に防止できる。
(第二実施形態)
図4は、本発明の第二実施形態による自動変速機2の制御装置100を示している。
制御装置100の油圧制御部110では、マニュアル弁24がシフトレバー14に機械的に接続されず、その代わりにマニュアル弁24を駆動する駆動装置112が追加されている。制御装置100のECU120は、駆動装置112に電気的に接続されている。ECU120は、ポジションセンサ16の出力信号に基づき認識したレンジを実現する位置にマニュアル弁24のスプールを駆動するよう、駆動装置112を制御する。さらにECU120は、ポジションセンサ16の出力信号に基づき認識したレンジとは無関係にマニュアル弁24のスプールを駆動するよう、駆動装置112を制御することもできる。
次に、ECU120が制御プログラムに従って実行する故障判定用の制御処理を図5に示すフローチャートに従って説明する。本制御処理も、原動機6及びポンプ22が停止し且つ電磁弁26a〜26iへの通電がオフされた状態でスイッチセンサ42がイグニションスイッチのオン操作を検出することにより、スタートする。
まず、ステップS21〜S23では、第一実施形態のステップS11〜S13と同様の処理内容が実施される。但し、ステップS23では、全油圧センサ28a〜28iについて故障なしと判定した場合、ステップS24へと移行する一方、油圧センサ28a〜28iのいずれかに故障ありと判定した場合、ステップS32へと移行する。
ステップS24,S25では、第一実施形態のステップS14,S15と同様の処理内容が実施される。但し、ステップS25では、全レンジ係合摩擦要素4a,4bに対応する油圧センサ28a,28bには故障なしと判定した場合、ステップS26へと移行する一方、油圧センサ28a,28bのいずれかに故障ありと判定した場合、ステップS32へと移行する。
以上、第二実施形態においても摩擦要素4a,4bのそれぞれが主可動要素に相当している。
ステップS26では、ブレーキペダルが踏込まれて車両のブレーキが作動しているか否かを、ブレーキセンサ44の出力信号に基づき判定する。ブレーキが作動している場合にはステップS27へと移行し、ブレーキペダルが作動していない場合には本ステップS26を繰り返し実行する。
ステップS27では、マニュアル弁24のスプールをDレンジの実現位置へ駆動する。続くステップS28では、P及びNレンジで係合せず且つDレンジで係合可能な摩擦要素(以下、Dレンジ係合摩擦要素という)4c〜4hに対応する電磁弁26c〜26hについて、通電をオンする。それと共にステップS28では、Dレンジ係合摩擦要素4c〜4hに対応する油圧センサ28c〜28hについて、出力信号の表す油圧がDレンジ係合摩擦要素4c〜4hの係合に必要な油圧であるか否かを判定する。油圧センサ28c〜28hのいずれの出力信号もDレンジ係合摩擦要素4c〜4hの係合に必要な油圧を表している場合、油圧センサ28c〜28hには故障なしと判定し、ステップS29へと移行する。一方、油圧センサ28c〜28hのいずれかの出力信号がDレンジ係合摩擦要素4c〜4hの係合に必要な油圧を表していない場合、当該信号を出力する油圧センサに故障ありと判定し、ステップS32へと移行する。
尚、ステップS28では、例えば電磁弁26c〜26hの全てへの通電をオンしてDレンジ係合摩擦要素4c〜4hの全てに油圧を供給した後、油圧センサ28c〜28hの故障を判定するようにしてもよい。あるいは、電磁弁26c〜26hのうち所定数の電磁弁への通電をオンして対応するDレンジ係合摩擦要素へ油圧を供給した後、対応する油圧センサの故障を判定するセグメント処理を、油圧センサ28c〜28hの全ての故障判定が終了するまで繰り返すようにしてもよい。
以上、Dレンジ摩擦要素4c〜4hのそれぞれが副可動要素に相当している。
ステップS29では、マニュアル弁24のスプールをRレンジの実現位置へ駆動する。続くステップS30では、P及びNレンジで係合せず且つRレンジのみで係合可能な摩擦要素(以下、Rレンジ係合摩擦要素という)4iに対応する電磁弁26iについて、通電をオンする。それと共にステップS30では、Rレンジ係合摩擦要素4iに対応する油圧センサ28iについて、出力信号の表す油圧がRレンジ係合摩擦要素4iの係合に必要な油圧であるか否かを判定する。油圧センサ28iの出力信号がRレンジ係合摩擦要素4iの係合に必要な油圧を表している場合、油圧センサ28iには故障なしと判定し、ステップS31へと移行する。一方、油圧センサ28iの出力信号がRレンジ係合摩擦要素4iの係合に必要な油圧を表していない場合、油圧センサ28iに故障ありと判定し、ステップS32へと移行する。
以上、Rレンジ摩擦要素4iも副可動要素に相当している。
油圧センサ28a〜28iには故障なしと判定されたことで実行されるステップS31では、第一実施形態のステップS16と同様の処理内容が実施される。
これに対し、油圧センサ28a〜28iのいずれかに故障ありと判定されたことで実行されるステップS32では、第一実施形態のステップS17と同様の処理内容が実施される。
以上、第二実施形態では、ECU120が判定手段、禁止手段及び固定手段に相当している。
このような第二実施形態によれば、第一実施形態と同様な効果を得ることができる。さらに第二実施形態によれば、ステップS27,S29を実行する際にP又はNレンジの選択によってマニュアル弁24のスプールがP又はNレンジの実現位置に定位していても、当該スプールをD又はRレンジの実現位置へと駆動することができる。そのため、ステップS27,S29によりマニュアル弁24を駆動した後のステップS28,S30では、D又はRレンジ係合摩擦要素4c〜4iの全てへ油圧を供給することが可能となる。したがって、ステップS28,S30では、D又はRレンジ摩擦要素4c〜4iへの供給油圧の検出結果を表している油圧センサ28c〜28iの出力信号に基づき、当該油圧センサ28c〜28iの故障を判定することができる。しかも、D又はRレンジ摩擦要素4c〜4iへ油圧を供給することによりD又はRレンジが実現されることになっても、ステップS26で確認されたブレーキの作動によって車両の誤発進が防止される。
尚、第二実施形態の制御処理においては、そのステップS28による故障判定を油圧センサ28c〜28hの全てではなく、そのうちの一部の油圧センサに限って行うようにしてもよいし、あるいはステップS28による故障判定を行わないようにしてもよい。また、第二実施形態の制御処理においては、そのステップS30による故障判定を行わないようにしてもよい。またさらに第二実施形態においては、P及びNレンジで係合せず且つDレンジ及びRレンジの双方で係合可能な摩擦要素4g,4hに対応する油圧センサ28g,28hについて、ステップS28ではなく、ステップS30において故障判定を行うようにしてもよい。さらにまた、第二実施形態においては、ステップS28とステップS29との間にブレーキの作動を再度確認するようにしてもよい。
(第三実施形態)
図6は、本発明の第三実施形態による自動変速機2の制御装置150を示している。
制御装置150の油圧制御部160には、ソレノイドモジュレータ弁161が追加されている。ソレノイドモジュレータ弁161は、通路30から分岐する通路170の中途部に設置されている。ソレノイドモジュレータ弁161は制御装置150のECU180に電気的に接続されており、ECU180からの指令に従って通路170の油圧を調圧することによりモジュレート圧を生成する。
油圧制御部160にはさらに、複数の電磁弁26a〜26iの代わりに複数の電磁弁162a〜162iが設けられ、また複数の圧力制御弁164a〜164iが追加されている。電磁弁162a〜162i及び圧力制御弁164a〜164iは、符号の末尾のアルファベットが同じ摩擦要素4a〜4iにそれぞれ対応して設けられている。
電磁弁162a〜162iは、通路170のソレノイドモジュレータ弁161より下流側から分岐する通路172a〜172iにそれぞれ接続されている。電磁弁162a〜162iは、対応する通路172a〜172iのモジュレート圧を元圧として出力油圧を生成する。このとき、ECU180に電気的に接続されている電磁弁162a〜162iは、それぞれECU180による通電のオン、オフに従って出力油圧を調圧する。
圧力制御弁164a,164b,164g,164hは、通路30から分岐する通路32a,32b,32g,32hにそれぞれ接続されている。圧力制御弁164c〜164fは、通路31から分岐する通路32c〜32fにそれぞれ接続されている。圧力制御弁164iは、通路32iに接続されている。圧力制御弁164a〜164iは、対応する通路32a〜32iの油圧を元圧として出力油圧を生成する。このとき、対応する電磁弁162a〜162iにそれぞれ通路174a〜174iを介して接続されている圧力制御弁164a〜164iは、対応電磁弁162a〜162iの出力油圧を指令圧として供給される。圧力制御弁164a〜164iは、対応電磁弁162a〜162iからの指令圧に従って自身の出力油圧を調圧する。圧力制御弁164a〜164iはそれぞれ通路34a〜34iを介して、対応する摩擦要素4a〜4iに接続されている。これにより、圧力制御弁164a〜164iの出力油圧は対応摩擦要素4a〜4iへと供給される。対応する圧力制御弁164a〜164i及び摩擦要素4a〜4iにそれぞれ通路34a〜34iを介して接続されている油圧センサ28a〜28iは、対応圧力制御弁164a〜164iから対応摩擦要素4a〜4iへと供給される油圧を検出する。
第三実施形態において電磁弁162a〜162iは、通電をオンされるとき、対応圧力制御弁164a〜164iの出力油圧が対応摩擦要素4a〜4iを係合させる油圧となるように指令圧を調圧する。また、電磁弁162a〜162iは、通電をオフされるとき、対応圧力制御弁164a〜164iの出力油圧が対応摩擦要素4a〜4iを解放する油圧、即ち実質的に0の油圧となるように指令圧を調圧する。
以上、第三実施形態では、複数の電磁弁162a〜162i及び複数の圧力制御弁164a〜164iが共同して調圧手段を構成している。
ECU180が制御プログラムに従って実行する制御処理は、第一実施形態の制御処理と同様に実施される。即ち第三実施形態では、ECU180が判定手段、禁止手段及び固定手段に相当する。そして、このような第三実施形態によれば、第一実施形態と同様な効果を得ることができる。
尚、第三実施形態においては、ECUの制御によりマニュアル弁を駆動する駆動装置を用いた第二実施形態の構成を採用し、第二実施形態と同様な制御処理を実施するようにしてもよい。
(第四実施形態)
図7は、本発明の第四実施形態による自動変速機200の制御装置250を示している。
自動変速機200は、可動要素としての二つのプーリ210a,210b、ベルト212及び前後進切換装置214を備えている。ベルト212は、プライマリプーリ210aとセカンダリプーリ210bとの間に掛け渡され、各プーリ210a,210bに形成されるプーリ溝に巻付けられている。各プーリ210a,210bにおけるベルト212の巻付径は、制御装置250から各プーリ210a,210bへ供給される油圧に従って変化する。プライマリプーリ210aには、前後進切換装置214を通じて原動機6の駆動トルクが伝達される。プライマリプーリ210aへ伝達された駆動トルクは、ベルト212を通じてセカンダリプーリ210bへと伝達され、さらにセカンダリプーリ210bから車両の駆動輪側へと伝達される。前後進切換装置214は、制御装置250から供給される油圧に従って原動機6からプライマリプーリ210aへの駆動トルクの伝達状態を切換える。
自動変速機200の作動状態を表すレンジとしては、第一実施形態と同様に、非走行レンジであるP及びNレンジと、走行レンジであるD及びRレンジとが設定されている。ここでP又はNレンジは、前後進切換装置214により原動機6の駆動トルクがプライマリプーリ210aへと伝達されないとき実現される。また、Dレンジは、前後進切換装置214により駆動トルクがその向きを変えずにプライマリプーリ210aへと伝達されるとき実現される。またさらにRレンジは、前後進切換装置214により駆動トルクがその向きを変えてプライマリプーリ210aへと伝達されるとき実現される。
Dレンジにおける自動変速機200の作動状態を表す変速比は、プーリ210a,210bにおけるベルト212の巻付径を変えることにより無段階に変化するように設定されている。このように自動変速機2は、ベルトドライブ式の無段変速機(CVT)である。
制御装置250の油圧制御部260には、マニュアル弁24の代わりに、前後進切換装置214へ油圧を供給するマニュアル弁261が設けられている。マニュアル弁261は通路30,270,271に接続されていると共に、ワイヤ等を介してシフトレバー14に機械的に接続されている。スプール弁で構成されるマニュアル弁261は、シフトレバー14により選択されたレンジを実現する位置にスプールを移動させることで、通路30と通路270,271との連通状態を切換える。具体的にP又はNレンジが選択されるときマニュアル弁261は、通路30を通路270,271のいずれにも連通させない。このとき、通路270,271に接続されている前後進切換装置214が原動機6の駆動トルクをプライマリプーリ210aへと伝達しないことによって、P又はNレンジが実現される。また、Dレンジが選択されるときマニュアル弁261は、通路30を通路270に連通させ且つ通路271に連通させない。このとき、前後進切換装置214が駆動トルクをその向きを変えずにプライマリプーリ210aへと伝達することによって、Dレンジが実現される。またさらに、Rレンジが選択されるときマニュアル弁261は、通路30を通路271に連通させ且つ通路270に連通させない。このとき、前後進切換装置214が駆動トルクをその向きを変えてプライマリプーリ210aへと伝達することによって、Rレンジが実現される。
油圧制御部260にはさらに、複数の電磁弁26a〜26iの代わりに二つの電磁弁262a,262bが設けられ、複数の油圧センサ28a〜28iの代わりに二つの油圧センサ264a,264bが設けられている。電磁弁262a,262b及び油圧センサ264a,264bは、符号の末尾のアルファベットが同じプーリ210a,210bにそれぞれ対応して設けられている。
電磁弁262a,262bは、通路30から分岐する通路272a,272bにそれぞれ接続されている。電磁弁262a,262bは、対応する通路272a,272bの油圧を元圧として出力油圧を生成する。このとき、制御装置250のECU280に電気的に接続されている電磁弁262a,262bは、ECU280からの指令に従って出力油圧を調圧する。電磁弁262a,262bはそれぞれ通路274a,274bを介して、対応するプーリ210a,210bに接続されている。これにより、電磁弁262a,262bの出力油圧は対応プーリ210a,210bへと供給される。電磁弁262a,262bは、ECU280により通電をオンされることによって、対応プーリ210a,210bへの油圧の供給が可能となる。また、電磁弁262a,262bは、通電オンの状態でECU280から指令値を与えられることによって、対応プーリ210a,210bへの供給油圧を指令値に従う油圧へと変化させる。尚、第四実施形態の電磁弁262a,262bでは、ポンプ22の吐出圧がマニュアル弁261を経由しないで供給されるため、全レンジにおいて対応プーリ210a,210bへの油圧の供給が可能である。
以上、電磁弁262a,262bが共同して調圧手段を構成している。
油圧センサ264a,264bは、通路274a,274bの中途部にそれぞれ設置されている。これにより、油圧センサ264a,264bはそれぞれ通路274a,274bを介して、対応する電磁弁262a,262b及びプーリ210a,210bに接続されている。油圧センサ264a,264bは、対応電磁弁262a,262bから対応プーリ210a,210bへと供給される油圧を個別に検出する。油圧センサ264a,264bはECU280に電気的に接続されており、検出した油圧を表す信号をECU280へと出力する。
以上、油圧センサ264a,264bが共同して検出手段を構成し、各油圧センサ264a,264bが個別検出部に相当している。
次に、ECU280が制御プログラムに従って実行する故障判定用の制御処理を図8に示すフローチャートに従って説明する。本制御処理は、原動機6及びポンプ22が停止し且つ電磁弁262a,262bへの通電がオフされた状態でスイッチセンサ42がイグニションスイッチのオン操作を検出することにより、スタートする。
まず、ステップS41,S42では、第一実施形態のステップS11,S12と同様の処理内容が実施される。続くS43では、全ての油圧センサ264a,264bについて、出力信号の表す油圧が実質的に0であるか否かを判定する。全油圧センサ264a,264bの出力信号が実質的に0の油圧を表している場合、全油圧センサ264a,264bについて故障なしと判定し、ステップS44へと移行する。一方、油圧センサ264a,264bのいずれかの出力信号が0以外の油圧を表している場合、当該信号を出力する油圧センサに故障ありと判定し、ステップS47へと移行する。
ステップS44では、原動機6及びポンプ22を始動する。続くステップS45では、全ての電磁弁262a,262bについて通電をオンし、さらにプーリ210a,210bへの供給油圧を指令する指令値を電磁弁262a,262bに与える。それと共にステップS45では、全ての油圧センサ264a,264bについて、出力信号の表す油圧が電磁弁262a,262bへの指令値に従う油圧であるか否かを判定する。全油圧センサ264a,264bの出力信号が指令値に従う油圧を表している場合、全油圧センサ264a,264bについて故障なしと判定し、ステップS46へと移行する。一方、油圧センサ264a,264bのいずれかの出力信号が指令値に従う油圧を表していない場合、当該信号を出力する油圧センサに故障ありと判定し、ステップS47へと移行する。
以上、プーリ210a,210bのそれぞれが主可動要素に相当している。
油圧センサ264a,264bには故障なしと判定されたことで実行されるステップS46では、車両の走行を許可し、シフトレバー14の操作に従ってレンジを切換え且つ車両の走行状況に応じて変速比を変化させる通常制御を実施する。尚、この通電制御において、油圧センサ264a,264bによる検出結果を利用することで、緻密な変速制御又は油圧センサ264a,264bの故障判定を行うことが可能である。
これに対し、油圧センサ264a,264bのいずれかに故障ありと判定されたことで実行されるステップS47では、車両の走行を許可するが、Dレンジが選択されたときの変速比を固定するフェイルセーフ制御を実施する。このフェイルセーフ制御において固定する変速比は、故障ありの油圧センサに対応するプーリへの供給油圧が0であっても、即ち当該プーリへ油圧を供給しなくても実現可能な変速比である。
以上、ECU280が判定手段、禁止手段及び固定手段に相当している。
このような第四実施形態によれば、イグニションスイッチがオン操作された後、油圧センサ264a,264bの故障判定が終了してステップS47が実行されるまで車両の走行が禁止される。即ち、イグニションスイッチのオン操作後、車両が走行を始める前に油圧センサ264a,264bの故障判定が行われるため、ステップS47での故障処置を早期に実施することができる。
また、第四実施形態によれば、ステップS44によるポンプ22の始動後に電磁弁262a,262bへの通電をオンするステップS45では、その時点でいずれのレンジが選択され実現されていても油圧がプーリ210a,210bへ供給される。したがって、ステップS45では、プーリ210a,210bへの供給油圧の検出結果を表している油圧センサ264a,264bの出力信号に基づき、当該油圧センサ264a,264bの故障を確実に判定することができる。
さらに第四実施形態によれば、プーリ210a,210bへの供給油圧の生成に電磁弁262a,262bを用いているため、電磁弁262a,262bへの通電がオンされるステップS45において油圧を素早く生成することができる。したがって、イグニッションスイッチがオン操作された後、プーリ210a,210bへの供給油圧を検出して油圧センサ264a,264bの故障を判定するまでの時間を短縮できるため、ステップS47での故障処置がより早期に実施され得る。
またさらに第四実施形態によれば、ステップS47の故障処置としてDレンジの選択時に固定する変速比を、故障ありの油圧センサに対応するプーリへ油圧を供給しなくても実現される変速比としている。そのため、故障した油圧センサに起因する制御エラーが車両の前進走行中に生じることを確実に防止できる。
尚、第四実施形態においては、第三実施形態に準じて、電磁弁により生成した指令圧に従って圧力制御弁が生成した油圧をプーリ210a,210bへ供給するようにしてもよい。この場合、上述と同様な制御処理が実施される。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではない。
例えば、上述の複数の実施形態では、車両の原動機6から駆動トルクを受けることで作動する機械式のポンプ22を用いたが、当該ポンプ22の代わりに電動式のポンプを用いてもよい。
第一実施形態による自動変速機の制御装置が実施する故障判定用の制御処理を示すフローチャートである。 第一実施形態による自動変速機の制御装置を示すブロック図である。 第一実施形態による自動変速機の作動を説明するための模式図である。 第二実施形態による自動変速機の制御装置を示すブロック図である。 第二実施形態による自動変速機の制御装置が実施する故障判定用の制御処理を示すフローチャートである。 第三実施形態による自動変速機の制御装置を示すブロック図である。 第四実施形態による自動変速機の制御装置を示すブロック図である。 第四実施形態による自動変速機の制御装置が実施する故障判定用の制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
2,200 自動変速機、4a〜4i 摩擦要素(可動要素)、10,100,150,250 制御装置、12 レンジ選択部(選択手段)、14 シフトレバー、16 ポジションセンサ、20,110,160,260 油圧制御部、22 ポンプ、24,261 マニュアル弁、26a〜26i,162a〜162i,262a,262b 電磁弁(調圧手段)、28a〜28i,264a,264b 油圧センサ(油圧手段、個別検出部)、40 車両センサ部、42 スイッチセンサ、44 ブレーキセンサ、50,120,180,280 ECU(判定手段、禁止手段、固定手段)、112 駆動装置、161 ソレノイドモジュレータ弁、164a〜164i 圧力制御弁(調圧手段)、210a プライマリプーリ(可動要素)、210b セカンダリプーリ(可動要素)、212 ベルト、214 前後進切換装置

Claims (20)

  1. 可動要素へ供給される液圧に応じて作動状態が変化する自動変速機を制御する制御方法であって、
    車両の原動機を始動する始動指令があった後、前記可動要素への供給液圧を検出手段により検出しその検出した液圧に基づき前記検出手段の故障を判定すると共に、故障判定が終了するまで前記車両の走行を禁止することを特徴とする自動変速機の制御方法。
  2. 前記検出手段に故障ありと判定した場合に、前記作動状態を表す変速比を固定することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御方法。
  3. 複数の前記可動要素への供給液圧をそれぞれ個別に検出する複数の個別検出部を有する前記検出手段を用い、前記個別検出部について故障を判定し、
    前記個別検出部に故障ありと判定した場合に、故障ありの前記個別検出部に対応する前記可動要素へ液圧を供給することなく実現される変速比に固定することを特徴とする請求項2に記載に自動変速機の制御方法。
  4. 複数の前記可動要素のうち、前記作動状態を表すレンジとして非走行レンジが実現されるとき並びに前記レンジとして走行レンジが実現されるとき液圧が供給される前記可動要素を主可動要素と規定すると、
    複数の前記可動要素への供給液圧をそれぞれ個別に検出する複数の個別検出部を有する前記検出手段を用い、前記主可動要素への供給液圧を検出する前記個別検出部について故障を判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  5. 複数の前記可動要素のうち、前記レンジとして前記非走行レンジが実現されるとき液圧が供給されず且つ前記レンジとして前記走行レンジが実現されるとき液圧が供給される前記可動要素を副可動要素と規定すると、
    前記車両の乗員により前記レンジを選択するための選択手段において前記非走行レンジが選択されているとき、前記主可動要素だけでなく前記副可動要素へも液圧を供給可能にし、前記主可動要素への供給液圧を検出する前記個別検出部並びに前記副可動要素への供給液圧を検出する前記個別検出部についてそれぞれ故障を判定することを特徴とする請求項4に記載の自動変速機の制御方法。
  6. 前記選択手段において前記非走行レンジが選択され且つ前記車両のブレーキが作動しているとき、前記主可動要素だけでなく前記副可動要素へも液圧を供給可能にすることを特徴とする請求項5に記載の自動変速機の制御方法。
  7. 前記検出手段により検出する前記可動要素への供給液圧は、電磁弁により生成した液圧であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  8. 前記検出手段により検出する前記可動要素への供給液圧は、電磁弁により生成した指令圧に従って圧力制御弁が生成した液圧であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  9. 前記自動変速機は、前記可動要素としての摩擦要素が供給液圧に従って係合又は解放されることにより、前記作動状態を表す変速比が段階的に変化する有段変速機であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  10. 前記自動変速機は、前記可動要素としてのプーリにおけるベルトの巻付径が前記プーリへの供給液圧に従って変化することにより、前記作動状態を表す変速比が無段階に変化する無段変速機であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の自動変速機の制御方法。
  11. 可動要素へ供給される液圧に応じて作動状態が変化する自動変速機を制御する制御装置であって、
    前記可動要素への供給液圧を調圧する調圧手段と、
    前記可動要素への供給液圧を検出する検出手段と、
    前記検出手段が検出した液圧に基づき前記検出手段の故障を判定する判定手段と、
    車両の原動機を始動する始動指令があった後、前記判定手段による故障判定が終了するまで前記車両の走行を禁止する禁止手段と、
    を備えることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  12. 前記判定手段が前記検出手段に故障ありと判定した場合に、前記作動状態を表す変速比を固定する固定手段をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の自動変速機の制御装置。
  13. 前記検出手段は、複数の前記可動要素への供給液圧をそれぞれ個別に検出する複数の個別検出部を有し、
    前記判定手段は、前記個別検出部について故障を判定し、
    前記固定手段は、前記判定手段が前記個別検出部に故障ありと判定した場合に、故障ありの前記個別検出部に対応する前記可動要素へ液圧を供給することなく実現される変速比に固定することを特徴とする請求項12に記載に自動変速機の制御装置。
  14. 複数の前記可動要素のうち、前記作動状態を表すレンジとして非走行レンジが実現されるとき並びに前記レンジとして走行レンジが実現されるとき前記調圧手段から液圧が供給される前記可動要素を主可動要素と規定すると、
    前記検出手段は、複数の前記可動要素への供給液圧をそれぞれ個別に検出する複数の個別検出部を有し、
    前記判定手段は、前記主可動要素への供給液圧を検出する前記個別検出部について故障を判定することを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  15. 前記車両の乗員により前記レンジを選択するための選択手段をさらに備えており、
    複数の前記可動要素のうち、前記レンジとして前記非走行レンジが実現されるとき前記調圧手段から液圧が供給されず且つ前記レンジとして前記走行レンジが実現されるとき前記調圧手段から液圧が供給される前記可動要素を副可動要素と規定すると、
    前記調圧手段は、前記選択手段において前記非走行レンジが選択されているとき、前記主可動要素だけでなく前記副可動要素へも液圧を供給可能であり、
    前記判定手段は、前記主可動要素への供給液圧を検出する前記個別検出部並びに前記副可動要素への供給液圧を検出する前記個別検出部についてそれぞれ故障を判定することを特徴とする請求項14に記載の自動変速機の制御装置。
  16. 前記調圧手段は、前記選択手段において前記非走行レンジが選択され且つ前記車両のブレーキが作動しているとき、前記主可動要素だけでなく前記副可動要素へも液圧を供給可能であることを特徴とする請求項15に記載の自動変速機の制御装置。
  17. 前記調圧手段は、前記可動要素への供給液圧を生成する電磁弁を有することを特徴とする請求項11〜16のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  18. 前記調圧手段は、指令圧を生成する電磁弁並びに前記指令圧に従って前記可動要素への供給液圧を生成する圧力制御弁を有することを特徴とする請求項11〜16のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  19. 前記自動変速機は、前記可動要素としての摩擦要素が供給液圧に従って係合又は解放されることにより、前記作動状態を表す変速比が段階的に変化する有段変速機であることを特徴とする請求項11〜18のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
  20. 前記自動変速機は、前記可動要素としてのプーリにおけるベルトの巻付径が前記プーリへの供給液圧に従って変化することにより、前記作動状態を表す変速比が無段階に変化する無段変速機であることを特徴とする請求項11〜18のいずれか一項に記載の自動変速機の制御装置。
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