JP4274807B2 - 自動変速機制御装置 - Google Patents

自動変速機制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4274807B2
JP4274807B2 JP2003021957A JP2003021957A JP4274807B2 JP 4274807 B2 JP4274807 B2 JP 4274807B2 JP 2003021957 A JP2003021957 A JP 2003021957A JP 2003021957 A JP2003021957 A JP 2003021957A JP 4274807 B2 JP4274807 B2 JP 4274807B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
range
automatic transmission
hydraulic pressure
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003021957A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004232732A (ja
Inventor
文規 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2003021957A priority Critical patent/JP4274807B2/ja
Publication of JP2004232732A publication Critical patent/JP2004232732A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4274807B2 publication Critical patent/JP4274807B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動変速機を搭載した車両においてその変速機のレンジが走行レンジに設定されている場合にはエンジンを始動しないようにすることが知られている。そこで従来、自動変速機のレンジを油圧により切換制御する自動変速機制御装置では、エンジンを始動するに先立ってレンジを特定し、その特定したレンジが非走行レンジである場合にのみエンジンの始動を許可している。
特許文献1には、シフトレバーの操作により駆動されるマニュアル弁の切換位置に基づいてレンジを特定する自動変速機制御装置が開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−32920号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に開示の装置では、自動変速機への印加油圧を調圧する制御弁の入力側にマニュアル弁が設けられているため、制御弁に異常が生じると、マニュアル弁の切換位置に応じた油圧が正しく自動変速機に印加されなくなる。その場合、マニュアル弁の切換位置に基づき特定されるレンジは、印加油圧に従って自動変速機に実際に設定されるレンジと相違してしまう。
本発明の目的は、エンジンを始動するに先立って自動変速機のレンジを正確に特定する自動変速機制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1及び2に記載の自動変速機制御装置によると、ライン圧生成手段はエンジンの始動指令に応答して電動ポンプを駆動するので、エンジンの始動を待たずにライン圧を生成することができる。これにより調圧手段では、摩擦要素に印加する印加液圧をエンジンの始動前においても調圧することができる。また、電子制御ユニットは、吐出圧指令信号を出力してライン圧生成手段の作動を制御するとともに、調圧指令信号を出力して調圧手段の作動を制御する。そして、特定手段では、吐出圧指令信号および調圧指令信号の両方の信号の指令値を電子制御ユニットにより変更することに応じて、調圧手段により調圧されて検出手段により検出される印加液圧、すなわち摩擦要素に実際に印加される液圧に基づきレンジを特定するので、その特定が正確となる。このような請求項1及び2に記載の自動変速機制御装置によれば、エンジンを始動するに先立って自動変速機のレンジを正確に特定することができるので、エンジンの始動の許否について適切な判断が可能となる。
【0006】
また、本発明の請求項1及び2に記載の自動変速機制御装置によると、非走行レンジに対応するシフトポジションが選択手段において選択されている場合に、特定手段は、走行レンジで係合される摩擦要素への印加液圧をその摩擦要素を解放可能な所定圧(以下、解放圧という)に調圧する調圧指令を調圧手段に与える。調圧手段では調圧指令に従って印加液圧を調圧するので、調圧手段が正常であれば、走行レンジで係合される摩擦要素への印加液圧であって検出手段により検出される印加液圧は解放圧に一致する。したがって、その検出される印加液圧が解放圧を示す場合には、自動変速機のレンジが、走行レンジで係合される摩擦要素を解放する非走行レンジであると特定できる。このような請求項1及び2に記載の自動変速機制御装置によれば、エンジンの始動が許可される非走行レンジを正確に特定できる。
【0007】
本発明の請求項に記載の自動変速機制御装置によると、走行レンジで係合される摩擦要素への印加液圧は、走行レンジのうち前進レンジで係合される摩擦要素に印加する前進用印加液圧と、走行レンジのうち後進レンジで係合される摩擦要素に印加する後進用印加液圧とを含む。この構成によると、前進用印加液圧を上記解放圧にする調圧指令を調圧手段に与えたにも拘わらず、検出手段により検出される前進用印加液圧が解放圧を示さない場合には、自動変速機のレンジを前進レンジに設定する異常が調圧手段に発生していると判断できる。また同様に、後進用印加液圧を解放圧にする調圧指令を調圧手段に与えたにも拘わらず、検出手段により検出される後進用印加液圧が解放圧を示さない場合には、レンジを後進レンジに設定する異常が調圧手段に発生していると判断できる。このような請求項に記載の自動変速機制御装置によれば、調圧手段における異常発生箇所を特定し易い。
【0008】
本発明の請求項に記載の自動変速機制御装置によると、調圧手段は、調圧指令に従ってライン圧から印加液圧を生成する電磁弁を有する。この電磁弁によれば、所望の印加液圧を素早く生成できるので、特定手段が調圧手段に調圧指令を与えてからレンジを特定するまでの所要時間を短縮できる。
【0009】
本発明の請求項に記載の自動変速機制御装置によると、調圧手段は、調圧指令に従って指令圧を生成する電磁弁と、指令圧に従ってライン圧から印加液圧を生成する圧力制御弁とを有する。このような電磁弁及び圧力制御弁によれば、所望の印加液圧を比較的素早く生成できるので、特定手段が調圧手段に調圧指令を与えてからレンジを特定するまでの所要時間を短縮できる。
【0010】
本発明の請求項に記載の自動変速機制御装置によると、特定手段は、検出手段により検出される印加液圧が正常圧を示した場合にレンジを特定する。これにより、検出手段の異常に起因するレンジの特定エラーを防止できる。
本発明の請求項に記載の自動変速機制御装置によると、特定手段は、検出手段により検出されるライン圧が正常圧を示した場合にレンジを特定する。これにより、ライン圧生成手段及び検出手段の異常に起因するレンジの特定エラーを防止できる。
【0011】
本発明の請求項に記載の自動変速機制御装置によると、検出手段は、検出したライン圧が異常圧を示した場合に印加液圧を検出する。その結果、例えば、検出される印加液圧が異常圧を示す場合にはライン圧生成手段に異常が発生していると判断でき、また一方、検出される印加液圧が正常圧を示す場合には検出手段に異常が発生していると判断できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。
(第一実施例)
本発明の第一実施例による自動変速機制御装置10を図1に示す。第一実施例の自動変速機制御装置10は自動変速機2と共に車両に搭載され、自動変速機2のレンジ及び変速段を切換制御する。
【0013】
自動変速機2は、クラッチ又はシーブ等の摩擦要素4を複数備えている。複数の摩擦要素4は、それぞれ自動変速機制御装置10から印加される作動油の油圧に応じて係合又は解放される。各摩擦要素4の係合及び解放の組み合わせに従って自動変速機2のレンジ及び変速段が切換わる。自動変速機2のレンジには、大きく分けて走行レンジと非走行レンジの二種類がある。本実施例の自動変速機2では、前進レンジであるドライブレンジ(Dレンジ)と後進レンジであるリバースレンジ(Rレンジ)とが走行レンジとして用意され、ニュートラルレンジ(Nレンジ)とパーキングレンジ(Pレンジ)とが非走行レンジとして用意されている。尚、以下では図1に示すように、Dレンジのみで係合される摩擦要素4を「摩擦要素4a」、Rレンジのみで係合される摩擦要素4を「摩擦要素4c」、Dレンジ及びRレンジの双方で係合される摩擦要素4を「摩擦要素4b」ともいう。自動変速機2の変速段は、Dレンジにおいて複数の段階に切換わる。
【0014】
自動変速機制御装置10は、油圧制御部12、ポジション選択部30、車両センサ部40及び電子制御ユニット(ECU)50から構成されている。
油圧制御部12は、電動ポンプ14、ライン圧センサ16、複数の電磁弁18及び複数の印加油圧センサ20を備えている。
【0015】
電動ポンプ14は連通路22に接続され、図示しないオイルパンから吸入した作動油を連通路22に吐出する。電動ポンプ14は、電気的に接続されたECU50によって駆動を制御される。電動ポンプ14は、ECU50から入力される指令信号に従って吐出圧を調整可能である。本実施例では、電動ポンプ14の吐出圧がライン圧として用いられ、電動ポンプ14がそれ単体でライン圧生成手段を構成している。
【0016】
検出手段を構成するライン圧センサ16は連通路22に配設され、連通路22を伝達されるライン圧を検出する。ライン圧センサ16は、電気的に接続されたECU50により作動を制御され、ライン圧の検出結果を表す信号をECU50に出力する。
【0017】
複数の電磁弁18はそれぞれ、連通路22から分岐する複数の連通路24のいずれかに接続され、対応する連通路24に伝達されるライン圧を元圧にして出力圧を生成する。各電磁弁18はECU50に電気的に接続され、ECU50による通電のオン、オフに従って出力圧を調圧する。自動変速機2の各摩擦要素4は個別の連通路26を介して複数の電磁弁18のいずれかに接続され、対応する連通路26に伝達される電磁弁18の出力圧を印加油圧として印加される。
【0018】
各電磁弁18はECU50により通電をオフされるとき、連通路26の作動油を図示しないドレインに排出することで、摩擦要素4を解放するドレイン圧に印加油圧を調圧する。また、各電磁弁18はECU50により通電をオンされるとき、ドレイン圧より常に高圧となるライン圧に印加油圧を調圧する。ここで、電動ポンプ14の調整により変化するライン圧に調圧される印加油圧は、所定の閾圧を越えるとき摩擦要素4を係合する油圧となり、閾圧を下回るとき摩擦要素4を解放する油圧となる。本実施例では、複数の電磁弁18が共同して調圧手段を構成し、ECU50による各電磁弁18への通電のオン、オフが調圧指令に相当している。尚、以下では図1に示すように、摩擦要素4a、4b、4cへの印加油圧を調圧する電磁弁18をそれぞれ、「電磁弁18a」、「電磁弁18b」、「電磁弁18c」ともいう。
【0019】
検出手段を構成する複数の印加油圧センサ20はそれぞれ、複数の連通路26のいずれかに配設され、対応する連通路26を通じて電磁弁18から摩擦要素4に印加される印加油圧を検出する。各印加油圧センサ20は、電気的に接続されたECU50により作動を制御され、印加油圧の検出結果を表す信号をECU50に出力する。尚、以下では図1に示すように、摩擦要素4a、4b、4cへの印加油圧を検出する印加油圧センサ20をそれぞれ、「印加油圧センサ20a」、「印加油圧センサ20b」、「印加油圧センサ20c」ともいう。
【0020】
選択手段としてのポジション選択部30はシフトレバー32及びポジションセンサ34を備えている。シフトレバー32は車両の運転席に設置され、その定位位置によって、自動変速機2のD、R、N、Pレンジに対応するD、R、N、Pの4つのシフトポジションが選択される。ポジションセンサ34は例えばシフトレバー32の近傍に設けられ、シフトレバー32が操作されることにより選択されたシフトポジションを検出する。ポジションセンサ34は、電気的に接続されたECU50により作動を制御され、シフトポジションの検出結果を表す信号をECU50に出力する。
【0021】
車両センサ部40はスイッチセンサ42及びブレーキセンサ44を備えている。スイッチセンサ42は、運転席に設置された図示しないイグニションスイッチのオン、オフを検出する。ブレーキセンサ44は、運転席に設置された図示しないフットブレーキの踏込状態を検出する。スイッチセンサ42及びブレーキセンサ44は、電気的に接続されたECU50により作動を制御され、それぞれ検出結果を表す信号をECU50に出力する。
【0022】
特定手段としてのECU50は、CPU及び記憶装置を備えたマイクロコンピュータを主体に構成されている。ECU50は、電動ポンプ14、ライン圧センサ16、電磁弁18、印加油圧センサ20、ポジションセンサ34、スイッチセンサ42及びブレーキセンサ44を制御する。また、ECU50は車両のエンジンに電気的に接続され、それによりエンジンの始動を制御する。ECU50による要素14、16、18、20、34、42、44及びエンジンの制御は、ECU50の記憶装置に記憶されている制御プログラムに従って行われる。
【0023】
次に、ECU50が制御プログラムに従って実行する制御処理を図2に示すフローチャートに従って説明する。尚、以下では、イグニションスイッチがオフにされ、エンジン及び電動ポンプ14が停止しているものとして説明する。
まずステップ101では、イグニションスイッチがオン操作されたか否かを、スイッチセンサ42の出力信号に基づき判定する。イグニションスイッチがオン操作された場合、すなわちエンジンの始動指令が入力された場合には、ステップ102に移行する。
【0024】
ステップ102では、フットブレーキが踏み込まれているか否かを、ブレーキセンサ44の出力信号に基づき判定する。フットブレーキが踏み込まれていない場合には、エンジンを始動させることなく処理を終了する。フットブレーキが踏み込まれている場合には、ステップ103に移行する。
【0025】
ステップ103では、Nポジション又はPポジションが選択されているか否かを、ポジションセンサ34の出力信号に基づき判定する。Nポジション及びPポジションのいずれも選択されていない場合には、エンジンを始動させることなく処理を終了する。Nポジション又はPポジションが選択されている場合には、ステップ104に移行する。
【0026】
ステップ104では、電磁弁18a、18b、18cへの通電をオフにする。次にステップ105では、ライン圧センサ16及び印加油圧センサ20a、20b、20cの作動をオフにするための指令信号を各センサ16、20a、20b、20cに入力する。続いて、各センサ16、20a、20b、20cから信号が出力されているか否かを判定する。センサ16、20a、20b、20cのいずれかから信号が出力されている場合には、その信号を出力するセンサ16、20a、20b、20cに異常が発生していると判断し、エンジンを始動させることなく処理を終了する。センサ16、20a、20b、20cのいずれからも信号が出力されていない場合には、ステップ107に移行する。
【0027】
ステップ106では、電動ポンプ14を始動するための指令信号を電動ポンプ14に入力する。さらに、電動ポンプ14の吐出圧であるライン圧を上述した閾圧より低く調整するための調整指令信号を電動ポンプ14に入力する。ライン圧を閾圧より低く調整することで、各摩擦要素4の係合が防止される。
【0028】
次にステップ107では、ライン圧センサ16の作動をオンするための指令信号をライン圧センサ16に入力する。続いて、ライン圧センサ16により検出されたライン圧が電動ポンプ14への上記調整指令信号に従う正常圧であるか、正常圧でない異常圧であるかを、ライン圧センサ16の出力信号に基づき判定する。検出されたライン圧が異常圧を示す場合には、電動ポンプ14乃至はライン圧センサ16に異常が発生していると判断してステップ108に移行し、異常箇所特定処理を実行する。検出されたライン圧が正常圧を示す場合には、電動ポンプ14及びライン圧センサ16が共に正常であると判断してステップ109に移行し、レンジ特定処理を実行する。
【0029】
ここで、ステップ108における異常箇所特定処理について図3に示すフローチャートに従って説明する。
まずステップ201では、電磁弁18a、18b、18cへの通電をオンにする。
【0030】
次にステップ202では、印加油圧センサ20a、20b、20cの作動をオンにするための指令信号を各センサ20a、20b、20cに入力する。続いて、各印加油圧センサ20a、20b、20cで検出された印加油圧が電動ポンプ14への上記調整指令信号に従う正常なライン圧(以下、単に「正常圧」という)であるか、正常圧でない異常圧であるかを、センサ20a、20b、20cの出力信号に基づき判定する。印加油圧センサ20a、20b、20cで検出された印加油圧が全て正常圧を示す場合(Α)には、ライン圧センサ16に異常が発生していると判断する。印加油圧センサ20a、20b、20cのうち二つのセンサで検出された印加油圧が正常圧を示し、残りの一つのセンサで検出された印加油圧が異常圧を示す場合(Β)には、ライン圧センサ16と、その異常圧に対応する電磁弁18a、18b、18c乃至は印加油圧センサ20a、20b、20cとに異常が発生していると判断する。印加油圧センサ20a、20b、20cのうち二つのセンサで検出された印加油圧が異常圧を示し、残りの一つのセンサで検出された印加油圧が正常圧を示す場合(Γ)には、電動ポンプ14と、その正常圧に対応する電磁弁18a、18b、18c乃至は印加油圧センサ20a、20b、20cとに異常が発生していると判断する。印加油圧センサ20a、20b、20cで検出された印加油圧が全て異常圧を示す場合(Δ)には、電動ポンプ14に異常が発生していると判断する。以上、いずれの場合(Α)、(Β)、(Γ)、(Δ)にも、エンジンを始動させることなく処理を終了する。
【0031】
次に、ステップ109におけるレンジ特定処理について図4に示すフローチャートに従って説明する。
まずステップ301では、電磁弁18a、18b、18cへの通電をオンにする。
【0032】
次にステップ302では、印加油圧センサ20a、20b、20cの作動をオンにするための指令信号を各センサ20a、20b、20cに入力する。続いて、各印加油圧センサ20a、20b、20cで検出された印加油圧が電動ポンプ14への上記調整指令信号に従う正常なライン圧(以下、単に「正常圧」という)であるか、正常圧でない異常圧であるかを、センサ20a、20b、20cの出力信号に基づき判定する。印加油圧センサ20a、20b、20cで検出された印加油圧のいずれかが異常圧を示す場合には、その異常圧の印加油圧に対応する電磁弁18a、18b、18c乃至は印加油圧センサ20a、20b、20cに異常が発生していると判断し、エンジンを始動させることなく処理を終了する。印加油圧センサ20a、20b、20cで検出された印加油圧が全て正常圧を示す場合には、印加油圧センサ20a、20b、20cが正常であると共に現時点において電磁弁18a、18b、18cが正常であると判断し、ステップ303に移行する。
ステップ303では、電動ポンプ14の吐出圧であるライン圧を閾圧より高く調整するための調整指令信号を電動ポンプ14に入力する。これにより、各摩擦要素4a,4b,4cが係合される。
【0033】
次にステップ304では、Dレンジでの係合摩擦要素4a、4bに対応する電磁弁18a、18b(以下、「Dレンジ用電磁弁18a、18b」という)への通電をオフにする。この時点でDレンジ用電磁弁18a、18bが正常であれば、摩擦要素4a、4bへの印加油圧がライン圧からドレイン圧に変圧される。
【0034】
続いてステップ305では、Dレンジでの係合摩擦要素4a、4bに対応する印加油圧センサ20a、20b(以下、「Dレンジ用印加油圧センサ20a、20b」という)の出力信号に基づいて、各Dレンジ用印加油圧センサ20a、20bで検出された印加油圧がドレイン圧であるか否かを判定する。Dレンジ用印加油圧センサ20a、20bで検出された印加油圧の双方がドレイン圧でなく、ライン圧のままである場合(α)は、Dレンジ用電磁弁18a、18bの異常により摩擦要素4a、4bが係合するDレンジに自動変速機2のレンジが設定されていると判断し、エンジンを始動させることなく処理を終了する。Dレンジ用印加油圧センサ20a、20bで検出された印加油圧の一方がドレイン圧でない場合(β)には、そのドレイン圧でない油圧を生成したDレンジ用電磁弁18a、18bに異常が発生していると判断し、エンジンを始動させることなく処理を終了する。Dレンジ用印加油圧センサ20a、20bで検出された印加油圧の双方がドレイン圧である場合(γ)には、摩擦要素4a、4bが解放されて自動変速機2のレンジがDレンジにないと判断し、ステップ306に移行する。このように本実施例では、印加油圧センサ20a、20bで検出される印加油圧が前進用印加油圧に相当している。
【0035】
ステップ306では、Rレンジでの係合摩擦要素4b、4cに対応する電磁弁18c、18c(以下、「Rレンジ用電磁弁18b、18c」という)への通電をオフにする。この時点でRレンジ用電磁弁18b、18cが正常であれば、摩擦要素4b、4cへの印加油圧はライン圧からドレイン圧に変圧される。
【0036】
続いてステップ307では、Rレンジでの係合摩擦要素4b、4cに対応する印加油圧センサ20b、20c(以下、「Rレンジ用印加油圧センサ20b、20c」という)の出力信号に基づいて、各Rレンジ用印加油圧センサ20b、20cで検出された印加油圧がドレイン圧であるか否かを判定する。Rレンジ用印加油圧センサ20b、20cで検出された印加油圧の双方がドレイン圧でなく、ライン圧のままである場合(δ)は、Rレンジ用電磁弁18b、18cの異常により摩擦要素4b、4cが係合するRレンジに自動変速機2のレンジが設定されていると判断し、エンジンを始動させることなく処理を終了する。Rレンジ用印加油圧センサ20b、20cで検出された印加油圧の一方がドレイン圧でない場合(ε)には、そのドレイン圧でない油圧を生成したRレンジ用電磁弁18b、18cに異常が発生していると判断し、エンジンを始動させることなく処理を終了する。Rレンジ用印加油圧センサ20b、20cで検出された印加油圧の双方がドレイン圧である場合(ζ)には、摩擦要素4b、4cが解放されて自動変速機2のレンジがRレンジにないと判断し、ステップ308に移行する。このように本実施例では、印加油圧センサ20b、20cで検出される印加油圧が後進用印加油圧に相当している。
【0037】
上記ステップ305及びステップ307において自動変速機2の設定レンジが走行レンジでない、すなわちレンジが非走行レンジであることが特定された場合に移行するステップ308では、エンジンの始動を許可する。これによりエンジンが始動され、処理が終了する。さらにこの後、Dレンジにおける変速段の切換制御等の他の処理が制御プログラムに従って実行される。
【0038】
以上説明したように自動変速機制御装置10では、イグニションスイッチのオン操作に応答して電動ポンプ14を駆動し、ライン圧を生成している。そのため、エンジンを始動する前であっても、各電磁弁18により各摩擦要素4への印加油圧を調圧し、かかる印加油圧に基づいて自動変速機2のレンジを特定することが可能となっている。しかも、そのレンジの特定は、各印加油圧センサ20で検出した実際の印加油圧に基づいて行っているため、正確となる。したがって、レンジの特定結果に基づくエンジン始動の許否判断を適切に行うことができる。
【0039】
また、自動変速機制御装置10では、電動ポンプ14、ライン圧センサ16及び印加油圧センサ20a、20b、20cがいずれも正常であることを確認した後、レンジ特定処理のステップ305及びステップ307においてレンジを特定している。そのため、それら要素14、16、20a、20b、20cの異常に起因するレンジの特定エラーを防止できる。
【0040】
さらに自動変速機制御装置10では、摩擦要素4への印加油圧の調圧に電磁弁18を用いているので、ECU50により電磁弁18への通電がオン、オフされるのに応答して印加油圧を素早く調圧できる。したがって、イグニッションスイッチがオンされてからレンジが特定されるまでの時間を短縮できる。
またさらに自動変速機制御装置10では、上述したステップ105、107、202、302、305、307を実行することにより異常の発生箇所を細かく特定できるので、異常発生時の修理が容易となる。
【0041】
加えて自動変速機制御装置10では、エンジンの始動後に上記変速段の切換制御を実施するに際し、摩擦要素4への印加油圧を印加油圧センサ20により検出することで、その検出結果を考慮した緻密な制御が可能となる。すなわち、印加油圧センサ20を自動変速機2の変速制御にも利用することができる。
【0042】
(第二実施例)
本発明の第二実施例による自動変速機制御装置を図5に示す。第一実施例と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
第二実施例の自動変速機制御装置60では、連通路22から分岐する連通路68にソレノイドモジュレータバルブ69が設けられている。ソレノイドモジュレータバルブ69はECU50に電気的に接続され、ECU50から入力される指令信号に従って連通路68への伝達ライン圧に調圧処理を施すことで、モジュレート圧を生成する。生成されたモジュレート圧は連通路68のソレノイドモジュレータバルブ69より下流側に伝達され、連通路68から分岐する複数の連通路24を通じて各電磁弁34に入力される。各電磁弁18は、対応する連通路24に伝達されるモジュレート圧を元圧にして出力圧を調圧する。
【0043】
連通路22から分岐する複数の連通路62にはそれぞれ圧力制御弁64が接続されている。各圧力制御弁64は、対応する連通路62に伝達されるライン圧を元圧にして出力圧を生成する。また、各圧力制御弁64は個別の連通路66を介して複数の電磁弁18のいずれかに接続されている。各圧力制御弁64は、対応する連通路66に伝達される電磁弁18の出力圧を指令圧として印加され、その指令圧に従って出力圧を調圧する。自動変速機2の各摩擦要素4は個別の連通路26を介して複数の圧力制御弁64のいずれかに接続され、対応する連通路26に伝達される圧力制御弁64の出力圧を印加油圧として印加される。各印加油圧センサ20は、対応する連通路26を通じて圧力制御弁64から摩擦要素4に印加される印加油圧を検出する。
【0044】
各電磁弁18はECU50により通電をオフされるとき、対応する圧力制御弁64が印加油圧をドレイン圧に調圧するように指令圧を調圧する。また、各電磁弁18はECU50により通電をオンされるとき、対応する圧力制御弁64が印加油圧をライン圧に調圧するように指令圧を調圧する。本実施例では、ソレノイドモジュレータバルブ69、複数の圧力制御弁64及び複数の電磁弁18が共同して調圧手段を構成し、ECU50による各電磁弁18への通電のオン、オフが調圧指令に相当する。尚、以下では図5に示すように、摩擦要素4a、4b、4cへの印加油圧を調圧する圧力制御弁64をそれぞれ、「圧力制御弁64a」、「圧力制御弁64b」、「圧力制御弁64c」ともいう。
【0045】
このような自動変速機制御装置60では、ECU50による制御処理のステップ202及び302において「電磁弁18a、18b、18c」を「圧力制御弁64a、64b、64c乃至は電磁弁18a、18b、18c」と読み替えた異常判断、ステップ305において「電磁弁18a、18b」を「圧力制御弁64a、64b乃至は電磁弁18a、18b」と読み替えた異常判断、ステップ307において「18b、18c」を「圧力制御弁64b、64c乃至は電磁弁18b、18c」と読み替えた異常判断がそれぞれ為される。それらの判断により、異常の発生箇所が細かく特定される。
【0046】
また、自動変速機制御装置60では、摩擦要素4への印加油圧の調圧に電磁弁18及び圧力制御弁64を用いているので、ECU50により電磁弁18への通電がオン、オフされるのに応答して印加油圧を比較的素早く調圧できる。したがって、イグニッションスイッチがオンされてからレンジが特定されるまでの時間を短縮できる。
【0047】
(第三実施例)
本発明の第三実施例による自動変速機制御装置を図6に示す。第一実施例と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
第三実施例の自動変速機制御装置80では、電動ポンプ14の吐出圧が不変となっていると共に、電動ポンプ14の吐出圧を利用してライン圧を生成するライン圧制御部82が連通路22に設けられている。ライン圧制御部82は、ECU50に電気的に接続された電磁弁84を有している。ライン圧制御部82はECU50から電磁弁84に入力される指令信号に従って、連通路22を伝達される電動ポンプ14の吐出圧に調圧処理を施すことで、ライン圧を生成する。生成されたライン圧は連通路22のライン圧制御部82より下流側に伝達され、複数の連通路24を通じて各電磁弁34に入力される。本実施例では、電動ポンプ14及びライン圧制御部82が共同してライン圧生成手段を構成している。
【0048】
このような自動変速機制御装置80では、ECU50による制御処理のステップ106及びステップ303において、ライン圧を調整するための調整指令信号を電動ポンプ14ではなく、ライン圧制御部82の電磁弁84に入力する。これにより、第一実施例と同様の効果が得られる。尚、以上説明した第三実施例の特徴的構成を第二実施例に適用してもよい。
【0049】
以上、本発明の複数の実施例について説明したが、シフトレバー32の操作に従って駆動されるマニュアル弁を選択手段として油圧制御部12の連通路22等に設置するようにしてもよい。
また、前進レンジとしては、Dレンジに加えてローレンジ(Lレンジ)や2速レンジ(2レンジ)を含むように構成してもよい。さらに、Dレンジ及びRレンジの各々で係合される摩擦要素4の個数については自動変速機2の仕様に応じて適宜設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例による自動変速機制御装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一実施例によるECUが制御プログラムに従って実行する制御処理を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップ108において実行される異常箇所特定処理を示すフローチャートである。
【図4】図2のステップ109において実行されるレンジ特定処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第二実施例による自動変速機制御装置を示すブロック図である。
【図6】本発明の第三実施例による自動変速機制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 自動変速機
4、4a、4b、4c 摩擦要素
10、60、80 自動変速機制御装置
12 油圧制御部
14 電動ポンプ(ライン圧生成手段)
16 ライン圧センサ(検出手段)
18、18a、18b、18c 電磁弁(調圧手段)
20、20a、20b、20c 印加油圧センサ(検出手段)
30 ポジション選択部(選択手段)
32 シフトレバー
34 ポジションセンサ
40 車両センサ部
42 スイッチセンサ
44 ブレーキセンサ
64、64a、64b、64c 圧力制御弁(調圧手段)
69 ソレノイドモジュレータバルブ(調圧手段)
82 ライン圧制御部(ライン圧生成手段)
84 電磁弁

Claims (10)

  1. 車両に搭載され、自動変速機の複数の摩擦要素に作動流体の液圧を印加して前記自動変速機のレンジを切換制御する自動変速機制御装置であって、
    電動ポンプを有し、前記車両のエンジンの始動指令に応答して前記電動ポンプを駆動してライン圧を生成するライン圧生成手段と、
    前記ライン圧を元圧にして、前記摩擦要素に印加する印加液圧を調圧する調圧手段と、
    前記印加液圧を検出する検出手段と、
    吐出圧指令信号を出力して前記ライン圧生成手段の作動を制御するとともに、調圧指令信号を出力して前記調圧手段の作動を制御する電子制御ユニットと、
    前記吐出圧指令信号および前記調圧指令信号の両方の信号の指令値を前記電子制御ユニットにより変更することに応じて、前記検出手段により検出される前記印加液圧に基づき、前記レンジが走行レンジであるか否かを特定する特定手段と、
    前記レンジに対応するシフトポジションが選択される選択手段とを備え、
    前記調圧手段は、調圧指令に従って前記印加液圧を調圧し、
    前記レンジのうち非走行レンジに対応する前記シフトポジションが前記選択手段において選択されている場合に、前記特定手段は、前記レンジのうち走行レンジで係合される前記摩擦要素への前記印加液圧をその摩擦要素を解放可能な所定圧に調圧する前記調圧指令を前記調圧手段に与えた後、前記走行レンジで係合される前記摩擦要素への前記印加液圧であって前記検出手段により検出される前記印加液圧が解放圧でない場合には、前記レンジが走行レンジであると特定することを特徴とする自動変速機制御装置。
  2. 前記特定手段は、前記レンジが非走行レンジであると特定した場合に前記エンジンの始動を許可することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機制御装置。
  3. 前記走行レンジは、前進レンジと後進レンジとを含み、
    前記走行レンジで係合される前記摩擦要素への前記印加液圧は、前記前進レンジで係合される前記摩擦要素に印加する前進用印加液圧と、前記後進レンジで係合される前記摩擦要素に印加する後進用印加液圧とを含むことを特徴とする請求項に記載の自動変速機制御装置。
  4. 前記調圧手段は、前記調圧指令に従って前記ライン圧から前記印加液圧を生成する電磁弁を有することを特徴とする請求項又はに記載の自動変速機制御装置。
  5. 前記調圧手段は、前記調圧指令に従って指令圧を生成する電磁弁と、
    前記指令圧に従って前記ライン圧から前記印加液圧を生成する圧力制御弁とを有することを特徴とする請求項又はに記載の自動変速機制御装置。
  6. 前記特定手段は、前記検出手段により検出される前記印加液圧が正常圧を示した場合に前記レンジを特定することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の自動変速機制御装置。
  7. 前記検出手段はさらに前記ライン圧を検出し、
    前記特定手段は、前記検出手段により検出される前記ライン圧が正常圧を示した場合に前記レンジを特定することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の自動変速機制御装置。
  8. 前記検出手段は、検出した前記ライン圧が異常圧を示した場合に前記印加液圧を検出することを特徴とする請求項に記載の自動変速機制御装置。
  9. 前記ライン圧を所定の閾圧より低くして前記複数の摩擦要素の係合を防止するよう前記電子制御ユニットが前記吐出圧指令信号を出力し、その後、前記検出手段により検出される前記印加液圧が正常圧であるか否かを判定し、正常圧でないと判定した場合には前記特定手段による特定ができない異常状態であると推定し、前記エンジンの始動を禁止することを特徴とする請求項に記載の自動変速機制御装置。
  10. 前記電子制御ユニットは、前記複数の摩擦要素の全てに液圧を印加するよう前記調圧指令信号を出力した後、前記複数の摩擦要素のうち走行用レンジで係合される走行用摩擦要素への前記印加液圧が前記走行用摩擦要素を解放可能な所定圧に調圧する前記調圧指令信号を出力し、
    その後、前記特定手段は、前記検出手段により検出される前記走行用摩擦要素に対応する前記印加液圧が前記解放可能な所定圧になっていない場合に、前記レンジが走行レンジであると特定し、
    前記特定手段により前記走行レンジが特定された場合には前記エンジンの始動を禁止することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の自動変速機制御装置
JP2003021957A 2003-01-30 2003-01-30 自動変速機制御装置 Expired - Fee Related JP4274807B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003021957A JP4274807B2 (ja) 2003-01-30 2003-01-30 自動変速機制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003021957A JP4274807B2 (ja) 2003-01-30 2003-01-30 自動変速機制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004232732A JP2004232732A (ja) 2004-08-19
JP4274807B2 true JP4274807B2 (ja) 2009-06-10

Family

ID=32951160

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003021957A Expired - Fee Related JP4274807B2 (ja) 2003-01-30 2003-01-30 自動変速機制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4274807B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4831187B2 (ja) 2009-03-05 2011-12-07 トヨタ自動車株式会社 自動変速機の異常検出装置
JP2010209978A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Aisin Seiki Co Ltd 油圧制御装置
JP5909561B2 (ja) 2012-11-06 2016-04-26 本田技研工業株式会社 故障検知装置及びハイブリッド車両
JP2015075163A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 トヨタ自動車株式会社 シフトレンジ検出装置、及びエンジン始動制御装置
JP6296066B2 (ja) 2016-01-08 2018-03-20 マツダ株式会社 自動変速機のレンジ判定装置
KR102442673B1 (ko) * 2020-10-06 2022-09-08 현대트랜시스 주식회사 차량용 시프트 바이 와이어 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004232732A (ja) 2004-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3381739B1 (en) Electric-vehicle control device and control method
US7108633B2 (en) Control apparatus for automatic transmission
JP2009203995A (ja) 自動変速機搭載車のシフトバイワイヤ故障時制御装置
US9026328B2 (en) Automatic transmission and starting time control method
JP4274807B2 (ja) 自動変速機制御装置
US11326689B2 (en) Shifter abnormality diagnosis device and shifter abnormality diagnosis method
JP4305179B2 (ja) 自動変速機の制御方法並びに制御装置
KR101063668B1 (ko) 자동차의 제동 제어 시스템 및 방법
KR20040091304A (ko) 자동 변속기의 오일 드레인 제어장치 및 방법
JP2005351426A (ja) 自動変速機制御装置
CN114096746B (zh) 车辆的控制装置及车辆的控制方法
EP2394076B1 (en) Control apparatus and control method for automatic transmission
KR100384007B1 (ko) 차량용 자동 변속기의 변속 제어 장치 및 그 방법
US20110246037A1 (en) Hydraulic control apparatus for lockup clutch
JP3652650B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP4396247B2 (ja) ベルト式無段変速機の油圧制御装置
JP4853115B2 (ja) 作業車両の走行変速装置
US7134983B2 (en) Shift control method of automatic transmission for vehicles
KR100705986B1 (ko) 자동변속기의 변속 제어장치 및 방법
KR101114459B1 (ko) 자동변속기용 파워 오프 다운 시프트 제어방법
KR101955346B1 (ko) 자동 변속기의 학습 제어 장치 및 방법
JPH0510431A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH08233089A (ja) 車両用油圧作動式変速機の油圧制御装置
KR100598802B1 (ko) 자동 변속기 차량의 매뉴얼 변속시 변속 제어방법
JP2539007B2 (ja) 自動変速機のライン圧制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080303

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080317

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090126

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090303

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120313

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130313

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140313

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees