JP2005194738A - アンカーの緊張装置 - Google Patents

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JP2005194738A JP2004000560A JP2004000560A JP2005194738A JP 2005194738 A JP2005194738 A JP 2005194738A JP 2004000560 A JP2004000560 A JP 2004000560A JP 2004000560 A JP2004000560 A JP 2004000560A JP 2005194738 A JP2005194738 A JP 2005194738A
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Abstract

【課題】抑え盤4とアンカーへッド7の間に弾性抵抗体6を配置するという簡単な構成によって、緊張試験時と、緊張定着時のクサビの動作を区別して行わせることができる。
【解決手段】アンカーケーブル3の地上の露出端を把持してアンカーケーブル3に緊張を与える緊張用シリンダ1と、定着用クサビ5をアンカーへッド7の円錐孔に挿入するための定着用シリンダ2とより構成する。定着用シリンダ2と、アンカーへッド7の間には、クサビ抑え盤4を配置する。この抑え盤4にはアンカーケーブル3の貫通孔を貫通させ、抑え盤4とアンカーへッド7の間には、弾性材料で構成した抵抗体を配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アンカーの緊張装置に関するものである。
地盤にアンカーを定着するには、耐荷体とアンカーケーブルを地中のアンカー孔内に挿入してアンカー孔にグラウト材を注入する。
グラウト材の硬化後にアンカーケーブルを緊張、開放を繰り返して緊張試験を行い、その後にアンカーケーブルに所定の緊張力を与えて定着する。
アンカーケーブルは、その周囲から複数に分割したクサビによって把持することによって定着する構造である。
そのために、緊張試験中にアンカーケーブルの緊張を緩めた場合に、アンカーケーブルが地盤側に戻ると、その周囲に位置する分割クサビも地盤側に移動して、円錐状のクサビ座に侵入してアンカーケーブルを周囲から強固に把持してしまう可能性がある。
そのように試験の途中でアンカーケーブルがクサビで把持されてしまうと、完全な試験を行うことができない。
そのような試験の途中でのクサビによる把持を避けるために、図に示すように、地盤側の定着シリンダの端とアンカーへッドの間に側面からシャッタを挿入する構成が採用されている。
このように、シャッタが側面から挿入されてアンカーへッドの面に位置している限り、定着クサビがアンカーへッドの円錐孔内に侵入することができない。
そのために、緊張と解放の作業を繰り返しても、アンカーケーブルがアンカーへッドに定着してしまうことがない。
特開2001−73366号公報。
本発明は、上記したような従来の発明とは別の構成によって、アンカーケーブルの定着前に緊張、開放を繰り返す試験において、途中でアンカーケーブルを把持してしまうことがない、アンカーの緊張装置を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明のアンカーの緊張装置は、アンカーケーブルの地上の露出端を把持してアンカーケーブルに緊張を与える緊張用シリンダと、定着用クサビをアンカーへッドの円錐孔に挿入するための定着用シリンダとよりなり、定着用シリンダと、アンカーへッドの間には、クサビ抑え盤を配置し、この抑え盤にはアンカーケーブルの貫通孔を貫通させ、抑え盤とアンカーへッドの間には、弾性材料で構成した抵抗体を配置して構成した、アンカーの緊張装置を特徴としたものである。
本発明のアンカーの緊張装置は以上説明したようになるから、抑え盤とアンカーへッドの間に弾性抵抗体を配置するという簡単な構成によって、緊張試験時と、緊張定着時のクサビの動作を区別して行わせることができる。
本発明を実施するための最良の形態は、アンカーケーブルの地上の露出端を把持してアンカーケーブルに緊張を与える緊張用シリンダと、定着用クサビをアンカーへッドの円錐孔に挿入するための定着用シリンダとよりなり、定着用シリンダと、アンカーへッドの間には、クサビ抑え盤を配置し、この抑え盤にはアンカーケーブルの貫通孔を貫通させ、抑え盤とアンカーへッドの間には、弾性材料で構成した抵抗体を配置して構成した、アンカーの緊張装置である。
以下図面を参照しながら本発明のアンカーの緊張装置の実施例について説明する。
<1>緊張用シリンダ。
アンカーケーブル3の定着にはセンターホールジャッキを使用する。
このセンターホールジャッキは、油圧で伸縮する緊張用シリンダ1の部分と、定着用シリンダ2部分によって構成する。実際には両シリンダ部分は一体のピストンによって構成することができるが、説明上から2部分に分けて記述する。
緊張用シリンダ1部分は、プーリングヘッド11を地盤から離れる方向へ押し出すためのジャッキである。
このプーリングヘッド11はアンカーケーブル3の貫通する貫通孔を開口してあり、クサビ12によってアンカーケーブル3を周囲から把持して拘束する円盤体である。
<2>定着用シリンダ2。
定着用シリンダ2部分は、緊張用シリンダ1とは反対に地盤側に向けて伸縮する。
地盤側へ伸張した場合には、後述する抑え盤4を地盤側へ押し出すことができる。
<3>抑え盤4。
定着用シリンダ2と、アンカーへッド7の間には、クサビ抑え盤4を配置する。
この抑え盤4には貫通孔を開口し、貫通孔にはアンカーケーブル3を貫通させる。
さらにこの抑え盤4にはクサビに対応した位置に、アンカーへッド7側に向けて、抑え筒41を突設する。
この抑え筒41は内部にアンカーケーブル3を貫通させた筒体である。
そして抑え筒41の外径は定着用クサビ5の外径に近い寸法を備えており、抑え筒41の移動によって、定着用クサビ5をアンカーへッド7側に押し出すことができる。
<4>弾性抵抗体6。
抑え盤4とアンカーへッド7の間には、弾性材料で構成した抵抗体6を配置する。この抵抗体6は、内部に円錐孔を開設し、円錐孔の内部には定着用クサビ5を収納してある。
そしてこの弾性抵抗体6は、一定の抵抗力を備えている必要がある。
すなわち、緊張試験中にはアンカーケーブル3がアンカーへッド7に定着することなく、緊張試験が終了して定着する時にはアンカーケーブル3をアンカーへッド7に定着させることができる程度の抵抗力である。
まず、繰り返し緊張試験において、アンカーケーブル3への緊張力を解除した場合に、伸張していたアンカーケーブル3が短縮して地盤内の耐荷体8側に戻る。
このアンカーケーブル3の短縮時に、定着用クサビ5も同時に引き戻され、アンカーへッドの円錐孔内に引き入れられてしまい、試験中であるのにアンカーケーブル3がアンカーへッド7に定着してしまう可能性がある。
弾性抵抗体6は、そのようなアンカーケーブル3の短縮時にクサビ5の移動に抵抗してクサビ5をアンカーへッド7の円錐孔内へ移動させることがないだけの抵抗力を備えている必要がある。
一方、アンカーケーブル3の定着時には、定着用クサビ5をアンカーへッド7の円錐孔の内部に押し込む必要がある。
その場合には定着用シリンダ2が弾性抵抗体6を加圧力するので、その圧力によって弾性抵抗体6は変形して、定着用クサビ5をアンカーへッド7の円錐孔内へ移動させることが出来なければならない。
すなわち、弾性抵抗体6は、上記の程度の抵抗力の上限と下限を備えた弾性材によって構成するものである。
<5>試験過程。
次に試験過程について説明する。
まず一端を地中の耐荷体8に固定したアンカーケーブル3の他端を、アンカーへッド7の貫通孔、弾性抵抗体6とその円錐孔に位置する定着用クサビ5、抑え盤4の貫通孔、プーリングヘッド11の貫通孔を通してプーリングヘッド11の開放側に引き出す。
そしてアンカーケーブル3のたわみを除去しておき、緊張用シリンダ1を伸張する。
すると、プーリングヘッド11のクサビ12で固定された全部のアンカーケーブル3が、耐荷体8から離れる方向に引っ張られる。
この際に、設計荷重の10%で30分間、引張力を与え、その後、引っ張り力を開放する。
次に設計荷重の50%の引張力を与えて、その後開放する、といった動作を繰り返して緊張試験を行う。
<6>定着用クサビ5の作動。
試験過程において、アンカーケーブル3に与えた引張力を開放すると、アンカーケーブル3は耐荷体8側へ戻る動作をする。
この動作によって定着用クサビ5がアンカーへッド7の円錐孔内へ引き込まれる可能性があるが、クサビの周囲には弾性抵抗体6が位置している。
そしてこの抵抗体は、アンカーケーブル3の戻り時には抵抗してクサビをアンカーへッド7の円錐孔内へ移動させることない強度を備えている。
そのために、この抵抗体6の円錐孔が障害となって、定着用クサビ5はアンカーへッド7側に移動することができない。
その結果、試験中にアンカーケーブル3がアンカーへッド7へ定着してしまうことを阻止することができる。
<7>定着時。
緊張試験が終わったらアンカーケーブル3をアンカーへッド7へ定着しなければならない。
そのために定着用シリンダ2をアンカーへッド7側に向けて伸張する。同時に一体の緊張用シリンダ1もアンカーへッド7側に向けて移動する。
定着用シリンダ2のアンカーへッド7側への伸張によって抑え盤4がアンカーへッド7側に移動する。その結果、抑え筒41が定着用クサビ5をアンカーへッド7の円錐孔内へ押し込む。
その際に、抑え筒41とアンカーへッド7の間に弾性抵抗体6が位置している。しかし前記したようにこの抵抗体6は、定着用シリンダ2の加圧力によって変形して、クサビをアンカーへッド7の円錐孔内へ移動させる程度の弾性を備えている。
したがって抑え筒41の加圧によって抵抗体6は変形して定着用クサビ5の移動を許容し、定着用クサビ5は抵抗体6を押しのけてアンカーへッド7の円錐孔内に移動する。
その結果、アンカーケーブル3はその周囲を定着用クサビ5で強固に把持されて、アンカーへッド7の位置で定着される。
このときに、抑え盤4の側面に溝42を形成しておき、シリンダの定着架台に開口した窓から、溝42にストッパー板などを挿入すれば、窓によって移動が拘束されたストッパー板を介して溝42の移動が阻止される。そのために、定着用シリンダ2の押し付け力を緩めた場合にも定着用クサビ5が戻ってしまう現象を阻止でき、より安定した定着状態を維持できる。
本発明のアンカーの緊張装置の実施例の説明図 緊張試験の状態の実施例の説明図 アンカーを定着する状態の実施例の説明図 アンカーの緊張状態の全体の説明図
符号の説明
1:緊張用シリンダ1
2:定着用シリンダ2
3:アンカーケーブル3
4:抑え盤4
5:定着用クサビ5
6:弾性抵抗体6
7:アンカーへッド7

Claims (2)

  1. アンカーケーブルの地上の露出端を把持してアンカーケーブルに緊張を与える緊張用シリンダと、
    定着用クサビをアンカーへッドの円錐孔に挿入するための定着用シリンダとよりなり、
    定着用シリンダと、アンカーへッドの間には、クサビ抑え盤を配置し、
    この抑え盤にはアンカーケーブルの貫通孔を貫通させ、
    抑え盤とアンカーへッドの間には、弾性材料で構成した抵抗体を配置して構成した、
    アンカーの緊張装置
  2. 弾性抵抗体は、
    アンカーケーブルの戻り時には抵抗してクサビをアンカーへッドの円錐孔内へ移動させることなく、
    定着用シリンダの加圧力によって変形して、クサビをアンカーへッドの円錐孔内へ移動させる程度の弾性を備えた弾性材によって構成した、
    請求項1記載の、アンカーの緊張装置
JP2004000560A 2004-01-05 2004-01-05 アンカーの緊張装置 Pending JP2005194738A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100761249B1 (ko) 2006-04-05 2007-09-27 홍익산업 주식회사 부유식 해상구조물용 앵커의 프리텐션닝 장치 및프리텐션닝 방법
KR101213678B1 (ko) 2010-06-17 2012-12-18 김정열 앵커정착장치
KR101214527B1 (ko) * 2011-12-28 2012-12-24 삼진스틸산업(주) 다용도 강연선 인장잭

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