JPS5950826B2 - Pc鋼線緊張定着方法 - Google Patents

Pc鋼線緊張定着方法

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JPS5950826B2
JPS5950826B2 JP4080780A JP4080780A JPS5950826B2 JP S5950826 B2 JPS5950826 B2 JP S5950826B2 JP 4080780 A JP4080780 A JP 4080780A JP 4080780 A JP4080780 A JP 4080780A JP S5950826 B2 JPS5950826 B2 JP S5950826B2
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JP
Japan
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steel wire
tension
cone
perforated cone
wedge
Prior art date
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Expired
Application number
JP4080780A
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English (en)
Other versions
JPS56139361A (en
Inventor
亮平 黒沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurosawa Construction Co Ltd
Original Assignee
Kurosawa Construction Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kurosawa Construction Co Ltd filed Critical Kurosawa Construction Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプレストレストコンクリート構造物におけるP
C鋼線緊張定着方法に関する。
一般にプレストレストコンクリート構造物におけるPC
鋼線の緊張及び端部定着には、テーパー状の楔嵌入部を
有するPC鋼線挿通孔を多数貫通開口させた穴あきコー
ンを使用し、そのPC鋼線挿通孔にPC鋼線を貫通させ
て先端を油圧ジヤツキをもって引張し、そのジヤツキに
よる引張力解除時におけるPC鋼線の戻りによって楔を
楔嵌入部に引き込ませ、これによってPC鋼線の端部を
挟持定着する型式のものが多く使用されている。
しかし、この種の緊張及び端部定着方法にあってはジヤ
ツキによる引張解除後、楔の挟着までに戻りが生じるた
め、あらかじめ定められた緊張力をもたせて定着させる
には、所望の緊張力より強い力で゛引張しておかなけれ
ばならず、これがためにプレストレスに必要な強度より
高強度の材料を使用したり、PC鋼線の本数を多くした
りする必要があった。
また多数本のPC鋼線を同時に緊張し、それぞれを別々
の楔により挟持定着させる場合、部分的に楔の喰い込み
が不充分な箇所が発生することが多く、かかる事態を防
止するために楔押し込み専用の加圧手段が必要であった
本発明は上述の如き問題を解決すべ〈発明をなしたもの
で゛あり、その要旨とするところはコンクリート構造物
内に挿通したPC鋼線の突出端部を穴あきコーンに挿通
し、該穴あきコーンのPC鋼線挿通孔内に前記PC鋼線
を挟持する楔を嵌太し、該PC鋼線をジヤツキにより引
張し、その戻り力によって前記楔をもってPC鋼線を穴
あきコーンに定着させるようにしてなるPC鋼線緊張定
着方法において、前記穴あきコーンの外周に、その外方
側端部より突出させてリング状のアジャストナツトを螺
嵌しておき、前記穴あきコーンに挿通したPC鋼線の外
方側端部を前記アジャストナツトに当接させたアジャス
トプレートに貫通させて前記油圧ジヤツキにより一次引
張し、その後その引張を稍緩め、その際の戻りによって
楔をPC鋼線に喰い込ませるとともに前記アジャストナ
ツトを螺進させて穴あきコーンの端面から引き込ませ、
その後再度引張して楔とともにコーンをアジャストプレ
ート側に移動させ、その後前記アジャストナツトもしく
はあらかじめ穴あきコーンに螺嵌した別のリングナツト
を螺進させて支圧板に当接させた後ジヤツキによる引張
を解除することを特徴としてなるPC鋼線緊張定着方法
に存する。
次に本発明の実施の一例を図面について説明する。
図中1はプレストレスを付与するコンクリート構造物で
あり、2はPC鋼線通用のシース、3は支圧板、4はシ
ース2内に挿通したPC鋼線である。
この方法はPC鋼線4,4・・・に緊張分を与えてその
端部を定着する方法であり、その緊張定着に際し、第1
図に示すように穴あきコーン5を使用する。
この穴あきコーン5は端面周縁部が支圧板3に当接され
る大きさにし、その外周にリングナツト6及びアジャス
トナツト7が螺合されているとともにその中央部分に各
PC鋼線4,4・・・を挿通するPC鋼線挿通孔8,8
・・・が貫通開口されている。
この孔8,8・・・はその外方側端部をテーパー状に拡
開した模倣入部9,9・・・を有している。
この鋼線挿通孔8.8・・・にそれぞれPC鋼線4.4
・・・を挿通し、模倣入部9,9・・・に半割状の楔1
0,10・・・を挿入し、その外側にアジャストプレー
ト11を設置する。
アジャストプレート11はリング状のアジャストナツト
7の外周と略同径の円盤状に形成され、穴あきコーン5
のPC鋼線挿通孔8,8・・・に対応させて、PC鋼線
挿通孔12,12・・・が貫通開口されている。
この挿通孔12,12・・・に前述したPC鋼線4,4
・・・を挿通させる。
このときリングナツト7をコーン5の外側端部より突出
させ、その端面にアジャストナツト7を当接させ楔10
が移動できる間隙を形成する。
そして、そのアジャストナツト7の外側にジャッキチェ
ア14をセットする。
このジャッキチェア14は脚部14aを支圧板3に当接
し、天端14bの内面にアジャストプレートを当接させ
る。
このジャッキチェア14に油圧ジヤツキ15を支持させ
、その油圧ジヤツキ15により各PC鋼線4゜4・・・
を同時に引張可能にセットする。
尚図中16はプーリングナツトであり、17はプーリン
グナツト16にPC鋼線4を挟着させるプーリング用楔
である。
このようにセットした油圧ジヤツキ15により第2図に
示すようにまず一次引張を行う。
この一次引張は最終的なプレストレスに必要な引張力と
同じ強さにPC鋼線を引張させる。
この一次引張の後油圧ジヤツキ15の引張を稍戻す、こ
のときのPC鋼線4の戻りによって楔10がコーン5の
模倣入部9に引き込まれコーン5にPC鋼線4が挟持定
着される。
その後油圧ジヤツキ15によるPC鋼線4の引張を完全
に解除しない状態で第3図に示すようにアジャストナツ
ト7をコーン5から突出しない位置まで後退させる。
この状態で油圧ジヤツキ15により二次引張する。
この二次引張により第4図に示すようにコーン5はPC
鋼線4の延びとともにアジャストプレート11側に移動
される。
このとき−次引張後の戻しによる喰い込み不充分な楔1
0が一部に存在する場合はコーン5の移動によりアジャ
ストプレート11にその外方端が当接し、模倣入部9内
に押し込まれて全ての楔10が完全に各PC鋼線4を挾
持することとなる。
その後第5図に示すように二次引張時のコーン5の移動
分だけリングナツト6を螺進させて支圧板3に当接させ
る。
この状態で油圧ジヤツキ15による引張を解除し、緊張
定着を完了する。
尚、上述の実施例では二つのリングナツト6及びアジャ
ストナツト7を別々にコーン5に螺嵌しているがいずれ
か一方のみを使用し、まずコーン5の外方端側に位置さ
せてアジャストプレート当接用として使用の後二次緊張
後に他端側に移動させて支圧板当接用として使用しても
よいものである。
本発明のPC鋼線緊張定着方法は上述の如くなすもので
あり、ジヤツキによる一次引張時にはアジャストナツト
によってアジャストプレートを穴あきコーンの端面から
小さい間隙を隔てて配置されるようにし、これによって
楔がPC鋼線引張時にずれたり必要以上に抜は出たりす
るのを防止し、−次引張後の戻りにより楔を喰い込ませ
、その後アジャストナツトを後退させた後、二次引張す
ることによってPC鋼線の延びによる移動とともに穴あ
きコーンがアジャストプレート側に移動させられること
となり、この時一部の楔に喰い込み不良なものがある場
合はアジャストプレートにその先端が当接して穴あきコ
ーン内に押し込まれ、全部の楔が適確にPC鋼線を挟着
することとなったものである。
更にまた一次引張の後その引張を稍戻して楔を喰い込ま
せた後二次引張し、その後リングナツトを支圧板側に移
動させてその端面を支圧板に当接させた後ジヤツキによ
る引張を解除するようにしているため、楔の喰い込み分
の戻りは二次引張ではほとんどなくなり、従って、従来
のように戻りを考慮して所定の緊張力以上に引張する必
要がなく、これがために余分な高強度のPC鋼線を使用
したり、PC鋼線の本数を多くする必要がなく、材料が
節約されることとなったものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので第1図は一次引張前
の状態を示す断面図、第2図は一次引張状態を示す断面
図、第3図は一次引張後の戻し後の状態を示す部分断面
図、第4図は二次引張状態を示す部分断面図、第5図は
緊張後ジヤツキによる引張解除後の状態を示す部分断面
図である。 1・・・・・・コンクリート構造物、2・・・・・・シ
ース、3・・・・・・支圧板、4・・・・・・PC鋼線
、5・・・・・・穴あきコーン、6・・・・・・リング
ナツト、7・・・・・・アジャストナツト、8,12・
・・・・・PC鋼線挿通孔、9・・・・・・模倣入部、
10・・・・・・楔、11・・・・・・アジャストプレ
ート、14・・・・・・ジャッキチェア、15・・・・
・・油圧ジヤツキ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンクリート構造物内に挿通したPC鋼線の突出端
    部を穴あきコーンに挿通し、該穴あきコーンのPC鋼線
    挿通孔内に前記PC鋼線を挾持する楔を嵌入し、該PC
    鋼線をジヤツキにより引張し、その戻り力によって前記
    楔をもってPC9線を穴あきコーンに定着させるように
    してなるPC鋼線緊張定着方法において、前記穴あきコ
    ーンの外周に、その外方側端部より突出させてリング状
    のアジャストナツトを螺嵌しておき、前記穴あきコーン
    に挿通したPC鋼線の外方側端部を前記アジャストナツ
    トに当接させたアジャストプレートに貫通させて前記油
    圧ジヤツキにより一次引張し、その後その引張を稍緩め
    、その際の戻りによって楔をPC鋼線に喰い込ませると
    ともに前記アジャストナツトを螺進させて穴あきコーン
    の端面から引き込ませ、その後再度引張して楔とともに
    コーンをアジャストプレート側に移動させ、その後前記
    アジャストナツトもしくはあらかじめ穴あきコーンに螺
    嵌した別のリングナツトを螺進させて支圧板に当接させ
    た後ジヤツキによる引張を解除することを特徴としてな
    るPC鋼線緊張定着方法。
JP4080780A 1980-03-29 1980-03-29 Pc鋼線緊張定着方法 Expired JPS5950826B2 (ja)

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JPS56139361A JPS56139361A (en) 1981-10-30
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