JP2005194729A - シリンダ錠の保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
車両に装備されたイモビライザを利用することにより、リモコンを不要として操作性を向上することができるとともに、シャッターの閉め忘れを確実に防止することができるシリンダ錠の保護装置を提供する。
【解決手段】
キー孔7を開閉するシャッター2と、該シャッター2を駆動してキー孔7に対し開閉動作させ得るモータ8と、固有のIDコードを発信し得るトランスポンダTPと、該トランスポンダTPからのIDコードを受信して認証を行わせ、当該IDコードが予め定められた正規のものであると認証したときにエンジン始動を許可するためのイモビライザとを備えたシリンダ錠の保護装置1であって、イモビライザが正規のIDコードを受信するとモータ8を制御してシャッター2を開状態に維持するとともに、当該IDコードの受信がなくなるとモータ8を制御してシャッター2を閉状態に維持するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、二輪車等に装備されるシリンダ錠の破壊等を防止するためのシリンダ錠の保護装置に関するものである。
従来、盗難やいたずらを意図した第三者によるはさみやドライバ等のキー孔への差し込みで二輪車等のシリンダ錠が破壊されるのを防止するために、例えば特許文献1で開示されたようなシリンダ錠の保護装置が提案されている。かかる保護装置は、シリンダ錠の頭部上面においてロック位置(閉状態)とアンロック位置(開状態)との間を移動してロータ上面のキー孔を外側で開閉するシャッターと、該シャッターをロック位置に保持することによりキー孔を閉塞して施錠するマグネット錠と、磁石の磁気によりマグネット錠を解錠するマグネットキーとを具備して構成されていた。
然るに、上記シリンダ錠の保護装置においては、シャッターの開閉操作をマグネットキーにより行わなければならなかったので、本出願人は、利便性向上の為に特許文献2で示すような遠隔操作にてシャッターの開閉操作を行わせることができるシリンダ錠の保護装置を提案した。かかる文献で開示された保護装置は、シャッターを駆動させるためのモータを具備し、運転者が携帯したリモコンを操作することによりモータを駆動させ、当該シャッターを遠隔操作にて開閉させ得るものである。
特開平11−44132号公報 特開2002−322837号公報
しかしながら、上記従来のシリンダ錠の保護装置においては、リモコンによるシャッターの遠隔操作が可能であるため、操作性を向上させることができるものの、イグニッションキーとは別にリモコンを携帯する必要があった。また、二輪車等を駐車する際に、リモコンによってシャッターを閉状態とする遠隔操作を行う必要があるため、シャッターを閉め忘れることがあった。
更に、二輪車等車両の盗難防止を図るための他の手段として、発信手段から固有のIDコードを送信し、受信したIDコードが予め定められた正規のものである場合のみエンジン始動を許可するイモビライザが普及するに至っており、本出願人は、このような車両に装備されたイモビライザを利用してシリンダ錠の保護装置における操作性の向上を検討した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両に装備されたイモビライザを利用することにより、リモコンを不要として操作性を向上することができるとともに、シャッターの閉め忘れを確実に防止することができるシリンダ錠の保護装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、シリンダボディに配設されたロータのキー孔を外側で開閉するシャッターと、該シャッターを駆動してキー孔に対し開閉動作させ得る駆動手段と、運転者が携帯可能とされて固有のIDコードを発信し得る発信手段と、該発信手段からのIDコードを受信して所定の認証を行わせ、当該IDコードが予め定められた正規のものであると認証したときにエンジン始動を許可するためのイモビライザとを備えたシリンダ錠の保護装置であって、前記イモビライザが正規のIDコードを受信すると前記駆動手段を制御して前記シャッターを開状態に維持するとともに、当該IDコードの受信がなくなると前記駆動手段を制御して前記シャッターを閉状態に維持することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のシリンダ錠の保護装置において、前記シャッターを手動操作により移動させ、前記キー孔を開閉させ得る手動操作手段を具備したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のシリンダ錠の保護装置において、前記キー孔を照らすための照明手段を具備するとともに、前記イモビライザのアンテナが照明手段と一体的に形成されたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のシリンダ錠の保護装置において、車両のメインスイッチがオフ位置に操作された際に前記発信手段とイモビライザとの通信が開始されるとともに、当該メインスイッチがオン位置に操作された際に当該通信が停止されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のシリンダ錠の保護装置において、車両のメインスイッチがオフ位置に操作された際に前記発信手段とイモビライザとの通信が開始されるとともに、当該通信が一定時間経過後に停止されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、イモビライザが正規のIDコードを受信すると駆動手段を制御してシャッターを開状態に維持するとともに、当該IDコードの受信がなくなると駆動手段を制御して前記シャッターを閉状態に維持するので、車両に装備されたイモビライザを利用することにより、リモコンを不要として操作性を向上することができるとともに、シャッターの閉め忘れを確実に防止することができる。
請求項2の発明によれば、シャッターを手動操作により移動させてキー孔を開閉させ得る手動操作手段を併設したので、駆動手段に不具合が生じた際もシャッターを操作してキー孔を開閉させることができる。
請求項3の発明によれば、キー孔を照らすための照明手段を具備するとともに、イモビライザのアンテナが照明手段と一体的に形成されたので、当該アンテナ及び照明手段を具備するに際し装置全体を小型化することができる。
請求項4の発明によれば、メインスイッチがオフ位置に操作された際に発信手段とイモビライザとの通信が開始されるとともに、オン位置に操作された際に当該通信が停止されるので、無駄な通信を回避することができる。
請求項5の発明によれば、メインスイッチがオフ位置に操作された際に発信手段とイモビライザとの通信が開始されるとともに、当該通信が一定時間経過後に停止されるので、バッテリ等電源の消耗を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るシリンダ錠の保護装置は、二輪車に装備されるシリンダ錠の破壊等を防止するためのものであり、図1及び図2に示すように、ケース9及びカバー10から成る筐体内に配設されたシャッター2と、駆動手段としてのモータ8と、手動操作手段としての手動用連動部材3と、モータ8の駆動により動作するモータ用連動部材4と、発信手段としてのトランスポンダTPと、アンテナ17を有したイモビライザと、照明手段としてのLED18とから主に構成されている。
シャッター2は、シリンダボディ5に配設されたロータ6のキー孔7を外側で開閉するもので、手動用連動部材3及びモータ用連動部材4と積層状態にて配設されており、当該手動用連動部材3又はモータ用連動部材4の何れかと連動して揺動し、先端の遮蔽部2aがキー孔7を開放した開位置(図3参照)と当該キー孔7を閉塞した閉位置(図5参照)との間で移動するよう構成されている。尚、ケース9底面には、上方に延設された筒状の突状部9aが形成されており、該突状部9aを中心にシャッター2、手動用連動部材3及びモータ用連動部材4が揺動自在とされている。
また、シャッター2の縁部には、係止部2b及び2cが形成されており、ケース9側に配設されたロック部24が当該係止部2b又は2cと当接することにより、シャッター2が開位置又は閉位置にてロックされ得るよう構成されている。かかるロック部24は、ケース9に形成された収容壁22にコイルスプリング23を介して収容されており、手動用連動部材3又はモータ用連動部材4が動作し始めると係止部2b又は2cから離間されてロックが解除され(図4参照)、動作が終了すると係止部2b又は2bと当接するようになっている。
手動用連動部材3は、図6に示すように、その周縁がロック部24の一部と当接した状態とされるとともに、その裏面側には突起部3aが形成されており、該突起部3aがシャッター2に形成された長孔に嵌合されることによりシャッター2を連動可能としている。また、突状部9aの突端には複数の磁石13が各々コイルスプリング14により付勢されつつ配設されており、これら磁石13が手動用連動部材3の裏面に形成された穴と係合して当該手動用連動部材3の揺動動作を規制している。
ところで、キー孔7に挿通されるイグニッションキーの把持部(樹脂成形部)には、図7に示すように、突状部9aに配設された磁石13と対応したマグネットMが配設されており、マグネットキー孔12にマグネットキーMKを差し込むと、マグネットMと磁石13とが反発し合って磁石13がコイルスプリング14の付勢力に抗して下降し、手動用連動部材3との係合が解除される。この状態からマグネットキーMKを所定方向に回転させれば、手動用連動部材3を揺動させることができ、その揺動と連動してシャッター2が開位置と閉位置との間を揺動することとなる。更に、イグニッションキーの把持部には、車両固有のIDコードを発信し得るトランスポンダTPが埋設されており、運転者が携帯可能とされている。
モータ用連動部材4は、モータ8の出力軸8aに取り付けられたカム8bの動作と共に突状部9aを中心として揺動可能とされたものであり、手動用連動部材3と同様、シャッター2を開位置と閉位置との間で揺動させるものである。また、モータ用連動部材4は、ねじりバネ11により常に中立位置へ付勢された状態で配設されており、モータ8が駆動して出力軸8aが回転すると、カム8bによりモータ用連動部材4が揺動するとともに、その揺動方向と逆向きにねじりバネ11による付勢力が生じるよう構成されている。尚、ケース9には、カム8bの位置を検出するためのマイクロスイッチ(不図示)が配設されており、当該カム8bが常に所定位置で停止するよう制御されている。
更に、モータ8は、図8に示すように、イモビライザを構成する制御回路20と電気的に接続され、該制御回路20からの信号により駆動又は停止が行われ、モータ用連動部材4を介してシャッター2を開閉し得るよう構成されている。また、かかる制御回路20は、RFモジュール26(増幅手段)を介してアンテナ17と電気的に接続されているとともに、固有のIDコード等の情報が記憶されたEEPROM21及び二輪車のエンジンを制御するためのECUとも電気的に接続されている。
即ち、本実施形態に係るイモビライザは、アンテナ17、RFモジュール26及びEEPROM21から主に構成されており、トランスポンダTSからのIDコードをアンテナ17で受信すると、その受信したIDコードとEEPROM21で予め記憶された正規のものとの比較認証を制御回路20が行い、認証の結果両者が一致すると判断した場合にのみECUに対してエンジン始動を許可する信号を送信するよう構成されている。
ここで、アンテナ17は、トランスポンダTPから送信されるIDコードを受信し得るコイル状部材から成るもので、図9に示すように、基板19の表面側に形成されたものである。更に、基板19の裏面には、図10に示すように、キー孔7を照らして暗闇においてもイグニッションキーの挿通を容易とするためのLED18及び既述のRFモジュール26が配設されている。
上記の如くアンテナ17及びLED18等が形成された基板19は、図1に示すように、カバー10における孔15の上部に配設されたキー挿通部16内に収容されて組み付けられることとなる。従って、イモビライザのアンテナ17が照明手段としてのLED18と一体的に形成されたので、当該アンテナ17及びLED18を具備するに際しシリンダ錠の保護装置1全体を小型化することができる。
一方、制御回路20は、上記の如く作用してイモビライザの制御手段として機能するとともに、モータ8の駆動を制御する手段としても機能する。即ち、制御回路20は、アンテナ17が正規のIDコードを受信したと認証すると、モータ8を制御してシャッター2を開状態に維持するとともに、当該IDコードの受信がなくなるとモータ8を制御してシャッター2を閉状態に維持するよう構成されている。
かかる構成により、運転者が二輪車を運転するに際し、イグニッションキーの把持部をキー挿通部16に近接させれば、トランスポンダTPからのIDコードをアンテナ17が受信して閉状態にあるシャッター2を自動的に開状態とすることができるとともに、駐停車するに際し、イグニッションキーをキー孔7から抜けば、アンテナ17によるトランスポンダTPからのIDコードの受信がなくなり、開状態にあるシャッター2を自動的に閉状態とすることができる。従って、二輪車に装備されたイモビライザを利用することにより、リモコンを不要として操作性を向上することができるとともに、シャッターの閉め忘れを確実に防止することができる。
次に、上記構成のシリンダ錠の保護装置1におけるシャッター2の制御について説明する。
まず、メインスイッチがオフである場合(即ち、駐車又は停車中である場合)、図11に示すように、トランスポンダTPからの無線による通信(IDコードの受信)があるか否かが判定され(S1)、通信があると判定されるとS2へ進み、その受信したIDコードが予め定められた正規のものであるか否かの認証が行われる。
上記S1又はS2で通信がない或いは受信したIDコードが正規のものでないと判定された場合、S9へ進んで、所定時間通信応答を休止する。その後、S10にてメインスイッチがオフである時間が一定時間継続した状態か否かが判定され、継続している場合は電源の消耗を抑制すべく無線応答を停止する(S11)。そして、S12へ進んでメインスイッチの操作があると判定されると、S1に戻って無線応答の有無判定が再び行われる。尚、S10にてメインスイッチがオフである時間が一定時間以内であると判定された場合もS1に戻って無線応答の有無判定が再び行われることとなる。
一方、S2にて受信したIDコードが予め定めた正規のものであると認証した場合、モータ8を回転駆動させてシャッター2を閉状態から開状態へ移動させる(S3)。その後、モータ8の回転駆動の過程において、図示しないリミットスイッチ(マイクロセンサ)がオフからオンになったことを検知すると、シャッター2が所定の開状態の位置まで移動したと認識できるので、当該モータ8の回転駆動を停止させる。
尚、リミットスイッチ(マイクロセンサ)がオンするまでの間、S4にてLED18を点灯させ、かかる点灯時間が所定時間経過したと判定されると(S5)、当該LED18が消灯する(S6)。即ち、シャッター2が閉状態から移動し始めてから所定時間経過するまでの間、LED18が点灯してキー孔7を照らし続けるので、暗闇であっても運転者によるキー孔7へのイグニッションキーの挿通を容易とすることができる。
モータ8が停止した後、メインスイッチがオンであるか否かの判定が行われ(S7)、オンであると判定された場合、S8へ進んで無線による通信(IDコードの受信)が停止されるとともに、S7にてメインスイッチがオフであると判定された場合、S13へ進んで無線通信の応答の有無判定を行う。当該S13にて無線通信の応答がないと判定されると、S14へ進んでシャッター2を開状態から閉状態へ移動させる(詳しくは、次に示すメインスイッチがオンである場合と同様)一方、無線通信の応答があると判定されると、S15へ進んで所定時間だけ無線応答を休止し、その後S7へ戻って再びメインスイッチがオンであるか否かの判定が行われる。
次に、メインスイッチがオンである場合(即ち、エンジンの駆動中)の制御について図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、S16にてメインスイッチがオフであるか否かが判定され、オフでない(エンジンが駆動された状態)と判定されると、無線による通信(IDコードの受信)が停止される(S21)とともに、オフであると判定されると、S17へ進んで無線による通信の応答の有無が判定される。かかる判定により、無線による通信の応答がないと判定されればモータ8を回転駆動させてシャッター2を開状態から閉状態へ移動させる(S18)一方、通信の応答があると判定されれば、S22へ進んで一定時間だけ無線による応答を休止した後、S17へ戻って再び通信の有無が判定される。
然るに、モータ8を回転駆動させてシャッター2を開状態から閉状態へ移動させる過程において、リミットスイッチ(マイクロセンサ)がオンになったことを検知すると(S19)、シャッター2が所定の閉状態の位置まで移動したと認識できるので、当該モータ8の回転駆動を停止させる(S20)。以上で一連の制御が終了するのであるが、かかる制御により、運転者が二輪車を運転するに際し、イグニッションキーの把持部をキー挿通部16に近接させれば、トランスポンダTPからのIDコードをアンテナ17が受信して閉状態にあるシャッター2を自動的に開状態とすることができるとともに、駐停車するに際し、イグニッションキーをキー孔7から抜けば、アンテナ17によるトランスポンダTPからのIDコードの受信がなくなり、開状態にあるシャッター2を自動的に閉状態とすることができる。
上記実施形態によれば、シャッター2を手動操作により移動させてキー孔7を開閉させ得る手動用連動部材3及びこれを操作するマグネットキーMKを併設したので、モータ8(駆動手段)に不具合が生じた際もシャッター2を操作してキー孔7を開閉させることができる。また、モータ8の制御をイモビライザの構成要素である制御回路20にて行わせているので、制御回路を別々に設けたものに比べ、装置全体を小型化及び簡素化することができる。
更に、メインスイッチがオフ位置に操作された際にトランスポンダTP(発信手段)とイモビライザとの無線通信が開始されるとともに、オン位置に操作された際に当該無線通信が停止されるので、無駄な通信を回避することができる。また更に、メインスイッチがオフ位置に操作された際にトランスポンダTP(発信手段)とイモビライザとの無線通信が開始されるとともに、当該通信が一定時間経過後に停止されるので、バッテリ等電源の消耗を抑制することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばモータに代えてシャッターを開閉動作させ得る他の駆動手段としてもよく、或いはシャッター2を専ら駆動手段にて移動させ得るもの(即ち、手動操作手段を具備しないもの)としてもよい。また、LED18に代えてキー孔を照らし得る他の照明手段としてもよく、或いは当該照明手段を具備しないものとしてもよい。更に、本実施形態においては、二輪車のキー孔を保護し得るシリンダ錠の保護装置に適用されているが、ATV等他の車両におけるシリンダ錠の保護装置に適用することができる。
イモビライザが正規のIDコードを受信すると駆動手段を制御してシャッターを開状態に維持するとともに、当該IDコードの受信がなくなると駆動手段を制御してシャッターを閉状態に維持するものであれば、外観形状や各構成要素の形状等が種々のものに適用できる。
本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置を示す断面模式図(図2におけるI−I線断面図) 同シリンダ錠の保護装置を示す上面図 同シリンダ錠の保護装置におけるケースに対するシャッターの位置関係を示す模式図(シャッターが開状態でロックされた状態) 同シリンダ錠の保護装置におけるケースに対するシャッターの位置関係を示す模式図(シャッターが開状態でロック解除された状態) 同シリンダ錠の保護装置におけるケースに対するシャッターの位置関係を示す模式図(シャッターが閉状態でロックされた状態) 同シリンダ錠の保護装置におけるケースに対する手動用連動部材の位置関係を示す模式図 同シリンダ錠の保護装置におけるマグネットキーによって手動用連動部材の係止を解除した状態を示す断面模式図 同シリンダ錠の保護装置におけるイモビライザ及び該イモビライザと接続された各構成要素を示すブロック図 同シリンダ錠の保護装置における基板を示す上面図 同シリンダ錠の保護装置における基板を示す底面図 同シリンダ錠の保護装置におけるシャッターの開動作を示すフローチャート 同シリンダ錠の保護装置におけるシャッターの閉動作を示すフローチャート
符号の説明
1 シリンダ錠の保護装置
2 シャッター
3 手動用連動部材(手動操作手段)
4 モータ用連動部材
5 シリンダボディ
6 ロータ
7 キー孔
8 モータ(駆動手段)
9 ケース
10 カバー
11 ねじりバネ
12 マグネットキー孔
13 磁石
14 コイルスプリング
15 孔
16 キー挿通部
17 アンテナ
18 LED(照明手段)
19 基板
20 制御回路
21 EEPROM
22 収容壁
23 コイルスプリング
24 ロック部
25 制御手段
26 RFモジュール
TP トランスポンダ(発信手段)

Claims (5)

  1. シリンダボディに配設されたロータのキー孔を外側で開閉するシャッターと、
    該シャッターを駆動してキー孔に対し開閉動作させ得る駆動手段と、
    運転者が携帯可能とされて固有のIDコードを発信し得る発信手段と、
    該発信手段からのIDコードを受信して所定の認証を行わせ、当該IDコードが予め定められた正規のものであると認証したときにエンジン始動を許可するためのイモビライザと、
    を備えたシリンダ錠の保護装置であって、
    前記イモビライザが正規のIDコードを受信すると前記駆動手段を制御して前記シャッターを開状態に維持するとともに、当該IDコードの受信がなくなると前記駆動手段を制御して前記シャッターを閉状態に維持することを特徴とするシリンダ錠の保護装置。
  2. 前記シャッターを手動操作により移動させ、前記キー孔を開閉させ得る手動操作手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のシリンダ錠の保護装置。
  3. 前記キー孔を照らすための照明手段を具備するとともに、前記イモビライザのアンテナが照明手段と一体的に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシリンダ錠の保護装置。
  4. 車両のメインスイッチがオフ位置に操作された際に前記発信手段とイモビライザとの通信が開始されるとともに、当該メインスイッチがオン位置に操作された際に当該通信が停止されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のシリンダ錠の保護装置。
  5. 車両のメインスイッチがオフ位置に操作された際に前記発信手段とイモビライザとの通信が開始されるとともに、当該通信が一定時間経過後に停止されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のシリンダ錠の保護装置。
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