JP5187943B2 - シリンダ錠の保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二輪車などが具備するシリンダ錠の破壊等を防止し得るシリンダ錠の保護装置に関するものである。
従来、第三者によるはさみやドライバ等のキー孔への差し込みで二輪車などのシリンダ錠がいたずらされて破壊されるのを防止するために、例えば特許文献1で開示されたようなシリンダ錠の保護装置が提案されている。かかる保護装置は、キー孔を閉状態とする閉塞位置から当該キー孔を開状態とする開放位置まで摺動可能なシャッターと、該シャッターを開放位置と閉塞位置との間で摺動自在に保持するハウジングと、シャッターを閉塞位置に保持することによりキー孔を閉塞して施錠するマグネット錠と、磁石の磁気によりマグネット錠を解錠するマグネットキーを具備していた。
上記シリンダ錠の保護装置によれば、ハウジングから突出したシャッターの一部を当該ハウジング内に押し込む操作を行うことによりキー孔を閉塞しつつ、その位置でマグネット錠にて施錠することができる。即ち、シャッターを閉塞位置とするための操作部が形成されており、運転者が当該操作部を操作することによってシャッターを閉塞位置とし、キー孔を覆ってシリンダ錠を保護し得る構成とされているのである。
特開平11−44132号公報
しかしながら、上記従来のシリンダ錠の保護装置においては、閉塞位置にあるシャッターを開放位置まで動作させるには、マグネットキーをマグネット錠に挿通させつつ操作して当該マグネット錠を解錠する必要があり、操作が面倒であるという問題があった。特に、夜間等の暗闇においては、マグネットキーをマグネット錠に挿通させる動作に困難性が生じてしまうという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、閉塞位置にあるシャッターを開放位置まで動作させる際、当該シャッターのロック解除の操作性を向上させて容易且つスムーズにロック解除を行わせることができるシリンダ錠の保護装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、シリンダ錠のキー孔の上方に設けられたハウジングと、該ハウジング内で閉塞位置と開放位置との間で移動可能とされ、閉塞位置で前記キー孔を塞ぐとともに開放位置で当該キー孔を開放するシャッターと、閉塞位置にある前記シャッターをロックして開放位置への移動を規制するロック手段とを具備したシリンダ錠の保護装置において、イグニッションキーの把持部に内蔵されたトランスポンダから成るとともに、運転者が携帯可能とされ、車両固有のIDコードである認証コードを送信可能な送信手段と、該送信手段が近接されることにより当該送信手段からの認証コードを非接触にて受信可能な受信手段と、該受信手段にて受信した認証コードが正規のものであるか否かを認証する認証手段と、前記シャッターを常時開放位置へ付勢するとともに、前記ロック手段によるロックが解除されると付勢力にて前記シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動させる付勢手段と、前記ロック手段によりロックされた前記シャッターを押圧することによりオンし、前記認証手段による認証を開始させるアクセススイッチとを具備し、当該認証手段により正規の認証コードが受信されたと認証された場合に限り、前記ロック手段によるロックを解除し、シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動可能な状態とし、かつ、前記ロック手段は、前記シャッターが閉塞位置にあるとき突出状態とされて当該シャッターに形成された凹部に係合してロックするとともに没入状態とされてロックを解除するプランジャを有するものとされ、前記シャッターが押圧されて前記アクセススイッチをオンする際、当該プランジャは、突出状態が維持されつつ前記凹部に対する係合が外れた状態とされることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載のシリンダ錠の保護装置において、前記認証手段により認証コードが正規のものであると認証したことを条件に点灯して報知する報知手段を具備したことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のシリンダ錠の保護装置において、前記シャッターが閉塞位置から開放位置に移動したことを条件に点灯して前記キー孔を照らす照明手段を具備したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、送信手段を受信手段に近接させることにより認証手段による認証が行われた後、正規の認証コードを受信したことを条件としてロック手段によるロックが解除され、シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動可能な状態とするので、閉塞位置にあるシャッターを開放位置まで動作させる際、当該シャッターのロック解除の操作性を向上させて容易且つスムーズにロック解除を行わせることができる。
また、送信手段を受信手段に近接させることにより認証手段による認証を行わせ、ロック手段によるロックを解除可能としたので、不用意なロック解除を回避することができる。即ち、ロックの解除を行わせるためには、運転者が意識して送信手段を受信手段に近接させる動作が必要であることから、意図しないで不用意にロックが解除されてしまうのを防止することができるのである。
さらに、送信手段は、イグニッションキーの把持部に内蔵されたトランスポンダから成るとともに、認証コードは、車両固有のIDコードであるので、トランスポンダから受信手段に対して車両固有のIDコードを送信し、そのIDコードが正規のものである場合に限りエンジン始動を許可するイモビライザシステムのIDコードと認証コードとを共用させることができる。
またさらに、ロック手段によるロックが解除されると当該付勢手段による付勢力にてシャッターが閉塞位置から開放位置まで移動するので、閉塞位置にあるシャッターを開放位置まで運転者が操作する必要がなく、ロック解除からキー孔開放までの一連の操作性をより向上させることができる。
加えて、ロック手段によりロックされたシャッターを押圧することによりオンし、認証手段による認証を開始させるアクセススイッチを具備したので、認証手段による認証動作を任意タイミングにて行わせることができるとともに、キー孔を塞ぐ防犯機能とアクセススイッチをオンさせる操作機能とをシャッターが兼ね備えることができる。
請求項の発明によれば、認証手段により認証コードが正規のものであると認証したことを条件に点灯して報知する報知手段を具備したので、運転者に対し、正規の認証コードの受信が良好に行われたか否かを把握させることができる。
請求項の発明によれば、シャッターが閉塞位置から開放位置に移動したことを条件に点灯してキー孔を照らす照明手段を具備したので、夜間や車庫内等、車両の周囲が暗い場合においても、キー孔へのイグニッションキーの差し込み動作を容易とすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るシリンダ錠の保護装置は、二輪車が具備するシリンダ錠のキー孔上方に設けられ、当該キー孔を外側から開閉可能とすることによりシリンダ錠を保護し得るもので、図1〜図7で示すように、ハウジング1と、シャッター2と、ロック手段としてのソレノイド3と、アクセススイッチ4と、付勢手段としてのコイルスプリング5と、送信手段としてのトランスポンダ6と、受信手段としてのアンテナ7と、認証手段8とから主に構成されている。
ハウジング1は、シリンダ錠Sのキー孔Aの上方に設けられたもので、本保護装置の筐体を成すものである。このハウジング1には、略中央にキー孔Aを外部に臨ませる貫通孔1aが形成されるとともに、シャッター2を摺動自在に収容させる収容部1bが形成されている。尚、シリンダ錠Sを構成するシリンダボディ内には、複数のタンブラ(不図示)を内在したロータRが配設されるとともに、キー孔Aが形成されてイグニッションキーIK(図6参照)を抜き差しし得るよう構成されている。
シャッター2は、ハウジング1内で閉塞位置と開放位置との間で移動可能とされ、閉塞位置(図8〜10参照)でキー孔Aを塞ぐとともに開放位置(図2〜4)で当該キー孔Aを外部に臨ませて開放するものである。より具体的には、シャッター2は、ハウジング1内で摺動自在とされており、一方の摺動端で閉塞位置となってキー孔Aを塞ぎ、他方の摺動端で開放位置となって当該キー孔Aを開放するよう構成されている。
また、シャッター2には、その上面端部に上方に突出形成された凸部2aと、裏面側に形成されて閉塞位置でプランジャ3aと係合し得る凹部2bと、側方に延設されてアクセススイッチ4をオンさせる腕部2cとが形成されており、凸部2aを摘んでシャッター2を摺動操作(特に、開放位置から閉塞位置への動作)すると、凹部2bがソレノイド3のプランジャ3aと対向した位置となるよう構成されている。
ロック手段としてのソレノイド3は、閉塞位置にあるシャッター2をロックして開放位置への移動を規制するためのものであり、通電により出没(図中上下動)し得るプランジャ3aを具備している。即ち、シャッター2が閉塞位置にあるとき、プランジャ3aが突出状態となり、その先端3aaをシャッター2の凹部2bに係合させることによりロックして開放位置への移動を規制するとともに、当該プランジャ3aを没入状態とすることにより、シャッター2のロックが解除され、閉塞位置から開放位置への動作が許容され得るよう構成されているのである。
より詳しくは、プランジャ3aは、図示しないスプリング等により常時上方へ付勢されており、シャッター2が開放位置にあるとき、その裏面に押されて没入位置とされるとともに、当該シャッター2が閉塞位置に至ると、その裏面の凹部2b内で突出して当該凹部2b内壁面と係合してシャッター2をロックし得るようになっている。この状態で、ソレノイド3に通電させると、プランジャ3aは下降して没入し、係合が解かれてシャッター2のロックが解除されるようになっている。
送信手段としてのトランスポンダ6は、運転者が携帯可能とされ、認証コードを無線にて送信可能なもので、図6に示すように、イグニッションキーIKの把持部に内蔵されて車両側に配設されたアンテナ7(受信手段)との間で通信可能とされて成るものである。より詳しくは、イグニッションキーIKに内蔵したトランスポンダ6は、アンテナ7から送信される無線信号に基づいて動作し、その無線信号に対して回答となる信号(認証コード及び車両固有のIDコード)を送信するものである。
然るに、かかるトランスポンダ6には、アンテナ7側から送られる無線信号を受信し及び当該トランスポンダ6側で生成した情報を送信するためのアンテナ、受信した無線信号を復調するための高周波回路、トランスポンダ6の制御を行う認証コード生成IC、イグニッションキーIK固有(即ち、車両固有)の情報を格納すべく不揮発性記憶手段から成るEEPROM及びコンデンサ等が配設されており、アンテナ7側からの電波にて励磁されて電力供給がなされるよう構成されている。即ち、乾電池やバッテリ等の電源を具備していないのである。
受信手段としてのアンテナ7は、イグニッションキーIKと共にトランスポンダ6が近接されることにより当該トランスポンダ6からの認証コード(IDコード)を非接触にて受信可能なものであり、例えばハウジング1内に配設されたコイルから成るものである。即ち、アンテナ7とトランスポンダ6との間で電波の送受信が可能範囲(電波到達範囲)までイグニッションキーKを近づけることにより、アンテナ7による認証コード(IDコード)の受信が可能とされるのである。
然るに、本実施形態においては、上述したように、アンテナ7側からの電波にて励磁されてトランスポンダ6の電力供給がなされるので、アンテナ7とトランスポンダ6とを極めて近い位置まで近接させた状態にてアンテナ7が認証コードを受信し得るようになっている。アンテナ7は、認証手段8と電気的に接続されており、アンテナ7で受信した認証コード(IDコード)を認証コード8に送信し得るよう構成されている。
認証手段8は、アンテナ7(受信手段)にて受信した認証コード(IDコード)が正規のものであるか否かを認証するためのものであり、図5に示すように、ロック手段としてのソレノイド3と電気的に接続されている。而して、シャッター2が閉塞位置にてロックされた状態において、認証手段8にて正規の認証コードが受信されたと認証されると、ソレノイド3のプランジャ3aを没入(下降)させて当該シャッター2との係合が解かれてロックが解除される一方、認証手段8による正規の認証コードの認証がないと、プランジャ3aによる係合が維持されてロックは解除されない。
即ち、認証手段8により正規の認証コードが受信されたと認証された場合に限り、ソレノイド3(ロック手段)によるロックを解除し、シャッター2を閉塞位置から開放位置まで移動可能な状態とするのである。尚、認証手段8は、二輪車のエンジンを制御するためのECU9と電気的に接続されており、イグニッションキーIKがキー孔Aに挿通されつつ回動操作された状態においては、認証手段8により正規の認証コードが受信されたと認証された場合に限り、エンジン始動が許可されるようになっている。
ここで、本実施形態においては、閉塞位置にあるシャッター2を常時開放位置へ付勢するコイルスプリング5(付勢手段)がハウジング1内に配設されており、ソレノイド3(ロック手段)によるロックが解除されると当該コイルスプリング5による付勢力にてシャッター2が閉塞位置から開放位置まで自然に移動するよう構成されている。即ち、開放位置から閉塞位置までシャッター2を摺動操作すると、図10に示すように、コイルスプリング5を押圧して圧縮せしめ、付勢力(開放位置へ向かう付勢力)を得ることができるのである。
更に、ハウジング1内には、ソレノイド3(ロック手段)によりロックされたシャッター2を更に押圧することによりオンし、認証手段8による認証を開始させるアクセススイッチ4が配設されている。より具体的には、閉塞位置にあるシャッター2を更に押し込み操作(図9中右側への操作)すると、当該シャッター2から延設された腕部2cがアクセススイッチ4の操作部4aを押圧して電気的にオンし、これにより認証手段8による認証が開始するよう構成されているのである。
また更に、本実施形態においては、認証手段8により認証コードが正規のものであると認証したことを条件に点灯して報知するLED10(報知手段)がハウジング1に形成されている。これにより、運転者に対し、正規の認証コードの受信が良好に行われたか否かを把握させることができるとともに、認証コードが受信されるとロックが解除されてコイルスプリング5にてシャッター2が開放位置となるので、暗闇でもシャッター2が開放位置にあるか否かが分かるようになっている。
尚、本実施形態においては、図7に示すように、ハウジング1内にキー孔Aを照らす照明手段としてのLED11が配設されており、認証コードが受信されてロックが解除され、コイルスプリング5にてシャッター2が開放位置となると、LED11が点灯し、キー孔AへのイグニッションキーIKの差し込み動作を容易とすることができるよう構成されている。即ち、照明手段としてのLED11は、シャッターが閉塞位置から開放位置に移動したことを条件に点灯してキー孔Aを照らすので、夜間や車庫内等、車両の周囲が暗い場合においても、キー孔AへのイグニッションキーIKの差し込み動作を容易とすることができるのである。
次に、上記構成のシリンダ錠の保護装置における動作について説明する。
まず、駐車時においては、イグニッションキーIKをキー孔Aから抜き取った後、開放位置にあるシャッター2の凸部2aを摘みつつ閉塞位置まで押し込んで摺動させる。このような開放位置から閉塞位置への摺動の過程で、図10に示すように、シャッター2がコイルスプリング5を圧縮し、閉塞位置に至ったシャッター2が常時開放位置側へ付勢された状態となる。尚、このとき、シャッター2の腕部2cは、アクセススイッチ4の操作部4aと近接した位置にあるものの当該操作部4aを押圧しておらず、当該アクセススイッチ4は電気的にオフした状態となっている。
また、シャッター2が閉塞位置に至ると、図8、9に示すように、ソレノイド3のプランジャ3aが当該シャッター2と係合し、開放位置へ向かう摺動動作を規制してロックするとともに、シャッター2がキー孔Aの上方を覆ってキー等を差し込むことができない状態となる。これにより、第三者がキー孔Aに他のキーやハサミ等を差し込んでいたずら等がなされてしまうのを防止することができる。
一方、閉塞位置にあるシャッター2を開放位置まで摺動させてキー孔Aを外部に臨ませるには、まず、図11に示すように、シャッター2を更に押し込んで僅かに摺動させ、アクセススイッチ4をオンさせる。尚、シャッター2によりコイルスプリング5は更に押圧されて圧縮されることとなる。これにより、イモビライザシステムを含む車両の電源がオンするとともに、認証手段8による認証が可能とされる。このとき、LED10(報知手段)が点灯して運転者に電源がオンされたことを報知可能となっている。
その後、イグニッションキーIKをハウジング1に近づけ、内蔵されたトランスポンダ6をハウジング1内のアンテナ7に近接させる。これにより、トランスポンダ6とアンテナ7との間で無線による通信が行われ、アンテナ7にトランスポンダ6から認証コード(IDコード)が送信される。この認証コード(IDコード)が、予め定められた正規のものか否かを認証手段8が認証し、正規のものである場合は、ソレノイド3のプランジャ3aを没入(下降)させて当該シャッター2との係合を解き、ロックが解除される。プランジャ3aとシャッター2との係合が解かれてロックが解除されると、コイルスプリング5による付勢力にてシャッター2が閉塞位置から開放位置まで自然に移動する。
こうして、シャッター2が開放位置に至ると、キー孔Aが外部に臨んだ状態となるので、イグニッションキーIKを当該キー孔Aに挿通して所定方向へ回転操作すれば、エンジンが始動され走行可能な状態となる。然るに、イグニッションキーIKがキー孔Aに挿通した状態においても、トランスポンダ6とアンテナ7との間で通信による通信を行わせ、アンテナ7にトランスポンダ6から認証コード(IDコード)を送信する。この認証コード(IDコード)が、予め定められた正規のものか否かを認証手段8が認証し、正規のものである場合に限り、エンジンの始動が許可されるようになっている。
上記実施形態によれば、トランスポンダ6(送信手段)をアンテナ7(受信手段)に近接させることにより認証手段8による認証が行われた後、正規の認証コードを受信したことを条件としてソレノイド3(ロック手段)によるロックが解除され、シャッター2を閉塞位置から開放位置まで移動可能な状態とするので、閉塞位置にあるシャッター2を開放位置まで動作させる際、従来の如きマグネット錠を用いるものに比べ、当該シャッター2のロック解除の操作性を向上させて容易且つスムーズにロック解除を行わせることができる。
また、トランスポンダ6(送信手段)をアンテナ7(受信手段)に近接させることにより認証手段8による認証を行わせ、ソレノイド3(ロック手段)によるロックを解除可能としたので、不用意なロック解除を回避することができる。即ち、ロックの解除を行わせるためには、運転者が意識してトランスポンダ6をアンテナ7に近接させる動作が必要であることから、意図しないで不用意にロックが解除されてしまうのを防止することができるのである。
特に、本実施形態においては、イグニッションキーIKの把持部にトランスポンダ6が内蔵されているので、イグニッションキーIKをハウジング1に近接させてトランスポンダ6からの認証コード(IDコード)を認証させ、シャッター2を開放位置まで摺動させた後、そのイグニッションキーIKをそのままキー孔Aに差し込むことができ、一連の動作を連続して行わせることができる。
更に、本実施形態によれば、送信手段は、イグニッションキーIKの把持部に内蔵されたトランスポンダ6から成るとともに、認証コードは、車両固有のIDコードであるので、トランスポンダ6からアンテナ7(受信手段)に対して車両固有のIDコードを送信し、そのIDコードが正規のものである場合に限りエンジン始動を許可するイモビライザシステムのIDコードと認証コードとを共用(共通化)させることができる。
また更に、ソレノイド3から成るロック手段によるロックが解除されるとコイルスプリング5から成る付勢手段による付勢力にてシャッター2が閉塞位置から開放位置まで移動するので、閉塞位置にあるシャッター2を開放位置まで運転者が操作する必要がなく、ロック解除からキー孔A開放までの一連の操作性をより向上させることができる。
また、ソレノイド3から成るロック手段によりロックされたシャッター2を押圧することによりオンし、認証手段8による認証を開始させるアクセススイッチ4を具備したので、認証手段8による認証動作を任意タイミングにて行わせることができるとともに、キー孔Aを塞ぐ防犯機能とアクセススイッチ4をオンさせる操作機能とをシャッター2が兼ね備えることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば受信手段としてのアンテナ7やアクセススイッチを、ハウジング1とは異なる部位(例えば、二輪車のハンドルバーに固定されたハンドルスイッチ等)に形成してもよい
には、二輪車の他、四輪車やバギー、雪上車等他の車両におけるシリンダ錠の保護装置に適用することができる。
認証手段により正規の認証コードが受信されたと認証された場合に限り、ロック手段によるロックを解除し、シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動可能な状態とし、かつ、ロック手段は、シャッターが閉塞位置にあるとき突出状態とされて当該シャッターに形成された凹部に係合してロックするとともに没入状態とされてロックを解除するプランジャを有するものとされ、シャッターが押圧されてアクセススイッチをオンする際、当該プランジャは、突出状態が維持されつつ凹部に対する係合が外れた状態とされるシリンダ錠の保護装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
本発明の実施形態に係るシリンダ錠の保護装置を示す斜視図 同シリンダ錠の保護装置(シャッターが開放位置)を示す上面図 図2におけるIII−III線断面図 同シリンダ錠の保護装置(ハウジングを取り外して内部構成が分かる状態としたもの)を示す側面図 同シリンダ錠の保護装置を示すブロック図 同シリンダ錠の保護装置において適用されるイグニッションキーを示す模式図 図2におけるVII−VII線断面図 同シリンダ錠の保護装置(シャッターが開放位置)を示す上面図 図8の状態におけるシリンダ錠の保護装置を示す縦断面図 図8の状態におけるシリンダ錠の保護装置(ハウジングを取り外して内部構成が分かる状態としたもの)を示す側面図 同シリンダ錠の保護装置であって閉塞位置にあるシャッターを更に摺動させてアクセススイッチをオンした状態を示す側面図
符号の説明
1 ハウジング
2 シャッター
3 ソレノイド(ロック手段)
4 アクセススイッチ
5 コイルスプリング(付勢手段)
6 トランスポンダ(送信手段)
7 アンテナ(受信手段)
8 認証手段
9 ECU
10 LED(報知手段)
11 LED(照明手段)
A キー孔
S シリンダ錠

Claims (3)

  1. シリンダ錠のキー孔の上方に設けられたハウジングと、
    該ハウジング内で閉塞位置と開放位置との間で移動可能とされ、閉塞位置で前記キー孔を塞ぐとともに開放位置で当該キー孔を開放するシャッターと、
    閉塞位置にある前記シャッターをロックして開放位置への移動を規制するロック手段と、
    を具備したシリンダ錠の保護装置において、
    イグニッションキーの把持部に内蔵されたトランスポンダから成るとともに、運転者が携帯可能とされ、車両固有のIDコードである認証コードを送信可能な送信手段と、
    該送信手段が近接されることにより当該送信手段からの認証コードを非接触にて受信可能な受信手段と、
    該受信手段にて受信した認証コードが正規のものであるか否かを認証する認証手段と、
    前記シャッターを常時開放位置へ付勢するとともに、前記ロック手段によるロックが解除されると付勢力にて前記シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動させる付勢手段と、
    前記ロック手段によりロックされた前記シャッターを押圧することによりオンし、前記認証手段による認証を開始させるアクセススイッチと、
    を具備し、当該認証手段により正規の認証コードが受信されたと認証された場合に限り、前記ロック手段によるロックを解除し、シャッターを閉塞位置から開放位置まで移動可能な状態とし、かつ、前記ロック手段は、前記シャッターが閉塞位置にあるとき突出状態とされて当該シャッターに形成された凹部に係合してロックするとともに没入状態とされてロックを解除するプランジャを有するものとされ、前記シャッターが押圧されて前記アクセススイッチをオンする際、当該プランジャは、突出状態が維持されつつ前記凹部に対する係合が外れた状態とされることを特徴とするシリンダ錠の保護装置。
  2. 前記認証手段により認証コードが正規のものであると認証したことを条件に点灯して報知する報知手段を具備したことを特徴とする請求項1記載のシリンダ錠の保護装置。
  3. 前記シャッターが閉塞位置から開放位置に移動したことを条件に点灯して前記キー孔を照らす照明手段を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシリンダ錠の保護装置。
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