JP2005194087A - 媒体収容装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊サイズの媒体をセットしたときに、媒体を容易に、かつ、適切に案内することができ、画像形成装置のコストを低くすることができる
【解決手段】複数のサイズの媒体を収容し、本体13aと、媒体の端部に当接させられ、媒体を案内するガイド部材と、前記本体13aの所定の位置に取り付けられ、前記ガイド部材の移動範囲を規制する固定部材30とを有する。この場合、本体13aの所定の位置に固定部材30が取り付けられ、ガイド部材の移動範囲を規制するので、ガイド部材を任意のサイズの媒体に対応する適正な位置に置くことができる。したがって、ガイド部材とセットされた媒体の端部の位置とを一致させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、媒体収容装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、媒体としての用紙をセットするために媒体収容装置としての用紙カセットが配設され、該用紙カセットに収容された用紙がピックアップローラによって繰り出されるようになっている。
図2は従来の用紙カセットの斜視図である。
図において、13は上端が開口させられた箱状の用紙カセット、13aは用紙カセット13の本体であり、該本体13a内には、収容される用紙のサイズ、すなわち、用紙サイズに対応させて、所定のガイド、すなわち、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17が移動自在に配設され、後端ガイド15を用紙の後端と当接する位置に、側縁ガイド16、17を用紙の側縁と当接する位置に置くことができる。
なお、14は、図示されない支持軸によって回動自在に配設され、用紙を積載するための用紙積載板、18は用紙カセット13における用紙の搬送方向における下流側に回転自在に配設されたシャフトであり、該シャフト18にリフトアッププレート19が取り付けられ、前記シャフト18の回転に伴ってリフトアッププレート19が回動させられる。該リフトアッププレート19は、ほぼL字形の形状を有し、先端部が前記用紙積載板14を上方に押し上げる。
また、前記用紙積載板14の先端部の近傍にはピックアップローラ21及び搬送ローラ22、23が回転自在に配設される。
ところで、前記用紙カセット13には、A4版、B5版等の汎(はん)用的な用紙サイズの用紙をセットするために、用紙の後端の位置及び側縁の位置を表す位置決め用のマークが形成される。したがって、操作者は、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17を移動させ、前記マークの位置に置くことによって、用紙を確実に案内し、セットすることができる。そして、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17によって案内された用紙は、ピックアップローラ21及び搬送ローラ22、23を回転させることによって搬送される(例えば、特許文献1参照。)。
実開平6−45947号公報
しかしながら、前記従来の用紙カセット13においては、汎用的な用紙サイズ以外の、特殊サイズの用紙をセットしようとすると、特殊サイズの用紙のための位置決め用のマークが形成されていないので、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17が適正な位置に置かれず、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17の位置と、セットされた用紙の後端及び側縁の位置とが一致しないことがある。その場合、そのままの状態で印刷を行うと、用紙が正常に案内されず、不揃いになり、用紙が所望の方向とずれてしまう。その結果、用紙が正常に搬送されず、不揃いな印刷結果が発生し、正常な印刷が行われないことがある。
そこで、特殊サイズの用紙に対応させて、専用のガイドを備えた用紙カセット13を作成することが考えられるが、その場合、使用される用紙の用紙サイズが操作者によって異なるので、用紙サイズごとに専用の用紙カセット13を作成する必要が生じ、画像形成装置のコストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来の媒体収容装置の問題点を解決して、特殊サイズの媒体をセットしたときに、媒体を容易に、かつ、適切に案内することができ、画像形成装置のコストを低くすることができる媒体収容装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の媒体収容装置においては、複数のサイズの媒体を収容するようになっている。
そして、本体と、媒体の端部に当接させられ、媒体を案内するガイド部材と、前記本体の所定の位置に取り付けられ、前記ガイド部材の移動範囲を規制する固定部材とを有する。
本発明によれば、媒体収容装置においては、複数のサイズの媒体を収容するようになっている。
そして、本体と、媒体の端部に当接させられ、媒体を案内するガイド部材と、前記本体の所定の位置に取り付けられ、前記ガイド部材の移動範囲を規制する固定部材とを有する。
この場合、本体の所定の位置に固定部材が取り付けられ、ガイド部材の移動範囲を規制するので、ガイド部材を任意のサイズの媒体に対応する適正な位置に置くことができる。したがって、ガイド部材とセットされた媒体の端部の位置とを一致させることができる。
また、特殊サイズの媒体に対応させて、専用のガイドを備えた媒体収容装置を作成する必要がなくなるので、画像形成装置のコストを低くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置のうちのプリンタに配設された媒体収容装置としての用紙カセットについて説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における用紙カセットの斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの斜視図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。
図において、プリンタは、本体11、及び該本体11の一部に形成された用紙カセット収納部12において、用紙カセット13が矢印A方向に着脱自在に配設され、用紙カセット13に媒体としての図示されない用紙がセットされ、積載される。
そして、前記用紙カセット13は、上端が開口させられた箱状の形状を有する本体13a、図示されない支持軸によって回動自在に配設され、用紙を積載するための用紙積載板14、並びに移動自在に配設され、該用紙積載板14上の用紙を案内するガイド部材として後端ガイド15及び側縁ガイド16、17を備える。前記後端ガイド15は用紙の第1の端部、本実施の形態においては、後端に、前記側縁ガイド16、17は用紙の第2の端部、本実施の形態においては、側縁に当接させられ、用紙を案内する。
前記用紙カセット13における用紙の搬送方向における下流側には、シャフト18が回転自在に配設され、該シャフト18にリフトアッププレート19が取り付けられ、前記シャフト18の回動に伴ってリフトアッププレート19が回動させられる。そして、該リフトアッププレート19は、ほぼL字形の形状を有し、先端部が前記用紙積載板14に当接させられ、リフトアッププレート19の回動に伴って用紙積載板14が上方に押し上げられる。
また、該用紙積載板14の先端部の近傍にはピックアップローラ21及び搬送ローラ22、23が回転自在に配設される。
また、30は、用紙カセット13内の所定の位置に、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17の移動範囲を規制する移動範囲規制部材として配設された固定部材であり、該各固定部材30は、前記後端ガイド15及び側縁ガイド16、17を摺(しゅう)動させて移動させるために本体13aの底にそれぞれ形成された軌道部としての溝部25において、本体13aに対して着脱自在に取り付けられる。したがって、前記後端ガイド15及び側縁ガイド16、17の移動範囲は、前記固定部材30より用紙の収容側に形成される。
前記構成の用紙カセット13においては、まず、用紙カセット13を移動させて本体11内に挿入すると、図示されないモータが駆動されて前記シャフト18が回転させられ、リフトアッププレート19が(図4の時計回り方向に)回動させられ、用紙積載板14を押し上げ、上昇させる。該用紙積載板14の位置は、図示されないセンサによって検出され、用紙積載板14が所定の位置に置かれると、前記モータの駆動が停止させられる。
したがって、前記ピックアップローラ21を回転させるのに伴って、用紙積載板14上の最上部の用紙を1枚ずつ繰り出すことができる。
なお、前記リフトアッププレート19を、図4において実線で示される位置に置くと、用紙積載板14は最も上昇させられ、破線で示される位置に置くと、用紙積載板14は最も下降させられる。
次に、前記構成の用紙カセット13を備えたプリンタの動作について説明する。
搬送ローラ119は、前記搬送ローラ22、23によって繰り出され、搬送された用紙をレジストローラ120に送り、該レジストローラ120は、搬送ローラ119によって搬送された用紙の斜行を補正した後、用紙を、搬送方向における上流側から下流側にかけて並べて配設された画像形成部103〜106に送る。
該画像形成部103〜106は、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム111〜114を備え、各感光体ドラム111〜114上にそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックのトナー像を形成する。また、前記画像形成部103〜106と対向させて、転写ローラから成る転写部115〜118が配設され、転写部115はシアンのトナー像を用紙に転写して画像形成部104に用紙を搬送し、前記転写部116はマゼンタのトナー像を用紙に転写して画像形成部105に用紙を搬送し、転写部117はイエローのトナー像を用紙に転写して画像形成部106に用紙を搬送し、転写部118はブラックのトナー像を用紙に転写して定着部121に用紙を搬送する。
該定着部121に搬送される用紙上には、カラーのトナー像が転写され、前記定着部121は、カラーのトナー像を加熱して融着させてカラー画像を形成する。そして、カラー画像が形成された用紙は、搬送ローラ122〜125によって搬送されて、スタッカ102に排出される。
次に、前記固定部材30について説明する。
図5は本発明の第1の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す用紙カセットの斜視図、図6は本発明の第1の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す用紙カセットの要部拡大図、図7は本発明の第1の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す要部平面図、図8は本発明の第1の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す要部断面図、図9は本発明の第1の実施の形態における固定部材の第1の分解斜視図、図10は本発明の第1の実施の形態における固定部材の第2の分解斜視図である。
前述されたように、固定部材30は本体13aの底において溝部25に取り付けられるようになっている。そのために、前記溝部25は、本体13aの底に臨ませて帯状に形成された開口部としてのスリット25a、及び該スリット25aより下方に、スリット25aより幅を広くして帯状に形成された底部25bを備える。そして、前記本体13aの底において、底部25bの上端の両縁から内方に向けて突出させて形成された規制部としての張出部25cによって、前記スリット25aが形成される。前記張出部25cは後端ガイド15及び側縁ガイド16、17の移動方向を規制する。
また、固定部材30は、締付け部としてのつまみねじ31、固定台座32、及び前記溝部25内に挿入され、前記固定台座32を挟んだ状態で前記つまみねじ31と螺(ら)合によって連結される固定部としての固定金具33を備え、前記固定台座32の裏面にはスリット25aよりわずかに幅が小さい帯状のガイド突起部32cが突出させて形成される。したがって、ガイド突起部32cをスリット25aに係止させた状態で、固定台座32を溝部25に沿って移動させることができる。
また、前記固定金具33は、内部にねじ孔部33cが形成された筒状の軸部33e、及び該軸部33eの下端に一体にフランジ状に形成され、前記張出部25cと選択的に係止させられる受け部33dを備え、該受け部33dは、平坦(たん)な長辺a、b及び円弧状の短辺c、dから成り、長方形の形状を有する。そして、前記軸部33eの先端の外周縁に、径方向外方に向けて突出させて、固定金具33の回転を規制する回転規制部としての突起部33a、33bが形成される。
前記固定台座32には、前記軸部33eの外径よりわずかに径の大きい貫通孔81が形成され、該貫通孔81の下端の内周面には、円周方向における2箇所に、溝状の切欠き部32a、32bが、貫通孔81の下端から上端にかけて軸方向に延在させて形成される。また、前記切欠き部32a、32bと連続させて、溝状の突起退避部32a′、32b′が、円周方向における所定の角度にわたって、かつ、互いに点対称に形成される。そして、前記切欠き部32a、32b及び突起退避部32a′、32b′によって「L」字状の係止部が形成される。したがって、突起部33a、33bを切欠き部32a、32bと係止させた状態で前記軸部33eを貫通孔81内に挿入し、続いて、突起部33a、33bを突起退避部32a′、32b′と係止させた状態で前記軸部33eを右回り、すなわち、図9における時計回りに90〔°〕回転させると、固定金具33が固定台座32に係止させられ、固定台座32から抜け落ちることがなくなる。
前記つまみねじ31には、前記軸部33eとほぼ同じ長さのねじ部31aが形成され、該ねじ部31aと前記ねじ孔部33cとを螺合させることによって、つまみねじ31と固定金具33とを連結することができる。
ところで、前記固定部材30は、受け部33dを溝部25内に挿入し、張出部25cと係止させることによって本体13aの底に取り付けられる。そのために、前記スリット25aの幅L6と、受け部33dの幅L5との関係は、
L6>L5
にされ、受け部33dの厚さL3と、底部25bの底面から張出部25bの下面までの距離を表す底部25bの高さL4との関係は
L4>L3
にされる。したがって、固定金具33を溝部25内に挿入し、底部25b内で受け部33dを回転させることができる。
なお、固定金具33の高さL2と、溝部25の深さL1との関係は、
L2>L1
にされるので、つまみねじ31及び固定台座32を固定金具33から取り外した状態で、固定金具33を溝部25から取り出すことができる。
また、前記ねじ孔部33cの中心から受け部33dの短辺c、dまでの距離R1と、溝部25の中心から底部25bの両縁までの距離R2との関係は、
R2>R1
にされる。これによって、つまみねじ31を締め付けると、受け部33dがスリット25aに対して直角の方向に位置させられ、受け部33dの広い範囲を張出部25cと係止させることができる。したがって、固定部材30を安定して本体13aに取り付けることができる。
ところで、本実施の形態においては、ねじ孔部33cの中心から短辺cまでの距離R1は一様にされるが、つまみねじ31を締め付ける際に回転方向における上流側の端部を33d−1とし、下流側の端部を33d−2としたとき、中心から端部33d−1までの距離が、前記距離R2より短く、中心から端部33d−2までの距離が前記距離R2より長くなるように短辺cの径を徐々に長くすることができる。
その場合、つまみねじ31を時計回りに回転させると、短辺cの径と前記距離R2とが等しくなる部分で短辺cと底部25bの側壁とが当たり、それ以上の受け部33dの回転が規制される。したがって、つまみねじ31を締め付けやすくすることができる。
次に、固定部材30を本体13aに取り付ける際の動作について説明する。
まず、前記突起部33a、33bを切欠き部32a、32bに合わせ、固定金具33を貫通孔81内に挿入し、固定台座32を挟んだ状態で、ねじ部31aを、数回回転させてねじ孔部33c内にねじ込む。
この状態で、図7及び8の実線に示されるように、受け部33d及びガイド突起部32cをスリット25aと平行にし、前記溝部25に嵌(は)め込む。次に、つまみねじ31を時計回りに回転させると、突起部33a、33bと突起退避部32a′、32b′とが係止させられた状態で、摩擦で固定金具33が同様に時計回りに回転させられる。これに伴って、受け部33dが溝部25内で時計回りに回転させられ、図8の破線で示されるように、受け部33dが溝部25の長手方向に対して直角の位置に置かれると、前記突起退避部32a′、32b′の側縁に突起部33a、33bが当たり、固定金具33のそれ以上の回転が規制される。
その後、つまみねじ31を更に回転させると、ねじ部31aとねじ孔部33cとの螺合が進み、前記固定金具33はつまみねじ31によって上方に移動させられる。したがって、受け部33dと固定台座32とによって張出部25cを挟んだ状態で、固定部材30を本体13aに取り付けることができる。
このように、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17を移動させるための溝部25において固定部材30を本体13aの底の所定の位置に取り付けることができるので、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17を任意の用紙サイズの用紙に対応する適正な位置に置くことができる。したがって、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17の位置と、セットされた用紙の後端及び側縁の位置とを一致させることができるので、印刷を行ったときに用紙サイズのエラーが発生することがなくなる。
また、特殊サイズの用紙に対応させて、専用のガイドを備えた用紙カセットを作成する必要がなくなるので、プリンタのコストを低くすることができる。
そして、つまみねじ31を回転させるだけで工具等を使用することなく固定部材30を本体13aに取り付けることができるので、固定部材30を取り付けるための作業を簡素化することができる。
ところで、本実施の形態においては、用紙が用紙カセット13にセットされていない場合、セットされた用紙が少ない場合等において、固定部材30が取り付けられない方向に後端ガイド15及び側縁ガイド16、17が移動してしまう。
そこで、用紙が用紙カセット13にセットされていない場合、セットされた用紙が少ない場合等においても、後端ガイド15及び側縁ガイド16、17が移動するのを規制することができる第2の実施の形態について説明する。
図11は本発明の第2の実施の形態における固定部材の分解斜視図、図12は本発明の第2の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す用紙カセットの要部拡大図、図13は図12のX−X断面図である。
この場合、移動範囲規制部材としての固定部材40は、締付け部としてのつまみねじ31、固定台座42及び固定部としての固定金具33を備え、前記固定台座42の裏面には、前記開口部としてのスリット25aよりわずかに小さい幅を有する帯状のガイド突起部42cが突出させて形成される。そして、該ガイド突起部42cの一端にガイド突起部42cと同じ幅を有する「L」字状の形状を有する突起部42dが形成される。前記つまみねじ31及び固定金具33の構造が第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
また、本体13aに形成された軌道部としての溝部25に沿って移動自在に、ガイド部材として図示されない後端ガイド及び側縁ガイド44が配設される。ところで、通常、この種の後端ガイド及び側縁ガイド44は、用紙の積載量が多くても用紙を案内することができるように十分に高く、また、強度及び安定性を高くするために十分に厚く形成される。ところが、製造上の問題によって、後端ガイド及び側縁ガイド44の板厚を所定の値以上に大きくすることができない。そこで、例えば、図13に示されるように、側縁ガイド44の内部に空洞部44aが形成される。後端ガイドにも内部に空洞部が形成される。
次に、固定部材40を本体13aに取り付ける際の動作について説明する。
第1の実施の形態と同様に、まず、前記突起部33a(図7)、33bを切欠き部32a、32bに合わせ、固定金具33を貫通孔81内に挿入し、固定台座32を挟んだ状態で、ねじ部31aを、数回回転させてねじ孔部33c内にねじ込む。
この状態で、突起部42dを前記空洞部44aに係止させ、受け部33d及びガイド突起部32cをスリット25aと平行にし、前記溝部25に嵌め込む。次に、つまみねじ31を、第1の実施の形態と同様に、時計回りに回転させると、突起部33a、33bと突起退避部32a′、32b′とが係止させられ、受け部33dが溝部25内で時計回りに回転させられ、受け部33dが溝部25の長手方向に対して直角の位置に置かれると、前記突起退避部32a′、32b′の側縁に突起部33a、33bが当たり、固定金具33のそれ以上の回転が規制される。
その後、つまみねじ31を更に回転させると、ねじ部31aとねじ孔部33cとの螺合が進み、前記固定金具33はつまみねじ31によって上方に移動させられる。したがって、受け部33dと固定台座32とによって規制部としての張出部25cを挟んだ状態で、固定部材40を本体13aに取り付けることができる。
このように、突起部42dを前記空洞部44aに係止させるようになっているので、固定部材40を本体13aに取り付けるのに伴って、後端ガイド及び側縁ガイド44を本体13aに対して固定することができる。したがって、用紙が用紙カセット13にセットされていない場合、セットされた用紙が少ない場合等において、固定部材40が取り付けられない方向に後端ガイド及び側縁ガイド44が移動するのを防止することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図14は本発明の第3の実施の形態における固定部材を示す図である。
移動範囲規制部材としての固定部材50は、締付け部としてのつまみ部50a、該つまみ部50aの下端から下方に突出させて一体に形成された軸部50b、及び該軸部50bの下端に一体に形成され、長辺a、b及び短辺c、dから成る長方形の形状を有し、固定部として機能する受け部50cを備える。前記軸部50bの外径は、前記開口部としてのスリット25aの幅よりわずかに小さくされ、前記受け部50cの短辺c、dの長さは前記軸部50bの外径と等しくされるとともに、前記受け部50cにおけるつまみ部50aと対向する面に、傾斜させて湾曲させられたねじれ面50dが形成される。
該ねじれ面50dは、軸部50bを中心にして点対称になるように、また、円周方向における右方向ほど受け部50cの板厚が小さくなるように、径方向内方より径方向外方の角度が急になるように形成される。
次に、固定部材50を本体13aに取り付ける際の動作について説明する。
まず、受け部50cをスリット25aと平行にして軌道部としての溝部25に嵌め込み、その後、つまみ部50aを時計回りに回転させると、受け部50cが前記溝部25に対して回転させられ、受け部50cとつまみ部50aとによって張出部25cを挟んだ状態で、固定部材50を本体13aに取り付けることができる。
この場合、つまみ部50aを回転させる量を少なくすることができるので、容易に、かつ、短い動作で固定部材50を本体13aに取り付けることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
図15は本発明の第4の実施の形態における固定部材を示す斜視図、図16は本発明の第4の実施の形態における固定部材の動作を示す図である。
この場合、移動範囲規制部材としての固定部材60は、固定部としての固定金具61及び固定金具61に対して揺動自在に配設された締付け部としてのハンドル63を備える。そのために、前記固定金具61の中央に、上方に向けて突出させて支点支持部61aが一体に形成され、該支点支持部61aに、支点軸62が両側に突出するように圧入される。なお、前記固定金具61おいて、支点支持部61aより両側に延びる部分によって受け部61b、61cが形成される。
前記固定金具61は長辺a、b及び短辺c、dから成り、長方形の形状を有し、長辺a、bの長さは、開口部としてのスリット25aの幅より十分に大きくされる。
また、前記ハンドル63は、下端に、前記支点支持部61aを挟むようにして、一対の支点部63aが突出させて形成され、各突起部63aに前記支点軸62を回転自在に支持する穴63bが形成される。
そして、前記各支点部63aの外周縁における所定の箇所に、穴63bの中心からの径方向寸法を他の部分より大きくすることによって、突起部63dが形成され、該突起部63bにおける穴63bの中心からの径方向寸法は、支点軸62の中心から前記受け部61b、61cまでの距離Lxから、規制部としての張出部25cの厚さBを減算した値δより約0.5〜1〔mm〕大きくされる。
次に、固定部材60を本体13aに取り付ける際の動作について説明する。
まず、ハンドル63を把持し、受け部61b、61cが前記スリット25aに対して平行になるようにして受け部61b、61cを軌道部としての溝部25に挿入し、時計回りに90〔°〕回転させる。これに伴って、受け部61b、61cが底部25b内において回転させられ、張出部25cと係止させられる。
続いて、前記ハンドル63を用紙カセット13の底に向けて押し下げると、突起部63bが張出部25cの上面を押し、固定金具61を上方に移動させる。その結果、突起部63bと受け部61b、61cとによって張出部25cを挟んだ状態で、固定部材60を本体13a(図1)に取り付けることができる。
このとき、突起部63bは、支点部63aから本体13aの底に向けて延びる垂線より先(図16における左側)に位置しているので、操作者がハンドル63から手を離してもハンドル63が押し戻されることはない。
このように、本実施の形態においては、ハンドル63を押し下げるだけで固定部材60を容易に、かつ、短い動作で固定部材60を本体13aに取り付けることができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図17は本発明の第5の実施の形態における固定部材を示す分解斜視図、図18は本発明の第5の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す要部平面図、図19は本発明の第5の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す要部断面図である。
移動範囲規制部材としての固定部材70は、締付け部としてのつまみねじ31及び固定部としての固定金具73から成り、該固定金具73は、長辺a、b及び短辺c、dから成り、長方形の形状を有し、上面に、平行四辺形の形状を有する回転規制部としての凸部73aが形成され、該凸部73a以外の部分は、受け部73b、73cが形成される。また、前記凸部73aには、つまみねじ31のねじ部31aと螺合させられるねじ穴73dが形成される。そして、前記凸部73aは、前記長辺a、bと同じ面から成り、互いに平行に形成された第1の当接部としての側面e、f、及び前記長辺a、bに対して傾斜させて、互いに平行に形成された第2の当接部としての側面g、hを備え、前記側面e、fは、初期状態及びつまみねじ31を緩める方向に回転させたときに規制部としての張出部25bの互いに対向する端面と当接させられ、凸部73aの回転を規制し、側面g、hは、前記つまみねじ31を締め付ける方向に回転させたときにエッジが張出部25bの前記端面と当接させられ、凸部73aの回転を規制する。
軌道部としての溝部25のスリット25aの幅L6と、固定金具73の幅L15との関係は、
L6>L15
にされ、受け部73b、73cの厚さL13と、底部25bの高さL4との関係は
L4>L13
にされる。
また、溝部25の深さL1と、固定金具73の高さL7との関係は、
L1>L7
にされ、張出部25bの厚さL9と凸部73aの高さL8との関係は、
L9>L8
にされる。
したがって、つまみねじ31を固定金具73に締め付けていくと、固定金具73が回転させられ、受け部73b、73cと前記張出部25cとが係止させられ、その状態で前記側面g、hのエッジが張出部25cの端面と当接して回転が規制され、前記つまみねじ31と受け部73b、73cとの間に張出部25cを挟んだ状態で、固定部材70を本体13aに取り付けることができる。
また、固定金具73が固定された状態でつまみねじ31を緩めると、固定金具73が回転させられ、側面e、fが張出部25cの前記端面と当接させられ、受け部73b、73cが前記スリット25aとほぼ平行にされ、つまみねじ31とともに固定金具73を本体13aから取り外すことができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における用紙カセットの斜視図である。 従来の用紙カセットの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第1の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す用紙カセットの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す用紙カセットの要部拡大図である。 本発明の第1の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す要部平面図である。 本発明の第1の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す要部断面図である。 本発明の第1の実施の形態における固定部材の第1の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における固定部材の第2の分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における固定部材の分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す用紙カセットの要部拡大図である。 図12のX−X断面図である。 本発明の第3の実施の形態における固定部材を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における固定部材を示す斜視図である。 本発明の第4の実施の形態における固定部材の動作を示す図である。 本発明の第5の実施の形態における固定部材を示す分解斜視図である。 本発明の第5の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す要部平面図である。 本発明の第5の実施の形態における固定部材が取り付けられた状態を示す要部断面図である。
符号の説明
13 用紙カセット
13a 本体
15 後端ガイド
16、17、44 側縁ガイド
25 溝部
25a スリット
25c 張出部
30、40、50、60、70 固定部材
31 つまみねじ
33、61、73 固定金具
33a、33b 突起部
33d、50c、61b、61c、73b、73c 受け部
50a つまみ部
63 ハンドル
73a 凸部
e、f、g、h 側面

Claims (7)

  1. 複数のサイズの媒体を収容する媒体収容装置において、
    (a)本体と、
    (b)媒体の端部に当接させられ、媒体を案内するガイド部材と、
    (b)前記本体の所定の位置に取り付けられ、前記ガイド部材の移動範囲を規制する固定部材とを有することを特徴とする媒体収容装置。
  2. 前記固定部材は前記本体に対して着脱自在に配設される請求項1に記載の媒体収容装置。
  3. (a)前記本体の底に前記ガイド部材を移動させるための軌道部が形成され、
    (b)前記固定部材は、前記軌道部において本体に取り付けられる請求項1に記載の媒体収容装置。
  4. 前記ガイド部材の移動範囲は、前記固定部材より媒体の収容側に形成される請求項1に記載の媒体収容装置。
  5. (a)前記軌道部は溝部から成り、
    (b)前記本体の底は、前記ガイド部材の移動方向を規制し、前記溝部の開口部を形成する規制部を備え、
    (c)前記固定部材は、締付け部、及び該締付け部と螺合によって連結される固定部を備え、
    (d)該固定部は、固定部の回転を規制する回転規制部、及び該回転規制部より下方において、前記規制部と選択的に係止させられる受け部を備える請求項1に記載の媒体収容装置。
  6. 前記回転規制部は、前記開口部の幅より小さく形成され、締付け部を緩める方向に回転させたときに、前記受け部と前記開口部とがほぼそろった状態で固定部材の回転を規制する第1の当接部、締付け部を締め付ける方向に回転させたときに、前記受け部と前記規制部とを係止させた状態で固定部材の回転を規制する第2の当接部を備える請求項5に記載の媒体収容装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の媒体収容装置を備えた画像形成装置。
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JP7403361B2 (ja) 2020-03-24 2023-12-22 シャープ株式会社 給紙装置、画像形成装置および移動部材のロック機構

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