JP2005193160A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 微生物を良好に繁殖させることで生ゴミを効率よく処理することのできる生ゴミ処理装置の提供を課題とする。
【解決手段】 生ゴミ及び微生物を含有する被処理物が投入されるケーシング10と、ケーシング10内に配設されて被処理物を攪拌しつつ搬送するスクリューコンベア20と、ケーシング10内に空気を供給する空気供給手段50と、ケーシング10内に水を供給する水供給手段60とを備える。また、スクリューコンベア20は、筒状の回転軸31を有する外側スクリュー30と、外側スクリュー30の回転軸31内に配設されて外側スクリュー30とは反対方向に被処理物を搬送する内側スクリュー40と、外側スクリュー30で搬送された被処理物を回転軸31の内部に送り込む送込手段70と、内側スクリュー40で搬送された被処理物を回転軸31の外部に放出する放出手段80とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生ゴミ処理装置に関するものであり、特に、家庭や事業所から生じる生ゴミ(厨芥類)を微生物によって分解することにより、生ゴミを、堆肥化したり、減量化または消滅化するといった処理を行う生ゴミ処理装置に関するものである。
一般家庭で発生するゴミの約50%は、生ゴミである。また、デパート、スーパー、青果市場、鮮魚市場等の生鮮食品を取り扱う事業所や、食堂、喫茶店、居酒屋等の飲食物を提供する事業所では、1日にt単位の生ゴミを生じさせるところもある。そして、生ゴミの発生量は、経済発展や生活の高度化とともに増え続けており、生ゴミを処理するためには、多額の処理費が必要とされている。一方、生ゴミ処理の対策として、敷地内で発生する生ゴミ等を小型バッチ炉で焼却し、生ゴミの減量化を図っているところもあるが、ダイオキシン問題で焼却は困難となっている。
このような実情の中、微生物を活用して生ゴミを分解する処理が注目されている。この処理によれば、生ゴミを堆肥化して有効利用したり、生ゴミの減量化または消滅化を図ることができる。そして、この生ゴミを微生物により分解するための具体的な装置として、本願出願人は、生ゴミ及び微生物を含有する被処理物が投入されるケーシングと、ケーシング内に配設されて被処理物を攪拌しつつ搬送するスクリューコンベアと、ケーシング内に空気を供給する空気供給手段とを備える生ゴミ処理装置を、既に提案している。
特許第3247883号公報
ところで、生ゴミを分解する微生物は、主に、好気性の微生物であり、この微生物を良好に繁殖させるためには、当然、空気(酸素)が必要なのであるが、空気ばかりでなく、適度な水分も必要である。ここで、生ゴミは、一般に十分な水分を含むものであり、あえて水分を加える必要はないものと思わがちであるが、生ゴミの中には、乾燥したものもあり、水分不足により、微生物が良好に繁殖せず、生ゴミを効率よく処理できない場合がある。また、微生物による生ゴミの分解が進行するにつれ、水分が不足し、これにより、生ゴミの処理効率が低下することもある。さらには、生ゴミが十分な水分を含んでいたとしても、この水分が腐敗していたり、水分に微生物の繁殖を阻害する成分が含まれていることで、生ゴミの良好な処理効率が得られない場合もある。
特に、スクリューコンベアによって被処理物を攪拌しつつ搬送する生ゴミ処理装置では、被処理物が、広い面積に渡ってケーシング内の空気に暴露されつつ、スクリューコンベアの軸方向に長い距離で搬送されるため、被処理物から水分が蒸発し易く、水分が不足するといった問題が顕著に生じる。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、微生物を良好に繁殖させることで生ゴミを効率よく処理することのできる生ゴミ処理装置の提供を課題とするものである。
上述した課題を解決するために本発明の採った手段は、
「生ゴミ、及び該生ゴミを分解させるための微生物を含有する被処理物が投入されるケーシングと、
該ケーシング内に配設されて前記被処理物を攪拌しつつ搬送するスクリューコンベアと、
前記ケーシング内に空気を供給する空気供給手段と、
前記ケーシング内に水を供給する水供給手段と
を備えることを特徴とする生ゴミ処理装置」
である。
ここで、生ゴミを堆肥化する処理を行う場合には、生ゴミ及び微生物と共に、木質チップ等の介在物を、必要に応じてケーシング内に投入すればよい。また、生ゴミを減量化または消滅化する処理を行う場合には、生ゴミ及び微生物のみをケーシング内に投入し、生ゴミを微生物により分解させることで微生物の増殖や排泄物に変換して、生ゴミを減量化したり、消滅化させればよい。
また、「空気供給手段」としては、例えば、送風ファンやコンプレッサー等の空気送出装置と、この空気送出装置に接続された空気供給管とから構成することができる。また、「水供給手段」としては、水道管や給水タンク等の水供給源に接続された水供給管と、この水供給管内の流路を開閉する給水弁や流路の開度を調節する流量調節弁等の弁装置とから構成することができる。
上記構成の生ゴミ処理装置では、スクリューコンベアにより、生ゴミ及び微生物を含有する被処理物が攪拌されつつ搬送され、微生物の繁殖によって生ゴミが分解されるのであるが、空気供給手段と水供給手段とを備えることから、空気供給手段によって空気を供給し、加えて、スクリューコンベアによって攪拌しつつ搬送されることから不足がちとなる水についても、水供給手段によって水を供給することで、処理容器内において、好気性の微生物の繁殖に必要な空気及び水分の双方を適確に確保することが可能となる。また、水供給手段によって処理容器内に新たな水が供給されるため、微生物に必要な水分として、生ゴミに含まれる水分よりも新鮮な水分を補給することも可能となる。従って、この生ゴミ処理装置によれば、微生物を良好に繁殖させることができ、生ゴミを効率よく処理することができる。
上述の生ゴミ処理装置において、
「前記スクリューコンベアは、
筒状の回転軸を有する外側スクリューと、
該外側スクリューの前記回転軸内に配設されて外側スクリューとは反対方向に前記被処理物を搬送する内側スクリューと、
外側スクリューで搬送された被処理物を外側スクリューの回転軸の内部に送り込む送込手段と、
内側スクリューで搬送された被処理物を外側スクリューの回転軸の外部に放出する放出手段と
を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置」
としてもよい。
上記構成の生ゴミ処理装置は、外側スクリューと内側スクリューとを有する所謂「2重スクリューコンベア」により、被処理物をケーシング内にて循環させて被処理物を処理するものである。ここで、2重スクリューコンベアを採用した生ゴミ処理装置では、被処理物が、外側コンベアと内側コンベアとの間で循環され、長い距離に渡って攪拌されつつ搬送されることから、水分が不足する問題がより一層、顕著に生じるのであるが、水供給手段によって不足する水が供給されるため、このような生ゴミ処理装置であっても、微生物を良好に繁殖させることができ、生ゴミを効率よく処理することができる。
上記構成の生ゴミ処理装置において、
「前記空気供給手段は、前記ケーシングの下部から空気を放出させる放出口を備えてなり、
前記水供給手段は、前記ケーシングの上部から水を吐出させる吐水口を備えてなる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生ゴミ処理装置」
としてもよい。
上記構成の生ゴミ処理装置では、ケーシングの下部から空気を放出させる放出口により、スクリューコンベアにて攪拌されつつ搬送される被処理物の内部に良好に空気が補給される。また、ケーシングの上部から水を吐出させる吐水口により、スクリューコンベアにて攪拌されつつ搬送される被処理物の表面に良好に水が補給される。従って、この生ゴミ処理装置によれば、微生物をさらに良好に繁殖させることができ、生ゴミを、より一層、効率よく処理することができる。
なお、放出口として、空気を噴射して放出する噴射ノズルを採用すると、放出口から放出される空気によっても被処理物を攪拌することができ、生ゴミの処理効率を向上させることができることから、好適である。また、吐水口として、水を霧状に噴霧する噴霧ノズルを採用すると、吐水口から吐水される水を被処理物に均一に散布することができ、生ゴミの処理効率を向上させることができることから、好適である。
上述した通り、本発明に係る生ゴミ処理装置によれば、微生物を良好に繁殖させることができ、これにより、生ゴミを効率よく処理することができる。
以下、本発明の一実施形態である生ゴミ処理装置について図1〜6に基づき説明する。なお、図1は、本発明に係る生ゴミ処理装置の一例を説明するための部分破断正面図であり、図2は、図1におけるA部拡大図であり、図3は、図1におけるB部拡大図であり、図4は、図1におけるC部拡大図であり、図5は、図1におけるD−D断面拡大図であり、図6は、図1におけるE−E断面拡大図である。
図1に示すように、生ゴミ処理装置1は、生ゴミを堆肥化したり、減量化または消滅化させる装置であり、主な構成として、生ゴミ及び微生物を含有する被処理物が投入されるケーシング10と、ケーシング10内に配設されて被処理物を攪拌しつつ搬送するスクリューコンベア20と、ケーシング10内に空気を供給する空気供給手段50と、ケーシング10内に水を供給する水供給手段60とを備えている。
なお、本例では、上記スクリューコンベア20全体が、筒状の回転軸31を有する外側スクリュー30と、外側スクリュー30の回転軸31内に配設されて外側スクリュー30とは反対方向に被処理物を搬送する内側スクリュー40と、外側スクリュー40で搬送された被処理物を外側スクリュー30の回転軸31の内部に送り込む送込手段70と、内側スクリュー40で搬送された被処理物を外側スクリュー30の回転軸31の外部に放出する放出手段80とを備えるものとして構成されている。また、本例では、上記送込手段70が、外側スクリュー30で搬送された被処理物の内の一部を外側スクリュー30の回転軸31の内部に送り込むものとして構成されており、上記放出手段80が、内側スクリュー40で搬送された被処理物の全てを外側スクリュー30の回転軸31の外部へと放出するものとして構成されている。
ケーシング10は、両端が閉塞された断面円形状の筒体により形成されており、下部に設けられた脚部11によって、略水平に設置されている。このケーシング10における外側スクリュー30の上流端部分の上面には、ケーシング10内に被処理物を投入するための投入口12が設けられている。また、外側スクリュー30の下流側の下面には、分解処理後の被処理物を排出するための排出口13が設けられており、この排出口13には、開閉蓋13aが取り付けられている。さらに、内側スクリュー40は、その上流端部分がケーシング10の端部から突出しており、この内側スクリュー40の上流端部分の上部にも、被処理物を投入するための投入口15が設けられている。なお、ケーシング10の適宜の部位には、点検口14が設けられている。また、大型の被処理物を投入する場合には、図示2点鎖線で示すように、投入口12,15に粉砕機12a、15aを設けてもよい。
このように構成された生ゴミ処理装置1では、外側スクリュー30の上流端部分の投入口12から被処理物を投入すると、被処理物が外側スクリュー30により攪拌されつつ下流側へと搬送される。そして、外側スクリュー30の下流端部分では、送込手段70によって被処理物の一部が回転軸31内部の内側スクリュー40へと送り込まれ、残余の被処理物が、排出口13部分に溜められる。そして、排出口13部分に溜められた被処理物は、外側スクリュー30にて搬送されている間に、微生物による処理が十分になされたものであり、排出口13の開閉蓋13aを開くことで、ケーシング10外に排出される。
一方、内側スクリュー40に送り込まれた被処理物は、内側スクリュー40によって搬送され、内側スクリュー40の上流端部分にて、放出手段80によって回転軸31の外部に放出され、再度、外側スクリュー30によって搬送される。ここで、放出された被処理物は、微生物が良好に繁殖した状態である。よって、投入口12から新たな被処理物を順次投入しても、外側スクリュー30の上流端部分にて、この新たな被処理物に、微生物が良好に繁殖した状態の被処理物が混じるため、被処理物の分解処理を促進させることができる。
また、外側スクリュー30による搬送のみによっては十分に処理することができない被処理物については、内側スクリュー40の上流端部分の投入口15から投入すれば、内側スクリュー40にて搬送され、その後に外側スクリュー30にて搬送されることで、微生物による処理を十分に進行させることができる。しかも、この場合においても、内側スクリュー40の上流側の部位にて、微生物が良好に繁殖した状態の被処理物が回転軸31の内部に送り込まれて新たな被処理物に混じるため、被処理物の分解処理を促進させることができる。
加えて、この生ゴミ処理装置1では、空気供給手段50及び水供給手段60によって、微生物の繁殖に必要な空気(酸素)及び水が補給されるため、被処理物の微生物による処理を良好に進行させることができる。
次に、生ゴミ処理装置1の各部の詳細について説明する。
図2及び図3に示すように、外側スクリュー30は、ケーシング10にベアリングを介して回転自在に支承された円筒状の回転軸31と、この回転軸31に螺旋状に周設されたスクリュー羽根32とを備えるものであり、回転軸31の一端側に取り付けられたスプロケット33を、モータ等の駆動装置(図示省略)により回転させることによって(矢印a参照)、図示右方向に被処理物を搬送するものである(矢印b参照)。一方、内側スクリュー40は、外側スクリュー30の回転軸31内に、外側スクリュー30とは個別に回転自在に収容されたものである。そして、この内側スクリュー40は、外側スクリュー30の回転軸31にベアリングを介して回転自在に支承された円筒状の回転軸41と、この回転軸41に螺旋状に周設されたスクリュー羽根42とを備えるものであり、回転軸41の一端側に取り付けられたスプロケット43を、モータ等の駆動装置(図示省略)により回転させることによって(矢印c参照)、外側スクリュー30の搬送方向とは反対方向である図示左方向に被処理物を搬送するものである(矢印d参照)。
なお、本例では、外側スクリュー30及び内側スクリュー40の各スクリュー羽根32,42の螺旋方向を同一方向としており、各回転軸31,41を互いに逆方向に回転させることで、互いに相反する方向に被処理物を搬送することとしているが、これに限らず、各スクリュー羽根32,42の螺旋方向を互いに逆方向とし、各回転軸31,41を同一方向に回転させるようにしてもよい。また、外側スクリュー30の回転軸31内に、外側スクリュー30のスクリュー羽根32の螺旋方向とは逆方向のスクリュー羽根42を固定的に設けて内側スクリュー40とし、外側スクリュー30の回転に伴なって内側スクリュー40も回転するようにして、この内側スクリュー40によって、外側スクリュー30の搬送方向とは反対方向に被処理物を搬送することとしてもよい。
送込手段70は、外側スクリュー30の下流端部分に設けられ、外側スクリュー30によって搬送された被処理物を外側スクリュー30の回転軸31内に送り込むものであり、具体的には、次のように構成されている。
図4及び図6に示すように、ケーシング10内部における外側スクリュー30の下流端部分には、シュート73が配設されている。このシュート73は、外側スクリュー30で搬送された被処理物を、外側スクリュー30の回転軸31の中心方向に集める半円錐状の集合部73aと、回転軸31の下半分を覆うと共に回転軸31の外周面に沿うように配設された半円筒状のガイド部73bとを備えるものである。つまり、外側スクリュー30によって搬送された被処理物は、集合部73aで集められた後(矢印e参照)、ガイド部73bで案内されて、回転軸31に沿って送られる。また、外側スクリュー30の回転軸31における下流端部分の周壁には、適宜間隔で穿設された略方形状の複数の貫通孔71と、これら各貫通孔71に臨む取込羽根72とが設けられている。この取込羽根72は、回転軸31の遠心方向に突出すると共に回転方向に湾曲した円弧形状の羽根である。よって、回転軸31が回転すると、ガイド部73bによって回転軸31に沿って送られた被処理物の一部(例えば搬送量の1/2)が、取込羽根72によって掬われ、貫通孔71を通じて、回転軸31の内部に送り込まれる(矢印f参照)。なお、集合部73aで集められ、ガイド部73bで案内された被処理物の内、残り(例えば搬送量の1/2)の被処理物は、ガイド部73bの上端や後端から溢れ、シュート73の下方に落下して、排出口13部分に溜められる(矢印g参照)。この排出口13部分に溜められた被処理物は、前述したように、微生物による処理が十分になされたものであり、開閉蓋13aを開くことで、ケーシング10外へと排出される。
一方、放出手段80は、外側スクリュー30の上流端部分に設けられ、内側スクリュー40によって搬送された被処理物を外側スクリュー30の回転軸31外に放出するものであり、具体的には、次のように構成されている。
図2に示すように、外側スクリュー30の回転軸31における上流端部分の周壁には、適宜間隔で穿設された略方形状の複数の貫通孔81が設けられている。よって、回転軸31内にて内側スクリュー40によって搬送された被処理物は、ケーシング10内における外側スクリュー30の上流端部分において、回転軸31の貫通孔81から放出され(矢印h参照)、その後は、外側スクリュー30によって搬送される(矢印b参照)。
図1及び図5に示すように、空気供給手段50は、風を送出するプロペラ羽根式の送風ファン、この送風ファンよりも高出力のリングブロー(シロッコファン)、圧縮空気を送出するコンプレッサー等、適宜の機器を用いて構成された空気送出装置52と、この空気送出装置52に接続された空気供給管51とを備えている。そして、空気供給管51は、ケーシング10の内壁の適宜箇所に設けられた複数の放出口55に接続されている。ここで、本例では、ケーシング10の下部及び上部に放出口55が配置されている。また、空気供給管51は、内側スクリュー40の端部にも接続されており、内側スクリュー40の筒状の回転軸41内に開放されている。
さらに、本例では、ケーシング10内に送る空気を加熱して、微生物の繁殖に良好な温度に上昇させる加熱手段53、及び、ケーシング10内に送る空気を磁化して、微生物の繁殖に良好な無菌状態または減菌状態とする空気用磁場発生手段54をも備えるものとして構成されている。具体的には、以下の通りである。
空気供給管51の途中には、空気加熱手段53と、空気用磁場発生手段54とが配設されている。空気加熱手段53は、電熱線を用いたヒータ等から構成されており、冬季等の低温時に作動し、ケーシング10内に供給する空気の温度を上昇させるものである。具体的には、ケーシング10に温度を検出する温度センサ56が設けられており、この温度センサ56で検出されるケーシング20内の温度が、微生物の繁殖に最適な温度に維持されるように空気加熱手段51の加熱量が制御される。なお、空気加熱手段53は、冬季等の外気が低温時(例えば15℃以下)に、ケーシング10内の温度を外気よりも高める(例えば15〜20℃)ものであってもよく、微生物の繁殖に最適な温度(例えば30〜40℃)に、常時、維持するものであってもよい。
一方、空気用磁場発生手段54は、例えば、特開平9−141270号に開示されているように、永久磁石(図示しない)を用いて磁場を発生させるものである。なお、前記公報によれば、水を通すことにより、水を浄化させるものが開示されているが、本発明では、空気用磁場発生手段54に空気を通すことにより空気を磁化させる。つまり空気を磁化すると無菌状態、またはそれに近い状態(以下、「無菌等状態」と称する)となることから、微生物の繁殖に好適な空気をケーシング10内に供給することができる。このため、微生物の繁殖力を向上させることができる。
なお、本例では、空気加熱手段53の下流側に空気用磁場発生手段54を設け、加熱された空気を磁化する態様を示すが、空気加熱手段53の上流側に空気用磁場発生手段54を設け、加熱される前の空気を磁化する態様としてもよい。また、空気送出装置52と、空気加熱手段53と、空気用磁場発生手段54とを、夫々個別に設けた例を示したが、例えば、空気送出装置52として、空気加熱手段手段53を一体的に備えた温風送出装置を採用する等、上記各手段52,53,54のうち、2つの手段或は3つの全ての手段を組み合わせて一体となった装置を採用してもよい。さらに、空気用磁場発生手段54としては、永久磁石を用いたものに限らず、電磁石を用いたものであってもよい。
このように構成された生ゴミ処理装置1では、上部及び下部の放出口55から空気を放出することで、ケーシング10内に空気を供給するだけでなく、図3に示すように、下部の放出口55から空気を放出させることで、外側スクリュー30によって攪拌されつつ搬送される被処理物全体に、新鮮な空気を補給する(矢印i参照)。また、本例では、少なくとも下部の放出口55が、空気を噴出する噴出ノズルにより構成されており、放出口55から空気を噴出させることで、被処理物の攪拌が助長される。さらに、内側スクリュー40の回転軸41には、適宜部位に貫通孔44が設けられており、回転軸41内に供給された空気が貫通口44から放出される(矢印j参照)。よって、空気が不足がちとなる内側スクリュー40の搬送領域にも、新鮮な空気が補給される。特に、供給される空気は、微生物の繁殖に良好な温度で、しかも、無菌等状態であるため、微生物の繁殖効率を向上させることができる。
なお、ケーシング10の上面等の適宜部位には、排気口18(図1参照)が設けられており、空気供給手段50によってケーシング10内に空気が供給されると、ケーシング10内の古い空気が上記排気口18から排気される。これにより、ケーシング10内の空気が新鮮な空気に入れ換えられる。ここで、本例では、排気口18に、スピードコンとロー付きのサイレンサーが設けられており、排気量の調節を行うことができると共に、不快な排気音の発生を防止できるようにしてある。
ところで、水供給手段60は、図1及び図5に示すように、水道管や給水タンク等の給水源(図示省略)に接続された水供給管61を備えており、この水供給管61は、ケーシング10の内壁の適宜箇所に設けられた複数の吐水口65に接続されている。ここで、本例では、ケーシング10の上部に吐水口65が配置されている。また、水供給手段60は、水供給管61内の流路を開閉する給水弁62と、水供給管61内の流路の開度を調節して、上記吐水口65から吐水される水の量を調節する流量調節弁63と、水を磁化して微生物の繁殖に良好なクラスターの微細な状態とする水用磁場発生手段64とを備えている。
給水弁62は、ケーシング10内の水分が少ない場合に開かれて、ケーシング10内の水分量を増加させるものである。具体的には、ケーシング10に水分量を検出する水分センサ66が設けられており、この水分センサ66で検出される水分量が微生物の繁殖に最適な量に維持されるように、給水弁62の開閉が制御される。なお、水分センサ66としては、ケーシング10内の湿度を検出する湿度センサ、ケーシング10内の水位を検出する水位センサ等、適宜のセンサを採用することができる。また、流量調節弁63は、手動により操作されるものであり、この流量調節弁63を調節することにより、水供給源の水圧に応じて適確な流量の水をケーシング10内に供給することができる。さらに、水用磁場発生手段64は、空気用磁場発生手段54と同様のものであり、流量調節弁63の下流側に配設されている。
このように構成された生ゴミ処理装置1では、図3に示すように、ケーシング10の上部の吐水口65から水を吐水させることで、外側スクリュー30によって攪拌されつつ搬送される被処理物の表層に水を補給する(矢印k参照)。また、本例では、吐水口65が、水を噴霧する噴霧ノズルにより構成されており、吐水口65から水を噴霧させることで、被処理物の表面全体に水が均一に散布される。特に、供給される水は、クラスターが微細な状態であるため、微生物に良好に吸収される。よって、微生物の繁殖効率を向上させることができる。しかも、外側スクリュー30の搬送領域に水が供給されるため、内側スクリュー40により搬送されている間に水分が蒸発した被処理物であっても、外側スクリュー30にて搬送される間に水分が補充されるため、微生物による処理が滞ることがない。
ところで、本例の生ゴミ処理装置1では、水供給手段60によって水を供給することができるようにしてあるばかりでなく、図3〜5に示すように、ケーシング10の下面の適宜部位に排水口16が設けられており、ケーシング10内の過剰な水分を排出することができるものとしてある。具体的には、以下の通りである。
排水口16は、漏斗状の網体16aと排水弁17とを備えるものであり、水分センサ66により過度な水分量が検出されると、排水弁71を自動的に開いて、網体16aによって被処理物からろ過されたケーシング10内の余剰な水を排水し、その後には、排水弁71を再度閉じて、ケーシング10内の水分量が好適な状態となるように維持するものである。ここで、被処理物がそもそも過度な水分を含んでいる場合に限らず、微生物による被処理物の分解によって水分量が増加する場合もある。このような場合であっても、水分センサ66によってリアルタイムで水分量が検出され、水分量が過多となった時には余剰な水分が排水される。一方、上述したように、水分量が過少となった時には、水供給手段50によって、不足する水分が供給される。このため、この生ゴミ処理装置1では、微生物の繁殖に最適な状態(例えば被処理物において50〜60%の水分量を確保した状態)を維持することができる。なお、給水弁63を開いてケーシング10内に水を供給すると共に、排水弁17をも開いてケーシング10内の水を排水することとすれば、ケーシング10内の古い水を、新鮮な水に交換することも可能である。
さらに、本例の生ゴミ処理装置1は、図1に示すように、ケーシング用磁場発生手段90及びケーシング用加熱手段91をも備えている。
ケーシング用磁場発生手段90は、ケーシング10の内部空間に磁界を形成し、ケーシング10内の空気及び水を磁化したり、既に磁化された空気及び水を磁化された好適な状態で維持するためのものであり、上述した空気用磁場発生手段54や水用磁場発生手段64と同様に構成されており、ケーシング10の下部における適宜部位に、複数、配設されている。なお、このケーシング用磁場発生手段90は、被処理物が直接、接触するように、ケーシング10の内部に設けてよく、或は、被処理物が直接、接触しないように、外部に設けてもよい。
ケーシング用加熱手段91は、ケーシング10の内部の温度を調節するためのものであり、帯状のヒーター等により構成され、ケーシング10の外面に、適宜間隔で複数、周設されている。そして、上述した空気加熱手段53と同様に、温度センサ56によるケーシング10内の検出温度に応じて、加熱量を自動的に制御して、ケーシング10内の温度を微生物の繁殖に良好な温度で維持するものである。
以上のように構成された生ゴミ処理装置1では、被処理物に含まれる微生物に強制的に空気を供給し、加えて、水分が不足していれば水を補充し、水分が多過ぎれば水を排出するため、微生物の良好な繁殖状態を維持することができる。特に、供給される空気は磁化された無菌等状態あり、補充される水は磁化された微細なクラスター状態である。しかも、ケーシング10内に供給される磁化された空気及び水は、ケーシング10内においても、ケーシング用磁場発生手段90によって、磁化された好適な状態で維持される。このため、微生物の繁殖率を高め、生ゴミを効率よく処理することができ、被処理物を短い期間で減量化または堆肥化させることができる。
また、供給される空気を加熱する空気加熱手段36及びケーシング10を加熱するケーシング加熱手段91を備えることにより、低温時であっても、ケーシング10内の温度を微生物の繁殖に適したな温度に維持することができる。なお、供給される水を加熱する水加熱手段を備え、温水を供給可能とすることで、ケーシング10内の温度を微生物の繁殖に適したな温度に維持することができるように構成することも好適である。
本発明に係る生ゴミ処理装置の一例を示す部分破断正面図である。 図1におけるA部拡大図である。 図1におけるB部拡大図である。 図1におけるC部拡大図である。 図1におけるD−D断面拡大図である。 図1におけるE−E断面拡大図である。
符号の説明
1 生ゴミ処理装置
10 ケーシング
20 スクリューコンベア
30 外側スクリュー
31 回転軸
40 内側スクリュー
50 空気供給手段
55 放出口
60 水供給手段
65 吐水口
70 送込手段
80 放出手段

Claims (3)

  1. 生ゴミ、及び該生ゴミを分解させるための微生物を含有する被処理物が投入されるケーシングと、
    該ケーシング内に配設されて前記被処理物を攪拌しつつ搬送するスクリューコンベアと、
    前記ケーシング内に空気を供給する空気供給手段と、
    前記ケーシング内に水を供給する水供給手段と
    を備えることを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 前記スクリューコンベアは、
    筒状の回転軸を有する外側スクリューと、
    該外側スクリューの前記回転軸内に配設されて外側スクリューとは反対方向に前記被処理物を搬送する内側スクリューと、
    外側スクリューで搬送された被処理物を外側スクリューの回転軸の内部に送り込む送込手段と、
    内側スクリューで搬送された被処理物を外側スクリューの回転軸の外部に放出する放出手段と
    を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  3. 前記空気供給手段は、前記ケーシングの下部から空気を放出させる放出口を備えてなり、
    前記水供給手段は、前記ケーシングの上部から水を吐出させる吐水口を備えてなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生ゴミ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253087A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Chugoku Electric Power Co Inc:The 粉体混合処理装置及び粉体混合処理方法
JP2009131787A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Kenichi Watanabe 有機廃棄物処理装置及び有機廃棄物処理装置における空気供給方法
CN108325619A (zh) * 2018-04-10 2018-07-27 天津忆源伟业食品有限公司 装置有双螺旋传送装置的磨面系统

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