JP2005193007A - 敷き布団 - Google Patents

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Abstract

【課題】 就寝時の姿勢を正しく保って、安定した状態に身体を保持して、就寝者に快感な寝心地を付与して、安眠を促すことを可能とし、保管および取り扱いが容易になるようにした構造の敷き布団を得る。
【解決手段】 身体と接する表面層10と床面と接する裏面層20との間にクッション部材が収容され、このクッション部材は、3分割されており、表面層10と裏面層20とを桟付きマチ1a、1bで仕切ることで形成される3つの室に、分割されたクッション部材からなるブロック31・・がそれぞれ収容されている。クッション部材は、低反発クッション部材層32と高弾性クッション部材層33との二重構造であり、高弾性クッション部材層33にはキューブ状カット面が形成され、柱状クッション部材が適宜装填されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、就寝時に就寝者の体圧を均等に分散して受け止めて、身体を心地よく支持して安眠を促進し得ると共に、芯材となるクッション部材、例えば、発泡ウレタン材の配置を、保管および取り扱いが容易になるようにした構造の敷き布団に関するものである。
寝具としての敷き布団は、就寝時に就寝者のリラックスした身体を、正しい姿勢に保持して、柔らかく包み込んだ状態にして支持する構造とすることが、安眠を促進させるとされている。
従来、この種の敷き布団として、その芯材として発泡ウレタン等からなるクッション性を有するものを使用したものが各種提案されている。
しかるに、上記発泡ウレタンからなる芯材を使用したものでは、敷き布団の形状に合わせて一枚の板状の発泡ウレタン材をそのまま布製包袋に収容して被覆したものが多く、保管にあたって、弾性を有しているため、折り畳みが困難で嵩張ることとなって収納保管に不都合であった。
このようなことより、図6に図示するように、敷き布団の長手方向に沿って3分割した形状の発泡ウレタン51・・をそれぞれ個別に布製包袋52・・に収容して被覆して発泡ウレタン材53・・とし、これら発泡ウレタン材53・・・を、敷き布団の形状になるように、これらの縁辺を結合布帯54で連結して一体化した構造のものが知られている。
この構造のものにあっては、結合布帯54での折曲が可能であって、収容保管にあたっての不都合は解消し得る。しかし、使用時に上記結合布帯54の部分が、体重の負荷によりV字状に開離し、身体の支持が不安定となり、安眠を妨げることとなっていた。
また、芯材として使用している発泡ウレタンにあっては、就寝者の身体の部位によって受ける体圧の差異があるため、身体の部位の沈み込みに差が生じ、例えば臀部や胸部が沈み込み、腰部が浮き上がって「く」の字状や、「W」字状になって支持されて、正しい姿勢を保って支持されず、違和感が生じることとなっていた。この結果、安眠が妨げられるなどの問題があった。
特開2001−327366号公報 特開2002−369733号公報 特開2003−24184号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、就寝時において、就寝者の身体の体圧を均一に支持し、就寝時の姿勢を正しく保って、安定した一様な状態に身体を保持して、就寝者に良好な寝心地を付与せしめて、安眠を促すことを可能とすると共に、保管および取り扱いが容易になるようにした構造の敷き布団を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の解決手段を講ずるものである。
本発明は、身体と接する表面層と床面と接する裏面層との間にクッション部材を介在させてなる敷き布団であって、前記表面層と裏面層とを所定の間隔をおいてマチで連結することで形成された複数の空洞部に、長手方向に複数に分割されたクッション部材がそれぞれ収容されていることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、前記クッション部材が発泡ウレタン材であることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、前記クッション部材が多層構造であることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、前記表面層には綿材/羊毛が充填され、裏面層には吸放湿性繊維が充填されていることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、前記表面層が、羊毛層と混固わた層とを重ねた二重構造となっていることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、前記分割された個々のクッション部材は、通気性生地で被包されていることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、前記クッション部材が通気性層と吸着層と姿勢保持層と吸湿層とを重ねた4重構造となっていることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、前記クッション部材は、低反発クッション部材層と高弾性クッション部材層とを重ねた2重構造となっていることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、前記低反発クッション部材層は、その上面がプロファイル加工されており、高弾性クッション部材層は、低反発クッション部材層と接触する表面が縦横の溝によってキューブ状カット面となっていることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、高弾性クッション部材層に形成されるキューブ状カット面の大きさを、就寝者の臀部に位置する場所では大型とし、背部と脚部に位置する場所では中型とし、頭部と足部に位置する場所では小型としたことを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、高弾性クッション部材層には、厚み方向に沿って貫通孔が穿孔されており、この貫通孔には、高弾性クッション部材層より硬度の高い柱状クッション部材が装填されていることを特徴とする敷き布団である。
また、本発明は、貫通孔のうち、長手方向の中心線位置に沿った場所の貫通孔には、高弾性クッション部材層をなすクッション部材よりも硬度の高い柱状クッション部材が装填され、前記中心線を挟んで両側の離れた場所の貫通孔には、それよりも硬度の低い柱状クッション部材が装填されていることを特徴とする敷き布団である。
本発明の敷き布団は、以下の効果を奏する。
芯材となるクッション部材が、例えば3分割され、それぞれが独立した室内に収容されているので、敷き布団を3層に折曲してコンパクトに畳むことができ収納保管可能となり、保管管理の空間を有効に活用し得ると共に、布団の床敷き・床上げ作業や運搬作業が容易となる。また、使用中に体圧が負荷されても、クッション部材の移動、重なりが生じることが無く、その結果体圧の負荷によって分割された隣接するクッション部材間に隙間が生じることが無く安定した平面を保持することが出来る。
また、クッション部材を例えば3分割して、それぞれの室に収容したので、クッション部材の出し入れが容易となり、布団のクリーニングが容易となる。さらに、分割したクッション部材を通気性生地の袋で被包したものでは、各室内への出し入れにあたって、表面層および裏面層の中生地との摩擦が低減され、クッション部材の出し入れを容易にする。
また、本発明の敷き布団にあっては、身体と接する表面層は綿材/羊毛を主材料として充填した構成としているので、就寝者の身体をふんわりと柔らかく包み込み、就寝者に心地よい感触を付与し、安眠を促進する効果を奏する。他方、床面と接する裏面層は吸放湿性繊維を主材料として充填した構成としているので、就寝時に身体から発散される湿分を効果的に吸収し、湿分による就寝者に及ぼす弊害を防止すると共に、吸湿した湿分を速やかに放出し、布団および畳等の床面の劣化を防ぐ効果を奏するものである。
また、表面層が羊毛層と混固わた層とを重ねた二重構造となっているので、羊毛層によって就寝者を軟らかく包み込むとともに、混固わた層によってクッション部材への就寝者の耐圧の伝達をスムーズにし適正な体圧分散をサポートする効果を奏する。
さらに、上記表面層と裏面層との間の介在せしめるクッション部材として、低反発クッション部材層と高弾性クッション部材層とを上下に重ねた2重層として構成することによって、これらの異なるクッション特性が組合わさった相乗効果を発揮し、就寝者の身体の体圧を最適な体圧分布でもって受け止める効果を奏する。
また、クッション部材を通気性層と吸着層と姿勢保持層と吸湿層とを重ねた4重構造としたので、それらの異なる特性が組合わさった、さらなる相乗効果を発揮し、就寝者に快適な就寝状態を提供する効果を奏する。
その上、低反発クッション部材層の上面を、緩やかな凹凸模様のプロファイル加工することにより、体圧を分散し易くして就寝者の身体になじみやすくする効果を奏する。
さらに、高弾性クッション部材層の低反発クッション部材層との接触面を、縦横に削溝した溝でキューブ状カット面とし、かつ該キューブ状カット面の大きさを、就寝者が就寝した時に頭部が位置する場所と足部が位置する場所を小さな大きさとし、背部と脚部が位置する場所を中位の大きさとし、そして臀部が位置する場所を大きなカット面として形成することによって、体圧分布が均等となり、体圧がほどよく分散される効果を奏する。
また、本発明の敷き布団にあっては、クッション部材の高弾性クッション部材層に、厚み方向に沿って貫通孔を穿孔し、該貫通孔により硬度の硬い異質のクッション部材を柱状にして挿入装填することによって、指圧効果を付与せしめる効果を奏する。
そして、この場合、敷き布団の長手方向の中心線位置に沿った場所の貫通孔には、クッション部材層よりも硬度の高い柱状のクッション部材を装填し、そして前記中心線を挟んだ両側の離れた場所の貫通孔には、これよりも低い硬度の柱状のクッション部材を装填して配したり、また身体の形に合わせて装填する柱状クッション部材の数を中央部(臀部)の場所には多くし、頭部や足部が位置する布団の両端部の場所には少い数を配すると、より効果的な指圧効果を発揮する。
また、上記柱状クッション部材を装填した貫通孔は、就寝時の就寝者の体圧を受けて僅かな隙間が生じることで、クッション部材の通気性を確保する効果をも奏する。
本発明の敷き布団を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の敷き布団の一例を説明する一部切開した斜視図である。
図1において、この例の敷き布団100は、就寝時に就寝者の横臥した身体と接する表面層10と、畳等の床面と接する裏面層20と、芯材となるクッション部材、例えば、発泡ウレタン材30と、表面層10と裏面層20との周縁部をつなぎ、発泡ウレタン材30を収容する室を形成する周部マチ生地40とから概略構成されている。
図2は、図1の敷き布団100を長手方向A−A’線に沿って切断した断面図であり、図3は分解斜視図である。これら図1ないし図3に基づいてこの例の敷き布団100を構成する表面層10、裏面層20、発泡ウレタン材30、周部マチ生地40について詳細に説明する。
<表面層10の構成>
就寝者の身体と接する表面層10は、表生地12と中生地13を敷き布団の形状の長方形状にして、これらの間にニードル綿などの綿材や羊毛、ポリエステル綿、羽毛などの詰め物11を配置して重ね合わせ、多頭ミシンキルトなどの縫製を施して、これら一体化すると共に、これら表生地12と中生地13の縁辺部を縫い合わせたものである。
そして、中生地13の下面には、表面層10の長さを3分割(なお、3分割に限られず、2〜5分割であってもよい。)する位置に2つの桟付きマチ1a、1bが縫い付けられて取り付けられている。なお、表生地12としてはニット素材が好適に使用される。又、中生地13としてポリエステル/木綿混紡生地が用いられる。桟付きマチ1a、1bにはメッシュ生地が用いられる。
<裏面層20の構成>
畳等の床面と接する裏面層20は、裏生地22と中生地23を敷き布団の形状の長方形状にして、これらの間に吸放湿性が良好な吸放湿性繊維、ポリエステル綿などの詰め物21を配置して重ね合わせ、多頭ミシンキルトなどの縫製を施してこれら一体化すると共に、これら裏生地22と中生地23の縁辺部を縫い合わせたものである。そして、前記中生地23の上面には、裏面層20の長さを3分割する位置に2つの桟付きマチ1a、1bがやはり縫い付けられて取り付けられている。この桟付きマチ1a、1bは、表面層10に取り付けられたものと同一物である。
なお、裏生地22としては綿サテンが好適に使用される。又、中生地23としてポリエステル/木綿混紡生地が用いられる。更に、桟付きマチ1a、1bにはメッシュ生地が用いられる。そして、吸放湿性繊維としては、東洋紡社製のモイスケア(登録商標)が好適である。
また、このような表面層10と裏面層20とは、それらの周縁部において、ラインベロアなどの周部マチ生地40によって縫い合わせられて一体化され、その内部には芯材となる発泡ウレタン材30が収容される空間が形成されている。また、周部マチ生地40と表面層10および裏面層20との縫い合わせ部には、これらの縫い合わせによって形成されたヘム24が全周にわたって設けられている。
また、この周部マチ生地40には、上述の内部空間に発泡ウレタン材30を出し入れするためのファスナー2が取り付けられている。さらに、表面層10と裏面層20とは、上記桟付きマチ1a、1bによっても縫い合わされており、この桟付マチ1a、1bによって、内部空間が3つの室(空洞部)3a、3b、3cに分割された状態になっている。
<発泡ウレタン材30の構成>
発泡ウレタン材30は、表面層10側の低反発発泡ウレタン層(低反発クッション部材層)32と、裏面層20側の高弾性発泡ウレタン層(高弾性クッション部材層)33とを積層した2重構造となっており、この発泡ウレタン材30は、その長手方向に3分割(なお、3分割に限られず、2〜5分割でもよい。)されて、3個のブロック31・・となっており、これらブロック31・・のそれぞれが、上述の表面層10と裏面層20との間の桟付きマチ1a、1bによって分割された室3a、3b、3cに出し入れ可能に収容されている。
また、発泡ウレタン材30の個々のブロック31は、通気性、滑り性が良好なメッシュ生地などからなる袋に収められており、このブロック31は、カセット式として、各室31a、31b、31cへの出し入れや取り扱いが容易になっており、かつ発泡ウレタン材30内部に湿気がたまることがないようになっている。
また、発泡ウレタン材30の低反発発泡ウレタン層32の上表面には、緩やかな凹凸模様のプロファイル加工(図示略)が施されており、就寝者の身体に馴染み易く、体圧を分散し易くしている。
さらに、高弾性発泡ウレタン層33は、低反発発泡ウレタン層32と接する表面に、碁盤状に縦横の溝33bが形成されてキューブ状カット面33cが形成されている。特に、図4の平面図に図示するように、このキューブ状カット面33cの大きさを、就寝者が就寝した時に頭部が位置する場所と足部が位置する場所では小さな大きさとし、背部と脚部が位置する場所では中位の大きさとし、そして臀部が位置する場所では大きなカット面として形成することによって、体圧分布が均等となり、体圧がほどよく分散される効果を発揮する。
また、高弾性発泡ウレタン層33には、図3、図4に図示するように、厚み方向に沿って複数個の貫通孔35が穿孔されており、該貫通孔35に、高弾性発泡ウレタン層33をなす発泡ウレタンよりも硬度の高い柱状発泡ウレタン(柱状クッション部材)36・・・が挿入装填されている。
そして、この場合、貫通孔35に装填される柱状発泡ウレタン36は、敷き布団の長手方向の中心線位置に沿った場所の貫通孔35aには、高弾性発泡ウレタン層33をなす発泡ウレタンよりも硬度の高い柱状発泡ウレタン36a・・・(○印)が装填され、そして前記中心線を挟んでやや離れた位置の両側に沿った場所の貫通孔35bには、柱状発泡ウレタン36aよりも硬度のやや低い柱状発泡ウレタン36b・・・(●印)が装填されている。
また、身体の形に合わせて柱状発泡ウレタン36・・の数を、中央部(臀部の位置)の場所には多くし、頭部や足部が位置する布団の両端部の場所には少い数にして配されており、より効果的な指圧効果を発揮するようになっている。
なお、上記柱状発泡ウレタン36を装填した貫通孔35は、就寝時の就寝者の体圧を受けて僅かな隙間が生じ、発泡ウレタン材30の通気性を確保する効果もある。
敷き布団100の実施例として、以下の仕様諸元を有する敷き布団を製造した。
<敷き布団100の寸法>
長さ:198cm、幅:99cm、厚み:11cm。
<表面層10の仕様諸元>
表面生地12:ラインベロア、
中生地13:木綿(桟付きマチ1a、1b縫着)、
充填物11:羊毛/ニードル綿1.0kg、
厚み:2.5 c m。
<裏面層20の仕様諸元>
裏面生地22:265本サテン、
中生地23:木綿(桟付きマチ1a、1b配設)、
充填物21:モイスケア(50%)+低融点ポリエステル綿4デニール(20%)+吸水性ポリエステル綿13デニール(30%) 0.7kg、
厚み:2.5cm。
<発泡ウレタン材30>
低反発発泡ウレタン32を上層、高弾性発泡ウレタン33を下層にして2重層に形成し、66×99(cm)、厚さ6cmのユニットを3個、それぞれメッシュ生地で被覆した。
低反発発泡ウレタン32:表面にプロファイル加工を施す、厚み2cm。
高弾性発泡ウレタン33:厚み4cm、表面にキューブ状カット面33cを形成、又厚み方向に沿って複数個の貫通孔35を穿孔し、該各貫通孔35に、より硬度の高い柱状発泡ウレタン36を挿入装填した。
キューブ状カット面33c:臀部対応場所に大きなカット面を、背部と脚部が位置する場所は中位の大きさのカット面を、頭部と足部が位置する長手方向の両端の場所は小さな大きさのカット面33cを形成した。
柱状発泡ウレタン36:長手方向の中心線位置に沿った場所の貫通孔35aには、硬度の高い柱状発泡ウレタン36aを2列にわたって装填し(図4の○印)、そして、前記中心線を挟んだ両側に沿った場所の貫通孔35bには、これよりの硬度の低い柱状発泡ウレタン36bを1列又は2列にして装填して配し(図4の●印)、身体の部位に合わせて装填する柱状発泡ウレタンの数を、中央部(臀部の位置)の場所には多くし、頭部や足部が位置する布団の両端部の場所には少い数にして配した(図4参照)。
<使用体験の結果>
実施例の敷き布団で就寝体験し、その性能を確認し、以下の結果を得た。
身体を柔軟に包み込まれるような感触が得られ、しかも身体が均等に保持されて、姿勢を崩されることなく正しい姿勢が保たれ、寝疲れを生ずることなく安眠することが出来た。
その上、身体の各部の筋肉が、指圧作用によって適当に揉み解かれて、疲労が癒され、心地よい目覚めが出来た。
さらに、発泡ウレタン材が3分割されていて3層にして折り畳みが容易にできるので、布団の床敷きや、収納保管のための運搬等の取り扱いが容易になるばかりでなく、収納保管空間を有効に活用し得る。しかも、発泡ウレタン材が3分割されて形成されているにもかかわらず、就寝者の寝返り等の外力の負荷によって分割されている発泡ウレタンが遊動したり、重なり現象を惹起することなく、常に一様な平滑床面を形成保持していた。
また、発泡ウレタン材が3分割されいるので、発泡ウレタンの出し入れが容易に出来るので、適宜の敷き布団のクリーニングが容易で、清潔さを保つことが出来た。
図5は、本発明の他の実施例を示す敷き布団の長手方向に沿って切断した断面図である。敷き布団200は、表面層10−1とクッション部材60と裏面層65とから構成されている。
<表面層10−1の構成>
就寝者の肌に直接触れる表面層10−1は、伸縮性が良くやさしい肌触りで保温性に優れるアンゴラ製ジャガード織りベロアニット等の表生地12−1と中生地13を敷き布団形状の長方形にし、この間に羊毛成形わたから成る羊毛層11−1と、羊毛とポリエステルから成る混固わた層11−2を詰め、縁辺部を縫い合わせたものである。
表生地12−1は、アンゴラ製ニットであるので、肌触りがやさしく保温性に優れている。また、羊毛層11−1は、羊毛の持つ独特の縮れがフワッとした柔らかさと弾力性を生み出す。更に、羊毛は吸湿性に優れ、眠っている間の汗を吸収し、素早く発散する効果を有している。混固わた層11−2は、羊毛層と後述するクッション部材60との間に位置し、クッション部材60への体圧の伝達を円滑にして理想の体圧分散を可能にする。
<クッション部材60の構成>
クッション部材60は、クッションに富んだ通気性層61とアレルギー症状の原因となるタンパク質を吸着分解し、アンモニア等を分解する吸着層62と、穴あきポリエステル固わた(バイオシル加工)から成る姿勢保持層63と、湿気をコントロールする吸湿層64とを重ねた4層構造となっている。
通気性層61は、空気の層が生み出す通気性とクッション性を有しており、体圧を受け止めて分散し、理想の睡眠姿勢と心地よさを生み出す。また、通気性によりふとん内部の蒸れを抑制する。
吸着層62は、レーヨン100%のデオメタフィーシート(150g/m)から構成されている。
姿勢保持層63は、ポリエステル100%のバイオシル加工固わたから成り、適度な固さで睡眠姿勢を保持するとともに繊維上の菌の増殖を抑制する。
吸湿層64は、モイスケア(登録商標)30%、ポリエステル70%の固わたから成り、中央部には備長炭入りクッション材を備えている。これにより、睡眠姿勢を保持するとともに、匂いや余分な水分を吸収する。
<裏面層65の構成>
畳等の床面と接触する裏面層65は、裏生地66と中生地67を敷き布団形状に長方形状にし、これらの間にモイスケア(登録商標)50%、ポリエステル50%の吸湿性に優れた詰め物68を配置し、重ね合わせ、多頭ミシンキルトなどの縫製を施してこれらを一体化するとともに、これら裏生地66と中生地67の縁辺部を縫い合わせる。
また、中生地67の上面には裏面層65の長さを3分割する位置に桟付きマチ1a、1bが取り付けられている。なお、裏生地66としてシステマサテン地等を好適に使用することができる。
以上のような多重構造とした場合、体圧をバランスよく分散し、快適な睡眠姿勢を保持することができる。また、湿気やアレルギー症状の原因物質を吸着して衛生的な眠りを達成することができる。
本発明の敷き布団は、一般の家庭用敷き布団や、ベット用敷き布団としては勿論のこと、ホテル、旅館、保養所の寝具として、更には医療機関での患者用の寝具として等、広範囲にわたって有効な寝具として活用することができる。
本発明の敷き布団の一例を説明する一部切開斜視図。 図1の敷き布団を長手方向A−A’に沿って切断した断面図。 本発明の敷き布団の分解図。 本発明の敷き布団に用いる高弾性発泡ウレタンの一例を説明する平面図。 本発明の他の実施例を示す敷き布団の長手方向に沿って切断した断面図。 従来の敷き布団に用いられている発泡ウレタン使用のクッション層の一例を説明する一部切開斜視図。
符号の説明
100,200…敷き布団、10,10−1…表面層、11…詰め物、11−1…羊毛層、11−2…混固わた層、20,65…裏面層、21…詰め物、30…発泡ウレタン材(クッション部材)、1a、1b…桟付きマチ、3a、3b、3c…3分割された各室(空洞部)、40…周部マチ生地部材、31…ブロック、32…低反発発泡ウレタン層(低反発クッション部材層)、33…高弾性発泡ウレタン層(高弾性クッション部材層)、33b…溝、33c…キューブ状カット面、35…貫通孔、36a、36b…柱状発泡ウレタン(柱状クッション部材)、60…クッション部材 61…通気性層、62…吸着層、63…姿勢保持層、64…吸湿層

Claims (12)

  1. 身体と接する表面層と床面と接する裏面層との間にクッション部材を介在させてなる敷き布団であって、
    前記表面層と裏面層とを所定の間隔をおいてマチで連結することで形成された複数の空洞部に、長手方向に複数に分割されたクッション部材がそれぞれ収容されていることを特徴とする敷き布団。
  2. 前記クッション部材が発泡ウレタン材であることを特徴とする請求項1記載の敷き布団。
  3. 前記クッション部材が多層構造であることを特徴とする請求項1記載の敷き布団。
  4. 前記表面層には綿材/羊毛が充填され、裏面層には吸放湿性繊維が充填されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の敷き布団。
  5. 前記表面層は、羊毛層と混固わた層とを重ねた二重構造となっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の敷き布団。
  6. 前記分割された個々のクッション部材は、通気性生地で被包されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の敷き布団。
  7. 前記クッション部材は、通気性層と吸着層と姿勢保持層と吸湿層とを重ねた4重構造となっていることを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載の敷き布団。
  8. 前記クッション部材は、低反発クッション部材層と高弾性クッション部材層とを重ねた2重構造となっていることを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか1項に記載の敷き布団。
  9. 前記低反発クッション部材層は、その上面がプロファイル加工されており、高弾性クッション部材層は、低反発クッション部材層と接触する表面が縦横の溝によってキューブ状カット面となっていることを特徴とする請求項8に記載の敷き布団。
  10. 高弾性クッション部材層に形成されるキューブ状カット面の大きさを、就寝者の臀部に位置する場所では大型とし、背部と脚部に位置する場所では中型とし、頭部と足部に位置する場所では小型としたことを特徴とする請求項9に記載の敷き布団。
  11. 高弾性クッション部材層には、厚み方向に沿って貫通孔が穿孔されており、この貫通孔には、高弾性クッション部材層より硬度の高い柱状クッション部材が装填されていることを特徴とする請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の敷き布団。
  12. 貫通孔のうち、長手方向の中心線位置に沿った場所の貫通孔には、高弾性クッション部材層をなすクッション部材よりも硬度の高い柱状クッション部材が装填され、前記中心線を挟んで両側の離れた場所の貫通孔には、それよりも硬度の低い柱状クッション部材が装填されていることを特徴とする請求項11に記載の敷き布団。
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