JP2005192991A - 遊技機および遊技システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 納税を要する入賞になっても、遊技者を待たせることなく納税が行えるように構成された遊技機およびその遊技機と遊技サーバを有する遊技システムを提供する。
【解決手段】 擬似リールを液晶表示パネル5に可変表示するスロットマシン1において、メインCPU32の制御により、入賞可否を判定するための有効ラインに停止するシンボルの組み合わせの入賞可否を判定し、入賞と判定されたときに、その判定された入賞における納税要否を判定し、納税要と判定されたときにはその入賞に対応する配当から、その配当に応じた税額を控除する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ゲームの入賞内容に応じて配当の払出を行う遊技機およびその遊技機と遊技サーバを有する遊技システムに関する。
従来から、ゲームの入賞内容に応じて、メダルや硬貨等のゲームで使用する媒体(以下「コイン」という)を払い出す遊技機として、トランプのカードを表すカード画像を表示し、各カード画像の表示を遊技者の操作入力にしたがい変更しながらゲームを進行するカードゲーム機や、スロットマシンなどの各種遊技機が知られている。これらの遊技機のうち、スロットマシンは(例えば特許文献1参照)、シンボルが外周面に付されたリール(機械式のリール)を複数有するものや、画像で表示されるリール(この画像で表示されるリールを以下「擬似リール」という)を複数有するものがある。いずれも、遊技者が所定の操作を行うと各リールが回転またはスクロールし、各リールが停止した時点で所定の有効ライン(ペイライン)上にきた各リールのシンボルの組み合わせ(以下、シンボルの組み合わせを「シンボルパターン」という)により、遊技(ゲームともいう)で入賞するか否かおよび入賞した場合の態様(入賞態様)が確定する。
スロットマシンはこの入賞態様に応じてコインの払い出し枚数が変わるが、その入賞態様の中には、通常の払出に比べて非常に大きな払出が行われる大入賞(いわゆる大当たり)となる態様が設けられている。この大入賞になると、遊技機から多額の払出が行われるため、遊技者は大入賞になることを期待しながら遊技を行う。
特開2000−42169号公報
上述の遊技機のように、従来の遊技機の中には、大入賞により遊技者の興趣を高めるようなものがあった。
しかし、遊技機の設置されている国や地域によっては、大入賞のうち、例えば払出額が1200ドル以上の大入賞になると、受ける予定の払出に対して、遊技者が納税を行わねばならないことがあった。その場合、遊技機は遊技者が獲得した大入賞に対して、払出を行うことなく動作を停止するいわゆるロック状態となってしまい、納税に必要な書類作成等の手続を行う遊技場係員が到着するまで(例えば5〜10分程度)、遊技者が待たされることも多かった。そのため、従来の遊技機では、せっかく大入賞を当てて多額の払出が受けられるとの期待をもちながらも、遊技者が遊技とは異質の納税手続のため待たざるを得なくなっていた。そのため、従来の遊技機は遊技者の興趣を持続させるには必ずしも十分ではなかった。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたもので、納税を要する入賞になっても、遊技者を待たせることなく納税が行える遊技機およびその遊技機と遊技サーバを有する遊技システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、遊技の入賞内容に応じて遊技者に配当の払出を行う遊技機であって、遊技の入賞可否を判定する入賞可否判定手段と、その手段により判定された入賞における納税要否を判定する納税要否判定手段と、その手段が納税要と判定したときに、入賞に対応する配当から、その配当に応じた税額を控除する源泉課税手段とを有する遊技機を特徴とする。
この遊技機は、納税要と判定された入賞について、その入賞に対応する配当から、その配当に応じた税額を控除することができる。
また、上記遊技機は、源泉課税手段による納税を行うか否かを遊技者に選択させるための選択手段を更に有することが好ましい。
こうすると、遊技機が税額を控除することによる納税を行うか否かを遊技者が選択することができる。
上記いずれの遊技機も、源泉課税手段による納税を行う納税意思があることを遊技者に入力させるための納税意思入力手段を更に有することが好ましい。
これにより、遊技機が税額を控除することで納税を行う納税意思があることを遊技者が遊技機に入力することができる。
さらに、源泉課税手段による納税を行う遊技者を記録するための遊技者情報を生成する遊技者情報生成手段と、その手段により生成された遊技者情報を記憶する遊技者情報記憶手段とを更に有することが好ましい。
こうすると、遊技機が税額を控除することによる納税を行った遊技者の記録を取ることができる。
そしてさらに、配当に応じた税額を示す税額情報を出力する税額情報出力手段を更に有することが好ましい。
これにより、遊技機の外部に税額情報を取り出し、遊技場における納税手続で使用することができる。
また、配当に応じて税額を求めるための税率を設定する税率設定手段を更に有し、源泉課税手段が、税率設定手段により設定された税率を用いて税額を求めると好ましい。
さらに、税率設定手段が、配当の増加に伴って段階的に税率を増加させると好ましい。
これにより、低額配当者の税負担額を高額配当者に比べて軽減することができる。
そして、本発明は、遊技の入賞内容に応じて遊技者に配当の払出を行う遊技機と遊技サーバとが接続された構成を有する遊技システムであって、遊技機は、遊技の入賞可否を判定する入賞可否判定手段と、その手段により判定された入賞における納税要否を判定する納税要否判定手段と、その手段が納税要と判定したときに、入賞に対応する配当から、その配当に応じた税額を控除する源泉課税手段と、配当に応じた税額を示す税額情報を遊技サーバに送信する送信手段とを有し、遊技サーバは、遊技機から税額情報を受信する税額情報受信手段と、その手段により受信した税額情報に基づき、納税額を算出する税額算出手段とを有する遊技システムを提供する。
この遊技システムでは、遊技機によって、納税要と判定された入賞について、その入賞に対応する配当から税額を控除することによる納税を行うことができる。また、遊技サーバにより、その税額を示す税額情報に基づく納税額を算出することができる。
また、この遊技システムでは、遊技機が、配当に応じて税額を求めるための税率を設定する税率設定手段を更に有し、源泉課税手段が、税率設定手段により設定された税率を用いて税額を求めると好ましい。
さらに、この遊技システムでは、税率設定手段が、配当の増加に伴って段階的に税率を増加させると好ましい。
以上詳述したように、本発明によれば、納税を必要とする入賞でも遊技者を待たせることなく納税が行えるようになる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略する。
(遊技システムのシステム構成)
図2は、本発明の実施の形態に係る遊技システム300の全体を示すシステム構成図である。遊技システム300は、スロットマシン1と遊技サーバ100とがネットワークN(LAN:Local Area Networkや、インターネット)を介して接続され、スロットマシン1と、遊技サーバ100とが互いに通信可能になっている。この遊技システムでは、スロットマシン1から、後述する課税情報InがネットワークNを介して遊技サーバ100に送信されるようになっている。
(スロットマシンの全体構成)
図1は、スロットマシン1の全体構成を示す斜視図である。スロットマシン1は本発明の実施の形態に係る遊技機であって、複数のシンボルを可変表示する可変表示手段を有し、その可変表示手段に複数の擬似リールを表示して、遊技(以下「ゲーム」ともいう)を行えるように構成されている。遊技者は、各擬似リールが停止した時点で有効ラインにきたシンボルの組み合わせにより入賞可否を判定する。
スロットマシン1は、筐体2の正面に上側から順に、液晶表示パネル3,4,5が設置されている。液晶表示パネル3には、ゲームに直接的には関与しないような画像(例えば、ゲームを盛り上げるゲーム演出用の三次元動画など)が表示される。液晶表示パネル4には、ゲームの実行方法などの説明が表示される。
液晶表示パネル5は、擬似リールが複数表示され、各擬似リールにおけるシンボルが可変表示(スクロール表示)されるようになっている。
また、筐体2は、液晶表示パネル5の下側に、ゲームに賭けるためのコインを投入するコイン投入口6と、紙幣を挿入する紙幣挿入口7が設けられている。さらに、紙幣挿入口7から左側に向かって順に、スピンボタン8、BET選択ボタン9、ライン選択ボタン10、停止ボタン11および払出ボタン12が設けられている。
スピンボタン8は、遊技者の操作入力により、遊技者がゲーム開始を指示し、液晶表示パネル5における擬似リールの可変表示を始動させるためのスタート信号を入力する。BET選択ボタン9はBETの対象となるコインの枚数(例えば、1枚、2枚、10枚)を遊技者が選択して設定するためのBET選択信号を入力する。ライン選択ボタン10は遊技者の操作入力により、遊技者が図示しない複数本の有効ラインの中から所望の有効ラインを選択して設定するためのライン選択信号を入力する。停止ボタン11は可変表示される擬似リールの停止を指示する停止信号を入力する。払出ボタン12は遊技者が獲得したコインのクレジットと払い出しとを切替える操作を行い、クレジットされているコインがあればそのコインを払い出すための払出信号を入力する。そして、筐体2は、底部にコインの払出口13と払い出されたコインを収めるコイン受け部14とが設けられている。
図3は、内部の構成を中心に示すスロットマシン1のブロック図である。スロットマシン1は、マイクロコンピュータ31を中心に、複数の構成要素を有している。
マイクロコンピュータ31は、メインCPU(Central Processing Unit)32と、R
AM(Random Access Memory)33と、ROM(Read Only Memory)34とを有している。メインCPU32は、ROM34に記憶されているプログラムにしたがって作動し、I/Oポート39を介して他の構成要素との信号の入出力を行い、スロットマシン1全体の動作制御を行う。RAM33はメインCPU32が作動する際に用いるデータやプログラムが記憶され、例えば、後述するサンプリング回路36によりサンプリングされる乱数値がゲーム開始後、一時的に保持されるとともに、擬似リールのコードナンバ、シンボルナンバなどのデータが記憶されている。ROM34には、メインCPU32が実行するプログラムと、恒久的なデータが記憶されている。スロットマシン1の場合、ROM34には後述する入賞判定テーブル、シンボル決定テーブル、停止テーブルおよび払出テーブルが記憶されている。
また、スロットマシン1は、乱数発生器35と、サンプリング回路36と、クロックパルス発生回路37と、分周器38とを有している。乱数発生器35は、メインCPU32の指示にしたがい作動して、一定範囲の乱数を発生させる。サンプリング回路36は、メインCPU32の指示にしたがい、乱数発生器35が発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出し、その抽出した乱数をメインCPU32に入力する。クロックパルス発生回路37は、メインCPU32を作動させるための基準クロックを発生させ、分周器38はその基準クロックを一定周期で分周した信号をメインCPU32に入力する。
さらに、スロットマシン1は、通信制御部41と通信処理部42とを有し、スイッチ入力ユニット50と、タッチパネル56を有している。
通信制御部41は、メインCPU32の指示にしたがい作動して、遊技サーバ100と通信を行うための回線の接続および切断を制御する。通信処理部42は通信制御部41の指示にしたがい作動する通信手段であって、ネットワークNを介して行われるデータの送受信を実行する。この通信処理部42は、後述する課税情報を遊技サーバ100に送信する送信手段として作動する。
スイッチ入力ユニット50は、スタートスイッチ51と、BETスイッチ52と、ラインスイッチ53と、停止スイッチ54および払出スイッチ55を有している。スタートスイッチ51は、スピンボタン8の操作入力を検出したときにスタート信号をメインCPU32に入力する。BETスイッチ52は、BET選択ボタン9の操作入力を検出したときにBET選択信号をメインCPU32に入力する。ラインスイッチ53はライン選択ボタン10の操作入力を検出したときにライン選択信号をメインCPU32に入力する。停止スイッチ54は、停止ボタン11の操作入力を検出したときに停止信号をメインCPU32に入力する。払出スイッチ55は払出ボタン12の操作入力を検出したときに払出信号をメインCPU32に入力する。
タッチパネル56は、液晶表示パネル5の表示画面を覆うように設けられていて、遊技者の指が触れた箇所の位置を検出し、その検出した位置に対応した位置信号をメインCPU32に入力する。また、タッチパネル56は、所定のペン(図示せず)を用いて入力された文字や記号等(例えば、後述する遊技者の入力した直筆のサインや遊技者の指紋)のイメージデータを生成するイメージ生成部56aが組み込まれている。
さらに、スロットマシン1は、ランプ駆動回路59、ランプ60と、LED駆動回路61、LED62と、ホッパー駆動回路63、ホッパー64と、払出完了信号回路65、コイン検出部66とを有している。また、スロットマシン1は、画像制御回路71と、音制御回路72およびスピーカ73を有している。
ランプ駆動回路59はランプ60を点灯させるための信号をランプ60に出力し、ランプ60をゲーム(例えばセカンドゲーム)実行中に点滅させる。この点滅によって、ゲームの演出が行われる。LED駆動回路61は、LED62の点滅表示を制御する。LED62はクレジット枚数表示や獲得枚数表示等を行う。ホッパー駆動回路63はメインCPU32の制御にしたがってホッパー64を駆動させ、ホッパー64は入賞コインの払い出しを行うための動作を行い、払出口13からコインを払い出させる。コイン検出部66は、ホッパー64により払い出されたコインの枚数を計測し、その計測した枚数値のデータを払出完了信号回路65に通知する。払出完了信号回路65は、コイン検出部66からコインの枚数値のデータを入力し、その枚数値が、設定された枚数のデータに達したときにコインの払出完了を通知する信号をメインCPU32に入力する。
画像制御回路71は、液晶表示パネル3,4,5のそれぞれにおける画像表示を制御して、可変表示する擬似リール等の各種の画像を液晶表示パネル3,4,5に表示させる。
この画像制御回路71は、図4に示すように、画像制御CPU71a、ワークRAM71b、プログラムROM71c、画像ROM71d、ビデオRAM71eおよびVDP(Video Display Processor)71fを有している。画像制御CPU71aは、マイクロコンピュータ31で設定されたパラメータに基づき、プログラムROM71cに予め記憶されている(液晶表示パネル3,4,5での表示に関する)画像制御プログラムに従い、液晶表示パネル3,4,5に表示される画像(擬似リール等)を決定する。ワークRAM71bは、画像制御CPU71aが画像制御プログラムを実行するときの一時記憶手段として構成されている。
プログラムROM71cは、画像制御プログラムや各種選択テーブルなどを記憶している。画像ROM71dは、画像を形成するためのドットデータを記憶している。ビデオRAM71eは、VDP71fにより画像を形成するときの一時記憶手段として構成されている。VDP71fは、制御RAM71gを有し、画像制御CPU71aで決定された各液晶表示パネル3,4,5の表示内容に応じた画像を形成し、その形成された各画像を液晶表示パネル3,4,5に出力する。
音制御回路72はスピーカ73から音声を出力するための音声信号をスピーカ73に入力する。スピーカ73からは、例えば、ゲーム開始後、適当な時期にゲームを盛り上げるための音声が出力される。
さらに、スロットマシン1は、補助記憶部81、書込装置82およびCCDカメラ83を有している。補助記憶部81は、ゲームの実行や本発明の特徴とする納税処理で用いられる種々のデータ(例えば、課税情報、遊技者情報)が記憶され、本発明における遊技者情報記憶手段として作動する。出力装置82はメインCPU32の指示にしたがい作動して、補助記憶部81から補助記憶部81に記憶されているデータを読み出して出力する出力手段として作動し、出力したデータをCD−R(Compact Disc Recordable),CD−
RW(Compact Disc Rewritable)等の記憶媒体82aに書込みして記憶させる。CCD
カメラ83は遊技者情報生成手段として作動して、CCD(Charge Coupled Device)を
用いて後述のようにして遊技者の顔を撮影(記録)し、その撮影した顔の画像データを、遊技者を記録するための遊技者情報として生成し、補助記憶部81に記憶する。なお、スロットマシン1は、CCDカメラ83のほか、遊技者を確実に特定可能な情報を生成できればよく、遊技者の指紋、声紋または虹彩の記録をとって、それから遊技者情報を生成可能な手段を設けてもよい。
(遊技サーバの構成)
遊技サーバ100は、図5に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、ハードディスクドライブ104、通信制御部105および通信処理部106を有し、スロットマシン1とネットワークNを介して通信可能に構成されている。
CPU101は、ROM102に記憶されているプログラムにしたがい作動して遊技サーバ100全体の動作を制御し、本発明の特徴とする税額算出手段として作動する。ROM102には、CPU101が実行する制御プログラムと、恒久的なデータが記憶されている。RAM103は、CPU101が作動する際に用いるデータが記憶されている。
ハードディスクドライブ104には、スロットマシン1から送信されるデータ、本実施の形態では、課税情報を含む種々のデータと、プログラムが記憶されている。通信制御部105は、CPU101の指示にしたがい作動して、スロットマシン1と通信を行うための回線の接続および切断を制御する。通信処理部106は通信制御部105の指示にしたがい作動して、ネットワークNを介して行われるデータの送受信を実行する。この通信処理部106は、スロットマシン1から課税情報Inを受信する受信手段として作動する。
(遊技システムの動作内容)
次に、以上の構成を有する遊技システム300の動作内容について、図6〜図8までのフローチャートを参照して説明する。
図6は、スロットマシン1におけるゲームの開始から終了までのメイン処理の動作手順を示すフローチャートである。なお、図6〜図8では、ステップをSと略記している。
図6に示すように、スロットマシン1はメイン処理を開始すると、ゲーム開始にあたって、ステップ1でスタート受付処理を行い、続くステップ2で抽選処理を行う。
まず、ステップ1のスタート受付処理に進むと、スロットマシン1はメインCPU32の制御にしたがい、遊技者からゲームを開始させるための動作を受け付ける。遊技者は、ゲームを開始し、擬似リールを始動させる(擬似リールを可変表示させる)ためには、まず、1ゲームに賭ける枚数のコインをコイン投入口6から投入し、BET選択ボタン9を操作して1ゲームに賭けるコインの枚数を設定し、さらに、ライン選択ボタン10を操作して有効ラインを設定する。続いて、スピンボタン8の操作(以下この操作を「開始操作」という)を行う。この開始操作により、スタート信号がスタートスイッチ51からメインCPU32に入力される(クレジットの場合はBETスイッチ52からBET選択信号が入力される)。
次に、ステップ2に進み、抽選処理が行われる。抽選処理が開始すると、図7に示すステップ13に進み、メインCPU32により、シンボル決定処理が行われる。このシンボル決定処理では、メインCPU32が設定された有効ラインに停止させるシンボルを擬似リールごとに決定する。
そして、抽選処理では、メインCPU32がスタートスイッチ51からの入力信号により、遊技者の開始操作を検出すると、その検出を受けて(すなわち、ゲーム開始を契機として)乱数発生器35に指示して一定範囲の乱数を発生させる。また、メインCPU32はサンプリング回路36に指示して、乱数発生器35が発生させた乱数の中から任意の乱数を抽出する。メインCPU32は乱数が抽出されると、その乱数をサーチキーに設定してROM34に記憶されている図示しないシンボル決定テーブル(シンボルのコードNoと、乱数とを関連付けて記憶したテーブル)を参照し、該当するシンボルのコードNoを取得する。
次に、取得したコードNoをサーチキーに設定して図示しない停止テーブル(シンボルのコードNoと、シンボルとを関連付けて記憶したテーブル)を参照し、各擬似リールについて、該当するシンボルを検索する。
そして、スロットマシン1では、このような乱数の抽出、シンボル決定テーブルおよび停止テーブルのサーチを各擬似リールについて行う。そして、各擬似リールについて、シンボルが決まると、そのシンボルを有効ラインに停止させるためのリールの停止位置が決まる。
また、メインCPU32は、ステップ14に進んで図示しない払出テーブルを参照し、シンボルパターンに対応する払出の倍率(払出率)を決定する。なお、払出テーブルには、各シンボルパターンに応じたコイン1枚当たりの払出率が登録されている。以上をもって抽選処理が終了する。
次に、ステップ3に進み、可変表示処理が行われる。この場合、メインCPU32の指示にしたがい画像制御回路71が作動して、複数の擬似リールの可変表示画像を含むゲーム実行画像が液晶表示パネル5に表示される。すると、液晶表示パネル5には、中央に複数の擬似リールが横に並んで可変表示され、その中央に、横に伸びる直線状の有効ラインが表示される(図示せず)。各擬似リールは、複数のシンボルを有し、各シンボルが不規則な順番で次々と出現するように可変表示される。
なお、図示しないが、この可変表示処理中にメインCPU32が画像制御回路71に指示して、ゲーム演出用の三次元画像を液晶表示パネル3に表示させ、ゲームの実行方法などの説明用の画像を液晶表示パネル4に表示させるとよい。
ステップ3を終了後、ステップ4に進み、停止制御処理が行われる。ここでは、スクロール中の各擬似リールをステップ2における抽選処理の結果に対応するように停止させる。
次に、ステップ5に進んで、メインCPU32は、入賞可否判定手段として作動してROM34に記憶されている図示しない入賞判定テーブル(各コードNoの組み合わせ(以下「コードNoパターン」という)に関連付けて、入賞するシンボルパターンと入賞しない(否入賞)シンボルパターンが区別可能に登録されている)を参照し、コードNoパターンを用いて遊技の入賞可否を判定する。上述したステップでリールの停止位置に対応したコードNoパターンが決まるので、これをサーチキーに設定して入賞判定テーブルを参照し、参照結果から入賞可否を判定する。ここで、入賞可と判定されたときはステップ6に進み、入賞不可と判定されればステップ6〜8を実行することなくメイン処理を終了する。
ステップ6に進むと、納税処理が開始される。この納税処理は、図8に示すフローチャートに沿って行われる。
納税処理を開始すると、ステップ15において、メインCPU32が納税要否判定手段として作動して、ステップ5で判定された入賞における納税要否を判定する。つまり、メインCPU32は、ステップ5で判定された入賞が大当たりで、納税を必要とする課税対象の入賞(以下「課税入賞」という)に該当するか否かを判定する。ここで、課税入賞に該当すればステップ16に進み、課税入賞に該当しなければ納税処理を終了し、図6にもどってステップ7に進む。本実施の形態では、課税入賞に該当するか否かは、払出テーブルから取得した払出率とBETされているコインに応じて決まる配当(払出しされる金額)が一定値以上であるか否か(例えば、スロットマシン1の設置されているところが米国ネバダ州のラスベガスの場合は配当が1200ドル以上か否か)で判断しているが、もちろん、この条件には限定されない。
続いて、ステップ16に進むと、メインCPU32の指示にしたがい液晶表示パネル5が選択手段として作動して、納税選択画面90を表示する。このとき、納税選択画面90は例えば図9に示すようなレイアウトで表示される。この納税選択画面90は、課税入賞を当てた旨のメッセージの表示エリア90aと、納税方法を表示する表示エリア90bとを有している。課税入賞を得た遊技者(以下「入賞遊技者」という)は、納税選択画面90を参照して、表示エリア90bに表示されている納税方法(ここでは、「この場で納税する」と、「係員を呼んで納税する」)のうちのいずれかを選択し、選択した方に指を触れる。すると、タッチパネル56から入賞遊技者の希望する納税方法を指定する情報(納税方法指定情報)がスロットマシン1に入力される。この納税選択画面90により、入賞遊技者は自己に適した納税方法を選択することができる。
納税方法指定情報がタッチパネル56からメインCPU32に入力されたことをもって、ステップ17からステップ18に進む。ステップ18では、メインCPU32が納税方法指定情報に基づき、入賞遊技者が納税方法として、「この場で納税」を選択したか否かを判断し、「この場で納税」を選択したと判断したときはステップ19に進み、「この場で納税」が選択されなかったときはステップ24に進む。後述するように、「この場で納税」が選択されると、スロットマシン1が後述する税引配当を求めて源泉課税を行う。
ステップ24に進むと、いわゆるスロットマシン1がゲームの実行を中断するロック状態となってゲームの実行動作が中断する。その後、図6のステップ7に進み、次のステップ8における払出処理を実行することなくメイン処理が終了する。この場合、遊技者はスロットマシン1における源泉課税によらずに、図11に示す納税手順にしたがい従来同様の手作業で納税する。
一方、ステップ19に進むと、メインCPU32が源泉課税手段として作動して、納付すべき税額等を算出する。このとき、メインCPU32は入賞遊技者が獲得した課税入賞に対応する配当に基づき、その配当に所定の税率を乗じて納付すべき税額を求め、さらに、その求めた税額を配当から控除する算出処理を行い、税引配当を求める。
続くステップ20では、メインCPU32の指示にしたがい液晶表示パネル5が納税意思入力手段として作動して、納税確認画面91を表示する。このとき、納税確認画面91は例えば図10に示すようなレイアウトで表示される。この納税確認画面91は、スロットマシン1が配当から税額を控除する源泉課税による納税(以下「自動納税」という)を行う納税意思の確認を求める旨のメッセージの表示エリア91aと、サイン入力部91bを有している。この納税確認画面91を表示するとき、メインCPU32は配当と、ステップ19で求めた税額および税引配当を表示エリア91aに表示させている。なお、図10では、表示エリア91aにおいて、配当:$2,000、税額:$600、税引配当:$1,400のように表示されている。
入賞遊技者は、納税確認画面91を参照し、配当、税額および税引配当の内容を確認の上、自動納税を行う納税意思があるときは、サイン入力部91bのサイン欄に直筆でサインを記入し、さらにサイン入力部91bの「OK」欄に指を触れる。すると、タッチパネル56に組み込まれているイメージ生成部56aが記入されたサインのイメージデータ(サインイメージデータ)を生成する。この納税確認画面91を表示することによって、入賞遊技者は、自動納税に先立って、事前に配当、税額および税引配当の内容を確認することができ、自動納税を行う納税意思があること(納税を希望する旨)をスロットマシン1に入力することができる。なお、上述のようにサイン欄にサインを記入させる代わりに、入賞遊技者の人差し指、親指などの指紋を入力させてもいい。
そして、ステップ21では、入賞遊技者によるサイン入力があるまで待機して、サイン入力があるとステップ22に進み、遊技者の記録処理を行う。ここでは、メインCPU32の指示にしたがい、CCDカメラ83が遊技者情報生成手段として作動して、遊技者を記録するための遊技者情報を生成する。このとき、CCDカメラ83は入賞遊技者を特定しえる箇所(例えば顔)を撮影し、その撮影した箇所の画像データを遊技者情報として生成する。また、CCDカメラ83は、生成した遊技者情報を補助記憶部81に記憶する。このようにして遊技者情報を生成し、記憶することによって、自動納税を行う遊技者を記録するための情報が得られる。この情報は自動納税を行った遊技者の記録として用いることができる。
次に、ステップ23に進み、メインCPU32は、ステップ22で生成された遊技者情報と、ステップ20で生成されたサインイメージデータと、ステップ19で求めた配当、税額および税引配当のそれぞれを示す配当情報、税額情報および税引配当情報を含む課税情報Inを生成し、この課税情報Inをゲームの実行状況を示すゲームログとともに補助記憶部81に記憶して保存する。補助記憶部81に記憶された課税情報Inは、必要に応じて書込装置82が読み出して出力され、記憶媒体82aに記憶される。さらに、メインCPU32の指示にしたがい課税情報Inが一定期間ごとに補助記憶部81から読み出され、その課税情報Inが通信制御部41の指示にしたがい作動する通信処理部42により、ネットワークNを介して遊技サーバ100に送信される。このようにして、課税情報Inはスロットマシン1の外部に出力することができるので、その課税情報を用いて遊技場が納税官庁へ納税手続を行うことも可能となる。なお、課税情報Inは補助記憶部81に記憶させることなく、生成されるたびにリアルタイムで遊技サーバ100に送信するなどして出力するようにしてもよい。
ステップ23またはステップ24を実行すると、納税処理が終了し、図6に示すメイン処理のステップ7に進み、遊技機がロック状態か否かを判断する。ここで、ロック状態でなければステップ8に進み、ロック状態になっていればステップ8を実行することなく処理を終了する。ステップ8に進み、払出処理が行われるときは、メインCPU32がホッパー駆動回路63に対し、税引配当に対応した枚数のコインの払い出しを指示して、ホッパー64からコインの払い出しが行われる。また、メインCPU32は、払出完了信号回路65からの信号で税引配当に対応した枚数のコインが払い出されたと判定すると、払出処理を終了し、以上をもって、メイン処理が終了する(なお、この場合の払出は、払出されるコインの枚数を記録したバーコード付きのチケットを図示しないチケットプリンタから出力することによって行ってもよい)。
一方、ステップ24に進んで遊技機がロックしていたときは、ステップ18で、入賞遊技者が「係員を呼んで納税する」を選択した場合である。この場合、スロットマシン1は、上述した税引配当を用いることなく、従来どおりの手順にしたがい、手作業による納税(以下「手動納税」という)を行う。この手動納税は例えば図11に示す手順に沿って行われる。図11は、手動納税による納税手順の一例を示したもので、ここでは、米国ネバダ州での納税手順を図示したものである。
まず、ステップ31に示すように、1200ドル以上の当たり(大当たり)が発生し、課税入賞が発生したとする。すると、続くステップ32に示すように、スロットマシン1がロックして、遊技場の係員の呼出状態になる(ここは、上述のステップ24に該当する)。次に、ステップ33に示すように、係員が課税入賞を出した該当するスロットマシン1の設置場所までやってきて、入賞遊技者の身元確認を行う。このとき、身元確認は、入賞遊技者の写真の付いた公的機関発行の身分証明書(例えば運転免許証やパスポートなど)を用いて行われる。そして、ステップ34に進んで、ステップ33で提示される身分証明書を係員が預かり、係員がその身分証明書を参照しながら、納税手続に用いられる必要書類を作成する。この書類作成の際には、証明書の氏名、住所、生年月日、SSN(ソーシャルセキュリティ番号:社会保障番号)等がコンピュータ(図示せず)に登録される。
次に、ステップ35に示すように、その入賞遊技者が米国で確定申告をしているか否かによって処理が分かれ、確定申告をしているときはステップ37に進み、確定申告をしていなければステップ36に進む。ステップ36に進むと、入賞遊技者が米国と租税協定を締結している国の国民か否かによって処理が分かれ、入賞遊技者がそのような国の国民であればステップ40に進み、そうでなければステップ39に進む。ステップ37では、税金をその場で支払う納税(以下「現場納税」という)か、後で支払う納税(以下「事後納税」という)かの選択が入賞遊技者によってなされ、入賞遊技者がいずれかを選択すると、続くステップ38に示すように、現場納税を選択すればステップ40に進み、事後納税を選択すればステップ39に進む。ステップ39では、配当の全額が係員からの手渡し(いわゆるハンドペイ)で払い出される。ステップ40では、配当から税額を控除した額が係員からハンドペイにより払い出される。
そして、本実施の形態では、スロットマシン1により、手動納税による納税手順に加えて自動納税が加わるため、図12に示すような手順にしたがって納税が行われることとなる。すなわち、ステップ31に続いて、ステップ41に進み、遊技機を使用して納税するか否か(遊技機が行う源泉課税による自動納税か、源泉課税によらない手動納税か)にしたがって処理が分かれ(これは、上述のステップ18に相当する)、前者ならばステップ42に進み、後者ならばステップ32に進み、これ以降は図11と同様に処理される。ステップ42に進むと、入賞遊技者がタッチパネルでサイン入力を行い(これは上述のステップ20に相当する)、ステップ43で税引配当に応じた額の払出が行われる(これは上述のステップ8に相当する)。
一方、遊技サーバ100では、CPU101がROM102に記憶されている制御プログラムにしたがい作動して、通信制御部105に指示して通信処理部106を作動させ、スロットマシン1から送信される課税情報InをネットワークNを介して受信する。また、CPU101は、税額算出手段として作動して、課税情報Inに含まれている税額情報を所定の単位で(例えば、1週間、1ヶ月等の特定の期間ごと)足し上げて、スロットマシン1が設置されている遊技場が支払うべき税金の総額(納税総額)を算出する。この算出された納税総額はハードディスクドライブ104に記憶され、必要に応じて遊技場が納税官庁へ納税処理を行うときに使用される。
以上のように、本発明によれば、スロットマシン1では、課税入賞が発生したときにスロットマシン1が配当から納付すべき税額を控除した税引配当を求め、その税引配当に応じた払出を行えるようになっていて、従来のように課税入賞が発生したときに、遊技者が納税に必要な書類作成等のために待たされるようなことが極めて少なくなっている。よって、スロットマシン1は、遊技者が大入賞を当てたことで得られる喜びや感激等を損なうことがなく、遊技者に与える遊技性を持続できるようになっている。
また、従来の遊技機は、遊技者には、遊技場の係員到着後に必要書類へのサイン等の手続を行わねばならないという煩わしさがあり、一方、遊技場の係員にも、必要書類の作成や、税額を差し引いた額の払出を手渡しで行わねばならないという煩わしさがあった。しかし、本実施の形態におけるスロットマシン1では、課税入賞が発生すると、税引配当を自動的に求めて、払出を行う前に予め税額を控除してから(税引配当にしたがって)払出を行うため、入賞遊技者が納税を行ったことにして納税済みにすることができる。したがって、入賞遊技者は、配当を受け取るまでの間、納税のために単に待たされることがないだけでなく、必要書類へのサイン等の煩わしい手続を行う必要がない。しかも、遊技場の係員にとっても、税額を差し引いて払出を手渡しで行わねばならないという煩わしさがなく、納税に必要な手続が入賞遊技者と遊技場の係員の双方にとって簡素化されている。
一方、上述した自動納税を行うにあたり、スロットマシン1は、遊技者に納税方法を選択させ、その選択に応じ、さらに自動納税による納税意思の表明があったときにだけ自動納税を行うようにしている。そのため、スロットマシン1が遊技者の意思に反して税額を差し引くことはなく、一方、遊技者は自らが納付すべき税額および受け取れる配当を納税に先立って事前に確認でき、勝手に差し引かれてしまうのでは、といった不安感を持たなくても済むようになっている。
(遊技システムの別の実施形態)
次に、図13,14を参照して、別の実施形態に係る遊技システムについて説明する。
上述の実施形態では、配当に所定の税率を乗じて納付すべき税額を求めており、配当によらず税率は一律であることを想定している。一方、本実施の形態における遊技システム300では、スロットマシン1が配当に応じて税率を設定し、その設定された税率を用いて納付すべき税額を求めるようになっている(サーバ100は同じ)。以下では、上述した実施形態に係る遊技システム300と相違する点を中心に説明し、共通点については説明を省略ないし簡略化する。
この実施形態に係る遊技システム300では、スロットマシン1の動作内容のうち、ステップ18で「この場で納税」を選択したか否かを判断するまでの処理は、上述の実施形態に係るスロットマシン1と同様である。
そして、ステップ18で「この場で納税」が選択されたと判断された場合にはステップ50に進み、メインCPU32が税率設定手段として作動して税率設定処理が開始される。この税率設定処理は、図14に示すフローチャートに沿って行われる。
税率設定処理を開始すると、メインCPU32がステップ51において入賞遊技者が獲得した課税入賞に対応する配当が2000ドル未満であるか否かを判定し、2000ドル未満の場合はステップ52に進み、2000ドル未満でない場合はステップ53に進む。そして、ステップ53では、配当が5000ドル未満であるか否かを判定し、5000ドル未満の場合はステップ54に進み、5000ドル未満でない場合はステップ55に進む。さらに、ステップ55では、配当が10000ドル未満であるか否かを判定し、10000ドル未満の場合はステップ56に進み、10000ドル未満でない場合はステップ57に進む。
そして、ステップ52,54,56,57では、税額を求めるための税率をそれぞれ20%,25%,30%,35%に設定する。このように、税率設定処理では、入賞遊技者が獲得した配当の増加に伴って段階的に税率を増加させる累進課税方式により税率を設定している。この税率設定処理を行うと、例えば、配当が1500ドルである場合には、ステップ51で2000ドル未満であると判定され、ステップ52で20%の税率が設定されることとなる。
続いて、ステップ19に進むと、メインCPU32が源泉課税手段として作動して、ステップ50で設定された税率を用いて納付すべき税額等を算出する。すなわち、入賞遊技者が獲得した配当にステップ50で設定した税率を乗じて納付すべき税額を求め、さらにその求めた税額を配当から控除する算出処理を行い、税引配当を求める。例えば、上記の例と同様に配当が1500ドルである場合には、20%に設定された税率により税額が300ドルと算出され、配当から税額が控除されて、税引配当の1200ドルが求められる。そして、入賞遊技者には、この1200ドルが払出されることとなる。
続くステップ20以降の処理については、上述の実施形態に係るスロットマシン1と同様であるためその説明を省略する。
以上のように、本実施の形態に係るスロットマシン1では、入賞遊技者が獲得した配当の増加に伴って段階的に税率を増加させる累進課税方式により税率を算出している。そのため、税負担額が高額配当者ほど高額となるので、低額配当者の税負担額を高額配当者に比べて軽減することができる。
また、本実施の形態では、入賞遊技者が獲得した配当が2000ドル,5000ドル,10000ドルの場合においてそれぞれ税率を区分したが、これと異なる額の配当で区分してもよい。
また、本実施の形態では、配当に応じて課税率が20%,25%,30%,35%と段階的に増加するようにしたが、これらの税率にとらわれることなくスロットマシン1を設置する場所等に応じて適切な税率としてもよい。
さらに、高税率の配当を得た遊技者の納付すべき税額が高くなりすぎないように、各遊技者ごとに税額の集計を行い、各遊技者ごとに納付すべき税額を調整するようにしてもよい。また、納税総額が不足するときは、遊技場が不足分を納税するようにしてもよい。
なお、上述の各実施の形態では、遊技機としてスロットマシンを例にとって説明しているが、本発明は、スロットマシンには限られず、カードゲーム機や、ゲームの入賞内容に応じて、配当の払出を行う他の遊技機についても適用がある。カードゲーム機の場合は、例えば、カードの組み合わせが所定の役に一致しているか否かで入賞可否を判定する。他の遊技機(例えば、ルーレットゲーム機)の場合は、ボールの停止場所と遊技者のベットした場所との比較により、入賞可否を判定する。
本発明の実施の形態にかかる遊技機であるスロットマシンの全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る遊技システムの全体を示すシステム構成図である 内部の構成を中心に示すスロットマシンのブロック図である。 画像制御回路の内部構成の一例を示すブロック図である。 遊技サーバの内部構成の一例を示すブロック図である。 スロットマシンのゲーム開始から終了までのメイン処理の動作手順を示すフローチャートである。 抽選処理の動作手順を示すフローチャートである。 納税処理の動作手順を示すフローチャートである。 納税選択画面の表示内容の一例を示す図である。 納税確認画面の表示内容の一例を示す図である。 手動納税による納税処理の手順を示す図である。 手動納税に自動納税を加えたときの納税処理の手順を示す図である。 別の実施の形態に係る遊技機における納税処理の動作手順を示すフローチャートである。 別の実施の形態に係る遊技機における税率設定処理の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…スロットマシン、3,4,5…液晶表示パネル
31…マイクロコンピュータ、32…メインCPU
33,103…RAM、34,102…ROM
41,105…通信制御部、42,106…通信処理部
71…画像制御回路、81…補助記憶部
82…書込装置、83…カメラ
90…納税選択画面、91…納税確認画面
100…遊技サーバ、101…CPU
300…遊技システム

Claims (10)

  1. 遊技の入賞内容に応じて遊技者に配当の払出を行う遊技機であって、
    前記遊技の入賞可否を判定する入賞可否判定手段と、
    該手段により判定された入賞における納税要否を判定する納税要否判定手段と、
    該手段が納税要と判定したときに、前記入賞に対応する配当から、該配当に応じた税額を控除する源泉課税手段とを有する遊技機。
  2. 前記源泉課税手段による納税を行うか否かを遊技者に選択させるための選択手段を更に有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記源泉課税手段による納税を行う納税意思があることを遊技者に入力させるための納税意思入力手段を更に有することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記源泉課税手段による納税を行う遊技者を記録するための遊技者情報を生成する遊技者情報生成手段と、
    該手段により生成された遊技者情報を記憶する遊技者情報記憶手段とを更に有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の遊技機。
  5. 前記配当に応じた税額を示す税額情報を出力する税額情報出力手段を更に有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の遊技機。
  6. 前記配当に応じて税額を求めるための税率を設定する税率設定手段を更に有し、
    前記源泉課税手段が、前記税率設定手段により設定された税率を用いて前記税額を求めることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の遊技機。
  7. 前記税率設定手段が、前記配当の増加に伴って段階的に前記税率を増加させることを特徴とする請求項6記載の遊技機。
  8. 遊技の入賞内容に応じて遊技者に配当の払出を行う遊技機と遊技サーバとが接続された構成を有する遊技システムであって、
    前記遊技機は、前記遊技の入賞可否を判定する入賞可否判定手段と、
    該手段により判定された入賞における納税要否を判定する納税要否判定手段と、
    該手段が納税要と判定したときに、前記入賞に対応する配当から、該配当に応じた税額を控除する源泉課税手段と、
    前記配当に応じた税額を示す税額情報を前記遊技サーバに送信する送信手段とを有し、
    前記遊技サーバは、前記遊技機から前記税額情報を受信する税額情報受信手段と、
    該手段により受信した税額情報に基づき、納税額を算出する税額算出手段とを有することを特徴とする遊技システム。
  9. 前記遊技機が、前記配当に応じて税額を求めるための税率を設定する税率設定手段を更に有し、
    前記源泉課税手段が、前記税率設定手段により設定された税率を用いて前記税額を求めることを特徴とする請求項8記載の遊技システム。
  10. 前記税率設定手段が、前記配当の増加に伴って段階的に前記税率を増加させることを特徴とする請求項9記載の遊技システム。
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