JP2005192672A - 軟膏付救急用絆創膏 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッド、ネットの構成を工夫することにより、パッド上に層着した軟膏薬のパッド下方への浸透や外側面への移動によるはみ出しを有効に抑制でき、またパッドと傷口との付着を有効に防止することができ、軟膏薬等の変性を来すことなく、軟膏薬を有効に患部に作用させることができる軟膏付救急用絆創膏を提供するにある。
【解決手段】絆創膏の粘着シートの上面中央部にパッド部を設け、該パッド部のパッド上面に軟膏薬を層着し、前記粘着シートの前記パッド部が貼着されていない部分の上面には離型フィルムを剥離可能に貼着してなる軟膏付救急用絆創膏において、2枚以上のパッドを積層すると共に、パッド間またはパッドと粘着シート間に第一のネットを介在させ、さらに前記パッドおよび第一のネットを、第二のネットで被覆して前記パッド部を形成したことを特徴とする軟膏付救急用絆創膏。
【選択図】図2

Description

本発明は、パッドを2枚以上積層し、パッド間に軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムを介在させるなど、パッド部の工夫を施すことにより、軟膏薬の浸透や漏出を効果的に抑制した軟膏付救急用絆創膏に関する。
救急用絆創膏は種々のタイプのものが知られている。一般的に使用されている救急用絆創膏は、粘着シートの上面中央部に殺菌消毒液や創傷治療剤等の薬液を含浸、乾燥させたガーゼ等のパッドを貼着し、該パッドの上面を左右に分離可能な剥離紙で被覆した構造を有するものである。
この種の救急用絆創膏は、薬液が乾燥状態となっているために、創傷口等の患部を傷める虞があるばかりでなく、創傷口から分泌物が出ない限り、十分な殺菌、治療効果を得ることができない。
薬液封入カプセル体を備えた救急用絆創膏は、上記の課題を改善する目的で提案され、パッドの上面に薬液を封入してなるカプセル体を重ね合わせ、使用時に該カプセル体の上面壁を押圧することによってその上面壁の下面中央に突設した先鋭な突起でカプセル体の底面を構成しているアルミ箔製の薄膜を破壊し、カプセル体の薬液をパッド上に流出、含浸させるようにした構造のものが開発されている(たとえば特許文献1及び2参照)。
しかしながら、薬液封入カプセル体を備えた救急用絆創膏は、その製造に著しい工数と費用を要して高価となるばかりでなく、流動性の大なる薬液を使用しているために、使用に際してカプセル体下面の薄膜を破壊するとき薬液が飛散しやすくパッドに正確に含浸することができなかったり、パッドが傾斜した状態で薄膜を破壊するとパッドの上面を伝って薬液の一部が外部に流出する虞があり、またカプセル体内に薬液の一部が残留した状態で破壊すると有効量が減少し、治療効果を弱めることになる。さらに、パッドの表面が創傷口に直接付着するために、取り外す際に創傷部を傷めたりする場合があり、かえって完治を遅らせてしまう難点があった。
このため、薬液に代わって、従来から発想はあったもののその実質的な実用化には至っていなかった軟膏薬をパッドに塗布した救急用絆創膏の提供が要望されているが、上面に軟膏薬を層着しているパッドを剥離紙によって被覆すると、粘着シートと剥離紙の隙間からの外気の影響によって軟膏薬が短時間で乾燥したり、成分が変化して効力を著しく減弱させる虞があり、例え完全に密封した場合においても携行中や使用に際して、剥離紙の表面に外圧が加わると軟膏薬が押し潰されてパッドからはみ出し、使用に供することができなくなる場合が生じると共に、剥離紙等を剥離した場合、剥離紙等の裏面に軟膏薬が転着して軟膏薬の有効量が減少する虞があった。
また、このような軟膏薬の変質や不測の外圧力による軟膏薬の押し潰しをなくするために、上記カプセル体に軟膏薬を封入すると、軟膏薬はカプセル体内壁面に付着しているので、該カプセル体を押圧変形して底面を構成しているアルミ箔製の薄膜を破壊しても多量の軟膏薬をパッド上に転着することは困難であった。
このような技術背景から、本発明者は、上面に軟膏薬を層着しているパッドを長方形状の粘着シートの上面中央部に貼着すると共に、この粘着シート上に中央部を上方に向かって緩やかな円弧状に膨出、成形することにより断面ドーム形状のブリスター部を形成してなる軟膏保護カバーを剥離可能に貼着して上記ブリスター部により上記パッドを該パッド上の上記軟膏薬とブリスター部の下面との間に隙間が存した状態で被覆してなる軟膏薬救急用絆創膏につき提案した(特許文献3参照)。
実開昭58−092920号公報 特開昭63−114626号公報 特開2001−104367号公報
しかしながら、上記提案の軟膏付救急用絆創膏は、断面ドーム形状のブリスター部を形成した軟膏保護カバーを粘着シートに剥離可能に貼着し、かつ軟膏薬上に隙間を隔てて軟膏薬を覆うことにより、薬液カプセルを備えた救急用絆創膏が有する課題を悉く解消した点において優れた技術ではあるが、パッドの種類や形態、軟膏薬の成分や粘性等によっては、その軟膏薬の成分が経時的にパッドの下方にまで浸透し、粘着シートの上面の粘着剤層と接触乃至反応して、軟膏薬及び/又は粘着剤が変性を来たす虞があり、有効な殺菌、治療効果が得られないというさらに解決すべき課題があった。
また、薬液を軟膏薬に変えたとはいえ、軟膏薬をパッド上に単に層着しただけでは、パッド上の軟膏薬がパッドと共に直接皮膚の創傷口に当接することとなるために、治癒が進んだり、創傷面が乾燥すると創傷口とパッドとが付着する場合もあり、使用後剥離した時に傷口を広げたり、傷めてしまい、かえって完治を遅らせる懸念があった。
さらに、軟膏薬の成分がパッド下方に浸透したり、あるいは外側面に移動してはみ出したりすれば、軟膏付絆創膏を創傷面に、簡便にかつ確実に貼付することを困難にするばかりでなく、創傷面に供給されるべき軟膏薬の有効量が減少する問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、パッド、軟膏薬成分浸透抑制性のフィルム、ネットの構成を工夫することにより、パッド上に層着した軟膏薬のパッド下方への浸透や外側面への移動によるはみ出しを有効に抑制でき、またパッドと傷口との付着を有効に防止することができ、軟膏薬等の変性を来すことなく、軟膏薬を有効に患部に作用させることができる軟膏付救急用絆創膏を提供するにある。
かかる状況下、本発明者は上記目的を達成するために鋭意研究した結果、浸透性の高いパッドを上層とし浸透性の低いパッドを下層として2枚以上積層すると、軟膏薬が毛細管現象によってパッドの下方に浸透しても、上層のパッドと下層のパッドとの間に界面が形成されたことにより、軟膏薬の成分の下方への浸透が遅延することとなり、軟膏薬が変質したり、硬化するのを長期間に亘って防止することができることを突き止めた。
本発明者は、さらに鋭意検討した結果、軟膏薬を層着してなるパッド部の下面と粘着シートとの間に軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムを介在させることにより、軟膏薬の成分がパッド下方にまで浸透しても粘着テープの成分の浸透をそのフィルムで遮断することが可能となり、軟膏薬の成分と粘着テープとの接触あるいは化学反応を有効に抑制することができ、軟膏薬の成分が長期間に亘り変質することなく軟膏薬を患部に有効に作用させることが可能となることを見出した。
さらに、本発明者らは、軟膏薬を層着したパッドと、前記フィルムとを、その周囲よりネットで被覆することにより、軟膏薬が外側方に移動してはみ出したりすることを有効に抑制することができ、確実に所定の塗布形状を保持し得ると共に、使用時においてはパッドが傷口に直接に付着するのをネットで防止し、使用後の剥離時に傷口を傷めることなく剥離できることを知った。
またさらに、本発明者は、浸透性が同質のパッドを2枚以上積層しても、その間に形成される界面の存在により軟膏薬成分の下層への浸透を有効に抑制できること、浸透性において異なるパッドを2枚以上積層した場合よりも煩雑に成らずかつ低コスト生産が可能であり、工業上高品質を維持しつつ安価に製造しうることを知見した。
さらに、本発明者の検討によれば、同質のパッドを2枚以上積層し、軟膏薬成分浸透抑制性のフィルム、特に有孔のフィルムを、その2枚以上積層したパッドとパッドとの間に介在させる方が、粘着テープとパッドとの間に介在させるよりも、軟膏薬を患部に有効に作用させることが可能であり、またそのフィルム介在パッド全体をネットで覆うことにより、軟膏薬と患部との直接的な接触を避けることができ、かつ軟膏薬成分のパッド下層への浸透を有効に抑制できるばかりでなく、パッドと傷口との付着を防止し、隔離時傷口を痛めることのない軟膏付救急用絆創膏を工業的に有利に製造可能であり、前記課題を悉く解消しうることを知見した。
すなわち、本発明は、これらの知見に基づいて完成されたものであり、
1. 絆創膏の粘着シートの上面中央部にパッド部を設け、該パッド部のパッド上面に軟膏薬を層着し、前記粘着シートの前記パッド部が貼着されていない部分の上面には離型フィルムを剥離可能に貼着してなる軟膏付救急用絆創膏において、2枚以上のパッドを積層して前記パッド部を形成したことを特徴とする軟膏付救急用絆創膏、
2. 下層のパッドの下面と、粘着シートとの間に、軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムを介在させたものである上記1の軟膏付救急用絆創膏、
3. 2枚以上のパッドの、パッドとパッドとの間に1枚以上の軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムを介在させたものである上記1又は2の軟膏付救急用絆創膏、
4. 軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムが、有孔のフィルムである上記1乃至3のいずれかの軟膏付救急用絆創膏。
5. パッド部の周囲をネットで被覆したものである上記2乃至4のいずれかの軟膏付救急用絆創膏、
6. 2枚以上のパッドは同質の素材で構成されてあり、そのパッドとパッドとの間に、軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムを介在させ、かつパッド間に同フィルムを介在させたパッド部の周囲をネットで被覆したものである上記1乃至5のいずれかの軟膏付救急用絆創膏、
7. 粘着シート上に、断面ドーム形状のブリスター部を形成してなる軟膏保護カバーを剥離可能に貼着したものである上記1乃至6のいずれかの軟膏付救急用絆創膏、
8. 軟膏保護カバーが、中央部を上方に向かって緩やかな円弧状に膨出、成形することにより断面ドーム形状のブリスター部に形成してなるものである上記1乃至7のいずれかの軟膏付救急用絆創膏、
9. ブリスター部が、平面矩形状に形成されてあり、その長辺側の両側壁部を下端から上方に向かって互いに接近する方向に傾斜した起立壁部を形成しているものである上記1乃至8のいずれかの軟膏付救急用絆創膏、
10.軟膏保護カバーが、上面に軟膏薬を装着しているパッド部を長方形状の粘着シート上に、四方周壁部が上記軟膏薬を層着したパッドの厚みより高く形成している平面矩形上のブリスター部を中央部に膨出、形成してなり、剥離可能に貼着して上記ブリスター部により上記パッド部を被覆したものである上記1乃至9のいずれかの軟膏付救急用絆創膏、
11.ブリスター部が、その天井壁部にその長さ方向に平行な突条を上方に向かって膨出、形成しているものである上記1乃至10のいずれかの軟膏付救急用絆創膏、
に関するものである。
請求項1の記載の発明によれば、絆創膏の粘着シートの上面中央部にパッド部を設け、該パッド部のパッド上面に軟膏薬を層着し、前記粘着シートの前記パッド部が貼着されていない部分の上面には離型フィルムを剥離可能に貼着してなる軟膏付救急用絆創膏において、前記パッド部を2枚以上のパッドを積層して形成しているので、断面ドーム形状の軟膏保護カバーだけでなく、保護カバーのない、あるいは断面ドーム形状でない軟膏保護カバーを有する軟膏付救急用絆創膏であっても、パッド部に層着された絆創膏の成分がパッド部の下方に浸透するのを有効に抑制することが可能となる。
さらに、請求項2記載の発明によれば、そのパッド部をパッドの下面と粘着シートとの間に軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムを介在させる構成とすることにより、軟膏薬の成分が下層パッドの下方にまで浸透しても粘着テープまでの浸透をそのフィルムで遮断することが可能となるばかりでなく、粘着テープとの接触あるいは化学反応を有効に抑制するガードフィルムとしての機能も発揮する。
また、請求項3の発明によれば、2枚以上積層したパッドとパッドの間に1枚以上の軟膏薬浸透抑制性のフィルムを介在させる構成とすることにより、該フィルムの作用により上層のパッドに層着した軟膏薬の成分が下層パッドに浸透するのを有効に抑制できるばかりでなく、下層パッドが一種のクッション性を示し、軟膏救急用絆創膏を皮膚に貼着するときソフトな感触を与える利点があり、またパッドと傷口との付着を防止し、剥離時傷口を痛める懸念もなく、かつ工業的に有利に製造できる。
さらに請求項4の発明によれば、2枚以上積層したパッドとパッドの間に、有孔の軟膏薬浸透抑制性のフィルムを1枚以上介在させる構成とすることにより、前記のフィルム介在に基づく軟膏薬布透過性、クッション性、適度なフィット性、優れた工業生産性の利点だけでなく、通気性をも良好にすることが可能となり、傷口のむれなどを有効に防止することができる。
またさらに、請求項5の発明によれば、2枚以上積層したパッド、必要によりパッド間及び/又は下層パッド下方に介在させた軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムとからなり、上層パッドの上面に軟膏薬を層着し、その周囲をネットで被覆する構成としたことにより、軟膏薬と患部との直接的な接触を避けることができ、パッドと傷口との付着を防止し、隔離時傷口を痛めることがないという利点だけでなく、軟膏薬成分のパッド下層への浸透や、軟膏薬が外側方に移動してはみ出したりすることをも有効に抑制することができるので、軟膏薬を有効に患部に作用させることが可能となる。
請求項6の発明によれば、同質のパッドを2枚以上積層し、そのパッド間及び/又は下層パッド下方に軟膏薬浸透抑制性のフィルムを介在させ、かつパッド部周囲をネットで被覆した構成とすることにより、前記の利点を有するほか、同質のパッドを2枚以上積層しても、軟膏薬成分の浸透抑制性を有効に抑制することができ、工業上高品質を維持しつつ安価に製造しうる利点をも有する。
請求項7の発明によれば、粘着シート上に、断面ドーム形状のブリスター部を形成してなる軟膏保護カバーを剥離可能に貼着した構成とすることにより、軟膏薬の浸透抑制等の前記の利点を有するほか、外気との接触を回避でき、またカプセル体などの使用を回避できるので、軟膏薬の変質や転着による有効量の減少等を有効に防止することができる。
本発明においては、軟膏保護カバーを、中央部を上方に向かって緩やかな円弧状に膨出、成形することにより断面ドーム形状のブリスター部に形成してなるものとすることにより、あるいはさらにブリスター部を平面矩形状に形成し、その長辺側の両側壁部を下端から上方に向かって互いに接近する方向に傾斜した起立壁部を形成しているものとすることにより、あるいはさらに軟膏保護カバーを、上面に軟膏薬を装着しているパッド部を長方形状の粘着シート上に、四方周壁部が上記軟膏薬を層着したパッドの厚みより高く形成している平面矩形上のブリスター部を中央部に膨出、形成し、剥離可能に貼着して上記ブリスター部により上記パッド部を被覆したものとすることにより、さらにはまたブリスター部を、その天井壁部にその長さ方向に平行な突条を上方に向かって膨出、形成したものとすることにより、前記の利点のほか、携行時の不測の押し潰しなどに強固に阻止することができる。
本発明の具体的な実施の形態について図面に基づいて説明すると、図1〜図6において、救急用絆創膏1の基体となる粘着シート2は柔軟性を有する薄い合成樹脂製シート又は不織布、織布、紙等からなる一定幅と一定長さを有する矩形状のシート片の上面全面に粘着剤層3を層着してなり、この粘着剤層3は上記シート2片の上面に粘着剤を塗布することによって形成されている。
さらに、この粘着シート2の上面中央部には、後に詳述する軟膏薬4を担持するパッド部5の下面を粘着剤層3に貼着させている。
さらに、上記粘着シート2上には軟膏保護カバー8が重ね合わされていて該軟膏保護カバー8の下面を粘着剤層3に剥離可能に貼着している。この軟膏保護カバー8は非通気性で且つ適度な剛性を有する塩化ビニル樹脂等の透明な合成樹脂製薄肉シートよりなり、上記粘着シート2と同一幅で且つ該粘着シートよりも長さが短い矩形状に形成されている。さらに、この軟膏保護カバー8の長さ方向の中央部の一定幅と一定長さ部分を上方に向かって緩やかな円弧状に膨出、成形することによって下端が全面的に開口したブリスター部8Aに形成している。
この軟膏保護カバー8の両端部から突出している粘着シート2の両端部の粘着剤層3に離型フィルム91、92を剥離可能に貼着してあり、この離型フィルム91、92の内端部は軟膏保護カバー8の両端部下面に延設していて、該延設部を上方に折り返して重ね端部91a、92aとし、該重ね端部91a、92a上に上記軟膏保護カバー8の両端部を載置させている。
パッド部5の形状をさらに詳述すると、パッド部5は少なくとも2枚以上のパッド51、52、・・・とその最上層パッド上に層着された軟膏薬4とで構成されるが、さらに好ましくは軟膏薬成分浸透抑制用のフィルム6及びネット7とで構成され、該パッド部5の下面は粘着シート2の粘着剤層3上に貼着されている。
2枚以上積層しているパッド51、パッド52、・・・は、それぞれガーゼ、脱脂綿、その他の織布、不織布、軟質プラスチック繊維あるいはこれらの積層体などを素材とし、矩形状であり、その幅は上記粘着シート2の幅よりも小幅に且つ長さも短く形成されている。
各パッド51、52、・・・は、異質の素材を使用し、軟膏薬4の成分の浸透抑制に強弱を与えることも可能であるが、同一素材の繊維を使用しても、パッドを2枚以上とし、そのパッド間に界面を設けることにより、軟膏薬4流動性成分の毛細管現象による浸透を抑制することが判明しており、むしろ同一素材を使用する方が高品質を維持したまま安価に製造できるので工業生産上も有利である。
さらに、図2において、2枚のパッド51とパッド52との間には、該パッド51、52と平面ほぼ同一形状の、紙製、プラスチック製等の軟膏薬浸透抑制用のフィルム6を介在させてあり、上層パッド51、フィルム6および下層パッド52の下面両側部に亘ってネット7を被覆して該ネット7の両側面をパッド部5の両側面に熱溶着によって一体に固着してあり、このネット7上から上記軟膏薬4を一定量ネット7の網目7a(図示せず)を通じてパッド部5の上面に塗布することにより薄く層着している。従って、軟膏薬4はネット7の網目7aに保持された状態となり、パッド5上を平面方向に流動する虞はない。
なお、ブリスター部81を有する軟膏保護カバー8は、種々の形状とすることも可能であるが、特開2001−104367号公報に記載の如く、平面矩形状で、中央部を上方に向かって緩やかな円弧状に膨出、成形することにより断面ドーム形状のブリスター部81を形成し、該ブリスター部81のその長辺側の両側壁部を下端から上方に向かって互いに接近する方向に傾斜した起立壁部を形成しており、かつ上面に軟膏薬を装着しているパッド部を長方形状の粘着シート上に、四方周壁部が上記軟膏薬を層着したパッド部5の厚みより高く形成し、剥離可能に貼着して上記ブリスター部81により上記パッド部5を被覆した形状とするのが好ましい。該軟膏保護カバー8、ブリスター部81、起立壁部82、パッド部5の被覆態様について同一となる場合のその態様の記述は、番号を変えて当該特開2001−104367号の記載が本発明の記載にそのまま引用される。
すなわち、図2においては、典型的な軟膏保護カバー8の形状を示しており、ブリスター部81で上記長方形状の粘着シート2の上面中央部に貼着しているパッド部5を被覆して該ブリスター部81内に収納した状態でブリスター部81の開口端の外周部下面を含む軟膏保護カバー8の下面を該軟膏保護カバー8の長さ方向の両端部下面を除いて粘着シート2の粘着剤層3に剥離可能に貼着してある。
この軟膏保護カバー8は非通気性でかつ適度な剛性を有する塩化ビニル樹脂等の透明な合成樹脂製薄肉シートよりなり、上記粘着シート2と同一幅でかつ該粘着シート2よりも長さの短い矩形状に形成されている。さらに、この軟膏保護カバー8の長さ方向の中央部の一定幅と一定長さ部分を上方に向かって緩やかな円弧状に膨出、成形することによって下端が全面的に開口した断面ドーム形状のブリスター部81に形成している。
該ブリスター部81の開口端の四方縁辺において、パッド部5よりも若干大きく設計されてあり、その開口部82内収納可能に形成している。
さらに、このブリスター部81の開口下端における長辺側においてはその両側を開口端の長縁辺から上方に向かって互いに接近する方向に傾斜した断面三日月形状の起立壁部82に形成している。
また、該ブリスター部81の天井壁部84の高さは軟膏薬4を層着しているパッド部5の厚みよりも僅かに大きく形成されてあり、従ってブリスター部81の開口端内に収納されているパッド部5上の粘着剤層3とブリスター部81の天井壁部84の下面との間には隙間が存在していて粘着剤層3はブリスター部81の天井壁部84の下面に付着しないように構成している。
このように構成した救急用絆創膏は、パッドを単に2枚積層するよりも、さらに軟膏薬4成分の下層パッド52への浸透を有効に抑制するばかりでなく、下層パッド52が、軟膏薬4の成分が時により浸透した場合の含浸材として機能するほか、一種のクッション材ともなり、救急絆創膏を貼付すると、創傷口に対して適度な圧力で柔らかく押圧するので、傷口を傷めることなく治療できる利点をも有する。
次に、使用に際しては、まず、粘着シート2上から軟膏保護カバー8を剥離する。この時、軟膏保護カバー8の両端部は粘着シート2に貼着されておらず、その両端部と粘着シート2の両端部との間に離型フィルム91、92を介在させているので、一方の手の指先で粘着シート2の端部を摘み、他方の手の指先で軟膏保護カバー8の端部を摘んでこれらの端部を引き離すことにより、ワンタッチで軟膏保護カバー8を粘着シート2から剥離することができ、そのブリスター部81によって被覆されていたパッド部を露出させることができる。次いで、粘着シート2の両端部から離型フィルム91、92を除去し、しかるのち、パッド部5上に層着している軟膏薬4を創傷口に当てがい、粘着シート2を皮膚面に貼着する。
図3、図4、図5および図6は、本発明の別な実施例であって、別な形状に形成しているパッド部5を用いた救急用絆創膏を示している。
図3のパッド部5Aは、上層パッド51、下層パッド52と2枚のパッドを積層し、平面形状がパッド51、52とほぼ同一で、軟膏薬4の成分の浸透を抑制するフィルム6を、下層パッド52と粘着シート2との間に介在させる構成としている。上層パッド51、下層パッド52、軟膏薬浸透抑制性のフィルムの下面両側部に亘ってネット7を被覆して該ネット7の両側面をパッド部5の両側面に熱溶着によって一体に固着してあり、このネット7上から上記軟膏薬4を一定量ネット7の網目7a(図示せず)を通じてパッド部5の上面に塗布することにより薄く層着している。このように形成しているパッド部5Aを備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
このパッド5Aは、パッド51とパッド52との間に形成された界面の存在により軟膏薬4の成分が、下層パッド52に浸透しがたくなっており、例えさらに下層パッド52まで浸透しても、下層パッド52と粘着シートとの間にネット7を介して挟持されているので、軟膏薬4の成分が粘着シート2の粘着剤2と接触して変質することはない。
図5のパッド部5Bは、上層パッド51、下層パッド52と2枚のパッドを積層し、軟膏薬4の成分の浸透を抑制するフィルム61を、上層パッド51と下層パッド52との間に介在させると共に、下層パッド52と粘着シート2との間にもフィルム62を介在させる構成としている。上層パッド51、軟膏薬浸透抑制性のフィルム6、下層パッド52、および最下層の軟膏薬浸透抑制性のフィルム6の下面両側部に亘ってネット7を被覆して該ネット7の両側面をパッド部5の両側面に熱溶着によって一体に固着してあり、このネット7上から上記軟膏薬4を一定量ネット7の網目7a(図示せず)を通じてパッド部5の上面に塗布することにより薄く層着している。このように形成しているパッド部5Bを備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
パッド部5Bは、軟膏薬4の成分の浸透性を確実に抑制し、かつ下層パッドのクッション性、粘着剤2との接触回避も十分に図ることができる形状となっている。
図6のパッド部5Cは、上層パッド51、下層パッド52と2枚のパッドを積層し、軟膏薬4の成分の浸透を抑制するフィルム6を上層パッド51と下層パッド52との間に介在させると共に、平面同一形状の、例えばナイロン製等のネット71を下層パッド52と粘着シート2との間にも介在させ、さらに上層パッド51、軟膏薬浸透抑制性のフィルム6、下層パッド52、および最下層に介在させたネット71の下面両側部に亘ってネット72を被覆して該ネット72の両側面をパッド部5の両側面に熱溶着によって一体に固着してあり、このネット72上から上記軟膏薬4を一定量ネット72の網目72a(図示せず)を通じてパッド部5の上面に塗布することにより薄く層着している。このように形成しているパッド部5Cを備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
パッド部5Cは、上層パッド51と下層パッドとの間に前記フィルム6を介在させるときは、粘着シート2と下層パッド52との間に介在させるシートは必ずしも前記フィルム6を介在させるまでもなく、実質的にネット72および61が介在する形状であっても、軟膏薬4の成分の浸透性を確実に抑制し、かつ下層パッドのクッション性、粘着剤2との接触回避も十分に図ることができることを示している。
図6のパッド部5Dは、上層パッド51、下層パッド52と2枚のパッドを積層し、下層パッド52と粘着シート2との間には前記軟膏薬4の成分の浸透を抑制するフィルム61を介在させると共に、軟膏薬4の成分の浸透を抑制し、かつ通気性をも付与する機能を有する有孔のフィルム62を上層パッド51と下層パッド52との間に介在させ、さらに上層パッド51、フィルム62、下層パッド52、およびフィルム61の下面両側部に亘ってネット7を被覆して該ネット7の両側面をパッド部5の両側面に熱溶着によって一体に固着してあり、このネット7上から上記軟膏薬4を一定量ネット7の網目7a(図示せず)を通じてパッド部5の上面に塗布することにより薄く層着している。このように形成しているパッド部5Dを備えた救急用絆創膏のその他の構造は、上記実施例と同様であるので、同一部分に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
パッド部5Dは、下層パッドと粘着シート2との間に前記フィル厶61を介在させるときは、上層パッド51と下層パッド52との間に介在させるシートは必ずしも前記フィルム61を介在させるまでもなく、有孔のフィルム62であっても、軟膏薬4の成分の粘着シート2までの浸透性を確実に抑制し、かつ下層パッドのクッション性、粘着剤層3との接触回避も十分に図ることができることを示している。
本発明軟膏付救急用絆創膏の斜視図 本発明軟膏付救急用絆創膏の分解した平面図および縦断断面図 本発明軟膏付救急用絆創膏一実施例の分解した平面図および縦断断面図 本発明軟膏付救急用絆創膏一実施例の分解した平面図および縦断断面図 本発明軟膏付救急用絆創膏一実施例の分解した平面図および縦断断面図 本発明軟膏付救急用絆創膏一実施例の分解した平面図および縦断断面図
符号の説明
1 絆創膏
2 粘着シート
3 粘着剤
4 軟膏薬
5 パッド部
51上層パッド
5 パッド部
51上層パッド
52下層パッド
6 軟膏薬4の成分浸透抑制性のフィルム
61軟膏薬4の成分浸透抑制性の第一のフィルム
62軟膏薬4の成分浸透抑制性の有孔のフィルム
7 ネット
71第一のネット
72第二のネット
8 軟膏保護カバー
81ブリスター部
9 離型シート
91第一の離型シート
92第二の離型シート

Claims (7)

  1. 絆創膏の粘着シートの上面中央部にパッド部を設け、該パッド部のパッド上面に軟膏薬を層着し、前記粘着シートの前記パッド部が貼着されていない部分の上面には離型フィルムを剥離可能に貼着してなる軟膏付救急用絆創膏において、2枚以上のパッドを積層して前記パッド部を形成したことを特徴とする軟膏付救急用絆創膏。
  2. 下層のパッドの下面と、粘着シートとの間に、軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムを介在させたものである請求項1記載の軟膏付救急用絆創膏。
  3. 2枚以上のパッドの、パッドとパッドとの間に1枚以上の軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムを介在させたものである請求項1又は2記載の軟膏付救急用絆創膏。
  4. 軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムが、有孔のフィルムである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の軟膏付救急用絆創膏。
  5. パッド部の周囲をネットで被覆したものである請求項2又は3記載の軟膏付救急用絆創膏。
  6. 2枚以上のパッドは同質の素材で構成されてあり、そのパッドとパッドとの間に、軟膏薬成分浸透抑制性のフィルムを介在させ、かつパッド間に同フィルムを介在させたパッド部の周囲をネットで被覆したものである請求項1乃至5のいずれか1項に記載の軟膏付救急用絆創膏。
  7. 粘着シート上に、断面ドーム形状のブリスター部を形成してなる軟膏保護カバーを剥離可能に貼着したものである請求項1乃至6のいずれか1項に記載の軟膏付救急用絆創膏。
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