JP2005191728A - 映像記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 再生側で再生した映像を記録側に記録するダビングを行うことができる映像記録再生装置であって、映像記録再生装置を使用するユーザに煩雑な操作を要求すること等なく、再生側で再生された映像の画質が低下した場合に記録側に記録されないようにすることである。
【解決手段】 映像記録再生装置20は、第一の記録再生ユニット1、第二の記録再生ユニット2、第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2の動作を制御する制御用マイコン7を備えている。
制御用マイコン7は、第一の記録再生ユニット1により再生された映像を第二の記録ユニット2により記録している最中に、色信号処理回路6よりカラーキラー信号が出力されたことを検出すると、第二の記録再生ユニット2による記録を停止するよう制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体に記録された映像を再生する再生機能と、再生された映像を記録する記録機能とを備え、該再生機能及び記録機能を用いることによってダビング記録を行えるようにされた映像記録再生装置に関する。
映像記録再生装置は、記録媒体に記録された映像を再生するとともに記録媒体への映像の記録を行う記録再生ユニットや、再生された映像を出力するためのテレビモニタ等の映像表示手段を備えている。
この映像記録再生装置として、一の記録再生ユニット及び他の記録再生ユニットの二つの記録再生ユニットを備えた映像記録再生装置がある。そして、この二つの記録再生ユニットを備えた映像記録再生装置には、一の記録再生ユニットにより一の記録媒体に記録された映像を再生し、この再生された映像を他の記録再生ユニットにより他の記録媒体に記録を行う、いわゆるダビング記録を行えるようにしたものがある。
このダビング記録を行えるようにした映像記録再生装置には、ダビング記録を行う場合に再生側で再生された映像の一部を記録側に記録しないようにしたものがある(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特開平5−166252号公報 特開平6−4935号公報 特開平11−66697号公報
ここで、再生側で再生された映像の画質が劣化していた場合、記録側で記録を行わないようにするのが好ましい。即ち、記録側で記録した映像を視聴者が視聴するにあたり、画質が劣化した映像の部分は視聴者に不快な印象を与えるので、この画質の劣化した部分が記録されないようにすることが望ましい。
しかし、従来のダビング記録を行える映像記録再生装置であって、再生側で再生された映像の一部を記録側に記録しないようにされた映像記録再生装置にあっては、以下のような不利があった。
例えば、特許文献1に開示された装置にあっては、この装置を使用する視聴者が録画一時停止を選択する操作を行わなければならず、視聴者は煩わしい操作を行うことを要求された。
そこで、本発明は、再生側で再生された映像の画質が劣化していた場合に、視聴者に煩わしい操作を要求することなく記録側に記録しないようにされた映像記録再生装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、記録媒体に記録された映像を再生する機能を有する再生ユニットと、記録媒体に映像を記録する機能を有する記録ユニットと、前記再生ユニットにより再生された映像の映像信号を処理して輝度信号及びカラー信号からなる映像信号を出力する映像信号処理回路と、前記映像信号処理回路より出力された前記映像信号中のカラー信号に基づき映像のカラーの濃度レベルを検出して該カラーの濃度レベルが所定値以下である場合にカラーキラー信号を出力する色信号処理回路と、前記再生ユニットにより再生された映像を前記記録ユニットにより記録するための制御を行う制御手段とを備える映像記録再生装置であって、
前記制御手段は、前記再生ユニットにより再生された映像について前記色信号処理回路が前記カラーキラー信号を出力したことを検出すると、該再生された映像の記録を停止するように前記記録ユニットを制御する映像記録再生装置である(請求項1)。
本発明の映像記録再生装置によると、前記再生ユニットにより再生した映像を前記記録ユニットにより記録を行うダビング記録を行うことができる。そして、この発明の映像記録再生装置によると、再生された映像のカラーの濃度レベルがダビングの最中に低下して色信号処理回路よりカラーキラー信号が出力されると、制御手段は、再生された映像の記録を停止するように記録ユニットを制御する。
これにより、ダビングを行うにあたり、再生ユニットにより再生された映像の画質が低下してカラーの濃度レベルが低下すると、この画質が低下した映像の部分の記録を自動的に停止する。これにより、映像記録再生装置を使用するユーザに煩雑な操作を要求すること等なく、ダビングにより記録された映像の画質の低下を防ぐことができる。
また、前記映像記録再生装置について、前記制御手段が、前記カラーキラー信号の検出により前記再生された映像の記録を一時的に停止するよう前記記録ユニットを制御した後に、前記カラーキラー信号が検出されなくなると、前記再生された映像の記録を再度開始するべく前記記録ユニットを制御するように構成することができる(請求項2)。
この発明によると、映像のカラーの濃度レベルの低下を生じた後に映像のカラーの濃度レベルが回復すると、制御手段は、前記カラーキラー信号の検出に基づき映像の画質が回復したことを検出する。そして、制御手段は、画質が回復したことを検出すると、再生された映像の記録を再度開始するべく記録ユニットを制御する。
これにより、再生された映像の画質が回復したことが検出されるとともに、この画質の回復に応じて自動的に映像の記録が再度開始される。
また、前記映像記録再生装置について、前記映像信号処理回路及び色信号処理回路を備えるY/C回路を設けることもできる(請求項3)。この発明によると、前記映像信号処理回路及び色信号処理回路がY/C回路の一部に組み込まれるので、装置全体をコンパクトにできる。
また、前記映像記録再生装置について、前記再生ユニットとして前記記録媒体に映像を記録する機能をさらに備える第一の記録再生ユニットを設け、前記記録ユニットとして前記記録媒体に記録された映像を再生する機能をさらに備える第二の記録再生ユニットを設けることもできる(請求項4)。
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載するような効果を奏する。本発明の映像記録再生装置によると、再生された映像の画質がダビングを行っている最中に低下して該映像のカラーの濃度レベルが低下すると、映像の記録を自動的に停止する。
これにより、ダビングにより記録するにあたり、本発明の映像記録再生装置を使用するユーザに煩雑な作業を要求すること等なく、再生された映像のうち画質が低下した部分の記録を防ぎ、記録された映像の画質を優れたものにできる。
以下、図1乃至図3に基づき、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である映像記録再生装置20のブロック図である。映像記録再生装置20は、以下に説明するように、映像記録再生装置20を使用する視聴者(以下、「ユーザ」ともいう)の操作によってテレビ放送を受信できるようにされており、テレビ受信機能を備えている。
映像記録再生装置20は、チューナ3、第一の記録再生ユニット1、第二の記録再生ユニット2、映像信号処理回路5、色信号処理回路6、制御用マイクロコンピュータ(以下、「制御用マイコン」という)7、及びテレビモニタ8を備えている。
チューナ3は、アンテナと接続されており、各チャンネルのテレビ放送を受信する。チューナ3により受信するチャンネルは、制御用マイコン7の制御の下でチューナ3に設定される。
この映像記録再生装置20のユーザが後に説明する操作用リモコンを操作して受信するべきチャンネルを選択すると、選択されたチャンネルがチューナ3に設定される。そして、テレビ放送を視聴する場合、チューナ3が受信したテレビ放送の信号は、図1に図示されない信号処理経路を通ってテレビモニタ8に入力される。
第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2は、各々が記録媒体に記録された内容を再生する再生機能と記録媒体に記録を行う記録機能とを備えている。即ち、第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2は、記録媒体に記録された内容を再生し、映像を表す映像信号や音声を表す音声信号を出力する。また、第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2は、入力された映像信号や音声信号に基づき、記録媒体への映像や音声の記録を行う。
第一の記録再生ユニット1には第一の記録媒体が装填される。そして、第一の記録再生ユニット1により第一の記録媒体を再生すると、再生された内容は後に説明するテレビモニタ8に出力される。また、第一の記録再生ユニット1に入力された映像信号や音声信号に基づき、第一の記録媒体に映像や音声が記録される。
また、第二の記録再生ユニット2には第二の記録媒体が装填される。そして、第二の記録再生ユニット2により第二の記録媒体を再生すると、再生された映像や音声は後に説明するテレビモニタ8に出力される。また、第二の記録再生ユニット2に入力された映像信号や音声信号に基づき、第二の記録媒体に映像や音声が記録される。
なお、チューナ3により受信したテレビ放送を記録する場合、第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2のいずれか一方により記録することができ、第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2の双方により記録することもできる。
この映像記録再生装置20は、いわゆるダビング記録を行えるようにされている。即ち、ユーザが後に説明する操作用リモコンによりダビング記録を行うように操作すると、第一の記録再生ユニット1又は第二の記録再生ユニット2のいずれか一方により再生した内容を他方により記録することができる。
第一の記録再生ユニット1により第一の記録媒体の再生を行った場合、再生された映像の映像信号は第一の記録再生ユニット1より出力され、後に説明する映像信号処理回路5に入力される。また、第二の記録再生ユニット2により第二の記録媒体の再生を行った場合、再生された映像の映像信号は第二の記録再生ユニット2を出力され、映像信号処理回路5に入力される。
この第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2として、ビデオテープレコーダやDVDレコーダ等の記録機能及び再生機能を備える記録再生ユニットを設けることができ、各種の記録再生ユニットを設けることができる。そして、各々の記録再生ユニットに対応させた各々の記録媒体が用いられる。
映像信号処理回路5は、入力された映像信号を輝度信号とカラー信号とに分離する処理を行う。映像信号処理回路5により輝度信号とカラー信号とに分離された映像信号は、色信号処理回路6に出力される。また、輝度信号とカラー信号に分離された映像信号は、映像信号処理回路5内で合成する処理をされた後にテレビモニタ8に出力される。
色信号処理回路6は、入力された映像信号中のカラー信号のレベルに基づき、映像のカラーの濃度レベルの検出を行う。映像信号中のカラー信号のレベルを検出すると、この映像信号によって表される映像のカラーの濃度レベルを検出することができる。
色信号処理回路6は、カラー信号が入力される前のタイミングで入力されるバースト信号を参照することにより、カラー信号のレベルを検出することができる。そして、色信号処理回路6は、カラー信号のレベルが所定値以下である場合には、カラーキラー信号を出力する。
色信号処理回路6には、カラーキラー信号を出力する基準となるカラー信号のレベルの所定値が設定されている。色信号処理回路6より出力されたカラーキラー信号は、後に説明する制御用マイコン7に入力される。このカラーキラー信号を色信号処理回路6が出力したか否か検出することにより、映像のカラー濃度のレベルが低下したか否か、即ち映像の画質が低下したか否かを検出することができる。
以上に説明した映像信号処理回路5と色信号処理回路6とを映像記録再生装置20に設けるにあたり、Y/C回路(色信号(カラー信号)及び輝度信号の映像処理回路)を設けることができる。このY/C回路は、映像信号を処理するための回路として周知の回路である。
このY/C回路は、以上の映像信号処理回路5の処理を行う回路と以上の色信号処理回路6の処理を行う回路とを一つの集積回路パッケージ内に備えている。従って、このY/C回路を設けると、所要の回路を設けるにあたりコンパクトにすることができる。
制御用マイコン7は、映像記録再生装置20の動作を制御する。制御用マイコン7は、図示しないCPU(中央演算処理装置)とROM(読み出し専用メモリ)とRAM(読み書き可能メモリ)を備えている。
マイコン7のROMには、映像記録再生装置20の動作を制御するための制御プログラムが格納されている。また、マイコン7のROMには、テレビモニタ8のテレビ画面に動作メニューを表示するとともに、表示した動作メニューに基づきユーザによって入力された条件を読み込むための入力操作制御用のプログラムが格納されている。
また、制御用マイコン7は、第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2を制御し、以下のようにダビング記録の制御を行う。例えば第一の記録再生ユニット1により再生した内容を第二の記録再生ユニット2により記録を行う場合に、制御用マイコン7は、以下のようにダビング記録を制御する。
制御用マイコン7は、第一の記録再生ユニット1による映像の再生が行われている最中に色信号処理回路6よりカラーキラー信号が入力されると、再生された映像のカラーの濃度レベルが低下したことを検出する。
そして、制御用マイコン7は、カラーキラー信号が入力されると、記録停止フラグをオン(ON)する処理を行う。この記録停止フラグは、記録再生ユニットによる記録を行う動作を停止させるための制御信号である。
そして、オンされた記録停止フラグは、制御用マイコン7より出力され第二の記録再生ユニット2に入力される。そして、第二の記録再生ユニット2は、記録停止フラグの入力に応じて記録を行う動作を一時的に停止する。
一方、制御用マイコン7は、カラーキラー信号が入力されなくなったことを検出すると、第二の記録再生ユニット2への記録停止フラグの出力を停止する。これにより、第二の記録再生ユニット2は、記録の停止が解除され、再生された内容の記録を続ける。
この制御用マイコン7は、第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2を制御することにより、ダビング記録の制御を行う制御手段にあたる。
テレビモニタ8は、この映像記録再生装置20が出力するべき映像を出力するための表示手段にあたる。テレビモニタ8には、映像信号処理回路5より出力された映像信号が入力される。そして、入力された映像信号に基づく映像がテレビモニタ8のテレビ画面に出力される。
また、映像記録再生装置20は、図示されない操作用リモコンを備えている。操作用リモコンは、ユーザが映像記録再生装置20を操作するために用いられる。操作用リモコンは、電源キー、動作メニュー表示キー、チャンネル選択キー、記録キー、再生キー及びダビングキーの他、映像記録再生装置20の操作に必要な各種の操作キーを備えている。
電源キーは、ユーザの操作によって映像記録再生装置20を電源オン又は電源オフするための操作キーである。動作メニュー表示キーは、テレビモニタ8のテレビ画面に動作メニューを表示させるための操作キーである。そして、動作メニュー表示キーを操作してテレビモニタに動作メニューを表示すると、操作用リモコンの各種のキーを操作して動作メニューに対する入力を行うことができる。
この動作メニューにより、映像記録再生装置20を動作させる条件を入力し設定することができる。後に説明するダビング設定メニューは、この動作メニューの一部に含まれている。
チャンネル選択キーは、映像記録再生装置20により受信する放送チャンネルを選択するための操作キーである。チャンネル選択キーを操作して特定のチャンネルを選択すると、選択された特定のチャンネルがチューナに設定され、このチャンネルのテレビ放送を映像記録再生装置20により受信することができる。
記録キーは、第一の記録再生ユニット1により第一の記録媒体に記録を行い、第二の記録再生ユニット2により第二の記録媒体に記録を行うための操作キーである。この記録キーとして、第一の記録再生ユニット1による記録を行うための操作キー、及び第二の記録再生ユニット2による記録を行うための操作キーが設けられている。
また、再生キーは、第一の記録再生ユニット1による第一の記録媒体の再生、又は第二の記録再生ユニット2による第二の記録媒体の再生を行うための操作キーである。
ダビングキーは、ダビング記録を行うための操作キーである。このダビングキーを操作することにより、第一の記録再生ユニット1又は第二の記録再生ユニット2のいずれか一方を再生動作させ、他方を記録動作させてダビングを行うことができる。
また、ダビングキーの操作に基づき、第一の記録再生ユニット1又は第二の記録再生ユニット2のいずれを再生側とし、いずれを記録側とするかを選択することもできる。第一の記録再生ユニット1又は第二の記録再生ユニット2のいずれかの再生側に設定されたユニットは再生モードで動作し、記録側に設定されたユニットは記録モードで動作する。
次に、この映像記録再生装置20を動作させる条件を設定するための動作メニューについて、図2を参酌しつつ説明する。図2(a)は、テレビモニタ8のテレビ画面に表示された動作メニューの一例を示す図である。図2(a)には、動作メニューのメインメニューが示されている。
図2(a)には、メインメニューの項目として「1.予約設定」、「2.時計設定」、「3.チャンネル設定」、「4.ダビング設定」が表示されている。図2(a)に示される項目のうち「4.ダビング設定」は、ダビング記録を行う条件を設定するための項目であり、ダビング設定メニューにあたる。
図2(a)には、この「4.ダビング設定」が選択された状態が示されている。図2(a)に示されるメインメニューの項目から「4.ダビング設定」を選択して確定する操作を行うと、図2(b)に示されるダビング設定メニューのサブメニューがテレビモニタ8のテレビ画面に表示される。
図2(b)に示されるサブメニューには、ダビングを行う具体的な条件を設定するためのメニューであり、ダビングにより記録する映像の画質の条件を設定するための項目が表示されている。図2(b)には、サブメニューの項目として、「AUTO(オート)」、「停止」、「OFF(オフ)」が表示されている。
図2(b)に示される項目のうち、「AUTO(オート)」、「停止」は、ダビング時の画質を低下させないように画質の選択を行うことを設定するための項目である。「OFF」は、ダビング時の画質の選択を行わないことを設定するための項目である。
「AUTO(オート)」を選択すると、再生側で再生した映像のカラー濃度が低下した場合に記録側による記録を一時停止させるとともに、再生した映像のカラー濃度が回復すると記録を再開するように設定することができる。
この「AUTO(オート)」を選択することにより実行されるダビングは、映像記録再生装置20の第一のダビングモードの動作にあたる。なお、図2(b)には、この「AUTO(オート)」が選択された状態が示されている。
「停止」は、再生側で再生した映像のカラー濃度の低下を生ずると、記録側による記録を停止させるようにのみ設定するための項目である。この「停止」を選択して実行されるダビングは、映像記録再生装置20の第二のダビングモードの動作にあたる。
「OFF」は、再生側で再生された映像のカラー濃度の低下を生じても、記録側による記録の停止を行わないように設定するための項目である。この「OFF」を選択して実行されるダビングは、映像記録再生装置20の通常のダビングモードの動作にあたる。
図2(b)に示すサブメニューによりダビング時の画質選択を行うように設定された場合で、再生された映像のカラー濃度の低下を生じた場合に、制御用マイコン7は以下のように制御を行う。即ち、制御用マイコン7は、再生側で再生した映像のカラー濃度の低下により色信号処理回路6がカラーキラー信号を出力すると、再生された映像の記録を停止するように記録側の記録再生ユニットを制御する。
次に、以上に説明した映像記録再生装置20を動作させる例について、図3に基づいて説明する。図3は映像記録再生装置20の動作の手順を示すフローチャートの一例である。図3に示すフローチャートは、映像記録再生装置20によりダビングを行う動作の手順を示している。
ユーザによりダビング開始させる操作が行われる(S1)。そして、第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2を再生側又は記録側に設定する操作がユーザによって行われ、ダビングが実行される(S2)。
そして、以上に説明したダビング設定メニューによりダビング時の画質選択を行うように設定されていない場合には(S3、NO)、通常のダビングを行う。この通常のダビングでは再生された映像の画質の判別を行わない(S4)。そして、S9に移行する。
一方、ダビング設定メニューによりダビング時の画質選択を行うように設定されている場合には(S3、YES)、制御用マイコン7はカラーキラー信号をモニターする(S5)。
次に、制御用マイコン7は、色信号処理回路6よりカラーキラー信号が出力されているか否か検出する(S6)。制御用マイコン7は、カラーキラー信号を検出した場合(S6、YES)、再生側を継続して再生させつつ録画側を一時停止させる制御を行い(S7)、一時停止フラグをオン(ON)する(S8)。
そして、再生側による再生を終了する場合には(S9、YES)、ダビングを終了する(S15)。一方、再生側による再生を終了しない場合には(S9、NO)、S5に移行する。
また、以上のS6において制御用マイコン7がカラーキラー信号を検出しなかった場合で(S6、NO)、一時停止フラグがオンにされている場合(S10、YES)、一時停止フラグをクリアし(S11)、記録側による記録即ちダビングを再開させる(S12)。そして、S9に移行する。
また、以上のS10において一時停止フラグがオンにされていない場合(S10、NO)、記録側による記録を継続し(S13)、S9に移行する。
以上に説明した映像記録再生装置20の例では、第一の記録再生ユニット1及び第二の記録再生ユニット2により示したように、記録媒体に映像を記録する記録機能と記録媒体より映像を再生する再生機能とを備える記録再生ユニットを二つ設ける例を挙げた。そして、二つの記録再生ユニットのいずれか一方を再生側とし、他方を記録側としてダビングを行う例を挙げた。
本発明を実施するための映像記録再生装置は、再生機能を備えるが記録機能を備えない再生ユニットと、記録機能を備えるが再生機能を備えない記録ユニットとが設けられ、この再生ユニット及び記録ユニットによりダビング記録を行うようにされたものであっても構わない。
本発明の一実施形態である映像記録再生装置のブロック図である。 テレビ画面に表示される動作メニューの例を示す図である。 映像記録再生装置のダビングを行う動作のフローチャートである。
符号の説明
1 第一の記録再生ユニット
2 第二の記録再生ユニット
3 チューナ
5 映像信号処理回路
6 色信号処理回路
7 制御用マイコン
8 テレビモニタ
20 映像記録再生装置

Claims (4)

  1. 記録媒体に記録された映像を再生する機能を有する再生ユニットと、記録媒体に映像を記録する機能を有する記録ユニットと、前記再生ユニットにより再生された映像の映像信号を処理して輝度信号及びカラー信号からなる映像信号を出力する映像信号処理回路と、前記映像信号処理回路より出力された前記映像信号中のカラー信号に基づき映像のカラーの濃度レベルを検出して該カラーの濃度レベルが所定値以下である場合にカラーキラー信号を出力する色信号処理回路と、前記再生ユニットにより再生された映像を前記記録ユニットにより記録するための制御を行う制御手段とを備える映像記録再生装置であって、
    前記制御手段は、前記再生ユニットにより再生された映像について前記色信号処理回路が前記カラーキラー信号を出力したことを検出すると、該再生された映像の記録を停止するように前記記録ユニットを制御する映像記録再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記カラーキラー信号の検出により前記再生された映像の記録を一時的に停止するよう前記記録ユニットを制御した後に、前記カラーキラー信号が検出されなくなると、前記再生された映像の記録を再度開始するように前記記録ユニットを制御する請求項1に記載の映像記録再生装置。
  3. 前記映像信号処理回路及び色信号処理回路を備えるY/C回路が設けられている請求項1又は2に記載の映像記録再生装置。
  4. 前記再生ユニットが前記記録媒体に映像を記録する機能をさらに備える第一の記録再生ユニットであり、前記記録ユニットが前記記録媒体に記録された映像を再生する機能をさらに備える第二の記録再生ユニットであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の映像記録再生装置。
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