JP2005191394A - 露光方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 気泡の混入を防止して高品位な液浸露光を行うための露光方法及び装置を提供する。
【解決手段】 被露光体の表面及び投影光学系の最終面との間に液体を導入するステップと、マスクに形成されたパターンを、前記投影光学系及び前記液体を介して、前記被露光体上に投影するステップとを有する露光方法であって、前記導入ステップは、前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間を前記液体で充填するステップを有し、当該充填ステップは、前記液体の毛細管力を前記投影ステップ時に働く毛細管力とは変化させることを特徴とする露光方法を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には、IC、LSIなどの半導体チップ、液晶パネルなどの表示素子、磁気ヘッドなどの検出素子、CCDなどの撮像素子といった各種デバイス、マイクロメカニクスで用いる微細パターンの製造に用いられる露光方法及び装置に係り、特に、投影光学系の最終面と被露光体の表面を液体に浸漬して当該液体を介して被露光体を露光するいわゆる液侵型の露光方法及び装置に関する。
レチクル(マスク)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する投影露光装置は従来から使用されており、近年では、高解像度で高品位な露光の要請がますます激化している。かかる要請を満足するための一手段として液浸露光が着目されている。液浸露光は、投影光学系のウェハ側の媒質を液体にすることによって高NA化を更に進めるものである。つまり投影光学系のNAは媒質の屈折率をnとすると、NA=n・sinθであるので、空気の屈折率よりも高い屈折率(n>1)の媒質を満たすことでNAをnまで大きくすることができる。
液浸露光において、被露光体と被露光体に最も近い投影光学系の光学素子との間に液体を充填させる方法は既に提案されている(例えば、特許文献1や非特許文献1を参照のこと)。特許文献1及び非特許文献1は、図15(a)に示すように、投影光学系の最終レンズ14の近傍に供給ノズル18と回収ノズル20を設け、供給ノズル18から液体16を基板Wと最終レンズ14との間に供給する。また、液体16の外側に圧縮空気を吹き付けることによってエアカーテン20を形成し、液体16を基板Wと最終レンズ14との間に保持する。ここで、図15(a)は、従来の液浸型露光装置の液体供給及び回収方法を説明するための概略断面図である。液体16を導入する時から基板Wと最終レンズ14の間隔は露光に必要な間隔に維持され、これにより、導入後は直ちに露光準備が整う。露光は、供給ノズル18から連続的に液体16が供給され、回収ノズル20から連続的に液体16が回収された状態で、即ち、基板Wと最終レンズ14との間に液体16が循環した状態で行われる。
国際公開第99/49504号パンフレット International Symposium on 157nm Lithography, 3−6 September 2002, Belgium, Bruce Smith et al. (Rochester Institute of Technology), Extreme−NA Water Immersion Lithography for 35−65nm Technology
しかし、図15(a)に示す従来の液浸露光は、基板Wと最終レンズ14との間に液体16を充填する際に気泡が混入し、かかる気泡が露光光を遮光して転写精度や歩留まりの低下を招き、高品位な露光の要請を必ずしも満足することができないという問題があった。気泡は、特に、初期充填の際に、即ち、基板Wと最終レンズ14との間に液体16が充填されていない状態から液体16を充填する際に発生しやすい。この様子を図15(b)に示す。図15(b)は、図15(a)をA方向から見た平面図である。同図に示すように、液体16にとって、基板W又は最終レンズ14の表面には液体16に馴染み易い部分24とそれよりは馴染み難い部分26が存在する。なお、部分24及び26は、基板Wの表面と解釈してもよいし、最終レンズ14の下面と解釈してもよい。この結果、液体16は、より馴染み易い部分24部分を通って回収ノズル20から回収される。すると、当初から部分26に対応する箇所に存在する空気が液体16によって押し出されずに気泡として残ってしまい、かかる気泡はその後連続的に液体16を供給及び回収しても除去されることがない。
そこで、本発明は、気泡の混入を防止して高品位な液浸露光を行うための露光方法及び装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としての露光方法は、被露光体の表面及び投影光学系の最終面との間に液体を導入するステップと、マスクに形成されたパターンを、前記投影光学系及び前記液体を介して、前記被露光体上に投影するステップとを有する露光方法であって、前記導入ステップは、前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間を前記液体で充填するステップを有し、当該充填ステップは、前記液体の毛細管力を前記投影ステップ時に働く毛細管力とは変化させることを特徴とする。
前記導入ステップは、前記充填ステップ後に、前記液体を連続的に前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間に供給すると共に回収するステップを更に有してもよい。前記充填ステップは、例えば、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との光軸方向の距離を前記投影ステップ時のそれよりも小さくしたり、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間の角度を前記投影ステップ時のそれとは異ならせたりする。前記充填ステップは、前記変化を前記導入ステップの前処理又は前記導入ステップ中に行ってもよい。前記充填ステップは、前記供給回収ステップとは前記液体の供給量を変化させてもよい。
前記充填ステップは、前記被露光体の前記表面及び前記投影光学系の前記最終面の一方に一定量の前記液体を付着させるステップと、前記一方に付着した前記液体の一部を前記被露光体の前記表面及び前記投影光学系の前記最終面の他方に接触させるステップと、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間に前記液体を毛細管現象により浸透させるステップとを有し、前記変化を前記浸透ステップにおいて行ってもよい。
前記充填ステップは、前記被露光体の前記表面及び前記投影光学系の前記最終面の各々に一定量の前記液体を付着させるステップと、前記各々に付着した前記液体を接触させるステップと、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間に前記液体を毛細管現象により浸透させるステップとを有し、前記変化を前記浸透ステップにおいて行ってもよい。前記接触ステップは、例えば、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間の光軸方向の距離及び/又は角度を変化させたり、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面とを光軸方向とはほぼ垂直な方向に相対的に移動させたりすることによって行う。
前記露光方法は、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との光軸方向の距離を前記投影ステップ時のそれよりも大きくするステップを更に有し、前記変化は、前記浸透ステップにおいて前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との前記光軸方向の前記距離を前記投影ステップ時のそれに戻すステップを含んでもよい。
前記浸透ステップにおいて前記液体を更に一定量だけ前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間に供給してもよい。
本発明の別の側面としての露光方法は、被露光体の表面及び投影光学系の最終面との間に液体を導入するステップと、マスクに形成されたパターンを、前記投影光学系及び前記液体を介して、前記被露光体上に投影するステップとを有する露光方法であって、前記導入ステップは、前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間を前記液体で充填するステップと、前記充填ステップ後に、前記液体を連続的に前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間に供給すると共に回収するステップとを有し、当該充填ステップは、前記供給回収ステップとは前記液体の導入条件を異ならせてもよい。
本発明の別の側面としての露光装置は、被露光体の表面及び投影光学系の最終面とを液体に浸漬してマスクに形成されたパターンを、前記投影光学系及び前記液体を介して、前記被露光体上に投影する露光装置であって、前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間を前記液体で充填する第1の機構と、前記液体を連続的に前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間に供給すると共に回収する第2の機構と、前記第1の機構が前記液体を、前記第2の機構とは異なる導入条件で導入するように前記第1の機構を制御する制御部とを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて前記被露光体を露光するステップと、前記露光された前記被露光体を現像するステップとを有する。上述の露光装置の作用と同様の作用を奏するデバイス製造方法の請求項は、中間及び最終結果物であるデバイス自体にもその効力が及ぶ。また、かかるデバイスは、LSIやVLSIなどの半導体チップ、CCD、LCD、磁気センサ、薄膜磁気ヘッドなどを含む。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付の図面を参照して説明される好ましい実施例等によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、気泡の混入を防止して高品位な液浸露光を行うための露光方法及び装置を提供することができる。
以下、図1を参照して、本発明の一実施形態としての露光装置100について説明する。ここで、図1は、露光装置100の概略ブロック図である。図1に示すように、露光装置100は、照明装置110と、マスク(レチクル)130と、レチクルステージ132と、投影光学系140と、主制御ユニット150と、モニタ及び入力装置152と、ウェハ170と、ウェハステージ174と、媒質としての液体181を供給する供給回収機構180と、検出部190とを有する。このように、露光装置100は、投影光学系140のウェハ170側にある最終光学素子の最終面が部分的に又は全体的に液体181に浸漬し、液体181を介してマスクMSに形成されたパターンをウェハWに露光する液浸型の露光装置である。本実施形態の露光装置100は、ステップアンドスキャン方式の投影露光装置であるが、本発明はステップアンドリピート方式その他の露光方式を適用することができる。
照明装置100は転写用の回路パターンが形成されたマスク130を照明し、光源部と照明光学系とを有する。
光源部は、光源としてのレーザー112と、ビーム整形系114とを含む。レーザー112は、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザー、波長約157nmのFエキシマレーザーなどのパルスレーザーからの光を使用することができる。レーザーの種類、個数は限定されず、光源部の種類も限定されない。
ビーム整形系114は、例えば、複数のシリンドリカルレンズを備えるビームエクスパンダ等を使用することができ、レーザー112からの平行光の断面形状の寸法の縦横比率を所望の値に変換する(例えば、断面形状を長方形から正方形にするなど)ことによりビーム形状を所望のものに成形する。ビーム成形系114は、後述するオプティカルインテグレーター118を照明するのに必要な大きさと発散角を持つ光束を形成する。
照明光学系は、マスク130を照明する光学系であり、本実施形態では、集光光学系116と、オプティカルインテグレーター118と、開口絞り120と、集光レンズ122と、折り曲げミラー124と、マスキングブレード126と、結像レンズ128とを含む。照明光学系は、従来の照明、輪帯照明、四重極照明などのような様々な照明モードも実現できる。
集光光学系116は、複数の光学素子から構成され、オプティカルインテグレーター118に所望の形状で効率よく導入する。例えば、集光光学系116はズームレンズシステムを含み、オプティカルインテグレーター118への入射ビームの形および角度の分配をコントロールする。集光光学系116は、マスク130への照明光の露光量を照明毎に変更可能な露光量調整部を含む。
オプティカルインテグレーター118はマスク130に照明される照明光を均一化し、本実施形態では、入射光の角度分布を位置分布に変換して出射するハエの目レンズとして構成される。ハエの目レンズは、その入射面と出射面とがフーリエ変換の関係に維持され、ロッドレンズ(即ち、微小レンズ素子)を多数組み合わせることによって構成されている。但し、本発明が使用可能なオプティカルインテグレーター118はハエの目レンズに限定されず、光学ロッド、回折格子、各組が直交するように配置された複数の組のシリンドリカルレンズアレイ板などを含む。
オプティカルインテグレーター118の出射面の直後には、形状及び径が固定された開口絞り120が設けられている。開口絞り120は、投影光学系140の瞳142に形成される有効光源とほぼ共役な位置に配置され、開口絞りの120の開口形状は投影光学系140の瞳面142の有効光源形状に相当する。開口絞り120は、後述するように、有効光源の形状を制御する。開口絞り120は、照明条件に応じて図示しない絞り交換機構によって、種々の開口絞りが光路中に位置するように切り替え可能となっていてもよい。
集光レンズ122はオプティカルインテグレーター118の射出面近傍の2次光源から射出し、開口絞り120を透過した複数の光束を集光し、ミラー124で反射させて被照斜面としてのマスキングブレード126面を均一にケーラー照明によって照明する。
マスキングブレード126は複数の可動遮光板より構成され、投影光学系140の有効面積に対応するほぼ矩形の任意の開口形状を有している。マスキングブレード126の開口部を透過した光束をマスク130の照明光として使用する。マスキングブレード126は開口幅を自動可変な絞りであり、転写領域を変更できる。また、露光装置100は、スキャン方向の転写領域を変更可能にする、上述のマスキングブレードと類似した構造のスキャンブレードを更に有してもよい。スキャンブレードも開口幅が自動可変できる絞りであり、マスク130面と光学的にほぼ共役な位置に設けられる。露光装置100は、これら二つの可変ブレードを用いることによって露光を行うショットの寸法に合わせて転写領域の寸法を設定することができる。
結像レンズ128は、マスキングブレード126の開口形状をレチクル130面上に照射して転写し、レチクル130面上のパターンを後述する保持部172に載置したウェハ170面上に縮小投影する。
マスク130は、その上に転写されるべきパターンを形成され、マスクステージ132に支持及び駆動される。マスク130から発せられた回折光は投影光学系140を通りウェハ170上に投影される。ウェハ170は、被露光体でありレジスト172がウェハ17074上に塗布されている。マスク130とウェハ170とは光学的に共役の関係に配置される。露光装置100はステップアンドスキャン方式の露光装置(即ち、スキャナー)であるため、マスク130とウェハ170を走査することによりマスク130のパターンをウェハ170上に転写する。なお、ステップアンドリピート方式の露光装置(即ち、「ステッパー」)であれば、マスク130とウェハ170とを静止させた状態で露光を行う。
マスクステージ132は、マスク130を支持して図示しない移動機構に接続されている。マスクステージ132及び投影光学系140は、例えば、床等に載置されたベースフレームにダンパ等を介して支持されるステージ鏡筒定盤上に設けられる。マスクステージ132は、当業界周知のいかなる構成をも適用できる。図示しない移動機構はリニアモータなどで構成され、XY方向にマスクステージ132を駆動することでマスク130を移動することができる。
投影光学系140は、マスク130に形成されたパターンを経た回折光をウェハ170上に結像する機能を有する。投影光学系300は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。そうでなければ、色収差の補償は、レーザーのスペクトルの幅を狭くすることで実現する。
主制御ユニット150は、各部の駆動制御を行うが、特に、モニタ及び入力装置152の入力装置から入力される情報、検出部190が検出する情報、図示しないメモリに格納されたプログラムに基づいて液体充填制御を行う。より詳細には、主制御ユニット150は、液体181がウェハ170と投影光学系140の最終光学素子との間に気泡を混入しないように充填されるように、供給回収機構180及び後述するウェハステージ174などを制御する。主制御ユニット150による制御情報やその他の情報はモニタ及び入力装置152のモニタに表示される
ウェハ170は、別の実施形態では液晶基板その他の被露光体に置換される。ウェハ170ではフォトレジストが基板上に塗布されている。ウェハ170はウェハチャックなどの保持部172を介してウェハステージ174に支持される。保持部は、当業界で周知のいかなる保持方法(例えば、真空保持や静電保持)をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。ステージ174は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができ、6軸同軸を有することが好ましい。例えば、ステージ174はリニアモータを利用してXYZ方向にウェハ170を移動する。マスク130とウェハ170は、例えば、同期して走査され、マスクステージ132とウェハステージ174の位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。ステージ174は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられ、マスクステージ132及び投影光学系140は、例えば、鏡筒定盤は床等に載置されたベースフレーム上にダンパ等を介して支持される図示しない鏡筒定盤上に設けられる。
供給回収機構180は、液体181を投影光学系140の最終面とウェハ170の間に供給する供給ノズル182と、液体181を回収する回収ノズル184とを含む。
液体181には、投影光学系140のウェハ170への最終面が浸漬され、露光波長の透過率がよく、投影光学系に汚れを付着させず、レジストプロセスとのマッチングが良い物質が選択される。液体181は、例えば、純水やフッ素化合物であり、ウェは170に塗布されたレジストや露光光の波長に応じて選定することができる。投影光学系140の最終面には液体181からの影響を保護するためにコーティングを施す。
検出部190は、液体181の充填状態を観察したり、投影光学系140の最終面とウェハ170の表面との距離を検出したり、ウェハステージ174の傾斜角度を検出したりする観察手段である。
以下、本発明の一実施形態としての露光方法を図2を参照して説明する。ここで、図2は、かかる露光方法のフローチャートである。本実施形態の露光方法は、ウェハ170の表面と投影光学系140のウェハ170に最も近い光学素子の最終面との間に液体181を導入し(ステップ1100)、マスク130に形成されたパターンを、投影光学系140及び液体181を介して、ウェハ170上に投影する(ステップ1400)。特に、ステップ1100は、ウェハ170の表面と投影光学系140の最終面との間を液体181で充填するステップ1200と、充填ステップ1110後に、液体181を連続的にウェハ170の表面と投影光学系140の最終面との間に供給すると共に回収するステップ1300とを有する。図2に示すフローチャートは、図示しないメモリにソフトウェア又はファームウェアとして格納されており、それに基づいて主制御ユニット150は露光を行う。
以下、本発明の幾つかの実施例の充填ステップ1200について説明する。
まず、第1の実施例の充填ステップ1200について図3及び図4を参照して説明する。ここで、図3は、第1の実施例の充填ステップ1200のフローチャートである。図4は、第1の実施例の充填ステップ1200の各サブステップにおける投影光学系140のウェハ170に最も近い最終光学素子144と、ウェハ170付近の概略拡大断面図である。なお、実際は、図4の供給ノズル182及び回収ノズル184の外側にはエアカーテンが形成されているが、図4では作図の便宜上省略されている。これは以下の説明においても同様である。
初期状態においては、ウェハ170の表面171と最終光学素子144の下面145との間には液体181は存在せず、空気が存在する。また、下面145と表面171との間の距離はステップ1300又はステップ1400における距離に設定されている。もっとも、本発明は、後述するように、かかる距離に限定されるものではない。
まず、主制御ユニット150は、図4(a)に示すように、液滴が最終光学素子144の下面145に付着するように、図示しない供給源を制御して供給ノズル182から一定量の液体181を供給する(ステップ1202)。一定量は、液体181は液滴となってウェハ181に落ちない量であり、液体181が供給ノズル182の先端や最終光学素子144の下面145と接触し、接触している部分の表面張力で保持できる量とする。
次に、主制御ユニット150は、図4(b)に示すように、図示しない駆動部を制御して、液体181がウェハ170と接触するように、ウェハステージ174を光軸方向(Z方向)に駆動する(ステップ1204)。このとき、供給ノズル182から液体181を供給しながらウェハステージ174を駆動してもよいが、後述するステップ1206の所定間隔になるまでは供給量を制御することが好ましい。なぜなら、供給量を制御しないと、後述するように、毛細管力が所定の大きさになる前に液体181が回収ノズル184に回収されてしまい、その際に図15に示す部分26を含んでしまうおそれがあるからである。もちろん、本発明は、ステップ1204が液体181を供給しない場合も含むものである。
また、本発明は、下面145と表面171との間の距離をステップ1202が開始する前に予めステップ1300又はステップ1400における距離よりも狭めておく場合も含む。主制御ユニット150は、検出部190による検出結果又は供給ノズル182から供給される液体181の量に基づいて、液体181の液滴がウェハ170の表面171に接触したかどうかを知ることができる。主制御ユニット150は、接触の前後で図示しない駆動部によるウェハステージ174のZ方向への速度を制御することができる。
次に、主制御ユニット150は、検出部190による検出結果に基づいてウェハ170の表面171に液滴が接触したかどうかを判断し、接触するまでウェハステージ174を駆動する(ステップ1206、1204のループ)。液滴の接触は実際の接触により検出してもよい。但し、仮面145と表面171の衝突を防止するために、接触が検出されずに検出部190が所定間隔を検出したら主制御ユニット150は警告メッセージをモニタ152に表示するなどすることが好ましい。
代替的に、液滴の接触は下面145と表面171との間隔が所定の間隔になったかどうかを検出部190を介して検出してもよい。所定間隔は、予め図示しないメモリに格納されている。所定間隔は下面145と表面171が衝突しない距離であると共に図15(b)を参照して説明した馴染み難い部分26にも毛細管力によって液体181が浸透するのに十分な距離である。
ウェハステージ174のZ方向への移動速度は、上述した理由により、低速に制御されることが好ましい。例えば、Z駆動が伴うシーケンスにウェハ170の搬送、回収やアライメント計測、あるいは露光時のリアルタイムレベリングがある。これらの駆動はスループット上、高速に駆動することが要求されており、液体181と表面171を接触させる工程以降、即ち、図4(b)から図4(c)の工程ではウェハステージ174のZ駆動の速度をこれらよりも低速に制御することが好ましい。
主制御ユニット150は、表面171と液滴とが接触したと判断すると(ステップ1206)、ウェハステージ174の駆動を停止して液体181を供給する(ステップ1208)。これにより、下面145と表面171の間隙が狭くなって毛細管現象が働き、図4(c)に示すように、十分な毛細管力によってウェハ170と光学素子144との間に液体181が気泡の混入なしに充填される。なお、ステップ1208において供給ノズル182から供給される液体181の供給量は制御することが好ましい。なぜなら、毛細管力による浸透速度よりも大きな速度で液体181を供給すると図15に示す部分26を含んでしまうおそれがあるからである。もちろん、本発明は、ステップ1208が液体181を供給しない場合も含むものである。このように、本実施形態では、毛細管力が下面145と表面171の間隔に反比例することに鑑みて毛細管力をステップ1300又はステップ1400におけるそれよりも増加して図15に示す部分26にも液体181を浸透させようとするものである。
次に、主制御ユニット150は、回収ノズル184が液体181を回収したかどうかを判断する(ステップ1210)。主制御ユニット150は、回収していないと判断すれば(ステップ1210)、ステップ1208を継続する。
また、主制御ユニット150は、回収したと判断すれば(ステップ1210)、液体181を供給したまま、投影光学系140とウェハ170がステップ1300又は1400における所望の状態(即ち、露光状態)になるように、ウェハステージ174を駆動する(ステップ1211)。この時、必要があれば、主制御ユニット150は、図示しない供給源を制御して液体181の供給量をステップ1208のそれとは変化(例えば、増加)するように制御してもよい。ステップ1211においては、光学素子144の下面145とウェハ170の間隔を狭い間隔から広げて所望の間隔にするために圧力減少による逆流や気泡の混入を防止するためである。
その後、後述するステップ1300に移行する。
次に、第2の実施例の充填ステップ1200について図5及び図6を参照して説明する。ここで、図5は、第2の実施例の充填ステップ1200のフローチャートである。図6は、第2の実施例の充填ステップ1200の各サブステップにおける投影光学系140の光学素子144と、ウェハ170付近の概略拡大断面図である。初期状態は第1の実施例で説明したものと同様である。
まず、主制御ユニット150は、図6(a)に示すように、ステップ1202と同様に、液滴が光学素子144の下面145に付着するように、図示しない供給源を制御して供給ノズル182から一定量の液体181を供給する(ステップ1212)。
次に、主制御ユニット150は、図6(a)及び図6(b)に示すように、図示しない駆動部を制御して、液体181がウェハ170と接触するように、ウェハステージ174を傾斜角度を変化する(ステップ1214)。なお傾斜角度は、ωx(X軸回り)やωy(Y軸回り)に駆動してもよいし、少なくともいずれか一軸を駆動すればよい。このとき、供給ノズル182から液体181を供給しながらウェハステージ174を駆動してもよいが、主制御ユニット150は、傾斜速度を制御して気泡が入らないようにすることが好ましい。また、本発明は、予め表面171をステップ1300又はステップ1400における角度(即ち、水平状態)から傾斜させておく場合も含む。主制御ユニット150は、検出部190による検出結果又は図示しない駆動部からの情報に基づいて、ウェハステージ174の傾斜角度を知ることができる。
次に、主制御ユニット150は、検出部190による検出結果に基づいてウェハ170の表面171に液滴が接触したかどうかを判断し、接触するまでウェハステージ174を駆動する(ステップ1216、1214のループ)。
主制御ユニット150は、表面171が液滴に接触したと判断すると(ステップ1216)、傾斜角度を図6(c)のように平行にするように図示しない駆動部を介してウェハステージ174を駆動するとともにウェハステージ174をZ方向に駆動する(ステップ1218)。この際、傾斜角度変化速度及びZ方向への移動速度は、上述した理由により、低速に制御されることが好ましい。例えば、Z、ωx、ωy駆動が伴うシーケンスにウェハ170の搬送、回収やアライメント計測、あるいは露光時のリアルタイムレベリングがある。これらの駆動はスループット上、高速に駆動することが要求されており、液体(液滴)181と光学素子144を接触させる工程以降、即ち、図6(b)から図6(c)の工程ではウェハステージ174のZ、ωx、ωy駆動の速度をこれらよりも低速に制御することが好ましい。
この結果、下面145と表面171の間隙が狭くなって毛細管現象が働き、図6(c)に示すように、十分な毛細管力によってウェハ170と光学素子144との間に液体181が気泡の混入なしに充填される。なお、ステップ1218において供給ノズル182から供給される液体181の供給量は制御することが好ましい。なぜなら、毛細管力による浸透速度よりも大きな速度で液体181を供給すると図15に示す部分26を含んでしまうおそれがあるからである。もちろん、本発明は、ステップ1218が液体181を供給しない場合も含むものである。このように、本実施形態では、毛細管力が下面145と表面171の間隔に反比例することに鑑みて毛細管力をステップ1300又はステップ1400におけるそれよりも増加して図15に示す部分26にも液体181を浸透させようとするものである。
次に、主制御ユニット150は、回収ノズル184が液体181を回収したかどうかを判断する(ステップ1220)。主制御ユニット150は、回収していないと判断すれば(ステップ1220)、ステップ1218を継続する。
また、主制御ユニット150は、回収したと判断すれば(ステップ1220)、液体181を供給したまま、投影光学系140とウェハ170がステップ1300又は1400における所望の状態(即ち、露光状態)になるように、ウェハステージ174を駆動する(ステップ1221)。この時、必要があれば、主制御ユニット150は、図示しない供給源を制御して液体181の供給量をステップ1208のそれとは変化(例えば、増加)するように制御してもよい。ステップ1211においては、光学素子144の下面145とウェハ170の間隔を狭い間隔から広げて所望の間隔にするために圧力減少による逆流や気泡の混入を防止するためである。
その後、後述するステップ1300に移行する。
次に、第3の実施例の充填ステップ1200について図7及び図8を参照して説明する。ここで、図7は、第3の実施例の充填ステップ1200のフローチャートである。図8は、第3の実施例の充填ステップ1200の各サブステップにおける投影光学系140の光学素子144と、ウェハ170付近の概略拡大断面図である。本実施例の初期状態は、第1の実施例で説明したように、光学素子144とウェハ170は、ステップ1300又は1400の場合の光学素子144とウェハ170の位置関係である。しかし、図8(a)に示すような位置関係であってもよい。
構成は第1及び第2の実施例と異なるところのみを説明する。図8を参照するに、本実施例では、供給回収機構180は、供給ノズル182に加えて供給ノズル182から離れた場所に、ウェハ170の表面171に液体181を供給するための供給ノズル186を有する。供給ノズル186は、Z方向において、供給ノズル182と同じ高さであってもよいし、異なる位置(例えば、下方)に配置されていてもよい。更に、供給ノズル186はZ方向に駆動可能に構成されてもよい。本実施例では、供給ノズル182と186はZ方向において同じ高さに配置されているものとする。
まず、主制御ユニット150は、図8(a)に示すように、ウェハステージ174を供給ノズル186付近まで駆動する(ステップ1222)。本実施例では、主制御ユニット150は、−Z方向にウェハステージ174を駆動し、次いで、XY方向にウェハステージ174を駆動し、次いで、Z方向にウェハステージ174を駆動する。別の実施例では、主制御ユニット150は、XY方向のみにウェハステージ174を駆動し、供給ノズル186を−Z方向に駆動する。供給ノズル186の位置が供給ノズル182よりも下方に配置されれば主制御ユニット150は、XY方向のみにウェハステージ174を駆動するだけで足りる場合もある。更に必要があれば、主制御ユニット150は、上のいずれかの駆動において、ウェハステージ174を任意の方向に傾斜させて表面171を供給ノズル186に近づけてもよい。以下に説明するステップ1224において液体181の流量や流速(即ち、供給量)が大きいと、液体181がウェハ170の表面171と接触する際に気泡が発生する可能性があるため、供給ノズル186の先端はできる限りウェハ170の表面171と近づくように主制御ユニット150はウェハステージ174を駆動することが好ましい。
次に、主制御ユニット150は、図8(a)に示すように、液滴がウェハ170の表面171に付着するように、図示しない供給源を制御して供給ノズル186から一定量の液体181を供給する(ステップ1224)。なお、図8(a)では供給ノズル186はウェハ170の表面171に対して垂直方向から液体181を供給しているが、これに限定されない。例えば、ウェハ170の水平方向又は斜め方向から液体181を供給してもよい。上述したように、主制御ユニット150は、図示しない供給源を制御して液体181の供給量を制御することが好ましい。供給時に気泡が混入することに加えて、以下に説明するステップ1226においても気泡が混入するおそれがあるからである。
次に、主制御ユニット150は、図8(b)に示すように、表面171上の液滴を光学素子144に近づくようにウェハステージ174を駆動する(ステップ1226)。本実施例では、主制御ユニット150は、−Z方向にウェハステージ174を駆動し、次いで、XY方向にウェハステージ174を駆動する。別の実施例では、主制御ユニット150は、供給ノズル186をZ方向に駆動して、XY方向のみにウェハステージ174を駆動する。供給ノズル186の位置が供給ノズル182よりも下方に配置されれば主制御ユニット150は、XY方向のみにウェハステージ174を駆動するだけで足りる場合もある。但し、この場合は、ウェハ170の表面171と光学素子144の下面145の距離はある程度大きいことが好ましい。間隔が小さいと、XY駆動時に液体181が供給ノズル182の側部に付着するおそれがあるからである。更にステップ1222においてウェハステージ174を傾斜している場合には、主制御ユニット150は、ウェハ170の表面170が平行になるように駆動してからウェハステージ174をXY方向に駆動する。なお、図8(b)はウェハステージ174の傾斜の図示は省略している。
ステップ1226の状態では、液滴は光学素子144の下面145には接触していない。そこで、続いて、主制御ユニット150は、ウェハステージ174をZ方向に駆動するか、これに加えて若しくはこれの代わりに、任意の方向に傾斜させて液体181を光学素子144の下面145に接触させる(ステップ1228)。図8(b)は、液体181のメニスカスで表現した境界は供給ノズル182の供給口や回収ノズル184の回収口から内側、即ち、光学素子144側に示している。この境界が供給ノズル182の供給口まで広がっている場合、ウェハステージ174のZ、ωx、ωy駆動に伴い、供給ノズル182から液体181を供給した方が好ましい。但し、その場合、上述したように、主制御ユニット150は、液体181の供給量を制御することが好ましい。
次に、主制御ユニット150は、検出部190による検出結果に基づいて液滴が光学素子144の下面145に接触したかどうかを判断する(ステップ1230)。主制御ユニット150は、液滴が光学素子144の下面145に接触するまでステップ1228の駆動を続け、接触したと判断した場合にはステップ1208又は1218に移行する。この結果、本実施形態においても、図8(c)に示すように、十分な毛細管力によってウェハ170と光学素子144との間に液体181が気泡の混入なしに充填される。
なお、図8(a)において、初めにウェハ170の表面171に液体181を供給するとき供給ノズル186を用いたが、これは供給ノズル182から供給される液体181の供給量よりも少ないためである。但し、供給ノズル182がステップ1224の供給もできるよう、主制御ユニット150が供給する供給量を制御すれば、供給ノズル186の機能は供給ノズル182に代用させ、供給ノズル186は不要にしてもよい。
次に、第4の実施例の充填ステップ1200について図9及び図10を参照して説明する。ここで、図9は、第4の実施例の充填ステップ1200のフローチャートである。図10は、第4の実施例の充填ステップ1200の各サブステップにおける投影光学系140の光学素子144と、ウェハ170付近の概略拡大断面図である。本実施例の初期状態は、第3の実施例で説明したものと同様である。また、構成も第3の実施例と同様である。第1乃至第3の実施例は液体181を初めに供給する位置が光学素子144及びウェハ170の一方であったが、本実施例では両方に液体181を供給する。
まず、主制御ユニット150は、図10(a)に示すように、ステップ1222と同様に、ウェハステージ174を供給ノズル186付近まで駆動する(ステップ1232)。次いで、主制御ユニット150は、図10(a)に示すように、ステップ1202と同様に、液滴が光学素子144の下面145に付着するように、図示しない供給源を制御して供給ノズル182から一定量の液体181を供給する(ステップ1234)。次いで、主制御ユニット150は、図10(a)に示すように、ステップ1224と同様に、液滴がウェハ170の表面171に付着するように、図示しない供給源を制御して供給ノズル186から一定量の液体181を供給する(ステップ1236)。ステップ1234と1236の先行は問わない。
次に、主制御ユニット150は、図10(b)に示すように、下面145上の液滴がウェハ170の近づき、表面171上の液滴を光学素子144に近づくようにウェハステージ174を駆動する(ステップ1238)。駆動方法は、ステップ1226と同様である。なお、図10(b)はウェハステージ174の傾斜の図示は省略している。その後、処理はステップ1228に移行する。この結果、本実施形態においても、図10(c)に示すように、十分な毛細管力によってウェハ170と光学素子144との間に液体181が気泡の混入なしに充填される。
次に、第5の実施例の充填ステップ1200について図11及び図12を参照して説明する。ここで、図11は、第5の実施例の充填ステップ1200のフローチャートである。図12は、第5の実施例の充填ステップ1200の各サブステップにおける投影光学系140の光学素子144と、ウェハ170付近の概略拡大断面図である。本実施例の構成は第1の実施例と同様であるが、第1の実施例とは異なる初期状態を設定する。本実施例では、ウェハ170と光学素子144との間隔をステップ1300又は1400における間隔よりも広めに設定し、その間に液体181を充填させてから、ウェハ170と光学素子144との間隔を所望の間隔(即ち、ステップ1300又は1400の間隔)に設定することを特徴とする。例えば、露光における所望の間隔を100μmとした場合、図12(a)の間隔は1mm程度が好ましい。
まず、主制御ユニット150は、図12(a)に示すように、ステップ1202と同様に、液滴が最終光学素子144の下面145に付着するように、図示しない供給源を制御して供給ノズル182から一定量の液体181を供給する(ステップ1242)。上述したように、ウェハ170と光学素子144は所望の間隔よりも広めに配置される。本実施例は、液体181を供給ノズル182から供給しているが、これに限定されず、第3及び第4の実施例で説明したような供給ノズル186を使用してもよい。但し、この場合は、液滴を供給ノズル182下へくるようにウェハステージ174を移動させ、供給ノズル182が供給しようとする液面と、初めの液滴を接触させる必要がある。
次に、主制御ユニット150は、図12(b)に示すように、図示しない供給源を制御して供給ノズル182から液体181を供給し、ウェハ170と光学素子144との間に液体を行き渡らせる(ステップ1244)。このとき、回収ノズル184から液体181を回収し、液体181を連続的に供給、回収することが好ましい。この際、液体の供給は止めてもよいし、止めなくてもよい。ウェハステージ174は前の実施例と同様にZ方向に移動させる。前の実施例と同様に、レンズと基板の間隔を変更することによってその間に働く毛細管力を制御するので部分26にも液体を行き渡らせることができる。
次に、主制御ユニット150は、図12(c)に示すように、図示しない駆動部を制御してウェハステージ174をZ方向に駆動し、ウェハ170と光学素子144との間隔を所望の間隔に設定する(ステップ1246)。必要があれば、駆動はウェハステージ174の傾斜を含んでもよい。この結果、ウェハ170と光学素子144との間隔を広めの状態で液体181を充填することができるので、短時間で液体181を充填させることができる。またその状態からウェハ170と光学素子144との間隔を狭めることにより、気泡の発生を抑えることができる。ただし、図12(a)において、供給ノズル182からの液体181の供給量(流速・流量)が多い場合、液体181とウェハ170を接触させた瞬間に気泡が発生する可能性がある。また、図12(b)において、ウェハ170と光学素子144との間に液体181を充填させる時でも、供給ノズル182からの液体181の供給量(流速・流量)が多い場合、液体181とウェハ170及び光学素子144とが接触し、気泡が発生する可能性がある。そのため、供給ノズル182から液体181を供給する時、即ち、図12(a)以降では供給ノズル182からの液体181の供給量(流速・流量)を少なく制御することが好ましい。例えば、ウェハ170と光学素子144との間に液体181を充填させ、所望の間隔に設定してから液体181を供給する供給量(流速・流量)よりも少なく制御することが好ましい。
その後、後述するステップ1300に移行する。
ステップ1300では、供給ノズル182が連続的に液体181を供給し、回収ノズル184が連続的にこれを回収する。充填ステップ1200において充填された液体181が呼び水となって、連続的にウェハ170と光学素子144との間に液体181を供給・回収することができる。
以下、再び図1に戻って、ステップ1400について説明する。投影露光ステップ1400において、レーザー112から発せられた光束は、ビーム成形系114によりそのビーム形状が所望のものに成形された後で、照明光学系に入射する。集光光学系116は、光束をオプティカルインテグレーター118に効率よく導入する。その際、露光量調節部が照明光の露光量を調節する。また、主制御ユニット150は、マスクパターンに適した照明条件としての開口形状と偏光状態を選択する。オプティカルインテグレーター118は照明光を均一化し、開口絞り120は、所望の有効光源形状を設定する。かかる照明光は集光レンズ122、折り曲げミラー124、マスキングブレード126、結像レンズ128を介してマスク200を最適な照明条件で照明する。
マスク130を通過した光束は投影光学系140によって、ウェハ170上に所定倍率で縮小投影される。ステップアンドスキャン方式の露光装置であれば、光源112と投影光学系140は固定して、マスク130とウェハ170を同期走査してショット全体を露光する。更に、ウェハステージ174をステップして、次のショットに移り、新しいスキャンオペレーションがなされる。このスキャンとステップを繰り返し、ウェハ170上に多数のショットを露光転写する。なお、露光装置がステップアンドリピート方式を採用すれば、マスク130とウェハ170を静止させた状態で露光を行う。
投影光学系140のウェハ170への最終面は空気よりも屈折率の高い液体181に浸漬されているので、投影光学系140のNAは高くなり、ウェハ170に形成される解像度も微細になる。特に、充填ステップは気泡の混入を防止しているので高品位な露光を行うことができる。これにより、露光装置100はレジストへのパターン転写を高精度に行って高品位なデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
次に、図13及び図14を参照して、上述の露光装置を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図13は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップ7)される。
図14は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。本発明のデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、本発明のリソグラフィー技術を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。また、本発明は、かかるデバイス製造方法の中間及び最終結果物であるデバイス自体もカバーする趣旨である。また、かかるデバイスは、例えば、LSIやVLSIなどの半導体チップ、CCD、LCD、磁気センサ、薄膜磁気ヘッドなどを含む。
以上、本実施形態の露光方法によれば、液浸型露光装置において、被露光体と投影光学系の最終光学素子との間に気泡の混入なしに液体を簡易かつ迅速に充填し、その後、初期充填した液体を呼び水として連続的に液体を供給、回収することができる。本実施形態の露光方法によれば、気泡に起因する転写精度の低下を防止できるので高品位な露光を実現することができる。また、迅速な充填はスループットとデバイス製造における生産性を向上することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明はこれらの実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内において様々な変形及び変更が可能である。例えば、本発明の露光方法を格納したプログラムも本発明の一側面を構成する。また、最終光学素子144の下面145は平面に限定されない。
本発明の一実施形態としての露光装置の概略ブロック図である。 図1に示す露光装置の露光方法を説明するためのフローチャートである。 図2に示す露光方法の充填ステップの第1の実施例のフローチャートである。 図3に示す充填ステップを説明するための、図1に示す露光装置の概略部分拡大断面図である。 図2に示す露光方法の充填ステップの第2の実施例のフローチャートである。 図5に示す充填ステップを説明するための、図1に示す露光装置の概略部分拡大断面図である。 図2に示す露光方法の充填ステップの第3の実施例のフローチャートである。 図7に示す充填ステップを説明するための、図1に示す露光装置の概略部分拡大断面図である。 図2に示す露光方法の充填ステップの第4の実施例のフローチャートである。 図9に示す充填ステップを説明するための、図1に示す露光装置の概略部分拡大断面図である。 図2に示す露光方法の充填ステップの第5の実施例のフローチャートである。 図11に示す充填ステップを説明するための、図1に示す露光装置の概略部分拡大断面図である。 図1に示す露光装置を使用してデバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図14に示すステップ4の詳細なフローチャートである。 従来の液侵型露光装置における液体充填方法を説明するための部分拡大断面図及び平面図である。
符号の説明
100 露光装置
140 投影光学系
144 投影光学系のウェハに最も近い最終光学素子
145 最終光学素子の下面(投影光学系の最終面)
170 ウェハ
171 ウェハの上面
174 ウェハステージ
180 供給回収機構
181 媒質(液体)
182、186 供給ノズル
184 回収ノズル

Claims (16)

  1. 被露光体の表面及び投影光学系の最終面との間に液体を導入するステップと、
    マスクに形成されたパターンを、前記投影光学系及び前記液体を介して、前記被露光体上に投影するステップとを有する露光方法であって、
    前記導入ステップは、前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間を前記液体で充填するステップを有し、
    当該充填ステップは、前記液体の毛細管力を前記投影ステップ時に働く毛細管力とは変化させることを特徴とする露光方法。
  2. 前記導入ステップは、前記充填ステップ後に、前記液体を連続的に前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間に供給すると共に回収するステップを更に有することを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  3. 前記充填ステップは、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との光軸方向の距離を前記投影ステップ時のそれよりも小さくすることを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  4. 前記充填ステップは、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間の角度を前記投影ステップ時のそれとは異ならせることを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  5. 前記充填ステップは、前記変化を前記導入ステップの前処理として行うことを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  6. 前記充填ステップは、前記変化を前記導入ステップ中に行うことを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  7. 前記充填ステップは、前記供給回収ステップとは前記液体の供給量を変化させることを特徴とする請求項2記載の露光方法。
  8. 前記充填ステップは、
    前記被露光体の前記表面及び前記投影光学系の前記最終面の一方に一定量の前記液体を付着させるステップと、
    前記一方に付着した前記液体の一部を前記被露光体の前記表面及び前記投影光学系の前記最終面の他方に接触させるステップと、
    前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間に前記液体を毛細管現象により浸透させるステップとを有し、
    前記変化を前記浸透ステップにおいて行うことを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  9. 前記充填ステップは、
    前記被露光体の前記表面及び前記投影光学系の前記最終面の各々に一定量の前記液体を付着させるステップと、
    前記各々に付着した前記液体を接触させるステップと、
    前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間に前記液体を毛細管現象により浸透させるステップとを有し、
    前記変化を前記浸透ステップにおいて行うことを特徴とする請求項1記載の露光方法。
  10. 前記接触ステップは、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間の光軸方向の距離及び/又は角度を変化させることによって行うことを特徴とする請求項8又は9記載の露光方法。
  11. 前記接触ステップは、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面とを光軸方向とはほぼ垂直な方向に相対的に移動させることによって行うことを特徴とする請求項8又は9記載の露光方法。
  12. 前記露光方法は、前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との光軸方向の距離を前記投影ステップ時のそれよりも大きくするステップを更に有し、
    前記変化は、前記浸透ステップにおいて前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との前記光軸方向の前記距離を前記投影ステップ時のそれに戻すステップを含むことを特徴とする請求項8又は9記載の露光方法。
  13. 前記浸透ステップにおいて前記液体を更に一定量だけ前記被露光体の前記表面と前記投影光学系の前記最終面との間に供給することを特徴とする請求項8又は9記載の露光方法。
  14. 被露光体の表面及び投影光学系の最終面との間に液体を導入するステップと、
    マスクに形成されたパターンを、前記投影光学系及び前記液体を介して、前記被露光体上に投影するステップとを有する露光方法であって、
    前記導入ステップは、
    前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間を前記液体で充填するステップと、
    前記充填ステップ後に、前記液体を連続的に前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間に供給すると共に回収するステップとを有し、
    当該充填ステップは、前記供給回収ステップとは前記液体の導入条件を異ならせることを特徴とする露光方法。
  15. 被露光体の表面及び投影光学系の最終面とを液体に浸漬してマスクに形成されたパターンを、前記投影光学系及び前記液体を介して、前記被露光体上に投影する露光装置であって、
    前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間を前記液体で充填する第1の機構と、
    前記液体を連続的に前記被露光体の表面と前記投影光学系の前記最終面との間に供給すると共に回収する第2の機構と、
    前記第1の機構が前記液体を、前記第2の機構とは異なる導入条件で導入するように前記第1の機構を制御する制御部とを有することを特徴とする露光装置。
  16. 請求項15記載の露光装置を用いて前記被露光体を露光するステップと、
    露光された前記被露光体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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