JP2005191208A - エレクトレットコンデンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】耐湿性に優れ、小型、高信頼性、高性能なシリコン酸化膜をエレクトレットとするエレクトレットコンデンサーを提供する。
【解決手段】空孔10が形成された第1電極11と、空孔と接続するエアギャップ15と、第2電極16とを備え、第1電極にシリコン酸化膜4からなるエレクトレット膜が形成され、エアギャップ15とエレクトレット膜は第1電極と第2電極の間に形成される。エレクトレット膜は、前記シリコン酸化膜の上面及び下面に絶縁膜が形成され、前記第2電極は振動膜となることを特徴とするものである。
【選択図】図5

Description

本発明は振動電極を有するエレクトレットコンデンサーに関し、特にMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いて形成するエレクトレットコンデンサーに関する。
従来、コンデンサーマイクロホンなどの素子に応用される永久的電気分極を有する誘電体であるエレクトレット素子として、FEP材などの有機系の高分子重合体が使用されていたが、耐熱性に劣る為、基板実装する場合のリフロー用素子としての使用が困難であるという問題があった。
近年、エレクトレットの薄膜化、小型化を達成するため、有機系の高分子重合体に代えて、特許文献1に示すような微細加工技術を利用したシリコン酸化膜を用いたエレクトレットが提案されている。
具体的には、基材表面にシリコン酸化膜を成膜し、成膜雰囲気から大気開放すること無く水分を含まない酸素を含有するガス雰囲気において、200℃〜400℃で熱処理し、その後に帯電処理を行うものである。
特開2002−33241号公報
しかしながら、エレクトレットは液体に触れると電荷が抜ける現象があり、たとえば、エレクトレット化したFEPをエタノールに浸すと、電荷は0にならないものの、大幅に電荷が減少する。本発明者の実験によれば、300Vに着電させたFEP(ステンレス基板上にFEPを12.5μm形成)を、エタノールに浸すと電荷は数Vとなった。この現象は、エタノールだけでなく他の有機溶剤や水でも同様に発生する現象である。また、材料的にもFEP特有のものではなく、シリコン酸化膜を含むエレクトレット材料全般に発生する現象である。
本発明は、耐湿性に優れた構造を有するECMを提供することを目的とする。また、永久電荷を持つエレクトレットで構成したECMをMEMS技術により製作することにより、小型でチャージ供給回路が不要なECMを提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の第1の実施の形態のエレクトレットコンデンサーは、空孔が形成された第1電極と、空孔と接続するエアギャップと、シリコン酸化膜からなるエレクトレット膜が形成された第2電極とを備え、エアギャップとエレクトレット膜は第1電極と第2電極の間に形成され、エレクトレット膜は、シリコン酸化膜の上面及び下面に絶縁膜が形成され、第2電極は振動膜となることを特徴とする。
本発明の第2の実施の形態のエレクトレットコンデンサーは、空孔が形成された第1電極と、空孔と接続するエアギャップと、第2電極とを備え、第1電極にシリコン酸化膜からなるエレクトレット膜が形成され、エアギャップとエレクトレット膜は第1電極と第2電極の間に形成され、エレクトレット膜は、シリコン酸化膜の上面及び下面に絶縁膜が形成され、第2電極は振動膜となることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、信頼性の高い小型且つ高性能なマイクの実現が可能となる。さらに、それらを搭載した各種応用装置を広く社会に供給することが可能となる。
最初に、エレクトレットコンデンサーマイクロフォン(以下、ECM)について説明する。
図1にECMの構成図を示す。図1(a)はECMの上面図を、図1(b)はECMの断面図を示している。図1(a)において、プリント基板20上にマイク部17、コンデンサーなどの表面実装部品(以下、SMDと呼ぶ)18、電界効果型トランジスタ(以下FETと呼ぶ)19が搭載されている。また、図1(b)において、ECMのケース21を示している。
図2は、ECMの回路ブロック図である。ECMの内部回路22は、マイク部17、SMD18、FET19より構成されており、出力端子23及び出力端子24から、外部端子25および外部端子26へ信号を出力する構成となっている。実際の動作としては、端子27より2V程度の入力信号がなされ、端子28に数十mVの交流の信号出力がなされる。端子26と端子29は、ECMの内部回路22の中のGND端子である出力端子24に接続される。
以下に、本発明のエレクトレットコンデンサーの実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態のエレクトレットコンデンサー及びECMについて図1〜図3を用いて説明する。
図3のリークホール6を持つフレーム膜9には、HF系溶液に対して耐エッチング性を持つポリシリコン膜あるいはシリコン窒化膜を用いる。低抵抗のポリシリコン膜を用いるか、フレーム膜9上に導電膜11を設けることにより導通が取れる構造とし、ボンディングパッド14を通じて、図2中のGND端子24につながる構成としている。一方、半導体基板1とシリコン窒化膜3との間には、シリコン酸化膜2が形成されており、これらの露出した表面には、導電膜16を設け、導電膜16とFET19のゲートを電気的に接続する構成としている。またフレーム膜9の下部には、シリコン窒化膜3及びシリコン窒化膜5で覆われ、電荷を蓄えたシリコン酸化膜(エレクトレット膜)4が配置されている。このフレーム膜9とシリコン窒化膜5の間にはエアギャップ層15が形成されており、シリコン基板1上のフレーム膜9とシリコン窒化膜5の間にはシリコン酸化膜7が形成されている。シリコン基板1とシリコン窒化膜3との間には、シリコン酸化膜2が形成されている。
図3において、ECMがアコースティックホール10を通して音圧を受けたとき、フレーム膜9とその上部に配置された導電膜11及び保護膜12が振動膜13として作用する。このアコースティックホール10は、シリコン窒化膜3、シリコン窒化膜5、シリコン酸化膜4及び導電膜16に形成されている。振動膜13が音圧を受けると、その音圧に応じて機械的に振動する。図3においては、導電膜11と導電膜16を電極とする平行平板型のコンデンサ構造を構成しているが、振動膜13が振動すると電極間距離の変化によりコンデンサの容量(C)が変化する。コンデンサに蓄えられる電荷(Q)は一定であるため、導電膜11と導電膜16間の電圧(V)に変化が生じる。この理由は、物理的に、以下の式(1)の条件を満足する必要があるためである。
Q=C・V ・・・・(1)
導電膜16はFET19のゲートと電気的に接続しているので、FET19のゲート電位は、振動膜の振動により変化する。FET19のゲートの電位変化は外部出力端子28に電圧変化として出力されることとなる。
ECMにおけるコンデンサ構造の容量は、振動膜の振動により変化する容量成分と変化しない容量成分によって決定される。変化しない容量成分が外部環境により変化すると、ECMの性能劣化に大きく関わる。
特に本発明で採用しているシリコン酸化膜は、大気中の水分吸着等が顕著な材料であるため、エレクトレット化しているシリコン酸化膜の露出はECMの経時的信頼性を低下させてしまう。本実施の形態によれば、シリコン酸化膜4の上下に耐湿性のあるシリコン窒化膜3とシリコン窒化膜5を設けているため、エレクトレット化しているシリコン酸化膜4の劣化を防ぎ、ECMの経時的信頼性を向上させることが可能となる。また、シリコン酸化膜4の上下に、HF系溶液に対して耐エッチング性のあるシリコン窒化膜3及びシリコン窒化膜5を設けているため、永久電荷を持つエレクトレットで構成したECMをMEMS技術により製作することにより、チャージ供給回路が不要で小型高性能なECMを実現することが可能になる。
また、第1の実施の形態によれば、振動膜13はフレーム膜9とその上部に配置された導電膜11及び保護膜12で構成されているので、膜厚の制御、すなわち振動膜の共振周波数の制御を容易に行うことができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態のエレクトレットコンデンサー及びECMについて図1、図2、図4を用いて説明する。
図4のアコースティックホール10を持つフレーム膜9には、HF系溶液に対して耐エッチング性を持つポリシリコン膜あるいはシリコン窒化膜を用いる。半導体基板1とフレーム膜9との間にはシリコン酸化膜2が形成されており、これらの露出した表面には、導電膜16が設けられている。そして、導電膜16とFET19のゲートを電気的に接続する構成としている。またフレーム膜9の上部には、シリコン窒化膜3及びシリコン窒化膜5で覆われ、電荷を蓄えたシリコン酸化膜(エレクトレット膜)4が配置されている。このフレーム膜9とシリコン窒化膜3の間にはエアギャップ層15が形成されており、シリコン基板1上のフレーム膜9とシリコン窒化膜3の間にはシリコン酸化膜7が形成されている。シリコン窒化膜5上に導電膜11を設けることにより導通が取れる構造とし、ボンディングパッド14を通じて、図2中のGND端子24につながる構成としている。図4において、ECMが音圧を受けたとき、シリコン窒化膜3、シリコン酸化膜4及びシリコン窒化膜5とその上部に配置された導電膜11及び保護膜12が振動膜13として作用する。リークホール6は、この振動膜13に形成されている。振動膜13が音圧を受けると、その音圧に応じて機械的に振動する。図4においては、導電膜11と導電膜16を電極とする平行平板型のコンデンサ構造を構成しているが、振動膜13が振動すると電極間距離の変化によりコンデンサの容量(C)が変化する。コンデンサに蓄えられる電荷(Q)は一定であるため、導電膜11と導電膜16間の電圧(V)に変化が生じる。この理由は、物理的に、以下の式(1)の条件を満足する必要があるためである。
Q=C・V ・・・・(1)
導電膜16はFET19のゲートと電気的に接続しているので、FET19のゲート電位は、振動膜の振動により変化する。FET19のゲートの電位変化は外部出力端子28に電圧変化として出力されることとなる。
ECMにおけるコンデンサ構造の容量は、振動膜の振動により変化する容量成分と変化しない容量成分によって決定される。変化しない容量成分が外部環境により変化すると、ECMの性能劣化に大きく関わる。
特に本発明で採用しているシリコン酸化膜は、大気中の水分吸着等が顕著な材料であるため、エレクトレット化しているシリコン酸化膜の露出はECMの経時的信頼性を低下させてしまう。本実施の形態によれば、シリコン酸化膜4の上下に耐湿性のあるシリコン窒化膜3とシリコン窒化膜5を設けているため、エレクトレット化しているシリコン酸化膜4の劣化を防ぎ、ECMの経時的信頼性を向上させることが可能となる。また、シリコン酸化膜4の上下に、HF系溶液に対して耐エッチング性のあるシリコン窒化膜3及びシリコン窒化膜5を設けているため、永久電荷を持つエレクトレットで構成したECMをMEMS技術により製作することにより、チャージ供給回路が不要で小型高性能なECMを実現することが可能になる。
また、第2の実施の形態によれば、シリコン酸化膜(エレクトレット膜)4をフレーム膜9及びエアギャップ層15の上部に配置する構成として製造工程の後半に形成可能とし、工程中に受けるダメージを低減することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態のエレクトレットコンデンサー及びECMについて図1、図2、図5を用いて説明する。
図5のリークホール6を持つフレーム膜9には、HF系溶液に対して耐エッチング性を持つポリシリコン膜あるいはシリコン窒化膜を用いる。半導体基板1とフレーム膜9との間にシリコン酸化膜2が形成されている。これらの露出した表面には導電膜16を設けている。そして、導電膜16とFET19のゲートを電気的に接続する構成としている。またフレーム膜9の上部には、シリコン窒化膜3及びシリコン窒化膜5で覆われ、電荷を蓄えたシリコン酸化膜(エレクトレット膜)4が配置されている。さらに、このフレーム膜9とシリコン窒化膜3の間にはエアギャップ層15が形成されており、シリコン基板1上のフレーム膜9とシリコン窒化膜3の間にはシリコン酸化膜7が形成されている。そして、シリコン窒化膜5上に導電膜11を設けることにより導通が取れる構造とし、ボンディングパッド14を通じて図2中のGND端子24につながる構成としている。この導電膜11の表面は、ボンディングパッド14を除いて保護膜12によって覆われている。
図5において、ECMがアコースティックホール10を通じて音圧を受けたとき、フレーム膜9とその下部に配置された導電膜16が振動膜13として作用する。振動膜13が音圧を受けると、その音圧に応じて機械的に振動する。図5においては、導電膜11と導電膜16を電極とする平行平板型のコンデンサ構造を構成しているが、振動膜13が振動すると電極間距離の変化によりコンデンサの容量(C)が変化する。コンデンサに蓄えられる電荷(Q)は一定であるため、導電膜11と導電膜16間の電圧(V)に変化が生じる。この理由は、物理的に、以下の式(1)の条件を満足する必要があるためである。
Q=C・V ・・・・(1)
導電膜16はFET19のゲートと電気的に接続しているので、FET19のゲート電位は、振動膜の振動により変化する。FET19のゲートの電位変化は外部出力端子28に電圧変化として出力されることとなる。
ECMにおけるコンデンサ構造の容量は、振動膜の振動により変化する容量成分と変化しない容量成分によって決定される。変化しない容量成分が外部環境により変化すると、ECMの性能劣化に大きく関わる。
特に本発明で採用しているシリコン酸化膜は、大気中の水分吸着等が顕著な材料であるため、エレクトレット化しているシリコン酸化膜の露出はECMの経時的信頼性を低下させてしまう。本実施の形態によれば、シリコン酸化膜4の上下に耐湿性のあるシリコン窒化膜3とシリコン窒化膜5を設けているため、エレクトレット化しているシリコン酸化膜4の劣化を防ぎ、ECMの経時的信頼性を向上させることが可能となる。また、シリコン酸化膜4の上下に、HF系溶液に対して耐エッチング性のあるシリコン窒化膜3及びシリコン窒化膜5を設けているため、永久電荷を持つエレクトレットで構成したECMをMEMS技術により製作することにより、チャージ供給回路が不要で小型高性能なECMを実現することが可能になる。
また、第3の実施の形態によれば、振動膜13はフレーム膜9とその上部に配置された導電膜11及び保護膜12で構成されているので、膜厚の制御、すなわち振動膜の共振周波数の制御を容易に行うことができる。
また、シリコン酸化膜(エレクトレット膜)4をフレーム膜9及びエアギャップ層15の上部に配置する構成とすることにより、製造工程の後半に形成することができる。これにより、シリコン酸化膜(エレクトレット膜)4が工程中に受けるダメージを低減することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
ここでは、第1の実施の形態で説明したエレクトレットコンデンサーの製造方法について説明する。
図6〜図11は、本発明のECMの工程断面図を示したものである。
まず、図6に示すように、半導体基板1上にシリコン酸化膜2a、シリコン窒化膜3、シリコン酸化膜4、シリコン窒化膜5を順次形成する。この際、シリコン酸化膜2aは、炉を用いた熱酸化法または減圧CVD法で形成することにより、半導体基板1の裏面にもシリコン酸化膜2bを形成する。裏面のシリコン酸化膜2bは、シリコンエッチをする際のマスクとなる。また、シリコン酸化膜4は、エレクトレット膜となる。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチにより、音圧を伝えるためのアコースティックホール10を開口する。
次に、図7に示すように、CVD法によりシリコン酸化膜7を形成した後にフォトリソグラフィーとドライエッチにより、領域8を形成する。シリコン酸化膜7は、エアギャップ領域15を形成するための犠牲層として作用するため、BPSG膜などのHF系溶液に対するエッチングレートの大きい材料が好ましい。
次に図8に示すように、領域8を埋め込むようにBPSG膜7上にフレーム膜9を形成する。フレーム膜9の材料としては、ポリシリコン膜、シリコン窒化膜などのHF系溶液に対して耐エッチング性を持つ膜を選択する。この際、フレーム膜9として不純物をドープした低抵抗ポリシリコン膜を選べば、コンデンサーの電極とすることができる。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチにより、ECMのエアギャップ内の気圧を調整するためのリークホール6をフレーム膜9に形成する。その後、Al合金膜などの導電膜を成膜したのちにフォトリソグラフィーとドライエッチにより、リークホール6を除いたフレーム膜9上に導電膜11を形成する。
次に、図9に示すように、シリコン窒化膜から成る保護膜12を形成する。そして、裏面のシリコン酸化膜2bをパターニングし、シリコンエッチ時のマスクを形成する。
次に、図10に示すように、KOHなどのエッチング液に浸すことにより、半導体基板1の裏面よりシリコンをエッチングした後、BHF液に浸すことにより半導体基板1の裏面のマスクとして用いたシリコン酸化膜2b及び露出したシリコン酸化膜2aをエッチングにより除去する。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、ボンディングパッド14となる領域上の保護膜12を選択的に除去すると同時に、リークホール6上の保護膜12を選択的に除去する。この際、少なくとも導電膜11上の保護膜12が残るようにエッチングを行う。
次に、図11に示すように、HF系の液に浸すことにより、シリコン酸化膜7を選択的に除去することによりエアギャップ領域15を形成する。この際、ボンディングパッド14領域の導電膜がHF系の液に対して耐エッチング性が無い材料の場合は、ボンディングパッド領域14を選択的にレジストで覆うことによりエッチングされるのを防止する。その後、コロナ放電またはプラズマ放電中にさらすことにより、シリコン酸化膜4に電荷を注入してエレクトレット化した後、Au膜などの導電膜16を半導体基板1の裏面に形成する。
このように形成することにより信頼性の高いECMを形成することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
ここでは、第1の実施の形態で説明したエレクトレットコンデンサーの製造方法について説明する。
図12〜図17は、本発明のECMの工程断面図を示したものである。
まず図12に示すように、半導体基板1上にシリコン酸化膜2a、シリコン窒化膜3a、シリコン酸化膜4、シリコン窒化膜5を順次形成する。この際、シリコン酸化膜2aを、炉を用いた熱酸化法または減圧CVD法で、シリコン窒化膜3aを減圧CVD法で形成することにより、半導体基板1の裏面にもシリコン酸化膜2bとシリコン窒化膜3bを順次形成する。裏面のシリコン酸化膜2bは、シリコンエッチをする際のマスクとして作用し、裏面のシリコン窒化膜3bは途中工程によるシリコン酸化膜2bへのダメージや膜べりを防ぐ保護膜として作用する。シリコン酸化膜4とシリコン窒化膜5はプラズマCVD法で形成する。このシリコン酸化膜4はエレクトレット膜となる。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、音圧を伝えるためのアコースティックホール10を開口する。
次に、図13に示すように、CVD法によりシリコン酸化膜7を形成した後にフォトリソグラフィーとウェットエッチングにより、領域8を形成する。シリコン酸化膜7は、エアギャップ領域15を形成するための犠牲層として作用するため、BPSG膜などのHF系溶液に対するエッチングレートの大きい材料が好ましい。
次に、図14に示すように、領域8を埋め込むようにフレーム膜9を形成する。フレーム膜9の材料としては、ポリシリコン膜、シリコン窒化膜などのHF系溶液に対して耐エッチング性を持つ膜を選択する。この際、フレーム膜9として不純物をドープした低抵抗ポリシリコン膜を選べば、コンデンサーの電極とすることができる。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチにより、ECMのエアギャップ内の気圧を調整するためのリークホール領域6を形成する。その後、Al合金膜などの導電膜を成膜したのちにフォトリソグラフィーとドライエッチングにより、リークホール6上を除いたフレーム膜9上に導電膜11を選択的に形成する。
次に、図15に示すように、シリコン窒化膜から成る保護膜12を形成する。さらに、裏面のシリコン窒化膜3bをドライエッチングで除去した後、裏面のシリコン酸化膜2bをパターニングし、シリコンエッチングのマスクとなる領域を選択的に形成する。
次に、図16に示すように、KOHなどのエッチング液に浸すことにより、半導体基板1の裏面よりシリコンをエッチングした後、BHF液に浸すことによりシリコン酸化膜2b及び半導体基板1に露出したシリコン酸化膜2aを除去する。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、ボンディングパッド14となる領域上の保護膜12を選択的に除去すると同時に、リークホール6上の保護膜12を選択的に除去する。この際、少なくとも導電膜11上には保護膜12が残るように形成する。
次に、図17に示すように、HF系の液に浸すことにより、シリコン酸化膜7を選択的に除去することによりエアギャップ領域15を形成する。
この際、ボンディングパッド14の導電膜がHF系の液に対して耐エッチング性が無い材料の場合は、ボンディングパッド領域14を選択的にレジストで覆うことによりエッチングを防止する。そして、コロナ放電またはプラズマ放電中にさらすことにより、シリコン酸化膜4に電荷を注入してエレクトレット化した後、Au膜などの導電膜16を半導体基板1の裏面に形成する。
このように形成することにより信頼性の高いECMを形成することができる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
ここでは、第1の実施の形態で説明したエレクトレットコンデンサーの製造方法について説明する。
図18〜図23は、本発明のECMの工程断面図を示したものである。
まず、図18に示すように、半導体基板1上にシリコン酸化膜2a、シリコン窒化膜3a、シリコン酸化膜4a、シリコン窒化膜5aを形成する。この際、シリコン酸化膜2aを、炉を用いた熱酸化法または減圧CVD法で形成し、シリコン窒化膜3a、シリコン酸化膜4a及びシリコン窒化膜5aを減圧CVD法で形成して、半導体基板1の裏面にもシリコン酸化膜2b、シリコン窒化膜3b、シリコン酸化膜4b及びシリコン窒化膜5bを形成する。裏面のシリコン酸化膜2bは、半導体基板1シリコンエッチングをする際のマスクとして作用し、裏面のシリコン窒化膜3b、シリコン酸化膜4b及びシリコン窒化膜5bは途中工程によるシリコン酸化膜2bのダメージや膜べりを防ぐ保護膜として作用する。このシリコン酸化膜4aはエレクトレット膜として作用する。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、音圧を伝えるためのアコースティックホール10を開口する。
次に、図19に示すように、CVD法によりシリコン酸化膜7を形成した後にフォトリソグラフィーとウェットエッチングにより、領域8を形成する。シリコン酸化膜7は、エアギャップ領域15を形成するための犠牲層として作用するため、BPSG膜などのHF系溶液に対するエッチングレートの大きい材料が好ましい。
次に、図20に示すように、領域8に埋め込むようにフレーム膜9を形成する。フレーム膜9の材料としては、ポリシリコン膜、シリコン窒化膜などのHF系溶液に対して耐エッチング性を持つ膜を選択する。この際、フレーム膜9として不純物をドープした低抵抗ポリシリコン膜を選べば、コンデンサーの電極とすることができる。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、ECMのエアギャップ内の気圧を調整するためのリークホール6を選択的に形成する。その後、Al合金膜などの導電膜を成膜したのちにフォトリソグラフィーとドライエッチングにより、リークホール6を除いて、フレーム膜9上に導電膜11を選択的に形成する。
次に、図21に示すように、シリコン窒化膜から成る保護膜12を形成する。さらに、裏面のシリコン窒化膜5b、シリコン酸化膜4b及びシリコン窒化膜3bをドライエッチングで除去した後、裏面のシリコン酸化膜2bをパターニングし、シリコンエッチング時のマスクを形成する。
次に、図22に示すように、KOHなどのエッチング液に浸すことにより、半導体基板1の裏面よりシリコンをエッチングした後、BHF液に浸すことによりマスクとして用いたシリコン酸化膜2b及び露出したシリコン酸化膜2aを除去する。その後、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、ボンディングパッド14となる領域上の保護膜12を選択的に除去すると同時に、リークホール6上の保護膜12を選択的に除去する。この際、少なくとも導電膜11上の保護膜12が残るように形成する。
次に、図23に示すように、HF系の液に浸すことにより、シリコン酸化膜7を選択的に除去することによりエアギャップ領域15を形成する。この際、ボンディングパッド14領域の導電膜がHF系の液に対して耐エッチング性が無い材料の場合は、ボンディングパッド領域14を選択的にレジストで覆うことによりエッチングを防止する。そして、コロナ放電またはプラズマ放電中にさらすことにより、シリコン酸化膜4に電荷を注入してエレクトレット化した後、Au膜などの導電膜16をシリコン基板1の裏面に形成する。
このように形成することにより信頼性の高いECMを形成することができる。
(第7の実施の形態)
本発明の第7の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
ここでは、第2の実施の形態で説明したエレクトレットコンデンサーの製造方法について説明する。
図24〜図29は、本発明のECMの工程断面図を示したものである。
まず、図24に示すように、半導体基板1上にシリコン酸化膜2a、フレーム膜9aを形成する。この際、シリコン酸化膜2aは、炉を用いた熱酸化法または減圧CVD法で形成する。裏面のシリコン酸化膜2bは、シリコンエッチングをする際のマスクとして作用する。フレーム膜9aの材料としては、ポリシリコン膜、シリコン窒化膜などのHF系溶液に対して耐エッチング性を持つ膜を選択し、炉を用いた減圧CVD法で形成する。裏面のフレーム膜9bは途中工程によるシリコン酸化膜2bの膜べりやダメージを防ぐ保護膜として作用する。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチにより、音圧を伝えるためのアコースティックホール10をフレーム膜9に形成する。
次に、図25に示すように、CVD法によりシリコン酸化膜7を形成した後にフォトリソグラフィーとウェットエッチングにより、フレーム膜9aと振動膜を繋ぐ領域8を形成する。その後、裏面のフレーム膜9bを除去する。シリコン酸化膜7は、エアギャップ領域15を形成するための犠牲層として作用するため、BPSG膜などのHF系溶液に対するエッチングレートの大きい材料が好ましい。
次に、図26に示すように、CVD法により、シリコン窒化膜3、シリコン酸化膜4及びシリコン窒化膜5を順次形成する。このシリコン酸化膜4はエレクトレット膜として作用する。また、シリコン窒化膜3とシリコン窒化膜5は途中工程によるシリコン酸化膜4へのダメージや膜べりを防ぐ保護膜として作用する。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、ECMのエアギャップ内の気圧を調整するためのリークホール6を選択的に形成する。その後。Al合金膜などの導電膜を成膜したのちにフォトリソグラフィーとドライエッチングにより、リークホール6を除くシリコン窒化膜5上に導電膜11を選択的に形成する。
次に、図27に示すように、シリコン窒化膜から成る保護膜12を形成する。さらに、裏面のシリコン酸化膜2bをパターニングし、シリコンエッチング時のマスクを形成する。
次に、図28に示すように、KOHなどのエッチング液に浸すことにより、半導体基板1の裏面よりシリコンをエッチングした後、BHF液に浸すことによりマスクとして用いたシリコン酸化膜2b及び露出したシリコン酸化膜2aを除去する。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチにより、ボンディングパッド14となる領域上の保護膜12を選択的に除去すると同時に、リークホール6上の保護膜12を選択的に除去する。この際、少なくとも導電膜11上の保護膜12が残るように形成する。
次に、図29に示すように、HF系の液に浸すことにより、シリコン酸化膜7を選択的に除去することによりエアギャップ領域15を形成する。この際、ボンディングパッド14領域の導電膜がHF系の液に対して耐エッチング性が無い材料の場合は、ボンディングパッド領域14を選択的にレジストで覆うことによりエッチングを防止する。そして、コロナ放電またはプラズマ放電中にさらすことにより、シリコン酸化膜4に電荷を注入してエレクトレット化した後、Au膜などの導電膜16をシリコン基板1の裏面に形成する。
このように形成することにより信頼性の高いECMを形成することができる。
(第8の実施の形態)
本発明の第8の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
ここでは、第3の実施の形態で説明したエレクトレットコンデンサーの製造方法について説明する。
図30〜図35は、本発明のECMの工程断面図を示したものである。
まず、図30に示すように、半導体基板1上にシリコン酸化膜2a、フレーム膜9aを形成する。この際、シリコン酸化膜2aは、炉を用いた熱酸化法または減圧CVD法で形成する。裏面のシリコン酸化膜2bは、シリコンエッチングをする際のマスクとする。フレーム膜9aの材料としては、ポリシリコン膜、シリコン窒化膜などのHF系溶液に対して耐エッチング性を持つ膜を選択し、炉を用いた減圧CVD法で形成する。裏面のフレーム膜9bは途中工程によるシリコン酸化膜2bへのダメージや膜べりを防ぐ保護膜として作用する。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチにより、リークホール6を開口する。
次に、図31に示すように、CVD法によりシリコン酸化膜7を形成した後にフォトリソグラフィーとウェットエッチングにより、フレーム膜9aと振動膜を繋ぐ領域8を選択的に形成した後に裏面のフレーム膜9bを除去する。シリコン酸化膜7は、エアギャップ領域15を形成するための犠牲層として作用するため、BPSG膜などのHF系溶液に対するエッチングレートの大きい材料が好ましい。
次に、図32に示すように、CVD法により、シリコン窒化膜3、シリコン酸化膜4及びシリコン窒化膜5を形成する。シリコン酸化膜4はエレクトレット膜として作用する。また、シリコン窒化膜3とシリコン窒化膜5は途中工程によるシリコン酸化膜4の膜べりやダメージを防ぐ保護膜として作用する。フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、音圧を伝えるためのアコースティックホール10を開口する。そして、Al合金膜などの導電膜を成膜したのちにフォトリソグラフィーとドライエッチングにより、アコースティックホール10を除くシリコン窒化膜5上に導電膜11を選択的に形成する。
次に、図33に示すように、シリコン窒化膜から成る保護膜12を形成する。さらに、裏面のシリコン酸化膜2bをパターニングし、シリコンエッチングのマスクとなる領域を選択的に形成する。
次に、図34に示すように、KOHなどのエッチング液に浸すことにより、半導体基板1の裏面よりシリコンをエッチングした後、BHF液に浸すことによりシリコン酸化膜2b及び露出したシリコン酸化膜2aを除去する。そして、フォトリソグラフィーとドライエッチングにより、ボンディングパッド14となる領域上の保護膜12を選択的に除去すると同時に、リークホール6上の保護膜12を選択的に除去する。この際、少なくとも導電膜11上の保護膜12が残るように形成する。
次に、図35に示すように、HF系の液に浸すことにより、シリコン酸化膜7を選択的に除去することによりエアギャップ領域15を形成する。この際、ボンディングパッド14領域の導電膜がHF系の液に対して耐エッチング性が無い材料の場合は、ボンディングパッド領域14を選択的にレジストで覆うことによりエッチングを防止する。そして、コロナ放電またはプラズマ放電中にさらすことにより、シリコン酸化膜4に電荷を注入してエレクトレット化した後、Au膜などの導電膜16をシリコン基板1の裏面に形成する。
このように形成することにより信頼性の高いECMを形成することができる。
ここで、ECMにおけるコンデンサ構造の容量は、振動膜の振動により変化する容量成分と変化しない容量成分によって決定される。変化しない容量成分が外部環境により変化すると、ECMの性能劣化に大きく関わる。特に本発明で採用しているシリコン酸化膜は、大気中の水分吸着等が顕著な材料であるため、エレクトレット化しているシリコン酸化膜の露出はECMの経時的信頼性を低下させてしまう。本発明の第1の実施の形態〜第8の実施の形態によれば、シリコン酸化膜4の上下に耐湿性のあるシリコン窒化膜3、シリコン窒化膜5を設けているため、エレクトレット化しているシリコン酸化膜4の劣化を防ぎ、ECMの経時的信頼性を向上させることが可能となる。また、シリコン酸化膜4の上下に、HF系溶液に対して耐エッチング性のあるシリコン窒化膜3及びシリコン窒化膜5を設けているため、永久電荷を持つエレクトレットで構成したECMをMEMS技術により製作することにより、チャージ供給回路が不要で小型高性能なECMを実現することが可能になる。
以上説明したように、本発明のエレクトレットコンデンサーは、耐熱性と耐湿性を持ち、信頼性に優れた高性能で小型のECMの実現に有用である。
本発明のエレクトレットコンデンサーマイクロフォンの構成図 本発明のエレクトレットコンデンサーマイクロフォンの回路ブロック図 本発明の第1の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの断面図 本発明の第2の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの断面図 本発明の第3の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの断面図 本発明の第4の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第4の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第4の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第4の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第4の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第4の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第5の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第5の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第5の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第5の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第5の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第5の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第6の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第6の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第6の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第6の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第6の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第6の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第7の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第7の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第7の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第7の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第7の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第7の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第8の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第8の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第8の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第8の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第8の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図 本発明の第8の実施の形態のエレクトレットコンデンサーの工程断面図
符号の説明
1 半導体基板
2 シリコン酸化膜
2a シリコン酸化膜
2b シリコン酸化膜
3 シリコン窒化膜
3a シリコン窒化膜
3b シリコン窒化膜
4 シリコン酸化膜
4a シリコン酸化膜
4b シリコン酸化膜
5 シリコン窒化膜
5a シリコン窒化膜
5b シリコン窒化膜
6 リークホール
7 シリコン酸化膜
8 領域
9 フレーム膜
9a フレーム膜
9b フレーム膜
10 アコースティックホール
11 導電膜
12 保護膜
13 振動膜
14 ボンディングパッド
15 エアギャップ層
16 導電膜
17 マイク部
18 表面実装部品
19 電界効果型トランジスタ
20 プリント基板
21 ECMのケース 22 ECMの内部回路
23 出力端子
24 出力端子
25 外部端子
26 外部端子
27 外部信号入力端子
28 外部信号出力端子
29 外部端子

Claims (7)

  1. 空孔が形成された第1電極と、
    前記空孔と接続するエアギャップと、
    シリコン酸化膜からなるエレクトレット膜が形成された第2電極とを備え、
    前記エアギャップと前記エレクトレット膜は前記第1電極と前記第2電極の間に形成され、
    前記エレクトレット膜は、前記シリコン酸化膜の上面及び下面に絶縁膜が形成され、
    前記第2電極は振動膜となることを特徴とするエレクトレットコンデンサー。
  2. 空孔が形成された第1電極と、
    前記空孔と接続するエアギャップと、
    第2電極とを備え、
    前記第1電極にシリコン酸化膜からなるエレクトレット膜が形成され、
    前記エアギャップと前記エレクトレット膜は前記第1電極と前記第2電極の間に形成され、
    前記エレクトレット膜は、前記シリコン酸化膜の上面及び下面に絶縁膜が形成され、
    前記第2電極は振動膜となることを特徴とするエレクトレットコンデンサー。
  3. 前記空孔が形成された領域の表面は半導体基板に囲まれていることを特徴とする請求項1及び2に記載のエレクトレットコンデンサー。
  4. 前記絶縁膜は、耐湿性を有することを特徴とする請求項1及び2に記載のエレクトレットコンデンサー。
  5. 前記絶縁膜は、シリコン窒化膜であることを特徴とする請求項1及び2に記載のエレクトレットコンデンサー。
  6. 前記第1電極はアルミまたはアルミ合金であることを特徴とする請求項1及び2に記載のエレクトレットコンデンサー。
  7. 前記第2電極は金または高融点金属であることを特徴とする請求項1及び2に記載のエレクトレットコンデンサー。
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