JP2005191083A - 半導体集積回路および半導体集積回路の配線評価方法 - Google Patents
半導体集積回路および半導体集積回路の配線評価方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 評価用配線と評価用配線以外の不良を容易に判別し、半導体製造プロセスの開発期間を短縮する。
【解決手段】 入力回路は、評価用配線の一端に所定の論理レベルを書き込む。ラッチ回路は、評価用配線の他端の論理レベルをラッチする。第1スイッチ回路は、入力回路の出力をラッチ回路の入力に接続する。第2スイッチ回路は、入力回路の出力を評価用配線の一端に接続する。第3スイッチ回路は、評価用配線の他端をラッチ回路の入力に接続する。第1〜第3スイッチ回路をオン、オフ、オフすることで、評価用配線は切り離され、入力回路の出力はラッチ回路の入力に直接接続される。この状態で、入力回路から所定の論理レベル(期待値)を書き込み、ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出すことで、評価用配線の不良と、それ以外の不良とを容易に判別でき、半導体製造プロセスの開発期間を短縮できる。
【選択図】 図3
【解決手段】 入力回路は、評価用配線の一端に所定の論理レベルを書き込む。ラッチ回路は、評価用配線の他端の論理レベルをラッチする。第1スイッチ回路は、入力回路の出力をラッチ回路の入力に接続する。第2スイッチ回路は、入力回路の出力を評価用配線の一端に接続する。第3スイッチ回路は、評価用配線の他端をラッチ回路の入力に接続する。第1〜第3スイッチ回路をオン、オフ、オフすることで、評価用配線は切り離され、入力回路の出力はラッチ回路の入力に直接接続される。この状態で、入力回路から所定の論理レベル(期待値)を書き込み、ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出すことで、評価用配線の不良と、それ以外の不良とを容易に判別でき、半導体製造プロセスの開発期間を短縮できる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、半導体製造プロセスの開発時等に、チップ上に形成される配線を評価するための配線評価回路を有する半導体集積回路および半導体集積回路の配線評価方法に関する。
一般に、新しく半導体製造プロセスを開発するとき、そのプロセスで製造される配線の形状および素子の特性等は、評価チップを用いて評価される。評価チップには、配線の評価回路、素子の評価回路等が形成される。配線評価回路には、配線幅および配線間隔が異なる複数種の評価用配線が形成される。そして、各評価用配線に発生する不良(断線およびショート等)を評価することで、最適な製造プロセス条件およびプロセスマージンが求められる。すなわち、半導体製造プロセスが開発される。
例えば、特許文献1には、評価用配線の入力側に書き込み回路を形成し、評価用配線の出力側にラッチ回路を介して読み出し回路を形成した配線評価回路が提案されている。この配線評価回路では、書き込み回路から評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を与え、ラッチ回路に保持された論理レベルを読み出し回路で読み出し、読み出した値を期待値と比較することで、各評価用配線の不良を検出する。
特開平9−306965号公報
しかしながら、読み出し回路から読み出した論理レベルが、書き込み回路に与えた論理レベルと異なる場合(例えば、評価用配線に”論理0”が書き込まれ、”論理1”が読み出された場合)、評価チップ上で不良が発生していることは分かるが、評価用配線が断線しているのかショートしているのかは判別できない。これは、ラッチ回路は、評価用配線が断線している場合にも、”論理0”または”論理1”のいずれかを保持するためである。
さらに、読み出し回路から読み出した論理レベルが、期待値と異なる場合に、評価用配線に不良があるのか、評価用配線に隣接する周辺回路に不良があるのかを判別できない。
近時、半導体チップは、高い機能を実現するために集積度が高くなってきており、配線パターンの密度は、高くなってきている。このため、配線に起因して発生する不良を短時間で解析することは、困難になってきている。換言すれば、新しい半導体製造プロセスを迅速に開発するために、配線に起因して発生する不良を容易に解析することが望まれている。
本発明の目的は、配線に起因して発生する不良を容易に判別し、半導体製造プロセスの開発期間を短縮することにある。
本発明の別の目的は、評価用配線に発生する不良と、評価用配線以外で発生する不良とを容易に判別し、半導体製造プロセスの開発期間を短縮することにある。
請求項1の半導体集積回路では、入力回路は、評価用配線の一端に接続され、この一端に所定の論理レベルを書き込む。ラッチ回路は、評価用配線の他端に接続され、この他端
の論理レベルをラッチする。第1スイッチ回路は、入力回路の出力をラッチ回路の入力に接続する。第2スイッチ回路は、入力回路の出力を評価用配線の一端に接続する。第3スイッチ回路は、評価用配線の他端をラッチ回路の入力に接続する。出力回路は、ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出す。
の論理レベルをラッチする。第1スイッチ回路は、入力回路の出力をラッチ回路の入力に接続する。第2スイッチ回路は、入力回路の出力を評価用配線の一端に接続する。第3スイッチ回路は、評価用配線の他端をラッチ回路の入力に接続する。出力回路は、ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出す。
例えば、第1スイッチ回路をオンし、第2および第3スイッチ回路をオフすることで、評価用配線は、入力回路およびラッチ回路との接続が解除される。入力回路の出力は、ラッチ回路の入力に直接接続される。この状態で、入力回路から所定の論理レベル(期待値)を書き込み、ラッチ回路にラッチされた論理レベルを出力回路を介して読み出すことで、評価用配線以外の回路(例えば、入力回路またはラッチ回路)の不良を検出できる。評価用配線の不良と、それ以外の不良との判別を容易にできるため、半導体製造プロセスの開発期間を短縮できる。
請求項2の半導体集積回路では、スイッチ制御回路は、第1、第2および第3スイッチ回路のオン/オフを制御する第1スイッチ制御信号、第2スイッチ制御信号および第2スイッチ制御信号を出力する。このため、スイッチ制御回路により、第1〜第3スイッチ回路を所望の状態(オンまたはオフ)に設定できる。
請求項3の半導体集積回路および請求項8の半導体集積回路の配線評価方法では、スイッチ制御回路は、評価用配線を除く回路の不良を検出するためのバイパスモード中に、第1スイッチ回路をオンし、第2および第3スイッチ回路をオフする。そして、入力回路から所定の論理レベル(期待値)がラッチ回路に直接書き込まれる。出力回路により読み出された論理レベルが、期待値と異なるときに、評価用配線を除く回路に不良が存在すると判定される。出力回路により読み出された論理レベルが、期待値と同じときに、評価用配線を除く回路に不良が存在しないと判定される。このように、第1〜第3スイッチ回路の状態をバイパスモード用に設定することで、評価用配線の不良と、それ以外の不良とを容易に判別できる。
請求項4の半導体集積回路および請求項9の半導体集積回路の配線評価方法では、スイッチ制御回路は、評価用配線の不良を検出するための配線評価モード中に、第1スイッチ回路をオフし、第2および第3スイッチ回路をオンする。この後、入力回路により所定の論理レベル(期待値)が評価用配線に書き込まれる。ラッチ回路は、評価用配線を介して入力回路から出力された論理レベルをラッチする。出力回路により読み出された論理レベルが、期待値と異なるときに、評価用配線に断線不良またはショート不良が存在すると判定される。出力回路により読み出された論理レベルが、期待値と同じときに、評価用配線に不良が存在しないと判定される。このように、第1〜第3スイッチ回路の状態を配線評価モード用に設定することで、評価用配線に不良が存在するか否かを容易に判別できる。特に、バイパスモードの評価により評価用配線以外に不良が存在しないことが確認された後に、配線評価モードによる評価を実施することで、評価用配線の不良を確実に検出できる。この結果、半導体製造プロセスの開発期間を短縮できる。
請求項5の半導体集積回路および請求項10の半導体集積回路の配線評価方法では、第3スイッチは、論理レベルを双方向に伝達可能な双方向スイッチである。評価用配線に存在する不良が断線不良またはショート不良のいずれかであるかを判別するための断線/ショートモード中に、まず、スイッチ制御回路は、第1および第3スイッチ回路をオンし、第2スイッチ回路をオンまたはオフする。この後、入力回路により所定の論理レベル(期待値)が評価用配線に書き込まれる。評価用配線が断線している場合にも、所定の論理レベルは、第1および第3スイッチを介して評価用配線の他端に書き込まれる。次に、スイッチ制御回路は、第1スイッチ回路をオフし、第2および第3スイッチ回路をオンする。この後、ラッチ回路にラッチされた論理レベルが出力回路により読み出される。読み出さ
れた論理レベルが、期待値と異なるときに、評価用配線にショート不良が存在すると判定される。読み出された論理レベルが、期待値と同じときに、評価用配線に断線不良が存在すると判定される。
れた論理レベルが、期待値と異なるときに、評価用配線にショート不良が存在すると判定される。読み出された論理レベルが、期待値と同じときに、評価用配線に断線不良が存在すると判定される。
このように、第1〜第3スイッチ回路の状態を断線/ショートモード用に設定することで、評価用配線の不良が、断線不良なのかショート不良なのかを容易に判別できる。特に、バイパスモードおよび配線評価モードの評価により評価用配線のみに不良が存在することが確認された後に、断線/ショートモードによる評価を実施することで、評価用配線の断線不良およびショート不良を確実に検出できる。
請求項6の半導体集積回路では、評価用配線は、複数の配線層を用いてそれぞれ形成された配線片と、異なる配線層の配線片を互いに接続するビアとにより構成されている。このため、配線片の不良だけでなく、ビアの不良も検出できる。
請求項7の半導体集積回路では、入力回路およびラッチ回路は、第1および第2NANDゲートを有するモニタ回路として構成されている。第1NANDゲートは、一方の入力で書き込みデータと同論理の信号を受け、他方の入力で第2NANDゲートの出力を受け、出力が前記第1および第2スイッチ回路に接続されている。第2NANDゲートは、一方の入力で書き込みデータと逆論理の信号を受け、他方の入力が第1および第3スイッチに接続され、出力が前記出力回路に接続されている。
例えば、入力回路に”論理1”が書き込まれるとき、第1NANDゲートは、一方の入力で”論理1’を受ける。第2NANDゲートは、一方のゲートで”論理0”を受け、”論理1”を出力する。このため、第1NANDゲートは、評価用配線に”論理0”を出力する。この後、第1および第2NANDゲートの一方の入力が、”論理1”にそれぞれ設定されることで、書き込まれた”論理1”は、第1および第2NANDゲートにより保持され、第1NANDゲートは、”論理0”を出力し続ける。
評価用配線に不良がない場合、第2NANDゲートの他方の入力は、”論理0”を受けるため、第2NANDゲートは、”論理1”を出力し続ける。一方、評価用配線に例えば、”論理1”ショート不良が存在する場合、第2NANDゲートの両入力は、”論理1”を受け、第2NANDゲートは、出力レベルを”論理1”から”論理0”に変化させる。このように、書き込んだ”論理1(期待値)”に対して逆の論理レベルが読み出されたときに、不良が検出される。入力回路およびラッチ回路を第1および第2NANDゲートにより構成することで、簡易な回路により評価用配線の不良を確実に検出できる。
本発明の半導体集積回路および半導体集積回路の配線評価方法では、配線に起因して発生する不良を容易に判別できる。また、評価用配線に発生する不良と、評価用配線以外で発生する不良とを容易に判別できる。この結果、半導体製造プロセスの開発期間を短縮できる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図中、太線で示した信号線は、複数本で構成されている。太線が接続されているブロックの一部は、複数の回路で構成されている。信号が伝達される信号線には、信号名と同じ符号を使用する。以降の説明では、「ライトイネーブル信号WE」を「WE信号」というように、信号名を略して表す場合がある。
図1は、本発明の半導体集積回路の第1の実施形態を示している。この半導体集積回路
は、シリコン基板上にCMOSプロセスを使用して、半導体製造プロセスを評価するための評価チップCHIPとして形成されている。評価チップCHIPには、チップ上に形成される配線の形状を評価するための配線評価回路10と、トランジスタ、抵抗等の素子の特性を評価するための素子評価回路等(図示せず)とが配置されている。素子評価回路により、単体の素子の電気的特性(DC特性)および複数の素子で構成される回路の動作特性(AC特性)が評価される。配線評価回路10により、配線が断線するプロセス条件およびショートするプロセス条件が評価される。換言すれば、配線を断線およびショートさせないためのプロセス条件およびプロセスマージンが評価される。
は、シリコン基板上にCMOSプロセスを使用して、半導体製造プロセスを評価するための評価チップCHIPとして形成されている。評価チップCHIPには、チップ上に形成される配線の形状を評価するための配線評価回路10と、トランジスタ、抵抗等の素子の特性を評価するための素子評価回路等(図示せず)とが配置されている。素子評価回路により、単体の素子の電気的特性(DC特性)および複数の素子で構成される回路の動作特性(AC特性)が評価される。配線評価回路10により、配線が断線するプロセス条件およびショートするプロセス条件が評価される。換言すれば、配線を断線およびショートさせないためのプロセス条件およびプロセスマージンが評価される。
評価チップCHIP上には、複数の配線評価回路10の他に、配線評価回路10に共通のデコーダ12、スイッチ制御回路14および外部端子である複数のパッド16とが形成されている。各配線評価回路10は、評価用配線18および制御回路20を有している。配線評価回路10の一部は、評価用配線18を評価チップCHIPの縦方向に延在させて形成され、配線評価回路10の別の一部は、評価用配線18を評価チップCHIPの横方向に延在させて形成されている。各評価用配線18は、両端が制御回路20に接続されており、少なくとも一つの折り返し部18aを有している。
評価用配線18に隣接する破線は、電源線VDD(またはVSS)を示している。評価用配線18および電源線VDD(またはVSS)は、所定の配線間隔で互いに平行に配線されている。配線間隔は、配線評価回路10毎に設定されている。評価用配線18の配線幅も、配線評価回路10毎に所定の値に設定されている。このように、配線評価回路10は、複数種の評価用配線18(配線幅および配線間隔が互いに異なる)のいずれかを有している。説明を簡単にするため、図では評価用配線18および電源線VDD(またはVSS)の配線幅および配線間隔の違いは示していない。図1に示した評価用配線18の形状(U形状および蛇行形状)は、一例であり、図示した以外の形状も存在する。
図中、評価用配線18上に示した矩形は、複数の配線層を用いてそれぞれ形成される配線片を互いに接続するためのビアVIAを示している。すなわち、ビアVIAを有する評価用配線18は、複数の配線層を用いて形成されている。ビアVIAを有しない評価用配線18は、複数の配線層のいずれか一つを用いて形成されている。
デコーダ12は、評価チップCHIPの外部から供給されるアドレス信号ADをデコードし、配線評価回路10にそれぞれ対応するデコード信号DEC(DEC0−DECn)のいずれかを”論理1”に活性化する。
スイッチ制御回路14は、後述する図5に示す評価モードに対応して評価チップCHIPの外部から供給されるモード信号MODE1、MODE0を受け、第1〜第3スイッチ制御信号S1ON、S2ON、S3ONをそれぞれ所定の論理レベルに設定する。後述する図3に示す制御回路20の第1〜第3スイッチ回路SW1、SW2、SW3は、スイッチ制御信号S1ON、S2ON、S3ONが”論理1(高レベル)”のときそれぞれオンし、”論理0(低レベル)”のときそれぞれオフする。
制御回路20は、評価用配線18の一端に所定の論理レベルを与え、評価用配線18の他端の論理レベルを検出する機能を有している。この実施形態では、活性化されたデコード信号DEC(DEC0-DECnのいずれか)に対応する制御回路20のみが活性化され動作する。活性化された制御回路20は、ライトイネーブル信号WEに応じて、データ入力信号DIN(評価用配線18に与える論理レベル)を受信し、アウトプットイネーブル信号OEに応じてデータ出力信号DOUT(検出した評価用配線18の論理レベル)を出力する。
評価用配線18の評価は、動作する制御回路20をアドレス信号ADにより順次切り替えながら、評価用配線18毎に行われる。ライトイネーブル信号WE、データ入力信号DIN、アウトプットイネーブル信号OEおよびデータ出力信号DOUTの信号線は、配線評価回路10に共通に配線されている。
図2は、ビアVIAを有する評価用配線18の一例を示している。評価用配線18は、シリコン基板上の第1金属配線層M1〜第4金属配線層M4を用いてそれぞれ形成された配線片と、隣接する配線層(例えば、M1とM2)の配線片を互いに接続するビアVIAとで構成されている。ビアVIAの形成間隔は、配線評価回路10毎に所定の値に設定されている。
図3は、図1に示した制御回路20の詳細を示している。制御回路20は、入力制御回路22、モニタ回路24、スイッチ回路SW1、SW2、SW3および出力制御回路26を有している。
入力制御回路22は、三つのAND回路および二つのNANDゲートを有している。AND回路は、対応するデコード信号DECの活性化中に、WE信号、OE信号およびDIN信号を、内部ライトイネーブル信号WE1、内部アウトプットイネーブル信号OE1および内部データ入力信号DIN1としてそれぞれ出力する。NANDゲートは、WE1信号の非活性化中(論理0)に高レベル(論理1)をノードND1、ND2にそれぞれ与える。また、NANDゲートは、WE1信号の活性化中(論理1)に、DIN1信号と同じ論理の信号をノードND1に与え、DIN1信号と逆の論理の信号をノードND2にそれぞれ与える。
モニタ回路24は、第1NANDゲート24aおよび第2NANDゲート24bの入力と出力とを互いに接続して構成されている。但し、第1NANDゲート24aの出力(ノード/OUT)は、スイッチ回路SW1を介して、またはスイッチ回路SW2、評価用配線18、スイッチ回路SW3を介して、第2NANDゲート24bの入力(ノード/OUT1)に接続されている。第1NANDゲート24aおよび第2NANDゲート24bは、評価用配線18の一端W1に所定の論理レベルを書き込む入力回路および評価用配線18の他端W2の論理レベルをラッチするラッチ回路として動作する。
スイッチ回路SW1、SW2、SW3は、CMOS伝達ゲートと、この伝達ゲートのpMOSトランジスタのゲートに接続されたインバータとでそれぞれ構成されている。スイッチ回路SW1の伝達ゲートは、スイッチ制御信号S1ONが”論理1”のときオンし、ノード/OUTをノード/OUT1に接続する。スイッチ回路SW2の伝達ゲートは、スイッチ制御信号S2ONが”論理1”のときオンし、ノード/OUTを評価用配線18の一端W1に接続する。スイッチ回路SW3の伝達ゲートは、スイッチ制御信号S3ONが”論理1”のときオンし、評価用配線18の他端W2をノード/OUT1に接続する。
出力制御回路26は、CMOS伝達ゲートと、この伝達ゲートのpMOSトランジスタのゲートに接続されたインバータとで構成されている。出力制御回路26は、OE1信号が”論理1”のときにオンし、モニタ回路24の出力ノードOUTをDOUT信号の信号線に接続する。すなわち、モニタ回路24に保持されているデータは、出力制御回路26のオン動作によりDOUT信号として出力される。
図4は、図3に示したモニタ回路24の基本的な動作を示している。ここでは、図3に示したノード/OUTとノード/OUT1とが互いに接続されている場合、すなわち、配線評価回路10に不良が存在しない場合について説明する。モニタ回路24は、”スタンバイ”、”論理0書き込み”および”論理1書き込み”の三つの動作状態が存在する。
”スタンバイ”は、WE1信号が”論理0”のときの状態である。モニタ回路24は、”スタンバイ”中、DIN1信号の論理レベルに関わりなく以前の状態を保持する。”論理0書き込み”は、WE1信号が”論理1”でDIN1信号が”論理0”のときの状態である。モニタ回路24は、この状態中、ノード/OUTに”論理1”を出力し、ノードOUTに”論理0”を出力する。すなわち、”論理0”がモニタ回路24に書き込まれる。”論理1書き込み”は、WE1信号が”論理1”でDIN1信号が”論理1”のときの状態である。モニタ回路24は、この状態中、ノード/OUTに”論理0”を出力し、ノードOUTに”論理1”を出力する。すなわち、”論理1”がモニタ回路24に書き込まれる。
評価用配線18の評価では、図3に示したスイッチ回路SW1、SW2、SW3をオンまたはオフして、モニタ回路24を”論理0書き込み状態”または”論理1書き込み状態”から”スタンバイ状態”に遷移させる。そして、図3の出力制御回路26を介して読み出させるモニタ回路24に保持されている論理レベルを期待値と比較することで、評価用配線18等の不良が検出される。
図5は、第1の実施形態における配線評価回路10の動作を示している。本発明では、配線評価回路10を用いて、バイパスモード、配線評価モードおよび断線・ショートモードの3種類の評価が実施される。これ等モードは、外部端子を介して供給されるモード信号MODE1、0の論理レベルにより切り替えられる。バイパスモードでは、評価用配線18を除く回路(周辺回路)の不良が検出される。配線評価モードでは、評価用配線18の不良が検出される。断線・ショートモードでは、評価用配線18の不良が、断線またはショートであることが判別される。バイパスモード、配線評価モードおよび断線・ショートモードの評価は、この順序で実施される。
配線の評価は、評価チップCHIPをLSIテスタ等に接続し、LSIテスタにより評価用チップCHIPを動作させることで実施される。すなわち、評価用配線18は、LSIテスタが評価プログラムを実行することで評価される。
スイッチ制御回路14がLSIテスタからモード信号MODE1、0=(0、0)を受けている間、評価モードは、バイパスモードに設定される。スイッチ制御回路14は、モード信号MODE1、0に応じてスイッチ回路SW1、SW2、SW3を、それぞれオン、オフ、オフ(ON、OFF、OFF)に設定する。スイッチ回路SW1のオンおよびスイッチ回路SW2、SW3のオフにより、モニタ回路24のノード/OUTは、評価用配線18を経由することなく、ノード/OUT1に直接接続される。すなわち、評価用配線18は、フローティング状態になる。この状態で、図4に示した”論理0書き込み”および”論理1書き込み”が順次実施される。各書き込み後に、書き込んだ論理レベルと同じ論理レベルが全て読み出されたとき、評価用配線18に隣接する周辺回路(例えば、モニタ回路24またはスイッチ回路SW1〜SW3)に不良はないと判定される。書き込んだ論理レベルと異なる論理レベルが一つでも読み出されたとき、評価用配線18に隣接する周辺回路に不良が存在すると判定される。このように、配線評価回路10では、従来検出できなかった周辺回路の不良を検出できる。
スイッチ制御回路14がLSIテスタからモード信号MODE1、0=(0、1)を受けている間、評価モードは、配線評価モードに設定される。スイッチ制御回路14は、モード信号MODE1、0に応じてスイッチ回路SW1、SW2、SW3を、それぞれオフ、オン、オンに設定する。スイッチ回路SW1のオフおよびスイッチ回路SW2、SW3のオンにより、モニタ回路24のノード/OUTは、評価用配線18を経由してノード/OUT1に接続される。この状態で、”論理0書き込み”および”論理1書き込み”が順
次実施される。各書き込み後に、書き込んだ論理レベルと同じ論理レベルが全て読み出されたとき、評価用配線18に不良はないと判定される。書き込んだ論理レベルと異なる論理レベルが一つでも読み出されたとき、評価用配線18に不良が存在すると判定される。しかし、この時点では、評価用配線18が断線しているのか、他の配線とショートしているのか不明である。不良の原因が断線なのかショートなのかを判定するために、断線・ショートモードが実施される。
次実施される。各書き込み後に、書き込んだ論理レベルと同じ論理レベルが全て読み出されたとき、評価用配線18に不良はないと判定される。書き込んだ論理レベルと異なる論理レベルが一つでも読み出されたとき、評価用配線18に不良が存在すると判定される。しかし、この時点では、評価用配線18が断線しているのか、他の配線とショートしているのか不明である。不良の原因が断線なのかショートなのかを判定するために、断線・ショートモードが実施される。
なお、評価用配線18が高抵抗成分を介して電源線等にショートしているとき(弱いショート)、モニタ回路24の駆動能力が高いと不良が検出できない場合がある。この種の不良を検出するために、読み出し動作の所定時間前に、スイッチ回路SW2をオフしてもよい。この際、所定時間を変化させて評価することで、不良モードの推定が容易になる。この時点では、評価用配線18が断線しているのか、他の配線とショートしているのか不明である。不良の原因が断線なのかショートなのかを判定するために、断線・ショートモードが実施される。
スイッチ制御回路14がLSIテスタからモード信号MODE1、0=(1、0)または(1、1)を受けている間、評価モードは、断線・ショートモードに設定される。まず、スイッチ制御回路14は、モード信号MODE1、0=(1、0)を受け、スイッチ回路SW1、SW3を、ともにオンに設定し、スイッチ回路SW2を、オンまたはオフにする。スイッチ回路SW1、SW3のオンにより、モニタ回路24のノード/OUTは、スイッチ回路SW1、ノード/OUT1およびスイッチ回路SW3を介して評価用配線18の他端W2に接続される。この状態で、”論理0書き込み”または”論理1書き込み”が実施される。評価用配線18は、”論理0書き込み”または”論理1書き込み”により、書き込む論理レベルと逆の論理レベルに対応する電圧に充電される。
評価用配線18の充電後に、スイッチ制御回路14は、モード信号MODE1、0=(1、1)を受け、スイッチ回路SW1、SW2、SW3を、それぞれオフ、オン、オンに設定する。この後、読み出し制御回路26がONし、モニタ回路24に保持されているデータが読み出される。評価用配線18が断線している場合、スイッチ回路SW2を介して供給されるモニタ回路24の出力レベルは、評価用配線18の他端W2まで伝わらず、評価用配線18の他端W2側は、フローティング状態になる。このため、モニタ回路24は、書き込まれた論理レベルを保持する。換言すれば、”論理0書き込み”および”論理1書き込み”後の読み出し動作において、書き込んだ論理レベルと同じ論理レベルが全て読み出されたとき、評価用配線18に断線が存在すると判定される。
評価用配線18が隣接する電源線(VDDまたはVSS)または回路とショートしている場合、評価用配線18の電圧レベルは、モニタ回路24の出力レベルに拘わらず、ショート先の電圧に依存して変化する。例えば、モニタ回路24に”論理1”が書き込まれ、モニタ回路24が出力ノード/OUTに”論理0”を出力する場合でも、評価用配線18が電源線VDDにショートしていれば、ノード/OUT1は、”論理1”になる。モニタ回路24は、”論理1”から”論理0”に反転する。モニタ回路24に”論理0”が書き込まれ、モニタ回路24が出力ノード/OUTに”論理1”を出力する場合でも、評価用配線18が接地線VSSにショートしていれば、ノード/OUT1は、”論理0”になり、モニタ回路24は”論理0”から”論理1”に反転する。なお、上述した配線評価モードと同様に、読み出し動作の所定時間前に、スイッチ回路SW2をオフすることで、抵抗性のショート(弱いショート)を検出できる。
このように、書き込んだ論理レベルと異なる論理レベルが一つでも読み出されるとき、評価用配線18は、隣接する配線または隣接する周辺の回路とショートしていると判定される。より詳細には、書き込んだ論理レベルに拘わらず、常に”論理0”が読み出される
とき、評価用配線18は、電源線VDD等とショートしていると判定される。書き込んだ論理レベルに拘わらず、常に”論理1”が読み出されるとき、評価用配線18は、電源線VSS(接地線)等とショートしていると判定される。
とき、評価用配線18は、電源線VDD等とショートしていると判定される。書き込んだ論理レベルに拘わらず、常に”論理1”が読み出されるとき、評価用配線18は、電源線VSS(接地線)等とショートしていると判定される。
図6は、本発明の配線評価回路を使用して評価チップを評価する手順を示している。このフローは、評価チップが接続されるLSIテスタが実行する。ステップS100−S108は、バイパスモードでの評価を示している。ステップS200−S208は、配線評価モードでの評価を示している。ステップS300−316は、断線/ショートモードでの評価を示している。
まず、ステップS100において、スイッチ回路SW1、SW2、SW3が図5に示したバイパスモード用の状態に設定される。ステップS102において、”論理1書き込み動作”が実行される。ステップS104において、期待値である”論理1”が読み出される場合、バイパスモードでの”論理1”不良はないと判定され、処理はステップS106に移行する。期待値である”論理1”が読み出されない場合(”論理0”が読み出される場合)、評価用配線18以外に不良があると判定され、すなわち、評価用配線18に隣接する周辺回路に不良があると判定され、評価は終了する。
ステップS106において、”論理0書き込み動作”が実行される。ステップS108において、期待値である”論理0”が読み出される場合、バイパスモードでの”論理0”不良はないと判定され、処理は、配線評価モードのステップS200に移行する。期待値である”論理0”が読み出されない場合(”論理1”が読み出される場合)、評価用配線18以外に不良があると判定され、評価は終了する。
次に、ステップS200において、スイッチ回路SW1、SW2、SW3が図5に示した配線評価モード用の状態に設定される。ステップS202において、”論理1書き込み動作”が実行される。ステップS204において、期待値である”論理1”が読み出される場合、処理はステップS206に移行する。期待値である”論理1”が読み出されない場合(”論理0”が読み出される場合)、評価用配線18に不良があると判定され、処理は、断線/ショートモードのステップS300に移行する。
ステップS206において、”論理0書き込み動作”が実行される。ステップS208において、期待値である”論理0”が読み出される場合、評価チップCHIPに不良がないと判定され、評価は終了する。期待値である”論理0”が読み出されない場合(”論理1”が読み出される場合)、評価用配線18に不良があると判定され、処理は、断線/ショートモードのステップS300に移行する。
次に、ステップS300において、スイッチ回路SW1、SW2、SW3が図5に示した断線/ショートモード用の書き込み状態に設定される。ステップS302において、”論理1書き込み動作”が実行される。ステップS300において、スイッチ回路SW1、SW2、SW3が図5に示した断線/ショートモード用の読み出し状態に設定される。ステップS304において、期待値である”論理1”が読み出される場合、処理はステップS306に移行する。期待値である”論理1”が読み出されない場合(”論理0”が読み出される場合)、評価用配線18に”論理1”のショート不良があると判定され、処理は終了する。
次に、ステップS308において、スイッチ回路SW1、SW2、SW3が図5に示した断線/ショートモード用の書き込み状態に設定される。ステップS310において、”論理0書き込み動作”が実行される。ステップS312において、スイッチ回路SW1、SW2、SW3が図5に示した断線/ショートモード用の読み出し状態に設定される。ス
テップS314において、期待値である”論理0”が読み出される場合、評価用配線18に断線不良があると判定され、処理は終了する。期待値である”論理0”が読み出されない場合(”論理1”が読み出される場合)、評価用配線18に”論理0”のショート不良があると判定され、処理は終了する。
テップS314において、期待値である”論理0”が読み出される場合、評価用配線18に断線不良があると判定され、処理は終了する。期待値である”論理0”が読み出されない場合(”論理1”が読み出される場合)、評価用配線18に”論理0”のショート不良があると判定され、処理は終了する。
以上、本実施形態では、第1〜第3スイッチ回路SW1〜SW3は、モニタ回路24の出力ノード/OUTと入力ノード/OUT1との間、モニタ回路24の出力ノード/OUTと評価用配線18の一端W1との間、および評価用配線18の他端W2とモニタ回路24の入力ノード/OUT1との間にそれぞれ形成される。このため、第1〜第3スイッチ回路SW1〜SW3を所定の状態に設定することで、例えば、評価用配線18をモニタ回路24から切り離すことができる(バイパスモード)。したがって、評価用配線の不良と、評価用配線以外の回路の不良を容易に判別できる。また、評価用配線に不良が存在するか否かを容易に判別できる(配線評価モード)。さらに、評価用配線の不良が、断線不良またはショート不良のいずれかであるかを容易かつ確実に判別できる(断線/ショートモード)。この結果、半導体製造プロセスの開発期間を短縮できる。
LSIテスタから供給されるモード信号MODE1、0に応じてスイッチ制御回路14を動作させることで、第1〜第3スイッチ回路SW1〜SW3を所望の状態(オンまたはオフ)に設定できる。
評価用配線18を、複数の金属配線層M1〜M4を用いてそれぞれ形成された配線片と、これ等配線片を互いに接続するビアVIAとにより構成することで、配線片の不良だけでなく、ビアVIAの不良も検出できる。
評価用配線18の一端W1に所定の論理レベルを書き込む入力回路と、評価用配線18の他端W2の論理レベルをラッチするラッチ回路とは、第1および第2NANDゲート24a、24bからなるモニタ回路24として構成される。このため、一つのモニタ回路24で入力回路とラッチ回路の機能を兼用でき、簡易な回路により評価用配線18の不良を確実に検出できる。
評価用配線18に沿って電源線VDD(またはVSS)を配線することで、ショート不良が発生する場合に、評価用配線18の電圧レベルを電源の電圧レベルにできる。この結果、評価用配線18に”論理1”および”論理0”を順次書き込むだけで、ショート不良を容易に検出できる。
図7は、本発明の半導体集積回路の第2の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態の評価チップCHIPは、第1の実施形態の配線評価回路10およびスイッチ制御回路18の代わりに配線評価回路10Aおよびスイッチ制御回路18Aを有している。各配線評価回路10Aは、制御回路12および評価用配線18を有している。評価用配線18の配線幅および配線間隔は、配線評価回路10A毎に設定されている。スイッチ制御回路18Aは、モード信号MODE1、MODE0に応じて、四つのスイッチ制御信号S1ON、S2ON、S3ON、S4ONを所定の論理レベルに設定する。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。
図8は、図7に示した制御回路20Aの要部の詳細を示している。制御回路20Aは、図3に示した入力制御回路22、モニタ回路24および出力制御回路26以外に、スイッチ回路SW1、SW2、SW3、SW4を有している。
スイッチ回路SW1は、第1の実施形態のスイッチ回路SW1と同じである。スイッチ回路SW2、SW3は、縦続接続されたインバータおよびゲーテットバッファと、ゲーテットバッファのpMOSトランジスタのゲートに接続されたインバータとでそれぞれ構成されている。スイッチ回路SW2のゲーテットバッファは、スイッチ制御信号S2ONが”論理1”のときオンし、ノード/OUTの論理レベルを評価用配線18の一端W1に伝達する。スイッチ回路SW3のゲーテットバッファは、スイッチ制御信号S3ONが”論理1”のときオンし、評価用配線18の他端W2の論理レベルをノード/OUT1に伝達する。
スイッチ回路SW4は、CMOS伝達ゲートと、この伝達ゲートのpMOSトランジスタのゲートに接続されたインバータとで構成されている。スイッチ回路SW4の伝達ゲートは、スイッチ制御信号S4ONが”論理1”のときオンし、ノード/OUTを評価用配線18の他端W2に接続する。スイッチ回路SW4は、図9に示す断線/ショートモードの評価において、ノード/OUT1の信号(論理レベル)を評価用配線18の他端W2に伝達するために形成されている。これは、ノード/OUT1の信号(論理レベル)が、スイッチ回路SW3を介して評価用配線18の他端W2に伝達できないことを補うためである。
図9は、第2の実施形態における配線評価回路10Aの動作を示している。この実施形態においても、バイパスモード、配線評価モードおよび断線・ショートモードの3種類の評価が実施される。第1の実施形態(図5)と同じ動作については、詳細な説明を省略する。
スイッチ回路SW2の動作は、第1の実施形態と同じである。バイパスモード中および配線評価モード中および断線/ショートモードの読み出し動作中のスイッチ回路SW1、SW3の動作は、第1の実施形態と同じである。スイッチ回路SW4は、バイパスモード中および配線評価モード中にオフされる。バイパスモードおよび配線評価モードにおける制御回路20Aの動作は、第1の実施形態とほぼ同じである。
スイッチ回路SW1、SW3は、断線/ショートモードの書き込み動作中にオンまたはオフされる。スイッチ回路SW4は、断線/ショートモードの書き込み動作中にオンされ、断線/ショートモードの読み出し動作中にオフされる。スイッチ回路SW4のオンにより、スイッチ回路SW3をゲーテットバッファで構成する場合にも、モニタ回路24の出力ノード/OUTを、評価用配線18の他端W2に接続できる。
この実施形態においても、上述した第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図10は、本発明の半導体集積回路の第3の実施形態における制御回路20Bの要部の詳細を示している。第1および第2の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態では、制御回路20Bのスイッチ回路SW4を介して評価用配線18の他端W2に供給される論理信号が第2の実施形態と相違する。すなわち、スイッチ回路SW4の入力は、ノード/OUTでなく、ノードIN1に接続されている。
ノードIN1は、例えば、外部端子に直接接続されている。ノードIN1の電圧は、評価チップに接続されるLSIテスタから直接設定される。その他の構成は、第2の実施形態と同じである。外部端子に接続されたノードIN1を形成することで、断線・ショートモードの書き込み動作において、ノードIN1に所望の電圧を与えることができる。この
結果、断線・ショートモードの評価を、より詳細に実施できる。
結果、断線・ショートモードの評価を、より詳細に実施できる。
この実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図11は、本発明の半導体集積回路の第4の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、これ等については、詳細な説明を省略する。
この実施形態の評価チップCHIPは、スイッチ制御信号S1ON、S2ON、S3ONを直接受ける外部端子を有している。このため、第1の実施形態のモード端子MODE0、MODE1およびスイッチ制御回路14は、形成されていない。その他の構成は、第1の実施形態と同じである。制御回路20のスイッチ回路SW1、SW2、SW3は、外部端子を介して供給されるスイッチ制御信号S1ON、S2ON、S3ONに応じてオンまたはオフする。スイッチ制御信号S1ON、S2ON、S3ONは、評価チップCHIPに接続されるLSIテスタ等から供給される。そして、第1の実施形態と同様に、上述した図6に示した評価が実施される。
この実施形態においても、上述した第1および第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した第1〜第4の実施形態では、配線評価回路を、半導体製造プロセスを評価するための評価チップCHIP内に形成した例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、配線評価回路を、半導体ウエハ上に形成される複数の製品チップの接続部分に形成されるスクライブ領域に形成してもよい。すなわち、配線評価回路をスクライブTEG(Test Element Group)内に形成してもよい。この場合、製品チップの量産中にも、プロセス条件の変動を確認できる。
上述した第1〜第4の実施形態では、評価用配線18を、第1〜第4金属配線層M1〜M4の少なくともいずれかを用いて形成された金属配線により構成し、金属配線の断線およびショートを評価する例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、評価用配線を、ポリシリコン層を用いて形成されたポリシリコン配線により構成し、ポリシリコン配線の金属配線の断線およびショートを評価してもよい。
上述した第1〜第4の実施形態では、デコード信号DECにより制御回路20のいずれかを順次選択し、対応する評価用配線18を順次評価する例について述べた。本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。例えば、ライトイネーブル信号およびアウトプットイネーブル信号等の制御信号のパッド16および信号線を制御回路20に対応してそれぞれ形成し、複数の制御回路20を同時に動作させてもよい。この場合、評価時間を短縮できる。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1)
評価用配線と、
前記評価用配線の一端に接続され、前記一端に所定の論理レベルを書き込む入力回路と、
前記評価用配線の他端に接続され、前記他端の論理レベルをラッチするラッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記ラッチ回路の入力に接続する第1スイッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記評価用配線の前記一端に接続する第2スイッチ回路と、
前記評価用配線の前記他端を前記ラッチ回路の入力に接続する第3スイッチ回路と、
前記ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出す出力回路とを備えていること特徴とする半導体集積回路。
(付記2)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1、第2および第3スイッチ回路のオン/オフを制御する第1スイッチ制御信号、第2スイッチ制御信号および第2スイッチ制御信号を出力するスイッチ制御回路を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記3)
付記2記載の半導体集積回路において、
前記スイッチ制御回路は、前記評価用配線を除く回路の不良を検出するためのバイパスモード中に、前記第1スイッチ回路をオンし、前記第2および第3スイッチ回路をオフすることを特徴とする半導体集積回路。
(付記4)
付記2記載の半導体集積回路において、
前記スイッチ制御回路は、前記評価用配線の不良を検出するための配線評価モード中に、前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンすることを特徴とする半導体集積回路。
(付記5)
付記2記載の半導体集積回路において、
前記第3スイッチ回路は、論理レベルを双方向に伝達可能な双方向スイッチであり、
前記スイッチ制御回路は、前記評価用配線に存在する不良が断線不良またはショート不良のいずれかであるかを判別するための断線/ショートモード中において、所定の論理レベルを前記入力回路により前記評価用配線に書き込む書き込み動作中に、前記第1および第3スイッチ回路をオンし、前記第2スイッチ回路をオンまたはオフし、前記ラッチ回路にラッチされた論理レベルを前記出力回路により読み出す読み出し動作中に、前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンすることを特徴とする半導体集積回路。
(付記6)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記評価用配線は、複数の配線層を用いてそれぞれ形成された配線片と、異なる配線層の配線片を互いに接続するビアとにより構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記7)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記評価用配線に沿って配線される電源線を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記8)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1〜第3スイッチ回路の少なくともいずれかは、入力および出力がソースおよびドレインにそれぞれ接続され、ゲート電圧に応じてオンまたはオフするMOSトランジスタにより構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記9)
付記8記載の半導体集積回路において、
前記第1〜第3スイッチ回路の少なくともいずれかは、CMOS伝達ゲートであることを特徴とする半導体集積回路。
(付記10)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1〜第3スイッチ回路の少なくともいずれかは、制御信号に応じてオンまたはオフするゲーテットバッファにより構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記11)
付記10記載の半導体集積回路において、
前記入力回路の出力を前記評価用配線の前記他端に接続する第4スイッチ回路を備え、
前記第3スイッチ回路は、ゲーテットバッファにより構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記12)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記入力回路および前記ラッチ回路は、第1および第2NANDゲートを有するモニタ回路として構成され、
前記第1NANDゲートは、一方の入力で書き込みデータと同論理の信号を受け、他方の入力で前記第2NANDゲートの出力を受け、出力が前記第1および第2スイッチ回路に接続され、
前記第2NANDゲートは、一方の入力で書き込みデータと逆論理の信号を受け、他方の入力が前記第1および第3スイッチに接続され、出力が前記出力回路に接続されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記13)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1、第2および第3スイッチ回路のオン/オフを制御する第1スイッチ制御信号、第2スイッチ制御信号および第2スイッチ制御信号をそれぞれ受ける外部端子を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記14)
評価用配線と、
前記評価用配線の一端に接続され、前記一端に所定の論理レベルを書き込む入力回路と、
前記評価用配線の他端に接続され、前記他端の論理レベルをラッチするラッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記ラッチ回路の入力に接続する第1スイッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記評価用配線の前記一端に接続する第2スイッチ回路と、
前記評価用配線の前記他端を前記ラッチ回路の入力に接続する第3スイッチ回路と、
前記ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出す出力回路とを備えている半導体集積回路の配線評価方法であって、
前記第1スイッチ回路をオンし、前記第2および第3スイッチ回路をオフし、
前記入力回路により前記評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を書き込み、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と異なるときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在すると判定し、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と同じときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
(付記15)
付記14記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
期待値として”論理1”および”論理0”を順次書き込んで評価を行い、
順次読み出された論理レベルのいずれかが前記期待値と異なるときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在すると判定し、
順次読み出された論理レベルがともに前記期待値と同じときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
(付記16)
付記14記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
前記評価用配線を除く回路または配線に不良が存在しないと判定した後に、
前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンし、
前記入力回路により前記評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を書き込み、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と異なるときに、前記評価用配線に断線不良またはショート不良が存在すると判定し、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と同じときに、前記評価用配線に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
(付記17)
付記16記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
期待値として”論理1”および”論理0”を順次書き込んで評価を行い、
順次読み出された論理レベルのいずれかが前記期待値と異なるときに、前記評価用配線に断線不良またはショート不良が存在すると判定し、
順次読み出された論理レベルがともに前記期待値と同じときに、前記評価用配線に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
(付記18)
付記16記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
前記評価用配線に断線不良またはショート不良が存在すると判定した後に、
前記第1および第3スイッチ回路をオンし、前記第2スイッチ回路をオンまたはオフし、
前記入力回路により、前記第1および第3スイッチを介して前記評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を書き込み、
前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンし、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と異なるときに、前記評価用配線にショート不良が存在すると判定し、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と同じときに、前記評価用配線に断線不良が存在すると判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。(付記19)
付記18記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
期待値として”論理1”および”論理0”を順次書き込んで評価を行い、
順次読み出された論理レベルのいずれかが前記期待値と異なるときに、前記評価用配線にショート不良が存在すると判定し、
順次読み出された論理レベルがともに前記期待値と同じときに、前記評価用配線に断線不良が存在すると判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
(付記1)
評価用配線と、
前記評価用配線の一端に接続され、前記一端に所定の論理レベルを書き込む入力回路と、
前記評価用配線の他端に接続され、前記他端の論理レベルをラッチするラッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記ラッチ回路の入力に接続する第1スイッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記評価用配線の前記一端に接続する第2スイッチ回路と、
前記評価用配線の前記他端を前記ラッチ回路の入力に接続する第3スイッチ回路と、
前記ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出す出力回路とを備えていること特徴とする半導体集積回路。
(付記2)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1、第2および第3スイッチ回路のオン/オフを制御する第1スイッチ制御信号、第2スイッチ制御信号および第2スイッチ制御信号を出力するスイッチ制御回路を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記3)
付記2記載の半導体集積回路において、
前記スイッチ制御回路は、前記評価用配線を除く回路の不良を検出するためのバイパスモード中に、前記第1スイッチ回路をオンし、前記第2および第3スイッチ回路をオフすることを特徴とする半導体集積回路。
(付記4)
付記2記載の半導体集積回路において、
前記スイッチ制御回路は、前記評価用配線の不良を検出するための配線評価モード中に、前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンすることを特徴とする半導体集積回路。
(付記5)
付記2記載の半導体集積回路において、
前記第3スイッチ回路は、論理レベルを双方向に伝達可能な双方向スイッチであり、
前記スイッチ制御回路は、前記評価用配線に存在する不良が断線不良またはショート不良のいずれかであるかを判別するための断線/ショートモード中において、所定の論理レベルを前記入力回路により前記評価用配線に書き込む書き込み動作中に、前記第1および第3スイッチ回路をオンし、前記第2スイッチ回路をオンまたはオフし、前記ラッチ回路にラッチされた論理レベルを前記出力回路により読み出す読み出し動作中に、前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンすることを特徴とする半導体集積回路。
(付記6)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記評価用配線は、複数の配線層を用いてそれぞれ形成された配線片と、異なる配線層の配線片を互いに接続するビアとにより構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記7)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記評価用配線に沿って配線される電源線を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記8)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1〜第3スイッチ回路の少なくともいずれかは、入力および出力がソースおよびドレインにそれぞれ接続され、ゲート電圧に応じてオンまたはオフするMOSトランジスタにより構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記9)
付記8記載の半導体集積回路において、
前記第1〜第3スイッチ回路の少なくともいずれかは、CMOS伝達ゲートであることを特徴とする半導体集積回路。
(付記10)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1〜第3スイッチ回路の少なくともいずれかは、制御信号に応じてオンまたはオフするゲーテットバッファにより構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記11)
付記10記載の半導体集積回路において、
前記入力回路の出力を前記評価用配線の前記他端に接続する第4スイッチ回路を備え、
前記第3スイッチ回路は、ゲーテットバッファにより構成されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記12)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記入力回路および前記ラッチ回路は、第1および第2NANDゲートを有するモニタ回路として構成され、
前記第1NANDゲートは、一方の入力で書き込みデータと同論理の信号を受け、他方の入力で前記第2NANDゲートの出力を受け、出力が前記第1および第2スイッチ回路に接続され、
前記第2NANDゲートは、一方の入力で書き込みデータと逆論理の信号を受け、他方の入力が前記第1および第3スイッチに接続され、出力が前記出力回路に接続されていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記13)
付記1記載の半導体集積回路において、
前記第1、第2および第3スイッチ回路のオン/オフを制御する第1スイッチ制御信号、第2スイッチ制御信号および第2スイッチ制御信号をそれぞれ受ける外部端子を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
(付記14)
評価用配線と、
前記評価用配線の一端に接続され、前記一端に所定の論理レベルを書き込む入力回路と、
前記評価用配線の他端に接続され、前記他端の論理レベルをラッチするラッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記ラッチ回路の入力に接続する第1スイッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記評価用配線の前記一端に接続する第2スイッチ回路と、
前記評価用配線の前記他端を前記ラッチ回路の入力に接続する第3スイッチ回路と、
前記ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出す出力回路とを備えている半導体集積回路の配線評価方法であって、
前記第1スイッチ回路をオンし、前記第2および第3スイッチ回路をオフし、
前記入力回路により前記評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を書き込み、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と異なるときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在すると判定し、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と同じときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
(付記15)
付記14記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
期待値として”論理1”および”論理0”を順次書き込んで評価を行い、
順次読み出された論理レベルのいずれかが前記期待値と異なるときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在すると判定し、
順次読み出された論理レベルがともに前記期待値と同じときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
(付記16)
付記14記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
前記評価用配線を除く回路または配線に不良が存在しないと判定した後に、
前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンし、
前記入力回路により前記評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を書き込み、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と異なるときに、前記評価用配線に断線不良またはショート不良が存在すると判定し、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と同じときに、前記評価用配線に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
(付記17)
付記16記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
期待値として”論理1”および”論理0”を順次書き込んで評価を行い、
順次読み出された論理レベルのいずれかが前記期待値と異なるときに、前記評価用配線に断線不良またはショート不良が存在すると判定し、
順次読み出された論理レベルがともに前記期待値と同じときに、前記評価用配線に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
(付記18)
付記16記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
前記評価用配線に断線不良またはショート不良が存在すると判定した後に、
前記第1および第3スイッチ回路をオンし、前記第2スイッチ回路をオンまたはオフし、
前記入力回路により、前記第1および第3スイッチを介して前記評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を書き込み、
前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンし、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と異なるときに、前記評価用配線にショート不良が存在すると判定し、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と同じときに、前記評価用配線に断線不良が存在すると判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。(付記19)
付記18記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
期待値として”論理1”および”論理0”を順次書き込んで評価を行い、
順次読み出された論理レベルのいずれかが前記期待値と異なるときに、前記評価用配線にショート不良が存在すると判定し、
順次読み出された論理レベルがともに前記期待値と同じときに、前記評価用配線に断線不良が存在すると判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、上記の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
10 配線評価回路
12 デコーダ
14、14A スイッチ制御回路
16 パッド
18 評価用配線
18a 折り返し部
20、20A 制御回路
22 入力制御回路
24 モニタ回路
AD アドレス信号
CHIP 評価チップ
DEC デコード信号
DIN データ入力信号
DOUT データ出力信号
M1 第1金属配線層
M2 第2金属配線層
M3 第3金属配線層
M4 第4金属配線層
OE アウトプットイネーブル信号
S1ON、S2ON、S3ON、S4ON スイッチ制御信号
SW1、SW2、SW3、SW4 スイッチ回路
VDD、VSS 電源線
VIA ビア
W1 一端
W2 他端
WE ライトイネーブル信号
12 デコーダ
14、14A スイッチ制御回路
16 パッド
18 評価用配線
18a 折り返し部
20、20A 制御回路
22 入力制御回路
24 モニタ回路
AD アドレス信号
CHIP 評価チップ
DEC デコード信号
DIN データ入力信号
DOUT データ出力信号
M1 第1金属配線層
M2 第2金属配線層
M3 第3金属配線層
M4 第4金属配線層
OE アウトプットイネーブル信号
S1ON、S2ON、S3ON、S4ON スイッチ制御信号
SW1、SW2、SW3、SW4 スイッチ回路
VDD、VSS 電源線
VIA ビア
W1 一端
W2 他端
WE ライトイネーブル信号
Claims (10)
- 評価用配線と、
前記評価用配線の一端に接続され、前記一端に所定の論理レベルを書き込む入力回路と、
前記評価用配線の他端に接続され、前記他端の論理レベルをラッチするラッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記ラッチ回路の入力に接続する第1スイッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記評価用配線の前記一端に接続する第2スイッチ回路と、
前記評価用配線の前記他端を前記ラッチ回路の入力に接続する第3スイッチ回路と、
前記ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出す出力回路とを備えていること特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1記載の半導体集積回路において、
前記第1、第2および第3スイッチ回路のオン/オフを制御する第1スイッチ制御信号、第2スイッチ制御信号および第2スイッチ制御信号を出力するスイッチ制御回路を備えていることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項2記載の半導体集積回路において、
前記スイッチ制御回路は、前記評価用配線を除く回路の不良を検出するためのバイパスモード中に、前記第1スイッチ回路をオンし、前記第2および第3スイッチ回路をオフすることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項2記載の半導体集積回路において、
前記スイッチ制御回路は、前記評価用配線の不良を検出するための配線評価モード中に、前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンすることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項2記載の半導体集積回路において、
前記第3スイッチ回路は、論理レベルを双方向に伝達可能な双方向スイッチであり、
前記スイッチ制御回路は、前記評価用配線に存在する不良が断線不良またはショート不良のいずれかであるかを判別するための断線/ショートモード中において、所定の論理レベルを前記入力回路により前記評価用配線に書き込む書き込み動作中に、前記第1および第3スイッチ回路をオンし、前記第2スイッチ回路をオンまたはオフし、前記ラッチ回路にラッチされた論理レベルを前記出力回路により読み出す読み出し動作中に、前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンすることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1記載の半導体集積回路において、
前記評価用配線は、複数の配線層を用いてそれぞれ形成された配線片と、異なる配線層の配線片を互いに接続するビアとにより構成されていることを特徴とする半導体集積回路。 - 請求項1記載の半導体集積回路において、
前記入力回路および前記ラッチ回路は、第1および第2NANDゲートを有するモニタ回路として構成され、
前記第1NANDゲートは、一方の入力で書き込みデータと同論理の信号を受け、他方の入力で前記第2NANDゲートの出力を受け、出力が前記第1および第2スイッチ回路に接続され、
前記第2NANDゲートは、一方の入力で書き込みデータと逆論理の信号を受け、他方の入力が前記第1および第3スイッチに接続され、出力が前記出力回路に接続されている
ことを特徴とする半導体集積回路。 - 評価用配線と、
前記評価用配線の一端に接続され、前記一端に所定の論理レベルを書き込む入力回路と、
前記評価用配線の他端に接続され、前記他端の論理レベルをラッチするラッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記ラッチ回路の入力に接続する第1スイッチ回路と、
前記入力回路の出力を前記評価用配線の前記一端に接続する第2スイッチ回路と、
前記評価用配線の前記他端を前記ラッチ回路の入力に接続する第3スイッチ回路と、
前記ラッチ回路にラッチされた論理レベルを読み出す出力回路とを備えている半導体集積回路の配線評価方法であって、
前記第1スイッチ回路をオンし、前記第2および第3スイッチ回路をオフし、
前記入力回路により前記評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を書き込み、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と異なるときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在すると判定し、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と同じときに、前記評価用配線を除く回路に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。 - 請求項8記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
前記評価用配線を除く回路または配線に不良が存在しないと判定した後に、
前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンし、
前記入力回路により前記評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を書き込み、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と異なるときに、前記評価用配線に断線不良またはショート不良が存在すると判定し、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と同じときに、前記評価用配線に不良が存在しないと判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。 - 請求項9記載の半導体集積回路の配線評価方法において、
前記評価用配線に断線不良またはショート不良が存在すると判定した後に、
前記第1および第3スイッチ回路をオンし、前記第2スイッチ回路をオンまたはオフし、
前記入力回路により、前記第1および第3スイッチを介して前記評価用配線に所定の論理レベル(期待値)を書き込み、
前記第1スイッチ回路をオフし、前記第2および第3スイッチ回路をオンし、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と異なるときに、前記評価用配線にショート不良が存在すると判定し、
前記出力回路により読み出された論理レベルが、前記期待値と同じときに、前記評価用配線に断線不良が存在すると判定することを特徴とする半導体集積回路の配線評価方法。
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