JP2005189505A - 電子楽器およびその制御方法を実現するためのプログラム - Google Patents

電子楽器およびその制御方法を実現するためのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 各演奏操作子にそれぞれ割り当てられた複数の発音処理のそれぞれの有効/無効をワンタッチで設定することが可能となる電子楽器およびその制御方法を実現するためのプログラムを提供する。
【解決手段】 (a)の設定ボイス表示画面上で、ユーザが領域11a1をタッチすると、この領域11a1には、オン状態の音色“Strings1”が表示されているので、その音色“Strings1”をオフ設定(ミュート)するとともに、オフ状態であることが分かるように、その領域11a1の表示を反転させる。これとは逆に、(b)の設定ボイス表示画面上で、ユーザが領域11a1をタッチすると、この領域11a1には、オフ状態の音色“Strings1”が表示されているので、その音色“Strings1”をオン設定(ミュート解除)するとともに、オン状態であることが分かるように、その領域11a1の反転表示を通常表示に戻す。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の演奏操作子を備え、該複数の演奏操作子のそれぞれの操作に応じて、同時に複数種類の発音処理を行うことができる電子楽器およびその制御方法を実現するためのプログラムに関する。
複数の演奏操作子を備え、該複数の演奏操作子のそれぞれの操作に応じて、同時に複数種類の発音処理を行うことができる電子楽器は、従来から知られている。
このような電子楽器として、各演奏操作子に複数の音色を割当て、各演奏操作子を操作することにより、当該割り当てられた複数の音色の楽音を同時に生成して発音するようにしたものがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開平8−254982号公報
しかし、上記従来の電子楽器では、各演奏操作子にそれぞれ割り当てられた複数の音色のそれぞれの有効/無効をワンタッチで設定することができなかった。すなわち、このような設定を行う場合、たとえば、音色選択モードに移行し、まず、有効/無効の設定対象となる音色を選択し、次に、有効/無効を設定する操作子を操作することで、設定対象となる音色の有効/無効を設定するようにしていた。
本発明は、この点に着目してなされたものであり、各演奏操作子にそれぞれ割り当てられた複数の発音処理のそれぞれの有効/無効をワンタッチで設定することが可能となる電子楽器およびその制御方法を実現するためのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の電子楽器は、複数の演奏操作子と、該複数の演奏操作子のそれぞれの操作に応じて、同時に複数種類の発音処理を行う発音処理手段と、該複数種類の発音処理のそれぞれに対応付けて設けられ、該各発音処理をそれぞれ指定する指定操作子と、ユーザが該指定操作子のいずれかを操作したときに、対応する発音処理の有効/無効を設定する設定手段とを有し、前記発音処理手段は、複数種類の発音処理を行おうとするときに、該複数の発音処理中に、前記設定手段によって無効が設定されたものがある場合には、該複数の発音処理から、無効が設定されたものを除いたものについて、発音処理を行うことを特徴とする。
ここで、指定操作子は、たとえばタッチパネル方式のLCDで構成し、そのLCD上に各発音処理の名称を表示しておき、名称をタッチすることで、対応する発音処理の有効/無効を設定するようにした方が好ましい。
上記目的を達成するため、請求項2に記載のプログラムは、請求項1と同様の技術的思想によって実現できる。
請求項1または2に記載の発明によれば、複数種類の発音処理のそれぞれに対応付けて設けられ、該各発音処理をそれぞれ指定する指定操作子のいずれかをユーザが操作したときに、対応する発音処理の有効/無効が設定されるので、各演奏操作子にそれぞれ割り当てられた複数の発音処理のそれぞれの有効/無効をワンタッチで設定することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る電子楽器を適用した電子オルガンの概略構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態の電子オルガンは、上側鍵盤(UPPER KEYBOARD)1と、下側鍵盤(LOWER KEYBOARD)2と、図示しないペダル鍵盤を含むその他演奏操作子3と、各種情報を入力するための複数のスイッチを含む設定操作子4と、上側鍵盤1、下側鍵盤2およびその他演奏操作子3に含まれる各演奏操作子の操作状態を検出する演奏操作子インターフェース(I/F)5と、設定操作子4の操作状態を検出する検出回路6と、装置全体の制御を司るCPU7と、該CPU7が実行する制御プログラムや各種テーブルデータ等を記憶するROM8と、楽曲データ、各種入力情報および演算結果等を一時的に記憶するRAM9と、タイマ割込み処理における割込み時間や各種時間を計時するタイマ10と、各種情報等を表示する、たとえば液晶ディスプレイ(LCD)および発光ダイオード(LED)等を備えた表示装置11と、前記制御プログラムを含む各種アプリケーションプログラムや各種楽曲データ、各種データ等を記憶する外部記憶装置12と、外部MIDI(Musical Instrument Digital Interface)機器等の外部制御機器100を接続し、この外部機器とデータの送受信を行う通信インターフェース(I/F)13と、上記記憶された楽曲データ等を楽音信号に変換する音源回路14と、該音源回路14からの楽音信号に各種効果を付与するための効果回路15と、該効果回路15からの楽音信号を音響に変換する、たとえば、DAC(Digital-to-Analog Converter)やアンプ、スピーカ等のサウンドシステム16とにより構成されている。
上記構成要素5〜15は、バス17を介して相互に接続され、CPU7にはタイマ10が接続され、通信I/F13には外部制御機器100が接続され、音源回路14には効果回路15が接続され、効果回路15にはサウンドシステム16が接続されている。
外部記憶装置12としては、たとえば、フレキシブルディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)、CD−ROMドライブおよび光磁気ディスク(MO)ドライブ等を挙げることができる。そして、外部記憶装置12には、前述のように、CPU7が実行する制御プログラムも記憶でき、ROM8に制御プログラムが記憶されていない場合には、この外部記憶装置12に制御プログラムを記憶させておき、それをRAM9に読み込むことにより、ROM8に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU7にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。
通信I/F13には、図示例では、外部制御機器100が接続されているが、これに限られず、たとえばLAN(Local Area Network)やインターネット、電話回線等の通信ネットワークを介して、サーバコンピュータが接続されるようにしてもよい。この場合、外部記憶装置12に上記各プログラムや各種パラメータが記憶されていなければ、通信I/F13は、サーバコンピュータからプログラムやパラメータをダウンロードするために用いられる。クライアントとなるコンピュータ(本実施の形態では、電子オルガン)は、通信I/F13および通信ネットワークを介してサーバコンピュータへとプログラムやパラメータのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータは、このコマンドを受け、要求されたプログラムやパラメータを、通信ネットワークを介してコンピュータへと配信し、コンピュータが通信I/F13を介して、これらプログラムやパラメータを受信して外部記憶装置12に蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
図2は、本実施の形態の電子オルガンの操作パネルの構成例を示す図である。
同図に示すように、操作パネルは、主として、前記上側鍵盤1と、前記下側鍵盤2と、各種情報を表示するとともに、表示された情報を、その表示面をタッチするだけで選択可能なタッチパネル形式のLCD11aと、複数の音色群(以下、「音群」と略して言う)のそれぞれに対応したボイス1ボタンからなり、いずれかのボイス1ボタンを操作することで、対応する音群を上側鍵盤1に割り当てることができる上側鍵盤用ボイス1ボタン群4aと、上側鍵盤用ボイス1ボタン群4aと同様に構成され、上側鍵盤1に音群を重ねて割り当てるための上側鍵盤用ボイス2ボタン群4bと、上側鍵盤用ボイス1ボタン群4aと同様に構成され(ただし、ボタンの個数は異なっている)、上側鍵盤1に音群をさらに重ねて割り当てるためのリードボイス1ボタン群4cと、上側鍵盤用ボイス1ボタン群4aと同様に構成され、下側鍵盤2に音群を割り当てるための下側鍵盤用ボイス1ボタン群4dと、上側鍵盤用ボイス1ボタン群4aと同様に構成され、下側鍵盤2に音群を重ねて割り当てるための下側鍵盤用ボイス2ボタン群4eと、リードボイス1ボタン群4cと同様に構成され(ただし、各ボタンに割り当てられた音群の種類は異なっている)、下側鍵盤2に音群をさらに重ねて割り当てるためのリードボイス2ボタン群4fと、リードボイス1ボタン群4cと同様に構成され(ただし、各ボタンに割り当てられた音群の種類は異なっている)、前記ペダル鍵盤に音群を割り当てるためのペダルボイス1ボタン群4gと、ペダルボイス1ボタン群4gと同様に構成され、ペダル鍵盤に音群を重ねて割り当てるためのペダルボイス2ボタン群4hと、LCD11aに表示された各種データを選択したり、その値を変更したりするためのデータコントロールボタン複数からなるデータコントロールボタン群4iとによって構成されている。
以上のように構成された電子オルガンが実行する制御処理を、まず図3〜図5を参照してその概要を説明し、次に図6〜図8を参照して詳細に説明する。
本実施の形態の電子オルガンは、主として次の制御処理を実行する。すなわち、
(1)演奏操作子系列に割り当てられた音色(ボイス)のオン/オフ処理
(2)演奏操作子系列への音群割当て処理
(3)演奏操作子系列への音色割当て処理
(4)音色の詳細設定処理
(5)基本レジストレーションの設定処理
である。ここで、演奏操作子系列とは、本実施の形態では、上側鍵盤1、下側鍵盤2およびペダル鍵盤である。
図3は、上記(1)の演奏操作子系列に割り当てられた音色のオン/オフ処理を説明するための図であり、同図(a)は、前記LCD11aに表示された設定ボイス表示画面を示し、同図(b)は、上側鍵盤1に割り当てられた音色の一部をオフ設定した状態を示している。
同図(a)の設定ボイス表示画面上で、ユーザが領域11a1をタッチすると、この領域11a1には、オン状態の音色“Strings1”が表示されているので、その音色“Strings1”をオフ設定(ミュート)するとともに、オフ状態であることが分かるように、その領域11a1の表示を反転させる。これとは逆に、同図(b)の設定ボイス表示画面上で、ユーザが領域11a1をタッチすると、この領域11a1には、オフ状態の音色“Strings1”が表示されているので、その音色“Strings1”をオン設定(ミュート解除)するとともに、オン状態であることが分かるように、その領域11a1の反転表示を通常表示に戻す。
図4は、上記(2)の演奏操作子系列への音群割当て処理および上記(3)の各演奏操作子系列への音色割当て処理を説明するための図であり、同図(a)は、前記上側鍵盤用ボイス1ボタン群4aを拡大表示したものであり、同図(b)は、上側鍵盤1に音色を割り当てるためのボイスメニュー画面を示している。
(2)演奏操作子系列への音群割当て処理では、ユーザが音群を割り当てたい演奏操作子系列に対応するボイスボタンを押すと、そのボイスボタンに割り当てられた音群を、そのボイスボタンに対応する演奏操作子系列に割り当てる。たとえば、図4(a)の上側鍵盤用ボイス1ボタン群4a中、音群“STRINGS”が割り当てられたボイス1ボタン4a1を押すと、音群“STRINGS”が、上側鍵盤1に割り当てられる。このとき、音群“STRINGS”としては、図4(b)に示すように、音色“Strings1”が選択されているので、音群“STRINGS”が上側鍵盤1に割り当てられると言っても、実際には、音色“Strings1”が上側鍵盤1に割り当てられる。
(2)演奏操作子系列への音群割当て処理が実行されると、LCD11aには、ボイスメニュー画面が表示される。(3)演奏操作子系列への音色割当て処理では、このボイスメニュー画面にメニュー表示されている複数の音色から、ユーザが選択した1つの音色を、対象となっている操作子に割り当てる。たとえば、ユーザが上記ボイス1ボタン4a1を押すと、図4(b)に示すように、LCD11aには、上側鍵盤1に音色を割り当てるためのボイスメニュー画面が表示される。そして、現在割り当てられている音色“Strings1”は、反転表示されている。この音色“Strings1”を他の音色、たとえば音色“Strings3”に変更したい場合、領域11a2をタッチするか、またはデータコントロールボタン4i1を押す。これにより、上側鍵盤1には、音色“Strings3”が割り当てられるとともに、割当て状態であることが分かるように、その領域11a2の表示を反転させる(図5(a)参照)。
図5は、前記(4)の音色の詳細設定処理を説明するための図であり、同図(a)は、上側鍵盤1に音色を割り当てるためのボイスメニュー画面を示し、同図(b)は、ボイスの詳細設定画面を示している。ボイスの詳細設定画面には、ボイスメニュー画面中、割り当てられた音色、すなわち反転表示された音色を再度選択したときに、移行する。たとえば、図5(a)のボイスメニュー画面において、領域11a2をタッチするか、またはデータコントロールボタン4i1を押すと、図5(b)に示すように、音色“Strings3”の詳細設定画面が表示される。この詳細設定画面に表示されたデータ中、設定変更したいデータに対応する、データコントロールボタン群4i中のデータコントロールボタンを操作すると、その操作量に応じて当該データ値を設定変更する。
図6は、前記(5)の基本レジストレーションの設定処理を説明するための図である。基本レジストレーションとは、演奏操作子系列に割り当てる代表的な音色を登録したものであり、本実施の形態では、図6に示すように、5種類の基本レジストレーションがプリセットされている。(5)基本レジストレーションの設定処理では、この中からユーザが選択したものを設定する。
なお、図6の例では、各基本レジストレーションは、演奏操作子系列毎に1音色のみ設定可能に構成されている。図3(a)は、基本レジストレーション1が設定されたときの設定ボイス表示画面を示しているが、同図に示すように、各演奏操作子系列(上側鍵盤1、下側鍵盤2およびペダル鍵盤のそれぞれ)には、それぞれ同じ音色が重複して割り当てられている(ただし、リードボイス1および2には、異なった音色が割り当てられている)。もちろん、これに限らず、基本レジストレーションとして、演奏操作子系列毎に複数の音色を設定可能なものをプリセットしておくようにしてもよい。
次に、この制御処理を詳細に説明する。
図7および図8は、本実施の形態の電子オルガン、特にCPU7が実行するパネル設定処理の手順を示すフローチャートである。本パネル設定処理では、次の処理を行う。すなわち、
(1)演奏操作子系列に割り当てられた音色のオン/オフ処理
(2)演奏操作子系列への音群割当て処理
(3)演奏操作子系列への音色割当て処理
(4)音色の詳細設定処理
(5)基本レジストレーションの設定処理
(6)設定ボイス表示画面復帰ボタン操作処理
(7)その他操作子の操作に対応する処理
である。なお、上記(1)〜(5)の各処理は、それぞれ前記(1)〜(5)の各処理に対応している。
上記(1)の演奏操作子系列に割り当てられた音色のオン/オフ処理では、表示された演奏操作子系列毎の個々の音色が選択され、選択されたものがオン状態であったときには、具体的には、図3(a)の設定ボイス表示画面で、領域11a1がタッチされたときには、選択された音色をオフ設定、すなわち、ミュートするとともに、図3(b)に示すように、その表示を反転する(図8のステップS15→S16→S18)一方、表示された演奏操作子系列毎の個々の音色が選択され、選択されたものがオフ状態であったときには、具体的には、図3(b)の設定ボイス表示画面で、領域11a1がタッチされたときには、選択された音色をオン設定、すなわち、ミュート解除するとともに、図3(a)に示すように、その反転表示を元に戻す(図8のステップS15→S16→S17)。
このように、(1)演奏操作子系列に割り当てられた音色のオン/オフ処理によれば、設定ボイス表示画面上に表示されたボイス名称をタッチするだけで、その音色のオン/オフ設定を切り換えることができるので、オン/オフ設定の対象となる音色を確認しながら、ワンタッチでオン/オフ設定を切り換えることができる。
なお、本実施の形態では、オン/オフ設定の対象を音色としたが、これは便宜上のことに過ぎず、何らかの発音処理であればよい。
上記(2)の演奏操作子系列への音群割当て処理では、演奏操作子系列(上側鍵盤1、下側鍵盤2およびペダル鍵盤)毎の音群が選択されると、具体的には、上側鍵盤用ボイス1ボタン群4a、上側鍵盤用ボイス2ボタン群4b、リードボイス1ボタン群4c、下側鍵盤用ボイス1ボタン群4d、下側鍵盤用ボイス2ボタン群4e、リードボイス2ボタン群4f、ペダルボイス1ボタン群4gおよびペダルボイス2ボタン群4h中のいずれかのボタンが押されると、選択された音群のボイスメニュー画面を表示するとともに、その中の1つの音色を設定する(図7のステップS3→S4)。
上記(3)の演奏操作子系列への音色割当て処理では、上記(2)演奏操作子系列への音群割当て処理と同様に、選択された音群のボイスメニュー画面が表示されるとともに、その中の1つの音色が設定された状態で、データコントロールボタンが操作され、このデータコントロールボタンによって指示される音色が、現在設定中のものでない場合には、その指示された音色を設定する(図7のステップS3→S4→S5→S6→S10→S4)。
上記(4)の音色の詳細設定処理では、上記(3)演奏操作子系列への音色割当て処理と同様に、選択された音群のボイスメニュー画面が表示されるとともに、その中の1つの音色が設定された状態で、データコントロールボタンが操作され、このデータコントロールボタンによって指示される音色が、現在設定中のものであるときには、ボイスに設定された音色における詳細設定画面を表示し(図7のステップS3→S4→S5→S6→S10→S11)、データコントロールボタンの操作があると、対応する設定値をこの操作量に応じて調整する(図7のステップS12→S13→S14)。
上記(5)の基本レジストレーションの設定処理では、前記図5の5種類の基本レジストレーションのいずれかが選択されたときに、選択された基本レジストレーションを各演奏操作子系列のボイス毎に設定する(図7のステップS1→S2)。
上記(6)の設定ボイス表示画面復帰ボタン操作処理では、ボイスメニュー画面が表示されたときに、前記設定操作子4に含まれる設定ボイス表示画面復帰ボタン(図示せず)が操作されると、演奏操作子系列毎の設定ボイス表示画面に戻る(図7のステップS3→S4→S5→S6→S7→S8)。
上記(7)のその他操作子の操作に対応する処理では、その他の操作子、たとえば、図示しないマスターボリュームが操作されたときには、その操作量に応じて、ボリューム値を調節する(図8のステップS19→S20)。
図9は、本実施の形態の電子オルガン、特にCPU7が実行する演奏処理の手順を示すフローチャートである。本演奏処理では、次の処理を行う。すなわち、
(8)キーオン処理
(9)キーオフ処理
(10)その他演奏指示に応じた処理
(11)楽音発音処理
である。
上記(8)のキーオン処理では、ユーザが上側鍵盤1、下側鍵盤2およびペダル鍵盤を用いて演奏入力し、その演奏入力がキーオンである場合、演奏入力に用いた演奏操作子系列におけるミュート設定を読み出し(ステップS21→S22→S23)、この演奏操作子系列に選択された音色のうち、ミュート設定されたものを除いて、操作された演奏操作子に対応した音高の演奏信号を生成する(ステップS24)。
上記(9)のキーオフ処理では、ユーザが上側鍵盤1、下側鍵盤2およびペダル鍵盤を用いて演奏入力し、その演奏入力がキーオフである場合、対応する演奏信号の発音を停止する(ステップS21→S22→S25→S26)。
上記(10)のその他演奏指示に応じた処理では、その他の操作子、たとえば、図示しないエクスプレッションペダルが踏まれたときには、その踏み込み量に応じて、演奏中の音の強弱を調節する(ステップS21→S22→S25→S27)。
上記(11)の楽音発音処理では、上記(8)キーオン処理によって演奏信号が生成されたときには、その演奏信号に基づいて発音する一方、上記(9)キーオフ処理によって演奏信号の発音停止が指示されたときには、現在発音中の演奏信号のうち、発音停止が指示されたものを消音する。
なお、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU7やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。また、通信ネットワークを介してサーバコンピュータからプログラムコードが供給されるようにしてもよい。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU7などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態に係る電子楽器を適用した電子オルガンの概略構成を示すブロック図である。 図1の電子オルガンの操作パネルの構成例を示す図である。 演奏操作子系列に割り当てられた音色のオン/オフ処理を説明するための図である。 演奏操作子系列への音群割当て処理および演奏操作子系列への音色割当て処理を説明するための図である。 音色の詳細設定処理を説明するための図である。 基本レジストレーションの設定処理を説明するための図である。 図1の電子オルガン、特にCPUが実行するパネル設定処理の手順を示すフローチャートである。 図7のパネル設定処理の続きの手順を示すフローチャートである。 図1の電子オルガン、特にCPUが実行する演奏処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…上側鍵盤(演奏操作子),2…下側鍵盤(演奏操作子),3…その他演奏操作子(演奏操作子),7…CPU(発音処理手段),11…表示装置(指定操作子),14…音源回路(発音処理手段)

Claims (2)

  1. 複数の演奏操作子と、
    該複数の演奏操作子のそれぞれの操作に応じて、同時に複数種類の発音処理を行う発音処理手段と、
    該複数種類の発音処理のそれぞれに対応付けて設けられ、該各発音処理をそれぞれ指定する指定操作子と、
    ユーザが該指定操作子のいずれかを操作したときに、対応する発音処理の有効/無効を設定する設定手段と
    を有し、
    前記発音処理手段は、複数種類の発音処理を行おうとするときに、該複数の発音処理中に、前記設定手段によって無効が設定されたものがある場合には、該複数の発音処理から、無効が設定されたものを除いたものについて、発音処理を行うことを特徴とする電子楽器。
  2. 複数の演奏操作子のそれぞれの操作に応じて、同時に複数種類の発音処理を行う発音処理手順と、
    該複数種類の発音処理のそれぞれに対応付けて設けられ、該各発音処理をそれぞれ指定する指定操作子のいずれかをユーザが操作したときに、対応する発音処理の有効/無効を設定する設定手順と
    をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記発音処理手順では、複数種類の発音処理を行おうとするときに、該複数の発音処理中に、前記設定手順によって無効が設定されたものがある場合には、該複数の発音処理から、無効が設定されたものを除いたものについて、発音処理を行うことを特徴とするプログラム。
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