JP2005188731A - 回転直線変換装置 - Google Patents

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JP2005188731A
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cylindrical coil
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Yasuo Higuchi
安生 樋口
Tatsuro Hirayama
達朗 平山
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PUBOT GIKEN KK
Pubot Giken Co Ltd
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Abstract

【課題】摩擦伝達を行う、円筒コイルばねの相対的位置を補正する。
【解決手段】シャフト1の円筒外周面11とパイプ2の円筒内周面12との間を圧接した状態で、かつ、中心軸が曲線をなしてころがり運動をする、複数個の円筒コイルばね3を有する回転直線変換装置において、該円筒コイルばねがそれぞれ圧接する該円筒外周面及び該円筒内周面間の摩擦力に相違を設ける。
【選択図】図1

Description

発明の詳細な説明
[産業上の利用分野]
電動モーターの回転を直線運動に変換して、クランプ等に用い、特に省エネ及び、廉価を目的とする分野。
[従来技術]
円筒外面と円筒内面間に、複数個の円筒コイルばねを圧接した直線運動駆動装置。
(特開平08−219248)
圧接力を、軸方向において変化させることにより、円筒コイルばねの位置を補正するようにした直線電動アクチュエータ。
(特開2002−130413)
[発明が解決しようとする課題]
本願発明の課題は、従来の円筒コイルばねを圧接して、摩擦力により、回転運動と直線運動間の力の変換を目的とした変換装置において、摩擦伝達に不可欠の、起動時又は停止時等のスリップ現象に起因して生じる不具合(円筒外周面と円筒内周面の相対的位置に対して、円筒コイルばねの相対的位置がスリップが原因で変化し、且つ、この変化量が累積される)を解決することである。
[課題を解決しようとするための手段]
前項に記した、スリップ現象のスリップ方向を制御する(円筒コイルばね3が移行してきた方向と逆方向にスリップさせる)ことにより、次のことが可能となる。
1、故意に(強制的に)スリップさせることにより、円筒コイルばねの相対的位置の原点復帰が可能となる。
2、スリップ現象に起因する、円筒コイルばねの相対的位置の変化量の累積を一定範囲内に抑えることが可能となる。
本願発明においては、上記技術内容を達成する具体的手段として、円筒外周面と円筒内周面がそれぞれ円筒コイルばねと圧接する際のそれぞれの摩擦力に相違をもたらすのである。
[発明の実施の形態]
図面にしたがって説明する。
図1は、本願発明の回転直線変換装置の軸方向断面図であり、図2は、軸直角断面図である。
図1、図2に於て、円筒外周面11と円筒内周面12は同一中心軸をなし、円筒コイルばね3は、そのコイル中心軸が、前記同一中心軸の回りの螺旋の一部となるようにリテイナー4の傾斜角面7に嵌合され、且つ、該円筒外周面11と該円筒内周面12間に、コイル径方向に弾性変形した状態で圧接されている。
次に、動作について述べる。
図1において、シャフト1を、軸方向の動きだけを止めて電動モータ等で回転させ、パイプ2の回転だけを止めたとすると、円筒コイルばね3は、両円筒面11、12間に圧接された状態で螺旋状に転がり、パイプ2が軸方向に移動する。
この際の、力の伝達は圧接面の摩擦力によりなされるから、起動時又は停止時等の過負荷状態になった場合に圧接面にスリップが生じ、このことが原因で、円筒コイルばね3及びリテイナー4の、シャフト1及びパイプ2に対する相対的軸方向位置が変化することになる、この変位量が、繰返し使用する場合に、片側に累積されると、リテイナー4の軸方向の正常な移動量が確保できなくなる。
従って、パイプ2の正常な軸方向移動が出来なくなると言う不具合が生じる。
この不具合を解決するのが、本願発明の目的であり、以下図1に従って述べる。
図1において、シャフト1とパイプ2の軸方向の移動を拘束した状態で、シャフト1にだけ回転を与えると、円筒コイルばね3は両円筒面との圧接面において、それぞれ軸方向にスリップしながら回転する。この際の、スリップ量の相違を利用して円筒コイルばねの移動方向を制御するのが本願発明の要旨であり、より具体的に述べると、シャフト1を回転させることにより、パイプ2を軸方向に移動させると、円筒コイルばね3はパイプ2と同方向に移動している、この状態で、パイプ2に軸方向の過負荷がかかり停止すると、円筒コイルばね3は軸方向にスリップする。この際、円筒内周面12(パイプ2)と円筒コイルばね3の摩擦力が、円筒外周面(シャフト1)と円筒コイルばね3との摩擦力より大であれば、円筒コイルばね3は、その移動方向と逆方向にスリップする。このことは、パイプ2の両方向の移動に対して成り立つ。そうすると、この場合に、パイプ2の両端に、円筒コイルばね3用のストッパー5、6をそれぞれ設けることで、パイプ2の繰返し往復移動に対しての円筒コイルばね3のスリップ量の累積を防ぐことができる。又、パイプ2の移動端で、強制的にスリップさせることにより、円筒コイルばね3をストッパー5又は6の位置に補正する(原点復帰)が可能となる。
[実施例]
円筒外周面11は、外径30・0mm、焼き入れシャフトに硬質クロームメッキを施す。
円筒内周面12は、内径50・0mm、ステンレスパイプにイオン窒化を施す。
円筒コイルばね3は、外径10・2mm、線径1.5mm、自由長20mm、ピアノ線に硬質クロームメッキを施す。
円筒コイルばね3の本数は6本。円筒コイルばね3の傾斜角は3度。
上記条件で繰返しテストを実施した結果、出力(パイプ2の推力)約500N時においても、本願発明の技術思想を裏付ける明確な結果がでている。
[発明の効果]
(1)、シャフト1とパイプ2に対する摩擦力の相違を利用しているために、軸方向のどの位置においても摩擦力の相違を一定とすることができることで、より安定した補正が可能となる。
(2)、圧接力の変化を利用した補正に比べて、より顕著な補正が可能である。
本願発明の軸方向断面図。 本願発明の軸直角断面図。
符号の説明
(1)は、シャフト。
(2)は、パイプ。
(3)は、円筒コイルばね。
(4)は、リテイナー。
(5)、(6)は、円筒コイルばね用ストッパー。
(7)は、リテイナーの傾斜角面。
(11)は、円筒外周面。
(12)は、円筒内周面。

Claims (3)

  1. シャフト(1)の円筒外周面(11)とパイプ(2)の円筒内周面(12)との間を圧接した状態で且つ、中心軸が曲線をなしてころがり運動をする、複数個の円筒コイルばね(3)を有する回転直線変換装置に於て、該円筒コイルばねがそれぞれ圧接する該円筒外周面及び該円筒内周面間の摩擦力に相違を設けたことを特徴とする回転直線変換装置。
  2. 円筒外周面(11)に硬質クロームめっきを施し、円筒内周面(12)は、窒化処理を施したステンレス鋼とし、且つ、円筒コイルばねの外周面に硬質クロームめっきを施したことを特徴とする請求項1記載の回転直線変換装置。
  3. 直線運動する円筒周面(12)の両端に、それぞれ、円筒コイルばね(3)のストッパー(5)、(6)を設けたことを特徴とする請求項1記載の回転直線変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190068287A (ko) * 2017-12-08 2019-06-18 현대자동차주식회사 모터리스 파워 테일 게이트 리프트

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