JP2005188416A - 負圧発生器または真空発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高真空及び高排気量を兼ね備えた負圧発生器または真空発生装置を提供することである。
【解決手段】拡散室の外周部に連続したスリット状のノズルａ及び中心部にノズルｂを配置したエジェクタ方式の負圧発生器または圧縮空気の供給源経路、拡散室の外周部にノズルａ及び中心部にノズルｂを配置して真空発生電磁弁及び／または真空発生用弁により作動するエジェクタ式負圧発生器、複数のセンサ素子が接続されたセンサ装置、真空破壊用電磁弁及び流量調節器及び／または減圧器よりなる真空破壊装置、フィルタ装置、並びに、吸入経路よりなる真空発生装置。
【選択図】 図１

Description

本発明は、エジェクタ式負圧発生器または真空発生装置に関する。
従来、負圧発生器としてエジェクタ方式によるものが使用されている。即ち、高圧圧縮流体の放出により真空を発生させるものである。
特開平１０−１８４５９８号公報には、エゼクタに関して公開されている。
従来のエジェクタ方式による真空発生器は、高圧圧縮流体の放出により真空を発生させていて、高真空タイプまたは高排気量タイプが提案されている。また、エジェクタ方式の負圧発生器を組み込んだ真空発生装置が提案されている。従来において高真空及び高排気量を兼ね備えた真空発生器がなく、兼ね備えた真空発生器が要求されている。本発明は、高真空及び高排気量を兼ね備えた負圧発生器または真空発生装置を提供することである。
エジェクタ式負圧発生器において、拡散室の外周部にノズルａ及び中心部にノズルｂを配置したものであり、前記ノズルａが連続したスリット状に形成されている、または、前記ノズルａが注射針状であり複数個配置したことで高真空及び高排気量を兼ね備えた負圧発生器を提供することができる。また、圧縮空気の供給源経路、拡散室の外周部にノズルａ及び中心部にノズルｂを配置して真空発生電磁弁及び／または真空発生用弁により作動するエジェクタ式負圧発生器、複数のセンサ素子が接続されたセンサ装置、真空破壊用電磁弁及び流量調節器及び／または減圧器よりなる真空破壊装置、フィルタ装置、並びに、吸入経路よりなる真空発生装置が高真空及び高排気量である装置を提供することができる。
以下において、本発明に係る負圧発生器または真空発生装置について詳細を説明する。尚、本発明に係る負圧発生器または真空発生装置は、以下の説明に限定されるものでない。また、図は、一実施態様を説明する概念図であり、外形、寸法、縮尺、配置、等を限定するものでない。
本発明に係る負圧発生器は、エジェクタ式負圧発生器１０において、拡散室１８の外周部にノズルａ１２及び中心部にノズルｂ１３を配置したものであり、前記ノズルａが連続したスリット状に形成されている（スリットがドーナツ状態に形成されている。）、または、前記ノズルａが注射針状であり複数個配置したものである。
エジェクタ式の負圧発生器であり詳細な原理の説明は省略する。エジェクタ式の負圧発生器は、負圧発生器１０の外部位置に吸い込み口２０、供給口１７及び消音装置１５が形成されている。負圧発生器１０の内部には該吸い込み口２０と連通する拡散室１８、該拡散室１８と連通するディフューザ１４、該ディフューザ１４と連通する消音装置１５、該拡散室１８の周りにノズルａが形成され、該拡散室１８の中央部にノズルｂ１３、該ノズルａ及び該ノズルｂに圧縮空気を供給する供給溜１１が該拡散室１８の周りに形成され該供給溜１１が供給口１７に連通されている、が形成・配置されている。
前記ノズルａ１２は、拡散室１８の周りに形成・配置されていて、供給溜１１から供給される圧縮空気をディフューザ１４へ放出する。該ノズルａ１２は、該拡散室１８の周りに連続したスリット状に形成されていてもよく、注射針状であり複数個配置されていてもよい。また、前記ノズルｂ１３は、拡散室１８のほぼ中央部でディフューザ１４の方向に圧縮空気を放出する状態に配置する。該ノズルｂの形状を限定するものでなく中空円筒状、中空星形状、中空楕円形状、等でもよい。
供給口１７から供給された圧縮空気が供給溜１１よりノズルａ１２及びノズルｂ１３に供給され、該ノズルａ及び該ノズルｂより圧縮空気１６がディフューザ１４に放出される時に拡散室１８の空気が拡散されて該拡散室１８内が負圧１９になる。該ディフューザ１４に放出された圧縮空気は、消音装置１５を経て大気解放される。
このような負圧発生器は、ノズルａ及びノズルｂよりなり、高真空及び高排気量の能力を兼ね備えたものである。
上記負圧発生器を組み込んだ、高真空及び高排気量の真空発生装置に関して詳細を説明する。本発明に係る真空発生装置は、圧縮空気の供給源経路５８、拡散室１８の外周部にノズルａ１２及び中心部にノズルｂ１３を配置して真空発生用電磁弁２７及び／または真空発生用弁２８により作動するエジェクタ式負圧発生器、複数のセンサ素子が接続されたセンサ装置５０、真空破壊用電磁弁２９及び流量調節器３０及び／または減圧器よりなる真空破壊装置、フィルタ装置２５、並びに、吸入経路５７よりなるものである。
圧縮空気の供給源経路５８は、供給源用継手２３から供給される圧縮空気を負圧発生器、真空破壊装置、シリンダ駆動に圧縮空気を分配する経路である。負圧発生器は、前記詳述のエジェクタ式の高真空及び高排気量であり、供給口１７には真空発生用電磁弁２７により駆動する真空発生用弁２８（ポペット弁、スプール弁、等で少量の流量・圧力で駆動して大流量を制御する手段。）が配管接続され、吸い込み口２０はフィルタ装置２５を経由して吸入経路５７に配管接続されている。
限定されない複数のセンサ素子（例えば、流量センサ素子、圧力センサ素子、温度センサ素子、等）が接続されたセンサ装置５０が供給源経路５８の流量および／もしくは圧力を流量センサ素子ａ５２及び／若しくは圧力センサ素子ａ５３で測定し、吸入経路５７の流量及び／もしくは圧力を流量センサ素子ｂ５５及び／若しくは圧力センサ素子ｂ５４で測定し、並びに／または、温度を温度センサ素子５６で測定して計算式により流量値、圧力値、消費量、排気量、等を計算する。吸入経路５７内の流量及び／または圧力を測定して該吸入経路５７内の負圧値または流量値を一定にすべく供給源経路５８の圧力及び／または流量を調節することができ、供給圧縮空気の消費量を低減してエネルギー効率を向上することができる。
真空破壊装置は、特に限定するものでなく吸入経路５７に正圧力を供給して真空状態を高速に大気圧以上に回復させるものである。例えば、該吸入経路の先に被吸着物が吸着されていた場合に吸着解放を早めるものである。該真空破壊装置は、真空破壊用電磁弁２９及び／若しくは該真空破壊用電磁弁により動作する真空破壊用弁（図示せず。）、並びに／及び、圧縮空気の圧力調整用の減圧器３１及び／若しくは圧縮空気の流量調節器３０よりなる。
フィルタ装置２５は、特に限定するものでなく吸入用継手２４の先に取り付けられる配管からの異物、ゴミ、等をエジェクタ式真空発生器に導かないための濾過器である。
このような真空発生装置は、高真空、高排気量を発生する負圧発生器を組込んでおり、センサ装置により供給圧縮空気の消費量を低減してエネルギー効率を向上したものである。
本発明に係る負圧発生器、真空発生装置は、ノズルａ及びノズルｂよりなる負圧発生器を形成、構成要件として含んでおり高真空及び高排気量である。また、センサ装置により供給圧縮空気の消費量を低減してエネルギー効率を向上させた真空発生装置である。
本発明に係る負圧発生器の一実施態様を示す断面図である。 本発明に係る負圧発生器の一実施態様を示す斜視図である。 本発明に係る真空発生装置の一実施態様を示す断面図である。
符号の説明
１０ 負圧発生器
１１ 供給溜
１２ ノズルａ
１３ ノズルｂ
１４ ディフューザ
１５ 消音装置
１６ 排気流
１７ 供給口
１８ 拡散室
１９ 真空流
２０ 吸い込み口
２１ シリンダ用弁
２２ シリンダ用継手
２３ 供給源用継手
２４ 吸入用継手
２５ フィルタ装置
２６ 電磁弁ａ
２７ 真空発生用電磁弁
２８ 真空発生用弁
２９ 真空破壊用電磁弁
３０ 流量調節器
３１ 減圧器
５０ センサ装置
５２ 流量センサ素子ａ
５３ 圧力センサ素子ａ
５４ 圧力センサ素子ｂ
５５ 流量センサ素子ｂ
５６ 温度センサ素子
５７ 吸入経路
５８ 供給源経路

Claims (4)

  1. エジェクタ式負圧発生器において、拡散室の外周部にノズルａ及び中心部にノズルｂを配置したことを特徴とする負圧発生器。
  2. 前記ノズルａが連続したスリット状に形成されていることを特徴とする請求項１に記載の負圧発生器。
  3. 前記ノズルａが注射針状であり複数個配置したことを特徴とする請求項１に記載の負圧発生器。
  4. 圧縮空気の供給源経路、拡散室の外周部にノズルａ及び中心部にノズルｂを配置して真空発生電磁弁及び／または真空発生用弁により作動するエジェクタ式負圧発生器、複数のセンサ素子が接続されたセンサ装置、真空破壊用電磁弁及び流量調節器及び／または減圧器よりなる真空破壊装置、フィルタ装置、並びに、吸入経路よりなることを特徴とする真空発生装置。
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