JP2009166153A - 真空発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エジェクタ式の真空発生装置を作動させるための圧縮空気の使用量を低減する。
【解決手段】装置本体10にはエジェクタ13が設けられており、エジェクタ13はノズル15と吸引孔18が形成されたディフューザ17とを備えている。圧縮空気供給源32が接続される接続ポート34とノズル15との間には給気流路35が形成され、この給気流路35は給気制御用電磁弁31により開閉される。吸引孔18に連通する真空流路42には、ワークWを真空吸着する吸着具43が真空配管44により接続される。装置本体10には給気流路35から供給される圧縮空気を蓄積するエアタンク40が設けられており、吸着具43によるワーク吸着初期段階にはノズル15に対してエアタンク40からの圧縮空気が供給される。
【選択図】図1

Description

本発明は圧縮空気をエジェクタに供給し圧縮空気の噴流により負圧を発生させるようにした真空発生装置に関する。
圧縮空気をノズルからディフューザに供給してディフューザに形成された吸引孔に外気を吸い込ませて負圧を発生させるようにした真空発生装置は、エジェクタ式真空ポンプまたは単にエジェクタとも言われており、空気の粘性を利用して真空を発生させる。このタイプの真空発生装置は、可動部がなく真空ポンプや真空タンクが不要であることから、小型化することができるという利点を有している。例えば、特許文献1に記載されるように、電子部品等を被搬送物つまりワークとしてこれを吸着する真空吸着具に負圧を供給するために真空発生装置が使用されている。電子部品等の工業製品を製造する生産ラインには空気圧作動機器が用いられており、空気圧作動機器に圧縮空気を供給するための配管が生産ラインに敷設されている。したがって、エジェクタ式の真空発生装置は、真空ポンプを敷設することなく、生産ラインに敷設された配管に供給される圧縮空気を利用して真空作動機器に負圧を供給することができるという利点がある。
特開2002−103263号公報
エジェクタを有する真空発生装置は、真空を発生させるため常にエジェクタのノズルに圧縮空気を供給し続ける必要がある。したがって、ワークを吸着して搬送するために使用される真空発生装置においては、ワークを吸着してからワークの搬送が終了するまでノズルに圧縮空気を供給し続けることになる。
近年、工業製品を量産する生産ラインにおいては圧縮空気の消費量低減が求められており、生産ラインに供給される圧縮空気の供給圧を下げる取り組みが行われている。そのため、生産ラインに敷設されている配管からエジェクタに供給される圧縮空気の供給圧も低下することになる。エジェクタに供給される圧縮空気の圧力を、例えば0.5Mpaから0.4MPaに低下させると、エジェクタにより所定の真空度を得るためにはエジェクタへの供給流量を高める必要があり、エジェクタ自体の空気消費量を低減させることはできなくなる。
エジェクタの空気消費量を低減させるべく種々の研究がなされた。その結果、ワークを吸着して搬送するための真空発生装置においては、真空吸着具によりワークを吸着する吸着初期の段階では真空度を高める必要がある反面、吸着された状態を保持して搬送する際の真空度は吸着初期の段階よりも低くできるということが判明した。したがって、ワークを吸着させた後には供給空気量を吸着初期の段階より低下させてもワークの吸着搬送を行うことができるので、真空吸着装置による空気使用量を低減することができることになる。
本発明の目的は、エジェクタ式の真空発生装置を作動させるための圧縮空気の使用量を低減することにある。
本発明の真空発生装置は、圧縮空気の噴流により負圧空気を発生させる真空発生装置であって、圧縮空気を噴出するノズルと当該ノズルから噴出した空気に吸引される空気を案内する吸引孔が形成されたディフューザとを備え装置本体に設けられるエジェクタと、圧縮空気供給源が接続される接続ポートと前記ノズルとの間に形成される給気流路と、前記給気流路を開放して前記ノズルに圧縮空気を供給する給気状態と前記給気流路を遮断して圧縮空気の前記ノズルに対する供給を停止させる給気停止状態とに切り換える給気制御用電磁弁と、前記吸引孔に連通して前記装置本体に形成され、ワークを真空吸着する吸着具に負圧を供給する真空流路と、前記給気流路に連通して前記装置本体に設けられ、前記給気流路が前記給気制御用電磁弁により遮断された状態のもとで圧縮空気を蓄積し、前記給気流路が前記給気制御用電磁弁により開放されたときに蓄積された圧縮空気を前記ノズルに供給するエアタンクとを有し、前記吸着具によるワーク吸着初期段階には前記ノズルに対して前記エアタンクからの圧縮空気を供給することを特徴とする。
本発明の真空発生装置は前記接続ポートと前記エアタンクとの間に絞りを設けることを特徴とする。本発明の真空発生装置は前記真空流路を流れる負圧空気の流量を検出する流量センサを有することを特徴とする。本発明の真空発生装置は前記接続ポートと前記真空流路とを連通させる真空破壊流路を開閉し、前記接続ポートからの圧縮空気を前記真空流路に供給して前記真空流路の真空を破壊する状態と圧縮空気の供給を停止する状態とに切り換える真空破壊用電磁弁とを有することを特徴とする。本発明の真空発生装置は前記装置本体の内部に前記エアタンクを形成することを特徴とする。
本発明によれば、吸着具によるワーク吸着初期段階にはエアタンクからの圧縮空気がエジェクタのノズルに供給されるので、ワーク吸着初期段階に多量の空気がエジェクタに供給される。これにより、吸着初期段階の吸着具の真空度を高めることができ、確実にワークを吸着具に吸着させることができる。エアタンク内に蓄積された圧縮空気が放出された後には、圧縮空気供給源からの圧縮空気がノズルに供給される。ワークが吸着具に吸着された後には、吸着具の真空度は吸着初期段階より低下させてもワークを保持することができる。
したがって、ワークの保持に必要な圧縮空気の流量を圧縮空気供給源から真空発生装置に供給するようにしても、エジェクタに供給される圧縮空気の真空度を高める必要がある吸着初期段階にはエアタンクからの多量の圧縮空気を供給することにより、圧縮空気供給源から真空発生装置に供給する圧縮空気の流量をワークの保持に必要な流量に低下させても、ワークの吸着動作と保持動作とを確実に行うことができる。これにより、真空発生装置に供給される圧縮空気の流量を低下させることが可能となり、吸着動作から保持動作を含めて真空発生装置において消費される空気量を大幅に低減することが可能となる。
量産品の生産ラインに敷設される空気圧配管に供給される圧縮空気の圧力が空気使用量低減のために低下され、空気圧配管から真空発生装置に供給される空気圧が低下されても、本発明によればワークの吸着初期段階にはエアタンクから多量の空気がエジェクタに供給されるので、ワークの吸着搬送を確実に行うことができる。
ワークが吸着具に吸着されたか否かは、真空流路内を流れる空気の流量を検出することにより確実に判定することができる。吸着完了後のエジェクタに供給される圧縮空気の流量は絞り弁により調整することができ、真空発生装置で必要とされる真空圧力に応じた流量を最適値に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である真空発生装置を示す断面図であり、図2は図1に示された真空発生装置の空気圧回路図である。
図1に示されるように、この真空発生装置は断面ほぼ四角形のブロック材からなる装置本体10を有している。装置本体10には図1において下側の端面に支持ブロック11が取り付けられており、装置本体10は支持ブロック11により据え付け箇所に固定される。支持ブロック11を紙面に垂直な方向に長い寸法として、支持ブロック11に複数の真空発生装置を重ねるようにして装着すると、支持ブロック11に複数の真空発生装置を集合させることができる。
装置本体10には一方の側面に開口させて幅方向に延びる円筒形状の収容孔12が形成されており、収容孔12にはエジェクタ13が装着されている。エジェクタ13は主エジェクタ13aと副エジェクタ13bとから構成されている。主エジェクタ13aは基端部側に流入孔14が形成されたノズル15を有し、ノズル15の先端部には拡散孔16が形成されている。拡散孔16は先端面に向けて内径が大きくなるテーパ面となっており、流入孔14に供給された圧縮空気は膨張しながら拡散孔16から噴出する。主エジェクタ13aはノズル15が組み付けられるディフューザ17を有しており、ディフューザ17の基端部にノズル15が嵌合される。
ディフューザ17の基端部には環状溝が形成され、環状溝には内部に連通する複数の吸引孔18が形成されている。ディフューザ17の内部にはノズル15の中心軸に同軸状にディフューザ流路19が形成され、ノズル15から噴出した圧縮空気の粘性により吸引孔18の周囲の空気が巻き込まれて吸引孔18は負圧となる。吸引孔18から巻き込まれた空気は、ノズル15から噴出した圧縮空気とともにディフューザ流路19の下流側に流れる。ディフューザ流路19は上流側の縮径部19aと下流側の拡散部19bとこれらの中間のストレート部19cとを有している。
副エジェクタ13bはディフューザ流路21が形成された円筒形状のディフューザ22により形成されており、ディフューザ流路21は主エジェクタ13aのディフューザ流路19に連通している。ディフューザ22はディフューザ17の下流側端面に突き当てられており、ディフューザ17の下流側端部は副エジェクタ13bのディフューザ22に対して噴流を供給するためのノズルの機能を有している。ディフューザ流路21は上流側の縮径部21aと下流側の拡散部21bとこれらの中間のストレート部21cとを有しており、主エジェクタ13aのディフューザ17の下流側端部には周囲の空気を巻き込む吸引孔18aが形成されている。
このようにエジェクタ13は主エジェクタ13aと副エジェクタ13bとを有し、収容孔12の開口部にねじ止めされるプラグ23がディフューザ22に突き当てられ、エジェクタ13はプラグ23により装置本体10に固定されている。装置本体10の図1における上端面には排気口24が形成され、排気口24はディフューザ22の下流端の流出口に連通している。装置本体10には消音器25が設けられており、消音器25に形成された消音室26にはマフラ27が組み込まれ、消音器25には排気口28が形成されている。これにより、ディフューザ流路21を流れて排気口28から外部に排出される圧縮空気はマフラ27により消音されて外部に排出される。
装置本体10の側面には給気制御用電磁弁31が取り付けられている。圧縮空気供給源32に配管33を介して接続される接続ポート34が装置本体10に形成され、この接続ポート34は装置本体10に形成された給気流路35により給気制御用電磁弁31の給気ポート36に連通している。給気制御用電磁弁31の出力ポート37はエジェクタ13の流入孔14に連通しており、給気制御用電磁弁31のコイルに駆動信号が供給されると、給気ポート36と出力ポート37とが連通状態となって給気流路35が開放される。これにより、接続ポート34に流入した圧縮空気はノズル15に供給される。一方、給気制御用電磁弁31のコイルに対する駆動信号の供給が停止されると、給気ポート36と出力ポート37の連通が遮断されて給気流路35が遮断される。これにより、ノズル15に対する圧縮空気の供給が停止される。
給気流路35の開度を調整するための絞り弁38が装置本体10には設けられており、調整ねじ38aを回転させることにより給気流路35の上流側の開度が弁体38bにより調整される。
装置本体10には給気流路35の途中にエアタンク40が形成されており、給気制御用電磁弁31の給気ポート36はエアタンク40および絞り弁38を介して接続ポート34に連通している。したがって、給気制御用電磁弁31により給気ポート36と出力ポート37との連通が遮断された状態のもとでは、接続ポート34を介して圧縮空気供給源32から供給される圧縮空気はエアタンク40内に蓄積される。
装置本体10にはエジェクタ13のそれぞれの吸引孔18,18aと装置本体10の側面に装着される継手41との間に位置させて真空流路42が形成されており、継手41には吸着具43が設けられた真空配管44が装着されるようになっている。装置本体10には真空流路42の途中に位置させてフィルタ収容孔45が形成されており、フィルタ収容孔45は装置本体10の側面に開口している。フィルタ収容孔45内には円筒形状のフィルタエレメント46が組み込まれており、フィルタエレメント46はフィルタ収容孔45の開口部に取り付けられるプラグ47により固定されている。
したがって、給気制御用電磁弁31のコイルに駆動信号を供給して給気ポート36と出力ポート37とを連通させると、圧縮空気供給源32からの圧縮空気がエジェクタ13に供給される。圧縮空気はノズル15からディフューザ17に噴出されて吸引孔18の周囲の空気を巻き込むとともにディフューザ22のディフューザ流路21内に流入して吸引孔18aの周囲の空気を巻き込んでマフラ27を通過して排気口28から外部に排出される。
吸引孔18,18aの周囲の空気が粘性によりエジェクタ13内に吸引されることによって真空流路42内は負圧状態つまり真空状態となる。真空流路42内の真空は真空配管44により吸着具43に案内され、ワークWが吸着具43により吸着される。これにより、装置本体10または吸着具43を図示しない搬送装置によって搬送することによってワークWは所定の位置まで搬送されることになる。
吸着具43によってワークWを吸着させる際には、吸着具43をワークWに接触させるか、接近させた状態のもとで給気制御用電磁弁31のコイルに駆動信号を供給することにより給気流路35が開放される。給気流路35が開放されときのワーク吸着初期の段階においては、エアタンク40内に蓄積された圧縮空気が給気制御用電磁弁31を介してエジェクタ13に放出されるので、エジェクタ13には多量の空気が供給される。これにより、真空流路42を介して吸着具43に供給される負圧空気の真空度は高められ、ワークWは吸着具43により確実に吸着保持される。
エアタンク40内に蓄積された圧縮空気がエジェクタ13に放出され尽くすと、圧縮空気供給源32から供給される圧縮空気が絞り弁38を介してエジェクタ13に供給される。したがって、エジェクタ13に供給される圧縮空気の量がワーク吸着初期段階よりも低下するので、真空流路42および吸着具43の真空度は低下することになる。しかし、ワーク吸着初期段階においてワークWが吸着具43に確実に吸着保持されているので、搬送過程において真空度が低下しても、ワークWが吸着具43から落下することはない。
ワークWの搬送が終了してワークWを吸着具43から落下させるために給気制御用電磁弁31のコイルに対する通電を停止すると、給気ポート36と出力ポート37との連通が遮断される。これにより、圧縮空気供給源32から供給される圧縮空気は、エアタンク40内に蓄積される。このように、給気流路35を流れる圧縮空気の流量を絞り弁38の開度調整によって調整し、ワーク吸着後の搬送過程において必要な真空度となる流量にエジェクタ13に供給される圧縮空気の流量を設定しても、吸着具43を高い真空度に設定する必要があるワーク吸着初期段階には、エアタンク40内の圧縮空気がエジェクタ13に放出されるので、吸着開始から吸着終了までに要する圧縮空気の全流量を、エアタンク40を用いない場合に比して低減させることができる。
装置本体10の側面には給気制御用電磁弁31に隣接させて真空破壊用電磁弁51が取り付けられている。真空破壊用電磁弁51は接続ポート34に分岐流路52により連通する給気ポート53と、真空流路42に真空破壊流路54に連通する出力ポート55とを有している。真空破壊用電磁弁51のコイルに駆動信号を供給すると、内部に組み込まれた弁体により給気ポート53と出力ポート55とが連通状態に切り換えられ、圧縮空気が真空破壊用電磁弁51を介して真空流路42を介して吸着具43に供給される。一方、真空破壊用電磁弁51のコイルに対する駆動信号の供給を停止すると、給気ポート53と出力ポート55の連通が遮断されて吸着具43に対する圧縮空気の供給が停止される。したがって、吸着具43によりワークWの吸着搬送が終了した後に、吸着具43からワークWを外すときには、給気制御用電磁弁31のコイルに対する駆動信号の供給を停止してエジェクタ13に対する圧縮空気の供給を停止するとともに、真空破壊用電磁弁51のコイルに対して駆動信号を供給すると真空流路42に圧縮空気が供給されて吸着具43の真空が破壊される。これにより、ワークWを確実に吸着具43から取り外すことができる。
ワークWが吸着具43に吸着したか否かを判定するために、真空流路42内の空気の流量を検出する流量センサ56が支持ブロック11に設けられている。
図3は真空発生装置に供給される圧縮空気の圧力を変化させた場合における真空流路内を流れる負圧空気の真空度と吸い込み流量との関係を示す流量特性線図である。
図3においては、圧縮空気供給源32から接続ポート34にそれぞれ0.1MPa〜0.5MPaの5種類の圧縮空気を供給して、それぞれについてエジェクタ13により生成されて真空流路42内を流れる負圧空気の真空度と吸込流量の関係が示されている。図3に示されるように、エジェクタ13に供給される圧縮空気の圧力を変化させた場合には、圧縮空気の圧力を低下させると到達真空度が低下する。しかし、真空流路42内を流れる負圧空気の低下率は、真空度の圧力変化に比して少なくなる。例えば、0.5MPaの圧縮空気を供給した場合と、0.3MPaの圧縮空気を供給した場合とを比較すると、0.3MPaの方が図3に示されるように流量特性の傾斜角度が小さくなることから負圧空気の低下率は圧力変化に比して小さくなることが分かる。
したがって、流量センサ56によって真空流路42内の流量を検出してワークWが吸着具43に吸着したか否かを判定すると、エジェクタ13に供給される圧縮空気の圧力を低下させ供給流量を削減しても、圧力センサにより真空流路42内の圧力を検出してワークWの吸着を判定する場合よりも高精度で吸着判定を行うことができる。このように流量センサ56を用いて吸着具43にワークWが吸着したか否かを判定することにより、生産ラインに供給される圧縮空気の流量を低減するために、生産ラインの圧縮空気の圧力が低下されてもワークWの吸着判定を確実に行うことができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、エジェクタ13は主エジェクタ13aと副エジェクタ13bとを有しているが、エジェクタ13を主エジェクタ13aのみの構造としても良い。また、エアタンク40を装置本体10の外部に配置するようにしても良い。
本発明の一実施の形態である真空発生装置を示す断面図である。 図1に示された真空発生装置の空気圧回路図である。 真空発生装置に供給される圧縮空気の圧力を変化させた場合における真空流路内を流れる負圧空気の真空度と吸い込み流量との関係を示す流量特性線図である。
符号の説明
10 装置本体
11 支持ブロック
12 収容孔
13 エジェクタ
14 流入孔
15 ノズル
16 拡散孔
17 ディフューザ
18,18a 吸引孔
19 ディフューザ流路
21 ディフューザ流路
22 ディフューザ
25 消音器
27 マフラ
28 排気口
31 給気制御用電磁弁
32 圧縮空気供給源
34 接続ポート
35 給気流路
36 給気ポート
37 出力ポート
38 絞り弁
40 エアタンク
42 真空流路
43 吸着具
46 フィルタエレメント
51 真空破壊用電磁弁
52 分岐流路
53 給気ポート
54 真空破壊流路
55 出力ポート
56 流量センサ

Claims (5)

  1. 圧縮空気の噴流により負圧空気を発生させる真空発生装置であって、
    圧縮空気を噴出するノズルと当該ノズルから噴出した空気に吸引される空気を案内する吸引孔が形成されたディフューザとを備え装置本体に設けられるエジェクタと、
    圧縮空気供給源が接続される接続ポートと前記ノズルとの間に形成される給気流路と、
    前記給気流路を開放して前記ノズルに圧縮空気を供給する給気状態と前記給気流路を遮断して圧縮空気の前記ノズルに対する供給を停止させる給気停止状態とに切り換える給気制御用電磁弁と、
    前記吸引孔に連通して前記装置本体に形成され、ワークを真空吸着する吸着具に負圧を供給する真空流路と、
    前記給気流路に連通して前記装置本体に設けられ、前記給気流路が前記給気制御用電磁弁により遮断された状態のもとで圧縮空気を蓄積し、前記給気流路が前記給気制御用電磁弁により開放されたときに蓄積された圧縮空気を前記ノズルに供給するエアタンクとを有し、
    前記吸着具によるワーク吸着初期段階には前記ノズルに対して前記エアタンクからの圧縮空気を供給することを特徴とする真空発生装置。
  2. 請求項1記載の真空発生装置において、前記接続ポートと前記エアタンクとの間に絞りを設けることを特徴とする真空発生装置。
  3. 請求項1または2記載の真空発生装置において、前記真空流路を流れる負圧空気の流量を検出する流量センサを有することを特徴とする真空発生装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の真空発生装置において、前記接続ポートと前記真空流路とを連通させる真空破壊流路を開閉し、前記接続ポートからの圧縮空気を前記真空流路に供給して前記真空流路の真空を破壊する状態と圧縮空気の供給を停止する状態とに切り換える真空破壊用電磁弁とを有することを特徴とする真空発生装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の真空発生装置において、前記装置本体の内部に前記エアタンクを形成することを特徴とする真空発生装置。
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