JP2005188292A - 内燃機関の始動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サージタンクとレゾネータとを一体的に構成したインテークマニホールドにおいて、バックファイヤの発生によるレゾネータの破壊を回避する。
【解決手段】 エンジンECUは、エンジンを始動させるためのスタータスイッチがオンにされると(S100にてYES)、サージタンクとレゾネータとを連通状態と非連通状態とを切換える開閉バルブを作動させるアクチュエータに開閉バルブを閉じる制御信号を出力するステップ(S200)と、エンジンが始動すると(S300にてYES)、開閉バルブを作動させるアクチュエータに開閉バルブを開く制御信号を出力するステップ(S400)とを含むプログラムを実行する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、内燃機関の制御に関し、特に、サージタンクとレゾネータとを一体的に構成されたインテークマニホールドを有する内燃機関の始動時の制御に関する。
内燃機関における、吸気音の低減や、サージタンクに発生する打音を除去するため、また内燃機関のトルクアップのために、内燃機関における吸気系(インテークマニホールド)にレゾネータが設けられる。
これは、単一の管またはダクト内に生じる気柱振動の腹にレゾネータを設けて、気柱振動音を低減させるものである。すなわち、インテークマニホールドに気柱振動音を低減するためのレゾネータを設けて、吸気音を低減するにようにしている。
レゾネータが付いているインテークマニホールドにおいては、インテークマニホールドとレゾネータとが別体に設けられることが多い。インテークマニホールドは、サージタンク、複数の分配管および吸気ポート板を備える。サージタンクとレゾネータは、サージタンクの連結部とレゾネータの連結部とに嵌着された連結ホースによって連結されている。連結ホースの両端部はそれぞれクランプによって連結部に固定されている。車両に設けられた外気取り入れ口から取り込まれた空気は、エアクリーナーやスロットルボディー等からサージタンクへ導かれる。このとき、サージタンクにおいて発生する吸気音はレゾネータによって低減されるとともに、レゾネータによって吸入空気の脈動が平滑化される。サージタンクへ導入された空気は分配管から内燃機関の各燃焼室へ送られる。
このようなインテークマニホールドに関して、特開平11−117819号公報(特許文献1)は、部品点数の増加及び組付け作業工数の増加を抑制し、製造コストを低減することができる樹脂製インテークマニホールドを開示する。この樹脂製インテークマニホールドは、樹脂材料からなる二つの分割体の少なくとも一方はサージタンクを構成するための収容部を有するとともに、両分割体は各分割面に溶着部を有し、それら各溶着部を突き合わせた振動溶着によって一体に接合形成される樹脂製インテークマニホールドであって、収容部には、サージタンク部およびレゾネータ部を区画するとともにサージタンク部とレゾネータ部とを連通する連通管部を構成するための対をなす仕切り壁が設けられている。
この樹脂製インテークマニホールドによると、二つの分割体の溶着部を突き合わせて振動溶着によって一体に接合形成される際、仕切り壁も溶着され、サージタンク、レゾネータおよび連通管が同時に形成される。その結果、部品点数の増加及び組付け作業工数の増加を抑制し、製造コストを低減することができる。
また、内燃機関の燃焼室内(筒内)に燃料を直接噴射するようにした火花点火式の内燃機関においては、筒内噴射用の主燃料噴射弁に加え、吸気通路内に燃料を噴射する補助燃料噴射弁を備えるものがある。このような内燃機関では、冷間始動時に、必要な燃料の一部を補助燃料噴射弁から噴射し、吸気通路内を流れる吸入空気と十分に混合させ、気化させた後にこれを機関燃焼室に導入させることにより、冷間時においても良好な機関始動性を確保するようにしている。このような場合において、主燃料噴射弁および補助燃料噴射弁から機関燃焼室内に供給される燃料のうちの一部しか実際の燃焼に供されないようになり、燃焼空燃比(実際に燃焼に供される燃料の量に対して機関燃焼室に導入される吸入空気の量の比)がリーン化する(増大する)場合がある。このように燃焼空燃比がリーン化すると、燃焼が緩慢になるために、混合気が点火されてからその燃焼が終了するまでの期間が増大するようになる。その結果、吸気バルブの開弁時期まで燃焼が継続され、同バルブが開弁した際に、機関燃焼室内に残った火炎が補助燃料噴射弁の燃料噴射によって形成された吸気通路内の混合気に着火してしまう可能性がある。こうした現象は、一般にバックファイヤと称され、吸気管等の吸気系部品の耐久性を低下させる一因となる。
このような問題に関して、実開昭59−137368号公報(特許文献2)は、エンジンのバックファイヤ発生時にエアクリーナへの火炎伝播を阻止するバックファイヤ逆止弁を備えた吸入空気装置を開示する。この吸入空気装置は、エンジンへの吸入空気通路のスロットルボディまたはキャブレタとエアクリーナケースとの間に逆止弁ボディを設け、この逆止弁ボディを境としてエンジン側通路とエアクリーナ側通路とを形成するとともに、この逆止弁ボディは、吸入空気通路を常態では開く方向にバネにより付勢されている逆止弁と、吸入空気脈動をおさえるダンピングチャンバを備えており、エンジン運転時には、この逆止弁を開くとともにバックファイヤ時は、爆発圧力および火炎が、逆止弁に付勢されるバネの過重に打ち勝ち、逆止弁を閉じて吸入空気通路を閉塞し、爆発圧力および火炎をエンジン側通路に閉じ込めることを特徴とする。
このバックファイヤ逆止弁を備えた吸入空気装置によると、エンジン運転時には、逆止弁を開くとともにエンジンの不調等によるバックファイヤ発生時にはその爆発圧力および火炎による圧力が、逆止弁に付勢されるバネの過重に打ち勝ち、逆止弁を閉じて吸入空気通路を閉塞して、爆発圧力および火炎をエンジン通路側に閉じ込めて、エアクリーナケースおよびエアクリーナエレメントへの火炎伝播を防止できる。
特開平11−117819号公報 実開昭59−137368号公報
しかしながら、特許文献1に開示された樹脂製インテークマニホールドは、始動時にエンジンのバックファイヤが発生すると、レゾネータに火炎が伝播して閉空間のレゾネータ内の圧力が急激に上昇する。このような場合においては、その圧力次第で、レゾネータが破壊される可能性も否定できない。
一方、特許文献2に開示されたバックファイヤ逆止弁は、エンジンへの吸入空気通路における、スロットルボディまたはキャブレタとエアクリーナケースとの間に設けられる。このため、スロットルボディと燃料室との間に設けられるサージタンク部およびレゾネータ部を収容した樹脂製インテークマニホールドにおいて、バックファイヤ発生時にレゾネータが高い圧力になることを回避することができない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、サージタンクとレゾネータとを一体的に構成したインテークマニホールドにおいて、内燃機関の始動時においてバックファイヤの発生があっても、レゾネータの破壊を回避できる内燃機関の始動制御装置を提供することである。
第1の発明に係る内燃機関の始動制御装置は、サージタンク内にレゾネータを含むインテークマニホールドを備えた内燃機関の始動を制御する。この始動制御装置は、サージタンクとレゾネータとの間を、連通状態および非連通状態のいずれかの状態に切換えるための切換手段と、内燃機関の始動または始動予測を検知するための検知手段と、内燃機関の始動または始動予測が検知されたことに応答して、切換手段を制御するための制御手段とを含む。
第1の発明によると、サージタンク内にレゾネータを含むインテークマニホールド内において、サージタンクとレゾネータとの間を、連通状態および非連通状態のいずれかの状態に切換える切換手段が設けられる。たとえば、連通路に設けられた開閉弁である。制御手段は、この開閉弁を制御して、サージタンクとレゾネータとの間を、連通状態および非連通状態のいずれかの状態に切換える。制御手段は、内燃機関の始動や始動予測を検知すると、この開閉弁を閉じるように制御して、サージタンクとレゾネータとの間を非連通状態にする。このため、内燃機関の始動時にバックファイヤが発生したとしても、サージタンクとレゾネータとの間は連通されていないので、バックファイヤの影響をレゾネータが受けることがない。その結果、サージタンクとレゾネータとを一体的に構成したインテークマニホールドにおいて、内燃機関の始動時においてバックファイヤの発生があっても、レゾネータの破壊を回避できる内燃機関の始動制御装置を提供することができる。
第2の発明に係る内燃機関の始動制御装置においては、第1の発明の構成に加えて、制御手段は、始動または始動予測が検知されたことに応答して、非連通状態にするように、切換手段を制御するための手段を含む。
第2の発明によると、制御手段は、内燃機関の始動や始動予測を検知すると、切換手段(開閉弁)を制御して、サージタンクとレゾネータとの間を非連通状態にする。このため、内燃機関の始動時にバックファイヤが発生したとしても、サージタンクとレゾネータとの間は連通されていないので、バックファイヤの影響(圧力、火炎等)をレゾネータが受けることがない。
第3の発明に係る内燃機関の始動制御装置においては、第2の発明の構成に加えて、切換手段は、サージタンクとレゾネータとの間とを連通する連通路に設けられた開閉弁であって、制御手段は、開閉弁を閉じるように制御するための手段を含む。
第3の発明によると、制御手段は、内燃機関の始動や始動予測を検知すると、サージタンクとレゾネータとの間とを連通する連通路に設けられた開閉弁を閉じるように制御して、サージタンクとレゾネータとの間を非連通状態にする。このため、内燃機関の始動時にバックファイヤが発生したとしても、サージタンクとレゾネータとの間は連通されていないので、バックファイヤの影響(圧力、火炎等)をレゾネータが受けることがない。
第4の発明に係る内燃機関の始動制御装置においては、第1〜3のいずれかの発明の構成に加えて、検知手段は、運転者による内燃機関の始動要求に基づいて、内燃機関の始動予測を検知するための手段を含む。
第4の発明によると、運転者がイグニッションスイッチをスタート位置にしたことを検知して、運転者による内燃機関の始動要求に基づいて、内燃機関の始動予測を検知することができる。なお、このようなイグニッションスイッチ以外にも、運転者の操作を含んで、エンジンの始動条件を満足している場合には、内燃機関の始動予測を検知するようにしてもよい。たとえば、アイドリングストップ車において、エンジンの再始動時の条件として運転者がブレーキペダルを踏んでいる状態から踏んでいない状態にされたことがあるが、これを運転者による内燃機関の始動要求として検知するようにしてもよい。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
本発明の実施の形態に係る樹脂製インテークマニホールドおよびその樹脂製インテークマニホールドを有する内燃機関(エンジン)の制御装置について説明する。
図1〜図3に示すように、樹脂製インテークマニホールド100は、4気筒エンジン用のものである。なお、図1は樹脂製インテークマニホールドの側面図、図2はその上面図、図3は底面から見た分解斜視図である。
インテークマニホールド100は、熱可塑性樹脂より成形されており、取り付け板200、エアコネクタ300、サージタンク400、レゾネータ500、連通管600、分配管700、吸気ポート板800を含む。
取り付け板200は、たとえば、スロットルバルブが軸支されたスロットルボディー等、吸気通路上流部品に接続される部分であり、この取り付け板200はエアコネクタ300を介して、サージタンク400に接続されている。サージタンク400には4本の分配管700が接続されており、各分配管700の末端部は等間隔に配置された吸気ポート孔900を有した吸気ポート板800に固定されている。そして、吸気ポート板800は、吸気ポートを介してエンジンの燃焼室へ接続される。
サージタンク400の側方には連通管600を介してレゾネータ500が一体に設けられている。したがって、車両に設けられた外気取り入れ口から取り込まれた空気は、エアクリーナーやスロットルボディー等からエアコネクタ300を通じてサージタンク400へ導かれる。サージタンク400へ導入された空気は分配管700から各燃焼室へ送られる。また、サージタンク400は連通管600を介してレゾネータ500に連通されているので、サージタンク400において発生する吸気音はレゾネータ500によって低減されるとともに、レゾネータ500によって吸入空気の脈動が平滑化される。
インテークマニホールド100は、図3に示されるように、溶着部としての接合面1000によって2つに分割された分割体としてのインテークマニホールド部品1100,2100より構成されている。インテークマニホールド部品1100,2100のそれぞれの接合面1010,1020の外周縁部にはリブ(溶着リブ)1200,2200が形成されている。
インテークマニホールド部品1100は、サージタンク400、レゾネータ500および連通管600を構成するための収容部1600と、分配管700を構成する分配管部710とから構成される。インテークマニホールド部品2100は、サージタンク400、レゾネータ500および連通管600を構成するための収容部2600と、分配管700を構成する分配管部720とから構成される。収容部2600にはエアコネクタ300が設けられ、分配管部720の末端部には吸気ポート板800が設けられている。
図3に示すように、インテークマニホールド部品1100の収容部1600には、収容部1600の内周面から中間部まで延びる一対の仕切り壁1700,1800が設けられている。これらの仕切り壁1700,1800は、平面内に設けられるとともに、異なる方向に互いに対向するように延びている。これらの仕切り壁1700,1800によって収容部1600内に、サージタンク部1300、レゾネータ部1400が区画されている。また、これらの仕切り壁1700,1800の対向部分によって連通管部1500が形成されている。
インテークマニホールド部品2100の収容部2600には。仕切り壁1700,1800に対応するように一対の仕切り壁が設けられている。これらの仕切り壁も平板状に設けられるとともに、異なる方向に互いに対向するように延びている。図3に示すように、これらの仕切り壁によって収容部2600内にサージタンク部2300、レゾネータ部2400が区画されるとともに、これらの仕切り壁の対向部分によって連通管部2500が形成されている。
インテークマニホールド部品1100,2100を接合させる際には、接合面1010,1020が対応するように当接させる。次に、リブ1200,2200を溶着治具で直接押さえて、接合面1000に対して垂直方向に荷重を加える。そして、この状態で、同接合面1000に対して水平方向に振動を加える。
このようにして、インテークマニホールド部品1100,2100の接合面1010,1020に荷重と振動が加えられると、その摩擦により溶着リブ1200,2200が溶けて互いに溶着される。こうして、インテークマニホールド100が一体的になるように接合される。この際、仕切り壁1700,1800も、対向する仕切り壁にそれぞれ溶着され、サージタンク400、レゾネータ500および連通管600が同時に形成される。
図4を参照して、このような樹脂製インテークマニホールド100の連通管部1500に設けられる、サージタンク部1300とレゾネータ部1400とを連通状態にしたり、非連通の状態にしたりする開閉バルブ3000について説明する。
この開閉バルブ3000は、空気圧や電気モータなどのアクチュエータで、その開閉状態が変更される、たとえばバタフライ式の開閉弁である。この開閉バルブ3000が閉じた状態になると、サージタンク部1300とレゾネータ部1400とは非連通の状態に、開閉バルブ3000が開いた状態になると、サージタンク部1300とレゾネータ部1400とは連通の状態になる。
図5を参照して、この開閉バルブ3000を制御する制御ブロック図について説明する。図5は、この開閉バルブ3000を制御する制御ブロック図の一例である。以下の説明では、この開閉バルブ3000がエンジンECU(Electronic Control Unit)3200により制御されるものとして説明するがこれに限定されるものではない。
エンジンECU3200は、エンジン3300の全体を制御するとともに、エンジン330の始動時には開閉バルブ3000を閉じるように制御する。エンジンECU3200は、スタータスイッチ3400からの信号が入力されるとともに、アクチュエータ3100へ制御信号を出力する。スタータスイッチ3400は、車両の運転者により操作されるイグニッションスイッチのスタート位置を検知するスイッチである。なお、エンジンECU3200からエンジン3300へのエンジン始動指令信号を用いてエンジン3300が始動されることを検知したり、その他のセンサでエンジン3300の始動を検知したり、エンジン3300の始動を予測したりするようにしてもよい。
図6を参照して、エンジンECU3200で実行される開閉バルブ3000の制御に関するプログラムの制御構造を説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、エンジンECU3200は、スタータスイッチ3400がオンにされたか否かを判断する。スタータスイッチ3400がオンにされると(S100にてYES)、処理はS200へ移される。もしそうでないと(S100にてNO)、処理はS100へ戻される。
S200にて、エンジンECU3200は、アクチュエータ3100へ開閉バルブ3000を閉じる指令信号を出力する。
S300にて、エンジンECU3200は、エンジン3300が始動したか否かを判断する。この判断は特に限定されないが、たとえば、エンジン3300の回転数を検知して、その回転数に基づいてエンジン3300が始動したか否かを判断するようにすればよい。エンジン3300が始動すると(S300にてYES)、処理はS400へ移される。もしそうでないと(S300にてNO)、処理はS300へ戻される。
S400にて、エンジンECU3200は、アクチュエータ3100へ開閉バルブ3000を開く指令信号を出力する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る内燃機関の始動制御装置の動作について説明する。
運転者が車両に乗って、イグニッションスイッチをスタート位置まで回すと(S100にてYES)、アクチュエータ3100に制御信号が出力されて(S200)、開閉バルブ3000が閉じられる。これにより、サージタンク部1300とレゾネータ部1400とは非連通の状態になる。
この状態で、エンジン3300が始動して、たとえバックファイヤが発生しても、サージタンク部1300とレゾネータ部1400とが非連通の状態であるので、閉空間で形成されるレゾネータ部1400に火炎、衝撃、圧力が伝播することがない。
エンジン3300の回転数が上昇する等によりエンジン3300が始動したと判断されると(S300にてYES)、アクチュエータ3100に制御信号が出力されて(S400)、開閉バルブ3000が開かれる。これにより、サージタンク部1300とレゾネータ部1400とは連通の状態になる。サージタンク部1300とレゾネータ部1400とは連通の状態になると、レゾネータ部1400により吸気音を低減できるようになる。
以上のようにして、本実施の形態に係る内燃機関の始動制御装置によると、エンジンの始動時には、始動要求を検知したり始動を検知したりして、サージタンクとレゾネータの連通部に設けられた開閉弁を閉じる。このため、エンジンの始動時に発生することがあるバックファイヤによるレゾネータへの圧力伝播を回避することができる。エンジンの始動後は、この開閉弁を開くので、レゾネータにより吸気音を低減させることができる。
なお、イグニッションスイッチをスタート位置の手前まで回すと、S100にてYESと判断するようにしてもよい(エンジン3300の始動の予測)。
また、アイドリングストップ車において、エンジンの再始動時の条件として規定された、運転者がブレーキペダルを踏んでいる状態から踏んでいない状態や運転者がアクセルペダルを踏んでいない状態から踏んでいる状態にされると、これを運転者による内燃機関の始動要求として検知して、S100にてYESと判断するようにしてもよい(エンジン3300の再始動または再始動の予測)。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に係るインテークマニホールドの側面図である。 本発明の実施の形態に係るインテークマニホールドの上面図である。 本発明の実施の形態に係るインテークマニホールドの分解斜視図である。 サージタンクとレゾネータとの連通部における開閉バルブを示す図である。 本発明の実施の形態に係るインテークマニホールドを有するエンジンの制御ブロック図である。 図5のECUで実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
100 インテークマニホールド、200 取り付け板、300 エアコネクタ、400 サージタンク、500 レゾネータ、600 連通管、700 分配管、800 吸気ポート板、900 吸気ポート孔、1000,1010,1020 接合面、1100,2100 インテークマニホールド部品、1200,2200 リブ、1300,2300 サージタンク部、1400,2400 レゾネータ部、1500,2500 連通管部、1700,1800 仕切り壁、2600 収容部、3000 開閉バルブ、3100 アクチュエータ、3200 エンジンECU、3300 エンジン、3400 スタータスイッチ。

Claims (4)

  1. サージタンク内にレゾネータを含むインテークマニホールドを備えた内燃機関の始動制御装置であって、
    前記サージタンクと前記レゾネータとの間を、連通状態および非連通状態のいずれかの状態に切換えるための切換手段と、
    前記内燃機関の始動または始動予測を検知するための検知手段と、
    前記内燃機関の始動または始動予測が検知されたことに応答して、前記切換手段を制御するための制御手段とを含む、内燃機関の始動制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記始動または始動予測が検知されたことに応答して、前記非連通状態にするように、前記切換手段を制御するための手段を含む、請求項1に記載の内燃機関の始動制御装置。
  3. 前記切換手段は、前記サージタンクと前記レゾネータとの間とを連通する連通路に設けられた開閉弁であって、
    前記制御手段は、前記開閉弁を閉じるように制御するための手段を含む、請求項2に記載の内燃機関の始動制御装置。
  4. 前記検知手段は、運転者による前記内燃機関の始動要求に基づいて、前記内燃機関の始動予測を検知するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の始動制御装置。
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