JP2005187984A - 複合繊維素材の染色方法 - Google Patents

複合繊維素材の染色方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005187984A
JP2005187984A JP2003431824A JP2003431824A JP2005187984A JP 2005187984 A JP2005187984 A JP 2005187984A JP 2003431824 A JP2003431824 A JP 2003431824A JP 2003431824 A JP2003431824 A JP 2003431824A JP 2005187984 A JP2005187984 A JP 2005187984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dyeing
dye
bath
agent
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003431824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4691319B2 (ja
Inventor
Shinji Tsukatani
新二 塚谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Kasei Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Kasei Co Ltd filed Critical Daiichi Kasei Co Ltd
Priority to JP2003431824A priority Critical patent/JP4691319B2/ja
Publication of JP2005187984A publication Critical patent/JP2005187984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4691319B2 publication Critical patent/JP4691319B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)

Abstract

【課題】 ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材の染色方法であって、堅牢かつ高品質の染色物を与え、ポリエステル側と合成ポリアミド側の染色やその他の工程を一浴で行える等、経済的にも優れた染色方法を提供する。
【解決手段】 ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材を、分散染料、酸性染料又は酸性含金属染料、及び染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保ちかつ染色中に染浴pHを5.0以上かつ6.5以下の範囲内にスライドさせる縮合型フィクス剤又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤の組合せを含有する染浴にて、一浴方式で染色する、及び/又は、染色後に酸性還元を施して合成ポリアミドに染着した分散染料を除去することを特徴とする複合繊維素材の染色方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材を、同色にかつ堅牢に染色する複合繊維素材の染色方法に関する。さらに詳しくは、所定の分散染料、酸性染料又は酸性含金属染料、及び所定のフィクス剤又はフィクス剤とpHスライド剤の組合せ、必要によりさらにポリエステル繊維を均一に染めるための均染剤を一浴に添加して染色を行うことを特徴とする前記の複合繊維素材の染色方法、並びに、分散染料及び酸性染料又は酸性含金属染料による染色後、酸性還元による後処理を施すことを特徴とする前記の複合繊維素材の染色方法に関するものである。
機能性衣料向などに伸縮性の良好な合成ポリアミドを含有するポリエステル繊維素材の商品化が行なわれている。従来この複合素材の染色加工では、高温高圧下、分散染料からなる染浴でポリエステル側を染色した後排液し、その後、酸性染料又は酸性媒染染料からなる別の染浴で合成ポリアミド側を染色するとの二浴の染色方法が採用されていた。この方法においては、通常さらに、ポリエステル側の染色、排液後に、ポリエステル側を堅牢に染色するためのアルカリ還元洗浄が行われ、かつポリアミド側の染色、排液後に、酸性染料または酸性媒染染料に起因するポリアミド側の湿潤堅牢度の低下を防止するため、フィクス剤によるフィクス処理が行われる。
しかし、前記の方法は多数の工程を要し、染色の全工程は非常に長くなり、経済的に著しく不利である。そこで、必要な工程数がより少なく、できればポリエステル側と合成ポリアミド側を一浴で染色できる方法の開発が望まれていた。
さらに、前記の染色方法においては、合成ポリアミド繊維にも分散染料が染着し、この分散染料に起因して湿潤堅牢度が著しく低下する場合がある。合成ポリアミド繊維に染着した分散染料は、前記のアルカリ還元洗浄やフィクス処理を施しても除去が困難であり、その結果、この染色の分野は、近年まで非常に湿潤堅牢度の悪い分野と考えられており、抜本的な改良が望まれていた。
合成ポリアミド繊維に染着した分散染料に起因する湿潤堅牢度の低下は、合成ポリアミド繊維への染着が少ない分散染料、又は染着しても堅牢である分散染料を選定することにより防止される場合もある。しかし、この方法によっては、選定できる分散染料の範囲が非常に限られる。そこで、染着した分散染料の除去等、他の方法による湿潤堅牢度の向上が望まれていた。
本発明は、ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材の染色方法であって、堅牢かつ高品質の染色物を与え、さらにポリエステル側と合成ポリアミド側の染色やその他の工程を一浴で行えることを特徴とする、工程数が少ない経済的にも非常にすぐれた染色方法を提供することを課題とする。本発明はさらに、合成ポリアミド側への分散染料の染着に起因する湿潤堅牢度の低下を防止しするための後処理工程、即ち染着した分散染料を除去する工程を含み、より幅広い分散染料の選定を可能にする、前記複合繊維素材の染色方法を提供することを課題とする。
本発明者は、工程数の減少を目標に合成ポリアミド側への染料の固着を染色中に進行される方法の確立について鋭意検討を重ねた。又本発明者は、合成ポリアミド側に染着した分散染料を除去する方法についても鋭意検討を重ねた。その結果、特定の縮合型フィクス剤、又は特定の縮合型フィクス剤とPHスライド剤との組合せを用い、これらと選定された分散染料、及び酸性染料又は酸性含金属染料を加えた染浴を用いて前記複合繊維素材を染色することにより、ポリエステル側と合成ポリアミド側の一浴での染色を可能とし、さらに後工程を含めた工程数を大幅に減少することができ、かつ湿潤堅牢度を含めた各種堅牢度も向上し、高品質の染色物が得られることを見出した。
又、中色、濃色の染色物等については、前記の手段によっても湿潤堅牢度が不十分な場合があるが、本発明者は、得られた染色物に酸性還元処理を施すことにより、かかる問題をも解決することができ、両繊維を同色に堅牢に染色できることを見出した。本発明は、このような検討の結果完成されたものである。
本発明は、その第一の態様として、ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材の染色方法であって、前記複合繊維素材を、分散染料、酸性染料又は酸性含金属染料、及び染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保ちかつ染色中に染浴pHを5.0以上かつ6.5以下の範囲内にスライドさせる縮合型フィクス剤又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤との組合せを含有する染浴にて、一浴方式で染色する工程を含むことを特徴とする複合繊維素材の染色方法を提供するものである。
即ち、この第一の態様の複合繊維素材の染色方法に用いられる染浴は、次の1.〜3.を含むものである。
1.分散染料
2.酸性染料又は酸性含金属染料
3.縮合型フィクス剤又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤の組合せ
この第一の態様によれば、フィクス処理を染色中に行うことができ、この点のみでも工程数を減少できる。さらに、ポリエステル及び合成ポリアミドの一浴での染色を可能とし、かつ湿潤堅牢度を含めた各種堅牢度も向上し、高品質の染色物が得られる。
本発明は又、その第二の態様として、ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材の染色方法であって、分散染料、及び酸性染料又は酸性含金属染料を含有する染浴にて前記複合繊維素材を染色した後、酸性還元を施して合成ポリアミドに染着した分散染料を除去する工程を含むことを特徴とする複合繊維素材の染色方法をも提供するものである。
前記第一の態様と第二の態様の組合せ、即ち、ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材の染色方法であって、前記複合繊維素材を、分散染料、酸性染料又は酸性含金属染料、及び染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保ちかつ染色中に染浴pHを5.0以上かつ6.5以下の範囲内にスライドさせる縮合型フィクス剤又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤の組合せを含有する染浴にて、一浴方式で染色する工程、及びその後に酸性還元を施して合成ポリアミドに染着した分散染料を除去する工程が行われることを特徴とする複合繊維素材の染色方法がより好ましい。この方法により、工程数を大幅に減少することができるとともに、中色、濃色の染色物等についても湿潤堅牢度を含めた各種堅牢度が優れ、高品質の染色物が得られる。
本発明が適用される複合繊維素材は、ポリエステル繊維及び合成ポリアミド繊維を含有するものである。ポリエステル繊維としては、特に限定されないが、分散染料により95℃〜130℃で染色可能な素材が好ましく例示される。また、合成ポリアミド繊維としても、特に限定されないが、6−ナイロン、6,6−ナイロンが例示される。
ポリエステルと合成ポリアミドの混合比率も特に限定されない。通常は、ポリエステル:80〜50重量%(以下、特にことわりのない限り%は、重量%を表す。)、合成ポリアミド:20〜50%の範囲が好ましい。しかし、この範囲外の複合繊維素材であっても、染色に用いる分散染料と酸性染料又は酸性含金属染料との混合比を適切に変更することにより、本発明の適用は可能であり、前記の優れた効果が得られる。
本発明が適用される複合繊維素材には、ポリエステル繊維及び合成ポリアミド繊維以外の他の繊維、例えばセルローズ繊維が含有されてもよい。セルローズ繊維等が含有された場合、一浴方式での染色が困難で二浴方式の染色となる場合もある。しかしこの場合でも、本発明によれば、従来の方法によるこの複合繊維素材の染色に比べ、工程数を大幅に減少することができ、経済的に著しく有利である。
前記本発明に用いられる染浴に含有される酸性染料又は酸性含金属染料は、特に限定されない。好ましくは、下記の染料が例示される。
Lanyl Yellow GR、Lanyl Brill.Yellow 3G、Lanyl Yellow G、Lanyl Orange R、Lanyl Red B、Lanyl Blue 3G、Lanyl Brill.Blue G、Lanyl Grey BG、Lanyl Black BG、Lanyl Navy Blue TW(以上、住友化学工業社製)、Lanasyn Yellow S−2GL、Lanasyn Yellow 2RL、Lanasyn Orange SRL、Lanasyn Black SDL(以上、クラリアント社製)、Neutrichrome Bordeux M−B(ヨークシャ社製)。
なお、中色、濃色で染色等の場合、染色後、湿潤堅牢度の向上のため酸性還元処理を施す場合があるが、この場合は、酸性染料又は酸性含金属染料として、酸性還元処理により除去されない又は大幅に変色しない染料を選定する必要がある。
前記本発明に用いられる染浴に含有される分散染料は、主にポリエステル側を染めるために用いられるものであるが、前記のようにその高温下での染色中に合成ポリアミドにもかなり染着し、湿潤堅牢度低下の原因となる。そこで、好ましくは、合成ポリアミドへの染着が少ない分散染料が用いられる。合成ポリアミドへの染着が少ない分散染料として、下記に示す分散染料が例示される。
Sumikaron Yellow E−RPD、Sumikaron Yellow SE−RPD、Sumikaron Yellow SE−3GL、Sumikaron Orange SE−RPD、Sumikaron Orange SE−RBL、Sumikaron Red E−FBL、Sumikaron Red E−RPD、Sumikaron Red S−BLF、Sumikaron Blue E−FBL、Sumikaron Blue E−RPD、Sumikaron UL Blue GF、Sumikaron Turq.Blue GL(以上、住友化学工業社製)。
合成ポリアミドへの染着が少ない分散染料の代りに、合成ポリアミドへの染着はまぬがれないが、堅牢である分散染料を選定することによっても、湿潤堅牢度が向上するので好ましい。この種の分散染料としては、下記に示す染料が例示される。
Sumikaron Yellow SE−4G、Sumikaron Yellow Brown S−BRF、Sumikaron Brill.Red S−BLF、Sumikaron Brill.Red S−BF、Sumikaron Brill.Pink SE−RL(N)、Sumikaron Blue S−BB(以上、住友化学工業社製)、Miketon Polyester Red 2BSF、Miketon Polyester Blue TSF(以上、ダイスター社製)。
このように、合成ポリアミドへの染着が少ない分散染料を選定することによって、又は堅牢な分散染料を選定することによって、湿潤堅牢度が向上する。一部の淡色の染色等、かかる分散染料の選定のみによって湿潤堅牢度低下の問題を解決できる場合もある。しかし本発明により、従来の染色方法では湿潤堅牢度低下を防ぐことができない場合についても、湿潤堅牢度をより向上させることができる。即ち、選定されたフィクス剤又はフィクス剤とpHスライド剤との組合せ等と、酸性染料又は酸性含金属染料等とを、一浴に含有させるとの本発明の特徴により、分散染料に起因する湿潤堅牢度の低下が抑制されるのである。
そして、中色、濃色での染色等、合成ポリアミドへの分散染料の染着に起因する湿潤堅牢度の低下がより起こりやすい場合があるが、この場合はポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材の染色後に、酸性還元を施して合成ポリアミドに染着した分散染料の除去することにより、湿潤堅牢度をより向上させることができる。
従来、繊維表面の未染着の分散染料を除去する方法として、苛性ソーダとハイドロサルフィトによるアルカリ還元方式が広く採用されてきたが、この方式では、合成ポリアミド繊維内に染着した分散染料は除去することが困難であった。本発明者は、検討の結果、酸性還元によれば、多くの分散染料について、合成ポリアミド上に染着してもその除去が可能であることを見出した。染色後に酸性還元を行うことによって、従来の方法によっては湿潤堅牢度の低い染色物しか与えない分散染料を用いた場合であっても、優れた湿潤堅牢度を得ることができる。
酸性還元を行う場合は、分散染料として酸性還元により除去されやすい染料を選定することが好ましい。このような分散染料として、下記に示す染料が例示されるが、これら染料に限定されるものではない。
Sumikaron Yellow Brown S−2RL、Sumikaron Red S−3BFL、Sumikaron Rubine SE−RPD、Sumikaron Rubine SE−GL、Sumikaron Red S−BL、Sumikaron Navy Blue S−GL、Sumikaron Black S−EC 300%、Sumikaron Blue S−BBL(以上、住友化学工業社製)、Kayalon Polyester Red TLSF(日本化薬社製)。
本発明の第一の態様に用いられる縮合型フィクス剤、又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤の組合せは、染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保ちかつ染色中に染浴pHを5.0以上かつ6.5以下の範囲内にスライドさせるものである。本発明においては、前記縮合型フィクス剤又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤の組合せは、染料およびその他の薬剤とともに染浴に加えられる。
従来、湿潤堅牢度を向上させるためのフィクス処理は、染色後、水洗した後、フィクス剤を加えて処理するのが通常であった。これは、アニオン系の染料または分散剤が含有する状態で一般のフィクス剤を加えると、染料や分散剤等と結合して凝集物が生じ、繊維表面に付着して、摩擦堅牢度を大幅に低下させるトラブルをしばしば発生させ、又染色物の耐光堅牢度も低下させることが多いためであった。
本発明者は、検討の結果、染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保ち、かつ染色中に染浴pHを5.0以上かつ6.5以下の範囲内にスライドさせる縮合型フィクス剤、又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤の組合せであって染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保ち、かつ染色中に染浴pHを5.0以上かつ6.5以下の範囲内にスライドさせるものを用いることにより、染浴中にこれらを加えても前記の問題を生ぜず、染色中にフィクス効果を発揮し、一浴での染色及びフィクス処理を可能にするとともに、湿潤堅牢度の向上も達成されることを見出した。
即ち、染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保つことにより、前記縮合型フィクス剤又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤の組合せは、染料等との結合を起こさず、凝集物が生じない。従って、繊維表面に付着し摩擦堅牢度を大幅に低下させる等のトラブルも発生しない。一方、染色の進行とともに染浴pHを5.0〜6.5の範囲内にスライドさせることにより、優れたフィクス効果を発揮し、優れた堅牢度も達成することができる。
染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保ち、かつ染色中に染浴pHを5.0〜6.5の範囲内にスライドさせる縮合型フィクス剤としては、芳香族オキシスルホン酸の縮合物が例示される。より具体的には、セームスティカーY(七福化学社製、以後フィクス剤Aとする)等が挙げられる。
前記縮合型フィクス剤は、より好ましくは、pHスライド剤との組合せで用いられる。即ち、湿潤堅牢度を向上させるためには、染料のフィクス剤による固着は、合成ポリアミド繊維内で形成されることが極めて重要であり、そのためには、染料が速く均一にそして最大量に染着することが必要で、それとタイミングよくフィクス剤による繊維内での染料の固着が開始されることが最も好ましい。縮合型フィクス剤とpHスライド剤との組合せにより、この効果をより有効に達成することが可能となる。
かかるpHスライド剤としては、有機酸とそれら有機の塩からなるpHスライド剤が好ましく、例えば非イオン性のメイサンPC(明成化学工業社製、以後pHスライド剤Cとする。)が好ましく例示される。本発明に用いられる染浴中での、フィクス剤とpHスライド剤との使用量は、繊維に対して、それぞれ、1.0〜5.0%o.w.f.の範囲が好ましい。
次に、本発明でのポリエステル側での問題とその解決について説明する。
本発明においては、二種の繊維からなる複合素材の染色に必要な染料、薬剤の全てを一浴に調製して染色するために、それらの間で生じる障害、例えば分散染料に含有されているアニオン系の分散剤と、同浴のフィクス剤による染料分散性の劣化等に注意が必要である。又、ポリエステル単独での染色ではないので、染色温度をできるだけ低く設定することが望ましく、低く設定しても均一に高濃度に染色できることが望ましい。
そこで好ましくは、この問題を解決するため、酸性染料等を含む染色に於いても移染性を発揮し、ポリエステル繊維を均一に染色する均染剤が用いられる。この均染剤としては、界面活性剤が例示される。中でも、本発明の一浴での染色中に有効な作用をするイオネットRPD−250(三洋化成工業社製、以後、均染剤Bとする。)が好ましく例示される。これは、非イオン・アニオン性を示し、0.2〜2g/lの添加で本発明の染浴中でトラブルの生じない安定した効果を示す。
以上、本発明の染浴に用いる薬剤について説明してきたが、実際の染色加工では、被染物の複雑な組織構造に応じて、さらに染色助剤等を用いることができる。染色助剤としては、例えば、平滑剤、浸透剤、分散剤等が挙げられるが、これらを並用して用いることができるし、問題も生じない。
本発明の複合繊維素材の染色方法によれば、ポリエステル側と合成ポリアミド側を一浴で染色し、かつフィックス剤等も染色中に添加するので、工程数を少なくすることができ、かつ堅牢かつ高品質の染色物が得ることができる。従って、ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材についての、経済的にも非常にすぐれた染色方法である。又、後処理工程として酸性還元処理を行うことによって、合成ポリアミド側へ染着した分散染料が除去され、この染着に起因する湿潤堅牢度の低下を防止することができ、より幅広い分散染料の選定を可能とする。
本発明を実施するための最良の形態、即ち具体的な染色処方および染色条件について説明するが、本発明はこの形態に限定されるものではない。
淡色の染色に於ける染色処方の例を以下に示す。
染料(分散染料と酸性染料又は酸性含金属染料の合計)
1.0%o.w.f.以下を基準とする。
フィクス剤A 5%o.w.f.
均染剤B 0.4g/l
PHスライド剤C 5g/l
浴比 1:20
淡色の染色に於ける染色条件の例を示す。
前記の分散染料を40℃程度の温湯で分散させる。次に、前記の酸性染料等を80℃程度の熱湯で溶解させる。この両者を予め混合した染料を用いてもよい。その混合比は、被染物の組成等に応じて変化させることができる。
これに、均染剤B、PHスライド剤C、フィクス剤Aをこの順に加えて溶解し、全量を被染重量の20倍(浴比1:20)の染浴とする。これに被染物を投入して、60℃から1分間に約1.5℃で95℃まで昇温し、同温度で30分間の染色後、排液し、水洗又は湯洗して仕上げる。必要に応じて、一般のソーピングを施してもよい。この条件に基づけば、従来の二浴方式の1/3程度の短時間で両繊維を同色に堅牢に染色することができる。
中、濃色の染色に於ける染色処方の例を以下に示す。
染料(分散染料と酸性染料又は酸性含金属染料の合計)
中色については1.5%o.w.f.以下を基準とする。
均染剤B 0.3g/l
PHスライド剤C 5.0g/l
(必要に応じて酢酸 0.1〜2%o.w.f.)
フィクス剤A 5.0%o.w.f.
浴比 1:20
中、濃色の染色に於ける染色条件の例を示す。
前記の分散染料を40℃程度の温湯で分散させる。次に、前記の酸性含金属染料等を80℃熱湯で溶解させる。また、この両者を予め混合した染料を用いてもよい。その混合比は、被染物の組成又は濃度に応じて、変化させることができる。
これに、均染剤B、PHスライド剤C、フィクス剤Aをこの順に加えて溶解し、全量を被染物の20倍の染浴とする。これに被染物を投入して、50℃から1分間に約3℃で120℃〜130℃まで昇温し、同温度で30〜60分間染色する。温度は低い方がよいが、濃色では高くせざるを得ない。時間も短い方がよいが、濃度と染料によって適宜変えることができる。
染色後、排液し、水洗し、ソーピング等の十分な洗浄を行なう。湿潤堅牢度の良い場合はこのまま仕上げることが可能な場合もある。しかし、濃色の場合等、湿潤堅牢度が悪い場合には、酸性還元を行なう必要がある。即ち、酸性にした浴に、染色物及び酸性還元剤を加え酸性還元処理がされる。酸性還元剤としては、Redol C Powder(住友化学工業社製)が例示される。
そして、例えば、還元剤のRedol C Powderの4g/l、酢酸1cc/lからなる浴比1:30の処理浴で、70℃、約20分間、染色物が酸性還元処理されると、合成ポリアミドに染着した分散染料の大部分は除去されて堅牢度を大幅に向上させることができる。この場合、合成ポリアミド繊維に染着した酸性含金属染料は除去されず、そのまま残ることが重要であるので、その様な染料を選定して用いることが好ましい。酸性還元処理を行なった後、アルカリ還元処理を行ってもよい。例えば、前記の酸性還元処理の後、水洗し、アルカリ還元処理(還元剤のハイドロサルファイト1〜2g/l、苛性ソーダ1g/lで70℃20分間)を行なうと、繊維表面の残余の染料が除去されて湿潤堅牢度が若干さらに向上する場合がある。
中、濃色の染色、特にBlack染色でこの酸性還元処理を必要とする場合が多いが、この後処理を含む本発明の染色方法により大幅な時間短縮とともに湿潤堅牢度の大幅な向上が達成され、品質および経済性に優れた染色加工の実用化に供し得る。なお、染料の脱色には酸化方式による方法も用いられるが、合成ポリアミドは酸化作用に弱いとされており、酸化による劣化が生ずる可能性があるので、合成ポリアミドを含む素材には一般には採用されない。
次に、下記に示す実施例によって本発明を詳しく説明するが、実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
分散染料であるSumikaron Yellow Brown S−BRF(住友化学工業社製)3.0%o.w.f.、Kayacelon Polyester Red TLSF(日本化薬社製)1.55%o.w.f.、Miketon Polyester Blue TSF(ダイスター社製)1.55%o.w.f.、Sumikaron Navy Blue S−GL extra conc.1.86%o.w.f.及び酸性含金属染料であるLanasyn Black SDL(クラリアント社製)1.86%o.w.f.の染色濃度、均染剤B 0.3g/l、そして、pHスライド剤C 5g/l、酢酸1%o.w.f.からなる浴比1:20の染浴を調製した。この染浴にレギュラーポリエステル/6−ナイロン/ポリウレタン(25/70/5)からなる複合繊維素材(織物)を投入して染色を開始し、1分間に3℃で122℃まで昇温し、同温度で60分間染色したのち、排液し、水洗した。次に、後処理として、還元剤であるRedol C Powder(住友化学工業社製)4g/l、酢酸1cc/l、浴比1:20の後処理浴で、70℃で20分間処理したのち、排液し、水洗し、湯洗(約50℃)し、水洗後乾燥して仕上げた。
濃厚なBlack色の染色物が得られ、その湿潤堅牢度は、JIS洗濯堅牢度(A−3)、湿摩擦堅牢度とも、3−4級の実用化可能の結果を得た。本発明の前記後処理を施さない場合は、堅牢度は実用に供し得ない不良で、本発明によりその大幅な改良に成功した。
前記実施例1と全く同じ染浴に、さらにフィクス剤A 5%o.w.f.を加えて、同様の染色と後処理を行なった。その結果は、洗濯堅牢度が一階級ほど向上し、4−5級を得て高品質の染色物が得られた。
Sumikaron Yellow Brown S−BRF(住友化学工業社製)0.032%o.w.f.、Lanyl Yellow GR extra conc.(住友化学工業社製)0.006%o.w.f.、Kayalon Polyester Red TLSF(日本化薬社製)0.01%o.w.f.、C.I.No Acid.Rubine531 0.001%o.w.f.、及び、Miketon Polyester Blue TSF(ダイスター社製)の87.6%、Lanyl Brill.Blue G extra conc.(住友化学工業社製)の3.8%及びLanyl Navy Blue TW(住友化学工業社製)の8.6%からなる混合染料 0.013%o.w.f.の染色濃度、均染剤B 0.4g/l、pHスライド剤C 5g/l、並びに、フィクス剤A 5%o.w.f.からなる浴比1:20の染浴を調製した。この染浴に、レギュラーポリエステル/6−ナイロン/ポリウレタン(25/70/5)の複合繊維素材(織物)を投入して、染色を開始し、1分間に1.5℃で95℃まで昇温し、同温度で30分間染色後、水洗、湯洗して仕上げた。淡色用に選定された染料と、均染剤B、PHスライド剤C、およびフィクス剤の効果が適合して、均一なベージュ色の洗濯堅牢度(A−3)の優秀な染色物を得て、実用に供し得た。
分散染料であるSumikaron Yellow Brown S−BRF(住友化学工業社製)2.1%o.w.f.、Kayalon Polyester Red TLSF(日本化薬社製)1.1%o.w.f.、Miketon Polyester Blue TSF(ダイスター社製)1.1%o.w.f.及びSumikaron Navy Blue S−GL extra conc.(住友化学工業社製)1.3%o.w.f.、酸性含金属染料であるLanasyn Black S・DL(クラリアント社製)1.3%o.w.f.の染色濃度、均染剤B 0.3g/l、pHスライド剤C、並びにフィクス剤A 5.0%o.w.f.からなる浴比1:20の染浴を調製した。この染浴にレギュラーポリエステル/6,6−ナイロン/レーヨン/ポリウレタン(20/55/20/5)からなる複合繊維素材(編物)を投入して、実施例1と同じ条件で染色し、後処理して排液し、水洗した。
引き続いて二浴目で、第一化成社製の反応染料であるMultifix Black N−DF 3.15%o.w.f.、Multifix Yellow N−2RF 1.3%o.w.f.、Multifix Red N−BF 0.14%o.w.f.の染色濃度、無水硫酸ナトリウム80g/lからなる浴比1:20の染浴を用いて、95〜100℃で50分間染色した後、温度を70℃に下げてから無水炭酸ソーダ20g/lを加えて、50分間処理してレーヨン側を染色した。そして、通常の水洗、湯洗、ソーピング、湯洗、水洗を行なって仕上げた。得られた濃厚なBlackの染色物の洗濯堅牢度(A−3)は4級をクリアーし、高堅牢を示した。この例は、二浴方式で行われたが、従来の方法では、三浴以上を必要とするので、本発明により工程数を減少でき、大幅な合理化が達成される。

Claims (4)

  1. ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材の染色方法であって、前記複合繊維素材を、分散染料、酸性染料又は酸性含金属染料、及び染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保ちかつ染色中に染浴pHを5.0以上かつ6.5以下の範囲内にスライドさせる縮合型フィクス剤又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤との組合せを含有する染浴にて、一浴方式で染色する工程を含むことを特徴とする複合繊維素材の染色方法。
  2. 前記染浴が、さらに均染剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の複合繊維素材の染色方法。
  3. ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材の染色方法であって、分散染料、及び酸性染料又は酸性含金属染料を含有する染浴にて前記複合繊維素材を染色した後、酸性還元を施して合成ポリアミドに染着した分散染料を除去する工程を含むことを特徴とする複合繊維素材の染色方法。
  4. ポリエステル及び合成ポリアミドを含有する複合繊維素材の染色方法であって、前記複合繊維素材を、分散染料、酸性染料又は酸性含金属染料、及び染色初期においては染浴pHを5.0〜6.5の範囲外に保ちかつ染色中に染浴pHを5.0以上かつ6.5以下の範囲内にスライドさせる縮合型フィクス剤又は縮合型フィクス剤とpHスライド剤の組合せを含有する染浴にて、一浴方式で染色する工程、及び前記工程後に酸性還元を施して合
    成ポリアミドに染着した分散染料を除去する工程を含むことを特徴とする複合繊維素材の染色方法。

JP2003431824A 2003-12-26 2003-12-26 複合繊維素材の染色方法 Expired - Fee Related JP4691319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431824A JP4691319B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 複合繊維素材の染色方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431824A JP4691319B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 複合繊維素材の染色方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005187984A true JP2005187984A (ja) 2005-07-14
JP4691319B2 JP4691319B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=34789710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003431824A Expired - Fee Related JP4691319B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 複合繊維素材の染色方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4691319B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106149402A (zh) * 2016-07-29 2016-11-23 桐乡市濮院毛针织技术服务中心 一种兔毛线的黄色染色方法
KR102474226B1 (ko) * 2021-07-01 2022-12-05 주식회사 영도트림아트 식용색소를 사용한 마스크 이어밴드용 원사 염색방법

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6128090A (ja) * 1984-07-10 1986-02-07 東レ株式会社 合成繊維構造物の染色方法
JPH02300391A (ja) * 1989-05-16 1990-12-12 Kanebo Ltd 布帛の染色法
JPH0465586A (ja) * 1990-07-03 1992-03-02 Kanebo Ltd 複合繊維構造物の染色方法
JPH05272075A (ja) * 1991-05-22 1993-10-19 Nagase & Co Ltd ポリエステル/ナイロン混紡品の一浴染色法
JPH06306780A (ja) * 1993-04-21 1994-11-01 Teijin Ltd ポリアミド系繊維構造物の染色方法
JPH08269879A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Ykk Kk ポリアミド染色品の製造方法
JP2000073283A (ja) * 1998-08-28 2000-03-07 Toray Ind Inc ポリエステル/ポリアミド混合繊維構造物の染色方法およびその染色物
JP2000234279A (ja) * 1999-02-15 2000-08-29 Toray Ind Inc ポリアミド系繊維構造物の染色方法およびその染色物
JP2001262477A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Toray Ind Inc ポリエステル繊維とポリアミド繊維を用いてなる染色物およびその製造方法
JP2001262476A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Toray Ind Inc ポリエステル繊維とポリアミド繊維を用いてなる人工皮革およびその製造方法
JP2001262479A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Toray Ind Inc ポリエステル極細繊維とポリアミド極細繊維を用いてなる染色物およびその製造方法
JP2005187996A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Solotex Corp 混用品の染色方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6128090A (ja) * 1984-07-10 1986-02-07 東レ株式会社 合成繊維構造物の染色方法
JPH02300391A (ja) * 1989-05-16 1990-12-12 Kanebo Ltd 布帛の染色法
JPH0465586A (ja) * 1990-07-03 1992-03-02 Kanebo Ltd 複合繊維構造物の染色方法
JPH05272075A (ja) * 1991-05-22 1993-10-19 Nagase & Co Ltd ポリエステル/ナイロン混紡品の一浴染色法
JPH06306780A (ja) * 1993-04-21 1994-11-01 Teijin Ltd ポリアミド系繊維構造物の染色方法
JPH08269879A (ja) * 1995-03-29 1996-10-15 Ykk Kk ポリアミド染色品の製造方法
JP2000073283A (ja) * 1998-08-28 2000-03-07 Toray Ind Inc ポリエステル/ポリアミド混合繊維構造物の染色方法およびその染色物
JP2000234279A (ja) * 1999-02-15 2000-08-29 Toray Ind Inc ポリアミド系繊維構造物の染色方法およびその染色物
JP2001262477A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Toray Ind Inc ポリエステル繊維とポリアミド繊維を用いてなる染色物およびその製造方法
JP2001262476A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Toray Ind Inc ポリエステル繊維とポリアミド繊維を用いてなる人工皮革およびその製造方法
JP2001262479A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Toray Ind Inc ポリエステル極細繊維とポリアミド極細繊維を用いてなる染色物およびその製造方法
JP2005187996A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Solotex Corp 混用品の染色方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106149402A (zh) * 2016-07-29 2016-11-23 桐乡市濮院毛针织技术服务中心 一种兔毛线的黄色染色方法
KR102474226B1 (ko) * 2021-07-01 2022-12-05 주식회사 영도트림아트 식용색소를 사용한 마스크 이어밴드용 원사 염색방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4691319B2 (ja) 2011-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Burkinshaw et al. Attempts to reduce water and chemical usage in the removal of bifunctional reactive dyes from cotton: Part 2 bis (vinyl sulfone), aminochlorotriazine/vinyl sulfone and bis (aminochlorotriazine/vinyl sulfone) dyes
Ferrero et al. Alcohol-assisted dyeing processes: a chemical substitution study
EP2978890B1 (en) Novel method for coloration and treatment of substrates
JP2003515012A (ja) ポリエステル/ポリアミドから成る繊維素材の染色加工方法
JP4691319B2 (ja) 複合繊維素材の染色方法
Burkinshaw et al. The reduction clearing of dyed polyester. Part 1: Colour strength
JP5072181B2 (ja) 反応染料を用いる染色法
JPS6256271B2 (ja)
Burkinshaw et al. The development of a metal-free, tannic acid-based aftertreatment for nylon 6, 6 dyed with acid dyes—part 1: initial studies
Burkinshaw et al. The aftertreatment of acid dyes on nylon 6, 6 fibres: part 2. Non-metallised acid dyes
Burkinshaw et al. The dyeing of nylon 6, 6 with sulphur dyes
AU609460B2 (en) Dyeing and printing fibres
JPS6256275B2 (ja)
US4408997A (en) Process for dyeing cotton with reactive dyes in weakly alkaline dye-bath(pH 8.0-8.8)
JP2002194680A (ja) 均染染色方法
JPH05272075A (ja) ポリエステル/ナイロン混紡品の一浴染色法
JPH06313281A (ja) フタロシアニン系染料を用いて濃色染色するための染色法
KR940007030B1 (ko) 폴리에스테르-폴리아미드 복합섬유의 염색방법
JP4403214B2 (ja) 合成ポリアミド繊維の染色方法
US20200157737A1 (en) Low temperature colouring method
JP2789635B2 (ja) セルロース系繊維材料類の均一染色物の製造方法
JP5230894B2 (ja) 複合素材の染色方法及びその方法により染色された複合素材
JPH02221471A (ja) 芳香族ポリアミド繊維の染色方法
JP4014892B2 (ja) ポリエステル繊維とポリウレタン繊維との複合素材の染色方法
CN114293386B (zh) 一种涤棉织物一浴一步染色方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees