JP2005186313A - 液体噴射装置及び液体噴射方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 縁なし処理において液体噴射ヘッドから被処理物の縁部外側に向けて吐出された液滴のミスト化を確実に防止する。
【解決手段】 本装置は、液体噴射ヘッドを駆動制御して、適宜選択されたサイズの液滴をノズル開口から吐出させる吐出制御手段82と、処理中の被処理物の裏面側であって液体噴射ヘッドに対向する領域に配置された導電性部材16と、ノズルプレートと導電性部材16との間に電位差を発生させる電位差発生手段30と、を備える。被処理物の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域に対して液滴を吐出する際には、電位差発生手段30によってノズルプレートと導電性部材16との間に電位差を発生させた状態において、吐出制御手段82が、液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードとなるように液体噴射ヘッドを駆動制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、液体噴射ヘッドに形成されたノズル開口から被処理物に向けて液滴を噴射する液体噴射装置及び液体噴射方法に関する。
従来の液体噴射装置の代表例としては、画像記録用のインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置がある。その他の液体噴射装置としては、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等が挙げられる。
液体噴射装置の代表例であるインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。
このようなインクジェット式記録装置は、一般に、キャリッジ上に搭載されて記録紙等の記録媒体(被処理物)の幅方向(ヘッド走査方向)に往復移動するインクジェット式記録ヘッドと、記録媒体をヘッド走査方向と直交する方向(送り方向)に移動させる送り機構と、を備えており、さらに、記録ヘッドに対向して配置され、送り機構により搬送される記録媒体を裏面から支持して記録ヘッドに対する記録媒体の位置を規定するプラテンを備えている。
このインクジェット式記録装置においては、印刷データに対応して記録ヘッドより記録媒体に対してインク滴を吐出させることで印刷が行われる。そして、キャリッジ上に搭載される記録ヘッドを、例えばブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色のインクの吐出が可能なものとすることにより、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
また、インクジェット式記録装置には、記録媒体の縁部分に余白を残すことなく記録媒体の全面に印刷を施す縁なし印刷と、記録媒体の縁部分にはインク滴を付与しない縁あり印刷とを適宜切り換えて実施できる機種がある。
そして、縁なし印刷を実施する場合には、記録媒体及びキャリッジの位置ずれに対する余裕を考慮して、記録媒体のサイズよりもやや広い領域に対して印刷を施すようにしている。
すなわち、記録媒体の左右の側縁(送り方向に延在する縁)の部分に余白を残すことなく印刷を施すために、印刷時における記録ヘッドの走査範囲を、記録媒体の側縁よりも外側に外れる位置まで設定可能として、記録媒体から側方に外れた領域に対してもインク滴を吐出できるように構成されている。
さらに、記録媒体の前後縁(ヘッド走査方向に延在する縁)の部分に余白を残すことなく印刷を施す際には、記録媒体の印刷開始時においては記録媒体の前縁よりも前側に外れる領域までを印刷対象領域に指定すると共に、記録媒体の印刷終了時においては記録媒体の後縁よりも後側に外れる領域までを印刷対象領域に指定する。
そして、記録媒体から外れた領域に向けて吐出されたインク滴は、記録ヘッドに対向して記録媒体の背面側に配置された吸収部材(スポンジ、ベルイータ等)で吸収するようにしている。
特開2002−86757号
上述したように、記録媒体の縁部に余白を残すことなく印刷を施す場合には、記録媒体の縁部から前後及び/又は左右に外れた領域にまでインク滴が吐出されることになり、記録媒体の裏面側に回り込んだインクミストが記録媒体の裏面縁部に付着して記録媒体を汚損してしまうという問題があった。とくに、記録媒体に両面印刷を施す場合や、葉書のような両面を使用する記録媒体に印刷を施す場合において問題であった。
また、ミスト化したインクが機内を汚損し、電気回路やリニアスケールへのインクミストの付着によって動作不良が発生したり、インクカートリッジに堆積してユーザーの手を汚すという問題もあった。
また、一般に、記録媒体を送り方向に送るための送り機構は、記録媒体を挟み込んで送るように互いに対向配置されたローラを備えている。対向配置されたローラの一方は、金属ローラ表面にアルミナを焼き付けて摩擦力を向上させた構造からなる駆動ローラであり、他方のローラはプラスチックで形成された従動ローラである。
そして、一般に、これらのローラと記録媒体との接触/剥離や、オートシートフィーダから記録媒体を供給する際の次の記録媒体とのこすり合わせ、或いは記録媒体の供給経路内での構造部材との接触などによって、印刷領域に送られた時点では記録媒体が帯電している。そして、このように記録媒体が帯電していると、上述した記録媒体裏面へのインクミストの付着が起こりやすくなる。
このような問題を解消するために、帯電した記録媒体を除電するために除電ブラシ等の除電手段を設ける方法も考えられるが、この場合、除電手段の設置位置が、必然的に、一対のローラからなる送り機構よりも、送り方向の下流側となり、送り機構から印刷領域までの距離が長くなる。このため、記録媒体の送り精度の悪化や、記録媒体の浮き上がり等の問題が発生しやすくなってしまう。また、除電ブラシにより紙等の記録媒体をこすることにより紙粉等が発生してノズルに付着し、インク滴の吐出性能が悪化するという問題もある。
また、近年の高画質化の要求に応えるために、記録ヘッドから吐出されるインク滴のサイズがますます小さくなっている。小さなサイズのインク滴は空気の粘性抵抗によって速度が急速に低下するので、縁なし印刷の際に記録媒体から外れた領域に向けて記録ヘッドから吐出されたインク滴が、吸収部材に到達せずにミスト化する可能性がある。
また、吐出モードによっては、インク滴がメイン部分とサテライト部分とに分離して吐出され、しかも、メイン部分とサテライト部分との重量差が大きくなる場合があり、ミスト化を防止するための手段を設けた場合でも、その効果が、メイン部分には作用するが、メイン部分に比べてその重量が相当に小さいサテライト部分には作用しないという事態が生じうる。
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであって、その目的とするところは、縁なし処理において液体噴射ヘッドから被処理物の縁部外側に向けて吐出された液滴のミスト化を確実に防止することができる液体噴射装置及び方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による液体噴射装置は、ノズル開口が形成されたノズルプレートを有し、前記ノズル開口に連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせて前記ノズル開口から液滴を吐出させる液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドを駆動制御して、適宜選択されたサイズの液滴を前記ノズル開口から吐出させる吐出制御手段と、処理中の前記被処理物の裏面側であって前記液体噴射ヘッドに対向する領域に配置された導電性部材と、前記ノズルプレートと前記導電性部材との間に電位差を発生させる電位差発生手段と、を備え、前記被処理物の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域に対して液滴を吐出する際には、前記電位差発生手段によって前記ノズルプレートと前記導電性部材との間に電位差を発生させた状態において、前記吐出制御手段が、液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードとなるように前記液体噴射ヘッドを駆動制御する。
また、好ましくは、前記吐出制御手段は、前記液体噴射ヘッドを駆動制御して前記被処理物上に異なるサイズのドットを形成する複数のサイズの液滴を適宜選択して吐出させる機能を有し、前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードは、最も大きなサイズの液滴以外の液滴を吐出させる吐出モードである。
また、好ましくは、前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードは、最も小さなサイズの液滴を吐出させる吐出モードである。
また、好ましくは、前記電位差発生手段のオン・オフを切り換え制御する切換制御手段をさらに有し、前記切換制御手段は、前記被処理物の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域に対して液滴を吐出するとき以外は、前記電位差発生手段をオフにして前記ノズルプレートと前記導電性部材との間に電位差を発生させないようにする。
また、好ましくは、前記吐出制御手段は、液滴の吐出数が所定数を超える場合にのみ、前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードに切り換える。
また、好ましくは、処理中の前記被処理物の裏面側に配置され、前記被処理物から外れた領域に向けて前記ノズル開口から吐出された液滴を吸収し得る吸収部材を有し、前記導電性部材は、前記吸収部材を構成しており或いは前記吸収部材と一体に形成され又は前記吸収部材に隣接して配置されている。
また、好ましくは、前記液体噴射ヘッドに対向して配置され、前記被処理物をその裏面から支持して前記液体噴射ヘッドに対する前記被処理物の位置を規定するプラテンをさらに有し、前記吸収部材は、前記プラテンに設けられている。
また、好ましくは、処理中の前記被処理物を電気的に浮いた状態に保持する保持手段をさらに有する。
上記課題を解決するために、本発明は、ノズル開口が形成されたノズルプレートを有し、前記ノズル開口に連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせて前記ノズル開口から液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを用いて被処理物に対して液体を噴射させる方法であって、前記被処理物の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域に対して液滴を吐出する際には、処理中の前記被処理物の裏面側であって前記液体噴射ヘッドに対向する領域に配置された導電性部材と前記ノズルプレートとの間に電位差を発生させた状態において、液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードにて前記液体噴射ヘッドから液滴を吐出する。
また、好ましくは、前記液体噴射ヘッドは、前記被処理物上に異なるサイズのドットを形成する複数のサイズの液滴を適宜選択して吐出する機能を有し、前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードは、最も大きなサイズの液滴以外の液滴を吐出させる吐出モードである。
また、好ましくは、前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードは、最も小さなサイズの液滴を吐出させる吐出モードである。
また、好ましくは、前記被処理物の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域に対して液滴を吐出するとき以外は、前記ノズルプレートと前記導電性部材との間に電位差を発生させないようにする。
また、好ましくは、液滴の吐出数が所定数を超える場合にのみ、前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードに切り換える。
本発明によれば、縁なし処理において液体噴射ヘッドから被処理物の縁部外側に向けて吐出された液滴のミスト化を確実に防止することができる。
以下、本発明による液体噴射装置及び方法の一実施形態としてのインクジェット式記録装置及び方法について説明する。
本実施形態によるインクジェット式記録装置は、ノズル開口に連通する圧力室に対応して設けられた圧力発生素子により、圧力室内のインクに圧力変動を生じさせてノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッドの一種)を備えている。圧力発生素子としては、例えば圧電振動子を用いることができる。
図1及び図2は、本実施形態によるインクジェット式記録装置の概略構成を示した斜視図であり、図3は同インクジェット式記録装置のプラテン及びその周囲を拡大して示した図である。図1中符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介して、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往復移動されるように構成されている。プラテン5は、記録紙6(被処理物の一種)をその裏面から支持して記録ヘッド12に対する記録紙6の位置を規定する。
キャリッジ1、キャリッジモータ2、タイミングベルト3、及びガイド部材4は、インクジェット式記録ヘッド12をキャリッジ1と共にヘッド走査方向に走査させる走査機構を構成している。
インクジェット式記録ヘッド12は、複数のノズル開口165のそれぞれに連通する複数の圧力室173を有し、キャリッジ1の記録紙6に対向する側に搭載されている。また、キャリッジ1には、記録ヘッド12にインクを供給するインクカートリッジ7が着脱可能に装着されている。なお、記録ヘッド12の詳細な構造については後述する。
インクジェット式記録装置の非印刷領域であるホームポジション(図1中、右側)にはキャップ部材13が配置されており、このキャップ部材13はキャリッジ1に搭載された記録ヘッド12がホームポジションに移動した時に、記録ヘッド12のノズル形成面に押し当てられてノズル形成面との間に密閉空間を形成するように構成されている。そして、キャップ部材13の下方には、キャップ部材13により形成された密閉空間に負圧を与えるためのポンプユニット10が配置されている。
キャップ部材13の印刷領域側の近傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピング手段11が記録ヘッド12の移動軌跡に対して例えば水平方向に進退できるように配置されていて、キャリッジ1がキャップ部材13側に往復移動するに際して、必要に応じて記録ヘッド12のノズル形成面を払拭することができるように構成されている。
本実施形態によるインクジェット式記録装置は、さらに、記録ヘッド12により印刷処理が行われる記録紙6をヘッド走査方向に対して直交する送り方向に間欠的に搬送する送り機構を備えている。
図3に示したように送り機構は、記録紙6を挟み込んでプラテン5上へ送るために互いに対向配置された給紙ローラ14a、14bと、印刷された記録紙6を排出するために互いに対向配置された排紙ローラ15a、15bと、を備えている。なお、給紙ローラ14a及び排紙ローラ15aは従動ローラであり、給紙ローラ14b及び排紙ローラ15bは駆動ローラである。
図3から分かるようにプラテン5には、給紙方向(送り方向)Fと平行な方向に延びる複数のインク受け縦開口5c、5d、5e、5fと、給紙方向Fに対して直交するヘッド走査方向に延びる複数のインク受け横開口5a、5bとが形成されている。
複数のインク受け縦開口5c、5d、5e、5fのうち、一対のインク受け開口5cはA3サイズの記録紙6の左右端がそれぞれ真上を通過するように配置されており、一対のインク受け開口5dはB4サイズの記録紙6の左右端がそれぞれ真上を通過するように配置されており、一対のインク受け開口5eはA4サイズの記録紙6の左右端がそれぞれ真上を通過するように配置されており、一対のインク受け開口5fはB5サイズの記録紙6の左右端がそれぞれ真上を通過するように配置されている。
また、複数のインク受け横開口5a、5bは、給紙側に配置されている給紙側インク受け開口5aと、排紙側に配置されている排紙側インク受け開口5bとからなる。
これらのインク受け開口5a、5b、5c、5d、5e、5fには、いずれも、記録ヘッド12から吐出されたインクを吸収する吸収部材16が配置されている。
図4は、本実施形態によるインクジェット式記録装置の機能ブロック図である。図4に示したようにこの記録装置はプリンタコントローラ61と、プリントエンジン62とを備えている。プリンタコントローラ61は、ホストコンピュータ(図示せず)等から印刷データ等を受信するインターフェース63と、各種データの記憶等を行うRAM64と、各種データ処理のための制御ルーチン等を記憶したROM65と、CPU等から成る制御部82と、発振回路66と、駆動信号を発生する駆動信号発生回路(駆動信号発生手段)83と、ドットパターンデータ(ビットマップデータ)に展開された印刷データや駆動信号等をプリントエンジン62に送信するためのインターフェース67とを備えている。
この他に、プリンタコントローラ61は、記録媒体の一種であるメモリカード76を着脱可能に保持し、記録媒体保持部として機能するカードスロット77と、メモリカード76に記録された情報を制御部82に送信するカードインターフェース78とを備えている。上記のメモリカード76には、駆動信号の波形に関するデータが記録されている。なお、メモリカード76以外の記録媒体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディスク等も使用することができる。
そして、制御部82はコンピュータの一種であり、メモリカード76に記録された駆動信号の波形データやROM65に記録された制御ルーチン等を参照してインク滴の吐出制御(吐出モードの切換等)を行う。
インターフェース63は、例えばキャラクタコード、グラフィック関数、イメージデータのいずれか1つのデータ又は複数のデータからなる印刷データをホストコンピュータから受信する。また、インターフェース63は、ホストコンピュータに対してビジー(BUSY)信号やアクノレッジ(ACK)信号等を出力することができる。
RAM64は、受信バッファ、中間バッファ、出力バッファ及びワークメモリ(図示せず)等として利用されるものである。受信バッファにはホストコンピュータからの印刷データが一時的に記憶され、中間バッファには中間コードデータが記憶され、出力バッファにはドットパターンデータが展開される。
ROM65は、制御部82によって実行される各種制御ルーチン、フォントデータ、及びグラフィック関数等を記憶している。
なお、このROM65には、変更されずに継続的に使用される制御ルーチン(制御プログラム)が記憶されている。そして、駆動信号の波形に関するデータ等、バージョンアップや変更が予定されるものは、上記のメモリカード76に記録される。
また、制御部82は、メモリカード76から読み取った駆動信号の波形に関するデータに基づいて駆動信号発生回路83を制御して、印刷モードに応じて所定の駆動信号を生成させる。
プリントエンジン62は、記録ヘッド12を主走査方向に駆動するステッピングモータ80、記録紙を移送する紙送りモータ81、及び記録ヘッド12の電気駆動系71とから構成されている。記録ヘッド12の電気駆動系71は、シフトレジスタ72、ラッチ回路73、レベルシフタ74、スイッチ75、及び圧電振動子161等を備えている。なお、制御部82及び駆動信号発生回路83は、圧電振動子161を駆動して圧力室173内のインクに圧力変動を生じさせ、これによりノズル開口165から記録紙6に向けてインク滴を吐出させるためのヘッド駆動手段を構成する。
なお、制御部82としては、例えば単体で直接的に記録装置に接続されたホストコンピュータや、また、ネットワークを介して接続された多数のコンピュータのうちの1つのコンピュータを使用することもできる。
また、制御部82は、記録紙6の縁部分に余白を残すことなく記録紙の全面に印刷を施す縁なし印刷と、記録紙6の縁部分にはインク滴を付与しない縁あり印刷とを入力データに応じて適宜切り換える機能を備えている。
図5は、記録ヘッド12の駆動回路の主要部を示しており、図4中のシフトレジスタ72、ラッチ回路73、レベルシフタ74、スイッチ75、及び圧電振動子161は、それぞれ、記録ヘッド12の各ノズル開口165(図4参照)に対応した素子72A〜N、73A〜N、74A〜N、75A〜N、161A〜Nから構成されている。そして、例えばアナログスイッチとして構成される各スイッチ素子75A〜Nに加わるビットデータが「1」の場合は、駆動振動が圧電振動子161A〜Nに直接印可され、各圧電振動子161A〜Nは駆動信号の信号波形に応じて変形する。逆に、各スイッチ素子75A〜Nに加わるビットデータが「0」の場合は、各圧電振動子161A〜Nへの駆動信号が遮断され、各圧電振動子161A〜Nは直前の電荷を保持する。
図6は、図1に示したインクジェット式記録装置の記録ヘッド12の構造を示した断面図である。
この記録ヘッド12は、合成樹脂製の基台163と、この基台163の前面(図の左側に相当する)に貼着された流路ユニット164とを備えている。そして、この流路ユニット164は、ノズル開口165が穿設されたノズルプレート166と、振動板167と、流路形成板168と、シート176とから構成されている。
基台163は、前面と背面に開放された収容空間169が設けられたブロック状部材である。この収容空間169には、固定基板170に固定された圧電振動子161が収容されている。
ノズルプレート166は、副走査方向に沿って多数のノズル開口165が穿設された薄い板状部材である。各ノズル開口165は、ドット形成密度に対応した所定ピッチで開設されている。振動板167及びシート176によって、圧電振動子161が当接する厚肉部としてのアイランド部171と、このアイランド部171の周囲を囲うように設けられ、弾性を有する薄肉部172とが形成されている。
アイランド部171は、一つのノズル開口165に一つのアイランド部171が対応するように、所定ピッチで多数設けられている。
流路形成板168は、圧力室173、共通インク室174、及び、これらの圧力室173と共通インク室174とを連通するインク供給口175を形成するための開口部が設けられている。
そして、ノズルプレート166を流路形成板168の前面に配設するとともに、振動板167及びシート176を背面側に配設し、ノズルプレート166と振動板167及びシート176とにより流路形成板168を挟んだ状態で、接着等により一体化されて流路ユニット164が形成されている。
この流路ユニット164では、ノズル開口165の背面側に圧力室173が形成され、この圧力室173の背面側に振動板167のアイランド部171が位置している。また、圧力室173と共通インク室174とがインク供給口175によって連通している。
圧電振動子161の先端は、アイランド部171に背面側から当接され、この当接状態で圧電振動子161が基台163に固定されている。また、この圧電振動子161には、フレキシブルケーブルを介して駆動信号(COM)や印刷データ(SI)等が供給される。
縦振動モードの圧電振動子161は、充電されると電界と直交する方向に収縮し、放電すると電界と直交する方向に伸長する特性を有する。したがって、この記録ヘッド12では、充電されることにより圧電振動子161は後方に収縮し、この収縮に伴ってアイランド部171が後方に引き戻され、収縮していた圧力室173が膨張する。この膨張に伴って共通インク室174のインクがインク供給口175を通って圧力室173内に流入する。一方、放電することにより圧電振動子161は前方に向けて伸長し、弾性板のアイランド部171が前方に押されて圧力室173が収縮する。この収縮に伴って圧力室173内のインク圧力が高くなる。
本実施形態においては、プラテン5に設けられた吸収部材16は導電性材料を含んでおり、例えば、ポリエチレン又はポリウレタンにカーボン等の導電性材料を混入させて発泡形成されている。或いは、ポリエチレン又はポリウレタンの発泡材に導電性材料をメッキにて付与して吸収部材16を形成することもできる。或いは、ポリエチレン又はポリウレタンの発泡材にNa、K、Cl、HCO などのイオンを有する電解質液体を含浸させることもできる。電解質液体としてインクを用いても良い。
そして、図7に示したように本実施形態によるインクジェット式記録装置は電位差発生手段30を備えており、この電位差発生手段30の電源20からのプラスの電圧が吸収部材16に印加されるようになっている。ノズルプレート166は配線22を介して接地されている。従って、電源20によって吸収部材16に電圧を印加することによって、ノズルプレート166と吸収部材16との間に電位差が形成される。
さらに、本実施形態においては、処理中の記録紙6を電気的に浮いた状態に保持するための保持手段50が設けられている。具体的には、この保持手段50は、図7に示したように処理中の記録紙6に接触する各部材、例えば給紙ローラ14a、14bの少なくとも表面に設けられた絶縁材料18a、18bを有する。
このように絶縁材料18a、18bから成る保持手段50によって処理中の記録紙6を電気的に浮いた状態にすることによって、記録紙6は単に誘電体として作用することになる。このため、ノズルプレート166と吸収部材16との間に記録紙6が挿入された場合、吸収部材16から出発した電気力線は記録紙6で遮断されることなくノズルプレート166まで延びる。
このように電位差発生手段30によって吸収部材16にプラスの電圧を印加すると共にノズルプレート166を接地することにより、図8に示したように吸収部材16にプラスの電荷が誘起されると共にノズルプレート166にマイナスの電荷が誘起される。これにより、図8に矢印で示したように吸収部材16からノズルプレート166へ向かう電気力線が発生する。
また、ノズルプレート166にマイナスの電荷が誘起されることにより、ノズル開口165のインクメニスカス部分にもマイナスの電荷が誘起される。この電荷量は平行平板コンデンサの式を用いて簡単に計算することができる。インク滴は、ノズル開口165の面積分のマイナス電荷を持ってノズル開口165から吐出され、ノズルプレート166と吸収部材16との間に発生している電界により、吸収部材16の方向へのクーロン力Fを受ける。
このため、縁なし印刷に際して記録紙6の縁部から外れて吸収部材16に向けて吐出されたインク滴を吸収部材16上に確実に着弾させることが可能であり、インク滴のミスト化を防止することができる。
図4を参照してさらに本実施形態について説明すると、本実施形態においては、縁なし印刷又は縁あり印刷の選択に関する印刷モード情報及びインク滴の吐出対象領域に関する対象領域情報が、制御部82から、切換制御手段40の切換制御部41に送られる。図7に示したように電位差発生手段30には、そのオン・オフを切り換えるためのスイッチ42が設けられており、切換制御部41は、制御部82から受信した情報に応じて、図7に示したスイッチ42を切換操作する。
具体的には、切換制御手段40は、記録紙5に対して施される処理が縁なし処理であるか縁あり処理であるかを判定し、縁あり処理の場合には、スイッチ42を開状態として電位差発生手段30をオフにする。
一方、記録紙6に対して施される処理が縁なし処理であり、且つ、インク滴の吐出対象領域が記録紙6の縁部分及びこの縁部分から外れた領域である場合には、スイッチ42を閉状態として電位差発生手段30をオンにする。
さらに、本実施形態においては、縁なし処理に際してインク滴の吐出対象領域が記録紙6の縁部分及びこの縁部分から外れた領域である場合には、前記の如く電位差発生手段30をオンにすると共に、制御部82が、インク滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードとなるように記録ヘッド12を駆動制御する。
具体的には、制御部82は記録ヘッド12を駆動制御して記録紙6上に異なるサイズのドットを形成する複数のサイズのインク滴を適宜選択して吐出させる機能を有しており、上述したインク滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードは、最も大きなサイズのインク滴以外のインク滴を吐出させるモードである。好ましくは、この吐出モードは、最も小さなサイズのインク滴を吐出させるモードである。
本実施形態によれば、縁なし印刷に際して記録紙6の縁部から外側に外れて吸収部材16に向けて吐出されたインク滴を、吸収部材16上に確実に着弾させることが可能あり、インク滴のミスト化を確実に防止することができる。
この効果についてさらに説明すれば、電位差発生手段30によってインク滴に電荷を付与して吐出させる場合、インク滴がメイン部分とサテライト部分とに分離してしまうと、サテライト部分の電荷がメイン部分の電荷とは逆の極性を持っている場合がある。この場合、サテライト部分の電荷が吸収部材16の電荷と同極性となるため、電界によってサテライト部分を吸収部材16側に引き寄せることができない。
そこで、本実施形態においては、縁なし処理に際してインク滴の吐出対象領域が記録紙6の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域である場合には、インク滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードとなるように制御部82によって記録ヘッド12を駆動制御することにより、インク滴のミスト化を確実に防止するようにしている。
なお、上述した実施形態の一変形例として、切換制御手段40は、縁あり処理においてもスイッチ42を閉状態として電位差発生手段30をオンにすることもできる。さらに、切換制御手段40は、縁なし処理において、インク滴の吐出対象領域が記録紙6の縁部分及びこの縁部分から外れた領域以外の部分(印刷対象領域の中央部分)である場合においても、スイッチ42を閉状態として電位差発生手段30をオンにすることもできる。
また、他の変形例としては図9及び図10に示したように、吸収部材16の上面に導電性材料から成る格子状部材25を隣接配置して、この格子状部材25に対して電源20からプラスの電圧を印加することもできる。格子状部材25は、ヘッド走査方向に沿って延在する導電性部分25aと、送り方向に沿って延在する導電性部分25bと、を有する。
本変形例の場合には、必ずしも吸収部材16に導電性材料を含ませる必要はなく、例えば、スポンジ、ベルイータ等で吸収部材16を形成することができる。また、導電性の吸収部材16と導電性材料からなる部材とを併用しても良い。この場合、導電性材料からなる部材は格子状である必要はなく、ワイヤー状であっても良い。また、吸収部材16の上面ではなく下面に隣接配置しても良い。
また、本変形例においても、縁なし処理に際してインク滴の吐出対象領域が記録紙6の縁部分及びこの縁部分から外れた領域である場合には、電位差発生手段30をオンにすると共に、インク滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードとなるように制御部82によって記録ヘッド12を制御する。
本変形例においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態及び上記各変形例において、図11に示したように配線22によりノズルプレート166ではなく吸収部材16を接地すると共に、電源20によりノズルプレート166にマイナスの電圧を印加しても良い。
なお、上記実施形態及び各変形例において、電位差発生手段30により発生させる電界の向きを逆にすることもできる。即ち、ノズルプレート166側をプラス電位とし、吸収部材16側をマイナス電位とすることもできる。
本発明による液体噴射装置の一実施形態としてのインクジェット式記録装置の概略構成を示した斜視図。 本発明による液体噴射装置の一実施形態としてのインクジェット式記録装置の概略構成を示した他の斜視図。 図1及び図2に示したインクジェット式記録装置のプラテン及びその周囲を拡大して示した図。 図1に示したインクジェット式記録装置の機能ブロック図。 図1に示したインクジェット式記録装置の記録ヘッド駆動回路の主要部を示した回路図。 図1に示したインクジェット式記録装置の記録ヘッドの構造を示す断面図。 図1及び図2に示したインクジェット式記録装置の電位差発生手段及びその周囲を拡大して示した断面図。 図1及び図2に示したインクジェット式記録装置の電位差発生手段によって生じる電気力線の様子を示した図。 図7に示した実施形態の一変形例を示した平面図。 図9に示した変形例を示した縦断面図。 図7に示した実施形態の他の変形例を示した平面図。
符号の説明
1 キャリッジ
5 プラテン
6 記録紙(被処理物)
12 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)
14a、14b 給紙ローラ
16 吸収部材
18a、18b 絶縁材料
20 電源
22 配線
25 導電性の格子状部材
30 電位差発生手段
40 切換制御手段
41 切換制御部
42 スイッチ
50 保持手段
82 制御部
83 駆動信号発生回路
161 圧電振動子(圧力発生素子)
165 ノズル開口
166 ノズルプレート
173 圧力室

Claims (13)

  1. ノズル開口が形成されたノズルプレートを有し、前記ノズル開口に連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせて前記ノズル開口から液滴を吐出させる液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドを駆動制御して、適宜選択されたサイズの液滴を前記ノズル開口から吐出させる吐出制御手段と、
    処理中の前記被処理物の裏面側であって前記液体噴射ヘッドに対向する領域に配置された導電性部材と、
    前記ノズルプレートと前記導電性部材との間に電位差を発生させる電位差発生手段と、を備え、
    前記被処理物の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域に対して液滴を吐出する際には、前記電位差発生手段によって前記ノズルプレートと前記導電性部材との間に電位差を発生させた状態において、前記吐出制御手段が、液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードとなるように前記液体噴射ヘッドを駆動制御する液体噴射装置。
  2. 前記吐出制御手段は、前記液体噴射ヘッドを駆動制御して前記被処理物上に異なるサイズのドットを形成する複数のサイズの液滴を適宜選択して吐出させる機能を有し、
    前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードは、最も大きなサイズの液滴以外の液滴を吐出させる吐出モードである請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードは、最も小さなサイズの液滴を吐出させる吐出モードである請求項2記載の液体噴射装置。
  4. 前記電位差発生手段のオン・オフを切り換え制御する切換制御手段をさらに有し、
    前記切換制御手段は、前記被処理物の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域に対して液滴を吐出するとき以外は、前記電位差発生手段をオフにして前記ノズルプレートと前記導電性部材との間に電位差を発生させないようにする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記吐出制御手段は、液滴の吐出数が所定数を超える場合にのみ、前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードに切り換える請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  6. 処理中の前記被処理物の裏面側に配置され、前記被処理物から外れた領域に向けて前記ノズル開口から吐出された液滴を吸収し得る吸収部材を有し、
    前記導電性部材は、前記吸収部材を構成しており或いは前記吸収部材と一体に形成され又は前記吸収部材に隣接して配置されている請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. 前記液体噴射ヘッドに対向して配置され、前記被処理物をその裏面から支持して前記液体噴射ヘッドに対する前記被処理物の位置を規定するプラテンをさらに有し、
    前記吸収部材は、前記プラテンに設けられている請求項6記載の液体噴射装置。
  8. 処理中の前記被処理物を電気的に浮いた状態に保持する保持手段をさらに有する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  9. ノズル開口が形成されたノズルプレートを有し、前記ノズル開口に連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせて前記ノズル開口から液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを用いて被処理物に対して液体を噴射させる方法であって、
    前記被処理物の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域に対して液滴を吐出する際には、処理中の前記被処理物の裏面側であって前記液体噴射ヘッドに対向する領域に配置された導電性部材と前記ノズルプレートとの間に電位差を発生させた状態において、液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードにて前記液体噴射ヘッドから液滴を吐出する、液体噴射方法。
  10. 前記液体噴射ヘッドは、前記被処理物上に異なるサイズのドットを形成する複数のサイズの液滴を適宜選択して吐出する機能を有し、
    前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードは、最も大きなサイズの液滴以外の液滴を吐出させる吐出モードである請求項9記載の液体噴射方法。
  11. 前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードは、最も小さなサイズの液滴を吐出させる吐出モードである請求項10記載の液体噴射方法。
  12. 前記被処理物の縁部分及びこの縁部分から外側に外れた領域に対して液滴を吐出するとき以外は、前記ノズルプレートと前記導電性部材との間に電位差を発生させないようにする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の液体噴射方法。
  13. 液滴の吐出数が所定数を超える場合にのみ、前記液滴のメイン部分とサテライト部分との重量差が少ない吐出モードに切り換える請求項9乃至12のいずれか一項に記載の液体噴射方法。
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