JP4344129B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体噴射ヘッドに形成されたノズル開口から被処理物に向けて液滴を吐出する液体噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の液体噴射装置の代表例としては、画像記録用のインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置がある。その他の液体噴射装置としては、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等が挙げられる。
【0003】
液体噴射装置の代表例であるインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、昨今においてはカラー印刷を含めた多くの印刷に使用されている。
【0004】
このようなインクジェット式記録装置は、一般に、キャリッジ上に搭載されて記録紙等の記録媒体(被処理物)の幅方向(ヘッド走査方向)に往復移動するインクジェット式記録ヘッドと、記録媒体をヘッド走査方向と直交する方向(送り方向)に移動させる送り機構と、を備えており、さらに、記録ヘッドに対向して配置され、送り機構により搬送される記録媒体を裏面から支持して記録ヘッドに対する記録媒体の位置を規定するプラテンを備えている。
【0005】
このインクジェット式記録装置においては、印刷データに対応して記録ヘッドより記録媒体に対してインク滴を吐出させることで印刷が行われる。そして、キャリッジ上に搭載される記録ヘッドを、例えばブラック、イエロー、シアン、マゼンタの各色のインクの吐出が可能なものとすることにより、ブラックインクによるテキスト印刷ばかりでなく、各インクの吐出割合を変えることにより、フルカラー印刷を可能としている。
【0006】
このインクジェット式記録装置を用いて、記録媒体の縁部に余白を残すことなく、記録媒体の表面の全体に対して印刷を施す場合(いわゆる四辺縁無し印刷の場合)、記録媒体及びキャリッジの位置ずれに対する余裕を考慮して、記録媒体のサイズよりもやや広い領域に対して印刷を行うようにしている。
【0007】
すなわち、記録媒体の左右の側縁(送り方向に延在する縁)の部分に余白を残すことなく印刷を施すために、印刷時における記録ヘッドの走査範囲を、記録媒体の側縁よりも外側に外れる位置まで設定可能とされている。
【0008】
さらに、記録媒体の前後縁(ヘッド走査方向に延在する縁)の部分に余白を残すことなく印刷を施す際には、記録媒体の印刷開始時においては記録媒体の前縁よりも前側に外れる領域までを印刷対象領域に指定すると共に、記録媒体の印刷終了時においては記録媒体の後縁よりも後側に外れる領域までを印刷対象領域に指定する。
【0009】
そして、記録媒体から外れた領域に向けて吐出されたインク滴は、記録ヘッドに対向して記録媒体の裏面側に配置された吸収部材(スポンジ、ベルイータ等)で吸収するようにしている。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−86757号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、記録媒体の縁部に余白を残すことなく印刷を施す場合には、記録媒体の縁部から前後又は左右に外れた領域にまでインク滴が吐出されることになる。このため、記録媒体の裏面側に回り込んだインクミストが記録媒体の裏面縁部に付着して記録媒体を汚損してしまうという問題があった。これは特に、記録媒体に両面印刷を施す場合や、葉書のような両面を使用する記録媒体に印刷を施す場合において問題であった。
【0012】
さらに、高画質化のためにインク滴サイズを小さく(例えば2pl)した記録装置においては、微小インク滴が受ける空気の粘性抵抗の影響でインク滴速度が低下し、記録媒体から外れた領域に向けて吐出されたインク滴が、吸収部材に到達する前にミスト化して浮遊し、記録媒体の裏面のみならず、記録装置の内部を汚損するという問題があった。
【0013】
また、一般に、記録媒体を送り方向に搬送ための送り機構は、記録媒体を挟み込んで送るように互いに対向配置されたローラを備えている。対向配置されたローラの一方は、金属ローラ表面にアルミナを焼き付けて摩擦力を向上させた構造からなる駆動ローラであり、他方のローラはプラスチックで形成された従動ローラである。
【0014】
そして、一般に、これらのローラと記録媒体との接触/剥離や、オートシートフィーダから記録媒体を供給する際の次の記録媒体とのこすり合わせ、或いは記録媒体の供給経路内での構造部材との接触などによって、印刷領域に送られた時点では記録媒体が帯電している。そして、このように記録媒体が帯電していると、上述した記録媒体裏面へのインクミストの付着が起こりやすくなる。
【0015】
このような問題を解消するために、帯電した記録媒体を除電するために除電ブラシ等の除電手段を設ける方法も考えられるが、この場合、除電手段の設置位置が、必然的に、一対のローラからなる送り機構よりも送り方向の下流側となり、この除電手段の存在によって送り機構から印刷領域までの距離が長くなる。このため、記録媒体の送り精度の悪化や、記録媒体の浮き上がり等の問題が発生しやすくなってしまう。また、除電ブラシにより紙等の記録媒体をこすることにより紙粉等が発生してノズルに付着し、インク滴の吐出性能が悪化するという問題もある。
【0016】
本発明は、上述した事情を考慮してなされたものであって、その目的とするところは、被処理物の縁部に余白を残すことなく液滴を付与する場合においても、被処理物の裏面縁部及び装置内部への液体ミストの付着を防止することができる液体噴射装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明による液体噴射装置は、ノズル開口に連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせて前記ノズル開口から液滴を吐出させる液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドをヘッド走査方向に走査させる走査機構と、前記液体噴射ヘッドから噴射された液滴が付与される被処理物を前記ヘッド走査方向に対して直交する送り方向に搬送する送り機構と、前記液体噴射ヘッドに対向して配置され、前記送り機構により搬送される前記被処理物をその裏面から支持して前記液体噴射ヘッドに対する前記被処理物の位置を規定するプラテンであって、前記液体噴射ヘッドから吐出された液滴を吸収する吸収部材を有する、プラテンと、処理中の前記被処理物の裏面側であって走査される前記液体噴射ヘッドに対向して前記ヘッド走査方向に沿って延在する領域に前記被処理物とは接触しないようにして配置された静電気帯電部材であって、前記被処理物の縁をはみ出した領域に向けて前記液体噴射ヘッドから吐出された液滴を引き寄せて前記吸収部材で捕集するように、その少なくとも一部が前記吸収部材の近くに配置されている、静電気帯電部材と、前記静電気帯電部材に動的に接触して静電気を発生させる静電気発生部材と、を備えたことを特徴とする。
【0019】
また、好ましくは、前記プラテンは液体排出口を有する。
【0020】
また、好ましくは、前記プラテンは液体排出溝を有する。
【0021】
また、好ましくは、前記静電気帯電部材は管状に形成されており、前記静電気発生部材は、前記静電気帯電部材の内部に配置され、前記静電気帯電部材の管軸に対して平行な回転軸心周りに回転駆動される。
【0022】
また、好ましくは、前記静電気発生部材は、管状の前記静電気帯電部材の内周面に動的に接触する回転可能なブラシを有し、前記ブラシは、前記回転軸心を中心とした中心角で測って180度以下となる断面形状を有する。
【0023】
また、好ましくは、前記ブラシは、液体噴射動作中においては前記液体噴射ヘッドから遠い側に位置して停止しており、液体噴射動作時以外の時に前記ブラシを回転させるようにする。
【0024】
また、好ましくは、前記静電気帯電部材は、前記液体噴射ヘッドの方向に向かって凸状となるように湾曲したシート状部材によって形成されており、前記静電気発生部材は、前記液体噴射ヘッドの位置から見て前記静電気帯電部材の裏面側に配置されている。
【0025】
また、好ましくは、前記静電気発生部材は、前記シート状部材からなる前記静電気帯電部材の裏面に、回転により動的に接触する回転可能なブラシを有し、前記ブラシは、その回転軸心を中心とした中心角で測って180度以下となる断面形状を有する。
【0026】
また、好ましくは、前記ブラシは、液体噴射動作中においては前記液体噴射ヘッドから遠い側に位置して前記静電気帯電部材と非接触の状態で停止しており、液体噴射動作時以外の時に前記ブラシを回転させるようにする。
【0027】
また、好ましくは、前記静電気帯電部材はシート状部材によって形成されており、前記吸収部材は前記静電気帯電部材の前記液体噴射ヘッド側に配置されており、前記静電気発生部材は前記液体噴射ヘッドから見て前記静電気帯電部材の裏面側に配置されている。
【0028】
また、好ましくは、前記静電気発生部材は、前記シート状部材からなる前記静電気帯電部材の裏面に、回転により動的に接触する回転可能なブラシを有し、前記ブラシは、その回転軸心を中心とした中心角で測って180度以下となる断面形状を有する。
【0029】
また、好ましくは、前記ブラシは、液体噴射動作中においては前記液体噴射ヘッドから遠い側に位置して前記静電気帯電部材と非接触の状態で停止しており、液体噴射動作時以外の時に前記ブラシを回転させるようにする。
【0030】
また、好ましくは、前記静電気発生部材は、液体噴射動作中においては前記液体噴射ヘッドから遠い側に位置して停止しており、液体噴射動作時以外の時に前記静電気帯電部材に前記静電気発生部材を動的に接触させるようにする。
【0031】
また、好ましくは、液体噴射動作中においては前記静電気発生部材は前記静電気帯電部材と非接触の状態にある。
【0032】
また、好ましくは、液体噴射動作中においては、前記静電気帯電部材から前記静電気発生部材までの距離が、前記静電気帯電部材から前記液体噴射ヘッドのノズル形成面までの距離よりも長い。
【0033】
また、好ましくは、前記静電気帯電部材及び前記静電気発生部材は、前記ヘッド走査方向に沿って延在している。
【0034】
また、好ましくは、前記静電気帯電部材は、プラスチックシートを有する。
【0035】
また、好ましくは、前記静電気発生部材は、ブラシを有する。
【0036】
また、好ましくは、前記静電気発生部材は、前記送り機構の動力によって駆動される。
【0037】
また、好ましくは、前記液体噴射ヘッドは、前記ノズル開口が形成されたノズルプレートを有し、前記ノズルプレートは電気的に接地されている。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による液体噴射装置の一実施形態としてのインクジェット式記録装置について、図面を参照して説明する。
【0039】
本実施形態によるインクジェット式記録装置は、ノズル開口に連通する圧力室に対応して設けられた圧力発生素子により、圧力室内のインクに圧力変動を生じさせてノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッドの一種)を備えている。圧力発生素子としては、例えば圧電振動子を用いることができる。
【0040】
図1及び図2は、本実施形態によるインクジェット式記録装置の概略構成を示した斜視図であり、図3は同インクジェット式記録装置のプラテン及びその周囲を拡大して示した図である。図1中符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介して、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往復移動されるように構成されている。プラテン5は、記録紙6(被処理物の一種)をその裏面から支持して記録ヘッド12に対する記録紙6の位置を規定する。
【0041】
キャリッジ1、キャリッジモータ2、タイミングベルト3、及びガイド部材4は、インクジェット式記録ヘッド12をキャリッジ1と共にヘッド走査方向に走査させるキャリッジ機構(走査機構)を構成している。キャリッジ機構はケース20の内部に収納されている。
【0042】
インクジェット式記録ヘッド12は、複数のノズル開口12aのそれぞれに連通する複数の圧力室12bを有し、キャリッジ1の記録紙6に対向する側に搭載されている。また、キャリッジ1には、記録ヘッド12にインクを供給するインクカートリッジ7が着脱可能に装着されている。
【0043】
インクジェット式記録装置の非印刷領域であるホームポジション(図1中、右側)にはキャップ部材13が配置されており、このキャップ部材13はキャリッジ1に搭載された記録ヘッド12がホームポジションに移動した時に、記録ヘッド12のノズル形成面に押し当てられてノズル形成面との間に密閉空間を形成するように構成されている。そして、キャップ部材13の下方には、キャップ部材13により形成された密閉空間に負圧を与えるためのポンプユニット10が配置されている。
【0044】
キャップ部材13の印刷領域側の近傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピング手段11が記録ヘッド12の移動軌跡に対して例えば水平方向に進退できるように配置されていて、キャリッジ1がキャップ部材13側に往復移動するに際して、必要に応じて記録ヘッド12のノズル形成面を払拭することができるように構成されている。
【0045】
図3に示したように、本実施形態によるインクジェット式記録装置は、さらに、記録ヘッド12により印刷が行われる記録紙6をヘッド走査方向に対して直交する送り方向に間欠的に搬送する送り機構40を備えている。
【0046】
この送り機構40は、記録紙6を挟み込んでプラテン5上へ送るために互いに対向配置された給紙ローラ14a、14bと、印刷された記録紙6を排出するために互いに対向配置された排紙ローラ15a、15bと、を備えている。なお、給紙ローラ14a及び排紙ローラ15aは従動ローラであり、給紙ローラ14b及び排紙ローラ15bは駆動ローラである。駆動ローラである給紙ローラ14b及び排紙ローラ15bは、紙送りモータ41からの駆動力によって回転駆動される。
【0047】
図3から分かるようにプラテン5は、給紙方向(送り方向)Fと平行な方向に延びる複数のインク受け縦開口5c、5d、5e、5fと、給紙方向Fに対して直交するヘッド走査方向に延びる複数のインク受け横開口5a、5bとが形成されている。
【0048】
複数のインク受け縦開口5c、5d、5e、5fのうち、一対のインク受け開口5cはA3サイズの記録紙6の左右端がそれぞれ真上を通過するように配置されており、一対のインク受け開口5dはB4サイズの記録紙6の左右端がそれぞれ真上を通過するように配置されており、一対のインク受け開口5eはA4サイズの記録紙6の左右端がそれぞれ真上を通過するように配置されており、一対のインク受け開口5fはB5サイズの記録紙6の左右端がそれぞれ真上を通過するように配置されている。
【0049】
また、複数のインク受け横開口5a、5bは、給紙側に配置されている給紙側インク受け開口5aと、排紙側に配置されている排紙側インク受け開口5bとからなる。
【0050】
これらのインク受け開口5a、5b、5c、5d、5e、5fには、いずれも、記録ヘッド12から吐出されたインクを吸収する吸収部材16が配置されている。吸収部材16は、スポンジ、ベルイータ等で形成することができる。
【0051】
次に、図4を参照して、本実施形態によるインクジェット式記録装置における静電気帯電部材及び静電気発生部材について説明する。
【0052】
図4に示したように、記録中の記録紙6の裏面側であって記録ヘッド12に対向する領域に、静電気を帯電しやすい材料で形成された静電気帯電部材30がヘッド走査方向に沿って延在配置されている。より具体的には、静電気帯電部材30は、プラテン5に設けられた吸収部材16の中に部分的に埋設されており、静電気帯電部材30の上部が吸収部材16の表面から記録ヘッド12側に向けて突出している。静電気帯電部材30は、アクリル、ポリエステル、又は塩化ビニル等から成るプラスチックシートを管状に形成して構成されている。
【0053】
管状の静電気帯電部材30の内部には、静電気を発生しやすい材料でブラシ状に形成された静電気発生部材31が、ヘッド走査方向に沿って延在配置されている。この静電気発生部材31は、静電気帯電部材30の管軸に対して平行な回転軸心周りに回転可能である。静電気発生部材31は、レーヨン、ナイロン、羊毛、又は頭髪等から形成されている。
【0054】
静電気発生部材31は、記録装置の送り機構40の紙送りモータ41からの動力によって回転駆動され、静電気帯電部材30の内周面に動的に接触してこすり付けられ、これにより静電気を発生させる。
【0055】
また、プラテン5の底部にはインク排出口32が形成されており、吸収部材16で吸収されたインクがプラテン5の外部へ排出されるようになっている。
【0056】
そして、上記構成より成る本実施形態によれば、送り機構40の紙送りモータ41からの動力によって回転駆動されたブラシ状の静電気発生部材31が管状の静電気帯電部材30の内周面にこすり付けられ、これによって発生した静電気が静電気帯電部材30に帯電する。このため、記録紙6に対していわゆる縁なし印刷を施す際に記録紙6からはみ出した領域に向けて吐出されたインク滴は、静電気帯電部材30に帯電した静電気によって静電気帯電部材30側に引き寄せられる。静電気帯電部材30側に引き寄せられたインク滴は、静電気帯電部材30の表面に付着して吸収部材16上に流れ落ちるか、或いは吸収部材16上に直接付着する。なお、静電気帯電部材30の上面は湾曲しているので、そこに付着したインク滴は吸収部材16に向けて流下しやすい。
【0057】
このように本実施形態によれば、記録紙6の縁6aをはみ出した領域に向けて吐出されたインク滴を静電気帯電部材30で引き寄せて吸収部材16で捕集することができるので、記録紙6の縁部に余白を残すことなく印刷を施す場合においても、記録紙6の裏面縁部や装置内部へのインクミストの付着を防止することができる。
【0058】
また、プラテン5の底部にはインク排出口32が形成されているので、プラテン5内がインクで溢れたり、静電気発生部材31をインクで汚して静電気発生能力を低下させるようなことがない。
【0059】
次に、本発明の他の実施形態について図5を参照して説明する。
【0060】
上述した実施形態においては図4に示したように静電気帯電部材30が管状に形成されていたが、本実施形態においては、図5に示したように静電気帯電部材30が、記録ヘッド12の方向に向かって凸状となるように湾曲したシート状部材によって形成されている。
【0061】
また、本実施形態における静電気発生部材31は図4に示した上記実施形態と同様の構成であり、記録ヘッド12の位置から見て静電気帯電部材30の裏面側に配置され、記録装置の送り機構40の紙送りモータ41からの動力によって回転駆動され、静電気帯電部材30の裏面に動的に接触してこすり付けられ、これにより静電気を発生させる。
【0062】
本実施形態においても、図4に示した上記実施形態と同様に、静電気帯電部材30に帯電した静電気の力を利用してインク滴を捕捉することができる。また、図5に示したように静電気帯電部材30は記録ヘッド12に向かって凸状となるように湾曲しているので、静電気帯電部材30の上面に付着したインク滴が吸収部材16に向けて流下しやすい。
【0063】
次に、本発明の他の実施形態について図6を参照して説明する。
【0064】
図4に示した実施形態では静電気帯電部材30が管状に形成されていたが、本実施形態においては、図6に示したように静電気帯電部材30が、記録ヘッド12のノズル形成面に対して平行に配置されたシート状部材によって形成されている。
【0065】
また、本実施形態における静電気発生部材31は図4に示した上記実施形態と同様の構成であり、記録ヘッド12の位置から見て静電気帯電部材30の裏面側に配置され、記録装置の送り機構40の紙送りモータ41からの動力によって回転駆動され、静電気帯電部材30の裏面に動的に接触してこすり付けられ、これにより静電気を発生させる。
【0066】
さらに、本実施形態においては、吸収部材16が静電気帯電部材30の記録ヘッド12側に配置されており、静電気帯電部材30によって吸収部材16と静電気発生部材31とが完全に分離されている。
【0067】
吸収部材16の配置空間に連通するようにしてインク排出口32がプラテン5の側壁に形成されており、インク排出口32から連続してインク排出溝33がプラテン5の側面に形成されている。
【0068】
本実施形態においても、図4に示した上記実施形態と同様に、静電気帯電部材30に帯電した静電気の力を利用してインク滴を捕捉することができる。また、静電気帯電部材30により吸収部材16と静電気発生部材31とが完全に分離されているので、より確実に静電気発生部材31のインク汚れを防止することができる。さらに、静電気帯電部材30の表面が吸収部材16で覆われているため、インク滴の跳ね返りを起こすことなく、より確実にインク滴を回収することができる。
【0069】
次に、本発明の他の実施形態について図7を参照して説明する。
【0070】
本実施形態は、図4に示した実施形態における静電気発生部材31の構成を変更したものであり、図7に示したように、静電気発生部材31を構成するブラシが、その回転軸心を中心とした中心角で測って180度以下となる断面形状を有している。
【0071】
そして、本実施形態においては、ブラシからなる静電気発生部材31は、記録動作中においては記録ヘッド12から遠い側に位置して停止しており、記録動作時以外の時に静電気発生部材31を回転させて静電気を発生させるように構成されている。
【0072】
上記構成より成る本実施形態によれば、記録中においては、プラスに帯電した静電気発生部材31が記録ヘッド12から遠い側に位置しているので、静電気帯電部材30の記録ヘッド12側の部分に帯電したマイナスの電荷が、静電気発生部材31のプラスの電荷によって中和されてしまうことがない。従って、記録ヘッド12側から静電気帯電部材30を見た場合、静電気帯電部材30の見かけの電荷が小さくなってしまうことがなく、静電気帯電部材30から出た電気力線によってインクミストを広い範囲にわたって確実に捕捉することができる。
【0073】
また、図7に示した実施形態の一変形例としては、図8に示したように断面が略直線上のブラシによって静電気発生部材31を構成することもできる。この変形例においても図7に示した実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0074】
次に、本発明の他の実施形態について図9を参照して説明する。
【0075】
本実施形態は、図5に示した実施形態における静電気発生部材31の構成を変更したものであり、図9に示したように静電気発生部材31を構成するブラシが、その回転軸心を中心とした中心角で測って180度以下となる断面形状を有している。
【0076】
また、本実施形態においては、ノズル開口12a(図3)が形成された記録ヘッド12のノズルプレート12Aが電気的に接地されている。
【0077】
そして、本実施形態においては、ブラシからなる静電気発生部材31は、記録動作中においては記録ヘッド12から遠い側に位置して、静電気帯電部材30と非接触の状態で停止しており、記録動作時以外の時に静電気発生部材31を回転させて静電気を発生させるように構成されている。
【0078】
さらに、本実施形態においては、記録動作中(静電気発生部材31が停止している状態)においては、静電気帯電部材30からノズルプレート12Aのノズル形成面までの距離d1よりも、静電気帯電部材30から静電気発生部材31までの距離d2の方が長い。
【0079】
上記構成より成る本実施形態によれば、記録中においては、プラスに帯電した静電気発生部材31が静電気帯電部材30と非接触の状態で記録ヘッド12から遠い側に位置しており、さらに、静電気帯電部材30から静電気発生部材31までの距離d2が、静電気帯電部材30からノズルプレート12Aのノズル形成面までの距離d1よりも長いので、静電気帯電部材30とノズルプレート12Aとの間に形成される電気力線の密度が高くなり、インクミストを広範囲にわたって確実に捕捉することができる。
【0080】
また、図9に示した実施形態の一変形例としては、図10に示したように断面が略直線上のブラシによって静電気発生部材31を構成することもできる。この変形例においても図9に示した実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0081】
【発明の効果】
以上述べたように本発明による液体噴射装置によれば、被処理物の縁をはみ出した領域に向けて吐出された液滴を、静電気帯電部材に帯電した静電気を利用して引き寄せて捕集することができるので、被処理物の縁部に余白を残すことなく液滴を付与する場合においても、被処理物の裏面縁部及び装置内部への液体ミストの付着を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体噴射装置の一実施形態によるインクジェット式記録装置の概略構成を示した斜視図。
【図2】本発明による液体噴射装置の一実施形態によるインクジェット式記録装置の概略構成を示した他の斜視図。
【図3】図1及び図2に示したインクジェット式記録装置のプラテン及びその周囲を拡大して示した図。
【図4】図1及び図2に示したインクジェット式記録装置の静電気帯電部材/静電気発生部材及びその周囲を拡大して示した断面図。
【図5】本発明による液体噴射装置の他の実施形態によるインクジェット式記録装置における静電気帯電部材/静電気発生部材及びその周囲を拡大して示した断面図。
【図6】本発明による液体噴射装置の他の実施形態によるインクジェット式記録装置における静電気帯電部材/静電気発生部材及びその周囲を拡大して示した断面図。
【図7】本発明による液体噴射装置の他の実施形態によるインクジェット式記録装置における静電気帯電部材/静電気発生部材及びその周囲を拡大して示した断面図。
【図8】図7に示した実施形態の一変形例によるインクジェット式記録装置における静電気帯電部材/静電気発生部材及びその周囲を拡大して示した断面図。
【図9】本発明による液体噴射装置の他の実施形態によるインクジェット式記録装置における静電気帯電部材/静電気発生部材及びその周囲を拡大して示した断面図。
【図10】図9に示した実施形態の一変形例によるインクジェット式記録装置における静電気帯電部材/静電気発生部材及びその周囲を拡大して示した断面図。
【符号の説明】
1 キャリッジ
5 プラテン
6 記録紙(被処理物)
12 インクジェット式記録ヘッド(液体噴射ヘッド)
12a ノズル開口
12b 圧力室
14a、14b 給紙ローラ
30 静電気帯電部材
31 静電気発生部材
32 インク排出口
33 インク排出溝
40 送り機構
41 紙送りモータ

Claims (20)

  1. ノズル開口に連通する圧力室内の液体に圧力変動を生じさせて前記ノズル開口から液滴を吐出させる液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドをヘッド走査方向に走査させる走査機構と、
    前記液体噴射ヘッドから噴射された液滴が付与される被処理物を前記ヘッド走査方向に対して直交する送り方向に搬送する送り機構と、
    前記液体噴射ヘッドに対向して配置され、前記送り機構により搬送される前記被処理物をその裏面から支持して前記液体噴射ヘッドに対する前記被処理物の位置を規定するプラテンであって、前記液体噴射ヘッドから吐出された液滴を吸収する吸収部材を有する、プラテンと、
    処理中の前記被処理物の裏面側であって走査される前記液体噴射ヘッドに対向して前記ヘッド走査方向に沿って延在する領域に前記被処理物とは接触しないようにして配置された静電気帯電部材であって、前記被処理物の縁をはみ出した領域に向けて前記液体噴射ヘッドから吐出された液滴を引き寄せて前記吸収部材で捕集するように、その少なくとも一部が前記吸収部材の近くに配置されている、静電気帯電部材と、
    前記静電気帯電部材に動的に接触して静電気を発生させる静電気発生部材と、を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記プラテンは液体排出口を有することを特徴とする請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 前記プラテンは液体排出溝を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記静電気帯電部材は管状に形成されており、
    前記静電気発生部材は、前記静電気帯電部材の内部に配置され、前記静電気帯電部材の管軸に対して平行な回転軸心周りに回転駆動されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記静電気発生部材は、管状の前記静電気帯電部材の内周面に動的に接触する回転可能なブラシを有し、
    前記ブラシは、前記回転軸心を中心とした中心角で測って180度以下となる断面形状を有することを特徴とする請求項4記載の液体噴射装置。
  6. 前記ブラシは、液体噴射動作中においては前記液体噴射ヘッドから遠い側に位置して停止しており、液体噴射動作時以外の時に前記ブラシを回転させるようにしたことを特徴とする請求項5記載の液体噴射装置。
  7. 前記静電気帯電部材は、前記液体噴射ヘッドの方向に向かって凸状となるように湾曲したシート状部材によって形成されており、
    前記静電気発生部材は、前記液体噴射ヘッドの位置から見て前記静電気帯電部材の裏面側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  8. 前記静電気発生部材は、前記シート状部材からなる前記静電気帯電部材の裏面に、回転により動的に接触する回転可能なブラシを有し、
    前記ブラシは、その回転軸心を中心とした中心角で測って180度以下となる断面形状を有することを特徴とする請求項7記載の液体噴射装置。
  9. 前記ブラシは、液体噴射動作中においては前記液体噴射ヘッドから遠い側に位置して前記静電気帯電部材と非接触の状態で停止しており、液体噴射動作時以外の時に前記ブラシを回転させるようにしたことを特徴とする請求項8記載の液体噴射装置。
  10. 前記静電気帯電部材はシート状部材によって形成されており、
    前記吸収部材は前記静電気帯電部材の前記液体噴射ヘッド側に配置されており、
    前記静電気発生部材は前記液体噴射ヘッドから見て前記静電気帯電部材の裏面側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  11. 前記静電気発生部材は、前記シート状部材からなる前記静電気帯電部材の裏面に、回転により動的に接触する回転可能なブラシを有し、
    前記ブラシは、その回転軸心を中心とした中心角で測って180度以下となる断面形状を有することを特徴とする請求項10記載の液体噴射装置。
  12. 前記ブラシは、液体噴射動作中においては前記液体噴射ヘッドから遠い側に位置して前記静電気帯電部材と非接触の状態で停止しており、液体噴射動作時以外の時に前記ブラシを回転させるようにしたことを特徴とする請求項11記載の液体噴射装置。
  13. 前記静電気発生部材は、液体噴射動作中においては前記液体噴射ヘッドから遠い側に位置して停止しており、液体噴射動作時以外の時に前記静電気帯電部材に前記静電気発生部材を動的に接触させるようにしたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、7、8、10、又は11のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  14. 液体噴射動作中においては前記静電気発生部材は前記静電気帯電部材と非接触の状態にあることを特徴とする請求項13記載の液体噴射装置。
  15. 液体噴射動作中においては、前記静電気帯電部材から前記静電気発生部材までの距離が、前記静電気帯電部材から前記液体噴射ヘッドのノズル形成面までの距離よりも長いことを特徴とする請求項14記載の液体噴射装置。
  16. 前記静電気帯電部材及び前記静電気発生部材は、前記ヘッド走査方向に沿って延在していることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  17. 前記静電気帯電部材は、プラスチックシートを有することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  18. 前記静電気発生部材は、ブラシを有することを特徴とする請求項1、2、3、4、7、又は10に記載の液体噴射装置。
  19. 前記静電気発生部材は、前記送り機構の動力によって駆動されることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  20. 前記液体噴射ヘッドは、前記ノズル開口が形成されたノズルプレートを有し、前記ノズルプレートは電気的に接地されていることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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