JP2005185451A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 リールの挙動によりボーナス入賞フラグの成立を報知するとともに、スロットマシンの本来の遊技性を損なうことなく遊技可能なスロットマシンを提供する。
【解決手段】 スロットマシンにおいて、内部抽選処理によりボーナス入賞に対応するボーナスフラグが成立し、ボーナス入賞を獲得可能となったゲームにおいて、遊技者によるストップ操作のタイミングがボーナスフラグに対応するボーナス図柄を有効ライン上に引き込み可能なタイミングであると判定された場合に、少なくとも一度は変動表示を停止させないように制御するようにした。
【選択図】 図11

Description

本発明は、遊技媒体として例えばメダルを使用して遊技が可能な遊技機に関し、特に、外周面に複数個の図柄を配置した複数のリール(変動表示部)を利用してゲームを実行するように構成されたスロットマシンに関する。
従来、複数の図柄が外周面に表示されたリール若しくはドラム等の変動表示装部を複数(例えば3個)有する変動表示装置を備え、これらの変動表示部を回転させることで複数の図柄を変動表示させる変動表示ゲームを行い、前記変動表示ゲームが終了したときの図柄の停止表示態様が予め設定された有効ライン上において所定の図柄組合せ態様を形成することに関連して所定の遊技価値を遊技者に付与するようにしたスロットマシンが一般的に知られている。
このようなスロットマシンにおいては、遊技者による所定数(通常1〜3枚)の遊技媒体(例えば、メダル)の投入操作、あるいはクレジットからの賭けボタン操作(ベット操作)に基づく賭数の入力後、スタートレバーを操作することにより前記リールを回転させて図柄を変動表示させ、一定時間後自動的にまたは遊技者が各リールに対応して各々備えられたリールストップボタンを操作することにより各リールの回転を順次停止させて図柄組合せ態様(停止表示態様)が確定される。そして、リールが停止した際に、前記賭数の入力に応じて有効化された有効ライン上に形成された図柄組合せ態様が、予め定められた所定の図柄組合せ態様(入賞態様)となった場合に入賞が成立し、入賞種類に対応した数の遊技媒体が遊技者に付与される。
ここで、遊技者が遊技を開始するために遊技媒体を投入することおよび予めスロットマシンに預け入れた遊技媒体の記憶数(クレジット)から賭けボタン操作に応じてクレジット数を減算することに基づく賭数の入力を総称してベットまたは賭入力と呼ぶ。
また、一般的なスロットマシンにおいては、前面側に設置された表示窓に対して、各リールの図柄がそれぞれ3個見えるように構成されて、計9個の図柄が見えるようになっている。そして、前記有効ラインとしては、一般的に1ベット(賭数1)の場合には中段横ラインが設定され、2ベット(賭数2)の場合には中段横ライン、上段横ライン、下段横ラインが設定され、3ベット(賭数3)の場合には前記上段、中段、下段の横ラインと右上がりの斜めライン、右下がりの斜めラインが設定される。
また、メダルを使用する一般的なスロットマシンにおいては、複数種類の入賞が用意されており、例えば、所定数(例えば10枚)のメダルが払い出されるのみの小役入賞、1枚のメダルをベットするだけで比較的多数(例えば15枚)のメダルが払い出されるJAC入賞、メダルをベットすることなく再度ゲームが可能となるリプレイ入賞、高確率でJAC入賞を獲得しやすいJACゲームを所定の回数遊技できるレギュラーボーナス(以下RBと略記する)を発生させるRB入賞、高確率で小役入賞を獲得しやすい小役ゲームとRBゲームとを所定の回数遊技できるビッグボーナス(以下BBと略記する)を発生させるBB入賞とが用意されている。特に、RB入賞やBB入賞が成立すると小役入賞に比較して大量(100枚以上)の遊技媒体を一気に獲得することができる特別遊技状態が発生する。
通常、スロットマシンには、ゲームの実行(スタート操作)に関連して各種入賞に当選するか否かの抽選を予め行う機能(抽選手段)が備えられており、この抽選手段による内部抽選で何れかの入賞に当選した場合(入賞フラグの成立)に限り、成立した入賞フラグに対応する図柄が有効ライン上に停止して入賞態様を形成することを許可される。このように、内部抽選で何れかの入賞フラグが成立したことを変動表示部以外の表示手段を利用して遊技者に報知し、初心者でも容易に入賞フラグが成立していることを認識できるようにしたスロットマシンもある(例えば特許文献1)。
特開2002−355369号公報
ところで、従来のスロットマシンにおいては、小役入賞やリプレイ入賞は当該入賞に対応するフラグが成立したゲームでのみ獲得可能とされるのが一般的で、リールの停止タイミングによって当該入賞を獲得し損なうことは少ない。一方、RB入賞やBB入賞は当該入賞に対応するフラグ(以下ボーナスフラグと称する)が成立したゲーム以降で獲得可能とされるが、ボーナス入賞に対応する図柄(以下ボーナス図柄という)は小役入賞やリプレイ入賞に対応する図柄よりも配置される数が少ないため、所望の図柄を狙ってリールのストップ操作を行わなければ当該ボーナス入賞を成立させることはできない。
また、何れかの入賞フラグが成立した場合には、有効ライン上に当該入賞フラグに対応する図柄組合せ態様が極力形成されるようにリールの停止制御が行われる。例えば、内部抽選で何れかの入賞フラグが成立した場合には、所定のコマ数(例えば4コマ)の範囲内で引き込み制御が働いて、成立した入賞フラグに対応する図柄を有効ラインまで引き込むようにしている。
このため、BB入賞やRB入賞等のボーナス入賞フラグが成立していない以上、リールのストップ操作を適当に行っても獲得できるメダル枚数には大きな差は生じないので、ボーナス入賞フラグが成立するまではリールのストップ操作に注力することなく、無意識に惰性でゲームを進行させている遊技者も多い。この場合、ボーナス入賞フラグが成立したゲームにおいては、適当にリールのストップ操作を行った結果、いわゆるリーチ目と呼ばれる特定の図柄組合せ態様が導出されるので、これにより遊技者はボーナス入賞フラグの成立を知ることとなる。
また、上記先願技術のように、リール以外の表示手段を利用して入賞フラグの成立を報知するようなスロットマシンもある。
しかし、リーチ目は遊技者が知らないと入賞フラグの成立を報知することにはならないし、音や光で入賞フラグの報知を行ったとしても、遊技者は適当にリールのストップ操作を行っているので、それらの報知を見逃したり聞き逃したりする可能性がある。
このように、従来のスロットマシンにおいては、変動表示部におけるリーチ目の導出または報知手段によるボーナス報知によりボーナス入賞フラグの成立を知るまでは、適当にリールのストップ操作が行われている。このため、ボーナス入賞フラグの成立ゲームにおいては適当にリールのストップ操作を行っているにもかかわらず、偶然にもボーナス図柄組合せ態様が導出されてしまい、ボーナス入賞が成立してしまうこともある。つまり、遊技者は何の心の準備も無しにボーナス入賞を獲得してしまうこととなるため、ボーナス入賞を獲得する際の緊張感がなくゲームを楽しむ機会もない興趣の低いものとなってしまう。また、ボーナス図柄を狙ってリールのストップ操作を行い自らの技術でボーナス図柄組合せ態様を導出してボーナス入賞を獲得するという機会を失うので、スロットマシンで遊技を行う上での本来の楽しみを奪われることとなり遊技意欲が減退してしまう虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、リールの挙動によりボーナス入賞フラグの成立を報知するとともに、スロットマシンの本来の遊技性を損なうことなく遊技可能なスロットマシンを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、複数の図柄の中からそれぞれ何れかの図柄を順次表示可能な変動表示部を複数有する変動表示装置と、前記変動表示装置における図柄の変動表示を開始させるスタート操作に関連して複数種類に設定された入賞のそれぞれに対応する入賞フラグの何れかを成立させるか否かを決定する抽選を行うとともに、前記変動表示部を変動させ、前記抽選の結果何れかの入賞フラグが成立している場合には変動表示部の停止タイミング如何によって該入賞フラグに対応する図柄で構成される所定の図柄組合せ態様を有効ライン上に導出表示させて入賞を成立させることが可能なゲームの制御を行う制御手段と、を備え、前記何れかの入賞が成立した場合に予め定められた所定の遊技価値を付与可能に構成されたスロットマシンにおいて、前記制御手段は、前記変動表示を停止させる際、成立した入賞フラグに対応する図柄が所定の範囲内にある場合には、有効ライン上に前記図柄を引き込むことが可能な引き込み制御手段と、前記変動表示部のそれぞれに対する遊技者によるストップ操作のタイミングが、成立した入賞フラグに対応する図柄を引き込み可能なタイミングか否かを判定する引き込み可能判定手段と、前記入賞の中でも価値の高いボーナス入賞に対応するボーナスフラグが成立し、ボーナス入賞を獲得可能なゲームにおいて、遊技者によるストップ操作のタイミングがボーナスフラグに対応するボーナス図柄を有効ライン上に引き込み可能なタイミングであると前記引き込み可能判定手段により判定された場合に、少なくとも一度は変動表示を停止させないように制御する非停止制御手段と、を備えることを特徴とする。すなわち、ボーナスフラグが成立しボーナス入賞を獲得可能となった後のゲームにおいて所定の条件の成立に基づいて非停止制御を行うことで、遊技者が適当にリールストップ操作を行ったにもかかわらずボーナス入賞が成立してしまうのを防止するようにした。
ここで、「ボーナスフラグが成立し、ボーナス入賞を獲得可能なゲーム」とは、内部抽選処理においてボーナスフラグが成立し、かつボーナス入賞を成立可能なゲームを意味する。例えば、内部抽選処理でボーナスフラグが成立しても、当該ボーナスフラグが所定の条件が満たされるまで持ち越され、即座にボーナス入賞を成立可能とはならない、いわゆるストックタイム(ST)機能を有するスロットマシンにおいては、STゲームが解除されボーナス入賞を獲得可能となっているゲームをいう。
請求項2に係る発明は、前記非停止制御手段は、前記複数の変動表示部のうち一つを残して変動表示が停止されたときに、前記ボーナス図柄で構成される図柄組合せ態様を有効ライン上に形成し得るリーチ状態となった場合にのみ非停止制御を行うことを特徴とする。つまり、実際にボーナス入賞が成立してしまうときにだけ非停止制御を行うようにした。
請求項3に係る発明は、前記非停止制御手段は、前記制御手段による抽選の結果、ボーナスフラグが成立し、ボーナス入賞を獲得可能となったゲームでのみ非停止制御を行うことを特徴とする。ボーナスフラグが成立しボーナス入賞を獲得可能となったゲームにおいては、リーチ状態となりボーナス図柄を引き込み可能なタイミングでリールストップ操作が行われなければ非停止制御は行われないが、ボーナス入賞も成立せず当該ゲームにおける図柄組合せ態様はいわゆるリーチ目となり、遊技者はボーナス入賞を獲得可能な状態にあることを知ることができる。このようにしてボーナス入賞を獲得可能であることを知った後は、遊技者はボーナス図柄を狙ってリールストップ操作を行うため、適当にストップ操作が行われた場合にボーナス入賞が成立するのを防止するための非停止制御の効果は薄くなる。そこで、ボーナス入賞を獲得可能となったゲームでのみ非停止制御を行うことで、非停止制御の効果を確保できるようにした。
請求項4に係る発明は、前記非停止制御手段は、ボーナスフラグが成立しボーナス入賞を獲得可能となってから当該ボーナス入賞が成立するまでのあいだに1回だけ非停止制御を行うことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記制御手段は、ボーナスフラグが成立しボーナス入賞を獲得可能であることを遊技者に報知可能なボーナス報知手段をさらに備え、前記非停止制御手段は、前記ボーナス報知手段によるボーナス報知が実行された後は、非停止制御を行わないことを特徴とする。すなわち、ボーナス報知によりボーナス入賞を獲得可能であることを知った後は、遊技者はボーナス図柄を狙ってストップ操作を行うため、適当にリールストップ操作が行われた場合にボーナス入賞が成立するのを防止するための非停止制御の効果は薄くなるので、ボーナス報知手段によるボーナス報知が実行された後は非停止制御を行わないようにした。
請求項6に係る発明は、価値の異なる複数のボーナス入賞(対応するボーナスフラグが同一の場合も含む)を付与する機能を備え、成立したボーナス入賞の価値が当該ボーナス入賞を構成するボーナス図柄に応じて決定されるようにし、前記非停止制御手段は、価値の低いボーナス入賞に対応するボーナス図柄を引き込み可能なタイミングでストップ操作が行われた場合に非停止制御を行うことを特徴とする。この場合、同一のボーナスフラグを価値の異なるボーナス入賞に対応させると、遊技者は常に価値の高いボーナス入賞を狙うこととなり、価値の低いボーナス入賞の存在意義がなくなり現実的ではないので、これらのボーナス入賞に対応するボーナスフラグは区別して設定されるのが望ましい。
請求項7に係る発明は、一つのボーナスフラグを価値の異なる複数のボーナス入賞に対応させ、成立したボーナス入賞の価値が当該ボーナス入賞を構成するボーナス図柄によって決定されるように構成したことを特徴とする。例えば、BB入賞を、小役ゲームにおいて成立した小役入賞フラグの種類を報知するハイパービッグボーナス(HB)入賞と、小役入賞を獲得するためのリールの押し順を報知するノーマルビッグボーナス(NB)入賞とで構成し、遊技者の技量に基づいてBBゲーム状態において獲得可能なメダル枚数が変わるようにする。このとき、HB入賞においては成立した小役入賞フラグの種類を報知されるが、目押し操作を必要とするためその分小役入賞に対する賞メダル数を多く設定し、NB入賞においてはリールの押し順を報知されるため一切の技量は必要ないが、HB入賞よりも賞メダル数を少なく設定する。
請求項8に係る発明は、一つのボーナスフラグを価値の異なる複数のボーナス入賞に対応させ、成立したボーナス入賞の価値が前記変動表示部の停止タイミングによって決定されるように構成したことを特徴とする。例えば、BB入賞を上述したHB入賞とNB入賞とで構成し、リールの停止タイミングによって何れか一方を選択するようにしたスロットマシンが考えられる。また、AT(アシストタイム)機能やCT(チャレンジタイム)機能を有しボーナス入賞が成立したタイミングでボーナスゲーム終了後のATゲームまたはCTゲームの有無やそのATゲーム数が決定されるようなスロットマシンや、ST機能を有しボーナス入賞が成立したタイミングで次回のST解除ゲーム数が決定されるようなスロットマシンも考えられる。
請求項1に係る発明によれば、ボーナス図柄を引き込み可能なタイミングでストップ操作されたにもかかわらず、非停止制御手段により少なくとも一度は変動表示部(リール)を停止させないようにしたので、遊技者が適当にリールストップ操作を行ったにもかかわらずボーナス図柄が揃ってしまったという状況が生じるのを防止できる。よって、ボーナス入賞を獲得する瞬間を確実に味わうことができ、遊技の興趣を高めることができる。また、特別なリール停止制御を行ってボーナス入賞が成立させずに当該ゲームを終了するわけではなく、単にリールを停止させずに当該ゲームにおけるリールストップ操作の機会を再度与えるため、新たにメダルを投入してゲームを実行する必要はなく投資を抑えることができる。また、遊技者は非停止制御が行われることでボーナス入賞を獲得可能であることを認識でき、故意にボーナス入賞を成立させずに、いわゆるリーチ目を導出させるなどして遊技を楽しむこともできる。
請求項2に係る発明によれば、1番目のリールを停止させる時、または2番目のリールを停止させる時に非停止制御を行うよりも確実に遊技者にボーナス入賞が獲得可能であることを報知することができる。また、既にリーチ状態となっているので、ボーナス入賞獲得の再チャレンジもすぐに行うことが可能である。
請求項3に係る発明によれば、ボーナス入賞を獲得可能となったゲームでのみ非停止制御を行うので、遊技の進行が無駄に遅くなるのを防止できる。
請求項4に係る発明によれば、ボーナス入賞を獲得可能となった後のゲームにおいて一度しか非停止制御を行わないようにしたので、遊技者にも緊張感が生まれ遊技を集中して行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。すなわち、この一度きりの非停止制御を見逃してしまうとボーナス入賞を獲得可能な状態あることに気付かず、当該ゲームにおけるボーナス入賞の成立を逃してしまうこととなるため遊技を集中して行うようになる。また、何ゲームにもわたって何度もリールストップ操作が無効となるような状態は発生しないので、遊技の進行が無駄に遅くなる心配もない。
請求項5に係る発明によれば、ボーナス報知が実行された後、さらに非停止制御を行うことによる遊技者への過剰なボーナス報知を抑制することができる。
請求項6に係る発明によれば、遊技者の適当なリールストップ操作により価値の低いボーナス入賞が成立してしまうのを一度は回避し、価値の高いボーナス入賞の成立を願って再度ストップ操作を行わせることができるので、遊技者が遊技性に不満を感じることは少なくなる。
請求項7に係る発明によれば、遊技者が所望しないボーナス図柄でのボーナス入賞の獲得を一度は回避できるので、遊技者が不利益を受ける可能性は低くなり遊技の興趣が損なわれるのを防止できる。つまり、遊技者の所望しないボーナス図柄でリーチ状態になっている場合等は故意にボーナス入賞を成立させずに、次のゲームで所望のボーナス図柄でのボーナス入賞を成立させることが可能となる。
請求項8に係る発明によれば、遊技者によりリールストップ操作のタイミングを決定させる機会を与えることができるので、適当にストップ操作を行った結果、ボーナス入賞が成立し、価値の低いボーナス入賞(例えばATゲームなし)が選択されることに対して遊技者が不満を感じるのを回避できる。なお、このような機能を備えたスロットマシンにおいて、価値の高いボーナス入賞となるようにリールストップ操作のタイミングを見極めることは困難であり、常に価値の高いボーナス入賞を獲得できるわけではない。ただし、遊技者の意志でリールストップ操作を行った結果であれば、納得してその結果を受け入れるはずである。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用したスロットマシンの正面図である。
前面パネル2の上半部の略中央には、変動表示部としてのリール4a、4b、4cの回転により変動表示される図柄を遊技者に視認させるための表示窓部20が設けられている。この表示窓部20からは、リール4a、4b、4cが停止している状態で各リール4a、4b、4cの外周面に表記された図柄列のうち3個の図柄がそれぞれ視認可能となっている。つまり、リール4a、4b、4cが停止した状態では、表示窓部20から合計9個の図柄が視認できる。
表示窓部20の上方には、種々の情報が表示される液晶表示装置等からなる表示装置5が設けられている。表示装置5は、演出制御装置60(図2)により制御され、内部抽選により当選した入賞の種類等の報知が行われる。
表示窓部20の左側方には、遊技者が投入したメダル数またはクレジットからベットされた賭数(最高3枚)に対応して有効化されたベットラインを表示するベットライン表示部13が設けられている。
ベットライン表示部13は、例えば、メダル賭数が1枚のときはベットライン表示部13中央の「1」が点灯され中段の横ラインだけが有効ラインであることを示し、メダル賭数が2枚のときはベットライン表示部13中央の「1」とその上下に位置する「2」が点灯され上段、中段、下段の3本の横ラインが有効ラインであることを示し、メダル賭数が3枚のときはベットライン表示部13の「1」「2」「3」がすべて点灯され3本の横ラインと右下がり、右上がりの2本の斜めラインの計5ラインが有効ラインであることを示す。
表示窓部20の右側方には、各種遊技状態を表示する遊技状態表示部14が設けられている。遊技状態表示部14は、例えば、遊技機がゲームを実行可能な状態であることを示しメダルの投入を示唆する「INSERT_MEDALS」表示、リプレイ入賞を獲得したことおよび現在行っている遊技がリプレイ入賞を獲得した後のリプレイゲームであることを示す「REPLAY」表示、遊技者がメダルを投入してスタートレバーを操作してからリールが回転開始するまで待ち時間があることを示す「WAIT」表示等で構成される。また、遊技状態表示部14の下方には、BB入賞を獲得可能な状態であることを遊技者に報知するBB入賞報知部40が設けられており、例えばBB入賞を獲得可能な状態となった後で所定の条件が成立することに基づいてこのBB入賞報知部40が点灯される。
表示窓部20の下方には、遊技者が各種入賞を獲得してメダルの払い出しを受けるときの払出枚数を表示する払出し表示部8、BBやRBの残りゲーム回数などを表示する遊技進行表示部11、メダルのクレジット数を表示するクレジット数表示部12が横並びに設けられている。なお、これらの各表示部8、11、12は7セグメントLEDや液晶装置を用いて構成することができる。
前面パネル2の上部には、透光性を有する前面カバー部材25が装着され、この前面カバー部材25の背部には、ランプ・LED等の発光部材からなる装飾表示部37(図2)やスピーカ等からなる音出力部26が配設されている。
前面パネル2の上半部と下半部の中間にある傾斜台部22には、メダルを投入するメダル投入口15が配設され、遊技者はこの投入口にメダルを投入することにより遊技できるようになる。また、傾斜台部22には、押圧操作によりクレジット数(クレジットデータ)からメダルを1枚ずつベット可能な1ベットボタン10と、1回の押圧操作でクレジット数からベット可能枚数(例えば、クレジット数が3枚以上であれば3ベット、クレジット数が2枚であれば2ベット)だけメダルがベットされるマックスベットボタン9が配設されている。このメダルベットボタン9、10により、メダル投入口15よりメダルを投入することなくクレジット数表示部12に表示されているクレジット数以内でメダルをベットすることができ、この賭数に応じて有効ラインが設定される。
前面パネル2の下半部には、矩形状の化粧パネル19が設けられ、この化粧パネル19の上方には、メダルをクレジットとして記憶可能なクレジット状態と記憶不能な非クレジット状態の何れか一方の状態に選択的に切換可能なクレジット選択ボタン18、各リール4a、4b、4cの回転を開始させるためのスタートレバー6および各々のリール4a、4b、4cの回転を停止させるためのリールストップボタン7a、7b、7cが設けられている。
リールストップボタン7a、7b、7cの各々には、リールストップボタンが操作可能な状態であるか否かを報知するストップボタンランプ39(図2)がそれぞれ内蔵されている。例えば、これらのストップボタンランプ39が点灯していない間はリールストップボタン7a、7b、7cを操作不能とし、ランプが点灯した後にリールストップボタン7a、7b、7cを操作可能とする。また、操作情報ランプ39の点灯色によってリールストップボタン7a、7b、7cが操作可能な状態であるか否かを報知するようにしてもよい。
また、化粧パネル19の左右両側方には、透光性を有する前面カバー部材24、24が装着され、これら前面カバー部材24、24の背部には、ランプやLED等が配設されている。
また、化粧パネル19の下方には、前面パネル2の背部にあるメダル払出部3(図2)より払い出されたメダルを貯留可能な受皿23や、灰皿21などが設けられている。
図2は、当該スロットマシンの内部に設置されるメイン制御手段としての遊技制御装置の主要制御ブロック図である。
図中、遊技制御装置50は、CPU51、読出し専用のROM52、読出し書込み可能なRAM53、入出力インターフェース(I/F)54、乱数発生器55で構成される。
CPU51は、制御部および演算部により各種演算制御を行う他、抽選手段によりリール4において予め定められている図柄組合せ態様が形成されるようにリール4a、4b、4cを停止させることを許可するか否かを決定する内部抽選を行う。
具体的には、前記抽選手段は、乱数発生器(乱数発生用IC)55において生成され、出力された乱数を内部抽選用の乱数として用いて内部抽選を行う。なお、乱数発生器55の代わりにCPU51のソフト処理で内部抽選用乱数を生成するようにしてもよい。
また、遊技制御装置50は、前記抽選手段の抽選結果に基づいて所定の図柄組合せ態様が形成されるように(または形成されないように)前記リール4a,4b,4cの停止制御を行う引き込み制御手段を備える。さらに、遊技制御装置50は、リール4a,4b,4cのそれぞれに対する遊技者によるストップ操作のタイミングが、内部抽選処理により成立した入賞フラグに対応する図柄を引き込み可能なタイミングか否かを判定する引き込み可能判定手段を備える。これにより、例えば、通常ゲーム状態(BBゲーム状態,RBゲーム状態以外)では、遊技者がリール停止ボタン7a、7b、7cを操作したタイミングから最大4コマ進んだ位置(リール停止スイッチの検出から約190ms以内)でリール4a,4b,4cを停止させる引き込み制御が実行される。このため、遊技者がリール停止ボタン7a、7b、7cを操作したタイミングで有効ライン上にある図柄とそれ以降の4コマの中に成立した入賞フラグに対応する図柄があれば、その図柄が強制的に有効ライン上に引き込まれて停止表示される。
ROM52には、制御プログラムや制御データが格納されている他、内部抽選用の判断値などが格納されている。
RAM53は、乱数発生器55で生成される内部抽選用の乱数の記憶領域や、その他の各種データ(例えば、メダルのクレジット数、メダルの賭数、当選入賞種類など)の記憶領域、並びに、CPU51の作業領域を備えている。
入出力インターフェース(I/F)54は、図示しないローパスフィルタおよびバッファゲートを介して、投入メダル検出センサ15S、スタートレバースイッチ6S、リール停止スイッチ7Sa、7Sb、7Sc、リール位置検出センサ31a、31b、31c、1枚ずつのベット指令を与えるための1ベットスイッチ10S、最大賭数(例えば3枚)のベット指令を与えるためのマックスベットスイッチ9S、クレジット選択スイッチ18S、払出メダル検出センサ3S、確率設定装置32、リセットスイッチ33、前面枠開放検出スイッチ34等から出力された各種検出信号をCPU51に対して出力している。
ここで、投入メダル検出センサ15Sはメダル投入口15より投入されたメダルを検出するためのセンサで、スタートレバースイッチ6Sはスタートレバー6が操作されたことを検出するためのスイッチで、リール停止スイッチ7Sa、7Sb、7Scはリール停止ボタン7a、7b、7c毎に各々設けられ、各リール停止ボタン7a、7b、7cが操作されたことを検出するためのスイッチである。
また、リール位置検出センサ31a、31b、31cはリール4a、4b、4c毎にその内側に各々設けられ、各リール4a、4b、4cの内周側に設けられた位置特定部41a,41b,41cを検出する(図3参照)。CPU51では、リール位置検出センサ31a,31b,31cにより位置特定部41a,41b,41cの通過が検出されてからの時間によりリール位置を正確に割り出すことができる。
また、1ベットスイッチ10Sは1ベットボタン10が押されたことを検出するためのスイッチで、マックスベットスイッチ9Sはマックスベットボタン9が押されたことを検出するためのスイッチで、クレジット選択スイッチ18Sはクレジット選択ボタン18が押されたことを検出するためのスイッチで、払出メダル検出センサ3Sはメダル払出機(メダル払出部)3から払い出されたメダルの枚数を検出するセンサで、確率設定装置32はスロットマシンの設定(各入賞の当選確率が異なる1〜6の設定が用意されており設定1の当選確率が一番低く設定値が大きくなるにつれ当選確率は高くなる、例えば当選確率のテーブルが設定ごとに6つある)を切り替える装置で、リセットスイッチ33はスロットマシンの遊技状態をリセットするためのスイッチで、前面枠開放検出スイッチ34は前面パネル2が開放されたことを検出するスイッチである。
また、入出力インターフェース(I/F)54は、CPU51から出力される制御信号を、図示しない出力ポートおよびドライバを介して、演出制御装置(サブ制御手段)60、メダル払出部3、リール用モータ4Ma、4Mb、4Mc、外部信号出力部38、ストップボタンランプ39、BB入賞報知部40などに出力している。
サブ制御手段としての演出制御装置60は、制御用CPUおよびRAM、ROM等を備えており、表示装置5の演出に関わる情報表示や音出力等の制御を統括して行う。また、ボーナス入賞が獲得され派手な演出が行われているボーナスゲーム状態中に、一定時間ゲームが実行されなければ表示装置5の演出表示や音出力部26からの出力を小さくしたり停止させたりする制御等も行う。また、ベットライン表示部13、クレジット数表示部12、払出数表示部8、遊技進行表示部11、遊技状態表示部14、装飾表示部37等に制御信号を出力する。
表示装置5は、演出制御装置60から送信された表示制御信号に基づいて遊技状態に対応した演出態様を表示し、音出力部26は演出制御装置60から送信された音制御信号に基づいて遊技状態に対応した効果音等を出力する。
また、遊技制御装置50と演出制御装置60との通信形態は、遊技制御装置50から演出制御装置60への単方向にのみ制御信号が送信されるようになっていて、遊技制御装置50への不正な信号が入力されるのを防止している。
図4は、本実施形態のスロットマシンが備えているリール4に表記される図柄の配列図であり、図5は入賞種類と各入賞に対応する図柄組合せ態様および入賞役に基づく入賞内容との対応図である。
図4に示すように、本実施形態では、左リール4aの配列番号0、6に位置する「黒7」、左リール4aの配列番号1,10に位置する「白7」、左リール4aの配列番号2,8,11,・・に位置する「王冠」、左リール4aの配列番号3,7,12,・・に位置する「剣の刺さったプラム(以下、単にプラムと称する)」、左リール4aの配列番号4に位置する「BAR」、左リール4aの配列番号5,14,・・に位置する「スイカ」、左リール4aの配列番号9,20に位置する「チェリー」の7種類の図柄が所定の規則に従ってリール上に配置されている。そして、リール4a、4b、4cを停止させたときに、有効ライン上に停止された図柄が図5に示す図柄組合せ態様のいずれかを形成していれば対応する入賞が成立となる。
本実施形態では、通常ゲーム状態において、「ビッグボーナス(BB)入賞」、「レギュラーボーナス(RB)入賞」、「リプレイ入賞」、小役入賞としての「スイカ入賞」、「王冠入賞」、「大王冠入賞」「チェリー入賞」または「ハズレ」のいずれかが内部抽選によって当選される。
BB入賞は、「黒7、黒7、黒7」、「白7、白7、白7」、「BAR、BAR、BAR」の3つのボーナス図柄組合せ態様の何れかが有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、メダルが15枚払い出されるとともに特別遊技価値としてBBゲーム(30回の小役ゲーム+3セットのRBゲーム)が付与される。
RB入賞は、「黒7、黒7、BAR」、「白7、白7、BAR」の2つのボーナス図柄組合せ態様の何れかが有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、メダルが15枚払い出されるとともに特別遊技価値としてRBゲームが付与される。このRBゲームは、後述するJAC入賞を高確率で獲得可能なJACゲームを所定の回数(例えば12回)だけ消化されるか、またはJACゲームにおいてJAC入賞を所定の回数(例えば8回)だけ獲得された場合に終了となる。
なお、本実施形態では、上述したようにBB入賞およびRB入賞に対応する図柄組合せ態様は複数種類あるが、内部抽選によって成立する各ボーナス入賞フラグの種類は同一である。例えば、BB入賞のボーナスフラグが成立した場合は、遊技者のリール停止タイミングに基づいて、3種類(「黒7、黒7、黒7」、「白7、白7、白7」、「BAR、BAR、BAR」)のうちの何れか1つの図柄組合せ態様が有効ライン上に停止表示されるように停止制御が行われる。また、本実施形態では、ボーナス入賞フラグが成立すると即座にボーナス入賞を獲得可能な状態となる。
リプレイ入賞は、「プラム、プラム、プラム」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、リール停止後にリプレイゲームが行われる。このリプレイゲームでは、今回のメダル賭数が次回ゲームに持ち越されるので、メダルを新たにベットしなくともゲームを開始することができる。スイカ入賞は、「スイカ、スイカ、スイカ」が有効ライン上に停止表示されることにより確定される入賞で、10枚のメダルが払い出される。王冠入賞は、「王冠、王冠、王冠」が有効ライン上に停止表示されることにより確定される入賞で、8枚のメダルが払い出される。チェリー入賞は、「チェリー、ANY、ANY」(「ANY」部分はどんな図柄であってもよい)が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、1つの有効ラインにつき2枚のメダルが払い出される。
また、JACイン入賞とは、上述したBBゲーム中の小役ゲームにおいて「プラム、プラム、プラム」が有効ライン上に停止表示された場合に確定される入賞で、2枚のメダルが払い出されるとともに、RBゲームが開始される。JAC入賞とは、前記RB入賞またはJACイン入賞により開始されるRBゲームにおいて、メダルを1枚ベットしたときに「プラム、プラム、プラム」が有効ライン(例えば中段ライン)上に停止表示された場合に確定される入賞で、15枚のメダルが払い出される。ただし、JACイン入賞およびJAC入賞は「プラム、プラム、プラム」が有効ライン上に停止表示されるがリプレイゲームは付与されない。
次に、スロットマシン100におけるメイン制御処理について説明する。図6は、スロットマシン100のメイン制御処理プログラムのフローチャートである。
このプログラムによる制御が開始されると、ステップS1において、まず初期化処理を行う。この初期化処理では、RAM53におけるワークメモリ、レジスタ、各種フラグの初期化処理や、その他の各装置の初期化処理が行われる。
次いで、ステップS2でRBゲーム状態であるか否かを判定し、RBゲーム状態であると判定した場合はステップS3に移行してRBゲーム処理を実行する。ここで、RBゲーム状態であるか否かの判定は、RBゲーム状態の初期化処理(例えば図10のステップS127)においてセットされるRBゲーム状態フラグによって行う。なお、RBゲーム状態の初期化処理は、通常ゲーム状態においてRB入賞が成立したときだけでなく、BBゲーム状態においてJACイン入賞が成立したときにも行われる。また、ステップS3のRBゲーム処理は、JAC入賞を高確率で獲得可能なJACゲームを所定の回数(例えば12回)だけ消化されるか、またはJACゲームにおいてJAC入賞を所定の回数(例えば8回)だけ獲得された場合に終了となり、RBゲーム状態フラグはクリアされる。
ステップS2でRBゲーム状態でないと判定した場合はステップS4に移行し、BBゲーム状態であるか否かを判定する。そして、BBゲーム状態であると判定した場合はステップS5に移行してBBゲーム処理を実行する。ここで、BBゲーム状態であるか否かの判定は、BBゲーム状態の初期化処理(例えば図10のステップS131)においてセットされるBBゲーム状態フラグによって行う。ステップ5のBBゲーム処理は、小役入賞を高確率で獲得可能な小役ゲームを所定の回数(例えば30回)だけ消化されるか、または小役ゲームにおいてJACイン入賞が成立した場合に発生するRBゲームを所定の回数(例えば3セット)だけ消化された場合に終了となり、BBゲーム状態フラグはクリアされる。なお、小役ゲームにおいてJACイン入賞が成立した場合にはRBゲーム状態の初期化処理が行われ、次のゲームからRBゲーム処理(ステップS3)が行われ、RBゲーム処理の終了後にBBゲーム処理(ステップS5)が再開される(ただし3セット目のRBゲーム終了後は通常ゲーム処理となる)。
ステップS4でBBゲーム状態でないと判定した場合はステップS6に移行して通常ゲーム処理を実行する。
このように、スロットマシン100において実行されるゲームには、RBゲーム状態、BBゲーム状態、通常ゲーム状態の3つのゲーム状態があり、それぞれのゲーム状態にしたがって遊技制御処理が行われる。
図7は、図6のステップS6に係る通常ゲーム状態の遊技制御処理について具体的に示したフローチャートである。
この通常ゲーム処理では、先ず、ステップS11において、メダルがベットされた状態であるか否かを判定する処理を行う。この処理では、前回のゲームの結果としてリプレイゲームの権利が発生している場合(前回のゲームでベットされたメダルの持ち越しが有る場合)と、メダル投入口15より少なくとも1枚以上のメダルが投入された場合と、RAM53に少なくとも1枚以上のメダルがクレジットとして記憶されている状態で1ベットボタン10或いはマックスベットボタン9が操作された場合の何れかに該当するときに、メダルがベットされた状態であると判定する。
例えば、メダル投入口15よりメダルが投入されると、先ず、その投入されたメダルがメダル検出センサ15Sにより検出されて該検出信号が遊技制御装置50に入力される。但し、賭数には、所定の上限値(例えば3枚)が設定されており、例えば、クレジット選択ボタン18により「非クレジット状態」が選択されている状態において、賭数の上限値を超えるメダルがメダル投入口15より投入された場合には、超えた分のメダルは賭数に加算されずに受皿23へと返却される。一方、クレジット選択ボタン18により「クレジット状態」が選択されている状態において、賭数の上限値を超えるメダルがメダル投入口15より投入された場合には、超えた分のメダルがクレジット数に加算されるとともに、その加算結果がクレジット数としてクレジット数表示部12に表示される。
ステップS11でメダルがベットされた状態であると判定した場合にはステップS12へと移行し、そうでない場合にはメダルがベットされるまで、ステップS11の処理を繰り返す。ステップS12では、メダル検出センサ15Sにより検出された検出信号に基づいて、メダルの賭数を記憶するとともに、その賭数に対応して有効ラインを設定するベット数更新処理を行う。
次に、ステップS13で、スタートレバースイッチ6Sからの信号に基づきスタートレバー6が操作されたか否かを判定する。そして、スタートレバー6が操作されたと判定した場合にはステップS14へと移行し、そうでない場合にはスタートレバー6が操作されるまでステップS11〜S13処理を繰り返す。つまり、スタートレバー6が操作されるまでは追加ベットすることができる。
ステップS14では、スタートレバー6の操作に基づいて内部抽選用の乱数を抽出し、該抽出した乱数と予めROM52に記憶されている判定値(当選となる乱数値;賭数や遊技台の設定値によって変化する)との比較により内部抽選処理を行う。なお、スタートレバー6の操作時以外に、リール4a、4b、4cの回転開始時やメダルの投入またはクレジットのベット時に内部抽選用の乱数を抽出するようにしてもよい。すなわち、複数のリール4a,4b,4cによる変動表示を伴うゲームの実行ごとに何れかの入賞に当選したか否かを抽選すればよい。
次に、ステップS15では、前回ゲームにおける各リール4a、4b、4cの回転開始から一定時間(例えば、4.1秒)経過しているか否かの判定を行い、一定時間経過していると判定した場合にはステップS16に移行する。一方、一定時間経過してないと判定した場合には、一定時間が経過するまでこの処理を繰り返し、一定時間経過したと判定した時点でステップS16に移行する。ここで、ステップS15における遊技開始までの待ち時間消化中は図1中符号14の「WAIT」表示が点灯される。
ステップS16では、リール駆動用モータ4Ma、4Mb、4Mcに制御信号を送って各リール4a、4b、4cの回転を開始させるリール変動開始処理を行う。具体的には、図8に示すように、スタートレバースイッチ6Sからの検出信号の入力に基づき、回動放置監視タイマに60秒を設定し(ステップS101)、リール駆動用モータ4Ma、4Mb、4Mcに対してリール4a、4b、4cの回転開始を指示する制御信号を送信して、各リール4a、4b、4cの回転を一斉に開始させる(ステップS102)。そして、スタートレバー6が操作されてから所定時間経過後、各リール停止ボタン7a、7b、7cに対応するストップボタンランプ39を点灯して、各リール停止ボタン7a、7b、7cが操作可能な状態になるように制御する(ステップS103)。
次に、ステップS17では、遊技者が各リール停止ボタン7a、7b、7cにより各リールをストップ操作したタイミングと各入賞フラグの成立状態に基づいてリール4a、4b、4cの停止位置を決定し、この決定に基づいてリール駆動用モータ4Ma、4Mb、4Mcに対して制御信号を出力するリール変動停止処理を行う。
具体的には、図9に示すように、まず、ステップS111で遊技者によるリールストップ操作が行われたかを判定する。そして、リールストップ操作が行われたと判定した場合はステップS113に移行し、リールストップ操作が行われていないと判定した場合はステップS112に移行する。ステップS112では、回動放置監視タイマ(図8のステップS101で60秒に設定)に設定された時間が経過したか判定し、経過したと判定した場合はステップS113に移行し、経過していないと判定した場合はステップS111に戻る。
ステップS113では、内部抽選処理(図7のステップS14)により入賞フラグが成立しているかを判定し、入賞フラグが成立していると判定した場合は入賞時の停止処理を行い(ステップS114)、入賞フラグが成立していないと判定した場合はハズレ時の停止処理を行う(ステップS115)。基本的に、リールの停止処理は、リール4a,4b,4cのそれぞれに対して、遊技者がリールストップ操作を行ったときのリール位置とその際に停止させるリール位置との組合せを予め設定した停止テーブルに基づいて行われる。また、入賞フラグが成立している場合(入賞時)と何れの入賞フラグも成立していない場合(ハズレ時)に区別して設けられており、入賞時の停止テーブルはさらに入賞の種類ごとに設けられている。また、リール4a,4b,4cを停止させる順序によって複数のパターンで設定される場合もある。この停止テーブルに基づいて、例えば、何れかの入賞フラグが成立している状態においては、その入賞フラグに対応する図柄組合せ態様が有効ライン上に停止表示されるように、リールの引き込み制御が行われる。すなわち、遊技者がリール停止ボタン7a、7b、7cを操作したときに有効ライン上に本来停止表示されるべき図柄、或いはそれに続く数コマ分(例えば4コマ分)の図柄の中に成立した入賞フラグに対応する図柄が含まれる場合には、その入賞に対応する図柄が有効ライン上に強制的に停止表示されるように、各リール4a、4b、4cの引き込み制御が行われる。
次いで、ステップS116でストップ操作されたリールに対応するリール停止スイッチを無効化する。そして、ステップS117で、すべてのリールがストップ操作されたか判定し、すべてのリールが停止されたと判定した場合はリール変動停止処理を終了し、すべてのリールが停止されていないと判定した場合はステップS111に戻り上述した処理を繰り返す。
図7のステップS17で上述したリール変動停止処理が実行された後、ステップS18でリールの停止表示態様に基づいて入賞判定処理を行う。この入賞判定処理では、リール位置検出センサ31a,31b,31cで位置特定部41a,41b,41cの通過が検出されてからの時間によりリール停止位置を正確に割り出し、有効ライン上に形成されている図柄組合せ態様を特定することで、何れかの入賞(例えば、小役、BB、RB、リプレイなど)に対応する図柄組合せ態様が成立したか否かを判定する。
具体的には、図10に示す入賞判定処理が実行される。すなわち、まず、ステップS121で、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する図柄組合せ態様が有効ライン上に成立したか否かを判定する。そして、何れの入賞も成立していないと判定した場合はステップS133に移行し、当該ゲームのためのベットをクリアして処理を終了する。一方、何れかの入賞が成立していると判定した場合はステップS122に移行する。
ステップS122では、成立している入賞がリプレイ入賞か否かを判定し、リプレイ入賞であると判定した場合は、ステップS123に移行してリプレイ入賞フラグをクリアし、処理を終了する。ここで、リプレイ入賞が成立した場合は、当該ゲームのためのベットはクリアされないので、新たにベットすることなく次のゲームを実行することができる。なお、リプレイ入賞が成立した場合は、当該ゲームのためのベットを一旦クリアした後、自動的にベット処理を行うようにしてもよい。
一方、ステップS122でリプレイ入賞でないと判定した場合はステップS124に移行し、成立した入賞に対応する払出処理を行う。例えば、メダル払出部3に制御信号を送って成立した入賞に応じた数のメダルを払い出す処理や、入賞に応じたメダル数をクレジット数の記憶に加算する処理を行う。また、クレジットの限度数(例えば50)を超えた場合に残りの賞メダルをメダル受け皿23に排出する処理も含む。
次いで、ステップS125で、成立している入賞がRB入賞か否かを判定し、RB入賞であると判定した場合はステップS126に移行してRB入賞フラグをクリアするとともに、ステップS127でRBゲーム状態の初期化処理を行う。このRBゲーム状態の初期化処理では、RBゲーム状態のフラグや、RBゲーム状態における実行可能ゲーム数(例えば12ゲーム)、RBゲームにおいて獲得可能なJAC入賞数(例えば8回)がセットされ、これに基づいてRBゲーム処理(図6のステップS3)が実行される。そして、ステップS133に移行し当該ゲームのためのベットをクリアして処理を終了する。
一方、ステップS125でRB入賞でないと判定した場合はステップS128に移行する。ステップS128では、成立している入賞がBB入賞か否かを判定し、BB入賞であると判定した場合は、ステップS129に移行してBB入賞フラグをクリアし、ステップS130で継続回動フラグをクリアするとともに、ステップS131でBBゲーム状態の初期化処理を行う。このBBゲーム状態の初期化処理では、BBゲーム状態フラグや、BBゲーム状態における実行可能小役ゲーム数(例えば30ゲーム)、実行可能RBゲーム数(例えば3セット)がセットされ、これに基づいてBBゲーム処理(図6のステップS5)が実行される。なお、ステップS130の「継続回動フラグ」とは、BB入賞フラグが成立したゲーム以降において、遊技者が特定のリールストップ操作を行った場合にリールの停止を無効化するようにできるフラグであり、その詳細については後述する。そして、ステップS133に移行し当該ゲームのためのベットをクリアして処理を終了する。
一方、ステップS128でBB入賞でないと判定した場合はステップS132に移行し各種入賞フラグをクリアした後、ステップS133で当該ゲームのためのベットをクリアして処理を終了する。
以上、図7〜図10に基づいて説明した一連の遊技制御処理により通常ゲーム状態における1ゲームが終了する。なお、RBゲーム処理とBBゲーム処理については、リール変動処理や入賞判定処理の一部に違いはあるが一連の遊技制御処理は通常ゲーム処理とほぼ同様であるので説明は省略する。
次に、図9のステップS114で行われる入賞時の停止処理について、図11〜18を参照して詳細に説明する。
図11は入賞時の停止処理の第1実施形態を示すフローチャートである。第1実施形態では、内部抽選処理によりBB入賞フラグが成立した後のゲームにおいて、リール4a,4b,4cのうち2つの変動表示が停止されたときに、BB入賞に対応する図柄組合せ態様を有効ライン上に形成し得るリーチ状態が発生し、さらにBB入賞に対応する図柄(白7,黒7,BARの何れかでリーチ状態によって限定される,以下BB図柄と称する)を引き込み可能なタイミングで3番目のリールストップ操作が行われた場合に、リールの非停止制御処理を実行するようにしている。
まず、ステップS201では回動放置監視タイマのタイムアップに基づく停止処理か否かを判定する。そして、回動放置監視タイマのタイムアップによる停止処理であると判定した場合、つまり遊技者によってリールストップ操作がなされずに所定の時間(回動放置時間,例えば60秒)が経過した場合は、ステップS207に移行して停止テーブルに基づいて停止処理を行う。具体的には、回動放置監視タイマのタイムアップとなったタイミングにおけるリール位置に基づいて停止テーブルに設定されている図柄で停止表示される。
ステップS202では、継続回動フラグがオンとなっているか判定し、継続回動フラグがオンであると判定した場合は、ステップS207に移行して停止テーブルに基づいて停止処理を行う。この継続回動フラグは、後述するステップS206においてリールのストップ操作が行われたにもかかわらずリールを停止させなかった場合(非停止制御処理)にセットされるフラグである。つまり、ステップS202ではBB入賞フラグが成立した後にリールの非停止制御が行われたか否かを判定する。これにより、本実施形態ではBB入賞フラグの成立後のゲーム(BB入賞フラグの成立ゲームに限定されない)でリールの非停止制御を1回だけ行うようにしている。
ステップS203では、BB入賞フラグが成立しているか判定し、BB入賞フラグが成立していないと判定した場合はステップS207に移行して停止テーブルに基づいて停止処理を行う。
ステップS204では、リール4a,4b,4cのうち何れか2つの変動表示が停止されたときに、BB入賞に対応する図柄組合せ態様を有効ライン上に形成し得るリーチ状態が発生したか判定し、リーチ状態が発生していないと判定した場合はステップS207に移行して停止テーブルに基づいて停止処理を行う。すなわち、BB入賞フラグが成立していてもリーチ状態とならない限り通常の停止テーブルに基づく停止処理を行う。
例えば、第1,第2リール4a,4bの変動表示を停止させたときに、「黒7,黒7,−」,「白7,白7,−」,「BAR,BAR,−」の図柄組合せ態様が有効ライン(例えば中段横ライン)上に形成されるとリーチ状態となる。また、第2,第3リール4b,4cまたは第1,第3リール4a,4cの変動表示を停止させた場合に発生するリーチ状態も含む。
ステップS205では、リーチ状態が発生した後、BB入賞に対応する図柄を引き込み可能なタイミングで3番目のリールストップ操作が行われたか判定し(引き込み可能判定手段)、ボーナス図柄を引き込み可能なタイミングでないと判定した場合はステップS207に移行して停止テーブルに基づいて停止処理を行う。すなわち、リーチ状態が発生しても、ボーナス図柄を引き込み可能なタイミングでない場合は当該ゲームでBB入賞は成立しないため、遊技者の意に反してBB入賞が成立するのを回避する非停止制御を行う必要はない。
例えば、第1,第2リール4a,4bの変動表示を停止させたときに、「黒7,黒7,−」の図柄組合せ態様が有効ライン(例えば中段横ライン)上に形成されリーチ状態となり、当該有効ライン上に配列番号0〜4の何れかの図柄がきたタイミングで第3リール4cのストップ操作が行われた場合に、BB図柄(ここでは配列番号0の黒7)を引き込み可能であると判断する。同様に、「白7,白7,−」のリーチ状態では、有効ライン上に配列番号5〜9の何れかの図柄がきたタイミングで第3リール4cのストップ操作が行われた場合、「BAR,BAR,−」のリーチ状態では、有効ライン上に配列番号13〜17の何れかの図柄がきたタイミングで第3リール4cのストップ操作が行われた場合に、BB図柄を引き込み可能であると判断する。また、第2,第3リール4b,4cまたは第1,第3リール4a,4cの変動表示を停止させた場合に発生するリーチ状態においても同様である。
ステップS206では、3番目のリールストップ操作が行われたにもかかわらず、リールを停止させずに(非停止制御処理)、継続回動フラグをオンする。継続回動フラグをオンすることで、ステップS202での判定処理により停止テーブルに基づく停止処理(ステップS207)となるので、当該ゲーム以降のゲームにおいてリーチ状態が発生し、BB図柄を引き込み可能なタイミングで3番目のリールストップ操作が行われるたびに非停止制御処理が実行されて、ゲームの進行が無駄に遅延されるのを防止している。なお、オン状態とされた継続回動フラグは、BB入賞成立後にクリアされオフ状態とされる(図10のステップS130)。
第1実施形態におけるリールの非停止制御処理を図12に示すタイミングチャートを用いて説明する。まず、タイミング(a)においてスタートレバー6の操作に基づいて内部抽選処理が行われた結果BB入賞フラグが成立し、タイミング(c),(d)において第1,第2リール4a,4bを停止させた時点でリーチ状態が発生し、タイミング(e)において第3リール4cのストップ操作のタイミングがBB図柄を引き込み可能なタイミングであった場合に非停止制御が行われる(ステップS201〜ステップS206)。そして、タイミング(f)で再度第3リール4cのストップ操作を行ったときにリールは停止されることとなる。このときの停止処理は停止テーブルに基づいて行われ、BB図柄を引き込み可能であった場合にはBB入賞が成立しBBゲーム状態が発生する(ステップS202→ステップS207)。
なお、タイミング(a)〜(b)ではリーチ状態が発生しなかったり、リーチ状態が発生しても3番目に停止させるリールのストップ操作のタイミングがBB図柄を引き込み可能なタイミングではなかったりして、継続回動フラグがオフのままであることを示している。この場合は、リールの非停止制御は行われず、通常の停止テーブルに基づく停止処理が行われる(ステップS204→ステップS207,ステップS205→ステップS207))。
このように、第1実施形態に係る入賞時の停止処理によれば、BB入賞フラグが成立した後のゲームにおいて、リーチ状態が発生し、かつBB図柄を引き込み可能なタイミングでリールストップ操作された場合にのみリールの非停止制御処理が行われるので、遊技者がBB入賞フラグの成立に気付かずに通常ゲームと同様に適当にリールストップ操作を行った結果、突然にBB入賞が成立してしまい、自分の技量でBB入賞を成立させる機会が失われるのを回避できる。また、リーチ状態となった場合にのみ非停止制御が行われるので、遊技者にBB入賞フラグの成立を確実に報知することができるとともに、既にリーチ状態となっているのでBB入賞獲得の再チャレンジもすぐさま可能となる。
また、継続回動フラグにより、BB入賞フラグが成立した後のゲームにおいて一度しか非停止制御を行わないようにしたので、遊技者にも緊張感が生まれ遊技を集中して行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。また、何ゲームにもわたって何度もリールストップ操作が無効となるような状態は発生しないので、遊技の進行が無駄に遅くなる心配もない。
図13は入賞時の停止処理の第2実施形態を示すフローチャートである。第2実施形態では、内部抽選処理によりBB入賞フラグが成立したゲームにおいて、リール4a,4b,4cのうち何れか2つの変動表示が停止されたときにリーチ状態が発生し、BB図柄を引き込み可能なタイミングで3番目のリールストップ操作が行われた場合に、リールの非停止制御処理を実行するようにしている。
第1実施形態ではBB入賞フラグが成立した以降のゲームにおいて1度だけ非停止制御処理を行うのに対して、第2実施形態ではBB入賞フラグが成立したゲームでのみリールの非停止制御を可能としている点が異なる。すなわち、図11のステップS203ではBB入賞フラグが成立しているか否かを判定しているのに対して、図13のステップS213ではBB入賞フラグが成立したゲームであるか否かを判定している。なお、その他は第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
BB入賞フラグが成立したゲームにおいては、リーチ状態となり、かつBB図柄を引き込み可能なタイミングで3番目のリールのストップ操作が行われたりしなければ非停止制御は行われない。しかし、BB入賞も成立せず当該ゲームにおける図柄組合せ態様はいわゆるリーチ目となり遊技者はBB入賞フラグの成立を知ることができる。そして、リーチ目によりBB入賞フラグの成立を遊技者が知った後のゲームにおいては、遊技者はBB図柄を狙ってリールストップ操作を行うようになる。にもかかわらず、非停止制御処理によりリールストップ操作が無効となるのは、非停止制御の本来の効果を得られないばかりか、ボーナス入賞が成立するのを妨げてしまうことに他ならない。そこで、第2実施形態ではBB入賞フラグが成立したゲームにおいて、リーチ状態が発生し、かつBB図柄を引き込み可能なタイミングでストップ操作された場合にのみリールの非停止制御処理を行うようにしている。
第2実施形態におけるリールの非停止制御処理を図14に示すタイミングチャートを用いて説明する。まず、タイミング(a)においてスタートレバー6の操作に基づいて内部抽選処理が行われた結果BB入賞フラグが成立し、タイミング(b),(c)において第1,第2リール4a,4bを停止させた時点でリーチ状態が発生し、タイミング(d)において第3リール4cを停止させたタイミングがBB図柄を引き込み可能なタイミングであった場合に、非停止制御が行われる(ステップS211〜ステップS216)。そして、タイミング(e)で再度第3リール4cのストップ操作を行ったときにリールは停止されることとなる。このときの停止処理は停止テーブルに基づいて行われ、BB図柄を引き込み可能であった場合にはBB入賞が成立しBBゲーム状態が発生する(ステップS212→ステップS217)。
なお、第2実施形態では、BB入賞フラグの成立したゲームでなければ、その後のゲームにおいてリーチ状態が発生しBB図柄を引き込み可能なタイミングでストップ操作されてもリールの非停止制御は行われず、そのままBB入賞が成立することとなる。
このように、第2実施形態に係る入賞時の停止処理によれば、BB入賞フラグが成立したゲームにおいて、リーチ状態が発生し、かつBB図柄を引き込み可能なタイミングでストップ操作された場合にのみリールの非停止制御処理が行われるので、遊技の進行が無駄に遅くなるのを防止できる。
図15は入賞時の停止処理の第3実施形態を示すフローチャートである。第3実施形態では、内部抽選処理によりBB入賞フラグが成立した後のゲームにおいて、リール4a,4b,4cのうち2つの変動表示が停止されたときにリーチ状態が発生し、BB図柄を引き込み可能なタイミングで3番目のリールストップ操作が行われた場合にリールの非停止制御処理を実行する。そして、リールの非停止制御処理を実行した後に、BB入賞報知部40を点灯させることでBB入賞フラグの成立を報知するようにしている(ステップS227)点で第1実施形態と異なる。なお、その他は第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
BB入賞報知部40によりBB入賞フラグの成立を遊技者が知った後のゲームにおいては、遊技者はBB図柄を狙ってリールストップ操作を行うようになる。にもかかわらず、非停止制御処理によりリールストップ操作が無効となるのは、非停止制御の本来の効果を得られないばかりか、BB入賞が成立するのを妨げてしまうことに他ならない。また、過剰なボーナス報知となり遊技者に煩わしさを感じさせる虞もある。そこで、第3実施形態では、ボーナス報知を行った後はリールの非停止制御処理を行わないようにしている。
第3実施形態におけるリールの非停止制御処理を図16に示すタイミングチャートを用いて説明する。まず、タイミング(a)においてスタートレバー6の操作に基づいて内部抽選処理が行われた結果BB入賞フラグが成立し、タイミング(b),(c)において第1,第2リール4a,4bを停止させた時点でリーチ状態が発生し、タイミング(d)において第3リール4cを停止させたタイミングがBB図柄を引き込み可能なタイミングであった場合に、非停止制御が行われるとともにBB入賞フラグ成立情報が報知される(ステップS221〜ステップS227)。そして、タイミング(e)で再度第3リール4cのストップ操作を行ったときにリールは停止されることとなる。このときの停止処理は停止テーブルに基づいて行われ、BB図柄を引き込み可能であった場合にはBB入賞が成立しBBゲーム状態が発生する(ステップS212→ステップS217)。
このように、第3実施形態に係る入賞時の停止処理によれば、BB入賞報知部40によりBB入賞フラグ成立の報知が実行された後、さらに非停止制御を行うことによる遊技者への過剰なボーナス報知を抑制することができる。
ところで、上記実施形態のスロットマシン100は、3種類のBB図柄の何れでBB入賞が成立しても付与される価値は変わらないが、価値の異なる複数のBB入賞を設け、成立したBB入賞の価値が当該BB入賞を構成するBB図柄によって決定されるように構成したスロットマシンにおいても本発明に係るリールの非停止制御は有効である。例えば、BBゲーム状態における小役ゲームの遊技性を多様化することで遊技者の獲得できる賞メダル数が異なるようにしたスロットマシンがある。
図17は、BB入賞をハイパービッグボーナス(HB)入賞とノーマルビッグボーナス(NB)入賞の2つで構成するようにしたスロットマシンにおける入賞態様の種類を示す一覧図である。「黒7,黒7,黒7」が停止表示されたときに成立するHB入賞と、「白7,白7,白7」または「BAR,BAR,BAR」が停止表示されたときに成立するNB入賞とでBB入賞を構成している。具体的には、HB入賞では、小役ゲームにおいて成立した小役入賞フラグの種類を報知したり、小役入賞を獲得するためのリールの押し順を報知したりする、いわゆるナビ機能が有効となり、リール操作を間違わない限り確実にメダルを獲得することができる。一方、NB入賞では、ナビ機能が無効とされるため、成立している小役入賞フラグの種類やリールの押し順を自ら予測し、成功したときだけメダルを獲得することができる。このため、HB入賞はNB入賞よりも価値が高くなる。
このようなスロットマシンにおいては、遊技者が適当にリールストップ操作を行ったときに偶然BB入賞が成立してしまった場合は、必ずしも遊技者の所望するBB入賞が成立するとは限らない。つまり、遊技者は常に価値の高いHB入賞を獲得したいにもかかわらず、適当なリールストップ操作によってNB入賞が成立してしまうことがある。そこで、このように、成立した図柄によって価値の異なる複数のBB入賞を備えている場合は、価値の低いBB入賞(NB入賞)が成立する場合にリールの非停止制御を行うようにするのが望ましい。また、同一のBB入賞フラグを上述したHB入賞およびNB入賞に対応させると、遊技者は常にHB入賞を狙うこととなり、NB入賞の存在意義がなくなり現実的ではないので、HB入賞とNB入賞とで入賞フラグは区別して設定されるべきである。この場合、内部抽選処理により成立しうるBB入賞は決定されているので、HB入賞に対応するHB図柄を狙ったからといって、必ずしもHB入賞を獲得できるとは限らない。
図18は入賞時の停止処理の第4実施形態を示すフローチャートである。第4実施形態では、内部抽選処理によりBB入賞フラグ(HB入賞フラグまたはNB入賞フラグ)が成立し(ステップS233)、リール4a,4b,4cのうち2つの変動表示が停止されたときにNB図柄(白7,BAR)によるリーチ状態が発生し(ステップS234)、NB図柄を引き込み可能なタイミングで3番目のリールストップ操作が行われた場合(ステップS235)に、リールの非停止制御処理を実行するようにしている(ステップS236)。なお、その他は第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
これにより、遊技者の適当なリールストップ操作により価値の低いBB入賞(NB入賞)が成立してしまうのを一度は回避し、価値の高いBB入賞(HB入賞)の成立を願って再度ストップ操作を行わせることができるので、遊技者が遊技性に不満を感じることは少なくなる。なお、第4実施形態では、遊技者が適当にリールストップ操作を行った結果、HB入賞が成立する場合はリールの非停止制御を行わないようにしている。これは、HB図柄でリーチ状態となり、HB図柄を引き込み可能なタイミングで3番目のリールストップ操作が行われた場合にリールの非停止制御を実行すると、遊技者は自らの技術でBB入賞を獲得できる機会を与えられるのだが、HB入賞は一度否定されているため、NB入賞なのかもしれないと落胆する虞があるためである。
また、上記第4実施形態では、HB入賞とNB入賞に対応する入賞フラグを区別して設定したが、同一のBB入賞フラグをHB入賞およびNB入賞に対応させることも考えられる。この場合は、HB入賞とNB入賞とで獲得メダルの差を大きくするべきではない。例えば、HB入賞では小役ゲームにおいて成立した小役入賞フラグの種類を報知し、NB入賞では小役入賞を獲得するためのリールの押し順を報知するようにし、遊技者の技量に基づいてBBゲーム状態において獲得可能なメダル枚数が変わるようにする程度でよい。つまり、HB入賞においては成立した小役入賞フラグの種類を報知されるが、目押し操作を必要とするためその分小役入賞に対する賞メダル数を多く設定し、NB入賞においてはリールの押し順を報知されるため一切の技量は必要ないが、HB入賞よりも賞メダル数を少なく設定する。要するに、目押し操作に熟練した遊技者にとってはHB入賞が価値の高いものとなり、目押し操作のできない初心者にとってはHB入賞では小役入賞を取りこぼす可能性があるのでNB入賞の方が価値が高いといえる。
このようなスロットマシンにおいては、遊技者は所望しないBB図柄でのBB入賞の獲得を一度は回避できるので、遊技者が不利益を受ける可能性は低くなり遊技の興趣が損なわれるのを防止できる。つまり、遊技者の所望しないBB図柄でリーチ状態になっている場合等は故意にボーナス入賞を成立させずに、次のゲームで所望のBB図柄でのBB入賞を成立させることが可能となる。なお、この場合のリールの非停止制御処理は図11のフローチャートに従う。
さらに、リールの非停止制御は、一つのBB入賞フラグを価値の異なる複数のBB入賞に対応させ、成立したBB入賞の価値が前記変動表示部の停止タイミングによって決定されるように構成したスロットマシンにおいても有効である。例えば、AT機能やCT機能を有し、BB入賞が成立したタイミングでBBゲーム終了後のATゲームまたはCTゲームの有無やそのゲーム数が決定されるようなスロットマシンや、ST機能を有し、BB入賞が成立したタイミングで次回のST解除ゲーム数が決定されるようなスロットマシンが考えられる。また、BBゲーム状態において獲得できる賞メダル数が異なるHB入賞とNB入賞を備え、BB入賞の成立タイミング(リールの停止タイミング)によってそれらの何れかに決定されるようにしたスロットマシンも考えられる。
このようなスロットマシンにおいては、リールの非停止制御を行うことで遊技者によりリールストップ操作のタイミングを決定させる機会を与えることができるので、適当にストップ操作を行った結果、BB入賞が成立し、価値の低いBB入賞(例えばNB入賞)が選択されることに対して遊技者が不満を感じるのを回避できる。なお、このような機能を備えたスロットマシンにおいて、価値の高いBB入賞となるようにリールストップ操作のタイミングを見極めることは不可能であり、常に価値の高いBB入賞を獲得できるわけではない。ただし、遊技者は自分の意志でリールストップ操作を行った結果であれば、納得してその結果を受け入れるはずである。なお、この場合のリールの非停止制御処理は図11のフローチャートに従う。
本発明によれば、ボーナスフラグが成立しボーナス入賞を獲得可能となった後のゲームにおいて所定の条件の成立に基づいてリールの非停止制御を行うようにしたので、遊技者が適当にリールストップ操作を行った結果、ボーナス入賞が成立してしまうのを防止することができる。よって、ボーナス入賞を獲得する瞬間を改めて味わうことができ、遊技の興趣を高めることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、BB入賞フラグが成立したときに所定の条件の成立に基づいてリールの非停止制御を行うようにしているが、RB入賞フラグが成立したときも同様にリールの非停止制御を行うようにしてもよい。
また、リーチ状態が発生し、かつボーナス図柄を引き込み可能なタイミングで3番目のリールストップ操作が行われたときにリールの非停止制御を行うようにしているが、1番目または2番目のリールを停止させる時に非停止制御を行うようにしてもよい。この場合は、ボーナス図柄を引き込み不可能なタイミングでリールストップ操作がなされたときに非停止制御を行うのが適当である。つまり、ボーナス図柄を引き込み不可能なタイミングでリールストップ操作がなされたときは当該ゲームにおいてボーナス入賞を獲得することができなくなるので、当該ゲームにおいてボーナス入賞を獲得するための機会を与えるとともに、ボーナス入賞フラグの成立を報知するのも有効である。
また、ST機能を備えたスロットマシンにおいては、STゲームが解除されてボーナス入賞を獲得可能となった状態において、リールの非停止制御が実行されることとなる。
なお、今回開示した実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および内容の範囲でのすべての変更が含まれることが意図される。
また、上記実施形態では、遊技媒体としてメダルを用いて遊技を行うスロットマシンに適用した例を示したが、その他の遊技媒体としてパチンコ球を使用して遊技を行うスロットマシンにも適用できる。また、変動表示手段は、リール以外に、ベルトや液晶表示装置、CRT等で構成するようにしてもよい。
本発明を適用した実施形態のスロットマシンの正面図である。 スロットマシン100の内部に設置されるメイン制御手段としての遊技制御装置の主要制御ブロック図である。 リール位置検出センサと位置特定部の位置関係を示すリール装置の概略断面図である。 各リールの外周面に表示された図柄列を示す図である。 本実施形態の入賞態様の種類を示す一覧図である。 遊技制御装置50によって行われるメイン制御の処理手順を示すフローチャートである。 通常ゲーム処理手順を示すフローチャートである。 リール変動開始処理手順を示すフローチャートである。 リール変動停止処理手順を示すフローチャートである。 入賞判定処理手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る入賞時の停止処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るリールの非停止制御のタイミングチャートである。 第2実施形態に係る入賞時の停止処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るリールの非停止制御のタイミングチャートである。 第3実施形態に係る入賞時の停止処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るリールの非停止制御のタイミングチャートである。 複数のBB入賞を備えたスロットマシンの入賞態様の種類を示す一覧図である。 第4実施形態に係る入賞時の停止処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 本体部
2 前面パネル
3 メダル払出機
4 リール装置(変動表示手段)
5 表示装置
6 スタートレバー
7 リールストップボタン
8 払出表示部
9 マックスベットボタン
10 1ベットボタン
12 クレジット数表示部
13 ベットライン表示部
14 遊技状態表示部
15 メダル投入口
18 クレジット選択ボタン
19 化粧パネル
20 表示窓部
21 灰皿
22 傾斜台部
23 メダル貯留受皿
24 前面カバー部材
25 前面カバー部材
26 音出力部
40 BB入賞報知部
50 遊技制御装置(メイン制御手段、抽選手段、引き込み制御手段、引き込み可能判定手段、非停止制御手段)
60 演出制御装置(サブ制御手段)
100 スロットマシン

Claims (8)

  1. 複数の図柄の中からそれぞれ何れかの図柄を順次表示可能な変動表示部を複数有する変動表示装置と、
    前記変動表示装置における図柄の変動表示を開始させるスタート操作に関連して複数種類に設定された入賞のそれぞれに対応する入賞フラグの何れかを成立させるか否かを決定する抽選を行うとともに、前記変動表示部を変動させ、前記抽選の結果何れかの入賞フラグが成立している場合には変動表示部の停止タイミング如何によって該入賞フラグに対応する図柄で構成される所定の図柄組合せ態様を有効ライン上に導出表示させて入賞を成立させることが可能なゲームの制御を行う制御手段と、を備え、
    前記何れかの入賞が成立した場合に予め定められた所定の遊技価値を付与可能に構成されたスロットマシンにおいて、
    前記制御手段は、
    前記変動表示を停止させる際、成立した入賞フラグに対応する図柄が所定の範囲内にある場合には、有効ライン上に前記図柄を引き込むことが可能な引き込み制御手段と、
    前記変動表示部のそれぞれに対する遊技者によるストップ操作のタイミングが、成立した入賞フラグに対応する図柄を引き込み可能なタイミングか否かを判定する引き込み可能判定手段と、
    前記入賞の中でも価値の高いボーナス入賞に対応するボーナスフラグが成立し、ボーナス入賞を獲得可能なゲームにおいて、遊技者によるストップ操作のタイミングがボーナスフラグに対応するボーナス図柄を有効ライン上に引き込み可能なタイミングであると前記引き込み可能判定手段により判定された場合に、少なくとも一度は変動表示を停止させないように制御する非停止制御手段と、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記非停止制御手段は、前記複数の変動表示部のうち一つを残して変動表示が停止されたときに、前記ボーナス図柄で構成される図柄組合せ態様を有効ライン上に形成し得るリーチ状態となった場合にのみ非停止制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記非停止制御手段は、前記制御手段による抽選の結果、ボーナスフラグが成立し、ボーナス入賞を獲得可能となったゲームでのみ非停止制御を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスロットマシン。
  4. 前記非停止制御手段は、ボーナスフラグが成立しボーナス入賞を獲得可能となってから当該ボーナス入賞が成立するまでのあいだに1回だけ非停止制御を行うことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のスロットマシン。
  5. 前記制御手段は、ボーナスフラグが成立しボーナス入賞を獲得可能であることを遊技者に報知可能なボーナス報知手段をさらに備え、
    前記非停止制御手段は、前記ボーナス報知手段によるボーナス報知が実行された後は、非停止制御を行わないことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のスロットマシン。
  6. 価値の異なる複数のボーナス入賞を付与する機能を備え、成立したボーナス入賞の価値が当該ボーナス入賞を構成するボーナス図柄に応じて決定されるようにし、
    前記非停止制御手段は、価値の低いボーナス入賞に対応するボーナス図柄を引き込み可能なタイミングでストップ操作が行われた場合に非停止制御を行うことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のスロットマシン。
  7. 一つのボーナスフラグを価値の異なる複数のボーナス入賞に対応させ、成立したボーナス入賞の価値が当該ボーナス入賞を構成するボーナス図柄に応じて決定されるように構成したことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のスロットマシン。
  8. 一つのボーナスフラグを価値の異なる複数のボーナス入賞に対応させ、成立したボーナス入賞の価値が前記変動表示部の停止タイミングによって決定されるように構成したことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のスロットマシン。
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