JP2005184876A - 電源装置 - Google Patents
電源装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005184876A JP2005184876A JP2003417641A JP2003417641A JP2005184876A JP 2005184876 A JP2005184876 A JP 2005184876A JP 2003417641 A JP2003417641 A JP 2003417641A JP 2003417641 A JP2003417641 A JP 2003417641A JP 2005184876 A JP2005184876 A JP 2005184876A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- power storage
- energized state
- storage mechanism
- energized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
【課題】 高電圧の電力を出力し、かつ充電時の電力損失を抑制する。
【解決手段】 車両が力行している場合(S100にてYES)、トランジスタTR(0)を非通電状態に維持し、トランジスタTR(1)およびトランジスタTR(2)の通電状態と非通電状態との切換を同位相で行なう(S200)。車両が回生制動中である場合(S300にてYES)、トランジスタTR(0)の通電状態と非通電状態との切換を予め定められた周期で行なうとともに、トランジスタTR(1)およびトランジスタTR(2)の通電状態と非通電状態との切換を逆位相で行なう(S400)。このとき、トランジスタTR(0)が通電状態にされるタイミングと同じタイミングで、交互にトランジスタTR(1)およびトランジスタTR(2)が通電状態にされる。
【選択図】 図2
【解決手段】 車両が力行している場合(S100にてYES)、トランジスタTR(0)を非通電状態に維持し、トランジスタTR(1)およびトランジスタTR(2)の通電状態と非通電状態との切換を同位相で行なう(S200)。車両が回生制動中である場合(S300にてYES)、トランジスタTR(0)の通電状態と非通電状態との切換を予め定められた周期で行なうとともに、トランジスタTR(1)およびトランジスタTR(2)の通電状態と非通電状態との切換を逆位相で行なう(S400)。このとき、トランジスタTR(0)が通電状態にされるタイミングと同じタイミングで、交互にトランジスタTR(1)およびトランジスタTR(2)が通電状態にされる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電源装置に関し、特に、2次電池に蓄えられた電力を電気機器に供給するとともに、電気機器が発電した電力を蓄える電源装置に関する。
従来より、モータの駆動力により走行する電気自動車や、ハイブリッド車、および燃料電池車などが知られている。このような車両においては、モータに供給する電力を蓄電するため、2次電池が搭載されている。この2次電池は、車両が走行するために十分な電圧値(たとえば300〜400[V])を得るため、通常、複数のセルを直列に接続して電池モジュールを形成し、この電池モジュールをさらに複数直列に接続した組電池により構成される。このようにして構成された2次電池は、車両が力行する場合(モータを駆動させて車両を走行させる場合)などに電力を放電する際は、高電圧で電力を放電できるが、回生制動時などに電力を充電する際は、直列に接続されていることで内部抵抗も大きくなるため、発熱などによる充電時の電力が大きくなってしまう。そこで、複数の2次電池の接続を、直列接続と並列接続とで切換える技術が提案されている。
特開平8−256404号公報(特許文献1)は、電池ブロックの直並列を切換えることができる電気自動車駆動用電源装置を開示する。特許文献1に記載の電気自動車駆動用電源は、2次電池を複数個直列接続して構成した電池ブロックを複数備えている。第1の電池ブロックの負極端子には第1の電池ブロックを回路から切り離すための第1の解列スイッチ回路が接続してある。同様に、第2の電池ブロックの負極端子には、第2の電池ブロックを回路から切り離すための第2の解列スイッチ回路が接続してある。第1の解列スイッチ回路を介した第1の電池ブロックの負極端子を、第2の解列スイッチ回路を介した第2の電池ブロックの負極端子または正極端子のいずれか一方に選択的に接続する、有接点の直並列切換えスイッチが設けられている。
この公報に開示された発明によると、直並列切換えスイッチによって、第1の電池ブロックと第2の電池ブロックとを直列接続、または並列接続に選択的に切換えられる。
特開平8−256404号公報
しかしながら、前述した公報に開示された電気自動車駆動用電源装置においては、直列接続と並列接続の切換えを、有接点の直並列切換えスイッチにより行なっているため、切換えのために別途スイッチが必要となってしまうという問題点があった。また、切換えの際に異音が発生したり、スイッチが固着するなどして動作不良を引起すおそれがあるという問題点があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、動作不良を抑制し、高電圧の電力を出力でき、かつ充電時の電力損失を抑制することができる電源装置を提供することにある。
第1の発明に係る電源装置は電気機器に接続されている。電気機器は、電気負荷としての機能および発電機能を有する。電源装置は、複数の蓄電機構と、各蓄電機構のそれぞれに対応して接続されるとともに、互いに直列に接続され、蓄電機構から放電させた電力の電圧および蓄電機構に供給する電力の電圧を変更するための変圧手段と、蓄電機構から電気機器に電力を供給するために放電する場合、予め定められた範囲内の同じ時期に各蓄電機構から放電するように、各変圧手段を作動させるための放電作動手段と、電気機器から蓄電機構に電力を供給して蓄電機構を充電する場合、複数の蓄電機構のうちの一部の蓄電機構に電力を供給する時期と、他の蓄電機構に電力を供給する時期とをずらして、各蓄電機構に電力を供給するように、各変圧手段を作動させるための充電作動手段とを含む。
第1の発明によると、蓄電機構から放電させた電力の電圧および蓄電機構に供給する電力の電圧を変更するための変圧手段が、各蓄電機構のそれぞれに対応して接続されるとともに、互いに直列に接続されている。蓄電機構から電気機器に電力を供給するために放電する場合、予め定められた範囲内の同じ時期に各蓄電機構から放電するように、放電作動手段により、各変圧手段が作動させられる。電気機器から蓄電機構に電力を供給して蓄電機構を充電する場合、複数の蓄電機構のうちの一部の蓄電機構に電力を供給する時期と、他の蓄電機構に電力を供給する時期とをずらして、蓄電機構に電力を供給するように、充電手段により、各変圧手段が作動させられる。これにより、蓄電機構の放電時は、蓄電機構から同時に放電させた電力が、互いに直列に接続された変圧手段を介して、電気機器に供給される。そのため、電気機器に、少なくとも複数の蓄電機構を直列に接続した場合の電圧以上の電圧で電力を供給することができる。一方、蓄電機構の充電時には、変圧手段を介して、各蓄電機構に電力が供給されるが、蓄電機構のうちの一部の蓄電機構に電力を供給する時期と、他の蓄電機構に電力を供給する時期とがずらされる。そのため、複数の蓄電機構のうちの一部の蓄電機構ごとに充電がされ、直列に接続された複数の蓄電機構を同時に充電させる場合に比べて、充電される蓄電機構の内部抵抗の合計が抑制され、電力損失を抑えることができる。放電時と充電時との切換は、変圧手段の作動により切換えられるため、スイッチなどにより、蓄電機構の直列接続と並列接続とを切換える必要がない。その結果、動作不良を抑制し、高電圧の電力を出力でき、かつ充電時の電力損失を抑制することができる電源装置を提供することができる。
第2の発明に係る電源装置においては、第1の発明の構成に加え、各変圧手段は、蓄電機構の一方の極側から他方の極側に電力を流すように蓄電機構に接続され、予め定められた周期で通電状態と非通電状態とを切換える半導体素子を含む。放電作動手段は、同位相で、各半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるように、各変圧手段を作動させるための手段を含む。充電作動手段は、半導体素子のうちの一部の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相と、他の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相とをずらして、各半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるように、各変圧手段を作動させるための手段とを含む。
第2の発明によると、各変圧手段には、蓄電機構の一方の極側から他方の極側に電力を流すように蓄電機構に接続され、予め定められた周期で通電状態と非通電状態とを切換える半導体素子が設けられている。放電作動手段は、同位相で、各半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるように、各変圧手段を作動させる。充電作動手段は、半導体素子のうちの一部の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相と、他の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相とをずらして、各半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるように、各変圧手段を作動させる。これにより、蓄電機構の放電時は、各半導体素子の通電状態と非通電状態とが同位相で切換えられる。各半導体素子が通電状態である場合は、蓄電機構から放電された電力は蓄電機構の一方の極から他方の極に流れるため、電気機器に電力が供給されないが、各半導体素子が非通電状態にされると、蓄電機構から放電された電力は、互いに直列に接続された変圧手段を介して、電気機器に供給される。一方、蓄電機構の充電時は、半導体素子のうちの一部の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相と、他の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相とがずれた状態で、各半導体素子の通電状態と非通電状態とが切換えられる。したがって、一部の半導体素子が通電状態の場合、他の半導体素子は非通電状態となる。この場合、変圧手段を流れる電力は、通電状態の半導体素子により、通電状態の半導体素子に接続された蓄電機構の一方の極側から他方の極側に流れるため、通電状態の半導体素子に接続された蓄電機構には電力が供給されず、非通電状態の半導体素子に接続された蓄電機構に電力が供給される。半導体素子の通電状態と非通電状態とが切換えられると、電力が供給される蓄電機構が切換わり、他の蓄電機構を充電させることができる。放電時と充電時との切換は、半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相を変えるだけでよく、スイッチなどにより、蓄電機構の直列接続と並列接続とを切換える必要がない。その結果、半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相を変えるだけで、高電圧の電力を出力でき、かつ充電時の電力損失を抑制することができる。
第3の発明に係る電源装置においては、第1または2の発明の構成に加え、変圧手段は、各蓄電機構から放電させた電力の電圧を昇圧するための手段を含む。
第3の発明によると、変圧手段により、各蓄電機構から放電させた電力の電圧が昇圧される。これにより、複数の蓄電機構を直列接続した場合の電圧よりも高い電圧の電力を、電気機器に供給することができる。
第4の発明に係る電源装置においては、第1または2の発明の構成に加え、変圧手段は、各蓄電機構に供給する電力の電圧を降圧するための手段を含む。
第4の発明によると、変圧手段により、各蓄電機構に供給する電力の電圧が降圧される。これにより、たとえば、電気機器が、蓄電機構の電圧よりも高い電圧で発電した場合であっても、電気機器が発電した電力の電圧を降圧して蓄電機構に供給し、蓄電機構を充電することができる。
第5の発明に係る電源装置は電気機器に接続されている。電気機器は、電気負荷としての機能および発電機能を有する。電源装置は、複数の蓄電機構と、各蓄電機構から電力を放電させて電気機器に電力を供給するための放電手段と、電気機器が発電した電力を各蓄電機構に供給するための充電手段と、蓄電機構の一方の極側から他方の極側に電力を流すように各蓄電機構のそれぞれに対応して接続されるとともに、互いに直列に接続され、予め定められた周期で通電状態と非通電状態とを切換える半導体素子と、蓄電機構から電気機器に電力を供給するために放電する場合、同位相で、各半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるための手段と、電気機器から蓄電機構に電力を供給して蓄電機構を充電する場合、複数の半導体素子のうちの一部の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相と、他の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相とをずらして、各半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるための手段とを含む。
第5の発明によると、放電手段により、各蓄電機構から電力が放電されて電気機器に電力が供給される。充電手段により、電気機器で発電された電力が各蓄電機構に供給される。予め定められた周期で通電状態と非通電状態とを切換える半導体素子が、蓄電機構の一方の極側から他方の極側に電力を流すように各蓄電機構のそれぞれに対応して接続されるとともに、互いに直列に接続されている。蓄電機構から電気機器に電力を供給するために放電する場合、各半導体素子の通電状態と非通電状態とは同位相で切換えられる。電気機器から蓄電機構に電力を供給して蓄電機構を充電する場合、半導体素子のうちの一部の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相と、他の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相とがずらされて、各半導体素子の通電状態と非通電状態とが切換えられる。これにより、蓄電機構の放電時、各半導体素子が通電状態である場合は、蓄電機構から放電された電力は蓄電機構の一方の極から他方の極に流れるため、電気機器に電力が供給されないが、各半導体素子が非通電状態にされると、蓄電機構から放電された電力は、電気機器に供給される。このとき、蓄電機構が半導体素子に接続され、各半導体素子は互いに直列に接続されているため、各蓄電機構も互いに直列に接続されていることとなり、各蓄電機構から放電された電力の電圧が、蓄電機構のみを直列接続した電圧と同じになる。そのため、電気機器に、少なくとも複数の蓄電機構を直列に接続した場合の電圧以上の電圧で電力を供給することができる。一方、蓄電機構の充電時は、一部の半導体素子が通電状態の場合、他の半導体素子は非通電状態となる。この場合、蓄電機構に供給される電力は、通電状態の半導体素子により、通電状態の半導体素子に接続された蓄電機構の一方の極側から他方の極側に流れるため、通電状態の半導体素子に接続された蓄電機構には電力が供給されず、非通電状態の半導体素子に接続された蓄電機構に電力が供給される。半導体素子の通電状態と非通電状態とが切換えられると、電力が供給される蓄電機構が切換わり、他の蓄電機構を充電させることができる。そのため、複数の蓄電機構のうちの一部の蓄電機構ごとに充電がされるので、直列に接続された複数の蓄電機構を同時に充電させる場合に比べて、充電される蓄電機構の内部抵抗の合計が抑制され、電力損失を抑えることができる。放電時と充電時との切換は、半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相を変えるだけでよく、スイッチなどにより、蓄電機構の直列接続と並列接続とを切換える必要がない。その結果、動作不良を抑制し、高電圧の電力を出力でき、かつ充電時の電力損失を抑制することができる電源装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本実施の形態に係る電源装置を搭載した車両について説明する。この車両は、ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車のいずれでもよい。車両は、バッテリ100と、コンバータ200と、インバータ300と、モータ400と、ECU(Electronic Control Unit)500とを含む。なお、本実施の形態に係る電源装置は、ECU500により実行されるプログラムにより実現される。
バッテリ100は、2つに分割されている。バッテリ100は、バッテリB(1)102と、バッテリB(2)104と含む。バッテリB(1)102と、バッテリB(2)104とは、複数のセルを直列に組合わせた組電池である。なお、分割されたバッテリの数は2つでなくてもよい。組電池の代わりに単一のセルのみで構成してもよい。また、バッテリ100の代わりに、キャパシタ(コンデンサ)を用いてもよい。
コンバータ200は、トランジスタTR(0)210と、ダイオードD(0)212と、トランジスタTR(1)220と、ダイオードD(1)222と、リアクトルR(1)224と、トランジスタTR(2)230と、ダイオードD(2)232と、リアクトルR(2)234とを含む。
トランジスタTR(0)210のコレクタ側が、インバータ300の正極側に接続されており、トランジスタTR(0)210のエミッタ側が、トランジスタTR(1)のコレクタ側に直列に接続されている。トランジスタTR(0)210のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD(0)212が接続されている。
リアクトルR(1)224の一端が、バッテリB(1)102の正極側に接続されており、他端が、トランジスタTR(1)220のコレクタ側に接続されている。トランジスタTR(1)220のエミッタ側が、バッテリB(1)102の負極側に接続されている。トランジスタTR(1)220のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD(1)222が接続されている。
同様に、リアクトルR(2)234の一端が、バッテリB(2)104の正極側に接続されており、他端が、トランジスタTR(2)230のコレクタ側に接続されている。トランジスタTR(2)230のエミッタ側が、バッテリB(2)104の負極側に接続されている。また、トランジスタTR(2)230のエミッタ側が、インバータ300の負極側に接続されている。トランジスタTR(2)230のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD(2)232が接続されている。
トランジスタTR(0)210と、トランジスタTR(1)220と、トランジスタTR(2)230とは、インバータ300の正極側と負極側との間に直列に接続されている。トランジスタTR(0)210のコレクタ側がインバータ300の正極側に接続され、トランジスタTR(2)230のエミッタ側が負極側に接続されている。トランジスタTR(1)220とトランジスタTR(2)230とが直列に接続されているため、それらに接続されているバッテリB(1)102とバッテリB(2)104とが直列に接続されていることになる。
コンバータ200は、トランジスタTR(0)210、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の通電状態と非通電状態とを切換えることで、車両の力行時には、バッテリ100から放電された電力の電圧値を昇圧してインバータ300に供給する。一方、車両の回生制動時には、モータ400が発電した電力の電圧値を降圧し、バッテリ100を充電させる。
コンデンサ240は、車両の力行時には、コンバータ200から供給された直流の電力を平滑する。コンデンサ240で平滑された直流の電力がインバータ300に供給される。一方、車両の回生制動時には、インバータ300から供給された直流の電力を平滑する。平滑された直流の電力がコンバータ200に供給される。
インバータ300は、ECU500からの制御に基づいて、車両の力行時には、コンデンサ240により平滑された直流の電力を交流に変換し、モータ400に供給する。一方、車両の回生制動時には、インバータ300は、モータ400が発電する交流の電力を直流に変換する。直流に変換された電力は、コンデンサ240により平滑される。
モータ400は三相交流モータである。車両の力行時には、インバータ300から供給される交流の電力により駆動し、その駆動力により車両が走行する。一方、車両の回生制動時には、車輪(図示せず)により駆動させられ、発電機として作動し、交流の電力を発電する。これによりモータ400は、制動エネルギを電力に変換する回生ブレーキとして作用する。モータ400により発電された電力は、コンバータ200およびインバータ300を介してバッテリ100に蓄えられる。
ECU500は、車両の走行状態や、アクセル開度、ブレーキペダルの踏み量、シフトポジション、バッテリ100のSOC(State Of Charge)、ROM(Read Only Memory)(図示せず)に保存されたマップおよびプログラム等に基づいて演算処理を行なう。これにより、ECU500は、車両が所望の走行状態となるように、車両に搭載された機器類を制御することとなる。
図2を参照して、本実施の形態に係る制御装置において、ECU500が実行するプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU500は、車両が力行しているか否かを判別する。車両が力行している場合(S100にてYES)、処理はS200に移される。そうでない場合(S100にてNO)、処理はS300に移される。
S200にて、ECU500は、トランジスタTR(0)210を非通電状態に維持し、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の通電状態と非通電状態との切換を同位相で行なう(以下、直列接続相当スイッチ駆動という)。
S300にて、ECU500は、車両が回生制動中であるか否かを判別する。車両が回生制動中である場合(S300にてYES)、処理はS400に移される。そうでない場合(S300にてNO)、この処理は終了する。
S400にて、ECU500は、トランジスタTR(0)210の通電状態と非通電状態との切換を予め定められた周期で行なうとともに、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の通電状態と非通電状態との切換を逆位相で行なう(以下、並列接続相当スイッチ駆動という)。このとき、トランジスタTR(0)210が通電状態にされるタイミングと同じタイミングで、交互にトランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230が通電状態にされる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係るECU500の動作について説明する。
車両を加速させるため、運転者がアクセルペダルを踏込むと、車両が力行する(S500にてYES)。この場合、トランジスタTR(0)210を非通電状態に維持し、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の直列接続相当スイッチ駆動が行なわれる(S200)。直列接続相当スイッチ駆動では、図3(A)に示すように、トランジスタTR(0)210が非通電状態(OFF)に維持される。トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の通電状態(ON)と非通電状態とが、予め定められた周期で、かつ同位相で切換えられる。
この直列接続相当スイッチ駆動を行なうと、直列接続相当スイッチ駆動を開始してからの経過時間TがT(1)の場合、図3(B)において破線の矢印で示すように、バッテリB(1)102から放電された電力が、リアクトルR(1)224を通過し、トランジスタTR(1)220を通ってバッテリB(1)102に戻る。同様に、バッテリB(2)104から放電された電力が、リアクトルR(2)234を通過し、トランジスタTR(2)230を通ってバッテリB(2)104に戻る。
この状態で、エネルギがリアクトルR(1)224およびリアクトルR(2)234に蓄えられる。また、図3(A)に示すように、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230が通電状態の間は、時間の経過とともに、バッテリB(1)102およびバッテリB(2)104から放電される電力の電流値IB(1)およびIB(2)が増加していく。
図4(A)に示すように、直列接続相当スイッチ駆動を開始してからの経過時間TがT(2)となり、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230が非通電状態にされると、リアクトルR(1)224およびリアクトルR(2)234に蓄えられていたエネルギが瞬間的に放出され、バッテリB(1)102およびバッテリ(2)104の電圧値よりも高い電圧値で電力が流される。
トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230が非通電状態にされると、図3(B)において破線の矢印で示すように、電力は、バッテリB(2)104、リアクトルR(2)234、バッテリB(1)102、リアクトルR(1)224、ダイオードD(0)212の順に流れ、インバータ300に供給される。すなわち、バッテリB(1)102とバッテリB(2)104とが直列に接続された状態と、同様にして電流が放電される。そのため、コンデンサ240の充電電圧(コンバータ200の出力電圧)VHは、リアクトルR(1)224の作用により昇圧された電圧値と、リアクトルR(2)234の作用により昇圧された電圧値との合計値になる。
図5に示すように、コンデンサ240の充電電圧(コンバータ200の出力電圧)VHは、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の通電時間に比例して高くなる。図5は、縦軸に、コンデンサ240の充電電圧VHを、横軸に、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の駆動DUTYを示したグラフである。ここで、駆動DUTYとは、トランジスタを通電状態(ON)にしている時間をT(ON)とし、トランジスタを通電状態にしてから、次に通電状態にするまでの間隔をT(D)とすると、駆動DUTY=T(ON)/T(D)×100で算出される値である。
トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230を直列接続相当スイッチ駆動で駆動させると、コンデンサ240の充電電圧VHは、バッテリB(1)102の電圧値VB(1)を昇圧した電圧値と、バッテリB(2)104の電圧値VB(2)を昇圧した電圧値とを加算した電圧値となる。
一方、車両の走行中に、車両を減速させるため、運転者がブレーキペダルを踏込むと、車両が回生制動を行なう(S300にてYES)。この場合、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の並列接続相当スイッチ駆動が行なわれる(S400)。並列接続相当スイッチ駆動では、図6(A)に示すように、トランジスタTR(0)210の通電状態と非通電状態と切換えが、予め定められた周期で行なわれる。トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230は、トランジスタTR(0)210が通電状態にされるタイミングと同じタイミングで、交互に通電状態にされるように、逆位相で通電状態と非通電状態とが切換えられる。このとき、トランジスタTR(0)210、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の駆動DUTYに応じて、インバータ300から出力された電力の電圧が降圧され、降圧された電力がバッテリB(1)102およびバッテリB(2)104に供給される。
この並列接続相当スイッチ駆動を行なうと、並列接続相当スイッチ駆動を開始してからの経過時間TがT(3)の場合、トランジスタTR(0)210およびトランジスタTR(2)230が通電状態にされ、トランジスタTR(1)220が非通電状態にされると、図6(B)において破線の矢印で示すように、モータ500が発電した電力は、インバータ300を介してトランジスタTR(0)210、リアクトルR(1)224、バッテリB(1)102、トランジスタTR(2)230の順に流れる。
この状態で、バッテリB(1)102が充電されるとともに、エネルギがリアクトルR(1)224に蓄えられる。また、図3(A)に示すように、トランジスタTR(0)210およびトランジスタTR(2)230が通電状態の間は、時間の経過とともに、バッテリB(1)102に充電される電力の電流値IB(1)が増加していく。
図7(A)に示すように、並列接続相当スイッチ駆動を開始してからの経過時間TがT(4)となり、トランジスタTR(0)210、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230が非通電状態にされると、図7(B)において破線の矢印で示すように、リアクトルR(1)224蓄えられていたエネルギが放出され、バッテリB(1)102、ダイオードD(1)222の順に電力が流れ、バッテリB(1)102が充電される。
図8(A)に示すように、並列接続相当スイッチ駆動を開始してからの経過時間TがT(5)となり、トランジスタTR(0)210およびトランジスタTR(1)220が通電状態にされ、トランジスタTR(2)230が非通電状態にされると、図8(B)において破線の矢印で示すように、モータ500が発電した電力は、インバータ300を介してトランジスタTR(0)、トランジスタTR(1)220、リアクトルR(2)234、バッテリB(2)104の順に流れる。
この状態で、バッテリB(2)104が充電されるとともに、エネルギがリアクトルR(2)234に蓄えられる。また、図8(A)に示すように、トランジスタTR(0)210およびトランジスタTR(1)220が通電状態の間は、時間の経過とともに、バッテリB(2)104に充電される電力の電流値IB(2)が増加していく。
図9(A)に示すように、並列接続相当スイッチ駆動を開始してからの経過時間TがT(6)となり、トランジスタTR(0)210、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230が非通電状態にされると、図9(B)において破線の矢印で示すように、リアクトルR(2)234に蓄えられていたエネルギが放出され、バッテリB(2)104、ダイオードD(2)232の順に電力が流れ、バッテリB(2)104が充電される。
トランジスタTR(0)210、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の並列接続相当スイッチ駆動を行なうと、図10に示すように、コンデンサ240の充電電圧(コンバータ200への入力電圧)VHは、各トランジスタの駆動とともに低下する。これは、コンデンサ240に蓄えられたエネルギがバッテリ100に移動した(バッテリ100が充電された)ため、コンデンサ240の充電電圧値が低下したことを意味する。
また、トランジスタTR(0)210、トランジスタTR(1)220およびトランジスタTR(2)230の並列接続相当スイッチ駆動を行なうと、バッテリB(1)およびバッテリB(2)が交互に充電させられるため、直列に接続したバッテリB(1)102およびバッテリB(2)104を同時に充電させる場合に比べて、充電時の内部抵抗の合計が抑制される。このため、充電時の発熱などによる電力損失が抑えられるため、回生制動によりバッテリB(1)102およびバッテリB(2)104に充電される蓄電電力は、図11に示すように、並列接続相当スイッチ駆動を行なった場合の方が多くなる。
以上のように、本実施の形態に係る電源装置においては、バッテリB(1)およびバッテリB(2)のそれぞれに対応して、トランジスタTR(1)およびトランジスタTR(2)が設けられている。トランジスタTR(1)とトランジスタTR(2)とは、直列に接続されている。ECUは、車両の力行時にトランジスタTR(1)およびトランジスタTR(2)の通電状態と非通電状態とを同位相で切換え、バッテリB(1)102およびバッテリB(2)104から同時に電力を放電させ、インバータを介してモータに電力を駆動させる。これにより、バッテリB(1)とバッテリB(2)とが直列に接続された状態と同じ電圧値で電力を放電させることができる。
一方、ECUは、車両の回生制動時に、トランジスタTR(1)およびトランジスタTR(2)の通電状態と非通電状態とを逆位相で切換え、バッテリB(1)およびバッテリB(2)を交互に充電させる。これにより、直列に接続されたバッテリB(1)およびバッテリB(2)を同時に充電させる場合に比べて、充電時のバッテリの内部抵抗の合計を抑制して、発熱などによる電力損失を抑え、より多くの電力を充電させることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,102,104 バッテリ、200 コンバータ、210,220,230 トランジスタ、212,222,232 ダイオード、224,234 リアクトル、300 インバータ、400 モータ、500 ECU。
Claims (5)
- 電気機器に接続された電源装置であって、前記電気機器は、電気負荷としての機能および発電機能を有し、前記電源装置は、
複数の蓄電機構と、
各前記蓄電機構のそれぞれに対応して接続されるとともに、互いに直列に接続され、前記蓄電機構から放電させた電力の電圧および前記蓄電機構に供給する電力の電圧を変更するための変圧手段と、
前記蓄電機構から前記電気機器に電力を供給するために放電する場合、予め定められた範囲内の同じ時期に各蓄電機構から放電するように、各前記変圧手段を作動させるための放電作動手段と、
前記電気機器から前記蓄電機構に電力を供給して前記蓄電機構を充電する場合、複数の前記蓄電機構のうちの一部の蓄電機構に電力を供給する時期と、他の蓄電機構に電力を供給する時期とをずらして、各前記蓄電機構に電力を供給するように、各前記変圧手段を作動させるための充電作動手段とを含む、電源装置。 - 各前記変圧手段は、前記蓄電機構の一方の極側から他方の極側に電力を流すように前記蓄電機構に接続され、予め定められた周期で通電状態と非通電状態とを切換える半導体素子を含み、
前記放電作動手段は、同位相で、各前記半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるように、各前記変圧手段を作動させるための手段を含み、
前記充電作動手段は、前記半導体素子のうちの一部の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相と、他の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相とをずらして、各前記半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるように、各前記変圧手段を作動させるための手段とを含む、請求項1に記載の電源装置。 - 前記変圧手段は、各前記蓄電機構から放電させた電力の電圧を昇圧するための手段を含む、請求項1または2に記載の電源装置。
- 前記変圧手段は、各前記蓄電機構に供給する電力の電圧を降圧するための手段を含む、請求項1または2に記載の電源装置。
- 電気機器に接続された電源装置であって、前記電気機器は、電気負荷としての機能および発電機能を有し、前記電源装置は、
複数の蓄電機構と、
各前記蓄電機構から電力を放電させて前記電気機器に電力を供給するための放電手段と、
前記電気機器が発電した電力を各前記蓄電機構に供給するための充電手段と、
前記蓄電機構の一方の極側から他方の極側に電力を流すように各前記蓄電機構のそれぞれに対応して接続されるとともに、互いに直列に接続され、予め定められた周期で通電状態と非通電状態とを切換える半導体素子と、
前記蓄電機構から前記電気機器に電力を供給するために放電する場合、同位相で、各前記半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるための手段と、
前記電気機器から前記蓄電機構に電力を供給して前記蓄電機構を充電する場合、複数の前記半導体素子のうちの一部の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相と、他の半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換える位相とをずらして、各前記半導体素子の通電状態と非通電状態とを切換えるための手段とを含む、電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003417641A JP2005184876A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003417641A JP2005184876A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005184876A true JP2005184876A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34780082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003417641A Withdrawn JP2005184876A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005184876A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013013233A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Toyota Central R&D Labs Inc | 電源システム |
JP2013077452A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Toyota Central R&D Labs Inc | 電源システム |
US11146080B2 (en) | 2017-06-01 | 2021-10-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Power supply device |
-
2003
- 2003-12-16 JP JP2003417641A patent/JP2005184876A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013013233A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Toyota Central R&D Labs Inc | 電源システム |
JP2013077452A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Toyota Central R&D Labs Inc | 電源システム |
US11146080B2 (en) | 2017-06-01 | 2021-10-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Power supply device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5844787B2 (ja) | 補助駆動装置及びその製造方法 | |
US8039987B2 (en) | Power source device and vehicle with power source device | |
JP4023171B2 (ja) | 負荷駆動装置、負荷駆動装置における電力貯蔵装置の充電制御方法および充電制御をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 | |
KR100906909B1 (ko) | 연료전지 하이브리드 전기 차량의 파워다운 제어방법 | |
JP5126003B2 (ja) | 車両の制御装置および制御方法 | |
JP5447520B2 (ja) | コンバータ制御装置及び多相コンバータ | |
KR100951979B1 (ko) | 마일드 하이브리드 차량의 이중 전원 시스템 | |
JP2007244124A (ja) | 車両駆動用電源システム | |
JP2008312394A (ja) | 電圧変換装置 | |
JP2008306822A (ja) | 電源システムおよびそれを備えた車両、ならびに電源システムの制御方法およびその制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 | |
JPH0998514A (ja) | 車両用電源装置 | |
JP2023114972A (ja) | モーター駆動システムを用いた車両用バッテリー充電システム | |
JP2007244034A (ja) | 車両の電源装置 | |
JP5772530B2 (ja) | 電動車両用の電源装置 | |
CN116945918A (zh) | 用于电动车辆应用的集成牵引电池电力系统 | |
JP2005184876A (ja) | 電源装置 | |
JP2005204363A (ja) | 車両用電源装置 | |
JP4704417B2 (ja) | Dc/dcコンバータ装置を搭載した車両 | |
JP3558159B2 (ja) | 電気自動車の電源システム | |
JP4433671B2 (ja) | 2次電池を有する燃料電池システム | |
GB2565090A (en) | Multiple output battery system | |
WO2024201550A1 (ja) | 車載用制御装置 | |
JP6787271B2 (ja) | 電源システム | |
US20220410741A1 (en) | System for charging vehicle battery using motor driving system | |
Alam et al. | Practical aspects of direct bypass of boost converter in traction inverter applications |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070306 |