JP2005184325A - 水晶振動子 - Google Patents

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Hirofumi Shinada
洋文 品田
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Abstract

【目的】 ベースに水晶片を接着する工程の作業性も良好で、かつ実機に実装した際に特性がランダムに変化することがなく安定な振動特性を得ることができ大量生産においても均一な特性を実現することができる水晶振動子を提供する。
【構成】 セラミックからなり上面に開口を有する箱形のベースと、このベースの外側底面に形成した実装電極と、上記ベースの内側底面の一側に一側内壁に沿って設けた溝と、上記ベースの内側底面の一側に上記一側内壁に沿って形成した複数の保持電極と、上記ベースの開口内に収容して長手方向の一端部を一端辺が上記溝の上に位置して上記保持電極に導電性接着剤で固着して保持されるとともに板面に形成した励振電極を各保持電極へ導出した水晶片と、上記ベースの開口を気密に封止する蓋体と、を具備する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、製造が容易で均一な特性を得ることができる水晶振動子に係わり、特に保持構造の改善に関する。
近時、電子機器の小型、軽量化、および組み立て工程の自動化のために表面実装型の水晶振動子が多用されている。
このような表面実装型の水晶振動子では、たとえばセラミックからなり上面に開口を有する箱形のベースの開口内に水晶片を収納して気密に封止するようにしている。
図4は従来のこの種の水晶振動子の一例を示す側断面図で、箱形のセラミックのベース1の上面に開口2を設けている。
そして、開口2の内側底面の一側に保持電極3を形成している。
この保持電極3はベース1の外側底面に形成した実装電極4に導通するようにしている。
そして、表裏板面に励振電極5を形成した水晶片6の一端部を導電性接着剤7を用いて上記保持電極3に固着し、機械的に保持するとともに保持電極3と励振電極との電気的な導通を図るようにしている。
そしてベース1の開口を蓋体8によって気密に封止するようにしている。
導電性接着剤4は固化する際にバインダ成分が揮発して若干収縮し、いわゆる痩せを生じる。このため水晶片6の一端部には下方に変位させる応力が作用し、したがって水晶片6の他端部は若干持ち上がると考えられる。
そして水晶片6の他端部とベース1の内側底面との間にはわずかな間隙が形成される。
しかしながら、このような水晶振動子を電子機器に実装して用いた場合、外部からの振動等によって水晶片6の他端部がランダムにベース1の内側底面に接触することがある。
そして水晶片6の他端部の接触状態の如何によって水晶片3の振動特性が様々に変化し、周波数の変化等の問題を生じ、かつ変化量も常に変動する問題がある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、ベースに水晶片を接着する工程の作業性も良好で、かつ実機に実装した際に特性がランダムに変化することがなく安定な振動特性を得ることができ大量生産の水晶振動子においても均一な特性を実現することができる水晶振動子を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1は、セラミックからなり上面に開口を有する箱形のベースと、このベースの外側底面に形成した実装電極と、上記ベースの内側底面の一側に一側内壁に沿って設けた溝と、上記ベースの内側底面の一側に上記一側内壁に沿って形成した複数の保持電極と、上記ベースの開口内に収容して長手方向の一端部を一端辺が上記溝の上に位置して上記保持電極に導電性接着剤で固着して保持されるとともに板面に形成した励振電極を各保持電極へ導出した水晶片と、上記ベースの開口を気密に封止する蓋体と、を具備することを特徴とする水晶振動子であり、請求項2は請求項1に記載のものにおいて、水晶片の板面に対面するベース内側底面に凹所を形成したことを特徴とする水晶振動子である。
本発明は、製造時の作業性も良好で、大量生産においても容易に均一な特性を得ることができ実機における使用時の特性の変化を排除することができる水晶振動子を提供することができる。
以下本発明の一実施態様を図1に示す斜視図、図2に示す側断面図を参照して詳細に説明する。
セラミックからなり上面に開口を有する箱形のセラミックのベース11の開口の外側底面に実装電極12を形成している。
そして、上記ベース11の開口の内側底面の一側に一側内壁沿って溝13を形成している。
そしてベース11の内側底面の一側に上記一側内壁に沿って複数の保持電極14を形成している。
そして15は水晶片で、予め所定の形状に加工し表裏板面の中央部に相対面して励振電極16を形成し、この励振電極16を長手方向の一端部まで導出している。
そして、水晶片15の一端辺を上記溝13の上に位置させて上記保持電極14に導電性接着剤17で固着して保持するとともに各励振電極16と保持電極14との電気的な導通を図るようにしている。
この状態で上側の励振電極16に重ねて微量の蒸着を行うことにより共振周波数を正確に合わせ込む。
そしてベース11の開口に蓋体18を載置してシーム溶接等によって気密に封止するようにしている。
このような構成であれば、水晶片15の一端部を導電性接着剤17で固着する際に、導電性接着剤17に痩せを生じると一端部は溝13内に引き込まれ、これによって他端部は図示波線のように上方へ変位する。
したがってこの水晶振動子を実機で使用した際に水晶片15の他端部がベース11の内側底面に接触することを積極的に排除できる。したがってこの水晶振動子を大量生産した場合に製品毎に多少のばらつきを生じても水晶片15の他端部を確実に中空に維持できそれによって製造時の作業性も良好で、均一な特性を得ることができる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく、たとえば図3に示すようにベース11の内側底面の水晶片15の板面に対面する部分に凹所19を形成するようにしてもよい。
この場合もベース11の内側底面に溝13を形成し、水晶片15の一端辺を溝の上に位置させて導電性接着剤で固着することにより、水晶片15の他端部は図示波線で示すように上方へ変位しベース11の内側底面との接触を確実に排除することができる。
本発明の一実施態様の組立斜視図である。 図1に示す実施態様の側断面図である。 本発明のさらに他の実施態様の側断面図である。 従来の水晶振動子の一例を示す側断面図である。
符号の説明
11 ベース
12 実装電極
13 溝
14 保持電極
15 水晶片
16 励振電極
17 導電性接着剤
18 蓋体
19 凹所

Claims (2)

  1. セラミックからなり上面に開口を有する箱形のベースと、
    このベースの外側底面に形成した実装電極と、
    上記ベースの内側底面の一側に一側内壁に沿って設けた溝と、
    上記ベースの内側底面の一側に上記一側内壁に沿って形成した複数の保持電極と、
    上記ベースの開口内に収容して長手方向の一端部を一端辺が上記溝の上に位置して上記保持電極に導電性接着剤で固着して保持されるとともに板面に形成した励振電極を各保持電極へ導出した水晶片と、
    上記ベースの開口を気密に封止する蓋体と、
    を具備することを特徴とする水晶振動子。
  2. 請求項1に記載のものにおいて、水晶片の板面に対面するベース内側底面に凹所を形成したことを特徴とする水晶振動子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5370371B2 (ja) * 2008-12-24 2013-12-18 株式会社大真空 圧電振動デバイスの製造方法、および圧電振動デバイスを構成する構成部材のエッチング方法
WO2020174915A1 (ja) 2019-02-28 2020-09-03 株式会社大真空 圧電振動デバイス
WO2020195144A1 (ja) 2019-03-27 2020-10-01 株式会社大真空 水晶振動デバイス

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