JP2005183657A - 光源駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大ゲインの電流出力回路において、常に安定した出力電流を得られるように回路を構成し、高精度なLED変調光を得る。
【解決手段】 駆動電流を発生する電流発生回路を光源駆動電流とその逆極性電流の両方を発生するように構成し、逆極性電流が常に定電流となるように逆極性電流を用いて電流発生回路の電流値制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、共振型光スキャナを用いたディスプレイ装置に用いて好適な、LEDおよびレーザ光源の光量を制御する光源駆動回路に関するものである。
本発明の従来の技術について述べる前に、本発明が適用されるスキャン方式ディスプレイについて簡単に述べる。
従来より1次元または2次元の共振型光スキャナを使用したスキャン方式ディスプレイ装置は各社より特許出願されており、代表的なものとして特許文献1乃至3が挙げられる。
まず、共振型光スキャナについて説明する。
共振型光スキャナの構造は多々あるが特許文献4に代表されるローレンツ力を利用したものや特許文献5に代表される静電力を利用したものがよく知られている。
図10はローレンツ力を利用した光スキャナの概略図である。
図10中コイルに電流iを流すと、永久磁石等で発生している磁界Bによりローレンツ力Fによる回転トルクが発生し、トーションバーの復元力とつりあう位置までミラー面がねじれる。この電流iをスキャナーのもつ共振周波数で交流的に加えることにより共振動作が可能となる。スキャン動作はスキャナ面に構成されたミラーに外部よりレーザ光などを照射することで行う。
図7はこのような共振スキャナを利用したスキャン方式ディスプレイの概念図の一つである。この図では水平スキャナに共振スキャナを、垂直スキャナにガルバノメータを使用している。水平スキャナは水平スキャナ駆動回路702によりスキャナの共振周波数である20kHz程度の周波数で共振動作をしており、垂直スキャナは垂直駆動回路703により60Hz程度で往復動作している。
制御回路701では水平スキャナ駆動回路702及び垂直駆動回路703の入力信号を作成するとともに外部より入力された画像データに応じて光源705(例えば半導体レーザ)を変調するための変調データを光源駆動回路704に出力する。この変調データは水平、垂直駆動信号のタイミングに応じて、適切な画像が得られるように出力される。
このように、変調されたレーザ光を水平スキャナ706、垂直スキャナ707に順次照射することにより2次元の画像出力を得ることができる。
ここで図8に各半導体メーカが市販品として販売するような一般的な半導体レーザ駆動回路のブロック図を示す。このレーザ駆動回路はコンパレータ801、サンプル・ホールド回路802、可変Gm回路803、ドライブ回路804より構成されている。
コンパレータ801はレーザの光出力をモニタするフォトディテクタPDの出力電圧と環境変動に対して安定なバンドギャップ電圧より作成された基準電圧Vrefを比較し、その誤差分ΔVをサンプル・ホールド回路802に出力する。
サンプル・ホールド回路802では、APC信号が゛L″の期間は誤差信号ΔVに応じてコンデンサCpをチャージまたはディスチャージし、゛H″の期間は出力端をハイインピーダンスとしてコンデンサCp端の電圧をホールドする。
可変Gm回路804は電圧−電流変換回路であり、コンデンサCp端の電圧に応じた電流Idを出力する。
ドライブ回路804では電流Idを数百倍に増幅してレーザ駆動電流を発生する。この電流は信号ONによりレーザLDまたは抵抗Rに流れるようにスイッチングされる。
したがって、ある一定間隔でAPC信号を゛L″としてレーザの光量を制御することにより常に安定した光出力を得ることができる。このAPC動作は、例えば垂直1期間ごとに画像領域外で行う。
またON信号によりレーザのオン・オフを行うことで画像データを変調することができる。
特開平11−030763号公報 特開平9−96868号公報 特開平11−160650号公報 特開平07−218857号公報 特開平11−052278号公報
このスキャン方式ディスプレイにおいてカラー画像を出力した場合、光源にはRGBの3色が必要となる。
しかしながら半導体レーザにはR(赤)とB(青)はあるがG(緑)は存在しないので、半導体レーザでのカラー画像描画は不可能である。
半導体レーザのかわりに固体レーザを使用してフルカラー画像を作ることは可能であるが固体レーザの駆動電流は、数Aが必要なほど、非常に大きなものであるために図8のような回路では対応しきれない。さらに固体レーザは装置自体が大きなものなので、共振スキャナのようにコンパクトに構成できるディスプレイ装置には不向きである。
そこで、デバイス自体小型でRGBが揃っているLEDを使用するのが良い。LEDの駆動回路は多々考えられるが、高精度な変調出力を得るためには図3の構成の回路が望ましい。
ただし、LEDはLD(レーザ)に対して光量の変動がほとんど無いので、通常フォトディテクタが内蔵されていない。したがってこのときの回路は図9のように可変Gm回路の入力に基準電圧Vrefを入力する形となる。
しかしながら、この回路構成においてはドライブ回路での電流増幅率が非常に大きく、環境変動などによる可変Gm回路でのばらつきがそのまま増幅されたり、電流ゲインの変動が発生したりしてしまう。
したがって、Vrefを常に一定に保っていたのではドライブ回路の出力電流が大きく変動し、LEDの光量が変化してしまう。
また半導体レーザ単色でディスプレイを構成することは可能であるが、従来の半導体レーザ駆動回路を使用したのでは、PWM変調回路のような画像データの変調回路が別途必要となり、回路規模を増やすことになる。
本発明では、前述のような大ゲインの電流出力回路において、常に安定した出力電流を得られるように回路を構成し、高精度なLED変調光を得るものである。
また半導体レーザを使用する場合にも従来よりも小規模で変調動作を行える光源駆動回路を得るものである。
(手段1)
LED光源を駆動制御する光源駆動回路を、
駆動電流を発生する電流発生回路を光源駆動電流とその逆極性電流の両方を発生するように構成し、該逆極性電流が常に定電流となるように該逆極性電流を用いて前記電流発生回路の電流値制御を行うものである。
(手段2)
LED光源を駆動制御する光源駆動回路を、
駆動電流を発生する電流発生回路を光源駆動電流とその逆極性電流の両方を発生するように構成し、最大出力電圧及び最小出力電圧をそれぞれ設定可能なDAコンバータを設け、前記電流発生回路の出力電流を前記DAコンバータ出力で制御するとともに、前記DAコンバータの最大出力電圧及び最小出力電圧を前記逆極性電流を用いて制御するものである。
(手段3)
レーザ光源を駆動制御する光源駆動回路を、
駆動電流を発生する電流発生回路を光源駆動電流とその逆極性電流の両方を発生するように構成し、最大出力電圧及び最小出力電圧をそれぞれ設定可能なDAコンバータを設け、前記電流発生回路の出力電流を前記DAコンバータ出力で制御するとともに、前記DAコンバータの最大出力電圧及び最小出力電圧は前記レーザ光量を検出したフォトディテクト信号を用いて制御するものである。
以上説明したように本発明によれば、LEDやLDの駆動電流を高精度に発生させることができ、かつ変調回路までも含めた回路を小規模に構成することができるので、高品質のスキャン方式ディスプレイを容易に実現することができる。
(実施例1)
図1に本発明の第1の実施例の図を示す。
本実施例ではPWM変調回路を使用するものであるが、まずはLEDの駆動電流の安定化についてから説明する。
この回路はコンパレータ101、サンプル・ホールド回路102、可変Gm回路101及びドライブ回路よりなっており、コンパレータ101のフィードバック信号はドライブ回路104の出力端RPとなっている。またRP端子には抵抗Rが電源との間に接続されている。なお、このRP端の出力は光源駆動電流IPの逆極性の電流信号である。
このように回路を構成したことにより、APC期間中にはRP端子電圧がVrefと同一になるように制御が働き、RP端子の出力電流は常に一定の値となる。したがってRPと逆極性のIP端子の出力電流も一定値となり、LEDには常に定電流を流すことができる。
以下に各ブロックの詳細な説明を行う。
(コンパレータ、サンプルホールド部)
図2はコンパレータ101とサンプル・ホールド回路の構成図である。
フィードバック信号Vinは環境変動に対して安定な基準信号Vrefと比較され、その誤差分はトランジスタQ21、Q22のベースに入力される。この誤差信号によりトランジスタQ21及びQ22のコレクタ出力信号が決定され、その各々は電流アンプamp1、amp2により増幅される。このamp1出力は電流源I22を、amp2出力は電流源I23の電流値を制御する。
また、sw1、sw2にはAPC信号が入力され、これが゛L″の間はsw1、sw2ともに閉じられてコンデンサCpをチャージ・ディスチャージする。
Cpのチャージ・ディスチャージ量は電流I22及びI23が決定するのでVinとVrefの誤差が大きければそれだけコンデンサCpの充放電量が大きくなる。この回路の平衡点はCpへの充放電がなくなったとき、即ちVinとVrefが同一となったときである。
(可変Gm回路)
次に可変Gm回路について説明する。
可変Gm回路は図3に示す構成となっている。
トランジスタQ36及びQ32のベースには、コンデンサCp端の電圧Vcp及び環境変動に対して安定な任意の電圧V1が各々入力されている。トランジスタQ36及びQ32のエミッタは、抵抗R31で接続され、各々電流源より定電流I31及びI33が供給されている。トランジスタQ36及びQ32のコレクタには、各々トランジスタQ35及びQ31のエミッタが接続されている。トランジスタQ35及びQ31のベースは、適当なバイアスV2に接続されている。トランジスタQ35及びQ31のエミッタには、トランジスタQ34及びQ33のベースも接続されており、互いに接続されたトランジスタQ34及びQ33のエミッタには、基準電流I32が供給されている。トランジスタQ33のコレクタには電流バッファbuf31が接続されていて、トランジスタQ33のコレクタ電流がIdとして出力される。
ここでQ31=Q35、Q33=Q34、Q32=Q36、I31=I33である。
また抵抗R31はVcp−V1が最小→最大に変化したときにトランジスタQ35のエミッタ電流が0→2*I(トランジスタQ31のエミッタ電流は2*I→0)に変化するように設定する。
この電流Idは以下のようにして決定される。
今、トランジスタQ31、Q33、Q34、Q35のベース・エミッタ電圧をVbe1、Vbe2、Vbe3、Vbe4とすると、
Vbe1+Vbe2=Vbe3+Vbe4・・・(1)
が成り立ち、トランジスタQ31、Q33、Q34、Q35のエミッタ電流をIe1、Ie2、Ie3、Ie4とすると、
LN(Ie1/Is)+LN(Ie2/Is)=LN(Ie3/Is)+LN(Ie4/Is)・・・(2)
となる。よって、
Ie1*Ie2=Ie3*Ie4・・・(3)
が導き出せる。
ここで図3の抵抗R31に矢印の電流xが流れていたとすると、
Ie1=I33−x、Ie4=I31+x、Ie2+Ie3=I32・・・(4)
となる。ここでI31=I33=Iとし、Ie2=Idであることより、(3)式は、
(I−x)*Id=(I32−Id)*(I+x)・・・(5)
となって、xは、
x=2*I*Id/I32−I・・・(6)
と決定される。
またトランジスタQ36、Q32のベース・エミッタ間電圧をそれぞれVbe5、Vbe6とすると、
Vcp−Vbe5−x*R31=V1−Vbe6・・・(7)
となる。ここでVcpとV1の電位差(Vcp−V1)をΔVとし、トランジスタの動抵抗re=Vt/Ie(Vt=kt/q)がないとすると(7)式より、
x=ΔV/R31・・・(8)
となる。したがって(6)、(8)式より電流Idは、
Figure 2005183657
と表せる。
(ドライブ回路)
図4はドライブ回路の回路図である。可変Gm回路103の出力電流Idはモニタ回路に入力され、ここで駆動電流制御電圧Vcが作成される。
PON、NONは変調の入力信号であり、それぞれトランジスタQ401、Q402のベースに入力される。トランジスタQ401、Q402、抵抗R401、R402及び電流源I21はコンパレータを構成する。したがってこの出力信号Pout、Noutの゛H″レベルは電圧Vcとなる。
このPout、NoutはトランジスタQ403、Q412のベースにそれぞれ入力される。Q403、Q412のコレクタは電源に接続される。Q403、Q412のエミッタはダイオード接続されたトランジスタQ404及びQ413のコレクタ・ベース接続点に入力される。Q404、Q413のエミッタはダイオード接続されたトランジスタQ405、Q414のコレクタ・ベース接続点に入力され、Q405、Q414のエミッタは抵抗R403、R407を介して接地される。ダイオード接続されたトランジスタQ404、Q413のコレクタ・ベース接続点はトランジスタQ406、Q410のベースにも接続される。Q406、Q410のエミッタはダイオード接続されたトランジスタQ407、Q411のコレクタ・ベース接続点に接続される。Q407、Q411のエミッタは抵抗R404、R406を介して接地される。またQ406、Q410のコレクタは電源に接続される。トランジスタQ407、Q411のコレクタ・ベース接続点はトランジスタQ408、Q409のベースにそれぞれ接続される。Q408、Q409のエミッタは互いに接続され抵抗R405を介して接地される。Q408、Q409のコレクタはそれぞれRP、IPとして出力される。またトランジスタQ404、Q406及びQ410、Q413、Q407、Q408及びQ409、Q411はそれぞれカレントミラー回路を構成している。この回路においてトランジスタQ403=Q412、Q04=Q413、Q405=Q414、Q406=Q410、Q407=Q411、Q408=Q409、R403=R407、R404=R406である。
図4中抵抗R403=R404=R406=R407とすると、これらに流れる電流Ibは、変調信号Pout、NoutのハイレベルをVc、R403=R404=R406=R407=R、トランジスタのベース・エミッタ間電圧をVbeとすると、
Ib=(Vc−3*Vbe)/R
で決定される。また抵抗(R403、R404、R406、R407)とR405の抵抗比を1:1/N(Nは正の整数)、トランジスタ(Q403〜Q407及びQ410〜Q414)と(Q408、Q409)のサイズ比を1:N(Nは正の整数)とすることで抵抗R405を流れる電流Ixは、
Ix=N*(Vc−3*Vbe)/R
となる。PON、NONは互いに極性の反転した差動信号なので、Q408、Q409からなるスイッチはこの電流IxをIP又はRPとして出力する。
図4中のモニタ回路は図5のように構成されており、ここでは制御電流Idを基に駆動電流発生電圧Vcを発生させる。
図中のトランジスタQ501〜Q512及び抵抗R503〜R506、R509からなる回路部は図4のQ403〜Q414及び抵抗R403〜R407からなる電流発生回路と同一の構成である。トランジスタQ511、Q512のコレクタ端は抵抗R507、R508を介して対環境変動に安定なバンドギャップ電圧より作成される基準電圧Vxに接続されている。
また電流源I52は電流Idを発生しており、同じく抵抗R510を介してVxに接続されている。
したがって図に示すように抵抗R508とR510の端子電圧を比較回路501により比較することでバッファ502の出力Vc′の電圧は、抵抗R508とR510の抵抗比に応じて電流Idを係数倍した電流Id′を発生させるものとなっている。
したがってバッファ503の出力電圧VcにもVc′と同様の電圧が発生しているので図4の電流Ixは電流Idを係数倍したものになる。ここでバッファ502と503を設けているのはPON、NONによるスイッチング動作の影響を電圧Vc′が受けないようにするためである。
なお、トランジスタQ501〜Q512とQ403〜Q414の比と抵抗R503〜R506、R509とR403〜R407の比は電流Id′とIxの比に応じて決定する。また、I51=I41、R401=R402=R501=R502である。
以上のように各回路を構成することで、大ゲインの電流出力回路においても常に安定したLED駆動電流を発生させることができる。
(実施例2)
これまではLEDに流れる電流をスイッチして時間的な変調を行うことについて説明してきた。
しかし、スキャン方式ディスプレイで画像の解像度をSVGA以上のものを得ようとすると変調クロックの周波数は50MHzを越える値になる。この中で時間方向のPWM変調を行うと、例えば分解能を8bit程度にする場合、最小スイッチング時間は1ns以下の値になるが、LEDをこのスピードで変調するのはその構造上非常に困難である。
またPWM変調を行う場合、図1のON信号に相当する変調信号を作るために別途変調回路が必要となる。これは回路の規模を増やすものであり、よりコンパクトな装置構成を目指すスキャン方式ディスプレイにおいては良いことではない。
以上の課題を解決するためにLEDを強度方向に変調するPAM変調を行う。
図6にこの回路のブロック図を示す。
図中のコンパレータ601、サンプル・ホールド回路602a、602b、可変Gm回路603、ドライブ回路604は前述と同一の回路である。またDAコンバータ605は外部より最大、最小電圧を設定できる構成のものを使用する。
この回路においては基準電圧Vref1及びVref2により抵抗に流れる第1の電流と第2の電流を制御する。
この制御は以下のように行われる。
まずSW1によりVref1を選択する。このときサンプル・ホールド回路602aはAPC1信号によりサンプリング状態に、サンプル・ホールド回路602bはAPC2信号によりホールド状態に保たれている。したがってVref1を最大光量が得られる電圧に設定することで、コンデンサCp1端子電圧はDAコンバータ605の最大出力電圧Vmaxを制御し、この電圧Vmaxに応じた電流がドライブ回路604から出力される。ただしこのときドライブ回路604のスイッチ信号SW2は負荷抵抗側に電流が流れるようにし、入力データDATAは最大値としておく。
次にSW1によりVref2を選択する。このときサンプル・ホールド回路602aはAPC1信号によりホールド状態に、サンプル・ホールド回路602bはAPC2信号によりサンプリング状態に保たれている。このVref2は光源の最小発光電流を決定するものであるが、最小電流はほぼ0となるので抵抗Rの電圧降下は非常に小さくなりこのままでは制御が難しい。したがってこのVref2は、例えば最大光量の1/4の光量が得られる電圧にしておく。このとき演算部606は入力電圧をスルーするようにSW3により設定される。したがってコンデンサCp2の端子電圧がDAコンバータ605の最小出力電圧Vmin0を決定し、この電圧Vmin0に応じた電流がドライブ回路604から出力される。ただしこのとき入力データDATAは最小値にしておく。
DAコンバータ605と演算回路606については説明は省略するが、いずれも従来から用いられている回路構成で実現できる。
上述のようにAPC期間中にDAコンバータの最大、最小出力電圧が決定される。そしてAPC終了時点で演算部はVmin=Vmax−((Vmax−Vmin0)*4/3)の演算(Vref2の設定値をLEDの最大光量の1/4の光量が得られる電圧に下場合)を行い、この電圧をDAコンバータ605の最小電圧Vminと再度設定する。これにより最小光量の演算を正確に行うことができる。
このようにして最終的にDAコンバータ605の最大、最小出力電圧が決定され、入力データDATAに応じてこの範囲内でD/A変換が行われる。この電圧によりドライブ回路604の出力電流が制御されLEDが強度変調される。変調動作時にはSW2信号はLED側に電流が流れるように設定する。
以上のように、DAコンバータ605の入力データは画像データをそのまま入力できるのでPWM変調時のように変調回路を用意する必要がなくなる。
またPAM変調の場合1画素の変調時間は画素クロック時間単位となるのでLEDでも変調スピードに追従できる。
(実施例3)
これまではカラー画像を出力することについて述べてきたが、単色のディスプレイの構成が必要な場合もある。このときには光源はLEDよりもパワーの大きいLDの方が有利である。
この場合に従来のレーザ駆動回路を用いると変調回路が必要となってしまい、回路規模を増大させてしまう。
これを回避するために図11の回路を使用する。
この回路は図6で示した回路とまったく同一の構成であるが、光源にはLEDのかわりにLDが使用されている。LDには通常光量を検出するためのフォトディテクタPDが内蔵されているので、これを用いて電圧信号を作成し、コンパレータ1101の入力信号とする。
これにより、先に述べたのと同様に光量制御が行え、画像データをDAコンバータ1105の入力信号とすることで変調動作までがこの回路のみで行える。
なお、この回路に関してはスキャン方式ディスプレイに限らず、LBPやデジタル複写機のようなレーザ印画エンジンにも、以下の項目に対して、利用が可能である。
まず第1にアモルファス・シリコンを使用した感光ドラムは、その感光特性が均一ではないため一様な光量で感光させていたのでは画素の濃度が変わってしまう。したがってこの回路により画素に対する変調強度をDAコンバータ1105の入力データDATAで決定し、光源の変調はドライブ回路1104のSW2信号によりPWM変調を行えばよい。
第2にレーザ印画エンジンではfθレンズによりfθ補正を行っているが、このときには画素の位置によって濃度の補正が必要となる。これに対しても本実施例の回路で対応が可能である。
本発明の第1の実施例を示す図 サンプル・ホールド回路を示す図 可変Gm回路を示す図 ドライブ回路を示す図 ドライブ回路内のモニタ回路を示す図 本発明の第2の実施例を示す図 スキャン方式ディスプレイの1例を示す図 従来のレーザ駆動回路を示す図 従来のLED駆動回路を示す図 共振型スキャナの構成例を示す図 本発明の第3の実施例を示す図
符号の説明
101、501、502、503、601、801、1101 コンパレータ
102、602a、602b、802、1102a、1102b サンプル・ホールド回路
103、603、803、901、1103 可変Gm回路
104、604、804、902、1104 ドライブ回路
605、1105 DDAコンバータ
606、1106 演算回路
701 制御回路
702 水平スキャナ駆動回路
703 垂直スキャナ駆動回路
704 光源駆動回路
705 光源
706 水平スキャナ
707 垂直スキャナ

Claims (3)

  1. LED光源を駆動制御する光源駆動回路において、
    駆動電流を発生する電流発生回路を光源駆動電流とその逆極性電流の両方を発生するように構成し、前記逆極性電流が常に定電流となるように前記逆極性電流を用いて前記電流発生回路の電流値制御を行ったことを特徴とする光源駆動回路。
  2. LED光源を駆動制御する光源駆動回路において、
    駆動電流を発生する電流発生回路を光源駆動電流とその逆極性電流の両方を発生するように構成し、最大出力電圧及び最小出力電圧をそれぞれ設定可能なDAコンバータを設け、前記電流発生回路の出力電流を前記DAコンバータ出力で制御するとともに、前記DAコンバータの最大出力電圧及び最小出力電圧は前記逆極性電流を用いて制御したことを特徴とする光源駆動回路。
  3. レーザ光源を駆動制御する光源駆動回路において、
    駆動電流を発生する電流発生回路を光源駆動電流とその逆極性電流の両方を発生するように構成し、最大出力電圧及び最小出力電圧をそれぞれ設定可能なDAコンバータを設け、前記電流発生回路の出力電流を前記DAコンバータ出力で制御するとともに、前記DAコンバータの最大出力電圧及び最小出力電圧は前記レーザ光量を検出したフォトディテクト信号を用いて制御したことを特徴とする光源駆動回路。
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