JP2005182173A - ファイル保存管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、仮保存を行なったファイルを意識的に管理する必要の無い、ファイル保存管理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 編集を行なったファイルを仮保存すると、仮保存管理ユニット2はそのファイルは管理対象ファイル31として、また編集前のファイルは32として保存する。またこのとき仮保存期間と保存期間終了後の処理を示す仮保存管理情報を仮保存管理情報ファイル33に記憶する。仮保存管理ユニット2は、仮保存されたファイルの仮保存期間が終了したか否かを定期的に調べ、仮保存期間が終了した仮保存ファイルに対して、仮保存管理情報ファイル33に設定された処理を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置等で作成、更新されたファイルを保存する際に、ファイルの版数を管理する技術に関する。
文書やテキストなどのファイルを更新したり修正を行なった後に保存する際に、元のファイルを残して保存したり、バックアップファイルを作成したりすることが一般的に行なわれており、その為の様々な手法や技術が提案されている。
例えば特許文献1では、一定時間毎に自動バックアップを行なう構成において、内容に応じてジョブに重み付けを行ない、この重み付けに基づいてバックアップ動作を行なう方法が開示されている。また特許文献2には、図面データを作成する際に、一日の作業が終了した時点で図面データのバックアップファイルを作成する構成が開示されている。
また作成されたバックアップファイルや、改定前と後のファイルについては、一般的にバージョン(版数)によって、それぞれの関係を管理している。例えばあるファイルの修正を行ない、そのファイルを保存するとそのファイルには元のファイルに改定が加えられたことが分かるバージョン番号が付せられる。
特開平9−160818号公報(段落[0006]) 特開2002−288023号公報(図1、段落[0014])
ファイルに対して改定を行ない、そのファイルに新たなバージョン番号を付せるということはそのファイルが正式に更新されたものであることを示すので、やり直しが効かなくなってしまうという問題があった。
また正式な更新ではないが、仮修正を行なったリ、修正途中で保存を行なった場合には、ユーザが独自にファイルの名称を変更して名称によってバージョンを管理したり、登録環境にファイルを別名で登録し、正式版と区別して管理する必要があった。
本発明は、上記問題点を解決するファイル保存管理装置及びプログラムを提供することを課題とする。
上記問題点を解決する為、本発明によるファイル保存管理装置は、記憶手段、仮保存指定手段、仮保存管理手段、判定手段及び仮保存ファイル処理手段を備える。
記憶手段は、仮保存されたファイルに対する管理情報である仮保存管理情報及び仮保存されたファイルの編集を行なう前のデータを記憶する。
仮保存指定手段は、ファイルを保存するとき、仮保存としてファイルを保存するか否かをユーザに選択させる。
仮保存管理手段は、ユーザが仮保存を選択したとき、保存対象となっているファイルの編集前のデータを前記記憶手段に保存し、また当該保存対象となっているファイルに対する仮保存期間を示す日時情報及び仮保存期間終了後の処理を示す動作情報を前記仮保存管理情報として前記記憶手段に記憶する。
判定手段は、前記記憶手段に記憶されている仮保存管理情報に基づいて前記仮保存されたファイルの前記仮保存期間が終了したか否かを定期的に判定する。
仮保存ファイル処理手段は、前記判定手段が前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルを、前記動作情報に基づいて処理する。
この構成により、本発明では、仮保存されたファイルは、仮保存期間が完了すると、ユーザが意識しなくても自動的に処理される。
この処理の仕方としては、例えば、前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルを、前記仮保存ファイル処理手段は、前記記憶手段が記憶している前記編集を行なう前のデータを用いて、編集前の状態に戻す。
或いは、前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルに対して、前記仮保存ファイル処理手段が、該ファイルを編集前の状態に戻すか否かをユーザに選択させる。
或いは、前記仮保存ファイル処理手段が、前記記憶手段に記憶されている、前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルに対する前記仮保存管理情報及び前記編集を行なう前のデータを削除して仮保存状態を解除する。またこのとき、前記仮保存管理情報及び編集を行なう前のデータを削除して仮保存状態を解除するか否かをユーザに選択させるよう構成してもよい。
また、前記仮保存期間中にあるファイルをユーザが編集対象としたとき、当該ファイルを前記編集前の状態に戻すか否かをユーザに選択させる手段を更に備える構成としてもよい。
更に、ユーザによって、前記仮保存期間中にあるファイルに対して入替指示が為されたとき、前記記憶手段に記憶されている当該入替指示が為されたファイルに対応した前記編集前のデータと当該入替指示が為されたファイルとを入れ替える入替手段を更に備える構成としてもよい。
また、前記ファイルの編集は、ファイルを保存する際に前記仮保存を指定することのできない任意のアフリケーションフログラムによって行われ、前記仮保存指定手段は、当該アプリケーションプログラムによるファイルの保存を検出して該ファイルに対する仮保存の管理を行なうようにすることが出来る。この場合ファイルの編集は、任意のアプリケーションプログラムを用いて行なうことが出来る。
更に、前記仮保存指定手段は、仮保存としてファイルを保存することをユーザが選択した際、ユーザに前記仮保存期間や前記動作情報をも指定させ、前記仮保存管理手段は、当該ユーザに指定された仮保存期間を示す日時情報や前記動作情報を前記仮保存管理情報として前記記憶手段に記憶する構成として、ユーザによって、仮保存期間や仮保存期間終了後の処理を設定させる構成としてもよい。
また、前記仮保存管理手段は、前記保存対象となっているファイルと関連付けられたファイルを指定する期日確定要因情報を前記仮保存管理情報として前記記憶手段に記憶し、前記仮保存期間の変更に対して、当該仮保存期間が変更されたファイルと関連付けられているファイルの仮保存期間を変更する仮保存期間更新手段を更に備える構成とすることにより、他のファイルと関連付けることが出来、ファイルの仮保存期間が変更されると、それに伴なって、関連付けられたファイルの仮保存期間が変更されるようにしてもよい。
また、本発明は、情報処理装置内で実行されるプログラムもその範囲に含む。
本発明によれば、仮保存したファイルに対する管理は、仮保存期間が過ぎると自動的に設定された処理が為されるので、仮保存ファイルの管理をユーザが意識手に行なう必要が無くなる。従って、処理をし忘れたり、予め設定沙汰処理が行なわれるため、処理を行なう期間になったときに対応を間違えたりすることが無い。
仮保存によって保存できるので、またファイルを保存するときに、そのファイルに対する処理を即決する必要が無く、後日決めることも出来る。
更に他のファイルとの関連付けを行なえる構成とした場合、関連付けられたファイルに合わせて処理を行なうことが出来る。
またファイルの編集は、特別な手段を必要とせず、既存のアプリケーションプログラムを用いて行なうことが出来る。
図1は、本実施形態におけるファイルの保存管理システムの構成例を示す図である。
同図のシステムは、汎用エディタユニット1、仮保存管理ユニット2及び記憶ユニット3を備える。
汎用エディタユニット1は、文書データ、プログラム等のテキストデータ、画像データ等を作成・編集するものである。尚この汎用エディタユニット1は、1乃至複数の任意のアプリケーションプログラムを利用して実現しても良い。この場合には、後述する第3の実施形態の場合を除き、エディタユニット1として用いるアプリケーションプログラムに、仮保存を行なう際にユーザが仮保存を指定する為の指定インターフェースを組み込む。仮保存管理ユニット2は、汎用エディタユニット1で作成したり編集したファイルの版数を管理したりするユニットで、命令を受けてファイルの仮保存を行なう。また記憶ユニット3に対するファイル操作は、この仮保存管理ユニットが行なう。記憶ユニット3は、本システムが対象とする保存管理を行なうファイルが記憶されるメモリで、本システムで保存管理を行なう管理対象ファイル31、仮保存を行なう際の元のファイル(編集を行なう前のファイル)のバックアップファイルであるTEMPファイル32、及びTEMPファイル32の仮保存情報を記憶する仮保存管理情報ファイル33を記憶する。尚汎用エディタユニット1及び仮保存管理ユニット2の機能は、ハードウエアによってもソフトウエアによっても実現可能であるが、ソフトウエアによって実現する場合には、CPUがメモリ上のプログラムを実行することによって実現される。
仮保存管理ユニット2は、管理対象ファイル31のファイル保存を管理するものである。またこのとき仮保存管理ユニット2は、全てのTEMPファイル32に対する仮保存情報を管理する。この仮保存情報は、仮保存期間の満了日時を示す保証日時、保証日時を過ぎたときに行なう処理等の設定が記述されており、仮保存管理ユニット2は、後述する仮保存期間確認処理において、仮保存管理情報ファイル33からこの仮保存情報を取得して、仮保存状態にあるファイルに対する処理を決定する。
図2は、本システムを情報処理装置上に構築し、ソフトウエア的に本システムを実現する場合の情報処理装置のシステム環境を示す図である。
同図において、情報処理装置は、CPU41、主記憶装置42、ハードディスク等の補助記憶装置43、ディスプレイ、キーボード等の入出力装置(I/O)44、モデム等のネットワーク接続装置45及びディスク、磁気テープなどの可搬記憶媒体から記憶内容を読み出す媒体読取り装置46を有し、これらが互いにバス48により接続される構成を備えている。
図2の情報処理装置では、媒体読取り装置46により磁気テープ、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO等の記憶媒体47に記憶されているプログラムやデータを読み出し、これを主記憶装置42または補助記憶装置43にダウンロードする。そしてこのプログラムやデータをCPU41が実行することにより、図1の汎用エディタユニット1及び仮保存管理ユニット2の機能をソフトウエア的に実現したり、主記憶装置42や補助記憶装置43を種々のファイルを記憶する記憶ユニット3として使用したりする。
尚汎用エディタユニット1と仮保存管理ユニット2は、同一の情報処理装置上に構築しても良いし、ネットワーク接続された別々の情報処理装置上に構築しても良い。またネットワーク接続された複数の情報処理装置上にそれぞれ汎用エディタユニット1を構築し、これらによって編集される複数の管理対象ファイル31を、ネットワーク上の情報処理装置のいずれかに構築された1つの仮保存管理ユニット2が管理する構成としても良い。
次に第1の実施形態について説明する。尚第1の実施形態、及び後述する第2、第3の実施形態でのシステム構成は、上述した図1、2に示したシステム構成と基本的に同じになる。
第1の実施形態では、編集対象となっているファイルを保存する際、正式保存と仮保存をユーザに選択させ、正式保存のときは通常どおり更新した版数を付加して記憶し、仮保存のときは、編集内容が反映されていない元のファイルのバックアップファイルを保存する。そして特定期間(仮保存期間)を過ぎると、仮保存状態にあるファイルは、予め行なわれている設定に基づいて、破棄、正式版として保存等が自動的に行なわれる。これによりユーザは、仮保存されたファイルに対する管理を行なわなくても、仮保存したファイルに対しては事前に設定した処理が自動的に行なわれる。
図3は第1の実施形態における仮保存管理情報ファイル33に記憶されている仮保存管理情報の構成例に示す図である。
仮保存管理情報は、仮保存されたファイルに対する種々の設定を記憶する情報で、ファイルの保存管理システムは、仮保存管理情報ファイル33に仮保存管理情報が登録されたファイルを仮保存状態にあるものとして処理する。また後述する仮保存期間確認処理では、仮保存管理ユニット2はこの仮保存管理情報の設定に基づいて各TEMPファイル32に対する処理を行なう。
同図に示す構成では、仮保存管理情報として、情報番号([X])、仮保存ファイルを行なった元のファイル名と保存場所のパスを示す仮保存ファイル名称情報(FILE)、仮保存ファイル(TEMPファイル32)のファイル名と保存場所(TEMPフォルダ)のパスを示す仮保存/バックアップファイル名(TMPFILE)、この仮保存ファイルの仮保存期間が終了する日時を示す保証日時情報(DATE)及び保証日時経過後の動作を示す期日動作タイプ(ACTION)が仮保存管理情報ファイル33に記憶されている。尚以下の説明では、情報番号が符せられた、仮保存管理情報中の仮保存状態にある1つのファイル分の情報をファイル管理情報という。
図3の例では、情報番号1のファイル管理情報には、仮保存ファイル名称情報(FILE)としてパスC:¥tempにあるaaa.txtというファイルが仮保存状態にある仮保存ファイルであること、仮保存/バックアップファイル名(TMPFILE)としてパスC:¥tempにあるaaa.txtというファイルが仮保存ファイルのTEMPファイルであること、仮保存期間の満了日時が2003年12月17日12時30分00秒であること、期日動作タイプが保存警告(PROMOTE_SAVE)であることが情報として設定されている。
尚期日動作タイプには、保証期日経過時に警告を行なう保存警告(PROMOTE_SAVE)、保証期日経過時に正式保存を行なうか問い合わせを行なう保存問合せ(ASK_SAVE)、保証期日経過時に強制的に正式保存として保存を行なう強制保存(FORCE_SAVE)、仮保存ファイルを破棄して仮保存を行なう前の状態に戻す仮保存中止(DONT_SAVE)が有る。
上記構成において、例えばユーザがプログラムを作成し、デバッグの為にソースコードを一時的に修正する場合を考えると、このソースコードの修正は一時的なものであるので、デバッグが終了した時点で元の正式なソースコードに戻す必要があるが、このようなとき、第1の実施形態では、デバッグ用の一時的な修正を施したファイルを仮保存として保存し、またこのとき仮保存期間経過後の処理として仮保存中止(DONT_SAVE)を設定しておく。これにより、仮保存ファイルを用いてコンパイル等デバックに必要な処理を行なうことが出来、また仮保存期間が経過すると、この一時的に修正されたファイルは、修正を施す前の元のソースコードに自動的に戻される。
図4は、第1の実施形態における汎用エディタユニット1が行なう動作処理を示すフローチャートである。
ステップS1としてユーザに編集対象となるファイルを管理対象ファイル31内から指定させ、そして指定されたファイルをオープンする(ステップS2)。
そして、このオープンされて編集対象となったファイルをユーザが編集を行なうと、汎用エディタユニット1は、ユーザからの入力指示に対応する処理を行ない(ステップS3)、ユーザによってファイルの保存指定があるまでこの処理を繰り返す(ステップS4、N)。
ファイルの編集途中や、編集の終了後にユーザからファイルの保存指定があると(ステップS4、Y)、ステップS5としてこの保存を仮保存とするか正式保存とするかをユーザに指定させる。そして汎用エディタユニット1は、対象ファイルのファイル名と共に仮保存/正式保存の指定の通知を行なって仮保存管理ユニット2に仮保存処理を依頼し、仮保存管理ユニット2は、後述する仮保存処理を行なった(ステップS6)後、処理を汎用エディタユニット1に戻す。
汎用エディタユニット1は、ステップS7として保存指示されたファイルを保存し、ユーザから処理の終了指示がなければ(ステップS8、N)、ステップS3に処理を戻してユーザによる編集処理を続け、処理の終了指示があれば(ステップS8、Y)、ステップS9として編集対象ファイルをクローズした後、本処理を終了する。
図5は、仮保存管理ユニット2が行なう仮保存処理の動作処理を示すフローチャートである。同図の処理は図4のステップS6に該当する。
ファイル修正した後、ユーザがそのファイルを正式保存とするか或いは仮保存とするかの指定と共にファイルの保存を指示すると、汎用エディタユニット1は、仮保存管理ユニット2に仮保存処理を依頼する。
この仮保存処理では、仮保存管理ユニット2は、仮保存が指定されていた場合には、仮保存が指定されたファイルに対して、保存処理が行なわれる前の編集内容が反映されていない管理対象ファイル31のバックアップファイルをTEMPファイル32として生成すると共に、このファイルに対する仮保存管理情報を仮保存管理情報ファイル33に登録して仮保存状態とする。また正式保存が指定されていた場合には、仮保存状態を解除する為バックアップファイルであるTEMPファイル32及び対応する仮保存管理情報を削除する。
汎用エディタユニット1から仮保存処理の依頼があると、仮保存管理ユニット2は、まずステップS11として、汎用エディタユニット1からの通知からファイルの保存命令が正式保存か仮保存かを判断する。その結果仮保存であったなら(ステップS12、N)、仮保存管理ユニット2は、ステップS16として、ユーザによって予め指定されたTEMPファイル32のフォルダに元のファイル(編集内容が反映される前の状態のファイル)をTEMPファイル32として保存する。そしてステップS17として、ユーザに保証日時と期間経過後の動作を問い合わせ、ユーザの応答から算出した保証日時と指定された保証日時後の動作を仮保存管理情報として仮保存管理情報ファイル33に書き込んだ後、本処理を終了して汎用エディタユニット1に制御を戻す。
またステップS12において、正式保存と判断したとき(ステップS12、Y)、仮保存管理ユニット2は、ステップS13として仮保存管理情報ファイル33内に保存指定されたファイルと同一ファイル名が存在しないか調べ、同一ファイル名が存在する場合はそのファイルは仮保存状態であると判断する。
ステップS13の判断の結果、処理対象となっているファイルが、仮保存状態に無いと判断した場合は(ステップS14、N)、通常のファイル保存を行なう為、本処理を終了して汎用エディタユニット1に制御を戻す。
またステップS14において、処理対象ファイルが仮保存状態にあると判断した場合は(ステップS14、Y)、仮保存されているファイルを正式保存にする為に、仮保存管理ユニット2は仮保存管理情報内の仮保存/バックアップファイル名(TMPFILE)を調べて、ステップS15としてバックアップファイルであるのTEMPファイル32を削除し、また管理ファイルから指定ファイルの情報を削除(これを正式保存処理と呼ぶ)した後、本処理を終了して汎用エディタユニット1に制御を戻す。
この図4、図5に示した処理によって、管理対象ファイル31は、ユーザの指示に基づいて仮保存若しくは正式保存される。そして仮保存状態となったファイルは、仮保存管理情報ファイル33内に仮保存期間及び仮保存期間終了後の処理が設定され、仮保存期間が終了すると、この設定に基づいて仮保存ファイルに対して正式保存、破棄等の処理が次に説明する仮保存期間確認処理において行なわれる。
図6は、仮保存管理ユニット2によって実行される仮保存期間確認処理における動作を示すフローチャートである。
仮保存期間確認処理は、一定期間毎に仮保存管理ユニット2によって行なわれる処理で、仮保存状態にある各ファイルが仮保存期間を終了していないかチェックする。
本処理が開始されると、まずステップS21として、仮保存管理ユニット2は、仮保存管理情報ファイル33から情報を一括して取得し、メモリ上に展開する。この時のデータ構造の一例を図7に示す。
図7のデータは、仮保存状態にあるファイルに対するファイル管理情報毎に構成されたリストデータ構造を持つ。同図では、情報番号1のファイル管理情報が情報番号2のファイル管理情報をポイントし、情報番号2のファイル管理情報が情報番号3のファイル管理情報をポイントするという構成のリスト構造を持ち、各ファイル管理情報には、情報番号、仮保存ファイル名称情報(FILE)に対応するファイルパス、仮保存/バックアップファイル名(TMPFILE)に対応するTEMPファイルパス、日時情報(DATE)に対応する保証日時、期日動作タイプ(ACTION)に対応する動作フラグ及び次のファイル管理情報へのポインタ値が記憶されている。
以降の処理は、この図7に示したデータを用い、このデータ上に登録されている各ファイルに対して順次ステップS22以降の処理を行ない、処理が完了したファイルのデータは削除してゆく。
ステップS22として、仮保存管理ユニット2は、図7のリストデータの中からまだ処理を行なっていないファイルのファイル管理情報を取り出し(ステップS22、Y)、ステップS23としてこのファイルに対して保存期日確認処理を実行する。この保存期日確認処理では、ファイル管理情報に指定されている保証日時と現在の時刻であるシステム時刻を比較し、保証日時を過ぎていないか確認する。そして仮保存期間が終了しておらず、保証日時を過ぎていない場合は(ステップS24、N)、ステップS22に処理を戻し、図7のリストデータ中の次の未処理ファイルのファイル管理情報に処理対象を移す。
ステップS24において、保証日時を過ぎている場合は(ステップS24、Y)、ステップS25としてファイル管理情報内に指定されている動作フラグをチェックする。
その結果、動作フラグとして「保存問合せ(ASK_SAVE)」が指定されていた場合(ステップS26、Y)、ユーザにこのファイルを正式保存するかどうかを問い合わせる。そしてユーザから正式保存の指定があれば(ステップS29、Y)、ステップS31として正式保存処理を実行後に、ユーザから正式保存の指定が無ければ(ステップS29、N)、そのまま処理をステップS22に戻し、図7のリストデータ中の次の未処理ファイルのファイル管理情報に処理対象を移す。
またステップS24で調べた動作フラグが「強制保存(FORCE_SAVE)」を示していた場合(ステップS26、N:ステップS30、Y)、ユーザに対して問い合わせを行なわずに、ステップS31の正式保存処理を実行する。そして、処理をステップS22に戻し、図7のリストデータ中の次の未処理ファイルのファイル管理情報に処理対象を移す。
またステップS24で調べた動作フラグが「保存警告(PROMOTE_SAVE)」を示していた場合(ステップS30、N:ステップS32、Y)、ステップS33として正式保存を促すメッセージを表示してユーザに保存の警告を行なった後、処理をステップS22に戻し、図7のリストデータ中の次の未処理ファイルのファイル管理情報に処理対象を移す。
またステップS24で調べた動作フラグが「仮保存中止(DONT_SAVE)」を示していた場合(ステップS30、N:ステップS32、N)、ステップS34として更新中のファイルをバックアップとして保存してあるTEMPファイルに置き換える。
そしてステップS22において、全ての管理情報に対して処理を完了したと判断すると(ステップS22、Y)、本処理は終了する。
尚ステップS31の正式保存処理では、TEMPファイル32及び仮保存管理情報ファイル33内の対応するファイル管理情報の削除を行なって仮保存状態を解除することにより、ファイルを正式保存に変更する。
第1の実施形態のシステムでは、仮保存状態にあるファイルに対する管理が自動的に行なわれるので、ユーザが管理する必要がなくなる。また、仮保存期間を設けたことにより、正式保存への修正忘れ等、仮保存されたファイルへの処理忘れを防ぐことができる。
よってユーザは、編集中または編集処理を終了した時点でその編集内容を正式ファイルとして保存するか否かをすぐに決めなくとも、保留状態にして別の仕事を進めることが出来、その後でいつでも自由に正式保存または破棄の指示を行なうことが出来る。また、たとえ後に行なうべき正式保存または破棄の指示を忘れてしまったとしても、仮保存期間が経過すると自動的に正式保存または破棄が行なわれたり、ユーザに問い合わせが行なわれる。
尚第1の実施形態の仮保存処理では、仮保存されたファイルのバックアップファイルであるTEMPファイル32をユーザによって予め指定されたフォルダ(TEMPフォルダ)に保存しておく構成としたが、仮保存管理ユニット2が管理するフォルダに保存する構成としても良い。
また、第1の実施形態の仮保存期間確認処理では、この処理を開始する毎に初期処理として仮保存管理情報ファイル33から仮保存管理情報を一括取得し、図7に示したデータ構造に変換してメモリ上に展開していたが、常駐プログラムが常にメモリ上に仮保存管理情報を保持する構成としてもよい。
次に第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、仮保存状態にあるファイルを他の仮保存状態にあるファイルと対応付けることによって、仮保存期間を対応付けた他のファイルの仮保存期間が更新されると対応付けられたファイルの仮保存期間も合わせて更新されるようにしたものである。これにより、1つの文書やプログラム等が複数のファイルから構成される場合などにおいて、最後に仮保存期間が設定されたものに他のファイルの仮保存期間を合わせたり、最も仮保存期間が遅いものに他のファイルの仮保存期間を合わせたりすることが出来る。
第2の実施形態では、仮保存管理情報ファイル33に記憶される仮保存管理情報に、第1の実施形態で示したものの他に、ファイルの仮保存期間が他のどのファイルの仮保存期間に依存するかを示す期日確定要因情報を新たに追加する。これにより、第2の実施形態では、他のファイルの仮保存期間の満了に合わせて、仮保存状態にあるファイルに対する処理が実行される。
尚第2の実施形態において、期日確定要因として自ファイルを指定することにより、他ファイルと依存関係が無い第1の実施形態と同様の動作も実現することが出来る。
複数の人で1つのプロジェクトのプログラムを作成する際には、ある修正個所を有効にする為には、他の人が作成中の別のファイルの修正が完了してから出ないと、正式な更新できない場合がある。このような場合、一人が先にファイル修正を終え、他の人による修正が完了してから仮保存ファイルを正式保存とするとき、第2の実施形態では、期日確定要因情報に他の人のファイルとの依存関係を設定しておくことにより、他の人が作成中のファイルの仮保存期間終了に合わせて、自動的に正式保存が実行される。
図8に第2の実施形態における仮保存管理情報ファイル33内の仮保存管理情報の例を示す。
同図において、仮保存管理情報として図3に示した情報番号([X])、仮保存ファイル名称情報(FILE)、仮保存/バックアップファイル名(TMPFILE)、日時情報(DATE)及び期日動作タイプ(ACTION)に加え、上記した期日確定要因情報としてファイル情報番号(FACTOR)及び仮保存管理情報のバージョン(VERSION)が記録されている。
ファイル情報番号(FACTOR)は、期日確定要因として関連付けられたファイルをそのファイルの仮保存管理情報内の情報番号によって示す情報である。また仮保存管理情報のバージョン(VERSION)は、ファイル管理情報のバージョンを示す情報である。
また第2の実施形態において、図6に示す仮保存期間確認処理のステップS21でメモリ上に展開される管理情報のデータ構造を図9に示す。
図9のデータは、図7の第1の実施形態の場合と比較すると、ファイル情報番号(FACTOR)に対応する期日確定要因番号、及び仮保存管理情報のバージョン(VERSION)に対応する情報バージョンが各ファイル管理情報の要素として加わっている。
第2の実施形態における汎用エディタユニット1の処理フローと、仮保存管理ユニット2の仮保存処理の処理フロー及び保存期間確認処理の処理フローは、図4、図5、図6に示す第1の実施形態の処理フローとほぼ同じとなるが、以下の点において異なる。
第2の実施形態では、仮保存時に仮保存管理情報にそのファイルを関連させたファイルを示すファイル情報番号(FACTOR)を設定するので、仮保存処理において、図5のステップS17で、「仮保存期間」、「期間経過後の動作」に加え、依存関係を設定するファイルのファイル名である「期日確定要因ファイル」のファイル名をユーザに問い合わせる。そしてユーザによって指定された期日確定要因ファイルのファイル名は、仮保存管理情報内を検索してそのファイル名と一致するの管理番号を抽出することによって仮保存管理情報内の管理番号に変換されて、仮保存管理情報内のファイル情報番号(FACTOR)として仮保存管理情報ファイル33に設定保存される。
またこのステップS17で、仮保存管理情報ファイル33に仮保存管理情報を設定する際、仮保存管理情報のバージョン(VERSION)をインクリメントして更新(新規の場合、VERSION=初期値1を設定)する。そして後述する仮保存期間更新処理では、この仮保存管理情報のバージョン(VERSION)から新規や更新されたファイル管理情報を求め、これを元に仮保存期間の延長を行なう。
また第2の実施形態における仮保存管理ユニット2が実行する処理には、仮保存処理及び仮保存期間確認処理の他に新たに仮保存更新処理が追加される。
この仮保存更新処理では、更新されたファイル管理情報があると、そのファイルに関連したファイルの仮保存期間も変更する処理を行なう。
図10は、第2の実施形態で行なわれる仮保存期間更新処理における動作処理を示すフローチャートである。この仮保存期間更新処理は仮保存管理ユニット2によって行なわれる。
仮保存期間更新処理は、仮保存期間確認処理とは別にある一定期間毎に行なわれるもので、メモリ上で自己が管理している前回の処理で用いた仮保存管理情報と、仮保存管理情報ファイル33に記憶されている最新の仮保存管理情報とを比較し、ファイル管理情報の更新が為されたファイルと対応付けられているファイルの仮保存期間を更新していく処理である。
仮保存管理ユニット2は、前回の仮保存期間確認処理で用いた仮保存管理情報をメモリ上に管理しており、この仮保存管理情報内のファイル管理情報に対して、以下の確認処理を繰り返し実行する。
図10の処理が開始されると、まずステップS41として、仮保存管理情報ファイル33からファイル管理情報を1つ取得する。次にステップS42として、このファイル管理情報と同じファイルに対する管理情報を、仮保存管理ユニット2がメモリ上に管理している前回の処理で仮保存管理情報ファイル33から読み出した仮保存管理情報から探索する。この探索の結果、同じファイルへの管理情報がメモリ上の仮保存管理情報内に存在しなかったり、同じファイルのファイル管理情報は存在するが、両者のバージョン(VERSION)が同じであった場合(ステップS43、Y)、そのファイル管理情報は前回処理を行なったときから更新されていないので、ステップS44として、メモリ上の仮保存管理情報内の次の未処理のファイル管理情報に処理対象を移して、処理をステップS41に戻す。
ステップS43において、2つのファイル管理情報のバージョンが異なっていたら(ステップS43、N)、そのファイル管理情報は前回処理を行なったときから更新が為されているので、自ファイル情報更新処理として、メモリ上の仮保存管理情報内のファイル管理情報を、仮保存管理情報ファイル33から新しく取得した情報に更新する(ステップS45)。
次に他ファイル情報更新処理として、ステップS45で更新したファイル管理情報のファイルと依存関係にある他のファイル全てのファイル管理情報に対して仮保存期間及びバージョン(VERSION)の更新を行ない、メモリ上の仮保存管理情報の内容を更新する(ステップS47)。
このステップS47の他ファイル情報更新処理では、メモリ上の仮保存管理情報の先頭からステップS46の自ファイル情報更新処理で更新した情報の管理番号と一致する番号がファイル情報番号(FACTOR)に設定されているファイル管理情報を探索し、見つかったファイル管理情報に対してステップS46で更新されたファイル管理情報と同じ仮保存期間を設定し、またバージョン(VERSION)の値を1つ上げる。またこのとき、ステップS46で自ファイル情報更新処理を行なったファイルが既に仮保存期間が終了して、保証日時を過ぎていた場合は、他ファイル情報更新処理を行なったファイル管理情報内のファイル情報番号(FACTOR)に設定されているファイル管理情報を自身の管理番号に変更して、対応付けを解除する。
このステップS41〜S46の処理を仮保存管理情報ファイル33内の全てのファイル管理情報に対して行ない(ステップS47、N)、全てのファイル管理情報に対して処理を終了したら(ステップS47、Y)、ステップS46の他ファイル情報更新処理で更新されたファイル管理情報を仮保存管理情報ファイル33内に反映させて仮保存管理情報を更新する(ステップS48)。
次に、ステップS49としてメモリ上の仮保存管理情報内のファイル管理情報の内、仮保存期間を経過したものがあるか調べ、無ければ(ステップS49、N)、本処理を終了し、仮保存期間を経過したものがあれば(ステップS49、Y)、メモリ上の仮保存管理情報からそのファイル管理情報を削除して本処理を終了する。
この第2の実施形態のシステムでは、ファイルを仮保存する際、他の仮保存ファイルと対応付け、対応付けられたファイルと仮保存期間を自動的に合わせる事が出来るので、複数のユーザによって作成する場合や、複数のファイルによって構成される場合であっても、関連する他のファイルの仮保存期間の終了をユーザが意識している必要は無く、依存関係のあるファイルに合わせて動的に仮保存期間が更新される。よって、ファイルに関連性がある場合においても、仮保存されたファイルへの処理忘れを防ぐことができる。
従って、あるファイルの修正の終了を待ち、終了を通知されてから関連するファイルを全て更新するというような非常に面倒で、無駄の多い作業を行なわなくても、修正の終了を待っているファイルが仮保存期間を変更した時に、自動的に関連する他のファイルの仮保存期間もチェックされ、更新されるので、確認する手間が省ける。
尚上記例では、ファイル情報番号(FACTOR)によって関連ファイル付けるファイルを1つにしているが、ファイル情報番号(FACTOR)に複数のファイルを設定し、服すのファイルと関連付けるようにしてもよい。
また関連付けは、ファイルのみに限らず、例えば予め指定したファイルを、指定したユーザが修正確定したり、或いは更新時期がきて確定した場合に、他の関連ファイルが確定される等、ファイル補正を行ったユーザも決定要因としてもよい。
次に第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、汎用エディタユニット1として汎用のアプリケーションプログラムを用い、このアプリケーションプログラムによるフアイルのオープン/クローズを検出した仮保存管理ユニット2が、ファイルの管理処理を行なうものである。この第3の実施形態では、汎用エディタユニット1によるファイルのオープン/クローズをOSによる割り込み検出を用いるので、第1、第2の実施形態のように、汎用エディタユニット1に仮保存を行なう際にユーザが仮保存を指定する為の指定インターフェースを組み込む必要が無く、汎用のアプリケーションプログラムをそのまま用いることが出来る。
図11は、第3の実施形態における汎用エディタユニット1及び仮保存管理ユニット2の動作処理を示すフローチャートである。
尚第3の実施形態では、汎用エディタユニット1の動作は説明簡略化のため、図11では必要最小限の部分のみが記載されている。
同図においてユーザがファイルの編集を行なうため汎用エディタユニット1を起動させると、汎用エディタユニット1はステップS71としてユーザに編集対象となるファイルを管理対象ファイル31内から指定させ、そして指定されたファイルをオープンする(ステップS72)。
そして、このオープンされて編集対象となったファイルをユーザが必要に応じて編集を行なうと、ステップS73としてユーザからの入力指示に対応する編集処理を行なう。
そして汎用エディタユニット1は、ステップS74としてユーザが必要に応じて保存指示した編集内容を反映させてファイルを保存し、ステップS75として編集対象ファイルをクローズした後、処理を終了する。
この一連の汎用エディタユニット1による動作処理に対して仮保存管理ユニット2は、ステップS72のファイルのオープンをOSを介した割り込み検出によって検出すると、ファイルオープン検出処理を行なう。
このファイルオープン検出処理では、ステップS81として、当該ファイルをオープンした端末上にメッセージウインドウ1の内容を通知する。
図12(a)は、メッセージウインドウ1の例を示す図で、同図のようなメッセージがファイルの編集を行なっているユーザの画面上に表示されて、ファイルがオープンされた旨、また自動的にバックアップファイルが作成され、仮保存状態になることがユーザに通知される。
次に仮保存管理ユニット2は、オープンされたファイルのファイル名が仮保存管理情報ファイル33の仮保存管理情報に登録されているかどうかをチェックし、そのファイルが仮保存状態にあるかどうかを調べる。その結果、仮保存状態に無ければ(ステップS82、N)、ステップS89としてそのファイルの内容をTEMPファイルにコピーしてバックアップを行なった後ファイルオープン検出処理を終了する。
またステップS82で、オープンされたファイルが仮保存状態にあると判断されれば(ステップS82、Y)、ステップS83として図12(b)に示すメッセージウインドウ2の内容をユーザの端末上に通知する。このメッセージウインドウ2では、ユーザにオープンされているファイルが現在仮保存状態にあることを通知し、また前回の仮保存状態を維持するか、前回の仮保存状態を正式保存にするか、及び前回の仮保存状態を破棄するかのいずれかを選択させる。
このメッセージウインドウ2による選択に対しユーザが前回の仮保存状態の維持を選択した場合は(ステップS84、維持)、ファイルオープン検出処理を終了する。またユーザが前回の仮保存状態を正式保存を選択した場合は(ステップS84、正式保存)、ステップS88として仮保存状態を解除後、ステップS89としてそのファイルの内容をTEMPファイルにコピーした後このファイルオープン検出処理を終了する。
ステップS84において、ユーザが前回の仮保存状態を破棄を選択した場合(ステップS84、破棄)、ステップS85として図12(c)に示すメッセージウインドウ3の内容をユーザの端末上に通知する。このメッセージウインドウ3では、現在オープンしているファイルを仮保存前の状態に戻すので、ファイルの編集処理を中止するようにユーザに通知している。
次に汎用エディタユニット1においてステップS75のファイルのクローズ処理が行なわれ、このことをOSを介した割り込み検出によって検出すると、仮保存管理ユニット2は、ステップS86としてTEMPファイルの内容をクローズされたファイルにコピーし、ステップS87としてTEMPファイルを削除後、このファイルオープン検出処理を終了する。
また汎用エディタユニット1においてステップS75のファイルのクローズ処理が行なわれると、仮保存管理ユニット2はこれをOSの割り込み検出を用いて検出し、ファイルクローズ検出処理を行なう。
このファイルクローズ検出処理では、まずステップS91として、仮保存管理情報ファイル33を調べ、クローズされたファイルが仮保存状態にあるかどうかを判断し、その結果仮保存状態に無ければ(ステップS91、N)、本処理は終了する。
ステップS91において、仮保存状態にあれば、クローズされたファイルと仮保存ファイルであるTEMPファイルの内容を比較し、その結果同じであれば(ステップS92、N)、本処理は終了する。
ステップS92において、クローズされたファイルと仮保存ファイルとで内容が異なる場合(ステップS92、Y)、ステップS93としてこり保存を設定する旨の通知を行なう、図12(d)に示すメッセージウインドウ4の内容をユーザの端末上に通知する。
同図のメッセージウインドウ4では、仮保存を行なう旨の通知し、また仮保存期間、及び仮保存期間終了後の処理内容をユーザに指定させる。そしてメッセージウインドウ4上でユーザが指定した内容に応じて、仮保存管理情報ファイル33内の仮保存管理情報を書き換えて記憶し、当該ファイルを仮保存状態として本処理を終了する。
このように第3の実施形態では、ファイルのオープン/クローズをOSの割り込み検出機能を用いて仮保存管理ユニット2が検出するので、汎用エディタユニット1には、ユーザが仮保存を指定する為の指定インターフェースを組み込む必要が無く、汎用のアプリケーションプログラムをそのまま用いることが出来る。
またこの第3の実施形態では、入替処理機能を新たに追加することが出来る。
この入替処理では、仮保存処理時に保存されたTEMPファイル32と、現在編集対象としているファイルを入れ替えるものである。この機能により、容易に編集前の状態に戻すことが出来、また編集を加えたファイルをTEMPファイル32として登録することが出来る。
尚この入替処理機能を追加する際には、汎用エディタユニット1にこの入替処理機能を特定のキー等に割り当てるプラグイン等を追加する必要がある。
図13は、第3の実施形態のシステムに入替処理機能を加えた場合の、動作処理を示すフローチャートである。
本処理では、まずステップS101として、入替処理機能がユーザによって押下される等入替指定があるかどうかを判断し、入替指定がなければ(ステップS101、N)、本処理を終了し、入替指定があれば(ステップS101、Y)、ステップS102として、現在編集対象としているファイルと対応するTEMPファイルの内容を入れ替えて、本処理を終了する。
本実施形態におけるファイルの保存管理システムの構成例を示す図である。 本システムを情報処理装置上に構築し、ソフトウエア的に本システムを実現する場合の情報処理装置のシステム環境を示す図である。 第1の実施形態における仮保存管理情報ファイルに記憶されている仮保存管理情報の構成例に示す図である。 第1の実施形態における汎用エディタユニットが行なう動作処理を示すフローチャートである。 仮保存処理の動作処理を示すフローチャートである。 仮保存期間確認処理における動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるメモリ上に展開された仮保存管理情報のデータ構造を示す図である。 第2の実施形態における仮保存管理情報ファイル内の仮保存管理情報の例を示す。 第2の実施形態におけるメモリ上に展開された仮保存管理情報のデータ構造を示す図である。 第2の実施形態で行なわれる仮保存期間更新処理における動作処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における汎用エディタユニット及び仮保存管理ユニットの動作処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるメッセージウインドウの例を示す図である。 第3の実施形態における入替処理機能を実現する動作処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 汎用エディタユニット
2 仮保存管理ユニット
3 記憶ユニット
31 管理対象ファイル
32 TEMPファイル
33 仮保存管理情報ファイル
41 CPU
42 主記憶装置
43 補助記憶装置
44 入出力装置
45 ネットワーク接続装置
46 媒体読取装置
47 媒体
48 バス

Claims (12)

  1. 仮保存されたファイルに対する管理情報である仮保存管理情報及び仮保存されたファイルの編集を行なう前のデータを記憶する記憶手段と、
    ファイルを保存するとき、仮保存としてファイルを保存するか否かをユーザに選択させる仮保存指定手段と、
    ユーザが仮保存を選択したとき、保存対象となっているファイルの編集前のデータを前記記憶手段に保存し、また当該保存対象となっているファイルに対する仮保存期間を示す日時情報及び仮保存期間終了後の処理を示す動作情報を前記仮保存管理情報として前記記憶手段に記憶する仮保存管理手段と、
    前記記憶手段に記憶されている仮保存管理情報に基づいて前記仮保存されたファイルの前記仮保存期間が終了したか否かを定期的に判定する判定手段と、
    前記判定手段が前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルを、前記動作情報に基づいて処理する仮保存ファイル処理手段と
    を備えることを特徴とするファイル保存管理装置。
  2. 前記仮保存ファイル処理手段は、前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルを、前記記憶手段が記憶している前記編集を行なう前のデータを用いて、編集前の状態に戻すことを特徴とする請求項1に記載のファイル保存管理装置。
  3. 前記仮保存ファイル処理手段は、前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルに対して、該ファイルを編集前の状態に戻すか否かをユーザに選択させることを特徴とする請求項1に記載のファイル保存管理装置。
  4. 前記仮保存ファイル処理手段は、前記記憶手段に記憶されている、前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルに対する前記仮保存管理情報及び前記編集を行なう前のデータを削除して仮保存状態を解除することを特徴とする請求項1に記載のファイル保存管理装置。
  5. 前記仮保存ファイル処理手段は、前記記憶手段に記憶されている、前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルに対して、前記仮保存管理情報及び編集を行なう前のデータを削除して仮保存状態を解除するか否かをユーザに選択させることを特徴とする請求項1に記載のファイル保存管理装置。
  6. 前記仮保存期間中にあるファイルをユーザが編集対象としたとき、当該ファイルを前記編集前の状態に戻すか否かをユーザに選択させる手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載のファイル保存管理装置。
  7. ユーザによって、前記仮保存期間中にあるファイルに対して入替指示が為されたとき、前記記憶手段に記憶されている当該入替指示が為されたファイルに対応した前記編集前のデータと当該入替指示が為されたファイルとを入れ替える入替手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載のファイル保存管理装置。
  8. 前記ファイルの編集は、ファイルを保存する際に前記仮保存を指定することのできない任意のアフリケーションフログラムによって行われ、前記仮保存指定手段は、当該アプリケーションプログラムによるファイルの保存を検出して該ファイルに対する仮保存の管理を行なうことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載のファイル保存管理装置。
  9. 前記仮保存指定手段は、仮保存としてファイルを保存することをユーザが選択した際、ユーザに前記仮保存期間をも指定させ、前記仮保存管理手段は、当該ユーザに指定された仮保存期間を示す日時情報を前記仮保存管理情報として前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載のファイル保存管理装置。
  10. 前記仮保存指定手段は、仮保存としてファイルを保存することをユーザが選択した際、ユーザに前記動作情報をも指定させ、前記仮保存管理手段は、当該ユーザに指定された動作情報を前記仮保存管理情報として前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つに記載のファイル保存管理装置。
  11. 前記仮保存管理手段は、前記保存対象となっているファイルと関連付けられたファイルを指定する期日確定要因情報を前記仮保存管理情報として前記記憶手段に記憶し、前記仮保存期間の変更に対して、当該仮保存期間が変更されたファイルと関連付けられているファイルの仮保存期間を変更する仮保存期間更新手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載のファイル保存管理装置。
  12. 情報処理装置内で実行されるプログラムであって、
    ファイルを保存するとき、仮保存としてファイルを保存するか否かをユーザに選択させる機能と、
    ユーザが仮保存を選択したとき、保存対象となっているファイルの編集前のデータを保存し、また当該保存対象となっているファイルに対する仮保存期間を示す日時情報及び仮保存期間終了後の処理を示す動作情報を仮保存されたファイルに対する管理情報である仮保存管理情報として記憶する機能と、
    記憶されている前記仮保存管理情報に基づいて前記仮保存されたファイルの前記仮保存期間が終了したか否かを定期的に判定する機能と、
    前記仮保存期間が終了したと判定されたファイルを、前記動作情報に基づいて処理する機能と
    を実現するプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010170165A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Meidensha Corp データ複製方式、複製方法およびプログラム

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