JP2005182055A - 放射ディスプレイ、放射ディスプレイを設定する方法、および放射ディスプレイを交換する方法 - Google Patents

放射ディスプレイ、放射ディスプレイを設定する方法、および放射ディスプレイを交換する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 有機発光ダイオード(OLED)のディスプレイタイル等の設定可能な放射ディスプレイタイルを提供する。
【解決手段】 OLEDタイルアセンブリは、独立したディスプレイとして、または、タイル状に配置される一層大きなディスプレイを形成する1組のOLEDディスプレイタイル内で、作動可能である。OLEDタイルアセンブリ(100)は、電源(158)と、冷却ファン(160)および冷却ブロック(146)を有する冷却システムと、プロセッサを有する制御板(154)、OLEDボード(142)、および基板(140)を含む制御システムと、デジタル映像インターフェイスおよび自動アドレス指定システムを備える。この発明はさらに、タイル状に配置されるOLEDディスプレイを最初に組立て、自動設定し、較正する方法と、タイル状に配置される一層大きなディスプレイにおいて1つ以上のOLEDタイルアセンブリを交換、追加、または除去する方法とを含む。
【選択図】 図1C

Description

発明の分野
この発明は、モジュール方式かつ大画面の放射ディスプレイ、たとえば有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ等に関する。この発明は、特に、独立しており交換可能なタイルからなる拡大縮小可能なディスプレイに関する。また、この発明は、タイル状に配置されるディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイを自動的に設定するための方法と、タイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイにおいてタイルを交換するための方法とを提供する。
発明の背景
OLED技術は、電極間に挟まれてDC電流を受けるとさまざまな色の強い光を生じる有機発光材料を取入れている。これらのOLED構造を組合せて、1つのディスプレイか、または完全なディスプレイの1枚のタイルを構成する絵素または画素にすることができる。また、OLEDは、個別の発光素子として、または、発光アレイもしくはディスプレイのアクティブな素子として、時計、電話、ラップトップコンピュータ、携帯無線呼出し機、セルラー式電話、計算機などのフラットパネルディスプレイ等のさまざまな用途においても有用である。これまで、OLEDの発光アレイまたはディスプレイの使用は、上述の用途等の小画面の用途にほぼ限られてきた。
しかしながら、現在、市場では、ディスプレイのサイズをカスタマイズする柔軟性を有する、より大きなディスプレイが求められている。たとえば、広告主は、物資の販売用に標準サイズを用いるが、これらのサイズは場所に基づいて異なる。したがって、英国(United Kingdom)用の標準的なディスプレイのサイズは、カナダ(Canada)またはオーストラリア(Australia)のものとは異なる。加えて、広告主は、見本市において、持ち運びが容易でかつ組立および解体が容易な、明るく、人目を引き、柔軟性のあるシステムを必要とする。カスタマイズが可能な大型のディスプレイシステムを求めて成長しつつあるさらに別の市場が、コントロールルームの業界である。ここでは、最大表示量、最大表示品質、および最大視野角が極めて重要である。業界は、より高い品質と、より大きな光出力とを有する大画面のディスプレイ用途に対する需要により、これまでのLEDおよび液晶ディスプレイ(LCD)に取って代わる代替的な表示技術に目を向けるようになった。たとえばLCDは、大画面のディスプレイ市場が望む、明るく大きな光出力、より大きな視野角、ならびに高解像度および高速度の要求仕様を提供することができない。それとは対照的に、OLED技術は、高解像度およびより広い視野角において、明るく鮮明な色彩を保証する。しかしながら、大画面のディスプレイ用途、たとえば屋外または屋内の競技場のディスプレイ、販売広告用の大型ディスプレイ、および一般大衆向け情報用のディスプレイにおいて、OLED技術の使用は、まだ始まったばかりである。
大画面のディスプレイは、モジュール方式のディスプレイまたはタイル状に配置されるディスプレイであることが多く、これらのディスプレイは、より大きなタイルに組合されることになる、より小さなモジュールまたはディスプレイで形成される。タイル状に配置されるこれらのディスプレイは、他のタイルとさらに組合せて任意のサイズおよび形状のディスプレイを作成することのできる完全なユニットとして製造される。しかしながら、タイル状に配置されるディスプレイを形成する個々のタイルは一般に、完全なディスプレイとして単独で作動することができない。独立したディスプレイとしてスタンドアロン式に作動し得るか、または、1組のタイル内で作動して、タイル状に配置される一層大きな
ディスプレイを形成し得るOLEDタイルが必要とされる。したがって、システムアーキテクチャの複雑性を減じる拡大縮小可能なOLEDディスプレイタイルと、設置時にOLEDタイルを自動的に関連付けかつ設定する方法とが、さらに必要とされる。最後に、分散処理および並列処理を可能にすることによってシステム処理の要求仕様全般の複雑性を減じる、拡大縮小可能なOLEDディスプレイタイルが必要とされる。
タイル状に配置されるディスプレイの一例は、「タイル状に配置される電子ディスプレイ構造(Tiled electronic display structure)」と題されたWO 99/41732に記載されている。この’732の特許出願は、タイル状に配置され、かつ、タイルの縁部まで画素位置が規定されたディスプレイタイルで形成されたディスプレイ装置を記載している。各画素位置は、画素領域のほぼ25パーセントを占めるOLEDアクティブ領域を有する。各タイルは、表示データを格納するメモリと、タイル上での画素の操作および照明を制御する画素駆動回路とを含む。画素駆動回路はモジュールの背面上に配置されており、タイルの前面上の画素電極への接続部がビアによって形成される。このビアは、アクティブな画素材料によって占有されていない画素領域のうちの、選択された領域の一部を貫通する。タイルは、2つの部分、すなわち電子機器部およびディスプレイ部で形成される。これらの部分の各々は、いくつかの画素位置を被覆する接続パッドを含む。各接続パッドは、1つの行電極または列電極のみに対する電気的接続を形成する。ディスプレイ部上の接続パッドは、電子機器部上の対応する接続パッドに電気的に接続され、かつ、物理的に連結されて、完全なタイルを形成する。各タイルは、タイルの前部にガラス基板を有する。このガラス基板の前部に黒いマトリックス線が形成され、この黒いマトリックス線と同じ外観を有する縦仕切りにより、タイルが連結される。
WO 99/41732
’732の特許出願に記載された、タイル状に配置されるディスプレイは、タイルを相互接続して大きなディスプレイシステムを作成するための手段を提供するものの、この’732の特許出願は、システムアーキテクチャの複雑性を減じる拡大縮小可能なOLEDディスプレイタイルも、設置時にOLEDタイルを自動的に関連付けかつ設定する方法も提供していない。さらに、タイル状に配置されるこのOLEDディスプレイは、中央プロセッサで行なわれる計算に高帯域幅を必要とする。
発明の概要
この発明の目的は、拡大縮小可能であってシステム処理の要求仕様全般の複雑性を少なくする放射ディスプレイに加え、この放射ディスプレイを作動させる方法を提供することである。
この発明の別の目的は、拡大縮小可能であってシステムアーキテクチャの複雑性を少なくする放射ディスプレイに加え、この放射ディスプレイを作動させる方法を提供することである。
この発明のさらに別の目的は、設置時に、放射タイル、たとえばOLEDタイルを自動的に関連付けかつ設定する方法を提供することである。
上述の目的は、この発明に従った方法および装置によって達成される。
第1の局面において、この発明は、画像を表示するための、タイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイに関する。タイル状に配置される放射ディ
スプレイ、たとえばOLEDディスプレイは、機械的に共に結合される複数のOLEDタイルアセンブリと、表示されるべき画像に対してリアルタイムの計算を実施するための処理手段とを含む。この発明に従った処理手段は、複数の放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの全体に分散された分散処理手段であり、それによって各放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリは、画像の異なる部分を取扱ってリアルタイムの計算を実施するのに適する。各放射ディスプレイタイルアセンブリは、減じられていないデータ信号、すなわち、タイル状に配置される放射ディスプレイに表示されるべき画像に対応する画素情報を含むデータ信号を受けるように、そして、受信された、この減じられていないデータ信号を、放射ディスプレイ内のそのタイルアセンブリの位置に関連するパケットに構文解析するように、適合され得る。好ましくは、完全なデータ信号が、タイル状に配置されるディスプレイの放射ディスプレイタイルアセンブリのすべてに順に送信され、このデータ信号は、画像的に空間上拡大縮小可能なビットストリームである。タイルアセンブリには、ディスプレイタイルアセンブリに表示するために、拡大縮小可能なビットストリームの一部を選択するための手段、たとえばビットストリームを切り捨てるための切り捨て手段を設けることができ、たとえば、タイルアセンブリ上に存在するプロセッサは、ビットストリームの切り捨て等の簡単な動作により、タイルアセンブリに表示するのに必要とされる、ビットストリーム内のデータの一部の、リアルタイムの選択を実施することができる。
タイルは、その動作特性を自動的に設定することができ、設置時に互いに関連/通信して一体化したディスプレイを形成する。しかしながら、この通信は、シリアル接続内で隣接しない、ディスプレイ内の任意のタイルアセンブリ間におけるどのような相互通信もなしに、シリアル接続された2つのタイルアセンブリ毎の間で生じることが好ましい。タイルは、分散処理手段にアクセスするための電気的接続を有する。
タイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイは、各放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリにおいて必要に応じて画像の拡大または縮小を実施するのに適した分散処理手段を有し得る。画像の拡大または縮小のために、高レベルの変倍アルゴリズムを用いることができる。この高レベルの変倍アルゴリズムは、100%の精度の変倍アルゴリズムであり得る。
複数の放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの分散処理手段は、並列して作動する処理要素を含む。
放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリには、任意の適切な接続トポロジーを介して別の放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリにデータを送信するか、またはOLEDタイルアセンブリからデータを受信するためのデータ入力接続および/またはデータ出力接続を設けることができる。適切な接続トポロジーは、たとえばフィードアンドドロップライン、マルチライン接続、デイジーチェーン接続、またはスター接続である。さらに、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリには、フィードアンドドロップライン、マルチライン接続、デイジーチェーン接続、またはスター接続のうちの任意のものを介して別の放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリに電力を送信するか、またはOLEDタイルアセンブリから電力を受信するための電力入力接続および/または電力出力接続を設けてよく、または、別個の電力接続が存在してよい。
放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリには、電力およびデータの両方の送信を組合せることのできる1つのコネクタを設けることができる。
放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリには、設定データを格納するた
めのローカルな記憶手段をさらに設けることができる。この記憶手段は、好ましくは不揮発性メモリである。他のタイルが作動し続けている間も、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの修理が可能であるように、すなわちタイルのホットスワップが可能になり得るように、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルディスプレイを適合することもさらに可能である。このことは、電力およびデータのコネクタを切断せずにタイル内のコントローラまたは電源の交換が可能であることを意味し得る。このようにして、他のタイルがその動作を止める必要なく、タイルの内部を交換することができる。
さらに、この発明に従った、タイル状に配置されるディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイは、たとえばタイルを追加するか、または除去することによって調節可能なサイズを有し得る。減じられていないデータ信号(画素情報)を送信するため、タイル状に配置される放射ディスプレイ内のタイルの数に制限はない。なぜなら、同じデータ信号が、ディスプレイ内に存在するタイルの数に関係なく、すべてのタイルに送信されるためである。タイルは、セットアップ中の一度限りの初期化により、表示するために必要とするビットストリームのデータの一部を得ることができる。
第2の局面において、この発明は、タイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイを自動的に設定する方法に関し、このディスプレイは、機械的に共に結合される複数の放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリを含み、それによってタイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイは、画像を表示するように意図される。この方法は、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの各々に対し、コンテンツデータおよび通信データを導く際に使用するための一意のアドレスを割当てるステップと、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの各々に対し、各OLEDタイルアセンブリが表示されるべき画像のどの部分を示すかを指定する表示座標を配信するステップと、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの各々に対し、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリにローカルな記憶装置に格納された設定データを読出すことと、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリにローカルな分散処理手段でこの情報を用いて、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの解像度を設定することとにより、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリを設定するステップとを含む。
この方法はさらに、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの各々に対して一意のアドレスを割当てるステップの前に、タイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイにおいて放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの存在を検出するステップを含み得る。
加えて、ディスプレイ全体の輝度を整合するおよび/または個々の画素の不均一性を補正するために、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリを較正するステップも実施することができる。
さらに、この発明は、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの各々に対して一意のアドレスを割当てるステップの前に、タイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイを機械的に組立てて作動させるステップを含み得る。この機械的に組立てるステップは、1つの放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリから別のOLEDタイルアセンブリへのデータおよび/または電力に対し、フィードアンドドロップライン、デイジーチェーン接続、マルチライン接続、またはスター接続を設けるステップを含み得る。
第3の局面において、この発明は、画像を表示するように意図される、タイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイにおいて、少なくとも1つの放
射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリを交換する方法に関する。この方法は、タイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイにおいて少なくとも1つの放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリを機械的に交換するステップと、少なくとも1つの交換された放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリに対し、コンテンツデータおよび通信データを導く際に使用するための一意のアドレスを割当てるステップと、少なくとも1つの交換された放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリに対し、OLEDタイルアセンブリが表示されるべき画像のどの部分を示すかを指定する表示座標を割当てるステップと、交換された放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの各々に対し、少なくとも1つの放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリにローカルな記憶装置に格納された設定データを読出すことと、交換された放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリにローカルな分散処理手段でこの情報を用いて、放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの解像度を設定することとにより、少なくとも1つの交換された放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリを設定するステップとを含む。この方法は、タイル状に配置されるディスプレイからディスプレイタイルが除去されたことを検出して、除去されたタイルが表示していた画像の部分に関する情報を格納するステップも含み得る。この方法はさらに、除去されたタイルが表示していた画像の部分を新規のタイルに割当てるステップを含む。
この方法はさらに、ディスプレイ全体の輝度を整合するおよび/または個々の画素の不均一性を補正するために、少なくとも1つの交換された放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリを較正するステップを含み得る。
この方法は、一意のアドレスを割当てるステップの前に、タイルの数または配置が変更されたかどうかを判定するステップを含み得る。タイルの数または配置が変更されている場合、この方法はさらに、上述の設定する方法に従い、タイル状に配置される放射ディスプレイ、たとえばOLEDディスプレイを設定するステップを含み得る。
この方法はさらに、少なくとも1つの放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリを機械的に交換するステップを含むことができ、それにより、少なくとも1つの他の放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリからの、またはOLEDタイルアセンブリへのデータおよび/または電力に対し、異なる放射ディスプレイ、たとえばOLEDタイルアセンブリの接続が復元される。
例示的な実施例の詳細な説明
この発明は、特定の実施例に関して或る特定の図面を参照して説明されるが、この発明はそれに限定されず、請求項によってのみ限定される。記載される図面は概略的なものに過ぎず、限定的なものではない。図面では、例示のために、サイズが誇張されて縮尺通りに描かれていない要素もあり得る。
この発明は、OLEDディスプレイ、特にタイル状に配置されるOLEDディスプレイを参照して説明されているが、この発明はOLEDディスプレイに限定されず、任意の放射ディスプレイ、特にタイル状に配置される放射ディスプレイとともに用いることができる。放射ディスプレイは一般に、放射画素素子のアレイを含み、各画素素子または画素素子のグループは、任意の画像を表示するように個々にアドレス指定可能である。このようなディスプレイは、CRTディスプレイと区別するために、固定フォーマットのディスプレイと記されることが多い。「固定フォーマット」という用語は、画像を表示するために、固定位置にあるアドレス指定可能な画素素子が使用されることを指す。固定フォーマットは、ディスプレイが拡大縮小可能になり得ないこと、たとえばタイル状に配置され得な
いことを意味しない。適切な放射ディスプレイには、発光ダイオード(Light Emitting Diode(LED))ディスプレイ、ELディスプレイ等のエレクトロルミネッセントディスプレイ、プラズマ(Plasma)ディスプレイ等が含まれる。
以下においてOLEDディスプレイが参照されているが、このような参照は、任意の放射ディスプレイにも等しく充分に行なわれる。したがって、この発明の一局面では、設定可能なOLEDディスプレイタイルと、タイル状に配置される大画面のディスプレイ用途で使用するための関連する方法とが提供される。この発明の一実施例に従ったOLEDディスプレイタイルは、独立したディスプレイとして作動することができ、または代替的に、タイル状に配置されるより大きなディスプレイを形成する1組のOLEDディスプレイタイル内で作動することができる。また、この発明は、画素アレイのアセンブリも含むことができ、これらのアセンブリは、たとえばタイル状に配置されるディスプレイであり得、タイル状に配置され、かつ、それ自体がタイル状に配置されてスーパーモジュールとなるアレイで形成されたモジュールを含み得る。したがって、ディスプレイという語は、1つのアレイまたはアレイのグループにおける、1組のアドレス指定可能な画素を指す。いくつかのディスプレイユニットまたはタイルを互いに隣接した態様で配置して、より大きなディスプレイを形成することができ、すなわち、多数のディスプレイ素子を物理的に並べて配置し、それによって多数のディスプレイ素子が1つの画像として視認され得るようにする。この発明のOLEDディスプレイタイルまたはOLEDタイルアセンブリの物理的なハードウェア実現と、k×lのアレイのOLEDタイルアセンブリにより形成される、タイル状に配置された一層大きなディスプレイのアーキテクチャとにより、分散処理が提供される。この分散処理は、結果的に、ディスプレイのハードウェアシステムおよびソフトウェアシステムの複雑性を少なくし、それによって中央プロセッサによる高帯域幅の計算の必要性をなくす。
図1Aは、この発明の一実施例に従ったOLEDタイルアセンブリ100の視認可能な面の斜視図である。OLEDタイルアセンブリ100は、独立したディスプレイとして用いるのに適しており、または代替的に、1組のOLEDタイルアセンブリ100内で作動して、タイル状に配置される一層大きなディスプレイを形成することができる。OLEDタイルアセンブリ100は、図1Aに示すように、精密フレーム110と、精密フレーム110内に配置される複数のマスク112と、筐体114と、複数の位置決めプレートおよびピン116(位置決めプレートおよびピン116a、位置決めプレートおよびピン116b、位置決めプレートおよびピン116c、ならびに位置決めプレートおよびピン116d等)と、複数のクランプ要素118(アライメントタブ118aおよびアライメントタブ118b等)とを含む。
図1Bは、この発明の一実施例に従ったOLEDタイルアセンブリ100の、視認不可能な面の斜視図である。この図面では、OLEDタイルアセンブリ100が、複数の位置決めプレートおよび穴部120(位置決めプレートおよび穴部120a、ならびに位置決めプレートおよび穴部120b等)と、複数のアライメントスロット122(アライメントスロット122a等)とをさらに含み、これらのすべてが精密フレーム110内に配置されていることが明らかである。図1Bに示すように、筐体114内に、吸気口124、第1の排気口126、第2の排気口128、データ入力コネクタ130、データ出力コネクタ132、電力入力コネクタ134、および電力出力コネクタ136が配置される。
図1Cは、この発明の一実施例に従ったOLEDタイルアセンブリ100の分解図である。この図面において、OLEDタイルアセンブリ100が、図1Cに示すように、画像を表示するのに適した面である前部から後部の順に、OLEDモジュールアセンブリのアレイ138を含み、OLEDモジュールアセンブリのアレイ138の各々がさらに、マスク112と、基板140と、OLEDボード142と、任意に、或る量のアンダーフィル
材料144と、冷却ブロック146と、或る量のポッティング材料148と、円偏光子150とを含み、OLEDタイルアセンブリ100がさらに、複数のコネクタ152と、精密フレーム110と、制御盤154と、アセンブリブラケット156と、共にアセンブリブラケット156上に取付けられる電源(P/S)158および複数の冷却ファン160と、P/S158用の絶縁シート162と、筐体114とを含むことが明らかである。図1A、図1B、図1Cを参照して、OLEDタイルアセンブリ100のサイズが、OLEDモジュールアセンブリのアレイ138に応じて決定されることに注意されたい。この例では、3×3のアレイのOLEDモジュールアセンブリ138が示されている。しかしながら、OLEDタイルアセンブリ100は、この例に限定されない。むしろ、OLEDタイルアセンブリ100の物理的なサイズおよびその要素は、選択が可能な、n×mのアレイのOLEDモジュールアセンブリ138の設定に依存して変化することが考えられる。
図1A、図1B、および図1Cを参照して、OLEDタイルアセンブリ100の要素を以下に説明する。
精密フレーム110は、主たる機械的構造物として働き、その上および中に、OLEDタイルアセンブリ100の他の全要素が取付けられる。精密フレーム110は、適切な強度を有してOLEDタイルアセンブリ100の構造物を支持する任意の材料、たとえば軽量の金属合金で形成される。精密フレーム110のサイズは、精密フレーム110内に収容されるOLEDモジュールアセンブリ138の予め定められたアレイ設定に応じて決定される。精密フレーム110の第1の面上に、第1の位置決めプレートおよびピン116aならびに第2の位置決めプレートおよびピン116bが取付けられ、これらの間に第1のアレイタブ118aが位置付けられる。精密フレーム116の(第1の面に隣接する)第2の面上に、第3の位置決めプレートおよびピンならびに第4の位置決めプレートおよびピンが取付けられ、これらの間に第2のアライメントタブが位置付けられる。しかしながら、これらは図1Cの斜視図では視認できない。同様に、精密フレーム110の第3の面上に第1の位置決めプレートおよび穴部120aならびに第2の位置決めプレートおよび穴部120bが取付けられ、これらの間に第1のアライメントスロット122aが位置付けられる。精密フレーム110の(第3の面に隣接するが、図1Cでは視認できない)第4の面上に、第3の位置決めプレートおよび穴部ならびに第4の位置決めプレートおよび穴部が取付けられ、これらの間に第2のアライメントスロットが位置付けられる。
筐体114はまた、2つの別個の部分、すなわち、吸気口および排気口を有する部分と、データおよび電力の入力および出力コネクタを有する部分とを含み得る。この特徴がタイル内の正しい内部の配置と組合されることにより、電力コネクタおよびデータコネクタを切断せずにタイル内のたとえばコントローラまたは電源を交換することができる。修理されるべきタイルの内部が交換される際にも、他のタイルはすべて作動し続ける。ディスプレイのこの特徴を、「ホットスワップ能力」と呼ぶ。このホットスワップ能力は、どの図面にも示されていない。
位置決めプレートおよびピン116、クランプ要素118、位置決めプレートおよび穴部120、ならびにアライメントスロット122は、一般にステンレス鋼で形成される。位置決めプレートおよびピン116、クランプ要素118、位置決めプレートおよび穴部120、ならびにアライメントスロット122は、複数のOLEDタイルアセンブリ100がk×lのアレイに組立てられてタイル状に配置される一層大きなディスプレイを形成する際に使用するためのアライメント機構およびロック機構として働く。より具体的には、1つのOLEDタイルアセンブリ100の位置決めプレートおよびピン116ならびにクランプ要素118はアライメントし、隣接するOLEDタイルアセンブリ100の位置決めプレートおよび穴部120ならびにアライメントスロット122に、それぞれ機械的に結合する。
それに応じて各マスク112は、サイズが決定され、各OLEDモジュールアセンブリ138の視認可能な面に配置される。マスク112は、組立てられたときに、OLEDタイルアセンブリ100内の基板間の継ぎ目を隠すために集合的に用いられる。さらに、マスク112は、タイル状に配置される一層大きなディスプレイを形成するk×lのアレイのOLEDタイルアセンブリ100内において、OLEDタイルアセンブリ100間の継ぎ目を隠すために用いられる。各マスク112は黒い線からなる格子を形成する。したがって、要素間の物理的な間隙が見えなくなる。なぜなら、物理的な間隙が他の線の間で見えなくなるためである。マスクにおける黒い線のピッチは、通常、画素のピッチまたは多数の画素のピッチに等しい。マスク112のさらに別の詳細は、図4を参照すると見られる。
筐体114は、OLEDタイルアセンブリ100の視認できない面の構造物を形成する。筐体114は、適切な強度を有する任意の材料、たとえば軽量の金属合金で形成され、精密フレーム110の一方の面に機械的に取付けられる。図1Bに示されるように、筐体114内に、吸気口124、第1の排気口126、および第2の排気口128が配置される。吸気口124、第1の排気口126、および第2の排気口128は、空気に対して浸透性を有する適切な任意の材料、たとえば鉄またはアルミニウムの格子で形成される。吸気口124は、OLEDタイルアセンブリ100を冷却するための、OLEDタイルアセンブリ100に対する周囲空気の取入口として働く。それとは対照的に、第1の排気口126および第2の排気口128は、作動中にOLEDタイルアセンブリ100によって生じる暖かい空気を排気するように働く。OLEDタイルアセンブリ100を出入りする空気の移動は、冷却ファン160が作動することによる。OLEDタイルアセンブリ100内の気流のさらに別の詳細が、図2を参照して示される。
筐体114内には、図1Bに示されるように、データ入力コネクタ130、データ出力コネクタ132、電力入力コネクタ134、および電力出力コネクタ136もまた配置される。データ入力コネクタ130およびデータ出力コネクタ132は、従来の信号コネクタであり、たとえばMOLEX、DVI−デジタル74320−3004である。データ入力コネクタ130は、OLEDタイルアセンブリ100に表示されるべき最新の映像フレーム情報の画素情報を含む、映像データ信号、たとえばシリアルなデータ信号を受信するための、および、汎用プロセッサ(図示せず)からシリアルな制御データ信号を受信するための、電気的接続を提供する。映像データ信号は、減じられていないデータ信号であり得、それにより、減じられたデータ信号を用いるとは、さらに別の処理を用いずに、示されるべきデータのビットマップ(画素情報)、たとえばデータのベクトル表示、または考え得る任意の圧縮方法により圧縮されたデータを直接与えないすべてのデータ信号を意味する。
この発明に従ってタイルに送信される映像データ信号は、画像的に空間上拡大縮小可能なビットストリームの形をとる。ビットストリームは、異なるタイルにより表示されるべき画素データを含む。表示するためのタイルにとって必要なデータのリアルタイムの選択は、切り捨て等の簡単な動作により実施することができる。タイルが映像データ信号のどの部分を表示する必要があるかをタイルに知らせるために、映像データ信号に制御データを追加する必要はなく、すなわち、映像データ信号は、画素情報のみを含む。これは、データ信号のビットストリーム内に制御信号が含まれる先行技術の実施例とは異なる。この制御信号は、たとえば次のx個のビットがタイル数yのためのものであることを示すための制御信号である。この発明によると、制御信号は、中央処理ユニットから分散処理ユニットの各々に提供されて、タイルがデータストリームのどの部分を表示用に必要としているかを知らせるために各タイルをセットアップする。完全なビットストリームが各タイルの分散プロセッサに提供され、かつ、タイル全体におけるビットストリームの分離に関す
る制御信号が初期化の手続き中にタイルに送信されるため、タイルは制御信号またはデータ交換に関して他のタイルと通信する必要なく、互いに独立して機能することができる。タイル間にデータ交換が存在しないため、データ送信が減少し、分散処理手段において信号処理用に利用可能なリソースが増大する。
ΨD=[1,…,i,…,δ1]×[1,…,i,…,δ2]を、サイズδ1×δ2の2次元の離散した空間とする。デジタル画像I(または短い画像)は、アプリケーションΨD→D(I)であり、ここでD(I)は、2次元の離散した空間全体のスカラー場σ(x)、x∈R2をサンプリングすることにより得られた画像の値定義域である。一般に、D(I)={0,1}は、白黒の画像(バイナリ画像ともよぶ)に対するものである。D(I)=[0,…,255]は、8ビットのグレーレベルの画像に対するものであり、D(I)=[0,…,255]×[0…255]×[0…255]は、24ビットのカラー画像に対するものである。画素Pは、ΨDの要素であり、画像I内の画素Pの値は、I(P)として定義される。画素Pは、その2つの座標(i,j)∈ΨDにより、画像内で識別される。
タイル状に配置されるディスプレイに表示されるべき画像は、各々が画像値I(Pi,j)を有する画素Pi,jで形成される。タイル全体に配信されるビットストリームは、表示されるべき画像の映像データを含む。ビットストリームは、各々が画像内の画素値を表わす一連のビットを含む。ビットストリームの一部は、画像の一部を表示するためにタイルに供給されるデータにマッピング可能である。このことは、ビットストリーム内に、表示されるべき画像の個々のフィールド用の情報が存在していることを意味する。この情報は、たとえば異なるタイルに表示されるべき画像の部分の情報である。この情報は、ブロックで存在することが考えられ、1つのブロックのデータは、別のブロックのデータの後に、ビットストリーム内で逐次利用可能であり、このことは、タイルに表示されるべき画像のデータが、別のタイルに表示されるべき画像のデータの後に、ビットストリーム内で逐次利用可能であることに対応する。代替的に、異なるブロックの情報は、ビットストリーム内で互いに分配または混合され得、たとえば9個のタイルのディスプレイの場合、9番目のビット毎に、このビットは最初のタイルの画素に対するグレースケール情報であり得る。
ビットストリームがタイルのプロセッサに到着すると、受信するプロセッサは、初期化またはセットアップの手続きにより、画像の一部をタイルに表示するために、ビットストリームのどの部分を必要としているかを認識している。たとえば、このプロセッサは、ビットストリームにおけるx番目毎の画素のデータを必要としていること、または、x番目のブロックのデータを必要としていることを認識している。ビットストリームが拡大縮小可能なビットストリームであることから、プロセッサは、拡大縮小可能なビットストリームを切り捨てることにより、すなわち、プロセッサが必要としない情報、すなわち当該のウィンドウに入らないデータを廃棄することにより、プロセッサが必要とするビットを単に選択することができる。プロセッサは、ビットストリームを再編成する必要がなく、画素データを計算する必要もない。したがって、ビットストリームからの画像の選択は、リアルタイムで生じ得る。隣接しない多数のタイル間における相互のデータ交換は必要とされず、したがって、計算の可能性の点において、このシステムは制約を受けない。
この発明の実施例によると、データビットストリーム内の情報は、予め定められた同じフォーマットを常に有し、たとえば、この情報は、800×600画素の画像用のデータであることが考えられ、これは、放射ディスプレイのフォーマット、すなわち、放射ディスプレイ内のタイルの数、および各タイル内の画素の数に依存しない。各タイル上の分散された処理手段は、ビットストリームを受信したとき、および必要とするビットストリームの一部を選択した後に、データ信号のビットストリームの予め定められたフォーマット
に関するディスプレイのフォーマットに依存して、画像の拡大または画像の縮小を実施することができる。ビットストリームが放射ディスプレイに依存しないことにより、壁面のフォーマットに関係なく、各タイルの入力に、一定のまたは固定されたビットレートが適用される。この例において、所定のビットレートは、たとえば800×600×50Hzである。他の可能なビットレートは、たとえば30Hzにおける1024×768、60Hzにおける1600×400である。現在使用可能な最大のビットレートは、32MHzである。一定のビットレートを用いることにより、ビットレートのタイミングを得るために、セットアップまたは初期化の手続期中に設定を行なう必要がない。このことは、処理を行なっているチップへの入力が、一定のクロック信号であるという利点を有し、これによって入力プロセッサの設計を容易にする。さらに、EMI放射に関して、最適化されたフィルタを設けることができるが、可変のビットレートの場合、可変のEMIフィルタを設ける必要があり、このことは実現がより難しく、かつ、効率が悪いことが多い。ビットレートが一定であることから、表示されるべき画像のアスペクト比は問題にならない。すなわち、800×600のビットレートは、たとえば800×600画素の画像だけでなく、8000×60画素の画像にも用いることができる。
画像の拡大が分散プロセッサ内で実施されなければならない場合、各画素をたとえば一度繰返すことができ、または、隣接する2つの画素毎の値同士の中間画素値を計算することができる。このことを行なう場合、プロセッサは、ウィンドウの境界線の、またはウィンドウの境界線付近の画素からの追加情報を必要としないことが考えられる。したがって、各タイル上に表示されるべき画像のウィンドウの境界線の漸進的な選択は、そのタイルに表示されるべきデータの一部に効果的に対応するものよりも大きな、または小さなビットストリームの一部を読み出すことにより、行なわれ得る。
映像信号を受信した後に、適用可能であれば、OLEDタイルアセンブリ100は、その後、好ましくは隣接する次のOLEDタイルアセンブリ100に、データ出力コネクタ132を介して映像データ信号および制御データ信号を再送信する。電力入力コネクタ134および電力出力コネクタ136は、たとえば265ACボルトおよび10アンペアまで扱うことのできる従来の電力コネクタであり、たとえば電力入力コネクタIEC60320−C14または電力出力コネクタIEC60320−C13である。電力入力コネクタ134は、OLEDタイルアセンブリ100へのAC入力電力を受信するための電気的接続を提供する。適用可能であれば、OLEDタイルアセンブリ100は、その後、好ましくは隣接する次のOLEDタイルアセンブリ100に、電力出力コネクタ136を介してこのAC電力を送信する。電力入力コネクタ134からのAC電圧は、バスによって電力出力コネクタ136に直接伝送される。タイル状に配置されるOLEDディスプレイ内での信号および電力の配信方法の例は、図5Aおよび図5Bを参照すると見られる。小型化のために、データおよび電力の接続部を1つのコネクタブロックに統合することもできる。
この発明の実施例において、複数のタイルは、シリアル接続において隣接しないタイル間の相互通信の可能性のない、シリアル接続を有しうる。
各OLEDモジュールアセンブリ138は、マスク112、基板140、OLEDボード142、任意のアンダーフィル材料144、冷却ブロック146、ポッティング材料148、および円偏光子150を含んでおり、関連する駆動回路を備えかつ共通アノード、パッシブマトリックスのOLEDアレイを形成するための構造を表わす。共通アノードの構成において、OLED装置の個々のカソードの各々と接地との間に電流源が配置され、OLED装置のアノードは、ともに正の電源に電気的に接続される。その結果、電流および電圧が互いに完全に独立し、小さな電圧の変動により電流の変動が生じなくなり、電圧の変動による光出力の変動をなくす。OLEDモジュールアセンブリ138の要素につい
て以下に説明する。
OLEDモジュールアセンブリ138の基板140は、非導電性の透明材料、たとえばガラスで形成される。基板140上に、アドレス指定可能な別個の複数のOLED装置または画素で形成された画素アレイが配置される。一般に、グラフィックディスプレイを形成するためのOLED装置が、行および列に論理上配置されてOLEDのアレイまたはマトリックスを形成することを当業者は認識するであろう。「行および列に論理上配置された」という用語は、実際のディスプレイがデカルト(Cartesian)座標で形成される必要がなく、極座標等の他の座標系で提供されてよいことを意味する。しかしながら、これらの系のすべてには、行および列の等価物、たとえば円弧および半径が存在する。したがって、OLED装置がこのような態様で物理的に配置されていない場合も、OLED装置は行および列に論理上配置されている。基板140はさらに、アノード線およびカソード線との間の電気的接点を含み、これらの接点はそれぞれ、OLED画素の行のアノードおよびOLED画素の列のカソードに電気的に接続される。
OLEDモジュールアセンブリ138のOLEDボード142は、セラミック、またはFR4もしくはFR5、すなわち、多種多様な処理条件を満たし得ることから減法混色のプリント回路板の製造に広く使用される公知の合わせガラス等の材料で形成される従来のプリント回路板(PCB)である。このプリント回路板上に、駆動回路装置が取付けられる。図6を参照してOLEDボード142の機能ブロック図を説明する。OLEDボード142は、基板140上の画素アレイとの間の電気信号および電力の接続を容易にするための配線を含む。OLEDボード142はさらに、たとえば周知のはんだバンプ技術(図示せず)を介して基板140に電気的接続を提供するための1組の逆コンタクトを含む。アライメントの手続きの間に、基板140は、準備されたOLEDボード142の上面に配置される。その後、基板140およびOLEDボード142をオーブン内に配置することによってはんだを溶解し、基板140とOLEDボード142との間にはんだ接合部を形成する。
任意に、アンダーフィル材料144がOLEDモジュールアセンブリ138で用いられる。このアンダーフィル材料144は、非導電性であってかつ熱伝導性の材料、たとえば液体のエポキシ材料であり、基板140とOLEDボード142との間に挿入される。基板140とOLEDボード142とがはんだ接合部によって互いに接続された後に、アンダーフィル材料144を液体として塗布することができる。アンダーフィル材料144を用いて、これらのはんだ接合部間のエアーギャップを除去することができ、それによって基板140とOLEDボード142との間の熱伝導を高め、したがって冷却を改善することができる。アンダーフィル材料144は、液体として塗布された後に硬化し、それによって固体材料を形成する。さらに、アンダーフィル材料144が存在することにより、はんだ接合部にかかる熱応力が、基板140、OLEDボード142、アンダーフィル材料144、およびはんだの間で分散され直され、それにより、疲労を緩和することによってはんだ接合部の寿命を延ばす。アンダーフィル材料144が存在することによってOLEDモジュールアセンブリ138の性能が改善されるが、アンダーフィル材料144は任意であり、したがって、OLEDモジュールアセンブリ138の構造から省略されてよい。
OLEDモジュールアセンブリ138の冷却ブロック146は、アルミニウム等の熱伝導性材料で形成された従来のヒートシンク装置であり、この装置は、ポッティング材料148を介してOLEDボード142に熱的に接着される。ポッティング材料148は、硬化剤HD3561と組合せるロックタイト(Loctite)製品のハイソール(Hysol)EE1087等の熱伝導性材料である。ポッティング材料148は、OLEDボード142と冷却ブロック146との間に注入されて熱伝導を改善し、したがってそれらの間の冷却を改善する。ポッティング材料148は液体として注入され、その後硬化して固体材料を形成
する。冷却ブロック146およびポッティング材料148のさらに別の詳細は、図4を参照すると見られる。
OLEDモジュールアセンブリ138の円偏光子150は、基板140とマスク112との間に取付けられる。円偏光子150は、ポリカーボネート等の材料で形成された周知の光学装置である。円偏光子150は、円偏光の一方の種類(左または右)がほぼ減衰せずに伝わることを可能にする吸収偏光子であり、他方の円偏光(右または左)を吸収する。円偏光子150は、基板140上での周囲光の反射量を減じるために使用される。周囲光は偏光されず、したがってその一部が円偏光子によって直接吸収され、他方の部分は、円偏光子150によって左(または右)円偏光された光へと変換される。伝わって左(または右)円偏光されたこの光は、基板140上で反射して、右(または左)円偏光された光に変換される。右(左)円偏光されたこの光は、円偏光子150により吸収される。円偏光子150は、ディスプレイのコントラストを増大させる。吸収円偏光子150の例は、日東電工(Nitto Denko)のモデルSEG1425DU+NRF QF01Aである。
コネクタ152は、制御盤154から複数のOLEDボード142に信号および電力を転送するための標準的なコネクタである。1つのOLEDモジュールアセンブリ138に1つのコネクタ152が存在する。コネクタ152は、冷却ブロック146の厚さを考慮しながら、OLEDボード142と制御盤154との間の距離に及ぶように寸法が決定されなければならない。その際に、精密フレーム110および冷却ブロック146内に逃げ穴を設けて、コネクタ152がその中を通るようにする。コネクタ152の例は、バーグスタックコネクタ(BergStak Connector)の、製品番号61082−06YABCである。
制御盤154は、セラミックまたはFR4等の材料で形成された従来のプリント回路板(PCB)であり、n×mのアレイのOLEDモジュールアセンブリ138を作動させるのに必要とされるローカルな処理装置および制御装置がその上に取付けられる。一般に、制御盤154は、スペクトラルカメラ、色彩計、および画像変倍アルゴリズムによって製造時に実施された測定に従い、入来する信号のガンマ補正、ガンマ調整、ならびに色および光の較正等の前処理タスクを行なう。制御盤154の機能ブロック図は、図6を参照して説明される。
アセンブリブラケット156は、図1Cに示されるように、OLEDタイルアセンブリ100内において制御盤154、ならびにP/S158および冷却ファン160の両方を支持するための機械的構造物である。アセンブリブラケット156は、適切な強度を有する任意の材料、たとえば鋼で形成される。
P/S158は、プログラム可能なAC−DCコンバータ(図示せず)およびプログラム可能な電圧レギュレータ(図示せず)を含む従来の電源である。電圧は、1つのOLEDタイルアセンブリ100ごとに調節される。170〜265ボルトのAC入力電圧が、電力入力コネクタ134を介してP/S158に供給される(図1B参照)。7アンペアの最大電流において5〜25ボルトのDC出力電圧が、制御盤154およびOLEDモジュールアセンブリ138に提供される。さらに、P/S158からのDC電力が、制御盤154によりパッシブな態様で、バスによってOLEDモジュールアセンブリ138に伝送される。
冷却ファン160は、1分間に2〜5立方フィート(cfm)の体積速度の気流を提供してOLEDタイルアセンブリ100内の動作温度を10〜50℃に維持することのできる従来のDCファンである。冷却ファン160の例が、デルタエレクトロニクス(Delta Electronics)のモデルBFB0505Mである。OLEDタイルアセンブリ100内に
取付けられる冷却ファン160の数は、OLEDモジュールアセンブリ138のn×mのアレイ設定と、それに関連する制御盤154およびP/S158の要求仕様とに依存する。P/S158は、冷却ファン160にDC電力を提供する。P/S158は、冷却ファン160の制御も行なう。
絶縁シート162は、図1Cに示すように、電源用の絶縁シートである。絶縁シート162は、マイカ等の適切な材料で形成される。
図2は、図1Bの線A−Aに沿って得られたOLEDタイルアセンブリ100の断面図である。図2はOLEDタイルアセンブリ100内の気流を示すように意図されており、冷却ファン160が作動した結果、吸気口124を介してOLEDタイルアセンブリ100内に空気が引込まれていることを示す。その後、この気流は冷却ブロック146上を通過し(図3参照)、その後、図2に示すように、第1の排気口126および第2の排気口128を介して排気される。このようにして、OLEDモジュールアセンブリ138、制御盤154、およびP/S158のアクティブな構成要素によって生じる熱が除去される。
図3は、図1Cの詳細Aの断面図である。図3は、OLEDボード142と冷却ブロック146との間にポッティング材料148を注入する過程を示すように意図される。詳細Aは、冷却ブロック146が、熱除去装置に典型的な複数のフィン310をさらに含むことを示す。冷却ブロック146内には、ポッティング材料148を液体の形で注入する複数の注入点312もまた含まれる。ポッティングキャリバ314が冷却ブロック146の周縁に沿って取付けられ、ポッティング材料148を収容するための型として働く。最後に、詳細Aは、OLEDボード142に取付けられた複数の構成要素316を示す。構成要素316は、たとえばOLED装置およびスイッチを作動させる際に熱を生じるアクティブおよび/またはパッシブな電気的構成要素である。ポッティング材料148は、注入されると、冷却ブロック146とOLEDボード142との間の間隙だけでなく構成要素316間の間隙も充填し、それによってOLEDボード142および構成要素316から熱を効率良く伝達して除去するための熱伝達媒体を形成する。
図4は、この発明のOLEDタイルアセンブリ100を備えた1つのマスク112の斜視図である。マスク112は、それに関連するOLEDモジュールアセンブリ138のサイズに応じてサイズが決定されるカスタムメイドの装置である。マスク112は、ポリアミドまたはポリカーボネートで形成され得、その中に形成される格子のパターンは、それに関連するOLEDモジュールアセンブリ138の画素のピッチによって決定される。この例において、マスク112の格子は、24×32の画素アレイと併用されるように設計されている。
図5Aおよび図5Bは、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500における信号配信の2つの可能性を示す。図5Aは、この発明に従った信号配信および電力配信のマルチライン配信方法を示す。タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500は、k×lのアレイのOLEDタイルアセンブリ100を表わす。この例では、3×3のアレイが描かれている。より具体的に、図5Aは、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500が、たとえばOLEDタイルアセンブリ100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h、および100jを含むことを示す。各OLEDタイルアセンブリ100が、それに関連するデータ入力コネクタ130、データ出力コネクタ132、電力入力コネクタ134、および電力出力コネクタ136を含むこともさらに示される。最後に、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500は、複数のデータリクロッカ510、たとえばデータリクロッカ510a、データリクロッカ510b、およびデータリクロッカ510cをさらに含む。
信号配信のマルチライン配信方法を以下に説明する。中央処理ユニット(図示せず)からのDATA IN信号505が、データリクロッカ510aの入力に供給される。DATA IN信号505は、映像データおよび制御データを表わす。映像データは、画像的に空間上拡大縮小可能なビットストリームの形をとる。データリクロッカ510aはその後、この映像データおよび制御データを、次のデータリクロッカ510だけでなく1つのOLEDタイルアセンブリ100に再送信し、すなわち、この所定の例では、データリクロッカ510bの入力とOLEDタイルアセンブリ100gのデータ入力コネクタ130とに再送信する。同様に、データリクロッカ510bは、データリクロッカ510cの入力とOLEDタイルアセンブリ100hのデータ入力コネクタ130とに、受信した映像データおよび制御データの信号を送信する。最後にデータリクロッカ510cは、OLEDタイルアセンブリ100jのデータ入力コネクタ130に、受信した映像データおよび制御データを送信する。このようにして、DATA IN信号505は、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の1つの行の全OLEDタイルアセンブリ100に配信される。タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500のデータリンクは双方向性であるため、データリクロッカ510a、510b、および510cを、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の下部に配置する代わりに上部に配置することも可能であり、したがって、OLEDタイルアセンブリ100a、100b、および100cのデータ入力コネクタ130に、DATA IN信号505を与えることも可能であることに注目されたい。これらの双方向性のリンクにより、1つの列の終わりから隣接する列の初めにDATA IN信号505を渡すこともまた可能である。同様に、「行」および「列」という用語は相互に交換可能であり、データリクロッカが、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の1つの列の全OLEDタイルアセンブリ100にDATA IN信号505を配信できることを意味することに注目されたい。
その後、映像データおよび制御データは、DATA IN信号505が1つの行の全OLEDタイルアセンブリ100に与えられている場合には、同じ列に沿って1つのOLEDタイルアセンブリ100から次のOLEDタイルアセンブリ100に転送され、DATA IN信号505が1つの列の全OLEDタイルアセンブリ100に与えられている場合には、同じ行に沿って次のOLEDタイルアセンブリ100に転送される。異なる列および行のそれぞれのタイル間の通信のために手段が設けられず、1つの同じ列および行のそれぞれの隣接しないタイル間の通信のために手段が設けられない。以下に、図5Aの状況、すなわち、DATA IN信号505が同じ行に沿った全OLEDタイルアセンブリ100に与えられている場合をさらに説明する。たとえば、図5Aを参照すると、映像データおよび制御データは、OLEDタイルアセンブリ100gのデータ出力コネクタ132とOLEDタイルアセンブリ100dのデータ入力コネクタ130との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100gからOLEDタイルアセンブリ100dに転送され、次に、OLEDタイルアセンブリ100dのデータ出力コネクタ132とOLEDタイルアセンブリ100aのデータ入力コネクタ130との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100dからOLEDタイルアセンブリ100aに転送される。同様に、映像データおよび制御データは、OLEDタイルアセンブリ100hのデータ出力コネクタ132とOLEDタイルアセンブリ100eのデータ入力コネクタ130との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100hからOLEDタイルアセンブリ100eに転送され、次に、OLEDタイルアセンブリ100eのデータ出力コネクタ132とOLEDタイルアセンブリ100bのデータ入力コネクタ130との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100eからOLEDタイルアセンブリ100bに転送される。最後に、映像データおよび制御データは、OLEDタイルアセンブリ100jのデータ出力コネクタ132とOLEDタイルアセンブリ100fのデータ入力コネクタ130との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100jからOLEDタイルアセンブリ100fに転送され、次に、OLEDタイルアセンブリ100fのデー
タ出力コネクタ132とOLEDタイルアセンブリ100cのデータ入力コネクタ130との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100fからOLEDタイルアセンブリ100cに転送される。各場合において、映像データおよび制御データは、各OLEDタイルアセンブリ100の制御盤154によって再送信される。
電力配信のマルチライン配信方法は、以下のように、同じ列または行に沿った1つのOLEDタイルアセンブリ100から次のOLEDタイルアセンブリ100へのAC電力の接続によって達成される。本線電源(図示せず)からのPOWER INPUT信号520aが、OLEDタイルアセンブリ100gの電力入力コネクタ134への電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100gに供給される。次に、AC電力は、OLEDタイルアセンブリ100gの電力出力コネクタ136とOLEDタイルアセンブリ100dの電力入力コネクタ134との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100gからOLEDタイルアセンブリ100dに転送される。次に、AC電力は、OLEDタイルアセンブリ100dの電力出力コネクタ136とOLEDタイルアセンブリ100aの電力入力コネクタ134との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100dからOLEDタイルアセンブリ100aにも後に転送される。同様に、本線電源(図示せず)からのPOWER INPUT信号520bは、OLEDタイルアセンブリ100hの電力入力コネクタ134への電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100hに供給される。次に、AC電力は、OLEDタイルアセンブリ100hの電力出力コネクタ136とOLEDタイルアセンブリ100eの電力入力コネクタ134との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100hからOLEDタイルアセンブリ100eに転送される。次に、AC電力は、OLEDタイルアセンブリ100eの電力出力コネクタ136とOLEDタイルアセンブリ100bの電力入力コネクタ134との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100eからOLEDタイルアセンブリ100bに転送される。最後に、本線電源(図示せず)からのPOWER INPUT信号520cは、OLEDタイルアセンブリ100jの電力入力コネクタ134への電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100jに供給される。次に、AC電力は、OLEDタイルアセンブリ100jの電力出力コネクタ136とOLEDタイルアセンブリ100fの電力入力コネクタ134との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100jからOLEDタイルアセンブリ100fに転送される。次に、AC電力は、OLEDタイルアセンブリ100fの電力出力コネクタ136とOLEDタイルアセンブリ100cの電力入力コネクタ134との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100fからOLEDタイルアセンブリ100cに転送される。上で述べたように、電力入力コネクタ134からのAC入力電圧は、単にバスによって電力出力コネクタ136に直接伝送される。OLEDタイルアセンブリ100の全体に亘るDATA IN信号505の配信と同様に、列または行のいずれかに関する態様で電力配信を実施することができる。
信号配信のための代替的な配信方法が、スター配信(図面では図示せず)である。スター配信という表現は、データ信号または電力の配信が、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の中央部から縁部に、または縁部から中央部に生じることを意味する。この配信方法において、信号は、データリクロッカ510によっていくつかの中央部のOLEDタイルアセンブリ100に転送され、中央部のOLEDタイルアセンブリ100の各々がさらに、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の中央部または縁部のそれぞれからより離れたタイルにデータ信号を転送する。このようにして、OLEDディスプレイ500の中央部のアセンブリ100から縁部のアセンブリ100に、または縁部のアセンブリ100から中央部のアセンブリ100に、OLEDタイルアセンブリ間において拡大縮小可能なビットストリームの形をとった映像データおよび制御データの配信が得られる。それにより、すべてのOLEDタイルアセンブリ100は、映像データおよび制御データのうちのそれぞれの部分を得る。好ましい場合、縁部のアセンブリから中央部のアセンブリに、すなわち、縁部のアセンブリのいくつかにおいて開始し、隣接するアセ
ンブリに転送され、ディスプレイの中央部または中央部付近で終了する映像データおよび制御データの転送を得ることもまた可能である。それにより、すべてのOLEDタイルアセンブリ100は、映像データおよび制御データのそれぞれの部分を得る。同様の態様で、この配信方法、すなわちスター配信を、電力配信に対して行なうことができる。
映像データおよび制御データならびに電力の両方の第3の配信方法が図5Bに示される。図5Bは、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500に対する配信のデイジーチェーン方法を示す。タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500は、k×lのアレイのOLEDタイルアセンブリ100を表わす。この例では、3×3のアレイが描かれている。より具体的に、図5Bは、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500が、たとえばOLEDタイルアセンブリ100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100h、および100jを含むことを示す。各OLEDタイルアセンブリ100が、それに関連するデータ入力コネクタ130、データ出力コネクタ132、電力入力コネクタ134、および電力出力コネクタ136を含むことがさらに示される。
以下に、信号配信のデイジーチェーン配信方法を説明する。中央処理ユニット(図示せず)からの映像データおよび制御データを表わすDATA IN信号505が、1つのOLEDタイルアセンブリ100の入力に供給され、すなわち所定の例では、OLEDタイルアセンブリ100gのデータ入力コネクタ130に供給される。次に、映像データおよび制御データは、1つのOLEDタイルアセンブリ100から隣接する次のOLEDタイルアセンブリ100に転送される。たとえば、図5Bを参照すると、映像データおよび制御データは、OLEDタイルアセンブリ100gのデータ出力コネクタ132とOLEDタイルアセンブリ100dのデータ入力コネクタ130との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100gからOLEDタイルアセンブリ100dに転送され、次に、OLEDタイルアセンブリ100dのデータ出力コネクタ132とOLEDタイルアセンブリ100aのデータ入力コネクタ130との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100dからOLEDタイルアセンブリ100aに転送される。次に、映像データおよび制御データは、OLEDタイルアセンブリ100aのデータ出力コネクタ132とOLEDタイルアセンブリ100bのデータ入力コネクタ130との間の電気的接続を介してOLEDタイルアセンブリ100aからOLEDタイルアセンブリ100bにさらに転送される。同様にして、映像データおよび制御データは、次に、OLEDタイルアセンブリ100bからOLEDタイルアセンブリ100eに、OLEDタイルアセンブリ100eからOLEDタイルアセンブリ100hに、OLEDタイルアセンブリ100hからOLEDタイルアセンブリ100jに、OLEDタイルアセンブリ100jからOLEDタイルアセンブリ100fに、およびOLEDタイルアセンブリ100fからOLEDタイルアセンブリ100cに転送される。同様の態様で、電力配信のデイジーチェーン方法が、1つのOLEDタイルアセンブリ100から次のOLEDタイルアセンブリ100へのAC電力の接続によって達成される。
後者の方法では、映像データおよび制御データのパラレルな配信が不可能であり、すなわち、映像データおよび制御データの配信が、後になって隣接するタイルに生じるが、異なるOLEDタイルアセンブリにより、パラレルな処理、すなわち同時処理を可能にすることができる。
図5Aおよび図5Bでは、同じ配信方法を用いて電力およびデータを配信する。しかしながら、データおよび電力の配信に同じ方法を用いる必要はない。
中央システムコントローラは、各OLEDタイルアセンブリ100のXおよびYの設定、すなわち、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500における、各OLEDタ
イルアセンブリ100のアレイ内の位置を認識している。高レベルのソフトウェアが、各OLEDタイルアセンブリ100を一意にアドレス指定する。各OLEDタイルアセンブリ100には、セットアップ時に、チェーン内で一意の数が割当てられ、それに応じてピクチャ座標が割当てられる。タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の設定がセットアップ時に確立されると、各OLEDタイルアセンブリ100がその情報をローカルに格納することから、電力のサイクル毎に設定の過程を繰返す必要がない。ユーザがタイル状に配置されるOLEDディスプレイ500を再設定する場合にのみ、OLEDタイルアセンブリ100を再び割当てて、ピクチャ座標を再び確立する必要がある。
図6は、この発明の実施例に従ったOLEDタイルアセンブリ100で使用するためのOLEDタイル制御システム600の機能ブロック図を示す。OLEDタイル制御システム600は、n×mのアレイのOLEDモジュールアセンブリ138を作動させるのに必要とされるローカルな処理機能および制御機能を実行する。図6は、基板140、OLEDボード142、および制御盤154、ならびにそれらの電気的配線の組合せ全体に亘るアクティブな機能の物理的な配信を示す。より具体的に、図6は、基板140aがOLEDアレイ612をさらに含むことと、OLEDボード142aが、複数のバンクスイッチ613、複数の電流源614、アナログ−デジタル(A/D)コンバータ622、EEPROM624、および温度センサ628をさらに含むことと、制御盤154が、タイル処理ユニット610、バンクスイッチコントローラ616、定電流ドライバ(CCD)コントローラ618、プリプロセッサ620、およびモジュールインターフェイス626をさらに含むこととを示す。図6に示す基板140aおよびOLEDボード142aは、図7に示すように、n×mの基板140の1つと、n×mのOLEDボード142の1つとを表わす。
各OLEDボード142および制御盤154の機能ブロックの物理的な実現は、周知の通り、特定用途向け集積回路(ASIC)装置またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)装置を介したものであり得る。
図6は、タイル処理ユニット610に対し、入来する赤、緑、および青等のデータ信号RGB DATA INが与えられていることを示す。このデータ信号は、OLEDタイルアセンブリ100に表示されるべき最新の映像フレーム情報を含む、画像的に空間上拡大縮小可能なビットストリーム、たとえばシリアルなデータ信号である。次に、タイル処理ユニット610は、後に、入来するデータ信号RGB DATA INをバッファに格納し、タイル処理ユニット610の出力データ信号RGB DATA OUTを供給する。異なるタイル上の画像の同期化は、ビットストリーム内の同期化信号により実施され得る。データ信号が到着する最初のタイルと最後のタイルとの間の同期化の差が生じ得るが、たとえば32MHzにおいて、数クロックチックを超えるものではなく、人間の目では認識されない。
加えて、OLEDタイルアセンブリ100のシステムレベルコントローラとして機能するパーソナルコンピュータ(PC)等の汎用プロセッサ(図示せず)からの制御データCNTL DATAが、CNTL DATAバスを介してタイル処理ユニット610に供給される。CNTL DATAバスは、制御情報、たとえば色温度、ガンマ、および画像化の情報をOLEDタイルアセンブリ100に提供するシリアルなデータバスである。次に、タイル処理ユニット610は、CNTL DATAバスからの制御データをバッファに格納し、タイル処理ユニット610の出力CNTL DATAバスに出力制御データ信号を供給する。タイル処理ユニット610は、図5Aおよび図5Bに示すように、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の次のOLEDタイルアセンブリ100に対し、CNTL DATAバス上の制御データおよびデータ信号RGB DATA INを再び送信する。
タイル処理ユニット610は、独立したディスプレイとして使用されているOLEDタイルアセンブリ100に対応する特定のフレームか、または、タイル状に配置される一層大きなディスプレイ、たとえば図5Aもしくは図5Bのタイル状に配置されるOLEDディスプレイ500内で使用されている所定のOLEDタイルアセンブリ100の物理的な位置に対応する特定のフレームに対し、CNTL DATAバス上の制御データ信号からの画像化情報を用いてシリアルなデータ信号RGB DATA INを格納する。
タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の場合、タイル状に配置されるディスプレイ500内のOLEDアレイに関連する各OLEDタイルアセンブリ100のタイル処理ユニット610は、データ信号RGB DATA INを受取り、その後、この情報を、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500内の所定のOLEDタイルアセンブリ100の位置に関連する特定のパケットに構文解析する。各OLEDタイルアセンブリ100のタイル処理ユニット610上で稼動するアルゴリズムにより、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の物理的な部分に属するシリアルな入力データ信号RGB DATA INの部分を識別する過程が促進される。その後、タイル処理ユニット610は、プリプロセッサ620にシリアルなRGB信号RGB(X)を配信する。このRGB信号RGB(X)は、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の物理的な一部に属する。
同様に、タイル処理ユニット610は、制御データバスCNTL DATA上の制御データを受取り、その後、この情報を、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500内の所定のOLEDタイルアセンブリ100の位置に関連する特定の制御バスに構文解析する。その後、タイル処理ユニット610は、OLEDタイル制御システム600に対し、色温度、ガンマ、および画像情報等の制御情報を提供する制御信号CONTROL(X)を配信する。
OLEDタイル制御システム600の要素は、以下のように電気的に接続される。タイル処理ユニット610からのRGB信号RGB(X)はプリプロセッサ620に与えられ、プリプロセッサ620の制御バス出力BANK CONTROLはバンクスイッチコントローラ616に与えられ、プリプロセッサ620の制御バス出力CCD CONTROLはCCDコントローラ618に与えられ、バンクスイッチコントローラ616の制御バス出力VOLED CONTROLは、OLEDアレイ612の行のラインに接続されたバンクスイッチ613に与えられ、CCDコントローラ618のパルス幅変調制御バス出力PWM CONTROLは、MOSFETスイッチまたはトランジスタ等の従来のアクティブスイッチ装置を介して、OLEDアレイ612の列のラインに接続された電流源614に与えられる。OLEDアレイ612のバス出力ANALOG VOLTAGEは、A/Dコンバータ622に与えられ、A/Dコンバータ622のバス出力DIGITAL VOLTAGEはモジュールインターフェイス626に与えられ、温度センサ628のバス出力TEMPERATURE DATAはモジュールインターフェイス626に与えられる。タイル処理ユニット610の制御バス出力CONTROL(X)もまた、モジュールインターフェイス626に与えられる。さらに、入力/出力バスEEPROM I/Oが、EEPROM624とモジュールインターフェイス626との間に存在し、入力/出力バスDATA I/Oが、プリプロセッサ620とモジュールインターフェイス626との間に存在し、最後に、モジュールインターフェイス626が、タイル処理ユニット610にデータバスMODULE DATA(X)を駆動する。温度、経年変化の要因、およびその他の色補正データ等の重要な診断情報が、データバスMODULE DATA(X)を介してタイル処理ユニット610により利用され得る。
OLEDタイル制御システム600の要素およびそれらの機能の概要を以下に述べる。
OLEDアレイ612は、アドレス指定可能な複数の別個のOLED装置、たとえば画素を含む。周知の通り、グラフィックディスプレイを形成するためのOLED装置が、上で説明したように、一般に論理上行および列に配置されてOLEDアレイを形成することを当業者は認識するであろう。OLEDアレイ612は、共通アノード、パッシブマトリックスのOLEDアレイとして構成され得る。バンクスイッチ613は、MOSFETスイッチまたはトランジスタ等の従来のアクティブスイッチ装置であり得る。正の電圧源をOLEDアレイ612の行に接続するバンクスイッチ613は、バンクスイッチコントローラ616の制御バスVOLED CONTROLによって制御される。電流源614は、一般に5〜50mAの範囲の定電流を供給することのできる従来の電流源であり得る。定電流装置の例には、東芝(Toshiba)のTB62705(シフトレジスタおよびラッチ機能を備えた8ビットの定電流LEDドライバ)、ならびにシリコンタッチ(Silicon Touch)のST2226A(LEDディスプレイ用の、PWM制御の定電流ドライバ)が含まれる。電流源614をOLEDアレイ612の列に接続するアクティブスイッチは、CCDコントローラ618の制御バスPWM CONTROLによって制御される。また、OLEDアレイ612は、ANALOG VOLTAGEバスを介してカソード電圧のフィードバックを提供する。OLEDアレイ612は、各電流源614に、バスANALOG VOLTAGEを介して電圧値のフィードバックも提供する。
バンクスイッチコントローラ616は、所定のフレームに対する各バンクスイッチ613のアクティブな状態を格納する一連のラッチを含む。この態様で、連続的な従来のラインのアドレス指定とは対照的に、ランダムなラインのアドレス指定が可能になる。さらに、プリプロセッサ620は、1フレームにつき2度以上、バンクスイッチコントローラ616内に格納された値を更新して、そのフレーム中に受取った温度および電圧の情報に基づき、OLED画素のラインを駆動する正の電圧+VOLEDに対してリアルタイムの補正を行なうことができる。たとえば、フレームの出力中における温度の上昇により、OLEDアレイ612内の要求されたOLED装置に対し、バンクスイッチコントローラ616が正の電圧+VOLEDを使用可能にする電圧読出指令がトリガされ得る。
CCDコントローラ618は、プリプロセッサ620からのデータをPWM信号に、すなわち、制御バスPWM CONTROL上の信号に変換して、OLEDアレイ612内のOLED装置または画素にさまざまな量の電流を送出する電流源614を駆動する。制御バスPWM CONTROL内の各パルスの幅は、所定のOLED装置に関連する電流源614が作動して電流を送出する時間量を規定する。加えて、CCDコントローラ618は、各電流源614に対し、一般に5〜50mAの範囲である駆動電流の量に関する情報を送る。電流の量は、所定のOLED装置に対する輝度値Yから決定され、この輝度値は、プリプロセッサ620で計算される。
プリプロセッサ620は、モジュールインターフェイス626からの情報を用いて、最新の映像フレームに対してローカルな色補正、経年変化の補正、黒レベル、およびガンマモデル(補正値は、内蔵のルックアップテーブル(図示せず)またはEEPROM624に格納され得る)を生成する。プリプロセッサ620は、表示する映像の最新のフレームを記述するRGB信号RGB(X)のRGBデータと、新規に生成した色補正アルゴリズムとを組合せてデジタル制御信号を生成し、すなわち、バンクスイッチコントローラ616およびCCDコントローラ618のそれぞれに対してバスBANK CONTROL上の信号およびCCD CONTROL上の信号を生成する。これらの信号は、必要とされる解像度および色補正レベルで所望のフレームを生成するために、OLEDアレイ612内で厳密にどのOLED装置をどのような強度および色温度で照明すべきであるかを規定する。一般に、強度またはグレースケール値は、OLED装置を駆動するために使用される電流の量により制御される。同様に、放射される光の色温度は、所望の色を生成するのに
必要とされる各サブ画素の相対的近傍と、グレースケール色値とによって制御される。たとえば、明るい橙色は、明るく照明された赤いサブ画素のごく近傍で緑のサブ画素を照明することによって生成される。したがって、輝度とOLED装置が照明される時間量とを正確に制御することが重要である。
A/Dコンバータ622は、OLEDアレイ612からのアナログ電圧値、すなわち、バスANALOG VOLTAGE上の信号を用いて、モジュールインターフェイス626に対し、バスDIGITAL VOLTAGEを介して電圧情報を再び与える。OLEDアレイ612内の各OLED装置全体の電圧(すなわち、電源電圧からカソード電圧を引いたもの)が監視されることにより、正しい経年変化の要因および光出力値が計算されて、OLEDアレイ612内の各OLED装置全体に対して適量の駆動電流をさらに生成することができる。プリプロセッサ620は、OLEDアレイ612内の各OLED装置に対する予め格納されたしきい値電圧レベルと、A/Dコンバータ622によって測定された電圧値とを比較して、デジタル電圧補正が妥当であるかどうかを判定する。特定のOLED装置全体の電圧が最大しきい値電圧よりも小さい場合、デジタル補正は色補正アルゴリズムを介して実現され得る。しかしながら、電圧が最大しきい値電圧よりも大きい場合、供給電圧の全体を調節しなければならない。供給電圧の補正には、デジタル電圧補正が好まれる。なぜなら、デジタル電圧補正により、OLEDアレイ612内の特定のOLED装置に対して、光出力の一層精密な制御が可能になるためである。
EEPROM624は、診断情報および色補正情報を広く格納するための、任意の種類の電気的消去可能な記憶媒体であり得る。たとえば、EEPROM624は、ザイコー(Xicor)またはアトメル(Atmel)のモデル24C16または24C164であり得る。EEPROM624は、最後に計算され、かつ、先行する映像フレームに対して使用された色補正値、具体的にはガンマ補正、経年変化の要因、色座標、および温度を各OLEDモジュールアセンブリ138に対して保持する。工場出荷時および較正時の全設定もまた、EEPROM624に格納され得る。
明暗値の両方に対するガンマ曲線(全ガンマ曲線か、または、記憶空間を節約するために、これらの曲線を規定するパラメータのいずれか)が、タイル処理ユニット610からの制御バスCONTROL(x)を介して、起動時にシステムレベルコントローラからEEPROM624に格納される。OLEDアレイ612内の各OLED装置に対する色座標もまた、(x,y,Y)の形でEEPROM624に格納される。ここでxおよびyは、主なエミッタの座標であり、Yは輝度として規定される。
OLED装置の経年変化の要因は、OLEDアレイ612内の各OLED装置全体の総ON時間、そのON時間中の温度、および総電流量に基づいた値である。この発明の精神および範囲から逸脱せずに、任意の時点でEEPROM624に他の情報が格納されてよい。EEPROM624への通信は、入力/出力バスEEPROM I/Oを介して達成される。OLEDモジュールアセンブリ138に固有の色補正情報および追加情報をローカルな態様でEEPROM624に格納する利点は、新規のOLEDモジュールアセンブリ138がOLEDタイルアセンブリ100に追加される際に、または、OLEDモジュールアセンブリ138がOLEDタイルアセンブリ100内で再配置される際に、OLEDモジュールアセンブリ138の動作に関する有用な色補正、経年変化の要因、およびその他の詳細もまた移送される点である。したがって、新規のタイル処理ユニット610は、任意の時点で、そのローカルなEEPROM624から、そのOLEDモジュールアセンブリ138に固有な既存の色補正情報を読出すことができ、OLEDタイルアセンブリ100の全体の制御を調節することができる。したがって、これにより、必要な補正情報を失わずにOLEDタイルを切換えることができる。
モジュールインターフェイス626は、タイル処理ユニット610と、OLEDボード142内の他の全要素との間のインターフェイスとして働く。モジュールインターフェイス626は、温度センサ628からの最新の温度データと、OLEDアレイ612内の各OLED装置用のEEPROM624からの最新の色座標情報(x,y,Yの形の三刺激値)、経年変化の測定値、および実行時値とを収集する。加えて、モジュールインターフェイス626は、OLEDアレイ612内の各OLED装置のON時間中に、A/Dコンバータ622からデジタル電圧値も収集する。モジュールインターフェイス626は、タイル処理ユニット610から、制御データ、すなわち制御バスCONTROL(X)上の信号も受取る。この信号は、最新の映像フレームに対して(タイルレベルの観点から)プリプロセッサ620がどのようにして色補正を実施すべきであるかを規定する。
温度センサ628は、OLEDモジュールアセンブリ138内で温度測定を行なってOLEDモジュールアセンブリ138内のOLED装置の温度を求める従来の検知装置であり得る。色補正を正確に調節するために、精密な温度測定が重要である。OLEDアレイ612内の各OLED装置の温度に基づいて電流を調節し、温度により生じる光出力の変動を補償することができる。温度センサ628からの温度情報は、処理のために、データバスTEMPERATURE DATAを介してモジュールインターフェイス626に送られる。温度センサ628の例は、アナログデバイシズ(Analog Devices)のAD7416装置である。
OLEDタイルアセンブリ100に埋込まれたOLEDタイル制御システム600に加え、OLEDタイルアセンブリ100内の他の部分、たとえばOLEDタイルアセンブリ100の電源、およびOLEDアレイ612の背面等にヒートシンクとして設けられた追加の冷却ブロックは、1つ以上の冷却ファンの動作の結果としての冷却流体、たとえば気流により冷却される。これらの冷却ファンは、1分間に2〜5立方フィート(cfm)の体積速度の気流を提供してOLEDタイルアセンブリ内の動作温度を10〜50℃に維持することのできる従来のDCファンであり得る。使用可能な冷却ファンの例は、デルタエレクトロニクス(Delta Electronics)のモデルBFB0505Mである。OLEDタイルアセンブリ100の電源は、冷却ファンにDC電力を提供する。
図7は、この発明に従ったOLEDタイル制御システム600の全体のアーキテクチャを示す。図7は、1つの制御ボード154が、n×mのOLEDボード142a〜142nと、基板140a〜140nとを取扱うように設計されていることを示す。したがって、制御盤154は、所定のOLEDタイルアセンブリ100内の特定のn×mの構成のOLEDモジュールアセンブリ138に依存してカスタマイズされる。より具体的に、1つの制御盤154が、制御バスVOLED CONTROL、制御バスPWM CONTROL、バスDIGITAL VOLTAGE、データバスTEMPERATURE DATA、および入力/出力バスEEPROM I/Oに関連する信号ファンアウトを、それぞれコネクタ152a〜152nを介してOLEDボード142a〜142nに提供する。
図1A〜図7を参照して、OLEDタイルアセンブリ100の特徴および動作を、以下のように概略的に説明する。
まず、OLEDタイルアセンブリ100が1つのディスプレイユニットとして独立して作動することを可能にする機能、または代替的に、タイル状に配置される一層大きなディスプレイ、たとえばタイル状に配置されるOLEDディスプレイ500を形成する1組のOLEDタイルアセンブリ100内において、OLEDタイルアセンブリ100のすべてが中央制御システムの制御下で作動することを可能にする機能が、OLEDタイルアセンブリ100に組込まれる。この柔軟性を得るために、各OLEDタイルアセンブリ100は、たとえば以下のものを含む。
−受信したすべてのコンテンツ(すなわち映像)および通信の情報を取扱うためのデジタル映像インターフェイス(すなわち、タイル処理ユニット610)。コンテンツの生成は、たとえば24ビットのRGBデータ(すなわち、信号RGB DATA IN)のDVIデータストリームを介する。タイル処理ユニット610は、各OLEDモジュールアセンブリ138へのコンテンツデータの転送を取扱う。OLEDタイルアセンブリ100と中央制御システムとの間の通信リンクが、標準RS−485プロトコル(すなわち、CNTL DATAバス)を介して設けられる。
−ソフトウェアベースの自動アドレス指定システム。各OLEDタイルアセンブリ100は、同じコンテンツデータのストリームを受取るが、各OLEDタイルアセンブリ100は、アドレス指定スキームにより、データのどの部分を用いるべきであるかを解読して、予め定められかつ各EEPROM624を介してローカルに格納された座標のアドレスに基づき、データのその部分のみを表示する。
−プログラム可能であってかつ調節されたDC出力を有する電源(すなわち、P/S158)。
−さまざまな画素に対するリアルタイムの計算、たとえば拡大、縮小、ON時間の計算、光出力の計算、耐用年数の補正、色補正、プリチャージの制御等を実施して、OLEDモジュールアセンブリ138のレベルで均一な画像を全面的に得るためのプロセッサ(すなわち、タイル処理ユニット610)。
−冷却システム(すなわち、図2参照)。より具体的に、各OLEDタイルアセンブリ100は、1組の冷却ファン160および冷却ブロック146を含む。
−診断システム。この診断システム内で、タイル処理ユニット620は、各OLEDモジュールアセンブリ138に対するデータの転送を取扱う。たとえば、OLEDアレイ612内の各OLED装置全体の電圧しきい値(すなわち、電源電圧からカソード電圧を引いたもの)を監視するためにA/Dコンバータ622が用いられ、OLEDモジュールアセンブリ138またはOLEDタイルアセンブリ100内の温度を測定するために温度センサ628が用いられる。
独立して用いるための、または代替的に、1組のOLEDタイルアセンブリ100内で用いるための、OLEDタイルアセンブリ100の第1の重要な局面は、変倍の全タスクを実行する1台の中央プロセッサを有する代わりに、分散処理が、各OLEDタイルアセンブリ100で必要に応じて画像の拡大または縮小を実施することである。たとえば、1台の中央プロセッサが、4K×4Kの解像度の画像を取扱って画像変倍アルゴリズムのすべてを稼動する代わりに、各OLEDタイルアセンブリ100の各タイル処理ユニット610(1つの映像プロセッサ)が、100×100画素等の低解像度の画像を取扱う。さらに、各OLEDタイルアセンブリ100の各タイル処理ユニット610が並列して作動することにより、極めて時間効率の良い処理を達成する。並列処理により、各OLEDタイルアセンブリ100が画像の変倍を計算するための一層長い時間、一般的に50〜60Hzの時間フレームが可能になる。したがって、極めて高いレベルの変倍アルゴリズム、たとえば双一次補間または双三次補間が、極めて費用対効果の高い態様で実現され、これによってディスプレイシステム全体に付加価値を与える。さらに、一次補間を行なう代わりに、この分散処理技術により、より低速度であってかつ100%の精度の変倍アルゴリズムの使用が可能になる。中央プロセッサを介した非分散処理と、OLEDタイルアセンブリ100を介した分散処理との比較を示す計算例は、以下のとおりである。
中央プロセッサを介した非分散処理を用いる、リアルタイムのON時間計算
入来するアクティブデータ:50Hzにおいて1600×1200画素と仮定する。
画素レート(PixelRate)=50×1600×1200=96MHz(ブランキング信号が減じられたことにより最小値)
リアルタイムのON時間計算に対し、各画素に対して[3×3]×[3×1]の行列計算を実施する。この[3×3]×[3×1]は、3×3=9回の乗算および3×3=9回の加算を必要とし、したがって全部で18回の数学的計算を必要とする。
各計算が1クロックサイクルを要すると仮定すると、96MHz×18=1.72GHzの計算速度が必要とされる。
OLEDタイルアセンブリ100を介した分散処理を用いる、リアルタイムのON時間計算
各OLEDモジュールアセンブリ138が96×72画素を含むと仮定する。
1600×1200画素のディスプレイを、(1600/96)×(1200/72)=277個のOLEDタイルアセンブリ100に分割することができる。
各OLEDタイルアセンブリ100は、50Hzの1フレーム中に96×72=6912個の画素を処理しなければならず、その結果、6912×50=345kHzの処理速度を生じる。
行列の乗算を考慮すると、345kHz×18=6.2MHzの計算速度が必要とされる。
独立して使用するための、または代替的に1組のOLEDタイルアセンブリ100内で用いるための、OLEDタイルアセンブリ100の第2の重要な局面は、映像ストリームが既知であるために、画像の変倍が一旦計算されると、所定のOLEDモジュールアセンブリ138に対して各OLEDのON時間が計算され得ることである。このON時間は、EEPROM624内にローカルに格納される。OLEDモジュールアセンブリ138の温度の測定値およびOLED自体の電圧測定値と組合せたこのON時間を用いて、所定のOLEDモジュールアセンブリ138内の各OLEDの耐用年数を導出することができる。
要約すれば、OLEDタイルアセンブリ100内において、OLEDタイルアセンブリ100に対して100%の耐用年数の保証を潜在的に提供するための情報は、ローカルな態様で利用可能である。OLEDタイルアセンブリ100の物理的なハードウェア実現と、k×lのアレイのOLEDタイルアセンブリ100により形成された、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500のアーキテクチャとによって分散処理が提供される。この分散処理は、結果的に、ディスプレイのハードウェアおよびソフトウェアシステムの複雑性を少なくし、それによって中央プロセッサによる高帯域幅の計算の必要性をなくす。
図8は、この発明の実施例に従った、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500を最初に組立て、自動設定し、較正する方法800のフロー図である。図1A〜図7は、方法800のステップ全体にわたり参照される。方法800は、以下のステップを含む。
ステップ810:タイル状に配置されるディスプレイシステムの組立ておよび作動
このステップでは、複数のOLEDタイルアセンブリ100がk×lのアレイに機械的に組立てられ、それによってタイル状に配置されるOLEDディスプレイ500等のタイル状に配置されるOLEDディスプレイを形成する。データ信号および電力の配信方法の例は、図5Aおよび図5Bに示される。その後、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500の各OLEDタイルアセンブリ100に電力が与えられる。方法800は、ステップ812に進む。
ステップ812:チェーンアドレスの割当て
このステップにおいて、中央プロセッサは、スイッチの開放および閉鎖を系統立てて行なうことによりOLEDタイルアセンブリ100の存在を検出し、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500内の各OLEDタイルアセンブリ100の存在および位置を検出する。OLEDタイルアセンブリ100の識別情報が、識別情報判定手段、たとえばRS232データインターフェイスによって読出される。使用されるスイッチは、たとえばデジタル「AND」関数を表わす。これらのスイッチはデータリクロッカ内に配置される。その後、中央プロセッサは、各OLEDタイルアセンブリ100に対し、コンテンツデータおよび通信データ(制御信号)を各OLEDタイルアセンブリ100に案内する際に使用するための一意のアドレスを割当てる。制御信号は、中央プロセッサから個々のタイルの各々へと使用され得る。方法800は、ステップ814に進む。
ステップ814:表示座標の割当て
このステップにおいて、各OLEDタイルアセンブリ100は、各OLEDタイルアセンブリ100がディスプレイ全体のどの部分を示すかを指定する表示座標を受取る。各OLEDタイルアセンブリ100のタイル処理ユニット610は、その表示座標を用いて、入来するデータを自動的に調節し、OLEDタイルアセンブリ100の解像度に合わせる。方法800は、ステップ816に進む。
ステップ816:タイルの設定
このステップにおいて、各OLEDモジュールアセンブリ138内のEEPROM624に含まれる設定データが、それに関連するタイル処理ユニット610により読出される。各タイル処理ユニット610はこの情報を用い、関連するOLEDモジュールアセンブリ138の特性に応じて、関連するOLEDタイルアセンブリ100の解像度を設定する。方法800は、ステップ818に進む。
ステップ818:OLEDモジュールの較正
このステップにおいて、各OLEDタイルアセンブリ100内の各OLEDモジュールアセンブリ138は、各サブ画素の輝度値Yを適切な値に設定すること、すなわち、所望の色温度および輝度を実現することのできる値に設定することにより、較正される。較正係数が各OLEDタイルアセンブリ100内で設定されることにより、各OLEDタイルアセンブリ100内の各画素は、ディスプレイ全体の輝度に合致し、色補償されて個々の画素の不均一性が補正される。方法800は、ステップ820に進む。
ステップ820:動作モードへの進入
このステップにおいて、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500内の各OLEDタイルアセンブリ100の各タイル処理ユニット610は、次に、中央プロセッサから通常動作用のグローバルな表示パラメータを受取り、それによって動作モードに入る。方法800は終了する。
図9は、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500内の1つ以上のOLEDタイルアセンブリ100を交換、追加、または除去する方法900のフロー図である。方法900のステップ全体にわたり、図1A〜図7が参照される。方法900は、以下のステ
ップを含む。
ステップ910:タイルの追加、除去、または交換
このステップにおいて、タイル状に配置される既存のOLEDディスプレイ500の1つ以上のOLEDタイルアセンブリ100が、機械的に交換、追加、または除去される。加えて、タイル状に配置される既存のOLEDディスプレイ500内の既存のOLEDタイルアセンブリ100を再設定して、本来の寸法とは異なる寸法の、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500を形成することができる。方法900は、ステップ912に進む。
ステップ912:ディスプレイタイルの検出
このステップにおいて、中央プロセッサは、スイッチの開放および閉鎖を系統立てて行なうことによりOLEDタイルアセンブリ100の存在を検出し、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500内の各OLEDタイルアセンブリ100の存在および位置を検出する。方法900は、ステップ914に進む。
ステップ914:ディスプレイを再設定するか?
この決定のステップにおいて、中央プロセッサは、ステップ912で検出されたOLEDタイルアセンブリ100についての情報を用いて、タイルの数および配置が変更されたかどうかを判定する。変更されていると判定した場合は、方法900が終了して方法800が実行される。変更されていないと判定した場合は、タイルが単に交換されて、方法900はステップ916に進む。
ステップ916:チェーンアドレスの割当
このステップにおいて、中央プロセッサは、交換されたか、または再び位置付けられた各OLEDタイルアセンブリ100の存在および位置を検出し、各々に、コンテンツデータおよび通信データを案内する際に使用するための一意のチェーンアドレスを割当てる。方法900は、ステップ918に進む。
ステップ918:表示座標の割当て
このステップにおいて、交換された各OLEDタイルアセンブリ100は、この各OLEDタイルアセンブリ100がディスプレイ全体のどの部分を示すかを指定する表示座標を受取る。各OLEDタイルアセンブリ100のタイル処理ユニット610は、その表示座標を用いて、入来するデータを自動的に調節し、OLEDタイルアセンブリ100の解像度に合わせる。方法900は、ステップ920に進む。
ステップ920:交換されたタイルの設定
このステップでは、交換された各OLEDタイルアセンブリ100に含まれる各タイル処理ユニット610内のEEPROM624に含まれる設定データが、タイル処理ユニット610によって読出される。各タイル処理ユニット610は、この情報を用いて、関連するOLEDモジュールアセンブリ138の特性に応じて、関連するOLEDタイルアセンブリ100の解像度を設定する。方法900は、ステップ922に進む。
ステップ922:OLEDモジュールの較正
このステップにおいて、交換された各OLEDタイルアセンブリ100内の各タイル処理ユニット610は、各サブ画素の輝度値Yを適切な値に設定すること、すなわち、所望の色温度、所望の輝度のレベルおよび均一性、ならびに所望の色の均一性を実現することのできる値に設定することにより、較正される。較正係数が各OLEDタイルアセンブリ100内で設定されることにより、各OLEDタイルアセンブリ100内の各画素は、ディスプレイ全体の輝度に合致し、色補償されて個々の画素の不均一性が補正される。方法
900は、ステップ924に進む。
ステップ924:動作モードへの進入
このステップにおいて、タイル状に配置されるOLEDディスプレイ500内の各OLEDタイルアセンブリ100の各タイル処理ユニット610は、次に、中央プロセッサから通常動作用のグローバルな表示パラメータを受取り、それによって動作モードに入る。方法900は終了する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の一実施例に従ったOLEDタイルアセンブリの視認可能な面の斜視図である。 この発明の一実施例に従ったOLEDタイルアセンブリの視認不可能な面の斜視図である。 この発明の一実施例に従ったOLEDタイルアセンブリの分解図である。 図1Bの線A−Aに沿って得られる、OLEDタイルアセンブリの断面図である。 図1Cの詳細Aの断面図である。 この発明のOLEDタイルアセンブリとともに用いるための1つのマスクの斜視図である。 この発明の一実施例に従った、タイル状に配置されるOLEDディスプレイと、信号および電力を配信するマルチライン方法とを概略的に示す図である。 この発明の一実施例に従った、タイル状に配置されるOLEDディスプレイと、信号および電力を配信するデイジーチェーン方法とを概略的に示す図である。 この発明の一実施例に従ったOLEDタイルアセンブリで用いるためのOLEDタイル制御システムの機能ブロック図である。 この発明の一実施例に従ったOLEDタイル制御システムの全体のアーキテクチャを示す図である。 この発明の一実施例に従ったタイル状に配置されるOLEDディスプレイの最初の組立て、自動設定、および較正の方法のフロー図である。 タイル状に配置されるOLEDディスプレイにおいて1つ以上のOLEDタイルアセンブリを交換、追加、または除去する方法のフロー図である。
符号の説明
100 OLEDタイルアセンブリ、110 精密フレーム、112 マスク、138
OLEDモジュールアセンブリのアレイ、140 基板、142 OLEDボード、144 アンダーフィル材料、146 冷却ブロック、148 ポッティング材料、150
円偏光子、152 コネクタ、154 制御盤、156 アセンブリブラケット、158 P/S、160 冷却ファン、162 絶縁シート。

Claims (26)

  1. 画像を表示するための、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)であって、機械的に共に結合される複数の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)と、表示されるべき前記画像に関してリアルタイムの計算を実施するための処理手段とを備え、
    前記処理手段は、前記複数の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)の全体に分散された分散処理手段であり、それによって各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)は、前記画像の異なる部分を取扱ってリアルタイムの計算を実施するのに適する、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  2. 表示されるべき前記画像に関するデータは、拡大縮小可能なビットストリームの形をとる複数の放射ディスプレイアセンブリ(100)に送信される、請求項1に記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  3. 放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)には、当該ディスプレイタイルアセンブリ(100)に表示するために、拡大縮小可能なビットストリームの一部を選択するための手段が設けられる、請求項1または請求項2に記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  4. 前記選択するための手段は、前記ビットストリームを切り捨てるための切り捨て手段を含む、請求項3に記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  5. 前記分散処理手段は、各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)において画像の拡大または縮小を実施するのに適する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  6. 高レベルの変倍アルゴリズムが前記画像の拡大または縮小のために使用される、請求項5に記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  7. 前記高レベルの変倍アルゴリズムは、100%の精度の変倍アルゴリズムである、請求項6に記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  8. 前記複数の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)の前記分散処理手段は、並列して作動する、請求項1から請求項7のいずれかに記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  9. 放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)には、マルチライン接続、デイジーチェーン接続、またはスター接続のいずれかを介して別の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)からデータを受信するか、または別の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)にデータを送信するためのデータ入力および/またはデータ出力接続が設けられる、請求項1から請求項8のいずれかに記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  10. 放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)には、マルチライン接続、デイジーチェーン接続、またはスター接続のいずれかを介して別の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)から電力を受信するか、または別の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)に電力を送信するための電力入力および/または電力出力接続が設けられる、請求項1から請求項9のいずれかに記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  11. 放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)には、電力およびデータの両方の送信を組合せることのできるコネクタが設けられる、請求項1から請求項10のいずれかに記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  12. 各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)には、設定データを格納するためのローカルな記憶手段が設けられる、請求項1から請求項11のいずれかに記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  13. 放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)は、他のタイルが作動し続けている間に修理され得るように適合される、請求項1から請求項12のいずれかに記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  14. 前記タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)は調節可能なサイズを有する、請求項1から請求項13のいずれかに記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)。
  15. 機械的に共に結合される複数の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)を備えるタイル状に配置される放射ディスプレイ(500)を自動的に設定する方法(800)であって、前記タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)は、画像を表示するように意図され、前記方法は、
    各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)に対し、コンテンツデータおよび通信データを案内する際に使用するための一意のアドレスを割当てるステップ(812)と、
    各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)に対し、各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)が表示されるべき画像のどの部分を示すかを指定する表示座標を配信するステップ(814)と、
    各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)に対し、前記放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)にローカルな記憶装置(624)に格納された設定データを読出すことと、前記放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)にローカルな分散処理手段(610)でこの情報を用いて、前記放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)の解像度を設定することとにより、前記放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)を設定するステップ(816)とを含む、方法。
  16. 前記各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)に一意のアドレスを割当てるステップ(812)の前に、前記タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)において前記放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)の存在を検出するステップをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. ディスプレイ全体の輝度を整合するためにおよび/または個々の画素の不均一性を補正するために、前記放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)を較正するステップをさらに含む、請求項15または請求項16に記載の方法。
  18. 前記各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)に一意のアドレスを割当てるステップ(812)の前に、前記タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)を機械的に組立てて作動させるステップをさらに含む、請求項15から請求項17のいずれかに記載の方法。
  19. 前記機械的に組立てるステップは、1つの放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)から別の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)へのデータおよび/または電力に対し、デイジーチェーン接続、マルチライン接続、またはスター接続のうちの1つを提供するステップを含む、請求項18に記載の方法。
  20. 画像を表示するように意図される、タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)において、少なくとも1つの放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)を交換する方法であって、
    前記タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)において少なくとも1つの放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)を機械的に交換するステップ(910)と、
    少なくとも1つの交換された放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)に対し、コンテンツデータおよび通信データを案内する際に使用するための一意のアドレスを割当てるステップ(916)と、
    前記少なくとも1つの交換された放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)に対し、前記少なくとも1つの交換された放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)が表示されるべき画像のどの部分を示すかを指定する表示座標を割当てるステップ(918)と、
    交換された各放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)に対し、前記少なくとも1つの放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)にローカルな記憶装置(624)に格納された設定データを読出すことと、前記交換された放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)にローカルな分散処理手段(610)でこの情報を用いて、前記放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)の解像度を設定することとにより、前記少なくとも1つの交換された放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)を設定するステップ(920)とを含む、方法。
  21. ディスプレイ全体の輝度を整合するためにおよび/または個々の画素の不均一性を補正するために、前記少なくとも1つの交換された放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)を較正するステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記一意のアドレスを割当てるステップの前に、タイルの数または配置が変更されたかどうかを判定するステップ(914)をさらに含む、請求項20または請求項21に記載の方法。
  23. タイルの数または配置が変更されている場合に、請求項12から請求項16に記載の方法のいずれかに従い、前記タイル状に配置される放射ディスプレイ(500)を設定するステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記少なくとも1つの放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)を機械的に交換するステップは、少なくとも1つの他の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)からの、または、少なくとも1つの他の放射ディスプレイタイルアセンブリ(100)へのデータおよび/または電力に対する配信接続を復元するステップを含む、請求項20から請求項23のいずれかに記載の方法。
  25. 前記ディスプレイはOLEDディスプレイである、請求項1から請求項14のいずれかに記載の、タイル状に配置される放射ディスプレイ。
  26. 前記放射ディスプレイはOLEDディスプレイである、請求項15から請求項24のいずれかに記載の方法。
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