JP2005179035A - シート収容装置及びこれに用いられるシートガイド機構 - Google Patents

シート収容装置及びこれに用いられるシートガイド機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 可変シートガイドの位置ずれに起因する各種不具合(ジャム、スキュー、可変シートガイドの破損など)を有効に解消する。
【解決手段】 トレイ受部1に引き出し自在に装着され且つシートSが収容可能なシートトレイ2と、このシートトレイ2に収容されたシート束を位置決めするシートガイド機構3とを備えたシート収容装置において、シートガイド機構3が、シートサイズに応じて位置決め位置が変更可能な可変シートガイド4を少なくとも有し、この可変シートガイド4の少なくとも一つとトレイ受部1との間には、可変シートガイド4がシートサイズに合致した正規位置から位置ずれした条件下でトレイ受部1へのシートトレイ2の挿入動作が禁止されるストッパ機構6を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機やプリンタ等のシート処理装置において用いられ、供給すべきシートを収容するシート収容装置に係り、特に、シートトレイにシート束を位置決め収容するシート収容装置及びこれに用いられるシートガイド機構の改良に関する。
一般に、複写機やプリンタ等のシート処理装置にあっては、装置本体内部若しくは装置本体の外部にシートが収容されたシート処理装置を配設し、このシート処理装置に収容されたシートを作像エンジン等のシート処理部に供給し、画像形成などのシート処理を行うようにしたものがある。
この種のシート収容装置は、トレイ受部に引出自在に装着され且つシートが収容可能なシートトレイと、このシートトレイ内のシートが位置ずれしないように、シートトレイに収容されたシート束を位置決めするシートガイド機構とを備えている。
ここで、シートガイド機構は、例えばシートの搬送方向後端位置を規制するエンドガイドと、シートの幅方向側端位置を規制するサイドガイドとを備えている。
ところで、この種のシートガイド機構としては、シートガイド(エンドガイド,サイドガイド)の少なくとも一つを位置変化可能に構成し、複数サイズのシートを位置決め可能にする提案がなされている。また、シートトレイに対しシートガイドであるエンドガイドを揺動自在に設け、シートトレイ引出動作に連動して前記エンドガイドをシート位置から離間する方向に拡開移動させ、シートの補給操作を容易にする提案もなされている(例えば特許文献1,2参照)。
特開平4−197926号公報(実施例,第4図,第5図) 特開平4−243732号公報(実施例,図1)
ところで、例えば特許文献1所載のシートガイド機構にあっては、ユーザーが走行しようとするシートサイズに対してエンドガイドが位置ずれしている状況において、ユーザーがそれに気づかずにシートトレイを挿入しようとすると、エンドガイドを破損する懸念がある。また、たとえシートトレイが挿入できたとしても、シート後端が折れたり、シートスキューの原因になるという懸念がある。
ユーザーが例えばA4判サイズからB5判サイズのシートに変更したい場合、前記エンドガイド及びサイドガイドの両方をB5判サイズ位置に移動する必要があるが、例えば前記エンドガイドの移動を忘れた場合には、ユーザーがそれに気づかずにシートをセットした後、勢いよく前記シートトレイをトレイ受部内に挿入させると、前記シートがセット位置よりずれてしまい、ミスフィードやスキューが発生する懸念がある。
この点、特許文献2所載の技術にあっては、可変シートガイドであるエンドガイドはシート後端を押圧付勢した態様であるため、上述したようなシートの位置ずれは有効に回避されるものの、シート後端への押圧のばらつきにより、シート後端部にダメージを与えたり、シートがスキューするという懸念がある。
特に、画像形成装置等のシート処理装置に付設される外付けの大容量シート供給装置にあっては、ジャム発生時にシート搬送方向と反対方向にシート束がスライドすることもあり、シート後端部へのダメージは更に大きくなることが予測される。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、可変シートガイドの位置ずれに起因する各種不具合を有効に解消することができるシート収容装置及びこれに用いられるシートガイド機構を提供するものである。
すなわち、本発明は、図1に示すように、トレイ受部1に引き出し自在に装着され且つシートSが収容可能なシートトレイ2と、このシートトレイ2に収容されたシート束を位置決めするシートガイド機構3とを備えたシート収容装置において、シートガイド機構3が、シートサイズに応じて位置決め位置が変更可能な可変シートガイド4を少なくとも有し、この可変シートガイド4の少なくとも一つとトレイ受部1との間には、可変シートガイド4がシートサイズに合致した正規位置から位置ずれした条件下でトレイ受部1へのシートトレイ2の挿入動作が禁止されるストッパ機構6を設けたことを特徴とする。
このような技術的手段において、本件のシート収容装置は、シート処理装置の装置本体内部に配設されるものに限らず、シート処理装置に外付けされる態様をも含む。ここで、本件は、シートSの容量に拘わらず広く含むが、主として大容量シート収容装置のシートの位置決め構造として有効である。
また、シートトレイ2は、トレイ受部1に引き出し自在に装着されるものであればよく、トレイ受部1から完全に引き出される態様、完全には引き出されない態様のいずれをも含む。
更に、シートガイド機構3は、シートトレイ2に収容されたシート束を位置決めするものであれば、一若しくは複数のシートガイドを備えていればよいが、少なくとも可変シートガイド4を備えていることが必要である。本例では、二つの可変シートガイド4(具体的には4a,4b)を用いたモデルが記載されているが、これに限られるものではなく、例えば可変シートガイド4と固定シートガイドとの組み合わせ態様をも含む。
また、シートガイド機構3の可変シートガイド4としては、トレイ受部1からシートトレイ2を引き出した状態において収容すべきシートサイズ位置から一時的に退避可能である態様が好ましい。
本態様によれば、可変シートガイド4によるシートSの位置決め性と、シートトレイ2引出時におけるシートSの補給操作性(シートSのセット操作スペースを広く確保)とを両立させることができる。
更に、複数の可変シートガイド4を有するシートガイド機構3にあっては、シートガイド機構3の操作性を考慮すれば、複数の可変シートガイド4は連動機構を介して連動するものであることが好ましい。
また、ストッパ機構6としては、可変シートガイド4の位置ずれ時にトレイ受部1へのシートトレイ2の挿入動作を禁止するものであれば広く含む。
このとき、シートガイド機構3として複数の可変シートガイド4を有する態様にあっては、少なくとも可変シートガイド4の一つ(例えば4a)とトレイ受部1との間にストッパ機構6を設けるようにすればよいが、好ましいシートガイド機構3としては、少なくともシートSの隣接する二側面が位置決め可能な複数の可変シートガイド4(4a,4b)を有し、少なくとも隣接する複数の可変シートガイド4とトレイ受部1との間にストッパ機構6を設けたものが挙げられる。
更に、ストッパ機構6の代表的態様としては、可変シートガイド4の少なくとも一つには当該可変シートガイド4と共に移動可能な被ストッパ部7を設ける一方、トレイ受部1には、可変シートガイド4がシートサイズに合致した適正位置に設定されている条件下でのみ被ストッパ部7が通過可能な通過許容部9を有し、これ以外の条件下では被ストッパ部7の通過が遮断されるストッパ部材8を設けたものが挙げられる。
ここで、被ストッパ部7としては突起部、凹部などが含まれる。また、ストッパ部材8は、可変シートガイド4の被ストッパ部7に対応した通過許容部9を有し、可変シートガイド4がシートサイズに合致した条件下でのみトレイ受部1へのシートトレイ2の挿入動作を許容することを企図したものである。
この種のストッパ機構6(被ストッパ部7+ストッパ部材8)の代表的モデルとしては、可変シートガイド4にはガイド本体から突出する突起状の被ストッパ部7を設け、ストッパ部材8には前記突起状の被ストッパ部7が通過可能なスリット状の通過許容部9を設けたものが挙げられる。
更に、この種のストッパ機構6において、ストッパ部材8は、収容すべきシートサイズに応じて移動可能である可動型であってもよいし、トレイ受部1に対し固定配置されている固定型のいずれでもよい。この場合、可動型ストッパ部材8では、ストッパ部材8の設定位置を特定する上でシートサイズ表示部を設けることが好ましい。
また、少なくともシートSの隣接する二側面が位置決め可能な複数の可変シートガイド4を有する態様にあっては、ストッパ部材8に設けられた複数の通過許容部9間の距離が一定である態様にしてもよいし、あるいは、ストッパ部材8に設けられた複数の通過許容部9間の距離がシートサイズに応じて相違する態様にしてもよい。
ここで、前者の態様では、可変シートガイド4側の被ストッパ部7の相対位置関係が一定になるように両方の可変シートガイド4を移動させ、かつ、被ストッパ部7の移動軌跡に合わせて可動型ストッパ部材8を移動させることが必要である。
一方、後者の態様では、固定型ストッパ部材8において、各可変シートガイド4の被ストッパ部7の相対位置関係を考慮し、対応する通過許容部9の位置を設定することが必要である。
本発明は、シート収容装置に限られるものではなく、これに組み込まれるシートガイド機構そのものをも対象とする。
この場合、本発明としては、図1に示すように、トレイ受部1に引き出し自在に装着されるシートトレイ2を備えたシート収容装置に設けられ、シートトレイ2に収容されたシート束を位置決めするシートガイド機構3において、シートサイズに応じて位置決め位置が変更可能な可変シートガイド4(例えば4a,4b)を少なくとも有し、この可変シートガイド4の少なくとも一つとトレイ受部1との間には、可変シートガイド4がシートサイズに合致した正規位置から位置ずれした条件下でトレイ受部1へのシートトレイ2の挿入動作が禁止されるストッパ機構6を設けたものが挙げられる。
本発明に係るシート収容装置によれば、可変シートガイドとトレイ受部との間に、可変シートガイド位置ずれ時にトレイ受部へのシートトレイの挿入動作が禁止されるストッパ機構を設けたので、可変シートガイド位置ずれ時には、可変シートガイド位置がずれた状態のままトレイ受部にシートトレイが挿入される事態を有効に回避することができる。
この結果、ユーザーにとって可変シートガイドの位置ずれを容易に把握することができ、可変シートガイドの位置ずれに起因する不具合を未然に防止することができる。
すなわち、従前の方式では、例えば可変シートガイド位置とシートセット位置とがミスマッチであるように、可変シートガイドが正規位置からずれている場合には、トレイ受部へシートトレイを挿入した際の衝撃などにより、シートトレイに収容されたシート位置にずれが生じ、ジャムやスキュー、更には可変シートガイドの破損事故が発生する懸念があったが、本発明にあっては、これらの不具合を未然に防止することが可能である。
また、本発明に係るシートガイド機構によれば、可変シートガイドの位置ずれによる不具合を解消することが可能なシート収容装置を簡単に構築することができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用されたシート収容装置の実施の形態1が組み込まれたシート処理装置の一例を示す説明図である。
同図において、シート処理装置は、画像形成装置20と、この画像形成装置20にシートSを供給する外付けの大容量シート収容装置40とを備えている。
本実施の形態において、画像形成装置20は、装置本体21内に作像エンジンとしてのプロセスカートリッジ22(例えば感光体ドラム23の周囲に現像装置24を始めとする他のデバイスを組み込んだ態様)を備え、露光装置25にて感光体ドラム23上に静電潜像を形成し、これを現像装置24にて可視像化した後、転写装置26にて感光体ドラム23上の可視像をシートSに転写するものである。
そして、本例では、装置本体21のうち、プロセスカートリッジ22の下方には複数段のシート収容装置31〜34が内蔵されており、各シート収容装置31〜34から送出されたシートSは、略鉛直方向に延びるシート搬送路を経てプロセスカートリッジ22と転写装置26との間の転写部位に至り、感光体ドラム23上の画像が転写された後、定着装置27を経て装置本体21の頂部に設けられた排出トレイ28へと排出される。
尚、符号35は例えば装置本体21の頂部に配設される画像読取ユニット、36は画像読取ユニット35上に配設される原稿送りユニット、37は両面記録モード時などでシートSを反転搬送させる両面搬送ユニットである。
また、本実施の形態において、外付けの大容量シート収容装置40は、図2〜図4に示すように、筐体41内にトレイ受部であるトレイ受けフレーム(図示せず)を有し、このトレイ受けフレームに対してシートトレイ50を引き出し自在に収納するようにしたものである。
本例では、筐体41は、前面のみ開口したボックス形状に構成されており、トレイ受けフレームの周囲に外装パネル43を取り付けたものである。そして、筐体41の頂部内側のうちシートSの搬送方向側には、シート送出用のフィーダユニット44及びフィーダユニット44から送出されたシートSを画像形成装置20側に搬送する搬送ロール45が組み込まれている。
一方、シートトレイ50は、特に図4に示すように、上方及び一側方が開口したボックス形状に構成されており、シートトレイ50の底部には大量のシートが積載収容されるボトムプレート51が図示外の昇降機構により昇降動自在に配設されている。そして、このシートトレイ50にはシートガイド機構60が配設されており、収容されたシートを位置決めするようになっている。
本実施の形態において、シートガイド機構60は、シートトレイ50のうちシートの搬送方向(本例ではシートトレイ50の出入方向Mと直交する方向)の後方側に設けられてシートの後端位置を規制するエンドガイド61と、シートトレイ50の引き出し方向奥側に配設されてシートの側方位置を規制する一対のサイドガイド62(具体的には62a,62b)とを備えている。
そして、本実施の形態では、エンドガイド61及びサイドガイド62は、図6に模式的に示すように、連動機構70を介して連動するようになっている。
この連動機構70は、エンドガイド61に当該エンドガイド61の移動方向Xに沿って直線的に延びるエンド連動アーム71を設けると共に、サイドガイド62a(62)には前記エンドガイド61の移動方向Xに直交する方向に延び且つ途中からサイドガイド62aの移動方向Wに沿って延びるサイド連動アーム72をエンドガイド61と交差配置し、エンド連動アーム71及びサイド連動アーム72のW方向に延びる傾斜部72bの一側にはラック71a,72aを形成すると共に、これらに夫々噛合するピニオンギア73,74を同軸に配設したものである。
このとき、各連動アーム71,72に形成されたラック71a,72aのピッチ及びピニオンギア73,74のピッチは、シートサイズに対応して適宜選定されるものである。また、サイド連動アーム72の傾斜部72bの傾斜方向、すなわち、サイドガイド62aの移動方向Wは、サイドガイド62aのW方向の移動量のX方向成分がエンドガイド61のX方向の移動量mに等しくなるように設定されている。
尚、本実施の形態における連動機構70は、他方のサイドガイド62bについても一方のサイドガイド62aと同様な連動機構要素(図示せず)を介して連動するように構成されている。
特に、本実施の形態では、シートガイド機構60には、各シートガイド(エンドガイド61,サイドガイド62)がシートサイズに合致しない位置にセットされた条件下で、筐体41内へのシートトレイ50の挿入動作を禁止するストッパ機構80が付設されている。
このストッパ機構80は、図4〜図6に示すように、エンドガイド61及びシートトレイ50の奥側に位置するサイドガイド62の頂部には被ストッパ部としてのピン状の突起部81,82をガイド本体から突出配置する一方、筐体41の入口開口上縁にストッパ部材90を設けたものである。
本例において、ストッパ部材90は、シートトレイ50の出入方向Mに直交する方向に延びる棒状部材であり、その下面側に前記突起部81,82が通過可能な2つのスリット凹部91,92を有し、収容すべきシートサイズ(本例ではレターLEF(Long Edge Feedの略),A4LEF,B5LEFの三種を想定しているが、これに限られない。)に応じて移動自在に配設されている。
ここで、ストッパ部材90の取付構造は、例えば図5に示すように、筐体41の入口開口上縁部に設けられた各シートサイズ表示部を目安に、ストッパ部材90を所定のシートサイズ位置に移動させた後図示外の止め具にて固定するようにしたものである。
このとき、ストッパ部材90のスリット凹部91,92における中心線間のスパンLAは、各シートガイド61,62が各シートサイズに合致した位置にセットされた条件下で、前記エンドガイド61及びサイドガイド62aの各突起部81,82中心線間のX方向に沿ったスパンをLBとすれば、このLBに対応して設定されている。
次に、本実施の形態におけるシート収容装置の作動について説明する。
今、図4に示すように、筐体41内からシートトレイ50を引き出し、所定サイズのシートをセットし、シートガイド機構60のエンドガイド61及びサイドガイド62にて前記シートを正常に位置決めしたと仮定する。
この状態において、図7(a)に示すように、エンドガイド61及びサイドガイド62a(62)は正規位置に設定されることから、夫々のシートガイド61,62aの突起部81,82中心間のX方向スパンLBは正規スパンLAに設定される。
よって、筐体41内にシートトレイ50を挿入操作すると、各シートガイド61,62aの突起部81,82はストッパ部材90のスリット凹部91,92をそのまま通過することができるため、シートトレイ50は筐体41内のトレイ受部に収納される。
一方、図7(b)に示すように、エンドガイド61及びサイドガイド62のうち少なくともいずれか一方が正規位置からずれたようなミスマッチの場合(本例ではエンドガイド61がずれた状態を例示)には、エンドガイド61及びサイドガイド62aの突起部81,82中心間のX方向スパンLBは正規スパンLAと異なって設定される。
この結果、筐体41内にシートトレイ50を挿入操作すると、少なくともいずれか一方も突起部81,82(本例では突起部81)がストッパ部材90のスリット凹部91,92のいずれか(本例では91)から外れてしまい、ストッパ部材90そのものに衝合してせき止められる。このため、筐体41内へのシートトレイ50の挿入動作がストッパ部材90にて禁止されることになり、ユーザーはシートガイド機構60が正規位置にセットされていないことを未然に把握することができる。
よって、シートガイド61,62位置が正規でない状態のまま、シートトレイ50がトレイ受部に収納されることはなくなるため、トレイ受部へシートトレイ50を挿入した際の衝撃などにより、シートトレイ50に収容されたシートS位置にずれが生じ、ジャムやスキューにつながる虞れはない。
◎実施の形態2
図8は本発明が適用されたシート収容装置の実施の形態2の要部を示す。
同図において、シート収容装置の基本的構成は実施の形態1と略同様であるが、シートガイド機構60の連動機構70(図9参照)及びストッパ機構80が実施の形態1と異なる。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
本実施の形態において、連動機構70の基本的構成は、図9に示すように、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、サイドガイド62a(62)の移動方向Yをエンドガイド61の移動方向Xと直交する方向にすべく、サイド連動アーム72をエンド連動アーム71と直交配置させるようにしたものである。
また、ストッパ機構80の基本的構成は、図8及び図9に示すように、エンドガイド61及びサイドガイド62a(62)に実施の形態1と同様な突起部81,82を備えているが、ストッパ部材90の構成が実施の形態1と異なるものになっている。
本例において、ストッパ部材90は、筐体41の入口開口上縁に固定的に設けられる棒状部材であり、この棒状部材の下面には複数のスリット凹部101〜104を設けたものである。
ここで、各シートガイド61,62が各シートサイズ(例えばレターLEF,A4LEF,B5LEF)に合致した位置にセットされた条件下で、前記エンドガイド61及びサイドガイド62aの各突起部81,82中心線間のX方向に沿ったスパンLBが夫々LA1,LA2,LA3であると仮定すれば、ストッパ部材90のスリット凹部104は正規位置のサイドガイド62aの突起部82位置に対応して設けられ、ストッパ部材90のスリット凹部101〜103とスリット凹部104とにおける中心線間のスパンが夫々LA1,LA2,LA3に対応するように設定されている。
従って、本実施の形態において、例えば各シートガイド61,62がシートサイズに対応した正規位置に設定されたと仮定すると、エンドガイド61及びサイドガイド62aの各突起部81,82中心線間のX方向に沿ったスパンLBは、シートサイズに応じた寸法LA1,LA2,LA3のいずれか(本例ではLA2を例示)に設定される。
このため、筐体41内にシートトレイ50を挿入操作すると、各シートガイド61,62aの突起部81,82はストッパ部材90のスリット凹部101〜103のいずれか(本例では102)とスリット凹部104をそのまま通過することができるため、シートトレイ50は筐体41内のトレイ受部に収納される。
一方、エンドガイド61が正規位置からずれたようなミスマッチの場合には、エンドガイド61及びサイドガイド62aの突起部81,82中心間のX方向スパンLBは正規スパンLA1,LA2,LA3と異なって設定される。
この結果、筐体41内にシートトレイ50を挿入操作すると、エンドガイド61の突起部81がストッパ部材90のスリット凹部101〜103のいずれからも外れてしまい、ストッパ部材90そのものに衝合してせき止められる。このため、筐体41内へのシートトレイ50の挿入動作がストッパ部材90にて禁止されることになり、ユーザーはシートガイド機構60が正規位置にセットされていないことを未然に把握することができる。
よって、シートガイド61,62位置が正規でない状態のまま、シートトレイ50がトレイ受部に収納されることはなくなるため、トレイ受部へシートトレイ50を挿入した際の衝撃などにより、シートトレイ50に収容されたシート位置にずれが生じ、ジャムやスキューにつながる虞れはない。
尚、本実施の形態では、ストッパ部材90を固定型として構築しているが、これに限られるものではなく、例えば図10に示すように、ストッパ部材90を2つのパーツ90a,90bに分け、一方のパーツ90aには一つのスリット凹部111を設けると共に、シートサイズ位置に対応して設定される複数の位置決めノッチ112〜114を設け、他方のパーツ90bには一つのスリット凹部115を設けると共に、シートサイズに対応して設定される一つの位置決め突起116を設け、ストッパ部材90の各パーツ90a,90bを摺動自在に移動させ、かつ、一方のパーツ90aの所定の位置決めノッチ112〜114に他方のハーツ90bの位置決め突起116を係合させることにより、各シートガイド61,62aが正規位置に設定されている条件下での各突起部81,82間のX方向スパンLBに、前記スリット凹部111,115における中心線間スパンLAを合わせるようにしてもよい。
◎実施の形態3
図11は本発明が適用されたシート収容装置の実施の形態3を示す。
本実施の形態において、シート収容装置の基本的構成は、実施の形態1と略同様であるが、シートガイド機構60のうちエンドガイド61の構成が実施の形態1と異なる。
本例では、エンドガイド61は、図11及び図12に示すように、揺動軸123を中心として揺動する揺動アーム121を有し、この揺動アーム121の揺動自由端側にシート押さえ片122を設けたものである。
また、エンドガイド61の揺動アーム121及びサイドガイド62aには突起部81,82が設けられ、一方、筐体41の入口開口上縁には実施の形態1と同様な可動型ストッパ部材90が設けられている。尚、本例では、ストッパ部材90のスリット凹部91,92の入口側には手前に向かって拡開するテーパ部91a,92aが設けられ、わずかに位置ずれした突起部81,82との係合性を確保し、各シートガイド61,62aの正規位置への設定精度を確保するようになっている。
本実施の形態によれば、筐体41内からシートトレイ50を引き出した際に、図12に仮想線で示すように、前記エンドガイド61をシート位置から離間する方向に揺動させることにより、シートトレイ50へのシートのセット操作スペースを広く確保することができ、その分、シートの補給操作性を良好にすることができる。
また、本実施の形態では、エンドガイド61が正規位置に戻らずに、シート位置から離間した位置に開放されている状況のまま、仮に、筐体41内にシートトレイ50を挿入操作したとしても、前記エンドガイド61の突起部81がストッパ部材90にせき止められるため、筐体41内へのシートトレイ50の挿入動作は禁止される。
よって、エンドガイド61そのものが筐体41の入口部分に強く衝合する事態は有効に回避されることになり、エンドガイド61の位置ずれに起因するエンドガイド61の破損事故は未然に防止される。
◎実施の形態4
図13は本発明が適用されたシート収容装置の実施の形態4の要部を示す。
本実施の形態において、シート収容装置は、実施の形態1〜3と異なり、例えばシートガイド機構60のエンドガイド61のみを可変シートガイドとして例えば実施の形態3と同様な揺動自在な構成とする一方、サイドガイド62を固定シートガイドとして構成したものである。
そして、本例のストッパ機構80は、エンドガイド61の頂部の図示外の揺動軸側に突起部81を設ける一方、筐体41の入口開口上縁コーナー部にストッパブロック(ストッパ部材)130を設け、エンドガイド61がシート位置(正規位置)から離間した揺動姿勢にある条件下では、前記突起部81がストッパブロック130に衝合するようにしたものである。
従って、本実施の形態によれば、エンドガイド61がシート位置から離間した位置に開放されたまま、筐体41内にシートトレイ50を挿入操作したとしても、前記エンドガイド61の突起部81がストッパブロック130にせき止められるため、エンドガイド61が筐体41に強く衝合し、破損するという事態は有効に回避される。
尚、図14に示すように、シートガイド機構60のエンドガイド61が水平方向の揺動軸を中心に揺動自在に構成されている態様にあっては、筐体41の対応する部分にストッパブロック140を設け、シートS位置から離間して開放されたエンドガイド61の奥側端縁の一部を被ストッパ部として前記ストッパブロック140に衝合させるようにすればよい。
本発明に係るシート収容装置及びこれに用いられるシートガイド機構の概要を示す説明図である。 本発明に係るシート収容装置の実施の形態1を組み込んだシート処理装置の一例を示す説明図である。 実施の形態1に係るシート収容装置の外観を示す説明図である。 図3の要部を示す説明図である。 図4中矢印V方向から見た矢視図である。 実施の形態1のシートガイド機構の連動機構及びストッパ機構を示す説明図である。 (a)は正常時におけるストッパ機構の動作例を示す説明図、(b)はミスマッチ時におけるストッパ機構の動作例を示す説明図である。 実施の形態2に係るシート収容装置の要部を示す説明図である。 実施の形態2のシートガイド機構の連動機構及びストッパ機構を示す説明図である。である。 実施の形態2のシートガイド機構の変形形態を示す説明図である。 実施の形態3に係るシート収容装置の要部を示す説明図である。 実施の形態3のシートガイド機構の連動機構及びストッパ機構を示す説明図である。 実施の形態4に係るシート収容装置の要部を示す説明図である。 実施の形態4に係るシート収容装置の変形形態を示す説明図である。
符号の説明
1…トレイ受部,2…シートトレイ,3…シートガイド機構,4(4a,4b)…可変シートガイド,6…ストッパ機構,7…被ストッパ部,8…ストッパ部材,9…通過許容部,S…シート

Claims (11)

  1. トレイ受部に引き出し自在に装着され且つシートが収容可能なシートトレイと、このシートトレイに収容されたシート束を位置決めするシートガイド機構とを備えたシート収容装置において、
    シートガイド機構は、シートサイズに応じて位置決め位置が変更可能な可変シートガイドを少なくとも有し、
    この可変シートガイドの少なくとも一つとトレイ受部との間には、可変シートガイドがシートサイズに合致した正規位置から位置ずれした条件下でトレイ受部へのシートトレイの挿入動作が禁止されるストッパ機構を設けたことを特徴とするシート収容装置。
  2. 請求項1記載のシート収容装置において、
    シートガイド機構は、少なくともシートの隣接する二側面が位置決め可能な複数の可変シートガイドを有し、少なくとも隣接する複数の可変シートガイドとトレイ受部との間にストッパ機構を設けたことを特徴とするシート収容装置。
  3. 請求項1記載のシート収容装置において、
    ストッパ機構は、可変シートガイドの少なくとも一つには当該可変シートガイドと共に移動可能な被ストッパ部を設ける一方、
    トレイ受部には、可変シートガイドがシートサイズに合致した適正位置に設定されている条件下でのみ被ストッパ部が通過可能な通過許容部を有し、これ以外の条件下では被ストッパ部の通過が遮断されるストッパ部材を設けたことを特徴とするシート収容装置。
  4. 請求項3記載のシート収容装置において、
    ストッパ機構は、可変シートガイドにはガイド本体から突出する突起状の被ストッパ部を設け、ストッパ部材には前記突起状の被ストッパ部が通過可能なスリット状の通過許容部を設けたことを特徴とするシート収容装置。
  5. 請求項3記載のシート収容装置において、
    ストッパ部材は収容すべきシートサイズに応じて移動可能であることを特徴とするシート収容装置。
  6. 請求項3記載のシート収容装置において、
    ストッパ部材はトレイ受部に対し固定配置されていることを特徴とするシート収容装置。
  7. 請求項2記載のシート収容装置において、
    請求項3記載のストッパ機構を具備し、
    ストッパ部材に設けられた複数の通過許容部間の距離が一定であることを特徴とするシート収容装置。
  8. 請求項2記載のシート収容装置において、
    請求項3記載のストッパ機構を具備し、
    ストッパ部材に設けられた複数の通過許容部間の距離がシートサイズに応じて相違することを特徴とするシート収容装置。
  9. 請求項1記載のシート収容装置において、
    可変シートガイドは、トレイ受部からシートトレイを引き出した状態において収容すべきシートサイズ位置から一時的に退避可能であることを特徴とするシート収容装置。
  10. 請求項2記載のシート収容装置において、
    複数の可変シートガイドは連動機構を介して連動するものであることを特徴とするシート収容装置。
  11. トレイ受部に引き出し自在に装着されるシートトレイを備えたシート収容装置に設けられ、シートトレイに収容されたシート束を位置決めするシートガイド機構において、
    シートサイズに応じて位置決め位置が変更可能な可変シートガイドを少なくとも有し、
    この可変シートガイドの少なくとも一つとトレイ受部との間には、可変シートガイドがシートサイズに合致した正規位置から位置ずれした条件下でトレイ受部へのシートトレイの挿入動作が禁止されるストッパ機構を設けたことを特徴とするシートガイド機構。
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