JP2005178590A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両内の所定箇所へ供給する空調風量を容易に且つ所望に変えることができる車両用空調装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、空調ケーシング2に導入された空気を冷却するエバポレータ6と、エバポレータを通過した空気を加熱するヒータコア8と、ヒータコアの下方からケーシングの背面に沿って上方に延びる冷風通路14と、ヒータコアの下流に設けられた温風通路12と、エバポレータを通過した空気をヒータコアに流れる空気と冷風通路に流れる空気に分配する第1エアミックスダンパ10と、冷風通路の下流端に位置するフェイスモード吹出口26と、ヒータコアの下流に設けられ、温風通路及び冷風通路の空気を混合する第2エアミックスダンパ16と、冷風通路の下流側に設けられ、第2エアミックスダンパにより混合された空気の風向きを調整する風向制御板40a,40bと、この風向制御板の向きを調整する風向制御板作動機構50と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用空調装置に係り、特に、車両内の所定箇所へ空調された空気を供給する車両用空調装置に関する。
従来から、冷却用熱交換器であるエバポレータと、加熱用熱交換器であるヒータコアを一体ユニットにし、車室内の足元スペースを拡大してコストを削減した車両用空調装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9により、従来の車両用空調装置の一例を説明する。図9に示すように、従来の車両用空調装置100は、ケーシング102を備え、このケーシング102には、車両の前方から取り込んだ空気がケーシング102内に導入される空気導入口104が設けられている。
また、ケーシング102内には、エバポレータ106が設けられ、このエバポレータ106の下流にはヒータコア108が設けられており、このエバポレータ106が、空気導入口104からケーシング102内に導入された空気を冷却し、この冷却された空気をヒータコア108が加熱するようになっている。
さらに、ケーシング102内のエバポレータ106とヒータコア108との間には、エアミックスダンパ110が設けられている。このエアミックスダンパ110の開度が調整され、エバポレータ106を通過して冷却された空気が、ヒータコア108を通過する温風通路112とヒータコア108をバイパスする冷風通路114に配分される。各通路112,114を通過したそれぞれ空気は、温風通路112と冷風通路114が合流するエアミックス領域116において混合され所望の温度の空気が得られるようになっている。
ケーシング102の後部には、フットモード吹出通路118及びフットモード吹出口118aが設けられ、フットモード吹出通路118は、前方に位置する温風通路112と仕切壁119によって仕切られている。また、ケーシング102の上部には、フェイスモード吹出口120が設けられており、このフェイスモード吹出口の前方には、デフモード吹出口122が設けられている。
エアミックス領域116の下流には、フットモード切換ダンパ124が設けられ、このフットモード切換ダンパ124が、エアミックス領域116で混合された空気をフットモード通路118へ切り換えたり、フェイスモード吹出口120及びデフモード吹出口122へ通ずる通路へ切り換えたりできるようになっている。
また、フェイスモード吹出口120とデフモード吹出口122との間には、フェイスモード/デフモード兼用切換ダンパ126が設けられ、このフェイスモード/デフモード兼用切換ダンパ126が、フェイスモード吹出口120とフットモード吹出口122へ送る空気を切り換えるようになっている。
特開平11−222021号公報(第3頁〜第7頁、第1図〜第5図)
しかしながら、上述した従来の車両用空調装置100においては、エアミックスダンパ110が冷風通路114を完全に閉鎖して温風通路112を開放する場合、エバポレータ106を通過した空気のすべては、ヒータコア108を通過し、温風通路112の空気は、仕切壁119に強制的にガイドされてエアミックス領域116へ送られる。このため、温風通路112を通過する空気の圧力損失が大きく、十分な風量が得られないという問題がある。
また、従来の車両用空調装置100では、温風通路112と冷風通路114を通過した空気がエアミックス領域116で混合される際に、エアミックス領域116で温風と冷風が混合される距離(空間)が短いために、十分な混合を行うことができず、各吹出口118a,120,122から吹き出される空調の温度がばらつくという問題がある。
さらに、従来から、例えば、車両の乗員が運転者一名のみの場合や後席に乗員がいる場合に、乗員の空調フィーリングを快適にするために、フェイスモード吹出口から吹き出される風量を調整して、乗員がいる車室内の特定箇所に空調された空気を集中的に供給したいという要請があった。
しかしながら、従来の車両用空調装置100においては、この要請を満たすために風量調整装置をフェイスモード吹出口に設けた場合には、空調装置のユニット全体の高さが高くなり、この空調ユニットが車両の限られたスペースに収容できないという問題がある。 さらに、従来の車両用空調装置100においては、空調装置のケーシング内においても、この風量調整装置を設置できるような十分なスペースがないという問題がある。
そこで、本発明は、上述した従来技術からの要請を満たすためになされたものであり、車両内の特定箇所へ供給する空調風量を容易に調整することができ、さらに、車室内の空調フィーリングを向上させることができる車両用空調装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、空調装置のユニット全体を小型化することができる車両用空調装置を提供することを目的としている。
さらに、本発明は、空調温度のばらつきを低減させることができる車両用空調装置を提供することを目的としている。
また、本発明は、圧力損失が少ない流路によって十分な風量で空調を行うことができる車両用空調装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、車両内の所定箇所へ空調された空気を供給する車両用空調装置であって、ケーシングと、このケーシング内に設けられ、上記ケーシングに導入された空気を冷却するエバポレータと、上記ケーシング内において上記エバポレータの下流に設けられ、上記エバポレータを通過した空気を加熱するヒータコアと、上記エバポレータの下流で上記ヒータコアの下方から上記ケーシングの背面に沿って上方に延びるように設けられた冷風通路と、上記ヒータコアの下流に設けられた温風通路と、上記エバポレータと上記ヒータコアとの間に設けられ、上記エバポレータを通過した空気を上記ヒータコアに流れる空気と上記ヒータコアをバイパスして上記冷風通路に流れる空気に分配する第1エアミックスダンパと、上記冷風通路の下流端で且つ上記ケーシングの上部に形成されたフェイスモード吹出口と、上記ヒータコアの下流に設けられ、上記温風通路からの温風と上記冷風通路からの冷風を混合する第2エアミックスダンパと、上記冷風通路の下流側に設けられ、上記第2エアミックスダンパにより混合されて空調された空気の風向きを調整する風向制御板と、この風向制御板の向きを調整して車両内の所定箇所に空調された空気を供給する風向制御板の操作手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された本発明の車両用空調装置においては、空調風の吹出しモードがフェイスモードに設定されている場合に、風量調節手段が車室内の所定箇所へ供給する風量を調節する。この結果、車両内の所定箇所へ供給する空調風量を容易に且つ所望に変えることができ、車室内の空調フィーリングを向上させることができる。
また、本発明の車両用空調装置によれば、ケーシングの冷風通路内に風量調節手段を設ける十分なスペースが確保されている。この結果、風量調節機能を備えつつ、空調装置全体を小型化することができる。さらに、温風通路と冷風通路が合流した場合に、この十分なスペースにおいて、温風と冷風が十分に混合されるため、空調温度のばらつきを低減させることができ、車室内の空調フィーリングを向上させることができる。
さらに、本発明の車両用空調装置によれば、温風通路と冷風通路との合流と非合流を切り換える通路切換ダンパが設けられている。このため、冷風と温風とを合流させる必要がない場合に各々の圧力損失が少ない流路によって十分な風量で空調を行うことができ、車室内の空調フィーリングを向上させることができる。
本発明において、冷風通路は、仕切壁により運転者側冷風通路と助手席冷風通路に仕切られており、風向制御板が、これらの運転者側冷風通路と助手席側冷風通路にそれぞれ設けられていることが好ましい。
また、本発明において、操作手段は、上記運転者側冷風通路と助手席側冷風通路にそれぞれ設けられた風向制御板を斉一に操作するように構成されていることが好ましい。
本発明において、操作手段は、上記空調された空気を、車室内にほぼ均等に向ける均等風向モード、車室内の運転席側へ優先的に向ける運転席優先モード、車室内の助手席側へ優先的に向ける助手席優先モードに対応して、上記風向制御板の向きを調整するように構成されていることが好ましい。
また、操作手段は、上記空調された空気を、車室内にほぼ均等に向ける均等風向モード、車室内の前席側へ優先的に向ける前席優先モードと、車室内の後席側へ優先的に向ける後席優先モードに対応して、上記風向制御板の向きを調整するように構成されてもよい。
さらに、操作手段は、上記空調された空気を、車室内にほぼ均等に向ける均等風向モード、車室内の運転席側へ優先的に向ける運転席優先モード、車室内の助手席側へ優先的に向ける助手席優先モード、車室内にほぼ均等に向ける均等風向モード、車室内の前席側へ優先的に向ける前席優先モードと、車室内の後席側へ優先的に向ける後席優先モードに対応して、上記風向制御板の向きを調整するように構成されてもよい。
本発明の車両用空調装置によれば、車両内の所定箇所へ供給する空調風量を容易に且つ所望に変えることができ、車室内の空調フィーリングを向上させることができる。
また、本発明の車両用空調装置によれば、風向切換機能を付加すると共に空調装置のユニット全体を小型化することができる。
さらに、本発明の車両用空調装置によれば、空調温度のばらつきを低減させることができ、車室内の空調フィーリングを向上させることができる。
また、本発明の車両用空調装置によれば、圧力損失が少ない流路によって十分な風量で空調を行うことができ、車室内の空調フィーリングを向上させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の車両用空調装置の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による車両用空調装置を示す側面断面図であり、図2は、本発明の一実施形態による車両用空調装置を示す背面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の車両用空調装置1は、単一の空調ケーシング2を備え、この空調ケーシング2には、空調される空気が導入される空気導入口4が設けられている。
空調ケーシング2内にはエバポレータ6が設けられおり、このエバポレータ6が、ブロワー(図示せず)によって空気導入口4から空調ケーシング2内に送られた空気を冷却するようになっている。
また、空調ケーシング2内のエバポレータ6の下流には、運転席側及び助手席側共通の単一のヒータコア8が設けられており、このヒータコア8が、エバポレータ6を通過して冷却された空気を加熱するようになっている。
さらに、エバポレータ6とヒータコア8との間には、運転席側及び助手席側共通の単一の第1エアミックスダンパ10が設けられている。この第1エアミックスダンパ10は、エバポレータ6を通過した空気を、ヒータコア8の下流に設けられた温風通路12を通過する空気とヒータコア8をバイパスして冷風通路14を通過する空気とに分配するようになっている。
ここで、図1に示すように、冷風通路14は、エバポレータ6の下流にあり且つヒータコア8の下方にある冷風通路入口14eから空調ケーシング2の背面に沿って上方に延びるように形成されており、第1エアミックスダンパ10は、ヒータコア8の入口通路8aと冷風通路14の入口14eとの間で回転軸10aを中心に回転可能となっている。また、図1に実線で示した第1エアミックスダンパ10は、ヒータコア8の入口通路8aを開放して冷風通路入口14eを閉鎖した状態を示し、図1に鎖線で示した第1エアミックスダンパ10bは、ヒータコア8の入口通路8aを閉鎖して冷風通路入口14eを開放した状態を示している。
ヒータコア8の下流の温風通路12には、運転席側及び助手席側共通の単一の第2エアミックスダンパ16が設けられ、この第2エアミックスダンパ16が温風通路12と冷風通路14との合流と非合流を切り換えるようになっている。この第2エアミックスダンパ16は、回転軸16aを中心に両端部16b,16cが一体に回動するようになっている。
図1に実線で示した第2エアミックスダンパ16の位置は、温風通路12と冷風通路14が合流している状態の位置を示している。温風通路12と冷風通路14が合流したエアミックス領域18では、ヒータコア8を通過した温風通路12の温風と、ヒータコア8をバイパスした冷風通路14の冷風が混合し、冷風通路14をエアミックス領域18から上方へ流れるようになっている。
一方、図1に鎖線で示した第2エアミックスダンパ16の位置は、第2エアミックスダンパ16が補助壁20に接し、温風通路12と冷風通路14が仕切られている状態を示している。この状態では、ヒータコア8を通過した温風通路12の温風は、冷風通路14の冷風と合流せずに温風通路12の下流12bをさらに上方へ流れるようになっている。
また、図2に示すように、冷風通路14は仕切壁22によって分割され、運転席側冷風通路14aと助手席側冷風通路14bが形成されている。
さらに、運転席側及び助手席側のそれぞれの冷風通路14a,14bには、仕切壁22を貫く仕切板24によって仕切られ、内側冷風通路14cと外側冷風通路14dが形成されている(図1参照)。
空調ケーシング2の上部には、フェイスモード吹出口26とデフモード吹出口28とフットモード通路口30が設けられており、車両用空調装置1における空調風の吹出しモードの設定に応じて、空調風が各モード吹出口26,28から吹き出されたり、通路口30へ送られるようになっている。
フェイスモード吹出口26には、運転席側及び助手席側共通の単一のフェイスモード切換ダンパ32が設けられており、このフェイスモード切換ダンパ32により、通路14c,14dを通過した風がフェイスモード吹出口26の方向やそれ以外の方向に送られるようになっている。
すなわち、通路14c,14dを通過した風をフェイスモード吹出口26から車室内に供給する場合には、フェイスモード切換ダンパ32は図1に鎖線で示すように補助壁20に接して開放位置32aとなる。一方、通路14c,14dを通過した風をデフモード吹出口28またはフットモード通路口30へ供給する場合には、図1に実線で示す閉鎖位置32bとなるようになっている。
また、デフモード吹出口28とフットモード通路口30との間には、運転席側及び助手席側共通の単一のデフモード/フッドモード切換ダンパ34が設けられており、デフモード吹出口28及びフットモード通路口30の手前に送られた風の向きが、デフモード/フッドモード切換ダンパ34によってデフモード吹出口28やフットモード通路口30に切り換えられるようになっている。
すなわち、デフモード/フッドモード切換ダンパ34は、温風通路12bを通過した温風をデフモード吹出口28のみから車室内に供給する場合には、図1に鎖線で示すデフモード吹出口開放位置34aとなるようになっている。一方、温風通路12bを通過した温風をフットモード通路口30のみから車室内に供給する場合には、デフモード/フッドモード切換ダンパ34は、図1に実線で示すフットモード通路口開放位置34bとなり、空調風がフットモード通路35を通過し、フットモード吹出口35aから車室内の運転席及び助手席や後席の足元に向けて吹出されるようになっている。
さらに、図1及び図2に示すように、冷風通路14内においてフェイスモード吹出口26に隣接した箇所には、一対の風向制御板40a,40bが設けられ、空調風の吹出しモードがフェイスモードに設定されている場合には、この風向制御板40a,40bが冷風通路14内からフェイスモード吹出口26に向かって流れる風の向きをあらゆる風向モードに切り換えるようになっている(詳細は後述する)。
図3は、図1及び図2に示す本実施形態による車両用空調装置における風向制御板の部分拡大図である。図3に示すように、フェイスモード吹出口26は、仕切壁22よりも運転席側に位置する運転席側センタフェイス吹出口26a及び運転席側サイドフェイス吹出口26bと、仕切壁22よりも助手席側に位置する助手席側センタフェイス吹出口26c及び助手席側サイドフェイス吹出口26dによって構成されている。各フェイス吹出口26a,26b,26c,26dは、通風用ダクト42a,42b,42c,42dの一端とそれぞれ連結している。
さらに、車室内のフロント部分に設けられたインストルメントパネル44の中央には、車室内センタフェイス吹出口44a,44cが配置され、各車室内センタフェイス吹出口44a,44cは、通風用ダクト42a,42cの他端とそれぞれ連結されている。
また、インストルメントパネル44の左右両端には、車室内サイドフェイス吹出口44b,44dが配置され、各車室内サイドフェイス吹出口44b,44dは、通風用ダクト42b,42dの他端とそれぞれ連結している。
図4から図8は、図3に示す本実施形態による車両用空調装置1の風向制御板40a,40bにおいて、代表的ないくつかの風向モードにおける作動機構の例を概略的に示した図である。
以下、これら図4から図8を参照して、風向制御板40a,40における各風向モードの作動機構について詳細に説明する。ここで、図4から図8中に示す矢印は風の流れを示している。
まず、図4は、本実施形態による車両用空調装置1の風向制御板40a,40bを均等風向モードに設定した場合の作動機構を示している。図4に示すように、本実施形態の車両用空調装置1における風向制御板作動機構50は、風向切換レバー52を備え、この風向切換レバー52は、車室内のインストルメントパネル44等の一部に設けられている。この風向切換レバー52の一端52aは球面となっており、パネル44の内部で回動可能に支持されている。ただし、制御板を作動させる構成はこれに限られるものではなく、上下と左右の二軸が制御できる構成であれば良い。
このレバー52は、パネル44のレバー取付部54に設けられた十字溝56に沿って前後左右に移動できるようになっており、この十字溝56内のレバー52の位置(図4参照)に対応して風向制御板40a,40bの風向モードが設定されるようになっているが、図4では、風向切換レバー52が十字溝56の中心位置56a(以下「均等風向モード設定位置」と呼ぶ)に設定されて、風向制御板40a,40bが均等風向モードとなるようになっている。
また、レバー52の一端52aには、T字形シャフト58が固定して取り付けられており、レバー52とT字形シャフト58の動作が一体になるようになっている。T字形シャフト58のアーム端部58a,58bのそれぞれには、ワイヤ60a,60bの一端がそれぞれ取り付けられている。また、ワイヤ60a,60bの他端は、風向制御板40a,40bのそれぞれに一体に設けられた作動アーム62a,62bに取り付けられている。
上述した風向制御板作動機構50は、風向切換レバー52及びT字形シャフト58の動きをワイヤ60a,60bを介して風向制御板40a,40bの作動アーム62a,62bに伝達し、風向制御板40a,40bを斉一に作動させる機構となっている。
上述した風向制御板作動機構50により、風向制御板40a,40bが均等風向モードに設定されると、運転席側及び助手席側のそれぞれの冷風通路14を通過した風が、風向制御板40a,40bにより、各フェイス吹出口26a,26b,26c,26dに均等に送られるようになっている。フェイス吹出口26a,26b,26c,26dに均等に送られた風は、通風用ダクト42a,42b,42c,42dを経て、車室内センタフェイス吹出口44a,44c及び車室内サイドフェイス吹出口44b,44dから均等に吹出されるようになっている。
また、上述した均等風向モードは、風向モードの基本モードとなっており、空調風の吹出しモードが、フットモードやデフモード等、フェイスモード以外のモードに設定されている場合にも、風向制御板40a,40bは均等風向モードとなっている。
つぎに、図5は、本実施形態による車両用空調装置1の風向制御板40a,40bを前席優先風向モードに設定した場合の作動機構を示している。ここで、図5において、図4に示す部分と同一の部分は同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図5に示すように、風向切換レバー52が前席優先風向モード設定位置56bに設定されると、T字形シャフト58のアーム端部58a,58bが、ワイヤ60a,60bを介して風向制御板40a,40bの作動アーム62a,62bを押し、風向制御板40a,40bが前席優先風向モードになるようになっている。
前席優先風向モードでは、運転席側及び助手席側のそれぞれの冷風通路14を通過した風が、風向制御板40a,40bにより、主として運転席側サイドフェイス吹出口26b及び助手席側サイドフェイス吹出口26dに送られるようになっている。運転席側サイドフェイス吹出口26b及び助手席側サイドフェイス吹出口26dに主として送られた風は、他の吹出口26a,26cを通過する風よりも強い風となって車室内サイドフェイス吹出口44b,44dから吹出され、車室内の前席側が優先して空調されるようになっている。
また、図6は、本実施形態による車両用空調装置1の風向制御板40a,40bを後席優先風向モードに設定した場合の作動機構を示している。ここで、図6において、図4及び図5に示す部分と同一の部分は同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図6に示すように、風向切換レバー52が後席優先風向モード設定位置56cに設定されると、T字形シャフト58のアーム端部58a,58bが、ワイヤ60a,60bを介して風向制御板40a,40bの作動アーム62a,62bを引っ張り、風向制御板40a,40bが後席優先風向モードになるようになっている。
後席優先風向モードでは、運転席側及び助手席側のそれぞれの冷風通路14を通過した風が、風向制御板40a,40bにより、主として運転席側センタフェイス吹出口26a及び助手席側センタフェイス吹出口26cに送られるようになっている。運転席側センタフェイス吹出口26a及び助手席側センタフェイス吹出口26cに主として送られた風は、他の吹出口26b,26dを通過する風よりも強い風となって車室内センタフェイス吹出口44a,44cから吹出され、車室内の後席側が優先して空調されるようになっている。
さらに、図7は、本実施形態による車両用空調装置1の風向制御板40a,40bを運転席優先風向モードに設定した場合の作動機構を示している。ここで、図7において、図4から図6に示す部分と同一の部分は同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図7に示すように、風向切換レバー52が運転席優先風向モード設定位置56dに設定されると、T字形シャフト58のアーム端部58a,58bが旋回するようになっている。この旋回したT字形シャフト58のアーム端部58a,58bは、ワイヤ60a,60bを介して風向制御板40aの作動アーム62aを押し、風向制御板40bの作動アーム62bを引っ張り、風向制御板40a,40bが運転席優先風向モードになるようになっている。
運転席優先風向モードでは、運転席側及び助手席側のそれぞれの冷風通路14を通過した風が、風向制御板40a,40bにより、主として運転席側センタフェイス吹出口26a及び運転席側サイドフェイス吹出口26bに送られるようになっている。運転席側センタフェイス吹出口26a及び運転席側サイドフェイス吹出口26bに主として送られた風は、他の吹出口26c,26dを通過する風よりも強い風となって車室内センタフェイス吹出口44a及び車室内サイドフェイス吹出口44bから吹出され、車室内の運転席側が優先して空調されるようになっている。
また、図8は、本実施形態による車両用空調装置1の風向制御板40a,40bを助手席優先風向モードに設定した場合の作動機構を示している。ここで、図8において、図4から図7に示す部分と同一の部分は同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
図8に示すように、風向切換レバー52が助手席優先風向モード設定位置56eに設定されると、T字形シャフト58のアーム端部58a,58bが旋回するようになっている。この旋回したT字形シャフト58のアーム端部58a,58bは、ワイヤ60a,60bを介して風向制御板40aの作動アーム62aを引っ張り、風向制御板40bの作動アーム62bを押し、風向制御板40a,40bが助手席優先風向モードになるようになっている。
助手席優先風向モードでは、運転席側及び助手席側のそれぞれの冷風通路14を通過した風が、風向制御板40a,40bにより、主として助手席側センタフェイス吹出口26c及び助手席側サイドフェイス吹出口26dに送られるようになっている。助手席側センタフェイス吹出口26c及び助手席側サイドフェイス吹出口26dに主として送られた風は、他の吹出口26a,26bを通過する風よりも強い風となって車室内センタフェイス吹出口44c及び車室内サイドフェイス吹出口44dから吹出され、車室内の助手席側が優先して空調されるようになっている。
ここで、本実施形態による車両用空調装置1においては、上述した風向切換機構50によって車室内の乗員らが風向切換レバー52を手動で切り換えて、風向制御板40a,40bの風向モードを切り換える形態について説明しているが、このような形態に限定されず、例えば、風向制御板40a,40bの動作を車室内の温度情報に基づいてモータ等の作動手段を用いて制御するようにしてもよい。
つぎに、本発明の実施形態による車両用空調装置1の動作を説明する。
本実施形態の車両用空調装置1において空調風の吹出しモードがフェイスモードに設定された場合の動作について説明する。
車室内の乗員らによって車両用空調装置1の空調風の吹出しモードがフェイスモードに設定されると、フェイスモード切換ダンパ32が開放位置32aとなり、第2エアミックスダンパ16が温風通路12と冷風通路14をエアミックス領域18で合流させる位置となる。
ブロワー(図示せず)によって空気導入口4から空調ケーシング2内に導入された空気が、エバポレータ6によって冷却され、冷風が第1エアミックスダンパ10へ送られる。
第1エアミックスダンパ10は、車室内の空調温度の設定に応じて所定の開度となり、第1エアミックスダンパ10へ送られた冷風が、ダンパ10の開度に応じて温風通路12と冷風通路14のそれぞれに導かれる。ヒータコア8を通過して温風通路12へ導かれた温風は、第2エアミックスダンパ16によってエアミックス領域18に導かれる。一方、第1エアミックスダンパ10から冷風通路14に導かれてヒータコア8をバイパスした冷風は、エアミックス領域18に導かれ、そこで温風通路12の温風と混合される。
エアミックス領域18で混合された風は、通路14c,14d及び風向制御板40a,40bを通過し、所望の温度の空調風が各フェースモード吹出口26a,26b,26c,26dへ送られる。各フェースモード吹出口26a,26b,26c,26dの風は、各通風用ダクト42a,42b,42c,42dを経て、車室内の各フェイス吹出口44a,44b,44c,44dからそれぞれ吹出される。
また、空調風の吹出しモードを最大冷房のフェイスモードにする場合には、第2エアミックスダンパ16が補助壁20に接し、温風通路12と冷風通路14が仕切られる。すなわち、第2エアミックスダンパ16は、ヒータコア8の周囲の空間と冷風通路14が完全に仕切り、冷風通路14の冷風がヒータコア8によって再燃されるのを防止する。
さらに、空調風の吹出しモードがフェイスモードに設定された場合において、車室内の各フェイス吹出口44a,44b,44c,44dから吹出す空調風量を均等にしたいときは、インストルメントパネル44の風向切換レバー52を均等風向モード設定位置56aに設定する。これにより、風向制御板40a,40bが均等風向モードとなり(図4参照)、車室内の各フェイス吹出口44a,44b,44c,44dから均等な風量が吹出されて車室内が空調される。
また、車室内の各フェイス吹出口44a,44b,44c,44dから吹出す風量を前席側に多くしたいときは、インストルメントパネル44の風向切換レバー52を前席優先風向モード設定位置56bに設定する。これにより、風向制御板40a,40bが前席優先風向モードとなり(図5参照)、冷風通路14内の風は、運転席側サイドフェイス吹出口26b及び助手席側サイドフェイス吹出口26dを中心に送られ、他の吹出口26a,26cを通過する風よりも強い風となり、車室内サイドフェイス吹出口44b,44dから吹出される。この結果、車室内の前席側が優先して空調される。
一方、車室内の各フェイス吹出口44a,44b,44c,44dから吹出す風量を後席側に多くしたいときは、インストルメントパネル44の風向切換レバー52を後席優先風向モード設定位置56cに設定する。これにより、風向制御板40a,40bが後席優先風向モードとなり(図6参照)、冷風通路14内の風は、運転席側センタフェイス吹出口26a及び助手席側センタフェイス吹出口26cを中心に送られ、他の吹出口26b,26dを通過する風よりも強い風となり、車室内センタフェイス吹出口44a,44cから吹出される。この結果、車室内の後席側が優先して空調される。
さらに、車室内の各フェイス吹出口44a,44b,44c,44dから吹出す風量を運転席側に多くしたいときは、インストルメントパネル44の風向切換レバー52を運転席優先風向モード設定位置56dに設定する。これにより、風向制御板40a,40bが運転席優先風向モードとなり(図7参照)、冷風通路14内の風は、運転席側センタフェイス吹出口26a及び運転席側サイドフェイス吹出口26bを中心に送られ、他の吹出口26c,26dを通過する風よりも強い風となり、車室内センタフェイス吹出口44a及び車室内サイドフェイス吹出口44bから吹出される。この結果、車室内の運転席側が優先して空調される。
一方、車室内の各フェイス吹出口44a,44b,44c,44dから吹出す風量を助手席側に多くしたいときは、インストルメントパネル44の風向切換レバー52を助手席優先風向モード設定位置56eに設定する。これにより、風向制御板40a,40bが助手席優先風向モードとなり(図8参照)、冷風通路14内の風は、助手席側センタフェイス吹出口26c及び助手席側サイドフェイス吹出口26dを中心に送られ、他の吹出口26a,26bを通過する風よりも強い風となり、車室内センタフェイス吹出口44c及び車室内サイドフェイス吹出口44dから吹出される。この結果、車室内の助手席側が優先して空調される。
つぎに、本実施形態の車両用空調装置1において空調風の吹出しモードがフットモードに設定された場合の動作について説明する。
車室内の乗員らによって車両用空調装置1の空調風の吹出しモードがフットモードに設定されると、フェイスモード切換ダンパ32が閉鎖位置32bとなり、デフモード/フッドモード切換ダンパ34が、フットモード通路口開放位置34bとなる。第2エアミックスダンパ16は、温風通路12と冷風通路14をエアミックス領域18で合流させる位置となる。
ブロワー(図示せず)によって空気導入口4から空調ケーシング2内に導入された空気が、上述したフェイスモードに設定された場合の動作と同様に、エバポレータ6を通過し、第1エアミックスダンパ10へ送られ、エアミックス領域18で温風通路12の温風と冷風通路14の冷風が混合される。
エアミックス領域18で混合された風は、通路14b,14cを通過し、均等風向モードとなっている風向制御板40a,40bを通過する。この風向制御板40a,40bを通過した空調風は、フットモード通路口30からフットモード通路35を経てフットモード吹出口35aから運転席及び助手席や後席の足元に向けて吹き出される。
また、空調風の吹出しモードを最大暖房のフットモードにする場合には、フェイスモード切換ダンパ32は閉鎖位置32bとなり、第1エアミックスダンパ10は冷風通路14の入口14eを完全に閉鎖し、温風通路12のみを開放する。第2エアミックスダンパ16は補助壁20に接し、温風通路12と冷風通路14が完全に仕切られる。
このようにして、エバポレータ6を通過した空気は、すべてヒータコア8を通過して加熱される。このヒータコア8によって加熱された空気は、第2エアミックスダンパ16によって温風通路12bからヒータコア8の上方に位置するフットモード通路口30へガイドされ、フットモード通路35を通過してフットモード吹出口35aから運転席及び助手席や後席の足元に向けて吹き出される。
つぎに、本実施形態の車両用空調装置1において空調風の吹出しモードがデフモードに設定された場合の動作について説明する。
車室内の乗員らによって車両用空調装置1の空調風の吹出しモードがフットモードに設定されると、フェイスモード切換ダンパ32は開放位置32aとなり、デフモード/フッドモード切換ダンパ34はデフモード吹出口開放位置34aとなる。
また、第1エアミックスダンパ10は、冷風通路14を完全に閉鎖し、温風通路12を開放する。第2エアミックスダンパ16は、補助壁20に接し、温風通路12と冷風通路14が仕切られる。このとき冷風通路14内の風向制御板40a,40bは機能していないので、均等風向モードとなっている。
このようにして、エバポレータ6を通過した空気は、すべてヒータコア8を通過して加熱される。この加熱された空気は、第2エアミックスダンパ16によって温風通路12bからヒータコア8の上方に位置するデフモード吹出口28へガイドされて、デフモード吹出口28より吹き出される。
上述したように、本実施形態の車両用空調装置1によれば、空調風の吹出しモードがフェイスモードに設定されている場合に、風向制御板40a,40bをあらゆる風向モードに切り換えることができる。この結果、車両内の所定箇所へ供給する空調風量を容易に且つ所望に変えることができ、車室内の空調フィーリングを向上させることができる。
また、本実施形態の車両用空調装置1によれば、空調ケーシング2の冷風通路14内のエアミックス領域18とフェイスモード吹出口26との間に距離が長く、十分なスペースが確保されている。したがって、この十分なスペースに風向制御板40a,40bを設けることができ、空調装置に風向切換機能を付加しても空調装置のユニット全体を小型化することができる。また、エアミックス領域18で合流した温風及び冷風がこの十分なスペース内で十分に混合されるため、空調温度のばらつきを低減させることができ、車室内の空調フィーリングを向上させることができる。
さらに、本実施形態の車両用空調装置1によれば、温風通路12と冷風通路14との合流と非合流を切り換える第2エアミックスダンパ16が設けられている。このため、冷風と温風とを合流させる必要がない場合に各々の圧力損失が少ない流路によって十分な風量で空調を行うことができ、車室内の空調フィーリングを向上させることができる。
上述した本実施形態の車両用空調装置1における風向制御板40a,40bの作動機構50については、例として、均等風向モード、前席優先風向モード、後席優先風向モード、運転席優先風向モード、及び、助手席優先風向モードの5つの風向モードについて説明したが、このことに限定されず、上述した各風向モードを適宜選択的に組み合わせて風向制御板の向きを調整するようにしてもよい。
本発明の一実施形態による車両用空調装置を示す側面断面図である。 本発明の一実施形態による車両用空調装置を示す背面図である。 図2に示す本実施形態による車両用空調装置の風向制御板の部分拡大図である。 本発明の一実施形態による車両用空調装置における均等風向モードの風向制御板作動機構を示す概略図である。 本発明の一実施形態による車両用空調装置における前席優先風向モードの風向制御板作動機構を示す概略図である。 本発明の一実施形態による車両用空調装置における後席優先風向モードの風向制御板作動機構を示す概略図である。 本発明の一実施形態による車両用空調装置における運転席優先風向モードの風向制御板作動機構を示す概略図である。 本発明の一実施形態による車両用空調装置における助手席優先風向モードの風向制御板作動機構を示す概略図である。 従来の車両用空調装置を示す概略図である。
符号の説明
1 車両用空調装置
2 空調ケーシング
4 空気導入口
6 エバポレータ
8 ヒータコア
10 エアミックスダンパ
12 温風通路
14 冷風通路
14a 運転席側冷風通路
14b 助手席側冷風通路
16 切換ダンパ
18 エアミックス領域
20 補助壁
22 仕切壁
24 仕切板
26 フェイスモード吹出口
26a 運転席側センタフェイス吹出口
26b 運転席側サイドフェイス吹出口
26c 助手席側センタフェイス吹出口
26d 助手席側サイドフェイス吹出口
28 デフモード吹出口
30 フットモード通路口
32 フェイスモード切換ダンパ
34 デフモード/フッドモード切換ダンパ
35 フットモード通路
35a フットモード吹出口
40a,40b 風向制御板
42a,42b,42c,42d 通風用ダクト
44 インストルメントパネル
44a,44c 車室内センタフェイス吹出口
44b,44d 車室内サイドフェイス吹出口
50 風向制御板作動機構
52 風向切換レバー
54 レバー取付部
56 十字溝
58 T字形シャフト
60a,60b ワイヤ
62a,62b 作動アーム

Claims (6)

  1. 車両内の所定箇所へ空調された空気を供給する車両用空調装置であって、
    ケーシングと、
    このケーシング内に設けられ、上記ケーシングに導入された空気を冷却するエバポレータと、
    上記ケーシング内において上記エバポレータの下流に設けられ、上記エバポレータを通過した空気を加熱するヒータコアと、
    上記エバポレータの下流で上記ヒータコアの下方から上記ケーシングの背面に沿って上方に延びるように設けられた冷風通路と、
    上記ヒータコアの下流に設けられた温風通路と、
    上記エバポレータと上記ヒータコアとの間に設けられ、上記エバポレータを通過した空気を上記ヒータコアに流れる空気と上記ヒータコアをバイパスして上記冷風通路に流れる空気に分配する第1エアミックスダンパと、
    上記冷風通路の下流端で且つ上記ケーシングの上部に形成されたフェイスモード吹出口と、
    上記ヒータコアの下流に設けられ、上記温風通路からの温風と上記冷風通路からの冷風を混合する第2エアミックスダンパと、
    上記冷風通路の下流側に設けられ、上記第2エアミックスダンパにより混合されて空調された空気の風向きを調整する風向制御板と、
    この風向制御板の向きを調整して車両内の所定箇所に空調された空気を供給する風向制御板の操作手段と、
    を有することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 上記冷風通路は、仕切壁により運転者側冷風通路と助手席冷風通路に仕切られており、上記風向制御板が、これらの運転者側冷風通路と助手席側冷風通路にそれぞれ設けられている請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 上記操作手段は、上記運転者側冷風通路と助手席側冷風通路にそれぞれ設けられた風向制御板を斉一に操作するように構成されている請求項2記載の車両用空調装置。
  4. 上記操作手段は、上記空調された空気を、車室内にほぼ均等に向ける均等風向モード、車室内の運転席側へ優先的に向ける運転席優先モード、車室内の助手席側へ優先的に向ける助手席優先モードに対応して、上記風向制御板の向きを調整するように構成されている請求項1乃至3の何れか1項記載の車両用空調装置。
  5. 上記操作手段は、上記空調された空気を、車室内にほぼ均等に向ける均等風向モード、車室内の前席側へ優先的に向ける前席優先モードと、車室内の後席側へ優先的に向ける後席優先モードに対応して、上記風向制御板の向きを調整するように構成されている請求項1乃至3の何れか1項記載の車両用空調装置。
  6. 上記操作手段は、上記空調された空気を、車室内にほぼ均等に向ける均等風向モード、車室内の運転席側へ優先的に向ける運転席優先モード、車室内の助手席側へ優先的に向ける助手席優先モード、車室内にほぼ均等に向ける均等風向モード、車室内の前席側へ優先的に向ける前席優先モードと、車室内の後席側へ優先的に向ける後席優先モードに対応して、上記風向制御板の向きを調整するように構成されている請求項1乃至3の何れか1項記載の車両用空調装置。
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