JP2005178222A - ヘッドユニット及び液体噴射装置 - Google Patents
ヘッドユニット及び液体噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005178222A JP2005178222A JP2003423796A JP2003423796A JP2005178222A JP 2005178222 A JP2005178222 A JP 2005178222A JP 2003423796 A JP2003423796 A JP 2003423796A JP 2003423796 A JP2003423796 A JP 2003423796A JP 2005178222 A JP2005178222 A JP 2005178222A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- case
- liquid
- case head
- flange portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】 インク流路を良好に形成できると共に小型化を図ることのできるヘッドユニット及びそれを具備する液体噴射装置を提供する。
【解決手段】 液体導入路6のそれぞれが、ケースヘッド5の幅方向両端部近傍で且つケースヘッド5の長手方向で異なる位置に開口し、ケースヘッド5が、液体導入路6の開口に対応する位置にケースヘッド5の幅方向に突出するフランジ部8を有すると共に、ケースヘッド5の幅方向でフランジ部5と同一位置にフランジ部8を収容可能な凹部9を有し、複数の液体噴射ヘッド2を、ケースヘッド5のフランジ部8の少なくとも先端部側の一部が隣接するケースヘッド9の凹部内に収容された状態で並設する。
【選択図】 図1
【解決手段】 液体導入路6のそれぞれが、ケースヘッド5の幅方向両端部近傍で且つケースヘッド5の長手方向で異なる位置に開口し、ケースヘッド5が、液体導入路6の開口に対応する位置にケースヘッド5の幅方向に突出するフランジ部8を有すると共に、ケースヘッド5の幅方向でフランジ部5と同一位置にフランジ部8を収容可能な凹部9を有し、複数の液体噴射ヘッド2を、ケースヘッド5のフランジ部8の少なくとも先端部側の一部が隣接するケースヘッド9の凹部内に収容された状態で並設する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被噴射液を吐出するヘッド本体にケースヘッドが接合された複数の液体噴射ヘッドを具備するヘッドユニット及び液体噴射装置に関する。
液体噴射装置としては、例えば、インクジェット式記録ヘッドを具備するインクジェット式記録装置が挙げられる。インクジェット式記録装置では、キャリッジに搭載したインクジェット式記録ヘッドを移動させながら、インクジェット式記録ヘッドのノズル開口からインク滴を吐出させて記録媒体の所定位置にインク滴を着弾させることで文字や画像等を記録する。
このようなインクジェット式記録ヘッドは、例えば、インクカートリッジからのインクを記録ヘッドに供給するためのインク供給管を有するヘッドケースと接合されてヘッドユニットが構成され、このヘッドユニットが、ベース板部に複数取り付けられて、インクジェット式記録装置のキャリッジに搭載される(例えば、特許文献1参照)。また、ヘッドケース上には、インク供給路を有するインク供給路形成部材等がさらに設けられ、ヘッドケースのインク供給管とインク供給路とが接続されて、インクジェット式記録ヘッドとインクカートリッジとを繋ぐインク流路が形成されている。
このような構成では、インク供給管とインク供給路とを確実に接続するために、ケースヘッドのインク供給管の周囲には、インク供給路形成部材との接着領域を確保する必要がある。このため、ケースヘッドの面積を比較的大きくする必要があり、ヘッドユニットが大型化してしまうという問題がある。さらに、このようなヘッドユニットが搭載されるインクジェット式記録装置自体も大型化してしまうという問題がある。なお、このような問題は、インク滴を吐出するヘッドユニット及びそれを具備するインクジェット式記録装置だけでなく、勿論、インク以外を吐出するヘッドユニット及びそれを具備する液体噴射装置においても同様に存在する。
本発明は、このような事情に鑑み、インク流路を良好に形成できると共に小型化を図ることのできるヘッドユニット及びそれを具備する液体噴射装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、液滴を吐出するノズル開口が連通される液室の列を1列以上有するヘッド本体と、該ヘッド本体に接合されて前記液室に液体を導入するための液体導入路を当該液室の列毎に有するケースヘッドとを具備する液体噴射ヘッドがその幅方向に複数並設されたヘッドユニットであって、前記液体導入路のそれぞれが、前記ケースヘッドの幅方向両端部近傍で且つ当該ケースヘッドの長手方向で異なる位置に開口し、前記ケースヘッドが、前記液体導入路の開口に対応する位置に当該ケースヘッドの幅方向に突出するフランジ部を有すると共に、前記ケースヘッドの幅方向で前記フランジ部と同一位置に前記フランジ部を収容可能な凹部を有し、複数の前記液体噴射ヘッドは、前記ケースヘッドの前記フランジ部の少なくとも先端部側の一部が隣接する前記ケースヘッドの前記凹部内に収容された状態で並設されていることを特徴とするヘッドユニットにある。
かかる第1の態様では、ケースヘッドを小型化しても、フランジ部を設けることで、ケースヘッドの液体導入路の開口周縁部に接着領域を確保できる。したがって、ヘッドユニットを小型化でき且つインク流路も良好に形成することができる。
かかる第1の態様では、ケースヘッドを小型化しても、フランジ部を設けることで、ケースヘッドの液体導入路の開口周縁部に接着領域を確保できる。したがって、ヘッドユニットを小型化でき且つインク流路も良好に形成することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記フランジ部及び前記凹部が、前記ケースヘッドの前記液体噴射ヘッド側の面に達することなく形成されていることを特徴とするヘッドユニットにある。
かかる第2の態様では、ケースヘッドの液体噴射ヘッドとの接着面積が狭くなることがないため、これらケースヘッドと液体噴射ヘッドとが良好に接着固定される。
かかる第2の態様では、ケースヘッドの液体噴射ヘッドとの接着面積が狭くなることがないため、これらケースヘッドと液体噴射ヘッドとが良好に接着固定される。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記フランジ部及び前記凹部の横断面積が、前記ケースヘッドの前記液体導入路の開口面側ほど広くなっていることを特徴とするヘッドユニットにある。
かかる第3の態様では、ケースヘッドの剛性を確保しつつ、ケースヘッドの液体導入路の開口周縁部に接着領域を確保できる。
かかる第3の態様では、ケースヘッドの剛性を確保しつつ、ケースヘッドの液体導入路の開口周縁部に接着領域を確保できる。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかのヘッドユニットを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる第4の態様では、液体吐出特性を良好に保持し且つ小型化した液体噴射ヘッドを実現することができる。
かかる第4の態様では、液体吐出特性を良好に保持し且つ小型化した液体噴射ヘッドを実現することができる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係るヘッドユニットの組立斜視図であり、図2はヘッドユニットを構成するインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図3はその断面図である。なお、本実施形態では、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを例示して説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係るヘッドユニットの組立斜視図であり、図2はヘッドユニットを構成するインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図3はその断面図である。なお、本実施形態では、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを例示して説明する。
図1に示すように、ヘッドユニット1は、一体的に固定された複数のインクジェット式記録ヘッド2(以下、記録ヘッド)で構成されている。例えば、本実施形態では、4つの記録ヘッド2がその幅方向で近接して並べられた状態で1枚の固定基板3に接合されて、ヘッドユニット1を構成している。また、このようにヘッドユニット1を構成する各記録ヘッド2は、図2及び図3に示すように、インクを吐出する記録ヘッド本体4とこの記録ヘッド本体4に接合されるヘッドケース5とからなる。
記録ヘッド本体4を構成する流路形成基板10は、本実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板からなり、図3に示すように、その一方の面には予め熱酸化により形成した二酸化シリコンからなる、厚さ1〜2μmの弾性膜50が形成されている。流路形成基板10には、隔壁によって画成される複数の液室としての圧力発生室12が設けられ、本実施形態では、このように複数の圧力発生室12が並設された列が2列設けられている。また、流路形成基板10の圧力発生室12の長手方向外側の領域には各圧力発生室12の列毎に連通部13が形成され、連通部13と圧力発生室12とがインク供給路14を介して連通されている。
また、流路形成基板10の開口面側には、圧力発生室12を形成する際のマスクとして用いられる絶縁膜51を介して、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側の端部近傍に連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。
また、流路形成基板10の開口面側には、圧力発生室12を形成する際のマスクとして用いられる絶縁膜51を介して、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側の端部近傍に連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。
一方、このような流路形成基板10の開口面とは反対側には、上述したように、厚さが例えば約1.0μmの弾性膜50が形成され、この弾性膜50上には、厚さが例えば、約0.4μmの絶縁体膜55が形成されている。さらに、この絶縁体膜55上には、厚さが例えば、約0.2μmの下電極膜60と、厚さが例えば、約1.0μmの圧電体層70と、厚さが例えば、約0.05μmの上電極膜80とが、後述するプロセスで積層形成されて、圧電素子300を構成している。また、各圧電素子300の上電極膜80の一端部近傍にはリード電極90が接続されている。このリード電極90は、流路形成基板10の中央部近傍まで延設され、後述する保護基板30上に実装された駆動ICと接続される。
また、このような圧電素子300が形成された流路形成基板10上には、圧電素子300に対向する領域にその運動を阻害しない程度の空間を確保可能な圧電素子保持部31を有する保護基板30が接着剤35を介して接合されている。圧電素子300は、この圧電素子保持部31内に形成されているため、外部環境の影響を殆ど受けない状態で保護されている。また、保護基板30の各圧電素子保持部31の外側には、リザーバ100の少なくとも一部を構成するリザーバ部32が、圧電素子保持部31に隣接して設けられている。これらのリザーバ部32は、保護基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の列方向に亘って設けられている。そして、流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の列毎の共通のインク室となるリザーバ100をそれぞれ構成している。また、保護基板30の圧電素子保持部31の間の領域には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が、各圧電素子300の列に対応して設けられている。そして、各圧電素子300から引き出されたリード電極90は、その先端部近傍がこの貫通孔33内で露出されている。
このような保護基板30上には、圧電素子300を駆動するための駆動IC(半導体集積回路)110が各圧電素子300の列毎に実装されている。そして、各駆動IC110と各圧電素子300から引き出されたリード電極90とは、保護基板30の貫通孔33内にワイヤボンディング等により形成される接続配線(図示なし)によって接続される。なお、駆動IC110には、フレキシブルプリントケーブル(FPC)等の外部配線111が接続され、この外部配線111を介して印刷信号等の各種信号が駆動IC110に入力されるようになっている(図1参照)。
さらに、保護基板30上には、リザーバ部32に対応する領域を含む周縁部を囲むように、封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス基板40が接合されている。なお、封止膜41は、剛性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmのポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム)からなり、この封止膜41によってリザーバ部32の一方面が封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SUS)等)で形成される。また、この固定板42のリザーバ100に対向する領域には、各リザーバ100にインクを供給するためのインク供給口43が形成されている。なお、固定板42のリザーバ100に対向する領域は、このインク供給口43が形成される領域を除いて、厚さ方向に完全に除去された開口部44となっている。すなわち、リザーバ100の一方面は可撓性を有する封止膜41のみで封止されたコンプライアンス部45となっており、リザーバ100の内部圧力の変化は、このコンプライアンス部45が変形することによって吸収されるようになっている。
そして、このような構成の記録ヘッド本体4上には、インク供給口43に接続されるインク導入路6を有するケースヘッド5が接合されて記録ヘッド2が構成されている。また、このケースヘッド5は、本実施形態では、保護基板30上に設けられた駆動IC110を囲む空間であるIC保持部7を有している。なお、このケースヘッド5は、例えば、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を射出成形することにより形成され、IC保持部7はケースヘッド5を厚さ方向に貫通して設けられている。勿論、ケースヘッド5の材料は、樹脂材料に限定されず、例えば、ニッケル、アルミニウム等の金属材料を用いてもよい。
ここで、本発明に係るケースヘッド5のインク導入路6は、ケースヘッドの幅方向両端部近傍にそれぞれ開口し、各インク導入路6の開口6aは、ケースヘッド5の長手方向で異なる位置となるように配置されている。また、ケースヘッド5の幅方向両端部には、これらの各インク導入路6の開口6aに対応する位置に、ケースヘッド5の幅方向の各端面からそれぞれ突出するフランジ部8が設けられている。このフランジ部8はケースヘッド5の表面に沿って設けられ、各インク導入路6の開口6aの周縁には、後述するカートリッジケースとの接着領域が確保されている。また、ケースヘッド5には、その幅方向でフランジ部8と同一となる位置に、このフランジ部8を収容可能な大きさの凹部9が設けられている。
このようなフランジ部8の形状(横断面形状)は、特に限定されないが、例えば、本実施形態では、フランジ部8の強度を考慮して略半円形状としている。勿論、このフランジ部8は、例えば、多角形等の他の形状であってもよいことは言うまでもない。また、フランジ部8の大きさ(横断面積)も、特に限定されないが、その突出量はケースヘッド5の幅方向の端面とIC保持部7の端面との間の長さよりも短いことが好ましい。
一方、凹部9の形状(横断面形状)及び大きさ(横断面積)は、フランジ部8の先端部側の少なくとも一部を収容可能な形状及び大きさであれば、特に限定されないが、例えば、本実施形態では、フランジ部8と略同一の形状及び大きさとしている。また、凹部9は、ケースヘッド5の厚さ方向の一部のみに設けられて、ケースヘッド5の液体噴射ヘッド2側の面に達することなく形成されているのが望ましい。例えば、本実施形態では、フランジ部8が、ケースヘッド5の厚さ方向の一部に設けられ、凹部9はフランジ部8の厚さよりも若干深くなるように形成されている。これにより、ケースヘッド5の記録ヘッド本体4との接着面積が減少することがなく、両者を良好に接着固定することができる。
そして、このような記録ヘッド本体4とケースヘッド5とで構成される複数の記録ヘッド2が、その幅方向で近接した状態で固定基板3に接着されることによりヘッドユニット1となる(図1参照)。また、各記録ヘッド2のケースヘッド5は、フランジ部8が隣接するケースヘッド5の凹部9内に収容された状態、すなわち、フランジ部8の少なくとも先端側の一部が隣接する記録ヘッド2と厚さ方向で重なった状態で、固定基板3に接着固定される。
このような本発明の構成では、ヘッドユニット1を構成する各記録ヘッド2の間隔を狭くしてノズル開口21の列の間隔を狭くすることができる。すなわち、ヘッドユニット1の幅を縮小することができ、ヘッドユニット1の小型化を図ることができる。また、このようなヘッドユニット1上には、例えば、図4に示すように、ケースヘッド5のインク導入路6とインクカートリッジとを繋ぐインク連通路151を有するカートリッジケース150が接着されるが、本発明の構成によれば、これらヘッドユニット5とカートリッジケース150とを良好に接着固定することができる。すなわち、ケースヘッド5のインク導入路6に対応する位置にフランジ部8を設けることで、ケースヘッド5のインク導入路6の開口6aの周縁部に接着領域を確保できるため、両者を良好に固定してインク導入路6とインク連通路151とを確実に連通させることができる。
さらに、製造過程において、ノズル開口21から圧力発生室12等に所定の液体を供給して記録ヘッド2内の流路を洗浄する逆洗工程が実行されるが、このとき、ケースヘッド5のインク導入路6に対応する部分にフランジ部8が設けられていれば、インク導入路6の開口6aの周縁部に洗浄用の治具等を確実に接触させることができる。これにより、圧力発生室12等の流路を良好に洗浄することができる。
なお、例えば、インク導入路6の開口6aをケースヘッド5の幅方向端面から離れた位置に設けることで、インク導入路6の開口6aの周縁部に流路部材との接着領域を確保することはできる。しかしながら、この場合、インク導入路6に繋がるインク供給口43もコンプライアンス基板40の端部から離れた位置に設ける必要がある。このため、コンプライアンス基板40の開口部44の面積、すなわち、コンプライアンス部45の面積が狭くなってしまい、リザーバ100の内部圧力の変化を十分に吸収できなくなる虞があるため好ましくない。
また、本実施形態では、フランジ部8及び凹部9をケースヘッド5の厚さ方向の一部のみに設けるようにしたが、これに限定されず、フランジ部8及び凹部9をケースヘッド5の厚さ方向に亘って形成するようにしてもよい。ただし、この場合には、例えば、図5に示すように、フランジ部8及び凹部9の端面がケースヘッド5の端面に対して傾斜するようにするのが好ましい。すなわち、フランジ部8及び凹部9の横断面積がケースヘッド5の表面側ほど広くなるようにして、凹部9がケースヘッド5の記録ヘッド本体4側の面には開口しないようにするのが好ましい。これにより、ケースヘッド5の記録ヘッド本体4(コンプライアンス基板40)との接着領域を確保することができ、記録ヘッド本体4とケースヘッド5とを良好に接合することができる。
そして、このようなヘッドユニット1は、インクジェット式記録装置に搭載される。図6は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。図6に示すように、インクジェット式記録ヘッドを有するヘッドユニット1A及び1Bは、キャリッジ201に搭載される。また、このキャリッジ201には、インク供給手段を構成するカートリッジ202A及び202Bが着脱可能に固定されて、ヘッドユニット1A及び1Bにインクが供給される。そして、このヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ201は、装置本体203に取り付けられたキャリッジ軸204に軸方向移動自在に設けられている。そして、駆動モータ205の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト206を介してキャリッジ201に伝達されることで、ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ201はキャリッジ軸204に沿って移動される。一方、装置本体203にはキャリッジ軸204に沿ってプラテン207が設けられており、図示しない給紙ローラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シート208がプラテン207上を搬送されるようになっている。
そして、このような構成の記録装置に、本願発明に係るヘッドユニット1を搭載することにより、記録装置自体も小型化することができる。すなわち、キャリッジ201を移動させて記録シート208に印刷するためには、記録シート208の両外側にヘッドユニット1が記録シートに対向しない領域(非印刷領域)が必要となる。したがって、記録装置の大きさ(幅)は、ヘッドユニット1の幅にも依存するため、このヘッドユニット1の幅を縮小できれば、記録装置の大きさ(幅)も小さくすることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態においては、本発明に係るヘッドユニットの一例としてインクジェット式記録ヘッドを具備するものについて説明したが、勿論、インクジェット式記録ヘッドを具備するものに限定されるものではない。また、本発明の圧力発生室等の液室の液体を吐出させるための手段として、圧電素子を例示して説明したが、これに限定されず、発熱素子を用いて液室内に気泡を発生させて液室内の液体をノズル開口から吐出させてもよい。本発明は、広く液体噴射ヘッドを具備するヘッドユニット全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射するヘッドユニットにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態においては、本発明に係るヘッドユニットの一例としてインクジェット式記録ヘッドを具備するものについて説明したが、勿論、インクジェット式記録ヘッドを具備するものに限定されるものではない。また、本発明の圧力発生室等の液室の液体を吐出させるための手段として、圧電素子を例示して説明したが、これに限定されず、発熱素子を用いて液室内に気泡を発生させて液室内の液体をノズル開口から吐出させてもよい。本発明は、広く液体噴射ヘッドを具備するヘッドユニット全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射するヘッドユニットにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
1 ヘッドユニット、 2 記録ヘッド、 3 固定基板、 4 記録ヘッド本体、 5 ケースヘッド、 6 インク導入路、 7 IC保持部、 8 フランジ部、 9 凹部、 10 流路形成基板、 20 ノズルプレート、 30 保護基板、 40 コンプライアンス基板、 45 コンプライアンス部、 50 弾性膜、 60 下電極膜、 70 圧電体層、 80 上電極膜、 100 リザーバ、 110 駆動IC、 300 圧電素子
Claims (4)
- 液滴を吐出するノズル開口が連通される液室の列を1列以上有するヘッド本体と、該ヘッド本体に接合されて前記液室に液体を導入するための液体導入路を当該液室の列毎に有するケースヘッドとを具備する液体噴射ヘッドがその幅方向に複数並設されたヘッドユニットであって、
前記液体導入路のそれぞれが、前記ケースヘッドの幅方向両端部近傍で且つ当該ケースヘッドの長手方向で異なる位置に開口し、前記ケースヘッドが、前記液体導入路の開口に対応する位置に当該ケースヘッドの幅方向に突出するフランジ部を有すると共に、前記ケースヘッドの幅方向で前記フランジ部と同一位置に前記フランジ部を収容可能な凹部を有し、複数の前記液体噴射ヘッドは、前記ケースヘッドの前記フランジ部の少なくとも先端部側の一部が隣接する前記ケースヘッドの前記凹部内に収容された状態で並設されていることを特徴とするヘッドユニット。 - 請求項1において、前記フランジ部及び前記凹部が、前記ケースヘッドの前記液体噴射ヘッド側の面に達することなく形成されていることを特徴とするヘッドユニット。
- 請求項1又は2において、前記フランジ部及び前記凹部の横断面積が、前記ケースヘッドの前記液体導入路の開口面側ほど広くなっていることを特徴とするヘッドユニット。
- 請求項1〜3の何れかのヘッドユニットを具備することを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003423796A JP2005178222A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | ヘッドユニット及び液体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003423796A JP2005178222A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | ヘッドユニット及び液体噴射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005178222A true JP2005178222A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34784183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003423796A Pending JP2005178222A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | ヘッドユニット及び液体噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005178222A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015033838A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
JP2018094854A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射ヘッドユニットの製造方法 |
-
2003
- 2003-12-19 JP JP2003423796A patent/JP2005178222A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015033838A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
US9821555B2 (en) | 2013-08-09 | 2017-11-21 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus |
JP2018094854A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射ヘッドユニットの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7862759B2 (en) | Method of manufacturing liquid ejecting head | |
JP5472574B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 | |
JP2009208450A (ja) | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 | |
JP4730531B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2009190278A (ja) | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 | |
JP2009132135A (ja) | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 | |
JP5532227B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2006231678A (ja) | 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
JP5743076B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP5257563B2 (ja) | 液体噴射ヘッドユニットの製造方法 | |
JP2009056601A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP4911306B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2006218840A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2006248166A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2005067130A (ja) | 液体噴射ヘッドユニット及びその製造方法並びに液体噴射装置 | |
JP2007152698A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2007050674A (ja) | 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
JP2006218776A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP4605356B2 (ja) | 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
JP2011093254A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2005178222A (ja) | ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
JP4993130B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2007118265A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2008200911A (ja) | 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
KR100756149B1 (ko) | 액체 분사 헤드 및 액체 분사 장치 |