JP2006248166A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006248166A
JP2006248166A JP2005071342A JP2005071342A JP2006248166A JP 2006248166 A JP2006248166 A JP 2006248166A JP 2005071342 A JP2005071342 A JP 2005071342A JP 2005071342 A JP2005071342 A JP 2005071342A JP 2006248166 A JP2006248166 A JP 2006248166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure generating
piezoelectric
generating chamber
upper electrode
piezoelectric element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005071342A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Yazaki
士郎 矢崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005071342A priority Critical patent/JP2006248166A/ja
Publication of JP2006248166A publication Critical patent/JP2006248166A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】 高密度化すると共に信頼性を向上した液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供する。
【解決手段】 ノズル開口21に連通すると共に隔壁により画成された圧力発生室が設けられた流路形成基板10上に振動板を介して下電極60、圧電体層70及び上電極80からなる圧電素子300が形成されると共に当該圧電素子300の前記圧力発生室12に相対向する領域の前記圧力発生室12の幅方向中央部に長手方向に亘って溝部301が形成されており、且つ前記下電極60が各圧力発生室12に相対向する領域に設けられて各圧電素子300の個別電極となっていると共に、前記圧電体層70及び前記上電極膜80が複数の圧力発生室12が形成された領域に亘って連続して形成されて当該上電極80が複数の圧電素子300に共通する共通電極となっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、液滴を吐出するノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板の表面に圧電素子を形成して、圧電素子の変位により液滴を吐出させる液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関し、特に、液体としてインクを吐出させるインクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
インク滴を吐出するノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧してノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式記録ヘッドが実用化されている。例えば、このようなインクジェット式記録ヘッドとしては、振動板の表面全体に亘って成膜技術により均一な圧電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法により圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生室毎に独立するように圧電素子を形成したものがある。このような圧電素子は、圧力発生室内に突出するように変形して圧力発生室を加圧してインク滴を吐出するようになっている。
また、圧電素子の実質的な駆動部となる圧電体能動部の中央部に圧電体能動部の圧電歪みを許容する伸長部を形成することにより、圧電素子を圧力発生室に対して突出するように変形させるようにしたインクジェット式記録ヘッドが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような何れのインクジェット式記録ヘッドの圧電素子であっても、振動板側の下電極が複数の圧電素子に共通する共通電極となっていると共に、上電極が圧力発生室を画成する隔壁上でパターニングされて各圧電素子の個別電極となっている。そして、圧力発生室を高密度に配設する場合、隔壁の幅を狭くしなくてはならないが、幅狭の隔壁上で上電極を精度良くパターニングするのは困難であり、圧力発生室を高密度に配設するのが困難であると共にパターニング不良や短絡などが生じやすいという問題がある。
特開平11−129468号公報(第4〜6頁、第5〜6図)
本発明はこのような事情に鑑み、高密度化すると共に信頼性を向上した液体噴射ヘッド及び液体噴射装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、ノズル開口に連通すると共に隔壁により画成された圧力発生室が設けられた流路形成基板上に振動板を介して下電極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子が形成されると共に当該圧電素子の前記圧力発生室に相対向する領域の前記圧力発生室の幅方向中央部に長手方向に亘って溝部が形成されており、且つ前記下電極が各圧力発生室に相対向する領域に設けられて各圧電素子の個別電極となっていると共に、前記圧電体層及び前記上電極膜が複数の圧力発生室が形成された領域に亘って連続して形成されて当該上電極が複数の圧電素子に共通する共通電極となっていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第1の態様では、上電極を隔壁の上でパターニングしてないため、隔壁の幅を狭くすることができ、圧力発生室を高密度に配設することができる。また、圧電体層及び上電極が複数の圧力発生室に亘って連続して形成されているため、圧力発生室の幅方向の隔壁との境界で振動板及び圧電体層が破壊されるのを確実に防止することができる。また、圧電素子を圧力発生室とは反対側に弾性変形させることができ、しかも溝部によって圧電素子の変位量を大きくすることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記下電極が前記圧力発生室の幅よりも幅広に形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第2の態様では、圧力発生室と隔壁との境界が下電極によって補強されるため、この境界部分に割れ等が発生するのを確実に防止することができると共に、圧電素子の実質的な駆動部となる圧電体能動部を確実に形成することができる。
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記溝部が前記上電極と前記圧電体層の少なくとも一部とが除去されて形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第3の態様では、溝部が上電極と圧電体層の少なくとも一部とを除去されて形成されていることで、圧電素子を圧力発生室とは反対側に大きな変位量で変位させることができる。
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記溝部が前記上電極と前記圧電体層とが除去されて前記下電極を露出するように設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第4の態様では、溝部が下電極を露出するように設けられることで、圧電素子を圧力発生室とは反対側に大きな変位量で変位させることができる。
本発明の第5の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記溝部が前記上電極と前記圧電体層と前記下電極の少なくとも一部とを除去することで形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッドにある。
かかる第5の態様では、溝部が、下電極の一部を除去して形成されていたとしても、圧電素子を圧力発生室とは反対側に大きな変位量で変位させることができる。
本発明の第6の態様は、第1〜5の何れかの態様の液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置にある。
かかる第6の態様では、高密度化すると共に信頼性を向上した液体噴射装置を実現できる。
以下に本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図であり、図2は、図1の平面図及びそのA−A′断面図であり、図3は、図2のB−B′断面図である。
図示するように、流路形成基板10は、本実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板からなり、その両面には予め熱酸化により形成した二酸化シリコンからなる、厚さ0.5〜2μmの弾性膜50が形成されている。
この流路形成基板10には、その他方面側から異方性エッチングすることにより、複数の隔壁11によって区画された圧力発生室12が並設され、その長手方向外側には、各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100の一部を構成する連通部13が形成され、各圧力発生室12の長手方向一端部とそれぞれインク供給路14を介して連通されている。インク供給路14は、圧力発生室12よりも狭い幅で形成されており、連通部13から圧力発生室12に流入するインクの流路抵抗を一定に保持している。
また、流路形成基板10の開口面側には、圧力発生室12を形成する際のマスクとして用いられた保護膜51を介して、各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が常温下で接着剤や熱溶着フィルム等を介して固着されている。なお、ノズルプレート20は、厚さが例えば、0.01〜1mmで、線膨張係数が300℃以下で、例えば、2.5〜4.5[×10-6/℃]であるガラスセラミックス又はステンレス鋼(SUS)などからなる。ノズルプレート20は、一方の面で流路形成基板10の一面を全面的に覆い、シリコン単結晶基板を衝撃や外力から保護する補強板の役目も果たす。
一方、流路形成基板10の開口面とは反対側には、上述したように、二酸化シリコンからなり厚さが例えば、約1.0μmの弾性膜50が形成され、この弾性膜50上には、酸化ジルコニウム等からなり厚さが例えば、約0.4μmの絶縁体膜55が形成されている。さらに、この絶縁体膜55上には、白金及びイリジウム等からなり厚さが例えば、約0.2μmの下電極膜60と、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等からなり厚さが例えば、約1.0μmの圧電体層70と、イリジウム等からなり厚さが例えば、約0.05μmの上電極膜80とが積層形成されて圧電素子300を構成している。ここで、圧電素子300は、下電極膜60、圧電体層70及び上電極膜80を含む部分をいう。一般的には、圧電素子300の何れか一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層70を各圧力発生室12毎にパターニングして構成する。そして、ここではパターニングされた何れか一方の電極及び圧電体層70から構成され、両電極への電圧の印加により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部という。本実施形態では、下電極膜60を各圧力発生室12に相対向する領域に形成し、下電極膜60を隔壁11に相対向する領域で不連続とすることで、下電極膜60を各圧電素子300の個別電極とした。なお、下電極膜60は、圧力発生室12の幅よりも幅広に形成するのが好ましい。これは、圧力発生室12に相対向する領域で圧電素子300を確実に変位させると共に、圧力発生室12の幅方向の隔壁11との境界に下電極膜60を設けることによって補強して、圧電素子300の変位によりこの境界部分が破壊されるのを防止するためである。なお、上述した例では、弾性膜50、絶縁体膜55及び下電極膜60が振動板として作用する。
また、圧電体層70及び上電極膜80は、複数の圧力発生室12に亘って連続して形成されており、上電極膜80は、複数の圧電素子300に共通する共通電極となっている。
このように、圧電体層70及び上電極膜80を複数の圧力発生室12に亘って連続して形成し、上電極膜80を共通電極とすることで、上電極膜80を隔壁11上でパターニングしてないため、隔壁11の幅を狭くすることができ、圧力発生室12を高密度に配設することができると共にパターニング不良や短絡などを防止して信頼性を向上することができる。
さらに、各圧電素子300には、圧力発生室12の幅方向中央部に長手方向に亘って溝部301が形成されている。この溝部301は、本実施形態では、上電極膜80と圧電体層70とをパターニングすることで下電極膜60の中央部が露出するように形成されている。そして、圧電素子300に溝部301を形成することによって、各圧力発生室12毎に圧力発生室12の幅方向両側に長手方向に亘って実質的に駆動する2つの圧電体能動部320が形成されている。また、ここでは、圧電素子300と当該圧電素子300の駆動により変位が生じる振動板とを合わせて圧電アクチュエータと称する。そして、このような2つの圧電体能動部320は、圧力発生室12とは反対側に突出するように変形し、圧力発生室12の容積を大きくして圧力発生室12内にインクを取り込んだ後、変形を元に戻すことによって圧力発生室12内を加圧してノズル開口21からインク滴を吐出させる。
このように、圧電素子300に溝部301を形成することによって、圧電素子300の変位量を大きくすることができる。また、上電極膜80を共通電極とするため、隣接する圧電素子300の間で上電極膜80をパターニングする必要がないため、パターニング不良などによる短絡などの問題が発生するのを防止することができる。さらに、上電極膜80及び圧電体層70が複数の圧力発生室12に設けられているため、圧力発生室12の幅方向の隔壁11との境界にも圧電体層70及び上電極膜80が形成され、圧力発生室12の幅方向の隔壁11との境界で振動板及び圧電体層70が破壊されるのを確実に防止することができる。
また、本実施形態では、下電極膜60の端部は、詳しくは後述する保護基板30の貫通孔33まで延設されており、この下電極膜60の延設された端部は、詳しくは後述する駆動回路と接続配線を介して接続されている。また、上電極膜80は、圧力発生室12の並設方向の端部から絶縁体膜55上まで延設されており、上電極膜80の延設された端部は、電圧が供給される外部配線等と電気的に接続されるようになっている。なお、上電極膜80を圧力発生室12の並設方向の端部から延設せずに、下電極膜60と同一方向に延設するようにしてもよく、他の引き出し配線等によって引き出すようにしてもよい。
このような圧電素子300が形成された流路形成基板10上、すなわち、下電極膜60、弾性膜50及びリード電極90上には、リザーバ100の少なくとも一部を構成するリザーバ部31を有する保護基板30が接着剤34を介して接合されている。このリザーバ部31は、本実施形態では、保護基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12の幅方向に亘って形成されており、上述のように流路形成基板10の連通部13と連通されて各圧力発生室12の共通のインク室となるリザーバ100を構成している。
また、保護基板30の圧電素子300に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害しない程度の空間を有する圧電素子保持部32が設けられている。この圧電素子保持部32は、複数の圧電素子300を一体的に覆う大きさで形成されており、各圧電素子300は、この圧電素子保持部32内に配置されている。これにより、各圧電素子300は外部環境の影響を殆ど受けない状態に保護されている。なお、圧電素子保持部32は、必ずしも密封されている必要はない。
このような保護基板30としては、流路形成基板10の熱膨張率と略同一の材料、例えば、ガラス、セラミック材料等を用いることが好ましく、本実施形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結晶基板を用いて形成した。
また、保護基板30には、保護基板30を厚さ方向に貫通する貫通孔33が設けられている。そして、各圧電素子300の延設された下電極膜60の端部近傍は、貫通孔33内に露出するように設けられている。
また、保護基板30上には、圧電素子300を駆動するための駆動回路110が固定されている。この駆動回路110としては、例えば、回路基板や半導体集積回路(IC)等を用いることができる。そして、駆動回路110と延設された下電極膜60の端部近傍とはボンディングワイヤ等の導電性ワイヤからなる接続配線120を介して電気的に接続されている。
また、このような保護基板30上には、封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス基板40が接合されている。ここで、封止膜41は、剛性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6μmのポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルム)からなり、この封止膜41によってリザーバ部31の一方面が封止されている。また、固定板42は、金属等の硬質の材料(例えば、厚さが30μmのステンレス鋼(SUS)等)で形成される。この固定板42のリザーバ100に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去された開口部43となっているため、リザーバ100の一方面は可撓性を有する封止膜41のみで封止されている。
また、このリザーバ100の長手方向略中央部外側のコンプライアンス基板40上には、リザーバ100にインクを供給するためのインク導入口44が形成されている。さらに、保護基板30には、インク導入口44とリザーバ100の側壁とを連通するインク導入路35が設けられている。
このような本実施形態のインクジェット式記録ヘッドでは、図示しない外部インク供給手段と接続したインク導入口44からインクを取り込み、リザーバ100からノズル開口21に至るまで内部をインクで満たした後、駆動回路からの記録信号に従い、圧力発生室12に対応するそれぞれの下電極膜60と上電極膜80との間に電圧を印加し、弾性膜50、下電極膜60及び圧電体層70をたわみ変形させることにより、各圧力発生室12内の圧力が高まりノズル開口21からインク滴が吐出する。なお、本実施形態の圧電素子300の実質的な駆動部となる圧電体能動部320は、各圧力発生室12の幅方向両側にそれぞれ設けられているため、各圧力発生室12の2つの圧電体能動部320を圧力発生室12の容積を増大させるように圧力発生室12とは反対側に突出するように変形させることができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的構成は上述したものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態1では、溝部301を上電極膜80及び圧電体層70と同じ深さで形成し、下電極膜60が溝部301により露出されるようにしたが、特にこれに限定されず、例えば、溝部を圧電体層の厚さよりも浅い深さで形成するようにしてもよい。また、溝部を下電極膜60の一部に達する深さで形成してもよく、さらに溝部を圧電素子300全体の厚さと同じ深さ、すなわち絶縁体膜55を露出する深さで形成するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、保護基板30に圧電素子保持部32を設け、この圧電素子保持部32内に圧電素子300を形成するようにしたが、これに限定されず、保護基板30に圧電素子保持部32を設けなくてもよい。この場合には、圧電素子300の表面をアルミナなどの無機材料からなる保護膜によって覆い、水分(湿気)に起因する圧電体層70の破壊を防止するようにすればよい。勿論、保護膜により覆われた圧電素子300を圧電素子保持部32内に設けるようにしてもよい。
さらに、例えば、上述した実施形態1では、成膜及びリソグラフィ法を応用して製造される薄膜型のインクジェット式記録ヘッドを例にしたが、勿論これに限定されるものではなく、例えば、グリーンシートを貼付する等の方法により形成される厚膜型のインクジェット式記録ヘッドにも本発明を採用することができる。
また、このようなインクジェット式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するインク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成して、インクジェット式記録装置に搭載される。図4は、そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図である。図4に示すように、インクジェット式記録ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、インク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けられたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられている。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物を吐出するものとしている。
そして、駆動モータ6の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿って移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ軸5に沿ってプラテン8が設けられており、図示しない給紙ローラなどにより給紙された紙等の記録媒体である記録シートSがプラテン8上を搬送されるようになっている。
なお、上述した実施形態では、液体噴射ヘッドの一例としてインクジェット式記録ヘッドを挙げて説明したが、本発明は、広く液体噴射ヘッド全般を対象としたものであり、インク以外の液体を噴射する液体噴射ヘッドにも勿論適用することができる。その他の液体噴射ヘッドとしては、例えば、プリンタ等の画像記録装置に用いられる各種の記録ヘッド、液晶ディスプレー等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオchip製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド等が挙げられる。
本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの分解斜視図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの平面図及び断面図である。 本発明の実施形態1に係る記録ヘッドの断面図である。 一実施形態に係る記録装置の概略図である。
符号の説明
10 流路形成基板、 12 圧力発生室、 20 ノズルプレート、 21 ノズル開口、 30 保護基板、 31 リザーバ部、 32 圧電素子保持部、 40 コンプライアンス基板、 60 下電極膜、 70 圧電体層、 80 上電極膜、 90 リード電極、 100 リザーバ、 110 駆動回路、 120 接続配線、 300 圧電素子、 301 溝部、 320 圧電体能動部

Claims (6)

  1. ノズル開口に連通すると共に隔壁により画成された圧力発生室が設けられた流路形成基板上に振動板を介して下電極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子が形成されると共に当該圧電素子の前記圧力発生室に相対向する領域の前記圧力発生室の幅方向中央部に長手方向に亘って溝部が形成されており、且つ前記下電極が各圧力発生室に相対向する領域に設けられて各圧電素子の個別電極となっていると共に、前記圧電体層及び前記上電極膜が複数の圧力発生室が形成された領域に亘って連続して形成されて当該上電極が複数の圧電素子に共通する共通電極となっていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  2. 請求項1において、前記下電極が前記圧力発生室の幅よりも幅広に形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  3. 請求項1又は2において、前記溝部が前記上電極と前記圧電体層の少なくとも一部とが除去されて形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記溝部が前記上電極と前記圧電体層とが除去されて前記下電極を露出するように設けられていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  5. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記溝部が前記上電極と前記圧電体層と前記下電極の少なくとも一部とを除去することで形成されていることを特徴とする液体噴射ヘッド。
  6. 請求項1〜5の何れかの液体噴射ヘッドを具備することを特徴とする液体噴射装置。
JP2005071342A 2005-03-14 2005-03-14 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Pending JP2006248166A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005071342A JP2006248166A (ja) 2005-03-14 2005-03-14 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005071342A JP2006248166A (ja) 2005-03-14 2005-03-14 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006248166A true JP2006248166A (ja) 2006-09-21

Family

ID=37089137

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005071342A Pending JP2006248166A (ja) 2005-03-14 2005-03-14 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006248166A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208138A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2010208137A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2011194783A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP2012218250A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2015157395A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208138A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2010208137A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2011194783A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置
JP2012218250A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2015157395A (ja) * 2014-02-24 2015-09-03 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド、及び、液体噴射装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5278654B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4868118B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2007281031A (ja) アクチュエータ装置及び液体噴射ヘッド並びに液体噴射装置
JP4730531B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2009234254A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4645831B2 (ja) 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP2009143002A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
US8444256B2 (en) Piezoelectric actuator and liquid ejecting head
JP4614070B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4553129B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2006248166A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2010131881A (ja) アクチュエータ装置、液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置
JP2007216474A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2005053080A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2007050551A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4344929B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2006218776A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2010253786A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びにアクチュエーター装置
JP2009255528A (ja) 液体噴射ヘッド、圧電素子及び液体噴射装置
JP4780293B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4930673B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4371209B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置並びに液体噴射ヘッドの製造方法
JP2005153155A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2005119199A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP5849407B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置