JP2005177852A - 自動車用バンパービームの曲げ加工装置及び曲げ加工方法 - Google Patents

自動車用バンパービームの曲げ加工装置及び曲げ加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工をすることが可能な自動車用バンパービームの曲げ加工装置及び曲げ加工方法を提供する。
【解決手段】 先ず、自動車用バンパービーム1の車体取付面3を該下型36の受部40及び曲げロール41に載置すると共に、該自動車用バンパービーム1の各凸部8よりも引き抜き方向前側の部分を第1凸潰しロール45の外周面に当接する。そして、上型37が下側方向に移動されて、第2凸潰しロール46及び各第3凸潰しロール47が各管状部5の各凸部8、23よりも引き抜き方向前側の部分に当接される。続いて、引き抜き曲げ型38が各管状部5の端縁部を把持し、自動車用バンパービーム1を引き抜くと共に、自動車バンパービーム1の引き抜きに従って引き抜き側方向に回転する曲げロール41の外周面部42に車体取付面3を押し当てるように下側方向に移動される。
【選択図】 図8

Description

本発明は、所定断面形状の自動車用バンパービームを引き抜き曲げ加工する自動車用バンパービームの曲げ加工装置及び曲げ加工方法に関するものである。
従来より、所定断面形状の自動車用バンパービームを曲げ加工する自動車用バンパービームの曲げ加工装置及び曲げ加工方法に関し種々提案されている。
例えば、413.7MPa以上の強度と2.54mm未満の厚さの高張力強度鋼板をロール成形により連続的に成形し、一端を接合してチューブ形状にすると共に、大きな曲率半径(例えば、約1.67m以上の曲率半径である。)で湾曲状に形成する自動車用バンパービームの曲げ加工装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−246894号公報(詳細な説明段落(0025)〜(0030)、図2〜図4)
しかしながら、上述した従来の自動車用バンパービームの曲げ加工装置では、全長に渡って一定の湾曲状に形成することができるが、自動車用バンパービームの所定箇所を小さな曲率半径で曲げ加工することは困難であるという問題がある。また、高張力強度鋼で形成された自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工すると曲率半径方向の外側壁面部や内側壁面部に延び皺や収縮皺が発生し、亀裂が生じてしまうという問題がある。更に、自動車用バンパービームの内部に芯金を入れて小さな曲率半径で曲げ加工する場合には、該芯金を自動車用バンパービーム内部にセットし、曲げ加工後取り外さなければならず、曲げ加工作業が煩雑であるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、高張力強度鋼等の鋼板で成形した所定断面形状の自動車用バンパービームを、その内部に芯金を入れずに小さな曲率半径で曲げ加工をすることが可能な自動車用バンパービームの曲げ加工装置及び曲げ加工方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置は、所定断面形状の自動車用バンパービームを曲げ加工する自動車用バンパービームの曲げ加工装置において、前記自動車用バンパービームは、曲げられる部分の曲率半径方向外側の外側壁面部と該曲率半径方向の各側壁部とに長手方向に対して略垂直に所定間隔で形成される外側方向に突出する複数の略縦長凸部を有し、前記外側壁面部と各側壁部とに当接して前記複数の略縦長凸部を押しつぶす複数の凸部潰しロールと、前記複数の凸部潰しロールに対向する位置から引出方向奥側の外周面が、前記自動車用バンパービームの曲げる部分の曲率半径方向内側の内側壁面部の形状になるように形成されて、該自動車用バンパービームの引き抜きに伴って該内側壁面部に当接しつつ引き抜き方向に回転するように配設される曲げロールと、前記自動車用バンパービームの一端部を把持して該自動車用バンパービームを前記曲げロールの外周面に押し当てつつ引き抜き曲げる引き抜き曲げ手段と、を備えたことを特徴とする。
このような特徴を有する請求項1に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置では、所定断面形状の自動車用バンパービームは、曲げられる部分の曲率半径方向外側の外側壁面部と該曲率半径方向の各側壁部とに、長手方向に対して略垂直に所定間隔で外側方向に突出する複数の略縦長凸部が予め形成されている。一方、自動車用バンパービームの曲げ加工装置には、自動車用バンパービームの外側壁面部と各側壁部とに当接して前記複数の略縦長凸部を押しつぶす複数の凸部潰しロールと、この複数の凸部潰しロールに対向する位置から引出方向奥側の外周面が、自動車用バンパービームの曲げる部分の曲率半径方向内側の内側壁面部の形状になるように形成されて、該自動車用バンパービームの引き抜きに伴って該内側壁面部に当接しつつ引き抜き方向に回転するように配設される曲げロールと、自動車用バンパービームの一端部を把持して該自動車用バンパービームをこの曲げロールの外周面に押し当てつつ引き抜き曲げる引き抜き曲げ手段とが設けられている。従って、自動車用バンパービームを引出方向奥側から複数の凸潰しロールと曲げロールとの間に挿入し、引き抜き曲げ手段を介して該自動車用バンパービームの一端部を把持して、曲げロールに押し当てつつ引き抜くことによって、この自動車用バンパービームの曲げられる部分に形成された複数の略縦長凸部が押しつぶされると共に、自動車用バンパービームの曲げられる部分が曲げロールの外周部に沿って所定曲率半径に曲げられる。
また、請求項2に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置は、請求項1に記載の自動車用バンパービームの曲げ加工装置において、前記外側壁面部に形成される略縦長凸部は、正面視幅方向に長い略長四角形状に形成され、前記各側壁部に形成される略縦長凸部は、正面視曲率半径方向外側が広い略幅狭な扇形状に形成されていることを特徴とする。
このような特徴を有する請求項2に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置では、自動車用バンパービームの外側壁面部に予め形成される略縦長凸部は、正面視幅方向に長い略長四角形状に形成され、該略縦長凸部を凸潰しロールで押しつぶすことによって、該外側壁面部は長手方向に全幅に渡って一様に延ばされる。また、各側壁部に予め形成される略縦長凸部は、正面視曲率半径方向外側が広い略幅狭な扇形状に形成され、該略縦長凸部を凸潰しロールで押しつぶすことによって曲率半径方向外側がより大きく延ばされる。
また、請求項3に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置は、請求項1または請求項2に記載の自動車用バンパービームの曲げ加工装置において、前記自動車用バンパービームは、400MPa以上の高張力強度鋼の鋼板によって形成されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動車用バンパービームの曲げ加工装置において、前記所定断面形状は略B字状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法は、所定断面形状の自動車用バンパービームを曲げ加工する自動車用バンパービームの曲げ加工方法において、前記自動車用バンパービームは、曲げられる部分の曲率半径方向外側の外側壁面部と該曲率半径方向の各側壁部とに長手方向に対して略垂直に所定間隔で形成される外側方向に突出する複数の略縦長凸部を有し、前記複数の略縦長凸部を前記外側壁面部と各側壁部とに当接する複数の凸部潰しロールによって押しつぶしつつ該自動車用バンパービームを引き抜くと共に、前記複数の凸部潰しロールに対向する位置から引出方向奥側の外周面が、前記自動車用バンパービームの曲げる部分の曲率半径方向内側の内側壁面部の形状になるように形成されて、該自動車用バンパービームの引き抜きに伴って該内側壁面部に当接しつつ引き抜き方向に回転可能に配設された曲げロールに該自動車用バンパービームを押し付けるようにして引き抜き曲げる工程、を備えたことを特徴とする。
このような特徴を有する請求項5に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法では、所定断面形状の自動車用バンパービームは、曲げられる部分の曲率半径方向外側の外側壁面部と該曲率半径方向の各側壁部とに、長手方向に対して略垂直に所定間隔で外側方向に突出する複数の略縦長凸部を予め形成している。そして、自動車用バンパービームを引出方向奥側から複数の凸潰しロールと曲げロールとの間に挿入し、複数の略縦長凸部を該自動車用バンパービームの外側壁面部と各側壁部とに当接する複数の凸部潰しロールによって押しつぶしつつ該自動車用バンパービームを引き抜くと共に、複数の凸部潰しロールに対向する位置から引出方向奥側の外周面が、自動車用バンパービームの曲げる部分の曲率半径方向内側の内側壁面部の形状になるように形成されて、該自動車用バンパービームの引き抜きに伴って該内側壁面部に当接しつつ引き抜き方向に回転可能に配設された曲げロールに該自動車用バンパービームを押し付けるようにして引き抜き曲げることによって、この自動車用バンパービームの曲げられる部分に形成された複数の略縦長凸部が押しつぶされると共に、自動車用バンパービームの曲げられる部分が曲げロールの外周部に沿って所定曲率半径に曲げられる。
また、請求項6に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法は、請求項5に記載の自動車用バンパービームの曲げ加工方法において、前記外側壁面部に形成される略縦長凸部は、正面視幅方向に長い略長四角形状に形成され、前記各側壁部に形成される略縦長凸部は、正面視曲率半径方向外側が広い略幅狭な扇形状に形成されることを特徴とする。
このような特徴を有する請求項6に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法では、自動車用バンパービームの外側壁面部に予め形成される略縦長凸部は、正面視幅方向に長い略長四角形状に形成され、該略縦長凸部を凸潰しロールで押しつぶすことによって、該外側壁面部は長手方向に全幅に渡って一様に延ばされる。また、各側壁部に予め形成される略縦長凸部は、正面視曲率半径方向外側が広い略幅狭な扇形状に形成され、該略縦長凸部を凸潰しロールで押しつぶすことによって曲率半径方向外側がより大きく延ばされる。
また、請求項7に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法は、請求項5又は請求項6に記載の自動車用バンパービームの曲げ加工方法において、前記自動車用バンパービームは、400MPa以上の高張力強度鋼の鋼板によって形成されていることを特徴とする。
更に、請求項8に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法は、請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の自動車用バンパービームの曲げ加工方法において、前記所定断面形状は略B字状に形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置では、自動車用バンパービームを引出方向奥側から複数の凸潰しロールと曲げロールとの間に挿入し、引き抜き曲げ手段を介して該自動車用バンパービームの一端部を把持して、曲げロールに押し当てつつ引き抜くことによって、この自動車用バンパービームの曲げられる部分に形成された複数の略縦長凸部が押しつぶされて、小さな曲率半径で曲げ加工しても曲率半径方向の外側壁面部や各側壁部は、引き抜き方向、即ち自動車用バンパービームの長手方向に延ばされるため、この外側壁面部や各側壁部に延び皺や亀裂が発生するのを確実に防止して、容易に小さな曲率半径で曲げ加工をすることができる。また、自動車用バンパービームの内部に芯金を入れずに小さな曲率半径で曲げ加工をすることが可能となり、曲げ加工の作業効率の向上及び製造コストの削減化を図ることができる。また、自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工できるため、車体コーナ部をカバーして、該車体コーナ部の外力に対する強度を大きく向上させることができる自動車用バンパービーム容易に作製することができる。
また、請求項2に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置では、自動車用バンパービームの曲げられる部分の外側壁面部は、一様に延ばされ、また、この曲げられる部分の各側壁部は、曲率半径方向外側がより大きく延ばされるため、複数の略縦長凸部が形成される部分を小さな曲率半径で曲げても、外側壁面部や各側壁部に延び皺や亀裂が発生するのを確実に防止できると共に、自動車用バンパービームの曲げられる部分の外側壁面部や各側壁部を平滑な表面に容易に形成できる。
また、請求項3に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置では、自動車用バンパービームは、400MPa以上の高張力強度鋼の鋼板によって形成されているため、軽量で高い強度を得ることができる。また、自動車用バンパービームの外側壁面部や各側壁部には、複数の略縦長凸部が形成され、引き抜き曲げる際に、この各略縦長凸部は凸潰しロールによって押しつぶされるため、高張力強度鋼で形成された自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工しても、スプリングバックや反り等を確実に防止することができ、高張力強度鋼で形成された自動車用バンパービームの曲げ加工精度の向上を図ることができる。
また、請求項4に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置では、自動車用バンパービームは、略B字状の断面形状に形成されており、断面が単なる四角形で形成された自動車用バンパービームと比較して、より高い機械的強度を有する自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工することができる。また、断面形状が略B字状の自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工して車体コーナ部をカバーできるため、車体コーナ部の外力に対する強度を飛躍的に向上させることができる。
また、請求項5に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法では、自動車用バンパービームを引出方向奥側から複数の凸潰しロールと曲げロールとの間に挿入し、曲げロールに押し当てつつ引き抜くことによって、この自動車用バンパービームの曲げられる部分に形成された複数の略縦長凸部が押しつぶされて、小さな曲率半径で曲げ加工しても曲率半径方向の外側壁面部や各側壁部は、引き抜き方向、即ち自動車用バンパービームの長手方向に延ばされるため、この外側壁面部や各側壁部に延び皺や亀裂が発生するのを確実に防止して、容易に小さな曲率半径で曲げ加工をすることができる。また、自動車用バンパービームの内部に芯金を入れずに小さな曲率半径で曲げ加工をすることが可能となり、曲げ加工の作業効率の向上及び製造コストの削減化を図ることができる。また、自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工できるため、車体コーナ部をカバーして、該車体コーナ部の外力に対する強度を大きく向上させることができる自動車用バンパービーム容易に作製することができる。
また、請求項6に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法では、自動車用バンパービームの曲げられる部分の外側壁面部は、一様に延ばされ、また、この曲げられる部分の各側壁部は、曲率半径方向外側がより大きく延ばされるため、複数の略縦長凸部が形成される部分を小さな曲率半径で曲げても、外側壁面部や各側壁部に延び皺や亀裂が発生するのを確実に防止できると共に、自動車用バンパービームの曲げられる部分の外側壁面部や各側壁部を平滑な表面に容易に形成できる。
また、請求項7に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法では、自動車用バンパービームは、400MPa以上の高張力強度鋼の鋼板によって形成されているため、軽量で高い強度を得ることができる。また、自動車用バンパービームの外側壁面部や各側壁部には、複数の略縦長凸部が形成され、引き抜き曲げる際に、この各略縦長凸部は凸潰しロールによって押しつぶされるため、高張力強度鋼で形成された自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工しても、スプリングバックや反り等を確実に防止することができ、高張力強度鋼で形成された自動車用バンパービームの曲げ加工精度の向上を図ることができる。
更に、請求項8に係る自動車用バンパービームの曲げ加工方法では、自動車用バンパービームは、略B字状の断面形状に形成されており、断面が単なる四角形で形成された自動車用バンパービームと比較して、より高い機械的強度を有する自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工することができる。また、断面形状が略B字状の自動車用バンパービームを小さな曲率半径で曲げ加工して車体コーナ部をカバーできるため、車体コーナ部の外力に対する強度を飛躍的に向上させることができる。
以下、本発明に係る自動車用バンパービームの曲げ加工装置及び曲げ加工方法について具体化した一実施形態に基づいて図面を参照しつつ説明する。
先ず、本実施形態に係る自動車用バンパービームの概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る自動車用バンパービーム1は、車体フレーム2の前部又は後部に取り付けられている。この自動車用バンパービーム1は、高張力強度鋼(本実施形態では、400MPa以上の強度を有し、望ましくは900MPa〜1200MPaの強度の高張力強度鋼である。)の鋼板で形成され、ほぼ全長に渡って一定の湾曲状に形成されている。また、自動車用バンパービーム1の断面形状は、上下の車体取付面3が車体フレーム2側に突出する略B字状に形成さている。また、自動車用バンパービーム1の左右両端縁部(図1中、上下両端縁部)は、後述のように小さな曲率半径で曲げ加工されている。
次に、自動車用バンパービーム1の左右両端縁部の曲げ加工について図3乃至図9に基づいて説明する。尚、自動車用バンパービーム1は、図3及び図4に示すように、1枚の長尺状の高張力強度鋼の鋼板からほぼ全長に渡って大きな曲率半径R(本実施形態では、曲率半径Rは、約1.6m〜3mである。)の湾曲状で、断面略B字状のチューブ形状にロール成形によって成形されている。
そして、図5(B1)、(B2)に示すように、このロール成形後の自動車用バンパービーム1は、先ず、左右両端縁部の小さな曲率半径(本実施形態では、曲率半径は約10cm〜30cmである。)で曲げられる部分において、断面略B字状を構成する左右の断面略四角形の各管状部5の各側壁部6、7に、一定間隔Lで外側方向に突出する曲率半径R方向(図5(B1)、(B2)中、上下方向)に略縦長の複数の凸部8を形成する。この各凸部8は、正面視曲率半径R方向外側が広い略幅狭な扇形状に形成されている。
ここで、この各側壁部6、7に各凸部8を形成する側面凸部形成装置11について図6に基づいて説明する。
図6に示すように、各側壁部6、7に各凸部8を形成する側面凸部形成装置11は、本体部12と、この本体部12に一端部が固定されて自動車用バンパービーム1の各管状部5内に一端側から嵌挿される断面略四角形の一対のパンチホルダー13と、各パンチホルダー13の他端部に一端部が回動可能に取り付けられる一対のパンチ14と、各パンチ14の他端部に対して略垂直に対向配置されて該パンチ14に対して前後に移動可能に構成される各ダイス15と、各管状部5内に挿通されて該各パンチ14の他端部の間に押し込み可能に構成され、先端部が軸断面略三角形状に形成されるスライド芯金16と、各パンチホルダー13の外周部に嵌挿されて長手方向に移動可能に構成されるワーク位置決め部材17と、各ダイス15、各スライド芯金16、及び各ワーク位置決め部材17の駆動機構を駆動制御する不図示の制御部と、から構成されている。
この各パンチ14の他端部は、略直角外側方向に延出され、正面視上側(図6中、紙面に垂直手前側)が広い略幅狭な扇形状に形成されている。また、この各パンチ14の他端部の相対向する端縁部は、スライド芯金16の先端部に沿うように面取がされている。これにより、スライド芯金16の先端部が各パンチ14の他端部間にスムーズに挿入される。また、各ダイス15のパンチ14に対向する部分には、正面視上側(図6中、紙面に垂直手前側)が広い略幅狭な扇形状の凹部15Aが形成されている。
また、このように構成された側面凸部形成装置11の作用について説明する。
図6に示すように、先ず、ワーク位置決め部材17の駆動機構を駆動して該ワーク位置決め部材17を本体部12側の原点位置(図6中、一点鎖線で示す位置)に移動させる。また、各ダイス15を外側方向に移動させる。
そして、自動車用バンパービーム1の各管状部5の各側壁部6、7が各ダイス15に対向するように、この各ダイス15の間から各管状部5を各パンチホルダー13の外周部に嵌挿して、ワーク位置決め部材17に当接させて初期位置にセットする。また、各管状部5内にスライド芯金16を挿通して、該スライド芯金16の先端部を各パンチ14の奥側近傍位置にセットする。
続いて、制御部を介して、ワーク位置決め部材17が、各パンチ14側に所定距離移動されて、各管状部5の各側壁部6、7の曲げる部分の長手方向内側の端縁部分が各ダイス15に対向する位置で停止する。そして、制御部を介して、各ダイス15が内側方向に移動されて各側壁部6、7に当接されると共に、スライド芯金16の先端部が各パンチ14の他端部間に押し込められ、各側壁部6、7の曲げる部分の長手方向内側の端縁部分に外側方向に突出する各凸部8が形成される。
その後、制御部を介して、再度、各ダイス15が外側方向に移動されると共に、スライド芯金16が長手方向内側に移動されて各パンチ14の先端部が各側壁部6、7から離間される。
そして、制御部を介して、ワーク位置決め部材17が所定距離Lだけ繰り返し移動されつつ、順次上記のように各ダイス15とスライド芯金16が駆動されて、各側壁部6、7の曲げる部分の長手方向に5個の各凸部8が形成される。尚、各凸部8の個数は任意である。
次に、図5(C1)、(C2)に示すように、自動車用バンパービーム1の左右両端縁部の小さな曲率半径で曲げられる部分において、外側壁面部21の各管状部5の車体取付け面に相対向する天井部22に、一定間隔Lで外側方向に突出する該天井部22の幅方向(図5(C1)中、左右方向)に略縦長の複数の凸部23を形成する。また、各凸部23は、各天井部22の各凸部8間の略中央位置に対向する位置のほぼ全幅に渡って、正面視幅方向に長い略長四角形状に形成されている。
ここで、この各天井部22に各凸部23を形成する外側壁面凸部形成装置25について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、各天井部22に各凸部23を形成する外側壁面凸部形成装置25は、本体部26と、この本体部26に一端部が固定されて自動車用バンパービーム1の各管状部5内に一端側から嵌挿される断面略四角形の一対のパンチホルダー27と、各パンチホルダー27の側面視略L字状に切り欠かれた他端部の該切り欠かれた部分の上端縁部に一端部が回動可能に取り付けられるパンチ28と、各パンチ28の他端部に対して略垂直に対向配置されて該パンチ28に対して前後に移動可能に構成されるダイス29と、各管状部5内に挿通されて該パンチ28の他端部とパンチホルダー27の他端部との間に押し込み可能に構成され、先端部が軸断面略三角形状に形成されるスライド芯金30と、各パンチホルダー27の外周部に嵌挿されて長手方向に移動可能に構成されるワーク位置決め部材31と、各ダイス29、各スライド芯金30、及び各ワーク位置決め部材31の駆動機構を駆動制御する不図示の制御部と、から構成されている。
この各パンチ28の他端部は、略直角外側方向に延出され、正面視上下方向(図7中、紙面に垂直方向)に長い略長四角形状に形成されている。また、この各パンチ28の他端部と各パンチホルダー27の相対向する他端部の各端縁部は、スライド芯金30の先端部に沿うように面取がされている。これにより、スライド芯金30の先端部が各パンチ28と各パンチホルダー27との他端部間にスムーズに挿入される。また、各ダイス29のパンチ28に対向する部分には、正面視上下方向(図7中、紙面に垂直方向)に長い略長四角形状の凹部29Aが形成されている。
また、このように構成された外側壁面凸部形成装置25の作用について説明する。
図7に示すように、先ず、ワーク位置決め部材31の駆動機構を駆動して該ワーク位置決め部材31を本体部26側の原点位置(図7中、一点鎖線で示す位置)に移動させる。また、各ダイス29を外側方向に移動させる。
そして、自動車用バンパービーム1の各管状部5の天井部22が各ダイス29に対向するように、この各ダイス29の間から各管状部5を各パンチホルダー27の外周部に嵌挿して、ワーク位置決め部材31に当接させて初期位置にセットする。また、各管状部5内にスライド芯金30を挿通して、該スライド芯金30の先端部を各パンチ28の奥側近傍位置にセットする。
続いて、制御部を介して、ワーク位置決め部材31が、各パンチ28側に所定距離移動されて、各管状部5の長手方向最も内側の各凸部8間の略中央位置に対向する各天井部22が各ダイス29に対向する位置で停止する。そして、制御部を介して、各ダイス29が内側方向に移動されて各天井部22に当接されると共に、スライド芯金30の先端部が各パンチ28と各パンチホルダー27の他端部間に押し込められ、各天井部22の曲げる部分の長手方向内側の端縁部分に外側方向に突出する各凸部23が形成される。
その後、制御部を介して、再度、各ダイス29が外側方向に移動されると共に、スライド芯金30が長手方向内側に移動されて各パンチ28の先端部が各天井部22から離間される。
そして、制御部を介して、ワーク位置決め部材31が所定距離Lだけ繰り返し移動されつつ、順次上記のように各ダイス29とスライド芯金30が駆動されて、各天井部22の曲げる部分の長手方向に4個の各凸部23が形成される。尚、各凸部23の個数は任意である。
次に、上記のように各凸部8、23が両端縁部に形成された自動車用バンパービーム1の該各凸部8、23が形成される部分を小さな曲率半径で曲げる曲げ加工について図8及び図9に基づいて説明する。
図8(A)及び図9に示すように、各凸部8、23が形成される長手方向各端縁部を小さな曲率半径で曲げ加工する自動車用バンパービーム1の曲げ加工装置35は、自動車用バンパービーム1の車体取付面3を受ける下型36と、この下型36の側方部(図8(A)中、紙面垂直方向手前側)から自動車用バンパービーム1をセットできるように上下動可能に設けられた上型37と、該下型36と上型37に自動車用バンパービーム1がセットされた場合に、自動車用バンパービーム1の引き抜き側端縁部を把持する引き抜き曲げ型38と、この上型37及び引き抜き曲げ型38の駆動機構を駆動制御する不図示の制御部と、から構成されている。この引き抜き曲げ型38は、引き抜き曲げ手段として機能する。
また、この下型36は、自動車用バンパービーム1の車体取付面3を受ける受部40と、自動車用バンパービーム1の引き抜き側端縁部の各車体取付面3が当接されて、該自動車用バンパービーム1の引き抜き曲げに従って回転軸43を中心として引き抜き方向(図8(A)中、反時計方向)に回転する一対の曲げロール41と、この一対の曲げロール41間に配置されて、自動車用バンパービーム1の各管状部5の相対する各側壁面部7、6(図5参照)に当接する円筒状の第1凸潰しロール45が設けられている。この曲げロール41の自動車用バンパービーム1側の各車体取付面3に当接する外周面部42は、この自動車用バンパービーム1の各凸部8、23が形成される部分を小さな曲率半径で曲げた場合の、曲率半径方向内側の車体取付面3(内側壁面部)の形状になるように形成されている。また、この第1凸潰しロール45の外周面は、各凸部8を押しつぶして平面状にするように形成されている。
また、上型37は、上記曲げロール41の回転軸43に対向するように配置され、自動車用バンパービーム1の長手方向に対して直角水平に軸支されて該自動車用バンパービーム1の外側壁面部21に当接して回転する円筒状の第2凸潰しロール46が設けられている。この第2凸潰しロール46の外周面は、各凸部23を押しつぶして平面状にするように形成されている。また、この第2凸潰しロール46の左右には、それぞれ自動車用バンパービーム1の各管状部5の外側の各側壁面部6、7(図5参照)に当接して回転する一対の軸断面台形状の第3凸潰しロール47が設けられている。この各第1凸潰しロール45の外周面は、各凸部8を押しつぶして平面状にするように形成されている。また、下型36の受部40に対向するように配置され、自動車用バンパービーム1の外側壁面部21に当接して案内する案内型48が設けられている。
そして、この上型37は、不図示の駆動機構を介して、上下動可能に構成されている。また、上型37が下側方向に移動した場合には、第2凸潰しロール46の外周面が自動車用バンパービーム1の外側壁面部21に当接すると共に、各第3凸潰しロール47が各管状部5の外側方向の各側壁面部6、7に当接し、案内型48が自動車用バンパービーム1の外側壁面部21に当接する。一方、この上型37が上側方向に移動した場合には、下型36との間に自動車用バンパービーム1を側方から着脱できる隙間が形成される。
また、引き抜き曲げ型38には、下型36及び上型37側の側面部に立設されて各管状部5の端縁部に嵌挿される断面略四角形状の一対の軸部49が設けられている。また、この各軸部49の上下側面部に対して垂直方向に移動可能に設けられ、該各軸部49が嵌挿された各管状部5の天井部22と車体取付面3(図5参照)とを押圧して自動車用バンパービーム1の引き抜き側端縁部を把持することが可能な各チャック50が設けられている。そして、この引き抜き曲げ型38は、不図示の駆動機構を介して、自動車用バンパービーム1の引き抜き側端縁部をチャック後、外側方向に移動しつつ下側方向に移動可能に設けられている。
次に、このように構成された自動車用バンパービーム1の曲げ加工装置35の作用について図8に基づいて説明する。
図8(A)に示すように、先ず、不図示の制御部を介して、上型37の駆動機構を駆動して該上型37を上側方向に移動させると共に、引き抜き曲げ型38の駆動機構を駆動して該引き抜き曲げ型38を原点位置(図8(A)に示す位置)にセットして、各チャック50を外側方向に移動させる。
そして、下型36の側方部から自動車用バンパービーム1の車体取付面3を該下型36の受部40及び曲げロール41に載置すると共に、該自動車用バンパービーム1の各管状部5の一方の端縁部を各軸部49に嵌挿する。これにより、各管状部5の相対する各側壁部7、6の各凸部8よりも引き抜き方向前側の部分が第1凸潰しロール45の外周面に当接される。
続いて、不図示の制御部を介して、上型37が下側方向に移動されてセットされ、第2凸潰しロール46が自動車用バンパービーム1の外側壁面部21の各凸部23よりも引き抜き方向前側の部分に当接されると共に、各第3凸潰しロール47が各管状部5の各側壁面部7、6の各凸部8よりも引き抜き方向前側の部分に当接される。また、案内型48が自動車用バンパービーム1の外側壁面部21に当接され、自動車用バンパービーム1の車体取付面3が下型36の案内部40に押しつけられる。
その後、不図示の制御部を介して、引き抜き曲げ型38の各チャック50が内側方向に移動されて各管状部5の端縁部が把持される。
そして、図8(A)、(B)に示すように、引き抜き曲げ型38は、自動車用バンパービーム1を引き抜く(矢印53方向に移動する)と共に、自動車バンパービーム1の引き抜きに従って引き抜き側方向に回転する曲げロール41の外周面部42に車体取付面3を押し当てるように下側方向(矢印54方向)に移動される。
これにより、自動車用バンパービーム1の各凸部8、23は、該自動車用バンパー1の引き抜きに伴って各第1凸潰しロール45乃至第3凸潰しロール47によって押しつぶされつつ、該各凸部8、23が形成される端縁部分は、各車体取付面3が各曲げロール41の外周面部42に沿うように小さな曲率半径で曲げられる。また、自動車用バンパービーム1の他方の端縁部も上記と同様にして、各凸部8、23が形成される端縁部分は、各車体取付面3が各曲げロール41の外周面部42に沿うように小さな曲率半径で曲げられる。
そして、不図示の制御部を介して、引き抜き曲げ型38の各チャック50を外側方向に移動させると共に、上型37を上方に移動させて、この自動車用バンパービーム1を取り外す。その後、上記の手順を再度繰り返すことによって、自動車用バンパービーム1の他側の端縁部も同様に小さな曲率半径で曲げられる。
従って、本実施形態に係る自動車用バンパービーム1の曲げ加工装置1では、400MPa以上の高張力強度鋼の鋼板によって形成されている自動車用バンパービーム1の外側壁面部21や各側壁部6、7には、複数の各凸部8、23が形成され、該自動車用バンパービーム1を引出方向奥側から第1凸潰しロール45乃至第3凸潰しロール47と曲げロール41との間に挿入し、引き抜き曲げ型38を介して該自動車用バンパービーム1の一端部を把持して、曲げロール41に押し当てつつ引き抜くことによって、この自動車用バンパービーム1の曲げられる部分に形成された各凸部8、23は、第1凸潰しロール45乃至第3凸潰しロール47によって押しつぶされる。これにより、自動車用バンパービーム1の曲げられる部分の外側壁面部21は、長手方向に一様に延ばされ、また、この曲げられる部分の各側壁部6、7は、曲率半径方向外側がより大きく延ばされるため、小さな曲率半径で曲げ加工しても、この外側壁面部21や各側壁部6、7に延び皺や亀裂が発生するのを確実に防止して、容易に小さな曲率半径で曲げ加工をすることができると共に、自動車用バンパービームの曲げられる部分の外側壁面部21や各側壁部6、7を平滑な表面に容易に形成できる。また、自動車用バンパービーム1の内部に芯金を入れずに小さな曲率半径で曲げ加工をすることが可能となり、曲げ加工の作業効率の向上及び製造コストの削減化を図ることができる。また、自動車用バンパービーム1の端縁部を小さな曲率半径で曲げ加工できるため、車体コーナ部をカバーして、該車体コーナ部の外力に対する強度を大きく向上させることができる自動車用バンパービーム1容易に作製することができる。
また、自動車用バンパービーム1は、400MPa以上の高張力強度鋼の鋼板によって形成されているため、軽量で高い強度を得ることができる。また、高張力強度鋼で形成された自動車用バンパービーム1を小さな曲率半径で曲げ加工しても、スプリングバックや反り等を確実に防止することができ、高張力強度鋼で形成された自動車用バンパービーム1の曲げ加工精度の向上を図ることができる。
また、自動車用バンパービーム1は、略B字状の断面形状に形成されており、断面が単なる四角形で形成された自動車用バンパービームと比較して、より高い機械的強度を有する自動車用バンパービーム1を小さな曲率半径で曲げ加工することができる。また、断面形状が略B字状の自動車用バンパービーム1を小さな曲率半径で曲げ加工して車体コーナ部をカバーできるため、車体コーナ部の外力に対する強度を飛躍的に向上させることができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施形態に係る自動車用バンパービームを車体フレームに取り付けた状態を模式的に示す平面図である。 図1のX1−X1矢視断面図である。 本実施形態に係る自動車用バンパービームの両端縁部曲げ加工前の状態を示す側面図である。 図3のA矢視側面図である。 本実施形態に係る自動車用バンパービームの両端縁部の曲げる部分に複数の略縦長凸部を形成する順序を示す図で、(A1)は初期状態を示す断面図、(A2)は初期状態を示す側面図、(B1)は各管状部の各側壁部に複数の凸部を形成した状態を示す断面図、(B2)は各管状部の各側壁部に複数の凸部を形成した状態を示す側面図、(C1)は各管状部の外側壁面部に複数の凸部を形成した状態を示す断面図、(C2)は各管状部の外側壁面部に複数の凸部を形成した状態を示す一部切欠側面図である。 本実施形態に係る自動車用バンパービームの各管状部の各側壁部に複数の凸部を形成する側面凸部形成装置を説明する一部切欠平面図である。 本実施形態に係る自動車用バンパービームの各管状部の外側壁面部に複数の凸部を形成する外側壁面凸部形成装置を説明する一部切欠側面図である。 本実施形態に係る自動車用バンパービームの両端縁部を小さな曲率半径で曲げ加工する自動車用バンパービームの曲げ加工装置を説明する図で、(A)は自動車用バンパービームをセットした状態を示す断面図、(B)は自動車用バンパービームを引き抜き曲げ加工した状態を示す断面図である。 図8(A)のX2−X2矢視断面図である。
符号の説明
1 自動車用バンパービーム、 2 車体フレーム、 3 車体取付面
5 管状部、 6、7 側壁部、 8、23 凸部
11 側面凸部形成装置、 12、26 本体部、 14、28 パンチ
15、29 ダイス、 16、30 スライド芯金
17、31 ワーク位置決め部材、 21 外側壁面部、 22 天井部
25 外側壁面凸部形成装置、 35 曲げ加工装置、 36 下型
37 上型、 38 引き抜き曲げ型、 41 曲げロール、 42 外周面
43 回転軸、 45 第1凸潰しロール、 46 第2凸潰しロール
47 第3凸潰しロール、 49 軸部、 50 チャック

Claims (8)

  1. 所定断面形状の自動車用バンパービームを曲げ加工する自動車用バンパービームの曲げ加工装置において、
    前記自動車用バンパービームは、曲げられる部分の曲率半径方向外側の外側壁面部と該曲率半径方向の各側壁部とに長手方向に対して略垂直に所定間隔で形成される外側方向に突出する複数の略縦長凸部を有し、
    前記外側壁面部と各側壁部とに当接して前記複数の略縦長凸部を押しつぶす複数の凸部潰しロールと、
    前記複数の凸部潰しロールに対向する位置から引出方向奥側の外周面が、前記自動車用バンパービームの曲げる部分の曲率半径方向内側の内側壁面部の形状になるように形成されて、該自動車用バンパービームの引き抜きに伴って該内側壁面部に当接しつつ引き抜き方向に回転するように配設される曲げロールと、
    前記自動車用バンパービームの一端部を把持して該自動車用バンパービームを前記曲げロールの外周面に押し当てつつ引き抜き曲げる引き抜き曲げ手段と、を備えたことを特徴とする自動車用バンパービームの曲げ加工装置。
  2. 前記外側壁面部に形成される略縦長凸部は、正面視幅方向に長い略長四角形状に形成され、
    前記各側壁部に形成される略縦長凸部は、正面視曲率半径方向外側が広い略幅狭な扇形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用バンパービームの曲げ加工装置。
  3. 前記自動車用バンパービームは、400MPa以上の高張力強度鋼の鋼板によって形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用バンパービームの曲げ加工装置。
  4. 前記所定断面形状は略B字状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動車用バンパービームの曲げ加工装置。
  5. 所定断面形状の自動車用バンパービームを曲げ加工する自動車用バンパービームの曲げ加工方法において、
    前記自動車用バンパービームは、曲げられる部分の曲率半径方向外側の外側壁面部と該曲率半径方向の各側壁部とに長手方向に対して略垂直に所定間隔で形成される外側方向に突出する複数の略縦長凸部を有し、
    前記複数の略縦長凸部を前記外側壁面部と各側壁部とに当接する複数の凸部潰しロールによって押しつぶしつつ該自動車用バンパービームを引き抜くと共に、前記複数の凸部潰しロールに対向する位置から引出方向奥側の外周面が、前記自動車用バンパービームの曲げる部分の曲率半径方向内側の内側壁面部の形状になるように形成されて、該自動車用バンパービームの引き抜きに伴って該内側壁面部に当接しつつ引き抜き方向に回転可能に配設された曲げロールに該自動車用バンパービームを押し付けるようにして引き抜き曲げる工程、
    を備えたことを特徴とする自動車用バンパービームの曲げ加工方法。
  6. 前記外側壁面部に形成される略縦長凸部は、正面視幅方向に長い略長四角形状に形成され、
    前記各側壁部に形成される略縦長凸部は、正面視曲率半径方向外側が広い略幅狭な扇形状に形成されることを特徴とする請求項5に記載の自動車用バンパービームの曲げ加工方法。
  7. 前記自動車用バンパービームは、400MPa以上の高張力強度鋼の鋼板によって形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の自動車用バンパービームの曲げ加工方法。
  8. 前記所定断面形状は略B字状に形成されていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の自動車用バンパービームの曲げ加工方法。
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