JP2005177056A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不正行為を防止しながら、特定の演出が行われるときに遊技者が自分のパチンコ遊技に集中できるようにする。
【解決手段】 可変表示装置(13)を有するパチンコ遊技機(1)において、機構枠(5)前面両側部から当該機構枠の前面領域に対して進出後退自在に構成したブラインド機構(31)を、遊技進行に伴い進出後退させる。ブラインド機構が、少なくともパチンコ遊技場における両隣席遊技客の当該可変表示装置に対する視線を進出によって遮蔽するので、遊技当事者は隣席遊技者の視線を気にすることなく自分のパチンコ遊技に集中することができる。
【選択図】 図2

Description

遊技盤前面の中央領域に可変表示装置を備えるパチンコ遊技機に関するものであって、詳しくは、可変表示装置を隣席遊技者からの視線から遮蔽するためのブラインド機構を有するパチンコ遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機の遊技盤には、その略中央に可変表示装置が設けてあり、この可変表示装置は、遊技進行に伴い予め定めた映像表示や点滅等の演出を行うようになっている(特許文献1)。このような演出は、たとえば、遊技者にとって有利な権利が発生する可能性がある場合(いわゆる「リーチ状態」になった場合)、或いは、遊技者にとって有利な権利が現に発生している場合(いわゆる「大当たり状態になった場合」に行われるのが一般的である。
特許第2787441号公報(段落0044、図1及び2参照)
前述した演出は、リーチ状態であれば期待感を、大当たり状態であれば満足感及び優越感を、それぞれ遊技者に与え、それによってパチンコ遊技をより楽しんでもらうために重要な意味を有している。しかしながら、遊技者の心理を考えると、大当たり状態のときは比較的問題になりにくいが、リーチ状態のときに隣席遊技者の視線が問題になる場合がある。すなわち、リーチ状態では、大当たりの前兆を示す演出がなされるわけであるが、リーチ状態にあるときは、当事者である遊技者にとっては当然であるが、隣の席で遊技する隣席遊技者にとっても、その後の遊技進行が関心の的になる。そこで、あるパチンコ遊技機がリーチ状態になると、隣席遊技者、さらには通路を通行する他の遊技者等が、そのパチンコ遊技機を覗き込むことがよくある。しかし、このような覗き込みは、リーチ状態で遊技する遊技者にとって、必ずしも愉快なものではない。むしろ、不愉快である。遊技に集中しにくくなり、遊技の妨げにもなる。そこで、パチンコ遊技機同士の間にブラインド(仕切、パーテーション)を設け、これによって隣席遊技者の視線を遮蔽して欲しい、との声がある。
しかしながら、ブラインドを設けたとすると、他人の視線が遮られたのをよいことに不正行為が行われ易くなる、という新たな問題点が生じる。このような状況を改善することが本発明の目的である。すなわち、不正行為を防止しながら、特定の演出が行われるときに遊技者が自分のパチンコ遊技に集中できるようにすることが、本発明が解決しようとする課題である。
上記課題を解決するために発明者は、普段は後退状態にあり特定の演出が行われるときのみ進出する視線遮蔽用のブラインドをパチンコ遊技機に設けて遊技集中を促すとともに、このブラインドをパチンコ遊技機の機構枠やガラス枠が開放されたときに後退させ第三者の視線が届くようにして不正防止を実現させた。その詳しい内容については項を改めて説明する。なお、何れかの請求項記載の発明の説明に当たって行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項記載の発明にも適用があるものとする。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係るパチンコ遊技機(以下、適宜「請求項1の遊技機」という)は、外枠と、当該外枠に対して開閉可能な機構枠と、当該機構枠が有する遊技盤と、当該機構枠に対して開閉可能なガラス枠と、当該遊技盤前面の中央領域に設けた可変表示装置と、当該可変表示装置を遊技進行に伴う演出を行わせるための表示制御手段と、を備えている。さらに、当該機構枠前面両側部から当該機構枠の前面領域に対して進出後退自在に構成したブラインド機構と、当該ブラインド機構を進出後退させるための駆動装置と、当該駆動装置を制御するための駆動制御手段と、を備えている。これに加え、当該機構枠の開放を検知するための機構枠センサと、当該ガラス枠の開放を検知するためのガラス枠センサと、を備え、当該ブラインド機構が、少なくともパチンコ遊技場における両隣席遊技客の当該可変表示装置に対する視線を進出によって遮蔽可能に構成してあり、当該駆動制御手段が、予め設定した遊技状態を演出する際に当該演出開始前又は当該演出開始と同時に後退状態にある当該ブラインド機構を進出させ、当該演出終了後に進出状態にある当該ブラインド機構を後退させ得るように、かつ、進出状態にある当該ブラインド機構を当該機構枠センサ又は当該ガラス枠センサから枠開放信号を受けた際に後退させ得るように構成してある。ブラインド機構の進出後退は、たとえば、機構枠前面からの出没、或いはブラインド機構自体の拡張収縮、展開収納、屈曲伸展の作用によって行う。予め設定した遊技状態とは、たとえば、いわゆるリーチ状態や大当たり状態のことをいい、その演出とは、たとえば、可変表示装置に特別な図柄を表示させたり、照明を点滅させたりすることをいう。
請求項1の遊技機によれば、遊技の進行に伴い予め設定した遊技状態を演出する際に当該演出開始と同時又は当該演出開始前又は当該演出と同時に後退状態にある当該ブラインド機構を進出させる。これによって、当該演出の最中は、少なくとも可変表示装置に対する隣席遊技者の視線が遮蔽される。これによって、当事者である遊技者は、そのような視線を感じることなく遊技に集中することができる。当該演出が終了すると、進出状態にある当該ブラインド機構を後退させ、元の視界を回復させる。ブラインド機構の進出時は第三者の視線が届きにくくなるが、進出状態にあるブラインド機構は、機構枠又はガラス枠が開放されたときに後退させられる。第三者の監視の目を届かせるためである。機構枠やガラス枠の開放によってブラインド機構が後退することが周知されれば、そのような不正行為が有効に抑制される。ブラインド機構の進出後退は駆動装置の働きにより、機構枠及びガラス枠の開放検知は機構枠センサ及びガラス枠センサの働きにより、それぞれ行われる。また、遊技中、演出が始まる場合に後退状態にあるブラインド機構は進出されることが周知されれば、演出開始よりも早いタイミングで後退状態にあるブラインド機構を進出させることで、演出の実行が遊技者に対して事前報知され、その進出タイミングを早め、あるいは遅めに変移させることで、上記リーチ状態から当たりに至る可能性(所謂リーチ信頼度)を、その態様の変化で報知でき、これにより当たりに対する期待感を増大させることができるとともに、演出表現のバリエーションが増大される。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係るパチンコ遊技機(以下、適宜「請求項2の遊技機」という)は、請求項1の遊技機であって、前記ブラインド機構を、前記機構枠に設けた固定軸の周りを前記機構枠の上下方向に旋回可能な可動アームと、当該可動アームに一方の側端が支持され前記機構枠に他方の側端が支持された扇型開閉体と、を含むものとして構成することができる。扇型開閉体は、いわゆる扇のように互い違いに折り返した形状の部材や、厚み方向に重ね合わせた小片板材を少しずつ幅方向にスライドさせることにより各小片板材よりも大きな1枚の板を構成可能な構造等によって構成することができる。
請求項2の遊技機によれば、請求項1の作用効果が、開閉する扇型開閉体によって行われる。扇型開閉体以外の構造の開閉体であっても視線遮蔽は可能であるが、上記構成であれば、可動アームを旋回させるという比較的単純な駆動によりブラインド機構の進出後退を行わせることができる。単純な駆動で済むのであれば、駆動装置も比較的簡単な構造とすることが可能になる。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係るパチンコ遊技機(以下、適宜「請求項3の遊技機」という)は、請求項1又は2の遊技機であって、前記駆動制御手段が、さらに遊技者の操作によって、進出状態にある前記ブラインド機構を後退させ得るように構成してある。遊技者による操作には、たとえば、後退駆動を閉鎖ボタンの操作により可能としたときの当該閉鎖ボタンの操作や、ブラインド機構を手動で後退可能に構成したときの当該手動操作がある。
請求項3の遊技機によれば、請求項1又は2の遊技機の作用効果に加え、進出状態にあるブラインド機構を遊技者の操作すなわち、遊技者の意思に基づいて後退させることが可能になる。たとえば、いわゆるリーチ状態のときにブラインド機構を進出させるように設定したとして、リーチ状態になりブラインド機構が進出した後に当事者である遊技者が隣席遊技者に自己の可変表示装置の表示を見せたいと思う場合に、それを実現させることが可能になる。
本発明に係るパチンコ遊技機によれば、不正行為を防止しながら、特定の演出が行われるときに遊技者が自分のパチンコ遊技に集中できるようにすることができる。
各図を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るパチンコ遊技機を備えるパチンコ島の斜視図である。図2は、パチンコ遊技機の斜視図である。図3は、図2に示すパチンコ遊技機の正面図である。図4は、図1のA―A断面図である。図5は、図4に示す断面図の部分拡大図である。図6は、制御系を示すブロック図である。図7は、パチンコ遊技の流れを示すフローチャートである。
(パチンコ遊技機の概略構造)
図1に示す符号101は、パチンコ島を示している。パチンコ島101は、並列した複数のパチンコ遊技機1,・・を備え、これに伴い複数の遊技者が並んでパチンコ遊技を行えるようになっている。図2乃至4に示すようにパチンコ遊技機1は、外枠3と、外枠3に対して開閉可能な機構枠5と、機構枠5に対して開閉可能なガラス枠27と、を有している。外枠3は、パチンコ遊技機1の基本となる矩形枠であって、パチンコ島101に直接取り付けられるように構成してある。機構枠5は遊技盤7を備え、遊技盤7は、フレーム8を備え、フレーム8に囲まれた領域が遊技領域9となる。遊技領域9内の遊技盤7には前面に渡って多数の釘10を打ち込んであり、パチンコ球の落下経路を変更させるための風車11,・・を取り付けてある。符号12,・・は入賞口を示しており、これらの入賞口12,・・にパチンコ球が入賞したときにパチンコ球が遊技者に払い出されるようにしてある。遊技領域9の略中央には可変表示装置13を、その下方にはパチンコ球の入賞により可変表示装置13を始動させるための始動入賞口14を、それぞれ設けてある。始動入賞口14のさらに下方には、大入賞口15を設けてある。大入賞口15は開閉部材16によって開閉可能に構成してあり、いわゆる大当たり状態の際に所定時間に渡る開閉部材16の開放が所定回数繰り返され、開放時に多数のパチンコ球を入賞させられるようにしてある。符号25は、効果音等を出力するためのスピーカを示している。
ガラス枠27下方の機構枠5には、パチンコ球を受けるための上皿17及び上皿17から落ちるパチンコ球を受けるための下皿18を設けてあり、下皿18には、灰皿19も設けてある。ハンドル21は、機構枠5から突出する回転軸(図示を省略)に取り付けてあり、この回転軸とともに回転するようにしてある。ハンドル21は、それを時計方向に回転させたきの回転角度に応じてパチンコ球の発射強度が変化するように設定してある。ハンドル21は、反時計方向に復帰付勢力を与えてあり、手を離すと自動的に元の位置に復帰するようにしてある。
(ブラインド機構の構造)
図1乃至5に示すように、機構枠5の前面両側部には、同じ構造を持ったブラインド機構31,31を設けてある。各ブラインド機構31は、機構枠5に固定した正面から見て縦方向に長い支持台33、機構枠5に設けた固定軸37の周りを旋回(回転)可能な縦細の可動アーム35と、一方の側端を支持台33に他方の側端を可動アーム35に各々支持させた開閉体39と、から概ね構成してあり、支持台33及び可動アーム35をそれぞれ親骨とし、開閉体39を扇面とし、さらに、固定軸37を要とする扇子類似の形態に構成してある。固定軸37は、機構枠5に形成した縦長凹部24(図5参照)を横切るように配してある。支持台33は、合成樹脂製であって、機構枠5の前面に垂直な縦断面の形状を中心角を鋭角とする扇形に形成してある。支持台33は、これを機構枠5の一部を隆起させることにより形成してもよい。
可動アーム35は、これを合成樹脂製としてもよいが、本実施形態ではその一部又は全部をスチール製とした。具体的には、スチール製の細板をその途中で90°ねじってねじり部36を形成し、ねじり部36を境とする機構枠5の前面と平行な部分を可動アームとして用い、他の部分(駆動アーム42)を後述する駆動機構(駆動装置)の構成部材として用いてある。ねじり部36を形成したことにより駆動アーム42の厚み方向と固定軸37の軸方向を一致させ、厚み方向に貫通させた貫通孔44に固定軸37を貫通させる。これによって、可動アーム35(駆動アーム42)が固定軸37の周りを旋回可能となる。開閉体39は、たとえば、薄手の合成樹脂フィルムを互い違いに折り返した蛇腹体により構成するとよい。蛇腹体を採用すれば、開閉構造がシンプルであり、しかも折り畳んだ状態がコンパクトだからである。開放したときの開閉体39の形状は扇形のほか、多角形でもよいしその他特定の形状でもよい。本実施形態では採用しなかったが、たとえば、厚み方向に重ね合わせた小片板材を少しずつ幅方向にスライドさせることにより各小片板材よりも大きな1枚の扇面を構成可能な構造を採用してもよい。
符号40は受け台を示している。受け台40は、合成樹脂製であって、支持台33と同様な形状に形成してある。受け台40も支持台33と同様に機構枠5と一体化させてもよい。図5に示すように支持台33及び受け台40は、固定軸37に隣接する角部の角度が何れも30°前後に設定してある。これは、後述する駆動装置41との関係から、可動アーム35の旋回角度は120°(180°−30°×2)前後で足りるようにするためである。受け台40にはマグネット40mを埋め込んでおくことが好ましい(図2参照)。可動アーム35の一部又は全部をスチール製としたことから、その着磁性とマグネット40mの磁力を利用して可動アーム35を受け台40に密着させることができるからである。密着させればブラインド機構31を構造的に安定させることができるとともに、可動アーム35と受け台40との間の隙間をなくすことによって見栄えをよくすることができる。ここでマグネット40mの磁力が、後述する駆動装置41の駆動力によって容易に可動アーム35を受け台40から解放可能な強度であることは言うまでもない。
ブラインド機構31は、上下方向に開閉することによって機構枠5の前方領域に進出後退する。具体的には、後述する駆動装置の働きによって可動アーム35が上下方向に旋回し、これに伴って開閉体39が開いたり閉じたりする。開閉体39の大きさ(遮蔽面積)は大きければ大きいほど遮蔽効果が高くなるが、限られたスペースに設置するものであるため大きくするにも限界がある。本実施形態では、開放したときに、隣席で遊技する遊技者が、そのままの姿勢で顔だけ横に向けたときに少なくとも可変表示装置13に対する視線を遮蔽可能な大きさ及び形状に設定してある。一般的に可変表示装置13が行う演出が隣接遊技者の興味を最も惹きやすい部分である一方、遊技当事者にとって最も見られたくないものだからである。
(駆動装置の構造)
図4及び5に基づいて説明する。駆動装置41は、固定軸37によって旋回自在に支持された駆動アーム42と、駆動アーム42の長さ方向に形成した長孔43と、長孔43を貫通する案内ピン45と、案内ピン45が固定された上下方向可動支持された可動ラック46と、可動ラック46に噛み合う減速ギア47と、減速ギア47を駆動するために可逆モーター49の出力軸50に固定した駆動ギア48と、により構成してある。可逆モーター49が、たとえば、時計回り方向に回転すると、これによって駆動される減速ギア47が反時計回り方向に回転して可動ラック46を図5の上方向に上昇させる。この可動ラック46の上昇に伴い案内ピン45も上昇して長孔43内をスライドして駆動アーム42を押し上げる。この押し上げにより可動アーム35が下降して開閉体39を開放させる。可動アーム35が受け台40に当接するとマグネット40mがこれを引き付けて安定させる。逆に、可逆モーター49が反時計回り方向に回転すれば、マグネット40mの磁力に逆らってこれを遊離させた後、上記と逆作用によって可動アーム35が上昇して開閉体39を閉鎖させる。このようにしてブラインド機構31の進出後退が行われるのである。
(制御系の構造)
図6を参照しながら説明する。制御系は主制御基板61を中心として、払出制御基板63、音声制御基板65、発射制御基板67、表示制御基板69、駆動制御基板73等、機能毎に分類して構成してある。これらの各制御基板は、主制御基板61とともに管理制御基板75を介してホールコンピュータ77に接続してある。主としてパチンコ遊技機1の稼動状況を管理するためである。主制御基板61には、遊技に関する基本的なプログラムを記憶させてあり、この主制御基板61の指令信号に基づいて上記の各制御基板が稼動するように構成してある。
払出制御基板63は、パチンコ球の払出機構(図示を省略)を稼動させてパチンコ球の払出数の制御機能を有している。音声制御基板65は、スピーカ25,25に出力させる効果音等の制御機能を有している。発射制御基板67は、遊技者のハンドル21の操作に基づくパチンコ球の発射を制御する機能を有している。表示制御基板69は、表示ドライバ71を介して可変表示装置13に接続してあり、可変表示装置13に予め定めた演出等を表示させる遊技制御手段として機能する。駆動制御基板73は、可逆モーター49を介してブラインド機構31を開閉制御する駆動制御手段としての機能を備えている。
主制御基板61には、さらに、始動口センサ81、入賞口センサ83、大入賞口センサ85、Vゾーンセンサ87、ソレノイド89、機構枠センサ91、ガラス枠センサ93及び閉鎖ボタン95を接続してある。始動口センサ81は、始動入賞口14に入賞したパチンコ球を、入賞口センサ83は、各入賞口12に入賞したパチンコ球を、大入賞口センサ85は、大入賞口15に入賞したパチンコ球を、それぞれ検知するためのものである。ソレノイド89は、大入賞口15の開閉部材16を開閉させるためのものである。大入賞口15には、ソレノイド89による開閉の継続時間の見極めに供するためのVゾーン(図示を省略)を設けてあり、Vゾーンセンサ87は、このVゾーンを通過するパチンコ球を検知するためのものである。機構枠センサ91は機構枠5の開放を、ガラス枠センサ93はガラス枠27の開放を、それぞれ検知するためのものである。さらに、閉鎖ボタン95は、遊技者の操作によって、ブラインド機構31が進出状態にあるときに、これを遊技の進行状態の如何に関わらず強制的に後退させるためのものである。さらに、主制御基板61は、可変表示装置13に表示させる図柄の抽選機能を備えている。この点は、遊技の流れの中で説明する。
(パチンコ遊技の流れ)
図3、6及び7を参照しながら、パチンコ遊技の流れについて説明する。まず、遊技者がハンドル21を操作すると、パチンコ球が発射される。発射されたパチンコ球はフレーム8に案内されて遊技盤7の遊技領域9の上部に放出される。放出されたパチンコ球は、釘10や風車11等に衝突しながら落下する。落下途中のパチンコ球が入賞口12に入賞すると、入賞パチンコ球は入賞口センサ83によって検知され、この検知を基に主制御基板61が払出制御基板63に指令を出して予め定められた数のパチンコ球を上皿17又は下皿18に払い出させる。他方、始動入賞口14にパチンコ球が入賞すると、入賞パチンコ球は始動口センサ81によって検知され(S1)、この検知を基に主制御基板61が乱数カウンタを用いて所定の確率の下で大当たり抽選を行う(S3)。さらに、可変表示装置13に表示させる演出の抽選も行う(S5)。演出抽選によって選択される演出パターンには、たとえば、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等がある。様々な演出パターンを用意しておき、これらから選択したものを可変表示装置13に表示させることにより、遊技者は当りの期待を持って抽選結果を待つことになる。S3の大当たり抽選とS5の演出抽選は、順番を逆にして後者を前者に先駆けて実行させてもよいし、両者同時に実行させてもよい。
大当たり抽選の結果、外れが決定すると(S7)、主制御基板61は、駆動制御基板73に指令を出してブラインド機構31を開放させる(S31)。ブラインド機構31が開放したところで、主制御基板61は、演出抽選により選択した演出を可変表示装置13に実行させる。この場合の演出には、たとえば、外れリーチ又はリーチを経由しない外れ、がある。可変表示装置13による演出とともに、スピーカ25,25から効果音を発生させる演出を行うようにしてもよい。視覚だけでなく聴覚に訴えることによって、遊技者により期待感を持たせることができるからである。ブラインド機構31が開放すると、隣席遊技者の視線から少なくとも可変表示装置13が遮蔽される。隣席遊技者の視線が遮蔽されることによって、遊技者(この段階では、遊技者は当り/外れの結果を知らない)は、自己のパチンコ遊技に集中することができ、隣席遊技者に覗きこまれて不愉快な思いをしないで済むようになる。他方、遊技当事者が自らの意思によってブラインド機構31を閉鎖させたいとき、すなわち、隣席遊技者に可変表示装置13を見せたいときは、機構枠5の左脇に設けた閉鎖ボタン95を操作する(S35)。閉鎖ボタン95が操作されると、これに基づいて主制御基板61は駆動制御基板73に指令を出してブラインド機構31を閉鎖させる(S25)。これと同様に、機構枠センサ91がオンのとき(S37)及びガラス枠センサ93がオンのとき(S39)は、主制御基板61は駆動制御基板73に指令を出してブラインド機構31を閉鎖させる(S25)。機構枠5及びガラス枠27の開放は不正行為につながるので、これを防止するためにブラインド機構31を強制的に閉鎖して可変表示装置13を含む遊技盤7全体の視界を確保できるように構成したものである。閉鎖ボタン95の操作がなく、また、機構枠センサ91又はガラス枠センサ93の何れもオンとならずに所定時間が経過したら、主制御基板61は可変表示装置13の演出を終了させ(S41)、演出が終了したところでブラインド機構を閉鎖させる(S25)。ここで、遊技者は、大当たり抽選の結果が外れだったことを知る。
S7に戻り、大当たり抽選の結果が当りであった場合は、これを受けた主制御基板61は駆動制御基板73に指令を出してブラインド機構31を開放させる(S9)。ブラインド機構31の開放により、隣席遊技者の視線が遮蔽される点は、大当たり抽選が外れた場合と同じである。ブラインド機構31が開放したところで、主制御基板61は、演出抽選により選択した演出を可変表示装置13に実行させる(S11)。この可変表示装置13による演出とともに、スピーカ25,25から効果音を発生させる演出を行うようにしてもよいことは、外れた場合と異ならない。さらに、大当たり処理を行う(S13)。具体的には、主制御基板61がソレノイド89を駆動して開閉部材16を開閉させる。開閉部材16の開閉は、予め設定したラウンド数(たとえば、15ラウンド)行われる。大当たり処理を行っている間、ブラインド機構31は開放状態にあるが、その間に閉鎖ボタン95の操作があったり(S15)、機構枠センサ91又はガラス枠センサ93がオン(S17,S19)した場合は、主制御基板61は駆動制御基板73に指令を出してブラインド機構31を強制的に閉鎖させる(S25)。視界を確保して不正行為を防止するためである。大当たり処理が終了したら(S21)、主制御基板61は可変表示装置13び演出を終了させ(S23)、さらに、ブラインド機構31を閉鎖させる(S25)。
なお、本実施形態では採用しなかったが、ブラインド機構は、これに様々な変形を加えることができる。たてえば、ブラインド機構自体に開閉機能を持たせず常に開放状態にある遮蔽壁によってこれを構成し、駆動装置を、この遮蔽壁を機構枠5に対して出没自在とするように構成する方法がある。さらに、透明スクリーンによって遮蔽壁を構成しておき、遮蔽すべきときはこの透明スクリーンに色づけするなどして透明性を失わせるように構成してもよい。
以上のとおり、パチンコ遊技機1によれば、遊技の進行に伴い予め設定した遊技状態を演出する際に演出開始前又は演出開始と同時に閉鎖状態(後退状態)にあるブラインド機構31を進出させ、これによって、当該演出の最中は、少なくとも可変表示装置13に対する隣席遊技者の視線を遮蔽することができる。これによって、遊技当事者は、そのような視線を感じることなく遊技に集中することができる。ブラインド機構31の進出時は第三者の視線が届きにくくなるが、進出状態にあるブラインド機構31は、遊技当事者の意思に基づき又は機構枠5若しくはガラス枠27が開放されたときの強制的後退によって、第三者の監視の目を届かせることができる。また、遊技中、演出が始まる場合に後退状態にあるブラインド機構31は進出されることが周知されれば、演出開始よりも早いタイミングで後退状態にあるブラインド機構31を進出させることで、演出の実行が遊技者に対して事前報知され、その進出タイミングを早め、あるいは遅めに変移させることで、上記リーチ状態から当たりに至る可能性(所謂リーチ信頼度)を、その態様の変化で報知でき、これにより当たりに対する期待感を増大させることができるとともに、演出表現のバリエーションが増大される。そのブラインド機構31の動作タイミングの移行を微妙に変化させれば、上述した事前報知を繊細に演出しつつ、本発明の目的である他の遊技者の視線を遮ることが容易に実現される。
本実施形態に係るパチンコ遊技機を備えるパチンコ島の斜視図である。 パチンコ遊技機の斜視図である。 図2に示すパチンコ遊技機の正面図である。 図1のA―A断面図である。 図4に示す断面図の部分拡大図である。 制御系を示すブロック図である。 パチンコ遊技の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 外枠
5 機構枠
7 遊技盤
8 フレーム
9 遊技領域
10 釘
11 風車
12 入賞口
13 可変表示装置
14 始動入賞口
15 大入賞口
16 開閉部材
17 上皿
18 下皿
19 灰皿
21 ハンドル
25 スピーカ
24 縦長凹部
27 ガラス枠
31 ブラインド機構
33 支持台
35 可動アーム
36 ねじり部
37 固定軸
39 開閉体
40 受け台
40m マグネット
41 駆動装置
42 駆動アーム
43 長孔
44 貫通孔
45 案内ピン
46 可動ラック
47 減速ギア
48 駆動ギア
49 可逆モーター
50 出力軸
61 主制御基板
63 払出制御基板
65 音声制御基板
67 発射制御基板
69 表示制御基板
71 表示ドライバ
73 駆動制御基板
75 管理制御基板
77 ホールコンピュータ
81 始動口センサ
83 入賞口センサ
85 大入賞口センサ
87 Vゾーンセンサ
89 ソレノイド
91 機構枠センサ
93 ガラス枠センサ
95 閉鎖ボタン
101 パチンコ島

Claims (3)

  1. 外枠と、
    当該外枠に対して開閉可能な機構枠と、
    当該機構枠が有する遊技盤と、
    当該機構枠に対して開閉可能なガラス枠と、
    当該遊技盤前面の中央領域に設けた可変表示装置と、
    当該可変表示装置を遊技進行に伴う演出を行わせるための表示制御手段と、
    当該機構枠前面両側部から当該機構枠の前面領域に対して進出後退自在に構成したブラインド機構と、
    当該ブラインド機構を進出後退させるための駆動装置と、
    当該駆動装置を制御するための駆動制御手段と、
    当該機構枠の開放を検知するための機構枠センサと、
    当該ガラス枠の開放を検知するためのガラス枠センサと、を備え、
    当該ブラインド機構が、少なくともパチンコ遊技場における両隣席遊技客の当該可変表示装置に対する視線を進出によって遮蔽可能に構成してあり、
    当該駆動制御手段が、予め設定した遊技状態を演出する際に当該演出開始前又は当該演出開始と同時に後退状態にある当該ブラインド機構を進出させ、当該演出終了後に進出状態にある当該ブラインド機構を後退させ得るように、かつ、進出状態にある当該ブラインド機構を当該機構枠センサ又は当該ガラス枠センサから枠開放信号を受けた際に後退させ得るように構成してある
    ことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記ブラインド機構が、前記機構枠に設けた固定軸の周りを前記機構枠の上下方向に旋回可能な可動アームと、当該可動アームに一方の側端が支持され前記機構枠に他方の側端が支持された扇型開閉体と、を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記駆動制御手段が、さらに遊技者の操作によって、進出状態にある前記ブラインド機構を後退させ得るように構成してある
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。
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