JP2005176531A - 電機子の巻線方法及び巻線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 各コイル間を渡る渡り線を利用してモータ性能を向上させる電機子の巻線方法及び巻線装置を提供する。
【解決手段】 電機子(1)を軸まわりに回転可能に保持する保持機構(12)と、前記電機子の磁極(2)に線材(3)を繰り出す線材供給手段と、前記電機子を電機子の磁極の軸まわりに回転させて前記磁極に線材を巻回する回転機構(85)と、を用い、前記線材供給手段から繰り出される線材を、1つの磁極に巻回してコイル(90)を形成した後、隣接する磁極に巻線方向を逆にして巻回してコイルを形成し、各コイルを結ぶ渡り線(96)を隣り合う磁極間のスロット(91)の対角に渡した。
【選択図】 図1
【解決手段】 電機子(1)を軸まわりに回転可能に保持する保持機構(12)と、前記電機子の磁極(2)に線材(3)を繰り出す線材供給手段と、前記電機子を電機子の磁極の軸まわりに回転させて前記磁極に線材を巻回する回転機構(85)と、を用い、前記線材供給手段から繰り出される線材を、1つの磁極に巻回してコイル(90)を形成した後、隣接する磁極に巻線方向を逆にして巻回してコイルを形成し、各コイルを結ぶ渡り線(96)を隣り合う磁極間のスロット(91)の対角に渡した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、分割した各ボビンに線材を連続して巻回する電機子の巻線方法及び巻線装置の改良に関するものである。
従来、この種の多極電機子としてモータ等に用いられるステータは、分割された各ボビンを回転させて各ボビンに線材を巻回した後、各ボビンを円環状に並べて連結し、ステータを組み立てるようになっている。これは、電機子の磁極に挿入する各相の複数のボビンに、線材を連続して巻回してコイルとし、渡り線(リード)により連結された複数の各相のコイルを電機子の磁極に挿入して電機子を完成するものであった。また、太い線材に代えて複数本の細い線材を巻回することにより、巻線の占積率(密度)を高められることが知られている。
特願2003−123762号
しかしながら、このような従来の多極電機子の巻線方法にあっては、電機子にコイルを組み込んだ場合、渡り線(リード)がコイルエンド部に沿って這わされるため、コイルエンド部が膨らんでしまい、スペース的に大きくなってしまうとともに、このコイルエンド部は、モータ性能に寄与せず、単に抵抗となるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、従来渡り線として、コイルエンド部に位置していた線材を、ボビン間のスロット内で、モータ性能に有効に作用する電機子軸方向の巻線部とする電機子の巻線方法及び巻線装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、電機子を軸まわりに回転可能に保持する保持機構と、電機子の磁極に線材を繰り出す線材供給手段と、電機子を電機子の磁極の軸まわりに回転させて磁極に線材を巻回する回転機構と、を用い、線材供給手段から繰り出される線材を、1つの磁極に巻回してコイルを形成した後、隣接する磁極に巻線方向を逆にして巻回してコイルを形成し、各コイルを結ぶ渡り線を隣り合う磁極間のスロットの対角に渡した。
第2の発明は、電機子の磁極に巻回する電機子の巻線装置において、電機子を軸まわりに回転可能に保持する保持機構と、磁極に線材を繰り出す線材供給手段と、電機子を電機子の磁極の軸まわりに回転させて磁極に線材を巻回する回転機構と、を備え、線材供給手段から繰り出される線材を、1つの磁極に巻回してコイルを形成した後、隣接する磁極に巻線方向を逆にして巻回してコイルを形成し、各コイルを結ぶ渡り線を隣り合う磁極間のスロットの対角に渡す構成とした。
第3の発明は、第2の発明において、前記磁極に挿入したボビンを前記磁極に沿って移動させるボビン移動機構を設け、巻線時には、ボビンを正規の挿入位置から電機子の外径側に移動させた状態で巻回し、巻線後には、ボビンを正規の挿入位置に戻す構成とした。
第4の発明は、第2の発明において、線材を磁極に案内するサイドフォーマを電機子の側面を囲むように設けた。
第5の発明は、第4の発明において、サイドフォーマは、電機子の端部より電機子の軸方向に延びる延長部を備えた。
第6の発明は、第5の発明において、延長部を、線材に接触する表面を球面状に湾曲させた。
第7の発明は、第2の発明において、線材供給機構は、複数の線材を独立して挿通させる穴を有するノズルと、このノズルに供給する各線材のテンションを独立に制御するテンション装置と、を備えた。
第1及び第2の発明によると、各コイルを結ぶ渡り線を隣り合う磁極間のスロットの対角に渡したことより、渡り線を、スロット内で、モータ出力を発生する巻線部とすることができ、モータ性能の向上が達成できる。また、コイルエンド部が膨らまず、電機子の小型化をはかれる。
第3の発明によると、ボビンをサイドフォーマを越えて磁極の外径方向に位置させて、ボビンに巻回することができる。これにより、巻線の巻乱れを防ぎ、整列状態で巻回することでき、線材の占積率を向上できる。また、巻線後に正規の挿入位置に戻すことにより、後に巻回されたボビン側の線材が下に押し下げられるため、先に巻回されたコイルと後に巻回されたコイルとの間に渡っている渡り線が引っ張られ、渡り線のたるみを防止できる。
第4の発明によると、線材を磁極まわりに整列させて略台形状に巻回することができる。
第5の発明によると、線材がサイドフォーマの端部に引っかかり、線材に緩みが生じるのを防ぐことができる。
第6の発明によると、線材が延長部に接触しても、線材を痛めることなく磁極まわりに巻回できる。
第7の発明によると、各線材が均一な張力を持って磁極に巻回されるため、線材間に空隙が生じるのを抑え、巻線の占積率を高めてモータ性能を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、図6を用い、電機子であるステータ1の説明をする。
ステータ1はインナロータ式の3相交流モータを構成する多極電機子であり、U,V,W相の磁極2を5個づつ有し、合計15個の磁極2が内側に向いて円環状に並んでいる。各磁極2は互いに分割されたボビン9と、このボビン9に線材3を巻回して形成されたコイル90とによって構成される。互いに分離した状態で各ボビン9にコイル90を巻回した後、各ボビン9を円環状に並べて連結し、ステータ1を組み立てるようになっている。
ボビン9は線材3が巻回される巻芯部37と、この巻芯部37を挟むようにして拡がる外径側つば部38と内径側つば部39を有する。ボビン9に巻回される線材3の巻き数は、内径側つば部39から外径側つば部38へと次第に多くなり、ボビン9に巻回されるコイル90の断面は略台形になる。これにより、各ボビン9に巻回されたコイル90どうしがつくるスロット91の間隙を小さくして、線材3の占積率(密度)を高めるようになっている。
なお、ステータ1の磁極2の数はこれに限らず、いくつでもよい。
図1は本発明による巻線装置の一実施形態を示す。
この巻線装置50を説明するにあたって、図1中に示すように、互いに直交するX、Yの2軸を設定し、X軸が略水平横方向、Y軸が略垂直方向を示すものと規定する。
巻線装置50は、ステータ1をステータ1の軸方向であるX軸のまわりに回転可能に保持する保持機構12を備える。
保持機構12は、ステータ1の中空部に嵌合することにより、ステータ1をそのまわりに固定する固定冶具8を備える。固定冶具8は、架台4に略直立して固設された支持フレーム7によってX軸まわりに回転可能に支持される。固定冶具8には、固定冶具8を回転させるモータ10が設けられる。このモータ10を駆動してステータ1を所定角度づつ回転させ、線材3を巻回しようとする磁極2の位置決めを行う。
巻線装置50は、巻線を行うボビン9を磁極2に沿って外径方向(放射方向)に移動させるボビン移動機構80を備える。
ボビン移動機構80は、架台4に略直立して固設されたフレーム14に設けられる。
ボビン移動機構80は、上面が傾斜したくさび形の挿入板18を備える。挿入板18は、アクチュエータ19によってX軸方向に駆動される。巻線時には、挿入板18は、ボビン9の内径側つば部39の下に挿入され、ボビン9を磁極2に沿って外径側に移動させる。巻線終了時には、挿入板18は、内径側つば部39の下から引き抜かれ、ボビン9は基の位置に戻る。挿入板18の挿入深さを変えることにより、ボビン9の移動量を調整することができる。
巻線装置50は、線材3がボビン9の外径側つば部38からはみ出して巻回されそうになる線材3をボビン9の巻芯部37に案内するセンタフォーマ16を備える。
センタフォーマ16は、基部5に略直立して固設されたフレーム35にY軸まわりに回転可能に取り付けられる。
センタフォーマ16は、アクチュエータ15によってY軸方向に駆動される。巻線時には、磁極2に挿入されたボビン9を、センタフォーマ16によって上から押さえつけ、ボビン9を挿入板18とセンタフォーマ16とで挟み込んで所定の位置で固定する。巻線終了時には、センタフォーマ16はボビン9から離れ、ステータ1がX軸まわりに回転できるようにする。
巻線時には、センタフォーマ16の下面36はボビン9と接触するが、この下面36は角がまるめられ、線材3がセンタフォーマ16の下面36に接触したときでも、線材3が角にこすれて痛まないようになっている。
巻線装置50は、線材3をボビン9の巻芯部37に案内するサイドフォーマ17を備える。サイドフォーマ17は、ステータ1の側面を囲むようにして架台4の上に設けられる。 従来のサイドフォーマは、X軸方向に短かったため、ボビン9に巻回される線材3が各サイドフォーマの端部に引っかかることがあった。本実施形態では、各サイドフォーマ17は、図5で示すように、ステータ1の両端部よりステータ1の軸方向の外側に延びる延長部70を備えた。これにより、ボビン9に巻回される線材3が各サイドフォーマ16の延長部70に引っかかるのを防ぐことができ、線材に緩みが生じるのを防ぐことができる。
各サイドフォーマ17の延長部70は、線材3に接触する表面が球面状に湾曲して形成される。これにより、各サイドフォーマ17の延長部70に接触する線材3を傷つけないようにすることができる。
サイドフォーマ17を設けることにより、線材3を磁極2まわりに整列させて略台形状に巻回することができる。
保持機構12、ボビン移動機構80、およびサイドフォーマ17を載せた架台4は、回転機構85によって巻線装置50の基部5の上に、Y軸まわりに回転可能に設けられる。架台4は、基部5に内蔵されたモータ6によって回転され、これによって、ステータ1は磁極2まわりに回転し、磁極2のボビン9まわりに線材3を巻きつけていく。
この場合、モータ6の軸芯とセンタフォーマ16の軸芯とが一致し、架台4がY軸まわりに回転したときにボビン9が回転中心となる。
巻線装置50は、ボビン9に線材3を供給する線材供給手段を備える。
この線材供給手段は、線材3をステータ1のボビン9に向かって繰り出すノズル機構25を備える。
ノズル機構25は、基部5の上に略直立して設けられたノズルフレーム11によって支持される。
ノズル機構25は、基部5に対してサーボモータ20によりY軸方向に移動するノズルスリーブ23を備え、このノズルスリーブ23によってノズル21が支持される。サーボモータ20はボールネジ22を回転駆動し、このボールネジ22に螺合するノズルスリーブ23をボールネジ22の軸方向に平行移動させるようになっている。
図4に詳細に示すように、ノズル21は円柱形に形成され、各線材3が挿通する複数のノズル穴41がその軸方向に貫通して形成される。各ノズル穴41は所定の間隔をもって開口している。各線材3は中空のノズルスリーブ23内を通ってノズル21の各ノズル穴41へと送られる。
保持機構12に装着されたステータ1のボビン9がY軸まわりに回転することにより、ノズル21から繰り出される複数本の線材3が束となってボビン9に巻回される。
なお、図示したノズル21から繰り出される線材3の本数は、便宜上実際よりも少なくしてあるが、実際には例えば10数本を超える本数となる。
線材供給手段は、ノズル21に供給する各線材3毎を独立して張力を調節するテンション装置60を備える。
テンション装置60において、線材源62からの線材3は、テンション付加用のプーリ63に巻回された後、テンションバー64先端のガイドプーリ65に案内され、ガイドローラ66を介してノズル21へと送られる。
また、テンションバー64は支点を中心に回動可能となっており、線材3の張力の変動はこのテンションバー64の回動により吸収される。
テンションバー64の回動角度は図示しないポテンショメータによりフィードバックされ、図示しないコントローラ及びアクチュエータを介してテンションバー64に与えるトルクを制御し、テンションバー64の角度が目標位置に戻るように調整する。これにより、線材3にかかる慣性負荷が少なく、線材3の張力が過渡的に変化することをスムーズに吸収することができる。
なお、このテンション装置60の詳細な構造については、特開2000−128433号公報に開示されている。
また、テンション装置60はこれに限らず、特開平6−255884号公報に開示されているように、プーリ63の回転を電磁ブレーキにより制動し、この制動力により線材3には所定の張力が付与される構造としても良い。
このように、複数の線材3を独立して挿通させる穴を有するノズル21と、このノズル21に供給する各線材3のテンションを独立に制御するテンション装置60と、を用いることにより、1本の太い線材に代えて複数本の細い線材3を均一な張力でボビン9に巻回して、線材3の占積率を高めてモータの性能向上を図ることができる。
巻線装置50は以上のように構成され、この装置を用いてボビン9に線材3が次の手順で巻回される。
ステータ1の磁極2にボビン9を装着する。
ステータ1の中空部に巻線装置50の固定冶具8をはめ込んでステータ1を固定する。
ステータ1を所定角度だけ回転させて、最初に巻回する磁極2をセンタフォーマ16の略真下に位置させる。
ボビン移動機構80のアクチュエータ19を伸張させて、挿入板18をボビン9の内径側つば部39の下に挿入し、ボビン9がサイドフォーマ17を超えてセンタフォーマ16側に突出する位置まで移動させる。このとき、ボビン9の内径側つば部39はサイドフォーマ17の先端よりも少し下の位置となる。
アクチュエータ15を伸張させて、センタフォーマ16をY軸方向に移動してボビン9に上から押し付け、ボビン9を挿入板18とセンタフォーマ16との間で挟み込んで固定する。
ノズル21から延びる各線材3の端部をステータ1側に保持する。
架台4をY軸まわりの反時計回りYccwに回転させ、ボビン9にノズル21から繰り出される複数本の線材3が束となって巻回されるのに連動してノズル21をY軸方向に上から下に移動させ、図2の(a)、(b)で示すように、ボビン9のまわりに線材3を台形状に巻回していく。
巻線の最後に、図2の(c)で示すように、線材3をサイドフォーマ17の先端に接触させながら巻回して線材3を巻落とす。
ボビン9の巻線が終了したら、挿入板18を引き抜きながら、図2の(d)で示すように、センタフォーマ16を下方に押し下げ、ボビン9を磁極2の正規の位置まで挿入する。
ボビン9を正規の位置にセットしたら、アクチュエータ15を収縮させ、センタフォーマ16をボビン9から離す。
次に、固定冶具8をX軸に対して反時計回りXccwに所定角度だけ回転させ、隣接する磁極2がセンタフォーマ16の略真下にくるようにステータ1を回転させる。
この磁極2のボビン9も上述したように巻線を行うが、図3に示すように、今度はモータ6の回転方向を反対にして架台4を逆まわりに回転させて、巻線方向を逆にしてボビン9に巻回していく。
そうすると、図3で示すように、先に巻回した磁極2のコイル90と後に巻回した磁極3のコイル90を結ぶ渡り線96は、磁極2間のスロット91の対角に渡る。
以上の手順を繰り返して、正まわりと逆まわりを交互に行いながらステータ1の全ての磁極2のボビン2に巻回する。
以上のような手順で巻線を行うことにより、以下の作用・効果がある。
ノズル21から繰り出される線材3を、1つのボビン9に巻回してコイル90を形成した後、隣接する磁極2のボビン9に巻線方向を逆にして巻回してコイル90を形成し、コイル90間を結ぶ渡り線96を磁極2間のスロット91の対角に渡すことにより、渡り線96を、スロット内で、モータ出力を発生する巻線部とすることができ、モータ性能の向上が達成できる。また、コイルエンド部が膨らまず、電機子1の小型化をはかれる。
磁極2に挿入したボビン9を磁極2に沿って移動させ、巻線時には、ボビン9を正規の挿入位置からステータ1の外径側に移動させた状態で巻回し、巻線後には、ボビン9を正規の挿入位置に戻すことにより、ボビン9をサイドフォーマ17を越えて磁極2の外径方向に位置させて、ボビン9に巻回することができる。これにより、巻線の巻乱れを防ぎ、整列状態で巻回することでき、線材の占積率を向上できる。また、巻線後に正規の挿入位置に戻すことにより、後に巻回されたボビン9側の線材3が下に押し下げられるため、先に巻回されたコイル90と後に巻回されたコイル90との間に渡っている渡り線96が引っ張られ、渡り線96のたるみを防止できる。
各ボビン9への最終巻回で、線材3をサイドフォーマ17の先端に接触させてボビン9に巻き落とすことにより、巻線形状を内径側と比べて外径側が大きい略台形状にすることが容易となり、隣り合うコイル90の間隙を小さくし、コイル90の占積率が向上する。
また、ノズル21を回動させることなく各線材3を各ボビン9に巻回するので、各線材3が捻れることなく整列して巻回され、コイル90の占積率を高めることができる。
なお、本実施形態では電機子としてステータ1を用いて説明したが、これに限らず、ロータを用いても良い。
本発明を、構造的と方法的特徴に関してある程度特定的な言葉で説明したが、本明細書に開示した手段は本発明を実施する好ましい形態を含むものであり、本発明はこれら図示し記載された特定の特徴に制限されないことを理解されたい。したがって、本発明は、均等の原則に従って適切に解釈される特許請求の範囲に記載された範囲内におけるいかなる形態または変更についても含むものである。
本発明は、モータ、ジェネレータのロータ、ステータとなる電機子の巻線方法及び巻線装置に適用可能である。
1 ステータ
2 磁極
3 線材
4 架台
5 基部
6 モータ
7 支持フレーム
8 固定冶具
9 ボビン
10 モータ
11、14、35 フレーム
12 保持機構
15、19 アクチュエータ
16 センタフォーマ
17 サイドフォーマ
18 挿入板
21 ノズル
25 ノズル機構
60 テンション装置
70 センタフォーマの延長部
80 ボビン移動機構
2 磁極
3 線材
4 架台
5 基部
6 モータ
7 支持フレーム
8 固定冶具
9 ボビン
10 モータ
11、14、35 フレーム
12 保持機構
15、19 アクチュエータ
16 センタフォーマ
17 サイドフォーマ
18 挿入板
21 ノズル
25 ノズル機構
60 テンション装置
70 センタフォーマの延長部
80 ボビン移動機構
Claims (7)
- 電機子を軸まわりに回転可能に保持する保持機構と、前記電機子の磁極に線材を繰り出す線材供給手段と、前記電機子を電機子の磁極の軸まわりに回転させて前記磁極に線材を巻回する回転機構と、を用い、前記線材供給手段から繰り出される線材を、1つの磁極に巻回してコイルを形成した後、隣接する磁極に巻線方向を逆にして巻回してコイルを形成し、各コイルを結ぶ渡り線を隣り合う磁極間のスロットの対角に渡したことを特徴とする電機子の巻線方法。
- 電機子の磁極に巻回する電機子の巻線装置において、
前記電機子を軸まわりに回転可能に保持する保持機構と、
前記磁極に線材を繰り出す線材供給手段と、
前記電機子を電機子の磁極の軸まわりに回転させて前記磁極に線材を巻回する回転機構と、を備え、
前記線材供給手段から繰り出される線材を、1つの磁極に巻回してコイルを形成した後、隣接する磁極に巻線方向を逆にして巻回してコイルを形成し、各コイルを結ぶ渡り線を隣り合う磁極間のスロットの対角に渡す構成とした、
ことを特徴とする電機子の巻線装置。 - 前記磁極に挿入したボビンを前記磁極に沿って移動させるボビン移動機構を設け、巻線時には、ボビンを正規の挿入位置から電機子の外径側に移動させた状態で巻回し、巻線後には、ボビンを正規の挿入位置に戻す構成としたことを特徴とする請求項2に記載の電機子の巻線装置。
- 前記線材を磁極に案内するサイドフォーマを前記電機子の側面を囲むように設けたことを特徴とする請求項2に記載の電機子の巻線装置。
- 前記サイドフォーマは、前記電機子の端部より電機子の軸方向に延びる延長部を備えたことを特徴とする請求項4の電機子の巻線装置。
- 前記延長部を、線材に接触する表面を球面状に湾曲させたことを特徴とする請求項5に記載の電機子の巻線装置。
- 前記線材供給機構は、複数の線材を独立して挿通させる穴を有するノズルと、このノズルに供給する各線材のテンションを独立に制御するテンション装置と、を備えたことを特徴とする請求項2の電機子の巻線装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103988404A (zh) * | 2011-12-20 | 2014-08-13 | 大陆汽车有限责任公司 | 用于制造定子的缠绕的和彼此连接的极齿的方法和设备 |
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CN113472159A (zh) * | 2021-07-15 | 2021-10-01 | 河北中磁科技有限公司 | 一种组装大型电机用的铜丝绕线机 |
-
2003
- 2003-12-12 JP JP2003414390A patent/JP2005176531A/ja active Pending
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