JP2005176180A - 情報通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】グループ通信時のIPアドレス登録を簡単に行う情報通信装置を提供する。
【解決手段】
インターネットプロトコルに基づくネットワークを利用して、1又は2以上の他のノードと情報の送受信を行う通信手段1と、相互に送受信を行う通信グループの設定のためのトリガ信号を送出する設定開始手段2と、前記他のノードのIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段3と、所定のタイミングを基準として設定された設定時間内に、IPアドレス取得手段3が他のノードのIPアドレスを取得した場合、当該取得したIPアドレスに対応する他のノードを通信グループとして設定するグループ設定手段4とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】
インターネットプロトコルに基づくネットワークを利用して、1又は2以上の他のノードと情報の送受信を行う通信手段1と、相互に送受信を行う通信グループの設定のためのトリガ信号を送出する設定開始手段2と、前記他のノードのIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段3と、所定のタイミングを基準として設定された設定時間内に、IPアドレス取得手段3が他のノードのIPアドレスを取得した場合、当該取得したIPアドレスに対応する他のノードを通信グループとして設定するグループ設定手段4とを備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、インターネットプロトコルに基づいて他の車両用情報通信装置と通信を行う情報通信装置であって、特に、特定のグループメンバを通信相手としてグループ通信を行う情報通信装置に関する。
インターネットを介し、クライアント端末同士が通信を行う通信機器が提案されている。この種の通信機器として、特許文献1には、ゲートウェイを介することなく、インターネットと接続可能な複数の端末を取りまとめて通信させる車載ルータが記載されている。また、特許文献2には、IPパケットを用いた移動通信におけるハンドオーバー時(所在ゾーンの変更時)の瞬断を低減させるルーチング方法および移動中継装置が記載されている。これらの装置によれば、インターネットを利用した通信は、所定のインターネットプロトコルに基づき、固有のIPアドレス情報によって通信相手を特定して情報の授受を行うことができる。
しかしながら、クライアント端末同士がグループを構成してグループ間通信を行う場合、互いのIPアドレスを認識することができないため、1のグループメンバ端末に他のグループメンバ端末のIPアドレスを入力する必要があった。こうしたIPアドレスの入力にはパーソナルコンピュータなどの外部デバイスを利用しなければならず、複雑な入力操作が必要となるという問題があった。
特開2003−174464号公報
特開2003−188907号公報
本発明は、以上の課題を鑑みてなされたのものであり、他のノードのアドレスを簡易に入力できる情報通信装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、IPプロトコルに基づくネットワークを利用して、1又は2以上の他のノードと情報の送受信を行う通信手段を有する情報通信装置であって、相互に送受信を行う通信グループの設定のためのトリガ信号を送出する設定開始手段と、他のノードのIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、このIPアドレス取得手段が所定のタイミングを基準として設定された設定時間内に前記他のノードのIPアドレスを取得した場合、当該取得したIPアドレスに対応する他のノードを通信グループとして設定するグループ設定手段とを有する情報通信装置が提供される。
本発明によれば、IPプロトコルに基づくネットワークを利用して、1又は2以上の他のノードと情報の送受信を行う通信手段を有する情報通信装置であって、相互に送受信を行う通信グループの設定のためのトリガ信号を送出する設定開始手段と、他のノードのIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、このIPアドレス取得手段が所定のタイミングを基準として設定された設定時間内に前記他のノードのIPアドレスを取得した場合、当該取得したIPアドレスに対応する他のノードを通信グループとして設定するグループ設定手段とを有する情報通信装置が提供される。
これにより、グループ通信を行う1の情報通信装置に、他の情報通信装置のIPアドレスを簡単に入力することができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る実施形態の情報通信装置100を説明する。
情報通信装置100は、ユーザが搭乗する車両に搭載されている。情報通信装置100は、車両に搭載されたナビゲーション装置400と、スピーカ、ディスプレイなどの出力装置300と有線又は無線の車載LANにより情報の授受が可能なように接続されている。ナビゲーション装置400はGPS機能(Global Positioning System)、自律航法を用いた自車位置を検出する自車位置検出機能401を有する。
情報通信装置100は、ユーザが搭乗する車両に搭載されている。情報通信装置100は、車両に搭載されたナビゲーション装置400と、スピーカ、ディスプレイなどの出力装置300と有線又は無線の車載LANにより情報の授受が可能なように接続されている。ナビゲーション装置400はGPS機能(Global Positioning System)、自律航法を用いた自車位置を検出する自車位置検出機能401を有する。
図1に情報通信装置100の構成を示した。図1に示すように、情報通信装置100は、通信手段1と、設定開始手段2と、IPアドレス取得手段3と、グループ設定手段4と、報知手段5と、グループ解除手段6と、記憶手段7とを有している。具体的には、他のノードのIPアドレスを取得したタイミングに基づいて当該端末を通信グループとして設定するプログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行することで、グループ設定手段4として機能するCPUと、アクセス可能な記憶手段7として機能するRAMとを少なくとも備えている。
以下、情報通信装置100の各構成について説明する。
「通信手段1」は、インターネットプロトコル(以下「IPプロトコル」という)に従いインターネットを介して他のノードとの情報授受を行う。本実施形態の情報通信装置100は、Master-Slaveの関係においてSlave側ノードとして位置付けられ、同様にSlave側ノードとして位置付けられた他のノードと「通信グループ」を構成して情報の送受信を行う。通信グループのメンバのIPアドレスは、記憶手段7に記憶され、必要に応じて読み出される。
「通信手段1」は、インターネットプロトコル(以下「IPプロトコル」という)に従いインターネットを介して他のノードとの情報授受を行う。本実施形態の情報通信装置100は、Master-Slaveの関係においてSlave側ノードとして位置付けられ、同様にSlave側ノードとして位置付けられた他のノードと「通信グループ」を構成して情報の送受信を行う。通信グループのメンバのIPアドレスは、記憶手段7に記憶され、必要に応じて読み出される。
「設定開始手段2」は、トリガ信号送信部21を有し、グループ設定のためのトリガ信号を送出する。トリガ信号は、グループ設定処理の開始の契機として定義された所定の信号である。本実施形態のトリガ信号は、情報通信装置100のIPアドレスを含む。トリガ信号を受信した他のノード(他の情報通信装置)は、受信したIPアドレスによりグループ設定を意図する情報通信装置100を認識することができる。
本実施形態のトリガ信号は、さらに情報通信装置100ごとに定められた固有の音信号を含むことが好ましい。固有の音信号をトリガ信号に含めることにより、情報通信装置100を正確に特定することができる。つまり、グループ設定をする相手を誤ることがない。
また、本実施形態のトリガ信号は、自車位置検出機能401により検出された自車両の現在位置情報を含むことが好ましい。自車両の現在位置をトリガ信号に含めることにより、グループ設定する際に、グループ設定しようとする他の車両(他のノード)を、その所在位置から確認することができる。たとえば、車両に搭載されたナビゲーション装置400が、他車両の現在位置を地図上にアイコンで表示する場合、グループ設定をしようとする車両の現在位置を地図上で確認することができる。具体的に、グループメンバが所定の場所に集まってグループ設定を行う場合、現在位置情報を含むトリガ信号を交換した各車両の位置が同じ位置であれば、グループ設定のメンバは正確であることを確認できる。つまり、グループ設定をする相手を誤ることがない。
「IPアドレス取得手段3」は、グループ設定を行う他のノードのIPアドレスを受信する。また、IPアドレス取得手段3の返信部31は、他のノードのIPアドレスを取得した場合、自己のIPアドレスを送信する。これにより、情報通信装置100が他のノードのIPアドレスを取得したことを示すことができる。
「グループ設定手段4」は、所定のタイミングを基準として設定された設定時間内にIPアドレス取得手段3が他のノードのIPアドレスを取得したか否かを判断し、設定時間内に他のノードのIPアドレスを取得した場合、この取得したIPアドレスに対応する他のノードを通信グループとして設定する。
具体的に、グループ設定手段4は、設定時間計時部41と、判断部42と、完了信号送出部44と、設定情報記憶部44とを有する。
「設定時間計時部41」は、所定のタイミングを基準として設定された設定時間を計時するタイマである。「設定時間」は、トリガ信号が設定開始手段2により送出されたタイミングを基準として設定されることが好ましい(以下、「第1設定時間」という)。情報通信装置100側の動作であるトリガ信号の送信タイミングに基づくため、時間の設定基準を明確にすることができる。また、「設定時間」は、IPアドレス取得手段3が他のノードのIPアドレスを取得したタイミングを基準として設定されることが好ましい(以下、「第2設定時間」という)。情報通信装置100の受信環境等により情報取得に要する時間は異なる。他のノードからIPアドレスを取得したタイミングを基準とすることにより、情報通信装置100の受信環境に応じた設定時間を設けることができる。
本実施形態では、最初に取得するIPアドレスについては第1設定時間に基づいてグループ設定するか否かを判断し、2番目以降に取得したIPアドレスについては第2設定時間に基づいてグループ設定を行う。もちろん、第1設定時間のみに基づいてグループ設定するか否かを判断してもよい。
「判断部42」は、設定時間計時部41により設定された設定時間内に他のノードのIPアドレスを取得したか否かを判断する。設定時間内にIPアドレスを取得した場合、取得したIPアドレスに対応する他のノードを通信グループとして設定する。他方、設定時間内にIPアドレスを取得しなかった場合、通信グループの設定は行わない。この判断結果は、設定情報記憶部43に送出され通信手段1が利用するIPアドレスに書き込まれる。また、通信グループ設定の実行又は通信グループ設定の不実行を含む判断結果は、報知手段5を介して出力手段300によりユーザに報知される。
また、本実施形態のグループ設定手段4は、設定開始手段2が送出するトリガ信号の送出継続時間が所定の時間よりも短い場合、グループ設定を実行しない。たとえば、トリガ信号の送出がユーザの入力ボタンの長押しにより行われる場合、ユーザが入力ボタンを所定時間継続して押さない場合、トリガ信号の送出継続時間が所定時間よりも短くなる。この場合、グループ設定手段4の判断部42は、グループ設定を行わない。
「設定情報記憶部43」は、判断部42の判断に基づいて、通信グループ設定情報を、各ノードのIPアドレスに対応づけて記憶する。本実施形態の設定情報記憶部43は、他のノードを通信グループとして設定する場合、他のノードのIPアドレスにグループ設定ON情報のフラグを付加して記憶手段7のIPアドレス記憶部71に記憶する。また、設定情報記憶部43は、他のノードを通信グループとして設定する場合、他のノードのIPアドレスにグループ設定OFF情報のフラグを付加して記憶手段7のIPアドレス記憶部71に記憶する。
「完了信号送出部44」は、設定情報記憶部43の記憶処理が終了したタイミングで、完了信号を送出する。この完了信号を受信した他のノードは、情報通信装置100の設定処理が完了したことを認識する。グループ設定手段4は、通信グループを構成するノードの数から1を減じた数と等しい完了信号を受信した場合、設定時間内であってもグループ設定処理を終了する。自己を除くグループメンバのグループ設定完了信号を受信したことにより、グループ設定は完了したと判断できるからである。完了信号にはIPアドレスなどのノード特定情報を含めることができる。これにより、設定処理が完了したノードを特定することができる。
「グループ解除手段6」は、所定の解除命令に従い、記憶されたグループ設定を解除する。所定の解除命令はユーザからの入力であってもよいが、本実施形態では、起動から所定時間が経過したタイミングでグループ設定を自動的に解除する。また、グループ解除手段6は、自車位置検出機能401を介して取得した自車両の現在位置情報に基づいて、グループ設定を解除してもよい。つまり、グループ解除手段6は、自車両の現在位置情報を取得し、取得した自車両の位置が予め登録した位置であり、かつ電源オフ信号を取得した場合、グループ設定を解除する。たとえば、予め登録した位置が自宅位置であり、自宅位置で電源オフを検出した場合、ユーザのドライブは終了したと推測できるため、グループ設定を自動的に解除することが好ましいからである。
「報知手段5」は、設定開始手段2から出力された「グループ設定処理の開始のタイミング」、IPアドレス取得手段3から出力された「IPアドレスを取得したタイミング」、グループ設定手段4から出力された「設定時間経過のタイミング」、グループ設定手段4から出力された「グループ設定処理を完了したタイミング」のいずれか1以上を、出力装置300を介して報知する。これにより、ユーザはグループ設定処理の進行状況を知ることができる。なお、報知する対象および報知の態様(音による報知、テキストによる報知、画像による報知)は、任意に設定することができる。
次に、本実施形態の制御手順について、図2〜図5に基づいて説明する。
まず、図2に基づいて、自車両に搭載された情報通信装置100が行うグループ設定処理の動作手順を説明する。
まず、図2に基づいて、自車両に搭載された情報通信装置100が行うグループ設定処理の動作手順を説明する。
ユーザは、グループ設定処理用のボタンを長押しする(S100)。グループ設定処理用のボタンの長押しにより、トリガ信号の送出命令が入力される。この命令に従い、設定開始手段2のトリガ信号送信部21はトリガ信号として、自車に搭載された情報通信装置100のIPアドレスを1秒ごとに送信する(S110)。本実施形態では、ユーザの設定開始命令の入力継続時間に応じてトリガ信号を送出する。つまり、ユーザが設定開始命令を入力している間、すなわちグループ設定処理用のボタンが押されている間、トリガ信号の送出を継続する。トリガ信号には、少なくともIPアドレスが含まれる。本実施形態では、IPアドレスとともに、情報通信装置100に固有の音信号、および自車両の現在位置をトリガ情報に含ませる。
グループ設定手段4は、トリガ信号を送出したタイミングを基準として第1設定時間を設定する。グループ設定手段4は、第1設定時間内に他の車両に搭載された情報通信装置(ノード)のIPアドレスを取得したか否かを判断する(S120)。
グループ設定手段4は、第1設定時間内に他のノードのIPアドレスを取得しなかった場合、グループ設定を行わない。グループ設定手段4は、グループ設定の不実行を報知手段5および出力装置300を介して報知する(S200)。
グループ設定手段4は、第1設定時間内に他のノードのIPアドレスを取得した場合、グループ設定処理を開始する。グループ設定手段4は、設定処理の開始に伴い、自己のIPアドレスをグループ設定開始信号として送出する。グループ設定手段4は、このグループ設定の実行を、報知手段5および出力装置300を介してユーザに報知する(S130)。
グループ設定手段4は、IPアドレス取得手段3が他のノードのIPアドレスを取得したタイミングを基準として第2設定時間を設定する。グループ設定手段4は、第2設定時間内にグループ車両に搭載された情報通信装置(ノード)のIPアドレスを取得したか否かを判断する(S140)。
第2設定時間内に他のノードのIPアドレスを取得した場合、自車のIPアドレスを3回送出する(S210)。第2設定時間内に他のノードの「IPアドレス」を取得しなかった場合、さらに第2設定時間内に他のノードから「設定終了信号」を受信したか否かを判断する(S150)。他のノードのIPアドレスおよび設定終了信号を取得しなかった場合、第2設定時間経過後、グループ設定手段4は設定終了を判断し、グループ設定終了信号を送出する(S160)。第2設定時間内に他のノードの設定終了信号を取得した場合は、グループ設定終了信号を送出することなく、グループ設定処理を終了させ、出力装置300を介してグループ設定処理の終了をユーザに報知する(S170)。
グループ設定手段4の設定情報記憶部43は、IPアドレス記憶部71に記憶されたIPアドレス情報に、取得したIPアドレス情報のグループ設定ONのフラグを立てる。
グループ設定手段4は、グループ設定がされた旨をユーザに提示する。提示する情報にはグループ設定がされたIPアドレス又はそのノードを特定する情報(車両所有者)を含める。
次に、自車両に搭載された情報通信装置A、他のグループ車両に搭載された情報通信装置BおよびCの相互の動作について説明する。図3は、情報通信装置Aが情報通信装置BおよびCを通信グループとして設定する場合の処理を示す。
情報通信装置A、BおよびCは、グループ設定ボタンのオン操作で起動する(S200、S300、S400)。本例では、情報通信装置A、BおよびCのグループ設定ボタンを同時にオン状態とした。本実施形態ではグループ設定ボタンを長押しすることによりグループ設定を行う。ユーザは、S208のグループ設定終了の報知があるまで設定ボタンを押す。本実施形態では、グループ設定終了の報知前にグループボタンのオン状態が解除された場合、グループ設定を行わない。
設定開始手段2はトリガ信号としてIPアドレスをN回送信する(S201)。情報通信装置AのIPアドレスを受信した(S301)情報通信装置Bは、グループ設定処理を開始し(S302)、IPアドレスを送信する(S303)。この処理は、情報通信装置Cにおいても同様である(S400〜S403)。
グループ設定手段4は、最初に情報通信装置BのIPアドレスを受信する(S204)。受信後、自己(装置A)のIPアドレスを送信する(S205)。設定時間内に情報通信装置B及びCのIPアドレスを取得したため、情報通信装置Aは装置BおよびCを通信グループとして設定する)。そして、グループ設定に関する情報を記憶する(S207)。グループ設定を終了した(S208)情報通信装置Aは、グループ設定終了信号を送信する(S209)。
情報通信装置Aからグループ設定終了信号を取得した情報通信装置Bは、情報通信装置Aについてグループ設定を行う(S304)。情報通信装置Cも同様に情報通信装置Aについてグループ設定を行う(S405)。
図4は、グループ設定が実行されない場合の情報通信装置AおよびBの動作制御手順を示す。S200〜S203までは図3に示した手順と同様である。本例では設定時間経過S206まで、情報通信装置Bその他のノードからIPアドレスを受信しない。この場合、グループ設定手段4は、グループ設定を実行せず(S207)、出力装置300を介して不実行を報知する(S208)。
次に、グループ設定後、設定されたグループ間で通信を行う場合の動作制御手順を図5に基づいて説明する。設定されたグループメンバ間において通信を行う場合、本実施形態の情報通信装置100は、通信情報に含まれたIPアドレスに基づいて、グループメンバであるか否かを判断し、通信相手がグループメンバであることを確認し、確認されたグループメンバに限って情報の授受を行う。
この通信相手の確認処理を図5に示した。具体的には、グループ設定手段4は、記憶手段7の自車IPアドレス72から自車両に搭載された情報通信装置100のIPアドレスを読み出す(S600)。読み出したIPアドレスを送出する。また、他のグループ車両に搭載された情報通信装置から送出されたIPアドレスを取得する(S610)。取得したIPアドレスとグループIPアドレス記憶部71に格納されたIPアドレスとを比較する(S620)、一致した場合はグループメンバとして確認し(S630)、違う場合はグループメンバとして認めない(S640)。グループメンバとして確認できた場合は、確認された旨、好ましくは確認されたグループメンバを特定する情報を付加して、ユーザに提示する(S650)。ちなみに、この処理は、通信途中に所定のタイミングにおいて行ってもよいし、通信が途中で切断された後に通信を再開するタイミングにおいて行ってもよい。
本実施形態によれば、設定されたグループメンバ間に限って通信を行うことができる。グループ車両の走行中に車両同士が通信手段1の最大通信可能距離よりも離れた場合や通信環境が悪化した場合には、通信が途切れてしまうことがある。このような状況下において通信を再開する場合に、情報通信装置100はグループ車両以外の者から送信された情報を受信する可能性がある。本実施形態では、通信相手のIPアドレスを確認するため、通信時または通信再開時においてもグループ車両を確認し、通信を確立させることができる。つまり、先に設定されたグループメンバの同一性を確認し、確認されたグループメンバ間に限って通信を行うことができる。
次に、グループ設定解除の動作制御手順を図6に基づいて説明する。
グループ設定手段4は、IPアドレス記憶部71にアクセスし、IPアドレスに関する情報を読み出す(S700)。グループ設定手段4は、設定解除命令に従い、グループ設定を解除する(S710)。設定解除命令は、ユーザが設定解除ボタンをオン状態とすることにより実行させてもよい。本実施形態では、起動から所定時間が経過したタイミングで設定解除命令を実行させる。設定解除命令はこれに限定されず、自車両が自宅などの予め登録された位置に所在し、電源が切られた場合に実行させてもよい。設定解除命令の実行後、グループ設定解除をユーザに提示する(S720)。
なお、グループ設定解除は、記憶されたIPアドレスの消去、またはIPアドレスに付加されたグループ設定状態を示すフラグをオフに書き換えることによって行う。
本実施形態は、以上のように構成され動作するため、以下の効果を奏する。
本実施形態の情報通信装置100は、他のノード(他の車両に搭載された情報通信装置)のIPアドレスを受信したタイミングに基づいて、グループ通信の通信相手としてグループ設定を行う。つまり、所定の設定時間内に他のノードのIPアドレスを受信した場合、そのIPアドレスに対応するノードを通信グループとして設定する。このため、他のノードのIPアドレスをいちいち入力する必要がない。また、入力のために外部装置を準備する必要がない。つまり、IPアドレスの入力およびグループ設定を簡単に行うことができる。
情報通信装置100が送出するトリガ信号に自己のIPアドレスを含ませることにより、情報通信装置100を確実に特定することができる。トリガ信号に情報通信装置100に固有な音信号を含ませることにより、情報通信装置100を確実に特定することができ、グループ設定を正確に行うことができる。
また、トリガ信号に自車両の現在位置情報を含ませることにより、互いに車両の現在位置を確認しながらグループ設定を行うことができる。特に、他のノードを搭載する車両の位置が判っている場合、グループ設定処理過程で取得した位置情報と、既に判っている車両の位置との相違により、グループ設定対象の車両が正しいことを確認することができる。
グループ設定手段4は、トリガ信号が送出されたタイミングを基準として設定時間を設定する。このため、情報通信装置100の処理を基準とするため、設定時間を正確に計時することができる。
グループ設定手段4は、IPアドレスを取得したタイミングを基準として設定時間を設定する。他のノードのIPアドレスを取得してから設定時間の計時を開始させるため、グループ設定の相手を間違えることなくグループ設定を行うことができる。また、情報通信装置100のおよび他のノードの通信環境に応じた設定時間を定義することができる。
グループ設定手段4は、トリガ信号の送出継続時間が所定の時間よりも短い場合、グループ設定を実行しない。つまり、ユーザは、所定時間にわたってトリガ信号を送出させることにより、グループ設定の意思を正確に表示することができる。ここで設定された所定時間の開始と終了は、音等により報知されることが好ましい。
グループ設定手段4は、通信グループの設定の実行又は不実行の処理結果を、ユーザに向けて出力する。このため、ユーザはグループ設定処理が行われたのか否かを知ることができる。
IPアドレス取得手段3は、他のノードのIPアドレス取得後、自己の情報通信装置100のIPアドレスを送出する。このため、他のノードは、自己のIPアドレスが情報通信装置100に受信されたことを知ることができ、IPアドレスの交換を確認することができる。
グループ設定手段4は、他のノードを通信グループとして設定する場合には他のノードのIPアドレスにグループ設定ON情報を付加して記憶し、他のノードを通信グループとして設定しない場合には他のノードのIPアドレスにグループ設定OFF情報を付加して記憶する。このため、IPアドレスの新たに記憶したり又は削除したりしなくても、グループ設定のフラグのON/OFFを書き換えることにより、グループ設定の状態を記憶することができる。
グループ設定手段4は、起動から所定時間が経過したタイミングでグループ設定を解除する。これにより、一時的なグループ設定を、自動的に解除することができる。
グループ設定手段4は、自車両の現在位置が予め登録した位置で電源オフとなった場合、グループ設定を解除する。これにより、自車両が自宅に戻り、車両ACC電源オフとされた場合、ドライブは終了したものと判断して、そのドライブで設定されたグループ設定を、自動的に解除することができる。
報知手段5は、グループ設定処理の開始のタイミング、他のノードのIPアドレスを取得したタイミング、設定時間経過のタイミング、グループ設定処理を完了したタイミングのいずれか1以上のタイミングを報知する。これにより、グループ設定完了までの各処理の経過を確認することができる。
本実施形態では情報通信装置100について説明したが、コンピュータに本発明の除法通信用プログラムを実行させても同様の作用および効果を奏する。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
100…情報通信装置
1…通信手段
2…設定開始手段
3…IPアドレス取得手段
4…グループ設定手段
5…報知手段
6…グループ解除手段
7…記憶手段
200…通信ネットワーク
300…スピーカ
400…ナビゲーション装置
1…通信手段
2…設定開始手段
3…IPアドレス取得手段
4…グループ設定手段
5…報知手段
6…グループ解除手段
7…記憶手段
200…通信ネットワーク
300…スピーカ
400…ナビゲーション装置
Claims (19)
- インターネットプロトコルに基づくネットワークを利用して、1又は2以上の他のノードと情報の送受信を行う通信手段を有する情報通信装置であって、
相互に送受信を行う通信グループの設定のためのトリガ信号を送出する設定開始手段と、
前記他のノードのIPアドレスを取得するIPアドレス取得手段と、
所定のタイミングを基準として設定された設定時間内に、前記IPアドレス取得手段が前記他のノードのIPアドレスを取得した場合、当該取得したIPアドレスに対応する他のノードを通信グループとして設定するグループ設定手段とを有する情報通信装置。 - 前記トリガ信号は、前記情報通信装置のIPアドレスを含む請求項1記載の情報通信装置。
- 前記トリガ信号は、前記情報通信装置に固有の音信号を含む請求項2に記載の情報通信装置。
- 前記情報通信装置は、自車位置検出機能を備えた車両に搭載され、
前記トリガ信号は、前記自車位置検出機能により検出された自車両の現在位置情報を含む請求項2又は3に記載の情報通信装置。 - 前記設定時間は、前記トリガ信号が送出されたタイミングを基準として設定された請求項1〜4のいずれかに記載の情報通信装置。
- 前記設定時間は、前記IPアドレスを取得したタイミングを基準として設定された請求項1〜4のいずれかに記載の情報通信装置。
- 前記グループ設定手段は、前記トリガ信号の送出継続時間が所定の時間よりも短い場合、グループ設定を実行しない請求項1〜6のいずれかに記載の情報通信装置。
- 前記グループ設定手段は、前記通信グループ設定の実行又は前記通信グループ設定の不実行を出力する請求項1〜7のいずれかに記載の情報通信装置。
- 前記IPアドレス取得手段は、他のノードのIPアドレス取得後、前記情報通信装置のIPアドレスを送出する請求項1〜8のいずれかに記載の情報通信装置。
- 前記グループ設定手段は、他のノードを通信グループとして設定する場合には他のノードのIPアドレスにグループ設定ON情報を付加して記憶し、他のノードを通信グループとして設定しない場合には他のノードのIPアドレスにグループ設定OFF情報を付加して記憶する請求項1〜9のいずれかに記載の情報通信装置。
- 前記グループ設定手段は、起動から所定時間が経過したタイミングでグループ設定を解除する請求項1〜10のいずれかに記載の情報通信装置。
- 前記グループ設定手段は、自車両の現在位置情報を取得し、取得した自車両の現在位置が予め登録した位置であり、かつ電源オフ信号を取得した場合、グループ設定を解除する請求項1〜10のいずれかに記載の情報通信装置。
- グループ設定処理の開始のタイミング、他のノードのIPアドレスを取得したタイミング、設定時間経過のタイミング、グループ設定処理を完了したタイミングのいずれか1以上のタイミングを報知する報知手段をさらに有する請求項1〜12のいずれかに記載の情報通信装置。
- インターネットプロトコルに基づくネットワークを利用して、1又は2以上の他のノードと情報の送受信を行う通信機能を備えたコンピュータに、
相互に送受信を行う通信グループの設定のためのトリガ信号を送出するステップと、
前記他のノードのIPアドレスを取得するステップと、
所定のタイミングを基準として設定された設定時間内に、前記他のノードのIPアドレスを取得した場合、当該取得したIPアドレスに対応する他のノードを通信グループとして設定するステップとを実行させるための情報通信用プログラム。 - 前記トリガ信号は、前記コンピュータのIPアドレスを含む請求項14記載の情報通信用プログラム。
- 前記トリガ信号は、前記コンピュータに固有の音信号を含む請求項15記載の情報通信用プログラム。
- 前記コンピュータは、自車位置検出機能を備えた車両に搭載され
前記トリガ信号は、前記自車位置検出機能により検出された自車両の現在位置情報を含む請求項14又は15に記載の情報通信用プログラム。 - 前記設定時間は、前記トリガ信号が送出されたタイミングを基準として設定された請求項14〜16のいずれかに記載の情報通信用プログラム。
- 前記設定時間は、前記IPアドレスを取得したタイミングを基準として設定された請求項14〜16のいずれかに記載の情報通信用プログラム。
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---|---|---|---|
JP2003416242A Pending JP2005176180A (ja) | 2003-12-15 | 2003-12-15 | 情報通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005176180A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010177978A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Olympus Corp | 無線通信端末および無線ネットワークの接続設定方法 |
-
2003
- 2003-12-15 JP JP2003416242A patent/JP2005176180A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010177978A (ja) * | 2009-01-29 | 2010-08-12 | Olympus Corp | 無線通信端末および無線ネットワークの接続設定方法 |
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