JP2005175302A - 回路基板およびその検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】絶縁基材の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板であって、導電ペースト層の検査が可能な回路基板およびその検査方法を提供する。
【解決手段】絶縁基材1の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層3a,3b,3cを介して接続する導電ペースト層を有する回路基板101であって、回路基板101に、アナログ信号(A)をデジタルデータ(D)に変換するA/D変換回路が搭載され、当該A/D変換回路の前記導体パターンからなる入力ラインに、前記導電ペースト層からなり、2個の独立した導体パターン2f,2g同士を接続するジャンパー配線4bが挿入されてなる回路基板101とする。
【選択図】 図2
【解決手段】絶縁基材1の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層3a,3b,3cを介して接続する導電ペースト層を有する回路基板101であって、回路基板101に、アナログ信号(A)をデジタルデータ(D)に変換するA/D変換回路が搭載され、当該A/D変換回路の前記導体パターンからなる入力ラインに、前記導電ペースト層からなり、2個の独立した導体パターン2f,2g同士を接続するジャンパー配線4bが挿入されてなる回路基板101とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、絶縁基材の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板に関するもので、特に、導電ペースト層の検査が可能な回路基板およびその検査方法に関する。
絶縁基材の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板が、例えば、特開平6−140788号公報(特許文献1)に開示されている。図7に、その代表的な断面構造を模式的に示す。
図7の回路基板90では、絶縁基材1の表面に下層導体である銅箔からなる導体パターン2a,2b,2cが形成されており、導体パターン2a,2b,2cを覆って、層間絶縁層3a,3b,3cが形成されている。層間絶縁層3aは、ソルダーレジスト層であり、開口部3ahにおいて導体パターン2a,2cが部分的に露出されている。層間絶縁層3b,3cは、導体パターン2bとの絶縁分離を確実にするための、2層に形成されたアンダーコート層である。層間絶縁層3a,3b,3c上には、上層導体である導電ペースト層4が形成されている。導電ペースト層4は、層間絶縁層であるソルダーレジスト層3aに形成された開口部3ahにおいて、露出した導体パターン2a,2cに接続している。また、導電ペースト層4を覆って、保護絶縁層5が形成されている。保護絶縁層5は、導電ペースト層4のマイグレーション等を防止するための、オーバーコート層である。
上層導体である導電ペースト層4は、図7に示すように、2個の独立した導体パターン2a,2cを接続するジャンパー配線として用いられたり、導体パターン2bのシールドとして用いられたりする。
特開平6−140788号公報
図7に示す層間絶縁層3a,3b,3c、導電ペースト層4および保護絶縁層5は、絶縁基材1の導体パターン2a,2b,2c上に、印刷によって形成される。導電ペースト層4により形成されるジャンパー配線やシールドは、導電ペースト層4の印刷時の厚さばらつき等によって、性能にばらつきがある。しかしながら図7に示すように、導電ペースト層4は層間絶縁層3a,3b,3cと保護絶縁層5により完全に覆われており、図7の回路基板90においては、ジャンパー配線やシールドとして用いられている導電ペースト層4の検査を行うことができない。このため、製造された導電ペースト層を有する回路基板の良否も判定することができないという問題がある。
そこで本発明は、絶縁基材の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板であって、導電ペースト層の検査が可能な回路基板およびその検査方法を提供することを目的としている。
請求項1〜8に記載の発明は、A/D変換回路の入力ラインに導電ペースト層からなるジャンパー配線が挿入されてなる回路基板、および当該回路基板による検査方法に関する発明である。
請求項1に記載の回路基板は、絶縁基材の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板であって、当該回路基板に、アナログ信号(A)をデジタルデータ(D)に変換するA/D変換回路が搭載され、当該A/D変換回路の前記導体パターンからなる入力ラインに、前記導電ペースト層からなり、2個の独立した導体パターン同士を接続するジャンパー配線が挿入されてなることを特徴としている。
回路基板における導電ペースト層は、一般的に印刷によって形成され、印刷の良否によって性能がばらつくため、電子部品搭載前に検査が必要である。しかしながら、従来の回路基板においては、上記導電ペースト層は上層絶縁層によって完全に覆われて保護されるため、導電ペースト層の検査ができない。一方、本発明の上記回路基板においては、搭載されるA/D変換回路の入力ラインに導電ペースト層からなるジャンパー配線を挿入しても、回路機能に支障が無い。このことから、A/D変換回路の入力端子を専用で使用することなく、挿入したジャンパー配線をテストクーポンとして用い、ジャンパー配線の抵抗値を測定することで、導電ペースト層の検査をすることができる。従って、上記回路基板を、導電ペースト層の検査が可能な回路基板とすることができる。
請求項2に記載の回路基板は、前記ジャンパー配線の接続部近傍において、前記ジャンパー配線により接続される導体パターンを部分的に露出する検査用端子が設けられてなることを特徴としている。
これによれば、検査装置のプローブを上記検査用端子に接続し、A/D変換回路の入力ラインに挿入された導電ペースト層からなるジャンパー配線の抵抗値を検査することができる。尚、前記検査装置は、抵抗値を測定する専用の検査装置であってもよいし、回路基板に形成される回路の機能を検査する回路検査装置であってもよい。
請求項3に記載の発明は、前記A/D変換回路が、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)に内蔵された回路であることを特徴としている。
このように、前記A/D変換回路は、CPUに内蔵されていてもよいし、A/D変換回路とその後に接続されるデジタルデータ処理回路が、別のIC(Integrated Circuit)となっていてもよい。A/D変換回路がCPUに内蔵されている場合には、回路基板も小型にすることができる。
請求項4に記載の発明は、前記回路基板に、シリアル通信検査端子が設けられ、当該シリアル通信検査端子を用いて、前記A/D変換回路の入力ラインに加わるアナログ信号の情報を、外部に送信することができることを特徴としている。
これによれば、請求項2に記載の検査用端子を設けない場合であっても、回路の機能を検査する回路検査装置のプローブを上記シリアル通信検査端子に接続し、A/D変換回路の入力ラインに挿入された導電ペースト層の抵抗値を検査することができる。
請求項5〜8に記載の発明は、上記回路基板による検査方法の発明であり、その作用効果は同様であるので、詳細説明は省略する。
ただし、請求項8に記載したように、テストクーポンとして形成されたジャンパー配線の抵抗値の測定に、回路基板に形成される回路の機能を検査する回路検査装置を用いることが好ましい。これにより、電子部品搭載前の回路基板の検査を省略して、電子部品搭載後、他の回路機能の検査と同時に、導電ペースト層の検査を行うことができる。
請求項9〜16に記載の発明は、コンパレータ回路の入力ラインに導電ペースト層からなるジャンパー配線が挿入されてなる回路基板、および当該回路基板による検査方法に関する発明である。
尚、請求項9〜16に記載の発明の作用効果は、上記の請求項1〜8に記載の発明と同様であり、その説明は省略する。
以下、本発明の回路基板およびその検査方法を、図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の基になる回路基板で、車両のメータ等の計測機器が搭載される通常の回路基板の一例を、模式的に示した図である。
図1は、本実施形態の基になる回路基板で、車両のメータ等の計測機器が搭載される通常の回路基板の一例を、模式的に示した図である。
図1の回路基板100は、図7に示した回路基板90と同様で、絶縁基材1の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板である。図1では、下層導体である導体パターンを細い実線で示し、上層導体である導電ペースト層を太い実線で示してある。また、図中の一点差線Aで囲った部分に、導電ペースト層からなり、2個の独立した導体パターン2d,2e同士を接続するジャンパー配線4aを模式的に示している。
メータ等の計測機器が搭載される回路基板100においては、図中の可変抵抗Sで示した外部センサからアナログ信号(A)を、抵抗R1,R2を介して電圧信号として、中央処理装置(CPU)に内蔵されているA/D変換回路の入力端子に入力する。図1では、3個の入力端子が示されている。次に、入力されたアナログ信号(A)をA/D変換回路でデジタルデータ(D)に変換した後、CPUでデータ処理して、処理結果を表示する。
また、回路基板100には、シリアル通信検査端子P1が設けられている。このシリアル通信検査端子P1を用いて、A/D変換回路の入力ラインに加わるアナログ信号の情報を外部に送信することができる。回路基板100に電子部品を搭載後、回路検査装置(図示省略)のプローブをシリアル通信検査端子P1に接続して、製造された回路基板100に形成されている回路の機能を検査する。
図2(a)〜(c)は、本実施形態の回路基板の一例で、図2(a)は、回路基板101における発明の主な構成要素を模式的に示した図である。また、図2(b)は、図2(a)における一点差線Bで囲った部分を拡大して示した上視図で、図2(c)は、図2(b)の一点差線C−Cにおける断面図である。尚、図2(a)〜(c)に示す回路基板101において、図7に示す従来の回路基板90および図1に示す本発明の基になる回路基板100と同様の部分には同じ符号を付けてあり、その説明は省略する。
図2(a)に示すように、本実施形態の回路基板101においては、A/D変換回路の導体パターン2f、2gからなる入力ラインに、導電ペースト層からなるジャンパー配線4bが挿入されている。
また、図2(b),(c)に示すように、ジャンパー配線4bの接続部近傍において、ジャンパー配線4bにより接続される導体パターン2f、2gを部分的に露出する検査用端子K1,K2が設けられている。
尚、導体パターン2f,2gは、厚さ35μm程度の銅箔で形成される。ソルダーレジスト層である層間絶縁層3aは、厚さ12〜17μmに形成される。また、絶縁分離を確実にするためのアンダーコート層である層間絶縁層3b,3cについても、それぞれ厚さ12〜17μmに形成される。ジャンパー配線4bとなっている導電ペースト層には、例えば銀(Ag)−銅(Cu)複合ペーストが用いられ、厚さ15〜25μmに形成される。また、オーバーコート層である保護絶縁層5は、厚さ12〜17μmに形成される。ジャンパー配線4bとなっている導電ペースト層は、図7の回路基板90と同様に、層間絶縁層3a,3b,3cと保護絶縁層5により完全に包まれている。
導電ペースト層は、一般的に印刷によって形成され、印刷の良否によって性能がばらつくため、電子部品搭載前に検査が必要である。しかしながら、従来の図1に示す回路基板100と図7に示す回路基板90においては、上記導電ペースト層4は上層絶縁層5によって完全に覆われて保護されるため、導電ペースト層4の検査ができない。
一方、図2(a)〜(c)の回路基板101においては、搭載されるA/D変換回路の入力ライン2f,2gに導電ペースト層からなるジャンパー配線4bを挿入しても、R1/R2の分圧は変わらないため、回路機能に支障が無い。このことから、A/D変換回路の入力端子を専用で使用することなく、挿入したジャンパー配線4bをテストクーポンとして用い、ジャンパー配線4bの抵抗値Rjを測定することで、導電ペースト層の検査をすることができる。また、検査時は、Rt1/Rt2はR1/R2に比べて非常に小さいため、R1/R2の影響を受けずに、検査することができる。
回路基板101には、検査用端子K1,K2が設けられているため、これに検査装置のプローブを接続し、ジャンパー配線4bの抵抗値Rjを測定する。図2(a)では、検査装置における基準抵抗Rt1,Rt2を用いてジャンパー配線4bの抵抗値Rjを測定する様子を、点線で図示してある。尚、検査装置は、抵抗値を測定する専用の検査装置であってもよいし、回路基板101に電子部品を搭載後、製造された回路基板101に形成されている回路の機能を検査する回路検査装置であってもよい。
また、回路基板101には、シリアル通信検査端子P1が設けられているため、回路検査装置を用いる場合には、回路検査装置のプローブをシリアル通信検査端子P1に接続し、ジャンパー配線4bの抵抗値Rjを測定することもできる。従って、この場合には、検査用端子K1,K2を設けない場合であっても、ジャンパー配線4bの抵抗値Rjを測定することができる。尚、回路検査装置を用いる場合には、電子部品搭載前の回路基板101の検査を省略して、電子部品搭載後、他の回路機能の検査と同時に、ジャンパー配線4bの抵抗値Rjを測定し、導電ペースト層の検査を行うことができる。
以上のように、図2(a)〜(c)の回路基板101は、ジャンパー配線4bをテストクーポンとして、導電ペースト層の検査が可能な回路基板となっている。
図3は、本実施形態の別の回路基板を示す例で、回路基板102における発明の主な構成要素を模式的に示した図である。
図3の回路基板102は、A/D変換回路の入力ラインに空きがある場合で、導体パターン2h、2iからなる空いた入力ラインにジャンパー配線4cが挿入され、導電ペースト層のテストクーポンとして用いられる。回路基板102では、電源電圧をジャンパー配線4cの抵抗値Rjと基準抵抗の抵抗値Rsで分割するようにして、A/D変換回路にアナログ信号が入力されている。図3の回路基板102においても、シリアル通信検査端子P1が設けられているため、回路検査装置を用いてプローブをシリアル通信検査端子P1に接続し、ジャンパー配線4cの抵抗値Rjを測定することができる。
以上のように、図3の回路基板102についても、ジャンパー配線4cをテストクーポンとして、導電ペースト層の検査が可能な回路基板となっている。
尚、図3の回路基板102では、入力ラインが異なるため、可変抵抗Sで示した外部センサからアナログ信号の入力回路には、全く影響が無い。一方、一般的にジャンパー配線4cの抵抗値Rjは1Ω程度の小さな値であり、図3の回路基板102では精度の良い基準抵抗Rsを搭載する必要がある。
また、図2と図3の回路基板101,102においては、いずれも、入力ラインにジャンパー配線が挿入されるA/D変換回路が、CPUに内蔵されていた。このように、A/D変換回路は、CPUに内蔵されていてもよいし、A/D変換回路とその後に接続されるデジタルデータ処理回路が、別のIC(Integrated Circuit)となっていてもよい。図2と図3のように、A/D変換回路がCPUに内蔵されている場合には、回路基板101,102も小型にすることができる。
(第2の実施形態)
第1実施形態の発明は、A/D変換回路の入力ラインに導電ペースト層からなるジャンパー配線が挿入されてなる回路基板とそれによる検査方法に関する発明であった。本実施形態の発明は、コンパレータ回路の入力ラインに導電ペースト層からなるジャンパー配線が挿入されてなる回路基板とそれによる検査方法に関する。
第1実施形態の発明は、A/D変換回路の入力ラインに導電ペースト層からなるジャンパー配線が挿入されてなる回路基板とそれによる検査方法に関する発明であった。本実施形態の発明は、コンパレータ回路の入力ラインに導電ペースト層からなるジャンパー配線が挿入されてなる回路基板とそれによる検査方法に関する。
図4は、本実施形態の回路基板の一例で、回路基板201における発明の主な構成要素を模式的に示した図である。尚、図4に示す回路基板201において、図2(a)に示す回路基板101と同様の部分には同じ符号を付けてあり、その説明は省略する。
図に示すように、本実施形態の回路基板201においては、コンパレータ回路の導体パターン2j、2kからなる入力ラインに、導電ペースト層からなるジャンパー配線4dが挿入されている。また、ジャンパー配線4dの接続部近傍において、ジャンパー配線4dにより接続される導体パターン2j、2kを部分的に露出する検査用端子K3,K4が設けられている。尚、図中の一点差線Cで囲った部分の構造は、図2(b),(c)と同様である。
図4の回路基板201においては、搭載されるコンパレータ回路の入力ライン2j,2kに導電ペースト層からなるジャンパー配線4dを挿入しても、R1/R2の分圧は変わらないため、回路機能に支障が無い。このことから、コンパレータ回路の入力端子を専用で使用することなく、挿入したジャンパー配線4dをテストクーポンとして用い、ジャンパー配線4dの抵抗値Rjを測定することで、導電ペースト層の検査をすることができる。
回路基板201には、検査用端子K3〜K5が設けられているため、これに検査装置のプローブを接続し、ジャンパー配線4dの抵抗値Rjを測定する。図4では、検査装置における基準抵抗Rt1〜Rt4を用いてジャンパー配線4bの抵抗値Rjを測定する様子を、点線で図示してある。尚、回路基板201に形成される抵抗R1とR2は、同じ回路基板201に印加される電源(例えば5V)、もしくは車載用の場合はバッテリ(12V)やイグニッションキーがオンされた時の電源(13V程度)に接続されている。一方、ジャンパー配線4dの抵抗測定時には、基準抵抗Rt1,Rt3に接続された検査装置内の電源が用いられる。また、検査装置は、抵抗値を測定する専用の検査装置であってもよいし、回路基板201に電子部品を搭載後、製造された回路基板201に形成されている回路の機能を検査する回路検査装置であってもよい。
回路基板201には、シリアル通信検査端子P1が設けられているため、回路検査装置を用いる場合には、回路検査装置のプローブをシリアル通信検査端子P1に接続し、ジャンパー配線4dの抵抗値Rjを測定することもできる。従って、この場合には、検査用端子K3〜K5を設けない場合であっても、ジャンパー配線4dの抵抗値Rjを測定することができる。尚、回路検査装置を用いる場合には、電子部品搭載前の回路基板201の検査を省略して、電子部品搭載後、他の回路機能の検査と同時に、ジャンパー配線4dの抵抗値Rjを測定し、導電ペースト層の検査を行うことができる。
以上のように、図4の回路基板201は、ジャンパー配線4dをテストクーポンとして、導電ペースト層の検査が可能な回路基板となっている。
図5は、本実施形態の別の回路基板を示す例で、回路基板202における発明の主な構成要素を模式的に示した図である。
図5の回路基板202は、導体パターン2l、2mからなる入力ラインにジャンパー配線4eが挿入され、導電ペースト層のテストクーポンとして用いられる。回路基板202では、電源電圧をジャンパー配線4eの抵抗値Rjと基準抵抗の抵抗値R1で分割するようにして、コンパレータ回路に信号電圧が入力されている。回路基板202においても、シリアル通信検査端子P1が設けられているため、回路検査装置を用いてプローブをシリアル通信検査端子P1に接続し、ジャンパー配線4eの抵抗値Rjを測定することができる。
以上のように、図5の回路基板202についても、ジャンパー配線4eをテストクーポンとして、導電ペースト層の検査が可能な回路基板となっている。
尚、一般的にジャンパー配線4eの抵抗値Rjは1Ω程度の小さな値であり、図5の回路基板202では精度の良い基準抵抗R1を搭載する必要がある。
図6も、本実施形態の別の回路基板を示す例で、回路基板203における発明の主な構成要素を模式的に示した図である。
図6の回路基板202は、導体パターン2n、2oからなる入力ラインにジャンパー配線4fが挿入され、導電ペースト層のテストクーポンとして用いられる。回路基板203では、検査用端子K6〜K11が設けられており、検査装置における基準抵抗Rt1,Rt3,Rt4を用いてジャンパー配線4fの抵抗値Rjを測定する。尚、R4は、電圧固定して誤動作防止のために挿入されている抵抗で、R1の抵抗値はRt4に較べて非常に大きいため、一般公差品を用いることができる。
回路基板203では、電源電圧をジャンパー配線4fの抵抗値Rjと検査装置の基準抵抗Rt1で分割するようにして、コンパレータ回路に信号電圧が入力されている。回路基板203においても、シリアル通信検査端子P1が設けられているため、回路検査装置を用いてプローブをシリアル通信検査端子P1に接続し、ジャンパー配線4fの抵抗値Rjを測定することができる。
以上のように、図6の回路基板203についても、ジャンパー配線4fをテストクーポンとして、導電ペースト層の検査が可能な回路基板となっている。図6の回路基板203では、図5の回路基板202と異なり、精度の良い基準抵抗を回路基板に搭載する必要がないため、製品コストを低減することができる。
90,100〜102,201〜203 回路基板
1 絶縁基材
2a〜2o 導体パターン
3a〜3c 層間絶縁層
4,4a〜4f ジャンパー配線(導電ペースト層)
5 保護絶縁層
K1〜K11 検査用端子
P1 シリアル通信検査端子
1 絶縁基材
2a〜2o 導体パターン
3a〜3c 層間絶縁層
4,4a〜4f ジャンパー配線(導電ペースト層)
5 保護絶縁層
K1〜K11 検査用端子
P1 シリアル通信検査端子
Claims (16)
- 絶縁基材の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板であって、
当該回路基板に、アナログ信号(A)をデジタルデータ(D)に変換するA/D変換回路が搭載され、
当該A/D変換回路の前記導体パターンからなる入力ラインに、前記導電ペースト層からなり、2個の独立した導体パターン同士を接続するジャンパー配線が挿入されてなることを特徴とする回路基板。 - 前記ジャンパー配線の接続部近傍において、前記ジャンパー配線により接続される導体パターンを部分的に露出する検査用端子が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
- 前記A/D変換回路が、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)に内蔵された回路であることを特徴とする請求項1または2に記載の回路基板。
- 前記回路基板に、シリアル通信検査端子が設けられ、
当該シリアル通信検査端子を用いて、前記A/D変換回路の入力ラインに加わるアナログ信号の情報を、外部に送信することができることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回路基板。 - 絶縁基材の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板の検査方法であって、
前記回路基板に、アナログ信号(A)をデジタルデータ(D)に変換するA/D変換回路が搭載され、
当該A/D変換回路の前記導体パターンからなる入力ラインに、前記導電ペースト層からなり、2個の独立した導体パターン同士を接続するジャンパー配線が挿入されてなり、
前記ジャンパー配線の抵抗値を測定することを特徴とする回路基板の検査方法。 - 前記回路基板が、
前記ジャンパー配線の接続部近傍において、前記ジャンパー配線により接続される導体パターンを部分的に露出する検査用端子が設けられてなる回路基板であり、
検査装置のプローブを前記検査用端子に接続し、前記ジャンパー配線の抵抗値を測定することを特徴とする請求項5に記載の回路基板の検査方法。 - 前記回路基板が、シリアル通信検査端子が設けられてなる回路基板であり、
前記シリアル通信検査端子を用いて、前記A/D変換回路の入力ラインに加わるアナログ信号の情報を外部に送信することができ、
検査装置のプローブを前記シリアル通信検査端子に接続し、前記ジャンパー配線の抵抗値を測定することを特徴とする請求項5に記載の回路基板の検査方法。 - 前記検査装置が、前記回路基板に形成される回路の機能を検査する回路検査装置であることを特徴とする請求項6または7に記載の回路基板の検査方法。
- 絶縁基材の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板であって、
当該回路基板に、入力信号電圧を比較するコンパレータ回路が搭載され、
当該コンパレータ回路の前記導体パターンからなる入力ラインに、前記導電ペースト層からなり、2個の独立した導体パターン同士を接続するジャンパー配線が挿入されてなることを特徴とする回路基板。 - 前記ジャンパー配線の接続部近傍において、前記ジャンパー配線により接続される導体パターンを部分的に露出する検査用端子が設けられてなることを特徴とする請求項9に記載の回路基板。
- 前記コンパレータ回路が、中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)の前段に接続された回路であることを特徴とする請求項9または10に記載の回路基板。
- 前記回路基板に、シリアル通信検査端子が設けられ、
当該シリアル通信検査端子を用いて、前記コンパレータ回路の入力ラインに加わる入力信号電圧の情報を、外部に送信することができることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一項に記載の回路基板。 - 絶縁基材の表面に形成された導体パターンに、層間絶縁層を介して接続する導電ペースト層を有する回路基板の検査方法であって、
前記回路基板に、入力信号電圧を比較するコンパレータ回路が搭載され、
当該コンパレータ回路の前記導体パターンからなる入力ラインに、前記導電ペースト層からなり、2個の独立した導体パターン同士を接続するジャンパー配線が挿入されてなり、
前記ジャンパー配線の抵抗値を測定することを特徴とする回路基板の検査方法。 - 前記回路基板が、
前記ジャンパー配線の接続部近傍において、前記ジャンパー配線により接続される導体パターンを部分的に露出する検査用端子が設けられてなる回路基板であり、
検査装置のプローブを前記検査用端子に接続し、前記ジャンパー配線の抵抗値を測定することを特徴とする請求項13に記載の回路基板の検査方法。 - 前記回路基板が、シリアル通信検査端子が設けられてなる回路基板であり、
前記シリアル通信検査端子を用いて、前記コンパレータ回路の入力ラインに加わる入力信号電圧の情報を外部に送信することができ、
検査装置のプローブを前記シリアル通信検査端子に接続し、前記ジャンパー配線の抵抗値を測定することを特徴とする請求項13に記載の回路基板の検査方法。 - 前記検査装置が、前記回路基板に形成される回路の機能を検査する回路検査装置であることを特徴とする請求項14または15に記載の回路基板の検査方法。
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JP2003415333A Pending JP2005175302A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 回路基板およびその検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005175302A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009504388A (ja) * | 2005-08-17 | 2009-02-05 | ナショナル スターチ アンド ケミカル カンパニー | 印刷機制御システム |
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2003
- 2003-12-12 JP JP2003415333A patent/JP2005175302A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009504388A (ja) * | 2005-08-17 | 2009-02-05 | ナショナル スターチ アンド ケミカル カンパニー | 印刷機制御システム |
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