JP2005174550A - データ処理装置 - Google Patents

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眞一郎 富澤
Satoshi Noro
聡 野呂
Toshiyuki Hidetoku
俊行 秀徳
Takuya Shiraishi
卓也 白石
Hiroki Nagai
宏樹 永井
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Abstract

【課題】 回路規模の増大を抑えることができるデータ処理装置を提供する。

【解決手段】 データ処理装置は、デコーダ及びエンコーダの機能を1チップに集積してなるLSIであり、記録媒体としてCDとDVDとを扱うことが可能な記録再生装置に組み込まれる。データ処理装置において、8-16変調回路32、EFM変調回路42は、記録再生装置にセットされたディスクの種類に応じて時分割に動作する。ライトストラテジ回路27は、動作中の変調回路から出力された変調データを受けてレーザを駆動するためのパルス信号を生成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CD及びDVD対応の記録再生装置に用いられ、変調処理や復調処理等を行うデータ処理装置に関する。
従来、大容量のデータを記憶できる記録媒体として、CD(Co mpact Disc)やDVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスクが普及している。CDには、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compact Disc-Rewritable)等がある。また、DVDには、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、DVD−R(Digital Versatile Disk-Recordable)、DVD−RW(Digital Versatile Disk-Rewritable)等がある。
近年、CD−ROM/R/RWとDVD−ROMとの互換性を確保した記録再生装置が実用化されている。同記録再生装置では、その小型化を図るために、CD用のデコーダの機能に加え、DVD用のデコーダの機能を1チップに盛り込んだLSI(集積回路装置)が搭載されている。さらに、データ書き込み可能なDVD(DVD−R/RW)に対応した小型の記録再生装置を実用化するために、DVD用のエンコーダの機能を付加したLSIの開発が進められている。
ところで、CD−RやCD−RWといった書き込み可能なCDのトラックは、ディスクの平坦面(ランド)に対してグルーブとよばれる溝が形成されてできている。このグルーブはわずかに蛇行(ウォブル)して形成されており、その蛇行の周期変化に対してATIP(Absolute Time In Pregroove)とよばれる情報が書き込まれている。つまり、CD−RやCD−RWでは、トラックをトレースすることにより、グルーブのウォブルとして書き込まれたATIP情報を読み出し、現在のトラック位置の絶対時間情報を得ることができるようになっている。この絶対時間情報はディスク上の位置を示しており、記録媒体としては書き込み位置を指定するアドレス情報となる。
また、DVD−RやDVD−RWといった書き込み可能なDVDでは、上記ウォブルに加えて、ランドプリピット(LPP)とよばれるアドレス情報を含む領域が、トラック上に所定の間隔をおいて設けられている。このLPPによるアドレス情報は、CDのようにトラック位置の絶対時間情報ではなく、セクタ毎に付与された連続番号により得ることができる。
なお、記録再生装置において、上記ウォブルの周期やLPPの位置は、レーザピックアップによりウォブル信号、LPP信号として検出される。
上述したように、CDとDVDとでは、書き込み位置を示すアドレス情報の実装方法が異なる。また、各ディスクにおける記憶データのフォーマットや変調方式等も異なる。そのため、従来の記録再生装置では、CDにデータを記録するためのデータ処理回路とDVDにデータを記録するためのデータ処理回路とがそれぞれ個別に設けられていた。それら回路を並列に配置してLSIを構成した場合、その回路規模が増大するといった問題が生じてしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、回路規模の増大を
抑えることができるデータ処理装置を提供することにある。
本発明に関わるデータ処理装置は、第1の光ディスク記録媒体及び第2の光ディスク記録媒体に対するデータの再生動作を制御するデータ処理装置において、第1の光ディスク記録媒体及び第2の光ディスク記録媒体からの読み出し信号に基づいて再生データを生成すると共に、前記読み出し信号に基づいて読み出しクロックを生成するリードチャネル回路と、第1の光ディスク記録媒体からの前記再生データに対して、前記読み出しクロックに基づいて第1の復調処理を施す第1の復調回路と、第2の光ディスク記録媒体からの前記再生データに対して、前記読み出しクロックに基づいて第2の復調処理を施す第2の復調回路と、を備え、前記第1の復調回路及び前記第2の復調回路は、選択的に能動とされること特徴とする。
本願発明によれば、ディスクの種類の応じた的確なパルス信号の生成を可能としながら、回路規模の増大を好適に抑制することができる。
先ず、本願発明のデータ処理装置を採用する記録再生装置を説明する。
図2には、CDとDVDとを記録媒体として扱うことができる記録再生装置1の概略構成を示す。同記録再生装置1は、ホストコンピュータ11に接続されており、ホストコンピュータ11から入力されるデータを光ディスク(CD又はDVD)12に記録し、また逆に光ディスク12から読出(再生)したデータをホストコンピュータ11に出力する。
記録再生装置1は、スピンドルモータ2、光学ヘッド3、ピックアップ4、リードアンプ5、データ処理装置6、DRAM7、制御マイコン8等を備える。記録再生装置1において、データ処理装置6、DRAM7、制御マイコン8は、バス9を介して接続され、相互にデータの授受を行うことができるようになっている。
データ記録時において、光学ヘッド3は、スピンドルモータ2により回転駆動される光ディスク12の記録層に記録データに応じたレーザビームを照射する。このレーザビームの出力が高出力であるとき記録ピットが形成され、同レーザビームの出力が低出力であるとき記録ピットが形成されない。この記録ピットの形成の有無により、光ディスク12における記録層の反射率が変化する。そして、データ再生時にて、光学ヘッド3から再生用の低出力のレーザビームが照射されると、ピックアップ4は、光ディスク12で反射された反射光を受光し、その反射光の強弱を電気信号に変換する。リードアンプ5は、ピックアップ4からの電気信号を増幅してデータ処理装置6に入力する。
データ処理装置6は、デコーダ及びエンコーダの機能を有し、光ディスク12から読み出したデータを復調する処理や光ディスク12に記憶するためのデータに変調する処理等の各種データ処理を行う。DRAM7は、光ディスク12の再生データや記録データを一旦格納するメモリである。制御マイコン8は、所定の制御プログラムに従ってデータ処理装置6等の動作を制御し、記録再生装置1を統括管理する。つまり、制御マイコン8は、ホストコンピュータ11からの再生指令あるいは記録指令に応答してデータ処理装置6を制御する。それにより、制御マイコン8は、要求のあったデータを光ディスク12から読み出してホストコンピュータ11側へ転送し、あるいは逆にホストコンピュータ11側から要求のあったデータを光ディスク12に記録する。
次に、本実施形態におけるデータ処理装置6の構成について、図1を用いて説明する。
データ処理装置6は、CDとDVDとで共通の回路として、デジタルサーボ回路20、リードチャネル回路21、マスタクロックPLL回路22、ライトクロックPLL回路23、メモリインターフェース24、ホストインターフェース25、MCUインターフェース26、ライトストラテジ回路27を備える。また、データ処理装置6は、DVD専用の回路として、8−16復調回路31、8−16変調回路32、エラー訂正回路33、LPPデコーダ34、ライトタイミング発生回路35を備える。さらに、データ処理装置6は、CD専用の回路として、EFM復調回路41、EFM変調回路42、エラー訂正回路43、ATIP復調回路44、ライトタイミング発生回路45を備える。
データ処理装置6は、各回路20〜27,31〜35,41〜45を1チップに集積してなるLSI(集積回路装置)である。同データ処理装置6には、メモリインターフェース24を介してDRAM7が、ホストインターフェース25を介してホストコンピュータ11が、MCUインターフェース26を介して制御マイコン8がそれぞれ接続される。
前記リードアンプ5にて増幅される電気信号としては、RF(radio frequency:無線周波数)信号、ウォブル信号、LPP信号を含み、このうちRF信号がリードチャネル回路21に入力される。リードチャネル回路21は、CD及びDVDの再生制御動作で共有される回路であり、RF信号に基づいてリードクロックを生成して後述するデジタルサーボ回路20、8−16復調回路31、DVDエラー訂正回路33、EFM復調回路41及びCDエラー訂正回路43へ出力する。これにより、再生動作に係るデータ処理装置6の一連の処理がリードクロックに同期して行われる。また、リードチャネル回路21は、RF信号をリードクロックに従ってサンプリングし、読み出し対象メディアに応じて14ビット、或いは、16ビットの再生データを復元する。
そして、光ディスク12がDVDである場合、リードチャネル回路21にて生成されたリードクロック及びデジタルデータは、8−16復調回路31に入力される。一方、光ディスク12がCDである場合、リードクロック及びデジタルデータはEFM復調回路41に入力される。
デジタルサーボ回路20は、RF信号及びリードクロックに基づいてモータの制御信号を生成し出力する。この制御信号により、レーザを光ディスク12上で合焦させるフォーカシング制御や、レーザを光ディスク12のトラックに追従させるトラッキング制御、光学ヘッド3自体を光ディスク12の径方向へ変位させるスレッド送り制御が実施される。
8−16復調回路31は、リードチャネル回路21から出力されるデジタルデータに対して16ビットデータから8ビットデータへの復調処理を施す。この8−16復調回路31におけるデータの復調処理の後、エラー訂正回路33は、誤り訂正符号(ECC)によるエラー訂正、誤り検出符号(EDC)によるエラー検出、デスクランブル等の処理を実施する。そして、8−16復調回路31において復調されたデータは、メモリインターフェース24を介してDRAM7に転送される。
EFM復調回路41は、リードチャネル回路21から出力されるデジタルデータに対して14ビットデータから8ビットデータへの復調処理を施す。このEFM復調回路41における復調処理の後、エラー訂正回路43は、誤り訂正符号(ECC)によるエラー訂正、誤り検出符号(EDC)によるエラー検出、デスクランブル等の処理を実施する。そして、EFM復調回路41において復調されたデータは、メモリインターフェース24を介してDRAM7に転送される。
これらEFM復調回路41、8−16復調回路31は、読み出し対象メディアに応じて
選択的に動作するように制御される。即ち、記録再生装置1にセットされた光ディスク12の種類を、制御マイコン8が、例えば、ディスクからの光の反射率を参照して判断し、これに従ってディスク判別信号を生成する。そして、このディスク判別信号が各回路に供給され、読み出し対象メディアに対する処理を行う回路のみが選択的に能動とされる。
マスタクロックPLL回路22は、クリスタル発振子により約34MHzのマスタクロックを生成する。同マスタクロックは、データ処理装置6による一連の処理を統括的に制御するシステムクロックとして用いられる。
ライトクロックPLL回路23は、CD及びDVDの記録制御動作で共有される回路であり、CD、DVDから読み出されるウォブル信号やLPP信号の位置情報を含む信号を選択的に取り込んで、取り込んだ位置情報に基づいてライトクロックを生成する。即ち、このライトクロックPLL回路23は、セレクタ23a及びPLL回路23bからなり、セレクタ23aにてディスク判別信号に応じてPLL回路23bへの出力信号を選択し、この選択した信号に基づいてPLL回路23bでライトクロックを生成する。このライトクロックPLL回路23で生成されるライトクロックは、後述するLPPデコーダ34、DVDライトタイミング発生回路35、8−16変調回路32、ATIP復調回路44、CDライトタイミング発生回路45、EFM変調回路42及びライトストラテジ回路27へ出力される。これにより、データ処理装置6における記録制御動作に係る一連の処理がライトクロックに同期して行われる。また、ライトクロックPLL回路23に含まれるセレクタ23aでは、LPPデコーダ34への出力信号も選択しており、光ディスク12がDVDであった場合、入力される信号の中からDVDウォブル信号、LPP信号を選択して出力する。
LPPデコーダ34は、ライトクロックPLL回路23から出力されるウォブル信号、LPP信号を取り込み、それら信号から光ディスク12のアドレス情報を含むデータを取り出した後、該データをライトタイミング発生回路35に入力する。同ライトタイミング発生回路35は、そのデータに基づいて光ディスク12へのデータの書き込みタイミングを決定するタイミング信号を生成し、同タイミング信号を8−16変調回路32に入力する。
8−16変調回路32は、ライトタイミング発生回路35からのタイミング信号に応答し、DRAM7,メモリインターフェース24を介して転送されてくるデータに対して8ビットデータから16ビットデータへの変調処理を行い、変調データを出力する。この変調データに対して、エラー訂正回路33は、誤り訂正符号(ECC)の演算及び付加、誤り検出符号(EDC)の演算及び付加、スクランブル等の処理を行う。そして、8−16変調回路32にて変調された記録データは順次ライトストラテジ回路27に入力される。
ATIP復調回路44は、リードアンプ5により増幅されたウォブル信号を検出し、同信号から光ディスク12のアドレス情報を含むATIPデータを取り出した後、該データをライトタイミング発生回路45に入力する。同ライトタイミング発生回路45は、そのデータに基づいて光ディスク12へのデータの書き込みタイミングを決定するタイミング信号を生成し、同タイミング信号をEFM変調回路42に入力する。
EFM変調回路42は、ライトタイミング発生回路45からのタイミング信号に応答し、DRAM7、メモリインターフェース24を介して転送されてくるデータに対して8ビットデータから14ビットデータへの変調処理を行い、変調データを出力する。この変調データに対して、エラー訂正回路43は、誤り訂正符号(ECC)の演算及び付加、誤り検出符号(EDC)の演算及び付加、スクランブル等の処理を行う。そして、EFM変調回路42にて変調された記録データは順次ライトストラテジ回路27に入力される。
これらLPPデコーダ34、タイミング発生回路35、8−16変調回路32、ATIP復調回路44、タイミング発生回路45、EFM変調回路42は、記録メディアに応じて選択的に動作するように制御される。即ち、制御マイコン8が記録対象メディアの種類を判断し、これに従って生成されるディスク判別信号が各回路に供給され、記録対象メディアに対応する処理を行う回路のみが選択的に能動とされる。
ライトストラテジ回路27は、パルス制御部27aとレジスタ27bとを備え、変調処理が施された記録データに基づいて、そのデータを光ディスク12に正確に記憶するためにレーザビームの出力強度を考慮したパルス信号に変換して出力する。
図3には、ライトストラテジ回路27から出力されるパルス信号の具体例を示す。なお、図3では、5T(「T」は1チャネルビット幅)のデータを記録する場合を示している。また、図3(a)は、光ディスク12がDVD−Rである場合のパルス信号であり、図3(b)は、光ディスク12がDVD−RW又はCD−RWである場合のパルス信号であり、図3(c)は、光ディスク12がCD−Rである場合のパルス信号である。
データ記録時にレーザビームの強度を一定にして光ディスク12の記録層にレーザ照射を行うと、照射の開始位置では、低温状態から温度を上げるため、強いビームが必要となり、それに続く位置は温度が高くなった位置に隣接しているため温度が簡単に上昇してしまう。そのため、レーザビームの強度が一定である場合には、正確な記録ピットを形成することができない。これに対し、図3に示すパルス信号を出力することで、レーザビームの強度が最初は強く、その後はやや弱く制御される。これにより、記録データに応じた正確な記録ピットを形成するようにしている。また、光ディスク12の種類によって最適な書き込み温度や温度上昇率が異なるため、図3(a)〜(c)のように、光ディスク12の種類毎に異なるパルス波形が生成される。なお、図3(a),(b)は、マルチパルスとすることでレーザビームの強度を調節するパルス波形を、図3(c)は、パルスの電圧値を変えることでレーザビームの強度を調節するパルス波形を示す。
図3(a)に示すように、DVD−Rの場合、先頭のパルスにおけるパルス幅は、第1パラメータPa1にて規定され、先頭パルスに続く後続のパルスのパルス幅は、第2パラメータPa2にて規定される。同様に、図3(b)に示すように、DVD−RWまたはCD−RWの場合、先頭のパルスにおけるパルス幅は、第1パラメータPb1にて規定され、先頭パルスに続く後続パルスにおけるパルス幅は、第2パラメータPb2にて規定される。さらに、図3(c)に示すように、CD−Rの場合、パルス信号の立ち上がり位置が第1パラメータPc1にて規定され、パルス信号における高電圧の部分のパルス幅が第2パラメータPc2にて規定される。
これらパラメータは、記録データのデータ長に応じて設定される。本実施形態では、複数種類の記録メディアに応じて設定される複数のテーブルデータが制御マイコン8の内蔵メモリ(図示せず)に記憶されている。そして、制御マイコン8は、記録再生装置1にセットされた光ディスク12の種類を判断し、そのディスク種類に対応するテーブルデータを読み出してライトストラテジ回路27におけるレジスタ27bに転送する。
ライトストラテジ回路27において、パルス制御部27aは、記録メディアに対応するパラメータをレジスタ27bに格納されるテーブルデータから抽出し、同パラメータに基づいてパルス生成のための演算を行い、書き込み信号となるパルス信号を出力する。このパルス信号により光学ヘッド3のレーザドライバ(図示せず)が駆動されレーザビームが出力されて記録データに応じた記録ピットが光ディスク12に形成される。
以上詳述したように本実施の形態は、以下の特徴を有する。
(1)データ処理装置6は、デコーダ及びエンコーダの機能を1チップに集積してなるLSIであり、同データ処理装置6において、ライトストラテジ回路27をCDとDVDとで共通の回路構成とした。この場合、ライトストラテジ回路27を個別に設ける場合と比較して回路規模の増大を抑えることができる。
(2)リードチャネル回路21をCDとDVDとで共通の回路構成としたので、リードチャネル回路を個別に設ける場合と比較してデータ処理装置6における回路規模の増大を抑えることができる。
(3)ライトストラテジ回路27において、レジスタ27bに光ディスク12の種類に応じたパラメータが格納され、パルス制御部27aにより、レジスタ27bにおけるパラメータを用いて記録データに応じたパルス信号が生成される。このようにすれば、光ディスク12の種類に応じた的確なパルス信号を生成することができる。
(4)データ処理装置6では、ライトストラテジ回路27、リードチャネル回路21に加えて、マスタクロックPLL回路22、ライトクロックPLL回路23、メモリインターフェース24、ホストインターフェース25、MCUインターフェース26を共通の回路構成とした。従って、データ処理装置6における回路規模の増大をより抑えることができる。また、データ処理装置6の小型化により、同データ処理装置6の製造コストを低減することができる。
(5)CDとDVDとで共有化する回路について、多種多様な選択肢の中から最適なものとして、リードチャネル回路21、ライトクロックPLL回路23及びライトストラテジ回路27を選択し、これら3つの回路21,23,27を共有化する構成とした。これにより、データ処理装置6としての機能を低下させることなく、回路規模の増大を効率良く抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、リードチャネル回路21、ライトクロックPLL回路23及びライトストラテジ回路27の3つの回路を共有化する構成としたが、本願発明は、これに限られるものではない。例えば、リードチャネル回路21とライトクロックPLL回路23との2つの回路だけを共有しても良いし、リードチャネル回路21とライトストラテジ回路27との2つの回路だけを共有しても良い。
また、上記3つの回路21,23,27を共有化した上で、その他のエラー訂正回路33,43やライトタイミング発生回路35,45を更に共有化するようにしても良い。例えば、エラー訂正回路33,43においては、乗算器や加算器等の一部のロジック構成を共通とすることができる。
・ライトストラテジ回路27から出力されるパルス信号の波形は、図3(a)〜(c)で例示したものに限定されるものではない。
上記実施形態から把握できる技術思想を以下に記載する。
(イ)前記CDまたはDVDの再生データや記録データを一旦格納するメモリに接続するためのメモリインターフェースを、CDとDVDとで共通の回路構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
本発明にかかるデータ処理装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図。 同実施形態における記録再生装置の概略構成を示すブロック図。 記録データとそのときのパルス信号を示す波形図。
符号の説明
6…データ処理装置、12…光ディスク、21…リードチャネル回路、23…書き込みクロック生成回路としてのライトクロックPLL回路、27…書き込み信号生成回路としてのライトストラテジ回路、27a…パルス生成部としてのパルス制御部、27b…レジスタ、31…第2の復調回路としての8−16復調回路、32…第2の変調回路としての8−16変調回路、35…第2のタイミング発生回路としてのライトタイミング発生回路、41…第1の復調回路としてのEFM復調回路、42…第1の変調回路としてのEFM変調回路、45…第1のタイミング発生回路としてのライトタイミング発生回路。

Claims (4)

  1. 第1の光ディスク記録媒体及び第2の光ディスク記録媒体に対するデータの再生動作を制御するデータ処理装置において、
    第1の光ディスク記録媒体及び第2の光ディスク記録媒体からの読み出し信号に基づいて再生データを生成すると共に、前記読み出し信号に基づいて読み出しクロックを生成するリードチャネル回路と、
    第1の光ディスク記録媒体からの前記再生データに対して、前記読み出しクロックに基づいて第1の復調処理を施す第1の復調回路と、
    第2の光ディスク記録媒体からの前記再生データに対して、前記読み出しクロックに基づいて第2の復調処理を施す第2の復調回路と、を備え、
    前記第1の復調回路及び前記第2の復調回路は、選択的に能動とされること特徴とするデータ処理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ処理装置において、
    前記第1の光ディスク記録媒体はCDであり、前記第2の光ディスク記録媒体はDVDであることを特徴とするデータ処理装置。
  3. 請求項2に記載のデータ処理装置において、
    前記第1及び第2の復調回路は、ディスクの種類に応じて切り替えられるディスク判別信号に応答して選択的に能動とされることを特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項3に記載のデータ処理装置において、
    前記第1の復調信号に対して第1のエラー訂正処理を行う第1のエラー訂正回路と、
    前記第2の復調信号に対して第2のエラー訂正処理を行う第2のエラー訂正回路と、を更に備え、
    前記第1及び第2のエラー訂正回路は、前記ディスク判別信号に応答して選択的に能動とされることを特徴とするデータ処理装置。
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