JP2005173989A - 忘れ物警報装置 - Google Patents

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Yoshinori Kusayanagi
佳紀 草柳
Mitsuaki Hagino
光明 萩野
Miho Kido
美帆 木戸
Hiroshi Nakai
浩志 中井
Yasuhisa Kishi
泰久 貴志
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Abstract

【課題】外出前の準備段階で忘れられている持ち物を報知する。
【解決手段】車両1の運転者が外出する際、持込物検出部9が、運転者の現在の持ち物を検出し、忘れ物判断部10が、外出履歴DB6を参照して、過去の外出時の持ち物と現在の持ち物とを比較することにより忘れ物があるか否かを判断する。そして、忘れ物があると判断した場合、忘れ物判断部10が、警報装置5を制御することにより、忘れ物がある旨を運転者に報知する。これにより、車両1の走行開始前に忘れ物の存在を運転者に報知し、運転者が出先で忘れ物に気づいて困ることを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、外出時にユーザが忘れ物をすることを防止する忘れ物警報装置に関し、より詳しくは、外出前の準備段階でユーザが忘れている持ち物を報知可能にする技術に係わる。
従来より、持ち物に装着された端末装置と検出器とが所定時間毎に通信を行い、所定時間以上経過しても端末装置からの返信がない場合、持ち物が近くに無いと判断して警報を発するシステムが知られている。そして、このようなシステムによれば、ユーザは、警報を聞くことにより、端末装置を装着した持ち物を忘れたり,紛失したりすることを防止できる(例えば、特許文献1を参照)。
特開2001−243569号公報(段落[0020],図1)
しかしながら、従来までのシステムは、検出器に登録された端末装置との間の通信の可否に従ってユーザが忘れ物をしているか否かを判断する構成となっているために、検出器に端末装置を登録する時点、換言すれば、外出前の準備段階において既にユーザが忘れている持ち物に対しては、警報を発し、忘れ物を防止することができない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外出前の準備段階で忘れられている持ち物についても警報を発することが可能な、忘れ物警報装置を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明に係る忘れ物警報装置は、外出時の持ち物を検出し、検出された持ち物の情報と過去の外出時の持ち物の情報とに基づいて、忘れ物があるか否かを判断する。
本発明に係る忘れ物警報装置によれば、車両走行前や自宅から外出する前等、外出前の準備段階でユーザが忘れている持ち物を報知することができる。
以下、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施形態となる忘れ物警報装置の構成と動作について詳しく説明する。
本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置は、車両の走行開始前に忘れ物の存在を運転者に報知する処理に適用することができる。以下、図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置の構成と動作について説明する。
[忘れ物警報装置の構成]
本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置は、図1に示すように、車両1に搭載され、GPS(Global Positioning System)2,車両ドア部アンテナ3,車両制御部4,警報装置5,及び外出履歴データベース(DB)6を主な構成要素として備える。なお、図示しないが、この忘れ物警報装置は、目的地までの経路案内を出力することにより運転者を目的地まで誘導するナビゲーション装置に接続され、目的地を設定したり,ナビゲーション装置の表示モニタに情報を出力する等、ナビゲーション装置を利用した情報処理が可能なように構成されている。
上記GPS2は、車両1の位置情報として車両1が位置する緯度と経度を検出し、検出した位置情報を車両制御部4に入力する。また、上記車両ドア部アンテナ3は、車両1のドア周部やトランク開口部周辺に備えられ、運転者が車両1内に持ち物7を持ち込んだ際に、持ち物7に取り付けられているICタグ8と無線通信することにより、持ち物7に固有に割り当てられたID(識別子)を取得する。そして、車両ドア部アンテナ3は、取得したIDを車両制御部4に入力する。
上記車両制御部4は、車両ドア部アンテナ3から入力されたIDを参照して、車両1内に持ち込まれた持ち物7を検出,特定する持込物検出部9と、持込物検出部9が検出した持ち物7と外出履歴DB6内に記憶された情報とを比較することにより、運転者が忘れ物をしていないか否かを判断する忘れ物判断部10とを備える。なお、この持込物検出部9と忘れ物判断部10の機能をコンピュータプログラムにより規定し、このコンピュータプログラムを情報処理装置に実行させることにより、持込物検出部9及び忘れ物判断部10の機能をソフトウェア的に実現するようにしてもよい。
上記警報装置5は、上記忘れ物判断部10が運転者が忘れ物をしていると判断した場合、警報を発することにより、忘れ物があることを車両の走行開始前に運転者に報知する。また、上記外出履歴DB6は、図2に示すように、車両1を利用した外出時(以下、トリップと表記)の日時,行き先(行き先の緯度/経度,付近の施設名),持ち物,外出目的(例えば、買い物,通院,送迎等),及び頻度の情報をトリップ(トリップ#1〜トリップ#5)毎に記憶し、これらの情報は車両制御部4によって読み取り/書き換え可能なように構成されている。
なお、上記持込物検出部9,GPS2,外出履歴DB6,忘れ物判断部10,及び警報装置5はそれぞれ、本発明に係る持込物検出手段,位置検出手段,記憶手段,忘れ物判断手段,及び警報手段として機能する。
[忘れ物警報装置の動作]
このような構成を有する忘れ物警報装置は、以下に示す警報処理を実行することにより、忘れ物の存在を車両1の走行開始前に運転者に報知する。以下、図3,4に示すフローチャートを参照して、この警報処理を実行する際の忘れ物警報装置の動作について詳しく説明する。
図3に示すフローチャートは、忘れ物警報装置の電源がオン状態になるのに応じて開始となり、この警報処理はステップS1の処理に進む。
ステップS1の処理では、車両ドア部アンテナ3が、持ち物7に取り付けられたICタグ8との無線通信の可否に従って、車両1内に持ち物7が持ち込まれたか否かを判断する。そして、車両1内に持ち物7が持ち込まれたと判断するのに応じて、車両ドア部アンテナ3は、この警報処理をステップS2の処理に進める。
ステップS2の処理では、車両ドア部アンテナ3が、車両1内に持ち込まれた全ての持ち物7のICタグ8からIDを取得し、取得したIDを持込物検出部9に入力する。そして、車両ドア部アンテナ3からIDが入力されるのに応じて、持込物検出部9は、車両ドア部アンテナ3から入力されたIDに従って車両1内に持ち込まれた全ての持ち物7を特定し、特定した全ての持ち物7とその検出時刻の情報を忘れ物判断部10に入力する。これにより、このステップS2の処理は完了し、この警報処理はステップS2の処理からステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理では、忘れ物判断部10が、外出履歴DB6を参照して、入力された持ち物の組み合わせが同じ、若しくは、類似する過去のトリップを抽出し、抽出したトリップの外出目的を選定する。具体的には、外出履歴DB6が図2に示す形態を有し、持込物検出部9が「財布」,「携帯電話」,「買い物袋」,「車の鍵」を検出した場合、忘れ物判断部10は、持ち物の組み合わせが同じ、若しくは、類似するトリップ#1,#3,#5を抽出し、これらのトリップの外出目的「買い物」を選定する。なお、外出目的を選定する際、忘れ物判断部10は、現在時刻と過去の外出時刻を比較したり、外出頻度を参照する等して、今回のトリップが定期的なトリップであるか否かを判別し、この判別結果に従って外出目的を推定してもよい。これにより、このステップS3の処理は完了し、この警報処理はステップS3の処理からステップS4の処理に進む。
ステップS4の処理では、忘れ物判断部10が、外出履歴DB6を参照して、選定された外出目的の時に車両1内に持ち込まれた持ち物7の情報を抽出する。具体的には、外出履歴DB6が図2に示す形態を有し、外出目的として「買い物」が選定された場合、忘れ物判断部10は、「財布」,「携帯電話」,「買い物袋」,「車の鍵」,「子供の携帯電話」を持ち物7の情報として抽出する。これにより、このステップS4の処理は完了し、この警報処理はステップS4の処理からステップS5の処理に進む。
ステップS5の処理では、忘れ物判断部10が、持込物検出部9が検出した持ち物の情報と外出履歴DB6から抽出された持ち物の情報とを比較する。これにより、このステップS5の処理は完了し、この警報処理はステップS5の処理からステップS6の処理に進む。
ステップS6の処理では、忘れ物判断部10が、ステップS5の比較処理の結果、持込物検出部9が検出した持ち物の情報と外出履歴DB6から抽出された持ち物の情報との間に差異があるか否かを判別する。そして、差異がない場合、忘れ物判断部10は、運転者は忘れ物をしていないと判断し、警報処理をステップS6の処理からステップS10の処理に進める。一方、差異がある場合には、忘れ物判断部10は、運転者は忘れ物をしていると判断し、警報処理をステップS6の処理からステップS7の処理に進める。
ステップS7の処理では、忘れ物判断部10が、警報装置5を制御することにより、外出履歴DB6から抽出された持ち物には含まれが、持込物検出部9が検出した持ち物には含まれない持ち物(不足持ち物)の名称を忘れ物として報知し、運転者に忘れ物がある旨を報知する。具体的には、外出履歴DB6から「財布」,「携帯電話」,「買い物袋」,「車の鍵」,「子供の携帯電話」が抽出され、持込物検出部9が「財布」,「携帯電話」,「買い物袋」,「車の鍵」を検出した場合には、忘れ物判断部10は、警報装置5を制御することにより、「子供の携帯電話」を忘れ物として報知する。これにより、このステップS7の処理は完了し、この警報処理はステップS7の処理からステップS8の処理に進む。
ステップS8の処理では、忘れ物判断部10が、報知した持ち物が忘れ物であるか否か、、若しくは、ステップS3の処理において選定した外出目的が今回の外出目的と同じであるか否かを運転者に確認するメッセージを出力することにより、報知した持ち物が忘れ物であるか否か、若しくは、ステップS3の処理において選定した外出目的が今回の外出目的と同じであるか否かを判別する。そして、運転者が、報知された持ち物が忘れ物である、若しくは、ステップS3の処理において選定された外出目的が今回の外出目的と同じであると指示した場合、忘れ物判断部10は、この警報処理をステップS1の処理に戻す。一方、運転者が、報知した持ち物が忘れ物ではない、若しくは、ステップS3の処理において選定した外出目的が今回の外出目的と異なると指示した場合には、忘れ物判断部10は、この警報処理をステップS9の処理に進める。
ステップS9の処理では、忘れ物判断部10が、ステップS3の処理において選定した外出目的が間違っていると判断して、外出履歴DB6を修正するように、ステップS2の処理において検出した持ち物とその検出時刻の情報を新たなトリップの情報として外出履歴DB6に記憶する。これにより、このステップS9の処理は完了し、この警報処理はステップS9の処理からステップS13の処理に進む。
ステップS10の処理では、忘れ物判断部10が、外出履歴DB6を参照してステップS3の処理において選定した外出目的に対応する行き先を抽出し、今回の外出時の行き先が抽出した行き先と同じであるか否かを運転者に確認するメッセージを出力する。そして、運転者が今回の外出時の行き先が抽出した行き先と異なると指示した場合、忘れ物判断部10は、ステップS11の処理として、選定した外出目的の次に可能性が高い外出目的を次の外出目的の候補として外出履歴DB6から選定した後、警報処理をステップS4の処理に戻す。一方、運転者が今回の外出時の行き先が抽出した行き先と同じであると指示した場合には、忘れ物判断部10は、ステップS12の処理として、抽出した行き先を目的地として経路案内を開始するようにナビゲーション装置を設定した後、警報処理をステップS13の処理に進める。
ステップS13の処理では、忘れ物判断部10が、上記ステップS1の処理において検出された全ての持ち物の情報とその検出時刻を外出履歴DB6に記憶する。これにより、このステップS13の処理は完了し、この警報処理はステップS13の処理からステップS14の処理に進む。
ステップS14の処理では、忘れ物判断部10が、車両1のイグニッション(IGN)スイッチがオフ状態になったか否かを判別する。そして、イグニッションスイッチがオフ状態になるのに応じて、忘れ物判断部10は、この警報処理をステップS14の処理からステップS15の処理に進める。
ステップS15の処理では、忘れ物判断部10が、GPS2を制御することにより、車両1の現在位置を検出する。これにより、このステップS15の処理は完了し、この警報処理はステップS15の処理からステップS16の処理に進む。
ステップS16の処理では、忘れ物判断部10が、ステップS15の処理において検出した車両1の現在位置に従って、車両1が自宅以外の位置に存在するか否かを判別する。そして、判別の結果、車両1が自宅位置に存在する場合、忘れ物判断部10は、運転者はどこにも寄らずに帰宅したと判断し、一連の警報処理を終了する。一方、車両1が自宅以外の位置に存在する場合には、忘れ物判断部10は、現在位置が今回の外出の目的地(行き先)であると判断し、警報処理をステップS16の処理からステップS17の処理に進める。
ステップS17の処理では、忘れ物判断部10が、上記ステップS15の処理において検出した車両1の現在位置の情報を行き先情報としてステップS13の処理において記憶した持ち物とその検出時刻の情報と共に記憶する。これにより、このステップS17の処理は完了し、この警報処理はステップS17の処理からステップS18の処理に進む。
ステップS18の処理では、忘れ物判断部10が、外出履歴DB6を参照して、今回の外出と同じ持込物で、且つ、同じ行き先のトリップが既に記憶されているか否かを判別する。そして、判別の結果、同じ持込物で、且つ、同じ行き先のトリップが既に記憶されている場合、忘れ物判断部10は、警報処理をステップS18の処理からステップS20の処理に進める。一方、同じ持込物で、且つ、同じ行き先のトリップが既に記憶されていない場合には、忘れ物判断部10は、警報処理をステップS18の処理からステップS19の処理に進める。
ステップS19の処理では、忘れ物判断部10が、今回の外出の行き先付近の施設を検索することにより今回の外出の外出目的を推定し、推定された外出目的をステップS17の処理において記憶した情報と共に新たなトリップとして記憶する。なお、この推定処理は、例えば、行き先が「店舗」であれば外出目的は「買い物」等のように、行き先と外出目的を対応付けしたテーブルデータを参照することにより実行することができる。これにより、このステップS17の処理は完了し、一連の警報処理は終了する。
ステップS20の処理では、忘れ物判断部10が、同じ持込物で、且つ、同じ行き先のトリップの頻度値を1増数し、ステップS17の処理により記憶した情報を削除する。これにより、このステップS20の処理は完了し、一連の警報処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置では、図5に示すように、車両1の運転者11が持ち物a,bをもって外出する際、持込物検出部9が、運転者11の持ち物a,bを検出し、忘れ物判断部10が、外出履歴DB6を参照して、今回の外出時の持ち物の組み合わせと類似した持ち物の組み合わせの外出履歴があるか否かを判別する。そして、運転者11が同じような時間帯に持ち物a,bと持ち物cを持って外出した外出履歴が過去にある場合、忘れ物判断部10は、警報装置5を制御することにより、現在携帯していない持ち物cを忘れていないか否かを運転者11に報知する。
すなわち、本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部10が、過去の外出時の持ち物と現在の持ち物とに基づいて運転者11が忘れ物をしているか否かを判断し、忘れ物をしていると判断した場合、警報装置5を制御することにより、忘れ物がある旨を運転者11に報知する。そして、このような構成によれば、車両1の走行開始前に運転者11に忘れ物の存在を報知し、運転者11が出先で忘れ物に気づき困ることを防止できる。また、過去の外出履歴を参照して忘れ物の有無を判断するので、運転者11固有の持ち物の忘れ物を防止することができる。
また、本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部10が、過去の外出時の持ち物と今回の外出時の持ち物とを比較し、その差異に従って今回の外出時の忘れ物を推定するので、定期的な外出で毎回同じ物を持っていくような外出時の忘れ物を高精度で検出することができる。
さらに、本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部10が、外出時の持ち物に加えて、外出時刻や外出頻度を考慮して今回の外出時の忘れ物を推定するので、定期的な外出で毎回同じ物を持っていくような外出時の忘れ物を高精度で検出,報知することができる。
また、本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部10が、忘れ物として検出された持ち物の名称を報知することにより運転者11に忘れ物を報知するので、運転者11は警報された持ち物が何かを速やかに認識し、持ち物が複数ある場合であっても、何を忘れているのかを容易に理解することができる。
さらに、本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部10が、運転者11が忘れ物として報知した持ち物は忘れ物ではないと指示するのに応じて、外出履歴DB6の内容を修正するので、装置を使用していくのに従って忘れ物の検出精度を高めていくことができる。
本発明の第2の実施形態となる忘れ物警報装置は、車両の運転者が自宅から外出する前に運転者に忘れ物の存在を報知する処理に適用することができる。以下、図6〜図9を参照して、本発明の第2の実施形態となる忘れ物警報装置の構成と動作について説明する。
[忘れ物警報装置の構成]
本発明の第2の実施形態となる忘れ物警報装置は、車両1側と車両1の運転者の自宅建物(以下、建物と略記)21側に搭載され、車両1側に設けられたGPS2,車両ドア部アンテナ3,車両制御部4,及び車両通信機11と、建物21側に設けられた建物ドア部アンテナ22,建物制御部23,警報装置24,外出履歴DB25、及び自宅通信機26とを備える。
上記車両制御部4は、車両ドア部アンテナ3から入力されたIDを参照して、車両1内に持ち込まれた持ち物7を検出する持込物検出部9を備える。また、上記車両通信機11は、GPS2が検出した車両1の位置情報と持込物検出部9が検出した持ち物の情報とを自宅通信機26に送信する。なお、上記GPS2と車両ドア部アンテナ3の構成は、本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置におけるそれと同じ構成であるので、その説明は省略する。
上記建物ドア部アンテナ22は、建物21のドア周部に備え付けられ、運転者が建物21から外出する際、運転者の持ち物7に取り付けられたICタグ8と無線通信することにより、持ち物7に固有に割り当てられたIDを取得する。そして、建物ドア部アンテナ22は、取得したIDを建物制御部23に入力する。また、上記建物制御部23は、建物ドア部アンテナ22から入力されたIDを参照して、運転者が建物21から外出する際の持ち物7を検出する持ち物検出部27と、外出履歴DB25の内容を参照して運転者が忘れ物をしているか否かを判断する忘れ物判断部28を備える。
上記警報装置24は、上記建物制御部23からの指示に従って警報を発することにより、忘れ物があることを建物21から外出する前に運転者に報知する。また、上記自宅通信機26は、上記車両通信機11から送信される、車両1の位置情報と持ち物の情報とを受信し、受信した情報を外出履歴DB25に記憶する。なお、上記外出履歴DB25の構成は、本発明の第1の実施形態となる忘れ物警報装置におけるそれと同じ構成であるので、その説明は省略する。また、持ち物検出部27と忘れ物判断部28の機能をコンピュータプログラムにより規定し、このコンピュータプログラムを情報処理装置に実行させることにより、持ち物検出部27及び忘れ物判断部28の機能をソフトウェア的に実現するようにしてもよい。
なお、上記持込物検出部9,GPS2,車両通信機11,外出履歴DB6,持ち物検出部27,忘れ物判断部28,及び警報装置24はそれぞれ、本発明に係る持込物検出手段,位置検出手段,送信手段,記憶手段,持ち物検出手段,忘れ物判断手段,及び警報手段として機能する。
[忘れ物警報装置の動作]
このような構成を有する忘れ物警報装置は、以下に示す警報処理を実行することにより、忘れ物の存在を建物21から外出する前に運転者に報知する。以下、図7,8に示すフローチャートを参照して、この警報処理を実行する際の忘れ物警報装置の動作について説明する。
図7に示すフローチャートは、忘れ物警報装置の電源がオン状態になるのに応じて開始となり、この警報処理はステップS31の処理に進む。
ステップS31の処理では、建物ドア部アンテナ22が、持ち物7に取り付けられたICタグ8との無線通信の可否に従って、運転者が建物21から外出するか否かを判断する。そして、運転者が建物21から外出すると判断するのに応じて、建物ドア部アンテナ22は、この警報処理をステップS32の処理に進める。
ステップS32の処理では、建物ドア部アンテナ22が、運転者の全ての持ち物7のICタグ8からIDを取得し、取得したIDを持ち物検出部27に入力する。そして、持ち物検出部27は、建物ドア部アンテナ22から入力されたIDに従って運転者の全ての持ち物7を特定し、特定した全ての持ち物7とその検出時刻の情報を忘れ物判断部28に入力する。これにより、このステップS32の処理は完了し、この警報処理はステップS32の処理からステップS33の処理に進む。
ステップS33の処理では、忘れ物判断部28が、外出履歴DB25を参照して、入力された持ち物の組み合わせが同じ、若しくは、類似する過去のトリップを抽出し、抽出したトリップの外出目的を選定する。これにより、このステップS33の処理は完了し、この警報処理はステップS33の処理からステップS34の処理に進む。
ステップS34の処理では、忘れ物判断部28が、外出履歴DB25を参照して、選定された外出目的の時に運転者が車両1内に持ち込んだ持ち物の情報を抽出する。これにより、このステップS34の処理は完了し、この警報処理はステップS34の処理からステップS35の処理に進む。
ステップS35の処理では、忘れ物判断部28が、持ち物検出部27が検出した持ち物の情報と外出履歴DB25から抽出された持ち物の情報とを比較する。これにより、このステップS35の処理は完了し、この警報処理はステップS35の処理からステップS36の処理に進む。
ステップS36の処理では、忘れ物判断部28が、ステップS35の比較処理の結果、持ち物検出部27が検出した持ち物の情報と外出履歴DB25から抽出された持ち物の情報との間に差異があるか否かを判別する。そして、差異がない場合、忘れ物判断部28は、運転者は忘れ物をしていないと判断し、警報処理をステップS36の処理からステップS40の処理に進める。一方、差異がある場合には、忘れ物判断部28は、運転者は忘れ物をしていると判断し、警報処理をステップS36の処理からステップS37の処理に進める。
ステップS37の処理では、忘れ物判断部28が、警報装置24を制御することにより、外出履歴DB25から抽出された持ち物に含まれるが、持ち物検出部27が検出した持ち物には含まれない持ち物(不足持ち物)の名称を忘れ物として報知し、運転者に忘れ物がある旨を報知する。これにより、このステップS37の処理は完了し、この警報処理はステップS37の処理からステップS38の処理に進む。
ステップS38の処理では、忘れ物判断部28が、報知した持ち物が忘れ物であるか否か、若しくは、ステップS33の処理において選定した外出目的が今回の外出目的と同じであるか否かを運転者に確認するメッセージを出力することにより、報知した持ち物が忘れ物であるか否か、若しくは、ステップS33の処理において選定した外出目的が今回の外出目的と同じであるか否かを判別する。そして、運転者が、報知された持ち物が忘れ物である、若しくは、ステップS33の処理において選定された外出目的が今回の外出目的と同じであると指示した場合、忘れ物判断部10は、この警報処理をステップS1の処理に戻す。一方、運転者が、報知された持ち物が忘れ物ではない、若しくは、ステップS33の処理において選定された外出目的が今回の外出目的と異なると指示した場合には、忘れ物判断部28は、この警報処理をステップS39の処理に進める。
ステップS39の処理では、忘れ物判断部28が、ステップS33の処理において選定した外出目的が間違っていると判断して、外出履歴DB6を修正するように、ステップS32の処理において検出した持ち物とその検出時刻の情報を新たなトリップの情報として外出履歴DB25に記憶する。これにより、このステップS39の処理は完了し、この警報処理はステップS39の処理からステップS43の処理に進む。
ステップS40の処理では、忘れ物判断部28が、外出履歴DB25を参照してステップS33の処理において選定した外出目的に対応する行き先を抽出し、今回の外出時の行き先が抽出した行き先と同じであるか否かを運転者に確認するメッセージを出力する。そして、運転者が今回の外出時の行き先が抽出した行き先と異なると指示した場合、忘れ物判断部28は、ステップS41の処理として、選定した外出目的の次に可能性が高い外出目的を次の外出目的の候補として外出履歴DB25から選定した後、警報処理をステップS34の処理に戻す。一方、運転者が今回の外出時の行き先が抽出した行き先と同じであると指示した場合には、忘れ物判断部28は、ステップS42の処理として、抽出した行き先を目的地として経路案内を開始するようにナビゲーション装置を設定した後、警報処理をステップS43の処理に進める。
ステップS43の処理では、車両ドア部アンテナ3が、持ち物7に取り付けられたICタグ8との無線通信の可否に従って、車両1内に持ち物7が持ち込まれたか否かを判断する。そして、車両1内に持ち物7が持ち込まれたと判断するのに応じて、車両ドア部アンテナ3は、この警報処理をステップS44の処理に進める。
ステップS44の処理では、車両ドア部アンテナ3が、車両1内に持ち込まれた全ての持ち物7のICタグ8からIDを取得し、取得したIDを持込物検出部9に入力する。そして、持込物検出部9は、車両ドア部アンテナ3から入力されたIDに従って車両1内に持ち込まれた全ての持ち物7を特定し、特定した全ての持ち物7とその検出時刻の情報を車両通信機11と自宅通信機26を介して外出履歴DB25に記憶する。これにより、このステップS44の処理は完了し、この警報処理はステップS44の処理からステップS45の処理に進む。
ステップS45の処理では、車両制御部4が、車両1のイグニッションスイッチがオフ状態になったか否かを判別する。そして、イグニッションスイッチがオフ状態になるのに応じて、車両制御部4は、この警報処理をステップS45の処理からステップS46の処理に進める。
ステップS46の処理では、車両制御部4が、GPS2を制御することにより、車両1の現在位置を検出する。これにより、このステップS46の処理は完了し、この警報処理はステップS46の処理からステップS47の処理に進む。
ステップS47の処理では、車両制御部4が、ステップS46の処理において検出した車両1の現在位置に従って車両1が自宅以外の位置に存在するか否かを判別する。そして、判別の結果、車両1が自宅位置に存在する場合、車両制御部4は、運転者はどこにも寄らずに帰宅したと判断し、一連の警報処理を終了する。一方、車両1が自宅以外の位置に存在する場合には、車両制御部4は、現在位置が今回の外出の目的地(行き先)であると判断し、警報処理をステップS47の処理からステップS48の処理に進める。
ステップS48の処理では、車両制御部4が、上記ステップS46の処理において検出した車両1の現在位置の情報を行き先情報としてステップS44の処理において記憶した持ち物とその検出時刻の情報と共に、車両通信機11と自宅通信機26を介して外出履歴DB25に記憶する。これにより、このステップS48の処理は完了し、この警報処理はステップS48の処理からステップS49の処理に進む。
ステップS49の処理では、忘れ物判断部28が、外出履歴DB25を参照して、今回の外出と同じ持込物で、且つ、同じ行き先のトリップが既に記憶されているか否かを判別する。そして、判別の結果、同じ持込物で、且つ、同じ行き先のトリップが既に記憶されている場合、忘れ物判断部28は、警報処理をステップS49の処理からステップS51の処理に進める。一方、同じ持込物で、且つ、同じ行き先のトリップが既に記憶されていない場合には、忘れ物判断部28は、警報処理をステップS49の処理からステップS50の処理に進める。
ステップS50の処理では、忘れ物判断部28が、今回の外出の行き先付近の施設を検索することにより今回の外出の外出目的を推定し、推定された外出目的をステップS48の処理において記憶した情報と共に新たなトリップとして記憶する。これにより、このステップS48の処理は完了し、一連の警報処理は終了する。
ステップS51の処理では、忘れ物判断部28が、同じ持込物で、且つ、同じ行き先のトリップの頻度値を1増数し、ステップS48の処理により記憶した情報を削除する。これにより、このステップS51の処理は完了し、一連の警報処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の第2の実施形態となる忘れ物警報装置では、図9に示すように、車両1の運転者11が持ち物a,bをもって外出する際、持ち物検出部27が、運転者11の持ち物a,bを検出し、忘れ物判断部28が、外出履歴DB25を参照して、今回の外出時の持ち物の組み合わせと類似した持ち物の組み合わせの外出履歴があるか否かを判別する。そして、運転者11が同じような時間帯に持ち物a,bと持ち物cを持って外出した外出履歴が過去にある場合、忘れ物判断部28は、警報装置24を制御することにより、現在携帯していない持ち物cを忘れていないか否かを運転者11に報知する。
すなわち、本発明の第2の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部28が、過去の外出時の持ち物と現在の持ち物とに基づいて運転者11が忘れ物をしているか否かを判断し、忘れ物をしていると判断した場合、警報装置24を制御することにより、忘れ物がある旨を運転者11に報知する。そして、このような構成によれば、建物21からの外出時に運転者11に忘れ物の存在を報知し、運転者11が車両1で忘れ物に気づき困ることを防止できる。また、過去の外出履歴を参照して忘れ物の有無を判断するので、運転者11固有の持ち物の忘れ物を防止することができる。
また、本発明の第2の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部28が、過去の外出時の持ち物と今回の外出時の持ち物とを比較し、その差異に従って今回の外出時の忘れ物を推定するので、定期的な外出で毎回同じ物を持っていくような外出時の忘れ物を高精度で検出することができる。
さらに、本発明の第2の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部28が、外出時の持ち物に加えて、外出時刻や外出頻度を考慮して今回の外出時の忘れ物を推定するので、定期的な外出で毎回同じ物を持っていくような外出時の忘れ物を高精度で検出,報知することができる。
また、本発明の第2の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部28が、忘れ物として検出された持ち物の名称を報知することにより運転者11に忘れ物を報知するので、運転者11は警報された持ち物が何かを速やかに認識し、持ち物が複数ある場合であっても、何を忘れているのかを容易に理解することができる。
さらに、本発明の第2の実施形態となる忘れ物警報装置によれば、忘れ物判断部28が、運転者11が忘れ物として報知した持ち物は忘れ物ではないと指示するのに応じて、外出履歴DB6の内容を修正するので、装置を使用していくのに従って忘れ物の検出精度を高めていくことができる。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。例えば、上記外出履歴DB6,25内に、病院や店舗等の施設の休業日を併せて記憶し、施設の休業日に施設への外出が指示された場合、施設が休業日である旨を運転者に報知するようにしてもよい。これにより、運転者が休業している施設に出向くことを防止ができる。また、車のキーや携帯電話機等、運転者が携帯可能な装置に外出履歴DB6,25を設けるようにしてもよい。これにより、運転者の個人情報を車両外や建物外で無線通信する必要がなくなるので、セキュリティの高いシステムを構築することができる。さらに、目的地までの経路を自動設定する際、目的地までの渋滞情報を併せてナビゲーション装置に表示することが望ましい。これにより、目的地や目的地に至るまでの経路を運転者の判断で変更したり、外出そのものの時間を変更する等して、効率的に外出することができる。このように、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明の第1の実施の形態となる忘れ物警報装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す外出履歴データベースの一例を示す図である。 図1に示す忘れ物警報装置による警報処理の流れを示すフローチャート図である。 図1に示す忘れ物警報装置による警報処理の流れを示すフローチャート図である。 図1に示す忘れ物警報装置により得られる技術的効果を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態となる忘れ物警報装置の構成を示すブロック図である。 図6に示す忘れ物警報装置による警報処理の流れを示すフローチャート図である。 図6に示す忘れ物警報装置による警報処理の流れを示すフローチャート図である。 図6に示す忘れ物警報装置による技術的効果により得られる説明するための図である。
符号の説明
1:車両
2:GPS(Global Positioning System)
3:車両ドア部アンテナ
4:車両制御部
5,24:警報装置
6,25:外出履歴データベース(DB)
7:持ち物
8:ICタグ
9:持込物検出部
10,28:忘れ物判断部
11:車両通信機
21:建物
22:建物ドア部アンテナ
26:自宅通信機
27:持ち物検出部

Claims (12)

  1. 車両の乗員が車両内に持ち込んだ持ち物を検出する持込物検出手段と、
    前記車両の外出先を検出する位置検出手段と、
    前記持込物検出手段が検出した持ち物の情報と前記位置検出手段が検出した外出先の情報とを関連付けして記憶する記憶手段と、
    前記持込物検出手段が持ち物を検出するのに応じて、検出された持ち物の情報と前記記憶手段が記憶している持ち物の情報とに基づいて、前記乗員が忘れ物をしているか否かを判断する忘れ物判断手段と、
    前記忘れ物判断手段が乗員が忘れ物をしていると判断するのに応じて、忘れ物があることを乗員に報知する警報手段と
    を備えることを特徴とする忘れ物警報装置。
  2. 前記忘れ物判断手段は、持込物検出手段が検出した持ち物の情報と記憶手段が記憶している持ち物の情報とを外出先毎に比較し、持込物検出手段が検出した持ち物の組み合わせと同じ、若しくは、類似する持ち物の組み合わせに対応する外出先を特定し、特定した外出先に過去に外出した際の持ち物に含まれ、持込物検出手段が検出した持ち物には含まれない持ち物を忘れ物と判断することを特徴とする請求項1に記載の忘れ物警報装置。
  3. 前記記憶手段は、外出時刻及び外出頻度を記憶し、前記忘れ物判断手段は、外出時刻及び外出頻度を考慮して、前記乗員が忘れ物をしているか否かを判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の忘れ物警報装置。
  4. 前記警報手段は、忘れ物の名称を報知することを特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか1項に記載の忘れ物警報装置。
  5. 前記忘れ物判断手段は、忘れ物として報知した持ち物が忘れ物ではないと乗員から指示されるのに応じて、前記記憶手段が記憶している情報を修正することを特徴とする請求項1から請求項4に記載の忘れ物警報装置。
  6. 前記持込物検出手段は、持ち物に備え付けられ、固有の識別子を記憶するICタグと通信することにより、車両内に持ち込まれた持ち物を検出することを特徴とする請求項1から請求項5のうち、いずれか1項に記載の忘れ物警報装置。
  7. 車両の乗員が車両内に持ち込んだ持ち物を検出する持込物検出手段と、車両の外出先を検出する位置検出手段と、持込物検出手段が検出した持ち物の情報と位置検出手段が検出した外出先の情報とを送信する送信手段を有する、車両側に設けられた車両側装置と、
    前記車両の乗員が建物から外出する際の持ち物を検出する持ち物検出手段と、前記送信手段が送信した持ち物の情報と外出先の情報とを関連付けして記憶する記憶手段と、持ち物検出手段が持ち物を検出するのに応じて、検出された持ち物の情報と記憶手段が記憶する持ち物の情報とに基づいて、乗員が忘れ物をしているか否かを判断する忘れ物判断手段と、忘れ物判断手段が乗員が忘れ物をしていると判断するのに応じて、忘れ物があることを乗員に報知する警報手段とを有する、建物側に設けられた建物側装置と
    を備えることを特徴とする忘れ物警報装置。
  8. 前記忘れ物判断手段は、持ち物検出手段が検出した持ち物の情報と記憶手段が記憶している持ち物の情報とを外出先毎に比較し、持ち物検出手段が検出した持ち物の組み合わせと同じ、若しくは、類似する持ち物の組み合わせに対応する外出先を特定し、特定した外出先に過去に外出した際の持ち物に含まれ、持ち物検出手段が検出した持ち物には含まれない持ち物を忘れ物と判断することを特徴とする請求項7に記載の忘れ物警報装置。
  9. 前記記憶手段は、外出時刻及び外出頻度を記憶し、前記忘れ物判断手段は、外出時刻及び外出頻度を考慮して、前記乗員が忘れ物をしているか否かを判断することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の忘れ物警報装置。
  10. 前記警報手段は、忘れ物の名称を報知することを特徴とする請求項7から請求項9のうち、いずれか1項に記載の忘れ物警報装置。
  11. 前記忘れ物判断手段は、忘れ物として報知した持ち物が忘れ物ではないと乗員から指示されるのに応じて、前記記憶手段が記憶している情報を修正することを特徴とする請求項7から請求項10に記載の忘れ物警報装置。
  12. 前記持込物検出手段及び前記持ち物検出手段は、持ち物に備え付けられ、固有の識別子を記憶するICタグと通信することにより、車両内及び建物内に持ち込まれた持ち物を検出することを特徴とする請求項7から請求項11のうち、いずれか1項に記載の忘れ物警報装置。
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