JP2017102677A - 電子機器 - Google Patents

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宏美 冨井
Hiromi Tomii
宏美 冨井
大助 下川
Daisuke Shimokawa
大助 下川
智雄 衣笠
Tomoo Kinugasa
智雄 衣笠
藤田 力
Tsutomu Fujita
力 藤田
佳孝 市川
Yoshitaka Ichikawa
佳孝 市川
政一 関口
Masaichi Sekiguchi
政一 関口
雄 村越
Yu MURAKOSHI
雄 村越
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Abstract

【課題】ユーザの負担を軽減することが可能な電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器は、行動を予測する予測部(120)と、前記予測部で予測した行動に関する行動履歴を取得する取得部(120)と、前記予測部により予測された行動と、前記取得部により取得された行動履歴とに基づいて提案を行う提案部(120)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関する。
ユーザは、自宅などから外出する場合に、忘れ物がないかの確認や、窓やドアの施錠をしたかの確認など、様々な事項の確認を行う。この際に、ユーザは、確認漏れを防ぐために、チェックリストを用いることがある。外部サーバから取得した情報に基づき、チェックリストを自動的に修正する電子機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。所望のチェックリストの選択や、持ち物の準備が済んだか否かなどのチェックは、ユーザ自身が行っており、ユーザの負担となっている。
特開2014−92819号公報
本発明の電子機器は、行動を予測する予測部(120)と、前記予測部で予測した行動に関する行動履歴を取得する取得部(120)と、前記予測部により予測された行動と、前記取得部により取得された行動履歴とに基づいて提案を行う提案部(120)と、を備える。
この場合において、本発明の電子機器では、前記予測部により予測された行動と、前記予測部による予測後に行われた行動とを比較する比較部(120)を備え、前記提案部は、前記比較部の比較結果に基づいて提案を行ってもよい。
また、本発明の電子機器では、物品の情報が入力される入力部(104)を備え、前記予測部は、前記入力部から入力された物品の情報から行動を予測してもよい。
また、本発明の電子機器では、撮像部を備え、前記予測部は、前記撮像部で撮像された物品の情報に基づいて行動を予測してもよい。
また、本発明の電子機器では、物品と通信する通信部(110)を備え、前記予測部は、前記通信部で通信した物品の情報に基づいて行う行動を予測してもよい。
また、本発明の電子機器では、前記予測部は、情報検索の履歴に基づいて行動を予測してもよい。
また、本発明の電子機器では、前記取得部は、行動履歴のうち持ち物に関する履歴を取得してもよい。
また、本発明の電子機器では、購入に関する履歴を記憶する記憶部(118)を備え、前記提案部は、前記記憶部が記憶する前記購入に関する履歴を考慮して、提案を行ってもよい。
また、本発明の電子機器では、前記提案部は、ユーザに関する変化を考慮して、提案を行ってもよい。
また、本発明の電子機器では、購入に関する履歴を記憶する記憶部(118)を備え、前記取得部は、前記予測部で予測した行動に関する履歴として、前記持ち物に関する履歴を前記購入に関する履歴で補正した履歴を取得してもよい。
第1の実施形態に係る電子機器システムの構成を示すブロック図である。 持ち物リストDBのデータ構造の一例を示す図である。 図3(a)は、持ち物リストデータの一例を示す図、図3(b)は、購入物品リストデータの一例を示す図、図3(c)は、不使用物品リストデータの一例を示す図である。 装着装置の斜視図である。 図5(a)は、鞄用機器を備える鞄を側方から見た図であり、図5(b)は、鞄を上方から見た図である。 ユーザによる持ち物の準備を補助する処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 ユーザによる持ち物の準備を補助する処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 修正後の持ち物リストデータの一例を示す図である。 買い足した物品及び鞄から取り出されなかった物品の情報を記憶する処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザによる持ち物の準備を補助する処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 ユーザによる持ち物の準備を補助する処理の一例を示すフローチャート(その2)である。
《第1の実施形態》
以下、第1の実施形態に係る電子機器システムについて、図1〜図9に基づいて、詳細に説明する。図1には、第1の実施形態に係る電子機器システム1000の構成がブロック図にて示されている。
電子機器システム1000は、図1に示すように、携帯機器10と、装着装置20と、物品用機器30と、鞄用機器40と、撮影装置50と、を備える(利用する)。携帯機器10と撮影装置50とは、インターネットなどのネットワーク60に接続されている。本実施形態の電子機器システム1000は、ユーザが外出に向けて持ち物の準備をする場合に、ユーザの負担の軽減を図るために準備の補助を行うシステムである。
(携帯機器10)
携帯機器10は、ユーザにより携帯された状態で利用される情報機器である。携帯機器10としては、携帯電話、スマートフォン、タブレット型パソコン、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)などを採用することができる。本実施形態では、携帯機器10は、スマートフォンであるものとする。携帯機器10は、電話機能やメール機能、インターネットなどに接続するための通信機能、及びプログラムを実行するためのデータ処理機能などを有する。
携帯機器10は、図1に示すように、表示部102と、操作部104と、位置検出部106と、計時部108と、第1通信部110と、第2通信部112と、電子決済機能部114と、温度検出部116と、撮像部117と、記憶部118と、制御部120と、を備える。
表示部102は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)であり、画像や、各種情報、及びタッチ操作ボタンなどの操作入力用画像などを表示する。
操作部104は、タッチパネルとスイッチを備える。タッチパネルは、ユーザが触れたことに応じて情報入力を受け付け、受け付けた操作情報を制御部120に送信する。タッチパネルは、例えば表示部102上又は表示部102内に組み込まれている。したがって、タッチパネルは、ユーザが表示部102の表面をタッチすることに応じて、種々の情報入力を受け付ける。スイッチは、ユーザから携帯機器10に対する操作を受け付ける操作部材であり、受け付けた操作情報を制御部120に送信する。
位置検出部106は、例えばGPS(Global Positioning System)センサを有しており、携帯機器10の位置を検出し、位置情報(例えば緯度、経度)を制御部120に送信する。なお、位置検出部106は、例えば、複数のWi−Fi基地局との通信状態から位置を検出してもよいし、その他の方法により位置を検出してもよい。
計時部108は、例えばタイマーを有しており、時間の計測を行い、その結果を制御部120に送信する。
第1通信部110は、他の機器(例えば装着装置20、物品用機器30、鞄用機器40)と近距離無線通信(例えばNFC(Near Field Communication))を行う。第1通信部110が行う通信は、例えばBluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、TransferJet(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)などである。
第2通信部112は、ネットワーク60に接続された他の機器(例えば撮影装置50)と無線通信(例えば携帯電話回線や無線LAN(Local Area Network)などを用いた通信)を行う。
電子決済機能部114は、ネットワーク60を介して電子データをやりとりすることで、商品などの代金の支払い処理を行う。電子決済機能部114は、例えば電子マネーなどによって、商品などの代金の支払い処理を行う。電子決済機能部114による代金の支払い処理によって購入された物品の情報は記憶部118に記憶される。
温度検出部116は、例えば温度センサを有しており、携帯機器10の周囲の温度などを検出し、温度情報を制御部120に送信する。
撮像部117は、レンズ、撮像素子、画像処理部などを備え、静止画や動画などの画像を撮影するものである。
記憶部118は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリであり、例えば外出目的(外出先)ごとに持ち物に関するデータが関連付けられた情報などを記憶する。ここで、図2に基づいて、記憶部118に記憶された情報(持ち物リストDB12)の一例について説明する。
図2には、持ち物リストDB12のデータ構造の一例が示されている。図2に示すように、持ち物リストDB12は、外出目的(外出先)、持ち物リスト、購入物品リスト、及び不使用物品リストなどのフィールドを有している。外出目的(外出先)のフィールドには、釣りや、スポーツジム、海外旅行などの外出の目的や外出先の情報が格納される。持ち物リストのフィールドには、外出目的(外出先)に対応する持ち物リストのデータが格納される。購入物品リストのフィールドには、過去に持ち物リストを利用して物品の準備をした場合において、外出先で買い足した物品のリストのデータが格納される。不使用物品リストのフィールドには、過去に持ち物リストを利用して物品の準備をした場合において、鞄から取り出されなかった物品のリストのデータが格納される。なお、図2においては、各種リストがPDF形式のデータである場合について示されているが、各種リストはCSV形式などのデータであってもよい。
図3(a)は、持ち物リストデータの一例を示す図、図3(b)は、購入物品リストデータの一例を示す図、図3(c)は、不使用物品リストデータの一例を示す図である。なお、図3(a)から図3(c)のリストは、外出目的(外出先)“釣り”に対応するリストである。図3(a)に示すように、持ち物リスト14は、物品名及びチェック欄などのフィールドを有している。物品名のフィールドには、所持すべき物品(すなわち、準備すべき物品)の名称(例えば釣竿など)が格納される。チェック欄のフィールドは、物品の準備完了を受けてチェックが付される。図3(b)に示すように、購入物品リスト16には、釣りに出かけたユーザが外出先において購入した物品(例えばペットボトル飲料など)の情報が格納されている。図3(c)に示すように、不使用物品リスト18には、釣りに出かけたユーザが持って行ったにも関わらず、使用しなかった物品(例えばトレーナーなど)の情報が格納されている。
制御部120は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを備える。制御部120は、CPUがROMなどに格納されているプログラムを実行することにより、携帯機器10全体を制御する。制御部120が実行する処理の詳細については後述する。
(装着装置20)
装着装置20は、ユーザが身体(顔)に装着する眼鏡型の端末である。装着装置20は、図1に示すように、撮像部202と、表示部204と、操作部206と、生体情報検出部208と、記憶部210と、通信部212と、制御部214と、を備える。図4には、装着装置20が斜視図にて示されている。図4に示すように、装着装置20は、眼鏡型のフレーム230を備える。なお、図1において図示され、図4において図示されていない装着装置20の構成は、フレーム230の内部や、フレーム230の一部に設けられているものとする。
撮像部202は、レンズ、撮像素子、画像処理部などを備え、静止画や動画などの画像を撮影するものである。撮像部202は、図4に示すように、フレーム230の端部近傍(例えばユーザの右目近傍)に設けられている。このため、ユーザが装着装置20を装着した状態では、ユーザが向いている(見ている)方向の画像を撮影することができる。
表示部204は、フレーム230の内部又はフレーム230の近傍に設けられたプロジェクタと、プロジェクタからの投影像をユーザの目に導くためのプリズムと、を有する。表示部204は、制御部214の指示の下、各種情報を表示する。装着装置20を装着したユーザは、表示部204が投影した情報を視認できると共に、外界像をシースルーで視認できるようになっている。なお、図4に示す表示部204は一例であって、大きさやデザインは適宜変更することができる。
操作部206は、フレーム230に設けられたタッチパッドであり、ユーザの指の動きを検知して、ユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作情報を制御部214に送信する。
なお、装着装置20の構成においては、表示部204と操作部206を省略してもよい。
生体情報検出部208は、例えば心拍、呼吸、体動、血圧、体温などの生体情報を検出する生体センサを有しており、検出した生体情報を制御部214に送信する。
記憶部210は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリであり、撮像部202が撮影した画像データや、生体情報検出部208が検出した生体情報などを記憶する。
通信部212は、他の機器(例えば携帯機器10)と近距離無線通信(例えばNFC)を行う。通信部212が行う通信は、例えばBluetooth(登録商標)、RFID、TransferJet(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)などである。
制御部214は、CPU、RAM、ROMなどを備える。制御部214は、CPUがROMなどに格納されているプログラムを実行することにより、装着装置20全体を制御する。
(物品用機器30)
物品用機器30は、物品に外付けされた、又は物品に内蔵された機器である。物品用機器30は、図1に示すように、通信部302と、記憶部304と、制御部306と、を備える。
通信部302は、他の機器(例えば携帯機器10、鞄用機器40)と近距離無線通信(例えばNFC)を行う。通信部302が行う通信は、例えばBluetooth(登録商標)、RFID、TransferJet(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)などである。
記憶部304は、物品用機器30に内蔵された不揮発性の半導体メモリや、物品用機器30に着脱可能なSDカードなどである。記憶部304は、物品用機器30が取り付けられた物品に関する情報を記憶する。例えば、物品用機器30がトレーナーやズボンなどの衣類に取り付けられている場合には、記憶部304には当該衣類の情報が記憶され、物品用機器30が釣りの道具(釣竿など)に取り付けられている場合には、記憶部304には当該釣りの道具の情報が記憶される。
制御部306は、CPUなどを備え、物品用機器30全体を制御する。
(鞄用機器40)
鞄用機器40は、物品を収納する鞄に取り付けられた機器である。鞄用機器40は、図1に示すように、通信部402と、記憶部404と、制御部406と、を備える。
通信部402は、他の機器(例えば携帯機器10、物品用機器30)と近距離無線通信(例えばNFC)を行う。通信部402が行う通信は、例えばBluetooth(登録商標)、RFID、TransferJet(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)などである。
記憶部404は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリであり、通信部402で受信したデータなどを記憶する。
制御部406は、CPU、RAM、ROMなどを備える。制御部406は、CPUがROMなどに格納されているプログラムを実行することにより、鞄用機器40全体を制御する。
ここで、物品用機器30と鞄用機器40との間の通信について説明する。図5(a)は、鞄用機器40を備える鞄420を側方から見た図であり、図5(b)は、鞄420を上方から見た図である。図5(a)及び図5(b)に示すように、鞄420は、物品を収納する空間を形成する鞄本体422と、鞄本体422の上部に設けられた取っ手424と、を有する。鞄本体422の一部(上側)には、ユーザによる鞄本体422の内部(収納空間)へのアクセスを可能にするための開口426が形成されている。したがって、ユーザは、開口426を介して鞄本体422内に物品を収納したり、鞄本体422内から物品を取り出したりすることができる。
開口426の近傍には、鞄用機器40の通信部402が設けられている。通信部402は、物品用機器30が設けられた物品が開口426を通過する際に、物品用機器30の通信部302との間で通信する。すなわち、通信部402は、物品が鞄本体422内に収納される又は取り出される際に、通信部302との間で通信する。
物品用機器30(通信部302)と鞄用機器40(通信部402)との間の通信によって、鞄用機器40は、鞄に収納された物品又は鞄から取り出された物品の情報を取得することができる。なお、鞄用機器40は、取得した物品の情報を、通信部402、第1通信部110を介して、携帯機器10の制御部120に送信する。
(撮影装置50)
撮影装置50は、例えば屋外の各所に設置されたライブカメラである。撮影装置50は、図1に示すように、撮像部502と、通信部504と、制御部506と、を備える。
撮像部502は、レンズ、撮像素子、画像処理部などを備え、静止画や動画などの画像を撮影するものである。撮像部502は、撮影装置50の周囲の画像を撮影する。したがって、撮影装置50が設置された場所における天候状況などが、撮像部502によって撮影される。
通信部504は、ネットワーク60に接続された他の機器(例えば携帯機器10)と無線通信(例えば携帯電話回線や無線LANなどを用いた通信)を行う。
制御部506は、CPUなどを備え、撮影装置50全体を制御する。制御部506は、携帯機器10からの要求があった場合に、通信部504を制御して、例えば撮像部502で撮影された画像を携帯機器10に送信する制御を行う。なお、撮影装置50は、設置された場所の気温や湿度、明るさ等を検出するセンサを有していてもよく、制御部506は、画像とともに、センサにより検出された情報を携帯機器10に送信するようにしてもよい。
(持ち物準備補助処理)
次に、ユーザによる持ち物の準備を補助する処理について、図6及び図7のフローチャートに沿って説明する。図6及び図7の処理は、携帯機器10の制御部120によって実行される。なお、本処理の前提として、携帯機器10には、持ち物の準備を補助するためのアプリ(持ち物補助アプリ)がインストールされているものとする。また、ユーザは、携帯機器10を携帯し且つ装着装置20を装着しているものとする。また、携帯機器10の記憶部118には、一例として図3(a)の持ち物リスト(釣り)、図3(b)の購入物品リスト(釣り)、図3(c)の不使用物品リスト(釣り)のような、外出目的(外出先)に対応した各種リストが格納されているものとする。なお、図3(a)の持ち物リスト(釣り)は、前回ユーザが釣りに行ったときに記憶部118に最終的に記憶されたリストであり、図3(b)の購入物品リスト(釣り)は、前回ユーザが釣りに行ったときに購入した物品の情報を格納するリストであり、図3(c)の不使用物品リスト(釣り)は、前回ユーザが釣りに行ったときに持って行ったが使用しなかった物品の情報を格納するリストである。なお、図3(b)及び図3(c)のリストの作成、記憶処理については、後述する(図9参照)。
図6の処理では、まず、ステップS10において、携帯機器10の制御部120は、持ち物補助アプリが起動されるまで待機する。この場合、ユーザの操作(例えば、ユーザによる操作部104への入力、又はマイク(不図示)への所定の音声入力)に応じて制御部120が持ち物補助アプリを起動した段階で、ステップS12に移行する。なお、制御部120は、装着装置20の撮像部202で撮影された画像に所定の物品(例えば鞄420)が含まれていたという情報を装着装置20から受信した場合に、持ち物補助アプリを起動するようにしてもよい。
ステップS12に移行すると、制御部120は、携帯機器10を携帯し且つ装着装置20を装着するユーザが行った行動から、当該ユーザがこれから行う行動を予測する。
例えば、装着装置20の制御部214は、ユーザが所定の物品を手にした画像を撮像部117又は撮像部202で撮影した場合に、その情報を携帯機器10の制御部120に送信するものとする。この場合、制御部120は、ユーザが手にした物品が何であるかに基づいて、ユーザがこれから行う行動を予測する。例えば、ユーザがサッカーボールを手にした場合には、制御部120は、ユーザがこれからサッカーをしに行くと予測する。また、ユーザが釣竿を手にしている場合には、制御部120は、ユーザが釣りをしに行くと予測する。
また、例えば、ユーザが手にした物品に物品用機器30が取り付けられており、物品用機器30と携帯機器10(又は装着装置20)との間の近接通信により、ユーザが手にした物品を検出できるような場合には、制御部120は、検出結果に基づいてユーザがこれから行う行動を予測する。
また、制御部120は、ユーザが携帯機器10において管理しているスケジュール表の内容や、携帯機器10を利用してユーザが送受信したメールの内容、ユーザが行ったインターネット検索の履歴などから、ユーザがこれから行う行動を予測することもできる。また、制御部120は、位置検出部106を用いて取得されたユーザの行動履歴情報から“毎週水曜日の夕方はスポーツジムに行く”という情報や、ユーザが電子決済機能部114を用いて購入した物品情報(例えば、ツアーへの申し込みなど)から“明日から4泊5日で海外旅行に行く”という情報などが取得できるような場合には、取得した情報からユーザの行動を予測することもできる。
なお、ユーザのどの行動に基づいてユーザがこれから行う行動を制御部120が予測するかは、持ち物補助アプリが起動された段階でユーザによって選択されるようにしてもよいし、予め設定されていてもよい。また、上述した予想方法を複数組み合わせて、ユーザの行動を予測するようにしてもよい。
制御部120は、ステップS12の後、ステップS14において、予測した行動に対応する外出目的(外出先)が、記憶部118に記憶されている持ち物リストDB12にあるか否かを判断する。例えば、制御部120は、“ユーザは釣りに行く”と予測した場合に、持ち物リストDB12の外出目的(外出先)に“釣り”があるか否かを判断する。
予測した行動に対応する外出目的(外出先)がある場合は、ステップS14の判断は肯定され、制御部120は、ステップS16に移行する。ステップS16に移行すると、制御部120は、予測した行動に対応する外出目的(外出先)に関連付けられた持ち物リストのデータを取得する。例えば、制御部120は、記憶部118から図3(a)に示すような持ち物リスト(釣り)のデータを取得する。
次いで、ステップS18では、制御部120は、取得した持ち物リストを利用した過去(前回)において、持ち物に過不足があったか否かを判断する。例えば、制御部120は、外出目的(外出先)に対応する購入物品リスト(図3(b))や不使用物品リスト(図3(c))を記憶部118から取得し、外出先で買い足した物品や、鞄から取り出さなかった物品があったか否かを判断する。ステップS18の判断が肯定された場合、すなわち持ち物の過不足があった場合には、制御部120は、ステップS20に移行する。ステップS20では、制御部120は、買い足した物品(図3(b)の購入物品リストに掲載されている物品)を持ち物リストに追加するとともに、鞄から取り出されなかった物品(図3(c)の不使用物品リストに掲載されている物品)を持ち物リストから削除することで、持ち物リストを修正する。その後、制御部120は、図7のステップS24に移行する。一方、持ち物の過不足がなかった場合(ステップS18:No)は、制御部120は、持ち物リストの修正をせずに、図7のステップS24に移行する。
一方、ステップS12で予測した行動に対応する外出目的(外出先)が持ち物リストDB12になかった場合には、ステップS14の判断は否定されて、制御部120は、ステップS22に移行する。ステップS22では、制御部120は、予測した行動に対応する持ち物リストのテンプレート(標準リスト)を外部から取得する。この際、制御部120は、ネットワーク60を用いるなどして、インターネットのサイト等から持ち物リストのテンプレートを取得するようにすればよい。この場合、例えばステップS12においてユーザの行動予測に利用したメールに“初めての○○”という文言や、電子決済機能部114を用いて購入した物品が“○○入門”との本であるような場合には、制御部120は、ネットワーク60を用いて、「初めての○○の持ち物リスト」などの初心者用のリストを取得するようにしてもよい。その後、制御部120は、図7のステップS24に移行する。
ステップS24に移行すると、制御部120は、気象状況(例えば天候や災害など)や、道路状況(例えば通行止めなど)、ユーザに関する変化(例えば体温の変化や出産などによる生活環境の変化)などから、持ち物リストの修正が必要か否かを判断する。制御部120は、ネットワーク60を介して、気象状況や道路状況の情報を得ることができる。また、制御部120は、目的地に設置された撮影装置50で撮影された画像を取得することで、画像からリアルタイムの気象状況の情報を得ることもできる。また、制御部120は、装着装置20の生体情報検出部208で検出されたユーザの体温などや、記憶部118に記憶されたデータ(出産(子供)に関する記録など)などを取得することで、ユーザに関する変化の情報を得ることができる。
制御部120は、持ち物リストの修正が必要と判断した場合(ステップS24:Yes)は、ステップS26に移行して、持ち物リストを修正する。例えば、制御部120は、目的地において雨が降るとの情報を得た場合には持ち物リストに傘などの雨具を追加する修正を行ったり、降水確率が0%であるという情報を得た場合には、傘などの雨具を削除する修正を行ったりする。また、制御部120は、ユーザの体温が高めとの情報を得た場合には持ち物リストに風邪薬やマスク、上着等を追加する修正を行う。一方、持ち物リストの修正が不要と判断した場合(ステップS24:No)は、制御部120は、ステップS28に移行する。
図8には、図3(a)の持ち物リストを、図3(b)の購入物品リスト、図3(c)の不使用物品リスト、及び降水確率が0%であるとの情報に基づいて修正した場合の例が示されている。図8の持ち物リストにおいては、図3(a)の持ち物リストに対して、ペットボトル飲料とタオルが追加され、トレーナーと雨具が削除されている。
図7に戻り、ステップS28に移行すると、制御部120は、修正後の持ち物リストを表示部102に表示する。これにより、ユーザは表示部102を見ながら持ち物の準備をすることができる。次いで、ステップS30では、制御部120は、鞄420に収納された物品の情報を鞄用機器40から受信したか否かを判断する。図5(a)及び図5(b)を用いて説明したように、鞄用機器40は、鞄本体422内に物品が収納される際に、物品用機器30と通信を行うことで、鞄に収納される物品の情報を取得することができる。したがって、鞄用機器40は、物品用機器30から物品の情報を取得した段階で、当該物品情報を携帯機器10に送信する。
制御部120は、物品情報を取得した場合(ステップS30:Yes)、ステップS32に移行する。ステップS32では、制御部120は、持ち物リストと取得した物品情報とを比較して、取得した物品情報に対応する持ち物リストのチェック欄に準備済みであることを示すチェックを入れて、表示部102に表示する。これにより、制御部120は、忘れ物があるかないかをユーザに対して報知することができる。なお、ユーザが物品を鞄420に収納した後に鞄420から取り出すような場合もある。このような場合には、制御部120は、同一の物品の情報を偶数回受信することになるので、同一の物品の情報を偶数回受信した場合には、制御部120は、チェック欄にチェックが入っている物品のチェック欄のチェックを外すようにすればよい。
次いで、ステップS34では、制御部120は、持ち物リストの全ての物品のチェック欄がチェックされているか否かを判断する。少なくとも1つのチェック欄がチェックされていない場合は、ステップS34の判断は否定され、制御部120は、ステップS36に移行する。また、物品情報を取得していない場合(ステップS30:No)にも、制御部120は、ステップS36に移行する。
ステップS36では、制御部120は、ユーザの操作(例えば、ユーザによる操作部104への入力、又はマイク(不図示)への所定の音声入力)に応じて、準備完了の情報が入力されたか否かを判断する。例えば、制御部120は、表示部102に“準備完了”とのタッチパネルを表示し、ユーザが当該タッチパネルに触れたか否かによって、準備完了の情報が入力されたか否かを判断する。準備完了の情報が入力されていない場合は、制御部120は、ステップS30に戻る。
全てのチェック欄がチェックされた場合(ステップS34:Yes)又は準備完了の情報が入力された場合(ステップS36:Yes)、制御部120は、ステップS38に移行する。ステップS38では、制御部120は、表示部102に表示した持ち物リストを記憶部118に記憶する。この際、制御部120は、「準備完了」の情報が入力された場合(ステップS36:Yes)では、準備されなかった物品を削除した上で、持ち物リストを記憶部118に記憶する。これにより、最新の実績に基づいた持ち物リストが持ち物リストDB12に記憶されるようになる。なお、制御部120は、計時部108を用いて、持ち物リストが表示部102に表示されてから所定時間(タイムアウトを示す時間であり、例えば30分)が経過したか否かを判断し、所定時間が経過した場合に、ステップS38に移行するようにしてもよい。
次に、買い足した物品及び収納体から取り出されなかった物品の情報を記憶する処理について、図9のフローチャートに沿って説明する。図9の処理は、携帯機器10の制御部120によって実行される。
図9の処理では、まず、ステップS50において、携帯機器10の制御部120は、持ち物リストを利用して物品を準備した外出の日時になるまで待機する。制御部120は、携帯機器10に内蔵されたカレンダー機能を用いて、外出日時になったか否かを判断する。制御部120は、外出日時になった段階でステップS52に移行する。なお、制御部120は、外出日時が不明な場合には、ステップS50を省略してもよい。ステップS52に移行すると、制御部120は、位置検出部106で検出された位置情報を用いて、ユーザが自宅を出発するまで待機する。制御部120は、ユーザが予め登録されている自宅の位置から移動を開始した段階でステップS54に移行する。
ステップS54に移行すると、制御部120は、電子決済機能部114を用いて購入した物品があるか否かを判断する。購入した物品がある場合は、ステップS54の判断は肯定され、制御部120は、ステップS56に移行して、購入した物品の情報を記憶部118に記憶する。その後、制御部120は、ステップS58に移行する。一方、購入した物品がない場合は(ステップS54:No)、制御部120は、ステップS58に移行する。
ステップS58では、制御部120は、鞄420から取り出された物品の情報を鞄用機器40から受信したか否かを判断する。図5(a)及び図5(b)を用いて説明したように、鞄用機器40は、鞄本体422内の空間から物品が取り出される際に、物品用機器30と通信を行うことで、鞄から取り出された物品の情報を取得することができる。鞄用機器40は、物品用機器30から物品情報を取得した段階で、当該物品情報を携帯機器10に送信する。なお、鞄420から物品を取り出したものの、所定時間のうちに鞄420に戻された場合には、当該物品を使用していない(取り出していない)と見做してもよい。なお、所定時間とは、物品の性質を考慮して定められる時間であり、1回の使用時間が短い物品と1回の使用時間が長い物品とでは長さが異なるものとする。
物品情報を取得した場合は、ステップS58の判断は肯定され、制御部120は、ステップS60に移行し、取得した物品情報を記憶部118に記憶する。その後、制御部120は、ステップS62に移行する。物品情報を取得していない場合(ステップS58:No)は、制御部120は、ステップS62に移行する。
なお、購入した物品を鞄420に収納する場合や、鞄420から取り出した物品を再度収納体に収納する場合にも、物品情報が鞄用機器40から携帯機器10に送信される。このような場合であっても、購入した物品情報及び/又は鞄から取り出された物品情報は、既に記憶部118に記憶されていることから、制御部120は、既に記憶されている物品情報と同じ物品情報を受信した場合には、当該物品情報を記憶しないようにすればよい。
なお、制御部120は、鞄から取り出された物品を、鞄用機器40から受信した物品情報に基づいて判断する代わりに、装着装置20の撮像部202で撮影された画像から、鞄から取り出された物品を判断するようにしてもよい。
ステップS62では、制御部120は、位置検出部106で検出された位置情報を用いて、ユーザが自宅に戻ったか否かを判断する。自宅に戻った場合は、ステップS62の判断は肯定され、制御部120は、ステップS64に移行する。ステップS64では、購入した物品の情報と取得した物品の情報(鞄420から取り出された物品の情報)に基づいて、外出先で購入した物品の情報と鞄420から取り出されなかった物品の情報とを外出目的(外出先)に対応付けて、購入物品リスト及び不使用物品リストとして、記憶部118に記憶する。一方、自宅に戻っていない場合(ステップS62:No)は、制御部120は、ステップS54に戻る。
以上詳細に説明したように、本第1の実施形態によれば、携帯機器10の制御部120は、ユーザがこれから行う行動を予測し(S12)、予測した行動に関する持ち物リストを取得する(S16〜S26)。そして、制御部120は、予測したユーザの行動と取得した持ち物リストとに基づいて、ユーザに持ち物が準備済みであることを報知する(S32)。これにより、ユーザは、持ち物リストの選択や、持ち物の準備が済んだか否かのチェックを行わずに済むため、ユーザの負担を軽減することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、予測したユーザがこれから行う行動と、予測後に行われたユーザが鞄に収納した物品の情報と、を比較し(S32)、その比較結果に基づいて持ち物リストのチェック欄にチェックを入れることで、ユーザに持ち物が準備済みであることを報知する(S32)。これにより、持ち物の準備が済んだか否かを精度良く判断することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、ユーザが手にした物品を撮影する撮像部117又は撮像部202からの画像情報(物品情報)に基づいて、ユーザがこれから行う行動を予測することができるので、簡易な方法によってユーザのこれからの行動を予測することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、ユーザが手にした物品との通信によって受信した物品の情報に基づいて、ユーザがこれから行う行動を予測することができるので、ユーザのこれからの行動をより的確に予測することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、ユーザが行った検索履歴(例えばインターネット検索履歴)に基づいて、ユーザがこれから行う行動を予測することができるので、ユーザのこれからの行動をより詳細に予測することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、予測した行動に関する持ち物リストを検出する。これにより、ユーザに対して持ち物の準備を補助することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、予測した行動に関する持ち物リストとして、記憶部118に記憶されているユーザの購入物品情報で修正した持ち物リストを利用するので、過去の購入実績に基づいた持ち物リストを得ることができる。
また、本第1の実施形態では、制御部120は、予測した行動に関する持ち物リストとして、ユーザに関する変化(例えば体調変化や、出産などの生活環境変化など)に基づいて修正した持ち物リストを利用するので、ユーザのその時々の状況に適した持ち物リストを得ることができる。
なお、上記第1の実施形態において、制御部120は、操作部104によって入力された物品の情報からユーザがこれから行う行動を予測してもよい。
なお、上記第1の実施形態では、制御部120は、鞄用機器40から受信した物品情報に基づいて、鞄420に収納された物品を特定して、持ち物リストのチェック欄にチェックする場合を例に示したが、これに限られない。例えば、制御部120は、鞄420の中にある物品の画像情報を装着装置20の撮像部202から受信し、当該画像情報に基づいて、鞄420に収納された物品を特定して、持ち物リストのチェック欄をチェックすることとしてもよい。また、制御部120は、ユーザが携帯機器10を鞄420に近づけ、物品用機器30から鞄用機器40を介さずに直接物品情報を取得することで、鞄420に収納された物品を特定して、持ち物リストのチェック欄をチェックすることとしてもよい。
なお、上記第1の実施形態においては、制御部120は、温度検出部116が検出した温度と、ネットワーク60を介して取得した外出先の温度と、を比較し、その比較結果に基づいて、持ち物リストを修正するようにしてもよい。例えば、制御部120は、外出先の温度が温度検出部116で検出された温度よりも所定温度以上低い場合に、持ち物リストに衣服やブランケットなどを追加する修正をしてもよい。また、制御部120は、温度検出部116が検出した温度と、そのときのユーザの行動(例えば、15℃のときにユーザはブランケットを使用していたなど)と、を関連付けた情報を記憶部118に予め記憶するようにしてもよい。そして、制御部120は、ネットワーク60を介して取得した外出先の温度と、記憶部118に記憶されている上記情報と、に基づいて、持ち物リストを修正するようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態において、ユーザが自宅に保有する物品の情報が記憶部118に予め記憶されているような場合には、制御部120は、当該物品情報を考慮して、持ち物リストを修正するようにしてもよい。この場合、制御部120は、ユーザの操作に応じて物品情報を記憶部118に予め記憶するようにしてもよいし、装着装置20の撮像部202から受信した画像情報に基づいて物品情報を記憶部118に予め記憶するようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態において、鞄420内に複数の収納領域(ポケットなど)がある場合には、複数の収納領域ごとに通信部402を設けてもよい。これにより、制御部120は、どの収納領域にどの物体が収納されたかのリストを記憶部118に記憶しておくことができるため、ユーザの求めに応じて、当該リストを提供することにより、ユーザは、鞄420内に入れた物品を見つけ出し易くなる。
なお、上記第1の実施形態において、持ち物リストに記載される物品に予め優先順位が付けられている場合には、制御部120は、ユーザからの要求などに応じて、優先順位を考慮して持ち物リストの物品の追加や削除をするようにしてもよい。例えば、ユーザから持ち物の重さの指定があった場合には、制御部120は、優先順位を考慮して持ち物リストに記載する物品を追加・削除することで、持ち物の重さが指定された範囲内となるようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態において、制御部120は、過去に外出先で買い足した物品などのように、外出先で購入したほうがよい物品に対しては、持ち物リストにその旨を記載するようにしてもよいし、外出した後に表示部102に表示するようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態において、複数のユーザ(例えば、第1〜第3ユーザ)それぞれが携帯機器10を備え、各ユーザの携帯機器10の制御部120が、共通の持ち物リストを表示部102に表示するようにしてもよい。そして、第1ユーザが物品を収納体に収納することで、第1ユーザの携帯機器10の制御部120が当該物品について持ち物リストのチェック欄にチェックを入れた場合に、当該制御部120は、第2、3ユーザの携帯機器10の制御部120にチェック済みの情報を送信するようにしてもよい。第2、3ユーザの携帯機器10の制御部120は、受信したチェック済みの情報に基づいて、持ち物リストのチェック欄にチェックを入れるようにしてもよい。これにより、複数のユーザ間で持ち物の情報を共有することができる。
なお、上記第1の実施形態では、制御部120は、ユーザが外出する際に所持する物品のリストである持ち物リストを検出する場合を例に示したが、ユーザが外出をする際に自宅で行うべき点検事項(例えば家電製品の電源OFFなど)に関する点検リストを検出する場合など、その他の場合でもよい。点検リストを検出する場合、制御部120は、ユーザが家電の電源をOFFした際に、当該家電から電源OFFの情報を受信することで、点検リストのチェック欄をチェックするようにしてもよい。また、制御部120は、予測した行動の期間(例えば、4日間留守にするなど)に応じて、点検リストを変更する(例えば、長期間留守にする場合は、点検リストに新聞を止める項目を追加するなど)ようにしてもよい。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態に係る電子機器システムについて、図10、図11に基づいて、詳細に説明する。第2の実施形態に係る電子機器システムの構成は、第1の実施形態に係る電子機器システムの図1と同一又は同等であるため説明を省略する。なお、第1の実施形態では、持ち物の過不足情報や気象状況などに基づいて修正した持ち物リストを表示部102に表示する場合であったが、本第2の実施形態は、修正をしていない持ち物リストを表示部102に表示し、持ち物の不足情報や気象状況などに基づいて、準備物品に対して不足している物品の情報を報知するものである。
(持ち物準備補助処理)
以下、本第2の実施形態における、ユーザによる持ち物の準備を補助する処理について、図10及び図11のフローチャートに沿って説明する。図10及び図11の処理は、携帯機器10の制御部120によって実行される。
図10の処理では、制御部120は、ステップS70からS78において、第1の実施形態の図6におけるステップS10からS16及びS22と同じ処理を行う。ステップS80では、制御部120は、ステップS76又はステップS78で取得した持ち物リストを表示部102に表示する。
ステップS80の後は、制御部120は、図11のステップS82に移行する。制御部120は、ステップS82からS88において、第1の実施形態の図7におけるステップS30からS36と同じ処理を行う。
その後、ステップS90において、制御部120は、持ち物リストのチェック欄のチェック状況と、取得した持ち物リストを利用した過去(前回)において持ち物に不足があったことの情報や、気象状況、道路状況、ユーザに関する変化とを考慮して、準備した持ち物に不足があるか否かを判断する。持ち物の不足情報などは、第1の実施形態で説明したように、記憶部118に記憶されていたり、ネットワーク60を利用して取得されたり、装着装置20から受信したりすることで得られる。
例えば、過去に外出先で買い足した物品が準備されていない場合には、制御部120は、持ち物に不足があると判断する。例えば、制御部120は、雨が降るとの情報を得た場合に雨具が準備されていない場合や、ユーザの体温が高めであるとの情報を得た場合に風邪薬などが準備されていないような場合には、持ち物に不足があると判断する。
持ち物に不足があると判断した場合(ステップS90:Yes)、制御部120は、ステップS92に移行し、不足の物品の情報を、表示部102に表示したり、不図示のスピーカーから出力したりすることで、ユーザに報知する。その後、制御部120は、ステップS94に移行する。一方、持ち物の不足がない場合(ステップS90:No)には、制御部120は、報知を行わずに、ステップS94に移行する。ステップS94では、制御部120は、持ち物リストを記憶部118に記憶する。この際、制御部120は、ステップS92による報知によってユーザが追加した物品があり、当該物品が持ち物リストに記載されていない場合には、当該物品を持ち物リストに追加する修正をし、報知によっても追加していない物品が持ち物リストに記載されている場合には当該物品を削除する修正をした上で、持ち物リストを記憶部118に記憶する。ステップS92による報知が行われていない場合(ステップS90:No)には、制御部120は、持ち物リストに修正を加えずに、記憶部118に記憶する。これにより、最新の実績に基づいた持ち物リストが持ち物リストDB12に記憶されるようになる。
以上詳細に説明したように、本第2の実施形態によれば、携帯機器10の制御部120は、予測した行動に関する持ち物リストとユーザが鞄に収納した物品の情報との比較結果と、記憶部118に記憶されているユーザの購入物品情報と、を考慮して、ユーザに持ち物の不足に関する情報の報知を行う(S90、S92)。これにより、過去の購入実績に基づいた持ち物の不足情報をユーザに報知することができる。
また、本第2の実施形態では、制御部120は、ユーザに関する変化(例えば体調変化や、出産などの生活環境変化など)を考慮して、ユーザに持ち物の不足に関する情報の報知を行うので、ユーザのその時々の状況に適した持ち物の不足情報をユーザに報知することができる。
なお、上記第2の実施形態では、過去において足りなかった物品の情報(すなわち、外出先で購入した物品情報)や気象状況などを考慮して、準備できていない物品の情報を報知する場合を例に示したが、過去において持って行ったが使用しなかった物品の情報や気象状況などを考慮して、準備済みの物品の中から不必要な物品の情報を報知してもよい。
なお、上記第1、第2の実施形態では、制御部120は、修正した持ち物リストを記憶部118に記憶する場合を例に示したが、このような処理を行わない場合でもよい。すなわち、図2の外出目的(外出先)に関連付けられた持ち物リストは変化させない場合でもよい。この場合でも、購入物品リスト及び不使用物品リストを更新することで、過去の実績に基づいた持ち物の過不足情報をユーザに報知することができる。
なお、上記第1、第2の実施形態では、物品が鞄に収納される場合を例に示したが、物品が鞄以外の収納体(例えばダンボールなど)に収納される場合でも良い。この場合、当該収納体には、鞄用機器40と同一又は同等の収納体用機器が備わる。
なお、上記第1、第2の実施形態における処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置(CPU)が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した各実施形態は本発明の好適な実施の例であり、適宜組み合わせることができる。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
10 携帯機器
12 持ち物リストDB
14 持ち物リストデータ
20 装着装置
30 物品用機器
40 鞄用機器
50 撮影装置
60 ネットワーク
102、204 表示部
104、206 操作部
106 位置検出部
108 計時部
110 第1通信部
112 第2通信部
114 電子決済機能部
116 温度検出部
118、210、304、404 記憶部
120、214、306、406、506 制御部
117、202、502 撮像部
208 生体情報検出部
212、302、402、504 通信部

Claims (10)

  1. 行動を予測する予測部と、
    前記予測部で予測した行動に関する行動履歴を取得する取得部と、
    前記予測部により予測された行動と、前記取得部により取得された行動履歴とに基づいて提案を行う提案部と、を備える電子機器。
  2. 前記予測部により予測された行動と、前記予測部による予測後に行われた行動とを比較する比較部を備え、
    前記提案部は、前記比較部の比較結果に基づいて提案を行う請求項1に記載の電子機器。
  3. 物品の情報が入力される入力部を備え、
    前記予測部は、前記入力部から入力された物品の情報から行動を予測する請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 撮像部を備え、
    前記予測部は、前記撮像部で撮像された物品の情報に基づいて行動を予測する請求項1または2に記載の電子機器
  5. 物品と通信する通信部を備え、
    前記予測部は、前記通信部で通信した物品の情報に基づいて行動を予測する請求項1または2に記載の電子機器。
  6. 前記予測部は、情報検索の履歴に基づいて行動を予測する請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記取得部は、行動履歴のうち持ち物に関する履歴を取得する請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 購入に関する履歴を記憶する記憶部を備え、
    前記提案部は、前記記憶部が記憶する前記購入に関する履歴を考慮して、提案を行う請求項1から7のいずれか一項記載の電子機器。
  9. 前記提案部は、ユーザに関する変化を考慮して、提案を行う請求項1から7のいずれか一項記載の電子機器。
  10. 購入に関する履歴を記憶する記憶部を備え、
    前記取得部は、前記予測部で予測した行動に関する履歴として、前記持ち物に関する履歴を前記購入に関する履歴で補正した履歴を取得する請求項7記載の電子機器。
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